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JP2006116110A - 自動進退歯ブラシ - Google Patents

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JP2006116110A
JP2006116110A JP2004307855A JP2004307855A JP2006116110A JP 2006116110 A JP2006116110 A JP 2006116110A JP 2004307855 A JP2004307855 A JP 2004307855A JP 2004307855 A JP2004307855 A JP 2004307855A JP 2006116110 A JP2006116110 A JP 2006116110A
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一郎 杉本
Kozo Anami
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    • A61C17/32Power-driven cleaning or polishing devices with brushes, cushions, cups, or the like reciprocating or oscillating
    • A61C17/34Power-driven cleaning or polishing devices with brushes, cushions, cups, or the like reciprocating or oscillating driven by electric motor
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Abstract

【課題】 剛毛束の進退を確保してしかも歯や歯ぐきの外側に働かせやくする。
【解決手段】 本体部2と、本体部2の一端側からその先へ延びた先端部に軸線11に対して交差する向きに剛毛束1を保持し、往復揺動して剛毛束1をその長さ方向に進退させる遥動部材3と、本体部2に設けられた駆動源4によって揺動部材3を往復揺動させる駆動手段5と、揺動部材3の背部側を他からガードするバックガード6とを備え、このバックガード6に揺動部材3の先端側を退入させる窓7を設けることにより、上記の目的を達成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は自動進退歯ブラシに関し、特に、剛毛が自動的に長手方向に進退する方式の自動進退歯ブラシに関するものである。
歯肉炎や歯周炎などの疾患の治療、歯の保存、歯の疾患予防などの研究が行われるなか、バス法、フロッシング法、それらを複合した方法、手などによるマッサージ法、などが盛んに研究され、臨床実験されている。口腔衛生学会雑誌Journal of Dental Health 47,158〜163(1977)には、刷掃により歯肉炎、歯周炎の予防、治療が可能なこと。それは、刷掃により歯垢細菌が取り除けることと、歯肉が機械的にマッサージされ、歯肉上皮の角化が促進し、歯肉の抵抗性が高まることの2つの効果に起因するといわれている点が報告されている。また、歯周病患者に対する刷掃法としてバス法が広く採用されているが、歯垢を除去しにくい歯間部の清掃のための補助刷掃具としてデンタルフロスが用いられている。これに対し「つまようじ法」という独自の刷掃法を開発し、これをバス法およびフロッシング法を併用した場合と、歯周炎に対する効果、なかでもマッサージ効果について比較したところ、つまようじ法の方がバス法およびフロッシング法併用の場合よりも臨床的、細胞学的に優れている。といった点が発表されている。
いずれにしても、歯の刷掃は、治療行為としては毎回長い時間繰り返し行う必要があるなど、なかなか疲れる作業である。中でも、「つまようじ法」は広いブラシ面を歯の並びに当てがって全体を押し付けていき、ブラシ面を構成している毛のそれぞれが歯面に当たって押し曲げられながら歯間に一斉に入り込むようにする作業を、ピストン運動により繰り返し行うので、強い力が要る難しい作業である。
一方、ブラシまたは剛毛束を用いて剛毛の長手方向に進退させる自動進退歯ブラシが知られている(例えば、特許文献1〜3参照。)。このような歯ブラシは剛毛が自動的に長手方向に進退するので、歯間はもとより各歯の根元まわりの歯肉溝をも剛毛束がよく進入して突っつき細部に亘って歯垢や異物を除去したりマッサージすることができ、「つまようじ法」を簡易に実現できる。
特公昭60−26535号公報 特開平9−322823号公報 特開2003−265504号公報
しかし、剛毛束を長さ方向に進退させるには歯ブラシの先端部でそれと交差する向きに剛毛束が位置し、しかも、それが進退するだけのスペースを必要とし、歯の内側からの作業には問題ないが、歯とそれへの密着習性を持った頬との間に歯ブラシの先端を挿入して剛毛束を長さ方向に進退させて働かせるには窮屈で作業しにくい。また、歯ブラシ側からすると、剛毛束を長さ方向に進退させる部分に強い負荷が掛かってややもすれば動きが弱くなったり、止まったりして効果が減退するし、破損や故障の原因になる。
そこで、剛毛束の進退部の背部にガードを設けて頬などによる外力から保護し、歯と頬との間にあっても剛毛束の進退スペースを確保できるようにすることが考えられる。しかし、これでは剛毛束の進退スペースの背部にガードのためのスペースがさらに必要となって歯ブラシ先端部の大型化、嵩張りの原因となって歯と頬との間に挿入しにくくなる上、ガードによって頬を歯から大きく押し退けながら剛毛束を歯や歯ぐきに働かせることになるので、作業はなお容易でない。
本発明の目的は、剛毛束の進退を確保してしかも歯や歯ぐきの外側に働かせやすい自動進退歯ブラシを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の自動進退歯ブラシは、本体部と、この本体部の一端側からその先へ延びた先端部に本体部の軸線に対して交差する方向に向く剛毛束を保持し、往復揺動して剛毛束をその長さ方向に進退させる遥動部材と、本体部に設けられた駆動源によって揺動部材を往復揺動させる駆動手段と、揺動部材の背部側を他からガードするバックガードとを備え、このバックガードに揺動部材の先端側を退入させる窓を設けたことを1つの特徴としている。
このような構成では、剛毛束が本体部の先でその軸線に交差する向きにてそれを保持する揺動部材の駆動機構による遥動で自身の長さ方向に進退駆動されるので、本体部を把持し本体部の先にある剛毛束部分を口腔内に入れて歯や歯茎、歯間、歯周溝に当てがうと、それらに対し進退される毛先が繰り返し突き当るか進入して、いわゆる「つまようじ法」による刷掃が自動的に高速に行える。この場合の突き当たりはブラシ面がゆっくり押し当てられることになる従来法とは異なり、束ね形態とその大きさに応じたビート作用による刺激的なマッサージを自動的に高速に行うことになるので、従来法よりも剛毛束1つについてのマッサージ効果は高い。しかも、剛毛束を歯や歯ぐきに外側から働かせるにも、揺動部材の背部に位置するバックガードによって揺動部材および剛毛束を頬による圧迫から保護してその進退動作を確保することが、剛毛束の後退時における揺動部材先端側のバックガードの窓内への退入による省スペース化を図って実現する。しかし、窓は貫通までしない凹部としても有効である。
本発明の自動進退歯ブラシは、本体部と、この本体部の一端側に着脱できるように装着され、本体部の一端側からその先へ延びた先端部に本体部の軸線に対して交差する方向に向く剛毛束を保持する揺動部材を、剛毛束の長さ方向に進退させるように支持したブラシホルダと、本体部に設けられた駆動源によって揺動部材を揺動させ、かつブラシホルダの着脱に伴い離接する駆動手段と、ブラシホルダから揺動部材の背部に延びて揺動部材をその背部側で他からガードするバックガードとを備え、このバックガードに揺動部材の先端側を退入させる窓を設けたことを別の特徴としている。
このような構成では、前記1つの特徴の場合に加え、さらに、ブラシホルダを駆動手段の邪魔なしに本体部から外して単独で取り扱える。
剛毛束が、揺動部材に対し着脱できるように装着される進退ブラシ体である、さらなる構成では、
剛毛束の劣化や損傷による交換が、剛毛束を持つだけの最も小さな進退ブラシ体単位で交換ができる。
駆動手段が、本体部の一端側に臨む往復進退部を有し、この往復進退部と揺動部材との間に往復進退部の進退動作を揺動部材の揺動に変換する運動変換部を揺動部材側に設けたものとすることができ、運動変換部としてカムを採用することができる。
本体部の一端側に基部が着脱できるように装着され、先端部に本体部の軸線に交差する軸線まわりに回転でき、かつ駆動手段によって所定角度往復回転されるように回転ブラシ体を支持したブラシホルダを組合わせ備えた、さらなる構成では、回転ブラシを備えたブラシホルダを、剛毛束を進退させる揺動部材を備えたブラシホルダに代えて、本体部に装着することにより、回転ブラシを駆動手段により往復回転させて使用することができる。
この場合、駆動手段は、本体部の一端側に臨む往復進退部を有し、この往復進退部と回転ブラシ体との間に往復進退部の進退動作を回転ブラシ体の往復回転に変換する運動変換部を回転ブラシ体側に設けたものとすることができる。
本発明のそれ以上の目的および特徴は、以下に続く詳細な説明および添付の図面の記載によって明らかになる。本発明の各特徴はそれ単独で、あるいは可能な範囲の種々な組み合わせで複合して採用することができる。
本発明の1つの特徴によれば、剛毛束の進退により歯や歯茎、歯間、歯周溝に対し毛先が繰り返し突き当るか進入して「つまようじ法」による刷掃やビート作用による刺激的なマッサージを自動的に高速に行うことを、揺動部材および剛毛束の背部のバックガードによる頬からの隔絶によって確保しながら、剛毛束の後退動作が揺動部材先端側のバックガードの窓内への退入による省スペース化を図って歯ブラシ先端部の大型化、嵩張り、それによる作業性の低下と言った問題を回避することができる。
本発明の別の特徴によれば、1つの特徴による場合に加え、さらに、電気装備部となる本体部による取り扱い制限なく、ブラシホルダを単独で取り扱って剛毛束や揺動部材まわりのディテール部を丸洗いすることができるし、剛毛束の交換などのメンテナンスも容易に行える。
以下、本発明の実施の形態に係る自動進退歯ブラシについて図面を参照しながら詳細に説明し、本発明の理解に供する。しかし、以下の説明は本発明の具体例であって、特許請求の範囲の記載内容を限定するものではない。
本実施の形態は図1(a)、図2(a)(b)に示すように、剛毛束1と、本体部2と、この本体部2の一端側からその先へ延びた先端部に本体部の軸線11に対して交差する向きに剛毛束1を支持し、往復揺動して剛毛束1をその長さ方向に進退させる遥動部材3と、本体部2に設けられた駆動源4によって揺動部材3を往復揺動させる駆動手段5と、揺動部材3の背部側を他からガードするバックガード6とを備え、このバックガード6に揺動部材3の先端側を図1(a)に実線で示し、図2(b)に仮想線で示す状態から図1(a)に仮想線で示し、図2(b)に実線で示すように退入させる窓7を設けている。これにより、剛毛束1が本体部2の先でその軸線11に交差する向きにてそれを支持する揺動部材3の駆動手段5による図1(a)、図2(b)に示す実線と仮想線との間の揺動で自身の長さ方向に進退駆動される。この結果、本体部2を把持し本体部2の先にある剛毛束1の部分を口腔内に入れて歯や歯茎、歯間、歯周溝に当てがうと、それらに対し進退される毛先が繰り返し突き当るか進入する。これが、いわゆる「つまようじ法」による刷掃であり自動的に高速に行える。
この場合の突き当たりはブラシ面がゆっくり押し当てられることになる従来法とは異なり、束ね形態とその大きさに応じたビート作用による刺激的なマッサージを自動的に高速に行うことになるので、従来法よりも剛毛束1によるマッサージ効果は高い。しかも、剛毛束1を歯や歯ぐきに外側から働かせるにも、揺動部材3の背部に位置するバックガード6によって揺動部材3および剛毛束1を頬による圧迫から保護してその進退動作を確保することができ、しかも、このことが剛毛束1の後退時における揺動部材3先端側のバックガード6の窓7内への退入による省スペース化を図って実現する。
したがって、剛毛束1の長さ方向の進退による「つまようじ法」による刷掃やビート作用による刺激的なマッサージを自動的に高速に行うことを、揺動部材3および剛毛束1の背部のバックガード6による頬からの隔絶によって確保しながら、剛毛束1の後退動作が揺動部材3先端側のバックガード6の窓7内への退入による省スペース化にて歯ブラシ先端部の大型化、嵩張り、それによる作業性の低下と言った問題を回避することができる。
しかし、窓7は貫通までしない凹部としても有効である。
ここに、本体部2からバックガード6までを一体にするかどうか、揺動部材3の揺動支点12を本体部2からバックガード6までのどの位置に設けるかといったことは不問であり、また、駆動源4の種類やそれを用いた駆動手段5の構成も特に問うものではない。しかし、本実施の形態では駆動源4には電動モータ13を用いて本体部2に内蔵した二次電池14からの給電によって駆動できるようにしており、本体部2の胴まわり一部に設けたスイッチキー15にてオン、オフ操作できるようにしている。これによってスイッチキー15は本体部2を把持して取り扱い、使用する手の親指などで操作することができる。二次電池14は本体部2の他端部に充電口16を通じて充電されるようにしている。このような充電は例えば、図3に示すような充電台17の給電口18に充電口16を接続して行う。
本実施の形態では、樹脂製の本体部2と、これに着脱できる樹脂製のブラシホルダ21とに分割して必要装備部を振り分け保持するようにしていて、成形やメンテナンスに便利なようにしている。具体的には、ブラシホルダ21が本体部2の一端から先へ延びる先端側部材をなしていることから、歯ブラシの先端部側装備部材となる剛毛束1を支持する樹脂製の遥動部材3およびバックガード6を装備し、本体部2は二次電池14、駆動源4とそれによる駆動手段5の全体またはその大半部分を装備するようにしている。このために、ブラシホルダ21は筒状に形成してこの基部を本体部2の一端側とのねじ嵌合部22にて着脱できるように装着するようにしており、このブラシホルダ21の内側に揺動部材3を通して揺動支点12まわりに揺動できるように支持して駆動手段5との分離可能な連動を図るとともに、揺動部材3の剛毛束1を支持している先端部が先へ突出して口腔内に挿入でき、剛毛束1が軸線11に交差する向きに支持するようにしている。また、バックガード6はブラシホルダ21の先端部から一体に突出して揺動部材3の背部に位置し、前記のガード作用を発揮するようにしている。これにより、ブラシホルダ21を本体部2から取り外すことにより、本体部2の存在やそれが電気装備部となることによる取扱制限なく、ブラシホルダ21を単独で取り扱って剛毛束1や揺動部材3まわりのディテール部を丸洗いすることができるし、剛毛束1の交換などのメンテナンスも容易に行える。
ねじ嵌合部22は図2(a)に示す本体部2の一端部端面のプラグ部2a外周に設けた雄ねじ22aと、図2(b)に示すブラシホルダ21の基部内周に設けた雌ねじ22bとで構成してあり、ほぼ45°の回転によって所定の向きに装着し、また取り外せるようにしてある。駆動手段5は図2(a)に示すように本体部2の一端側、具体的にはプラグ部2aの先端に臨む往復進退部31を有し、この往復進退部31と図2(b)に示す揺動部材3との間、具体的には基部3aとの間に、ブラシホルダ21の本体部2への着脱に伴い互いに離接でき、かつ装着によって互いに関係し合って、具体的には当接し合って往復進退部31の進退動作を揺動部材3の揺動に変換する運動変換部32を揺動部材3側に設けてある。このような働きをする運動変換部32は図2(b)に示すように、往復進退部31の進退方向、具体的には軸線11の方向に対して傾斜したカム形態とすると構成が簡単でかつ確実に動作伝達できる利点がある。しかし、これに限られることはなく種々な運動変換方式を採用することができる。本実施の形態の運動変換部32は前記カム形態を前記往復進退部31を受け入れるラッパ状の基部3aの内周一部として設けてあり、ブラシホルダ21の本体部2への装着に伴い、往復進退部31がこのラッパ状の基部3aとの嵌まり合いを保って、運動変換部32に確実に働くようにしてある。また、運動変換部32は揺動部材3とブラシホルダ21との間に働かせたばね33の付勢によって、ブラシホルダ21の本体部2への装着と同時に往復進退部31に圧接して従動するようにしている。このようなばね33を利用した駆動側と従動側との離接可能な連動機構の選択は自由である。
駆動手段5は金属製で本体部2の先端側を往復進退できるように貫通した往復進退部31の本体部2内の端部に枠型のカムフォロワ31aを一体形成し、これに電動モータ13に傘歯車対34を介し連結した偏心カム35を嵌め合せて、電動モータ13がオンして偏心カム35が回転することにより往復進退部31が往復進退し揺動部材3を運動変換部32を介して繰り返し往復揺動させる。
ところで、剛毛束1は頻繁な刷掃作用やビート作用によって摩耗、劣化、損傷する。このため適時に交換する必要がある。これを簡単に行えるように、本実施の形態では剛毛束1を図2(e)に示すように樹脂などよりなる小さなブロック状のブラシ台36に植設しており、このブラシ台36を揺動部材3の先端の歯との対向面に設けた支持穴3bに着脱できるように嵌め付けて、必要に応じ交換できるようにしている。このような嵌め付けは圧入程度で十分である。これは、剛毛束1は主として座屈負荷を受け、歯間に侵入して戻るときでも抜け方向の力はほとんど受けないことによるもので、ブラシ台36を所定単位数ずつ連接した状態で成形し、また植毛しておき、それを1つ1つに切り離して用いるときに残る連接千切れ部を利用し、ブラシ台36に合わせて形成した支持穴3bにやや無理に押し込むことで圧入状態が難なく得られる。しかし、必要ならねじ合わせなど使用時の不用意な外れ止め嵌合構造を採用することができる。また、このような外れ止め嵌合構造は図2(f)に示すように、揺動部材3の歯との対向面に向け幅狭になって開口するあり溝形態の支持溝3cを、揺動部材3の先端側や側面からの切り込み状態にて形成し、この支持溝3cにそれに適合する形態としたブラシ台36を先端側や側面に開口する装着口3c1からスライドさせて挿入し、装着するようにすると、その装着口3c1を通じた着脱方向が剛毛束1の進退方向に直交する方向となって、使用中不用意に脱落するようなことを防止しやすい。特に、そのような支持溝3cの装着口3c1は剛毛束1の進退中、バックガード6における窓7の周りの枠部21aが直近に位置してブラシ台36が不用意に外れるのを阻止した状態となるタイミングが多く得られので、ブラシ台36の脱落防止効果がさらに高まる。また、図2(g)(h)に示す例では、支持溝3cをC形チャンネル形状としてあり、揺動部材3の先端側からブラシ台36を圧入すれば支持溝3cの両側フランジ3c2により包持されてより外れにくくなる。これに関連して揺動部材3の支持溝3cの後端壁には剛毛束1を爪楊枝などにより後方から押し出して取り外しやすくする取り外し穴3dを設けてある
本実施の形態では、さらに、本体部2の一端側に基部が着脱できるように装着され、先端部に本体部2の軸線11に交差する軸線41まわりに回転でき、かつ駆動手段5によって所定角度往復回転されるように回転ブラシ体42を支持したブラシホルダ43を組合わせ備えている。これにより、回転ブラシ体42を備えたブラシホルダ43を、剛毛束1を進退させる揺動部材3を備えたブラシホルダ21に代えて、図1(b)に示すように本体部2に装着し、剛毛束1を必要数植設した回転ブラシ体42を駆動手段5により往復回転させて使用することができる。この結果、本体部2を共用して回転ブラシ体42を往復回転させての刷掃も必要に応じて行なうことができる。
駆動手段5は、既述した本体部2の一端側に臨む往復進退部31を有していることに対応して、この往復進退部31と回転ブラシ体42との間に往復進退部31の進退動作を回転ブラシ体42の往復回転に変換する運動変換部44を回転ブラシ体42側に設けたものとしている。このような働きをする運動変換部44は図2(c)(d)に示すように、往復進退部31の進退方向、具体的には軸線11の方向に対して嵌り合う受動部45aを基部に有したリンク45の先端部を回転ブラシ体42に連動したクランクピン47に連結してあり、クランクピン47は回転ブラシ体42に直結した回転盤46上に設けたものとしている。受動部45aはラッパ状に形成してあり、ブラシホルダ43の本体部2への装着に伴い、往復進退部31がこのラッパ状の受動部45aとの嵌まり合いを保って確実に働くようにしてある。また、運動変換部44はリンク45とブラシホルダ43との間に働かせたばね147の付勢によって、ブラシホルダ43の本体部2への装着と同時に往復進退部31に圧接して従動するようにしている。このようなばね147を利用した駆動側と従動側との離接可能な連動機構の選択は自由である。
なお、図3に示すように、充電台17は給電口18の左右にブラシホルダ収納部17a、17bを有し、少し引き出した状態で示すように本体部2から取り外したブラシホルダ21、43を個別に収容して蓋17c、17dにて閉じておくようにしてある。
ここで、剛毛束1は、刷掃作用、ビート作用を確保しながら歯茎や歯周ポケットなどへの突っ張りに対する弾性座屈により適度な緩衝を満足するのに、太さ0.1〜0.2mm程度の毛が円形に換算して直径ほぼ1〜3mmの束ね形態をなすようにするのが好適であり、太さ0.13mmの毛による100本程度の束としてより好適である。また、毛足の長さは11mmを1mmでも超えると腰が弱くなりすぎ、緩衝作用が勢い低下するので、11mm未満とするのが好適である。また、剛毛束1の進退距離はほぼ4〜6mmとしてビート効果が高くしかも刺激過多にならない微妙な弾性および腰の強さが得られる。
また、11mmの毛足長さの場合、剛毛束1の進退ストロークをほぼ4mmに設定すると、研掃効果、ビート効果を実感しながら刺激過多がなく好適であった。しかし、進退ストロークを3mm程度として刺激をさらに軽減しても研掃効果、ビート効果は得られるし、ストロークを6mm程度として研掃効果、ビート効果をさらに高めても治療的には耐えられる刺激程度に納まる。従って、分別のある成人などには有用である。
剛毛束1はナイロンまたはポリエステルの材料を採用している。これによると、ビート効果が高くしかも刺激過多にならない微妙な弾性および腰の強さを得るのに好適である。しかし、これに限られることはない。
本発明は自動進退歯ブラシに実用でき、剛毛束の進退を確保して嵩張らず使用しやすい。
本発明の実施の形態に係る自動進退歯ブラシの2つの使用形態を個別に示す側面図である。 図1の自動進退歯ブラシの2つの使用形態に対応した部品説明図と、剛毛束の2つの交換構造例を示す説明図である。 図1の自動進退歯ブラシの格納充電状態を示す正面図である。
符号の説明
1 剛毛束
2 本体部
3 揺動部材
3a 基部
3b 支持穴
3c 支持溝
4 駆動源
5 駆動手段
6 バックガード
7 窓
11、41 軸線
12 揺動支点
13 電動モータ
14 二次電池
15 スイッチキー
21、43 ブラシホルダ
22 ねじ嵌合部
31 往復進退部
32、44 運動変換部
33、47 ばね
36 ブラシ台

Claims (10)

  1. 本体部と、この本体部の一端側からその先へ延びた先端部に本体部の軸線に対して交差する向きに剛毛束を保持し、往復揺動して剛毛束をその長さ方向に進退させる遥動部材と、本体部に設けられた駆動源によって揺動部材を往復揺動させる駆動手段と、揺動部材の背部側を他からガードするバックガードとを備え、このバックガードに揺動部材の先端側を退入させる窓を設けたことを特徴とする自動進退歯ブラシ。
  2. 本体部と、この本体部の一端側に着脱できるように装着され、本体部の一端側からその先へ延びた先端部に本体部の軸線に対して交差する向きに剛毛束を保持する揺動部材を、剛毛束の長さ方向に進退させるように支持したブラシホルダと、本体部に設けられた駆動源によって揺動部材を揺動させ、かつブラシホルダの着脱に伴い離接する駆動手段と、ブラシホルダから揺動部材の背部に延びて揺動部材をその背部側で他からガードするバックガードとを備え、このバックガードに揺動部材の先端側を退入させる窓を設けたことを特徴とする自動進退歯ブラシ。
  3. 本体部の一端側に基部が着脱できるように装着され、先端部に本体部の軸線に交差する軸線まわりに回転でき、かつ本体部の駆動手段によって所定角度往復回転されるように回転ブラシ体を支持したブラシホルダを組合わせ備えた請求項2に記載の自動進退歯ブラシ。
  4. 剛毛束は、揺動部材に対し着脱できるように装着される進退ブラシ体である請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動進退歯ブラシ。
  5. 駆動手段は、本体部の一端側に臨む往復進退部を有し、この往復進退部と揺動部材との間に往復進退部の進退動作を揺動部材の揺動に変換する運動変換部を揺動部材側に設けている請求項1、2のいずれか1項に記載の自動進退歯ブラシ。
  6. 運動変換部は、カムである請求項5に記載の自動進退歯ブラシ。
  7. 駆動手段は、本体部の一端側に臨む往復進退部を有し、この往復進退部と回転ブラシ体との間に往復進退部の進退動作を回転ブラシ体の往復回転に変換する運動変換部を回転ブラシ体側に設けている請求項3に記載の自動進退歯ブラシ。
  8. 剛毛束は、太さ0.1〜0.2mm程度の毛が円形に換算して直径ほぼ1〜3mmの束ね形態をなし、毛足の長さは11mm未満である請求項1〜7のいずれか1項に記載の自動進退歯ブラシ。
  9. 剛毛束は太さ0.13mm前後の毛をほぼ100本前後の束ね形態とした請求項8に記載の自動進退歯ブラシ。
  10. 剛毛束はナイロンまたはポリエステルである請求項1〜9のいずれか1項に記載の自動進退歯ブラシ。
JP2004307855A 2004-10-22 2004-10-22 自動進退歯ブラシ Pending JP2006116110A (ja)

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