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JP2006115596A - スイッチング電源 - Google Patents

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JP2006115596A
JP2006115596A JP2004299561A JP2004299561A JP2006115596A JP 2006115596 A JP2006115596 A JP 2006115596A JP 2004299561 A JP2004299561 A JP 2004299561A JP 2004299561 A JP2004299561 A JP 2004299561A JP 2006115596 A JP2006115596 A JP 2006115596A
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Eiji Inoue
英二 井上
Masato Morishige
政人 森重
Manabu Okada
学 岡田
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Abstract

【課題】出力ピーク電流を低減し、出力に接続された素子に与える悪影響を軽減することができるスイッチング電源を提供する。
【解決手段】スイッチング電源の出力電圧Voが短絡等で過電流状態となった場合、過
電流検知部4がソフトスタート回路の出力電圧SSを0Vまで下げ、PWM比較器6は、一旦パルス信号を出力しなくなる。その後、電圧SSが自動復帰して所定の電圧まで上がると、再度パルス信号の出力を開始するが、SW部8がOFFの状態であるので、出力パルスはスイッチング素子1に供給されない。そして、電圧SSが(a+Δ)Vになると、電圧検出部7によりSW部8がONされて出力パルスがスイッチング素子1に供給されるので、過電流保護がかからない期間はスイッチング素子1が動作せず、出力ピーク電流を減少することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチング電源に関し、特に、過電流保護機能を備えたスイッチング電源に関する。
スイッチング電源はスイッチング素子のスイッチングのデューティ比によって所望の出力電圧を得ることができるので、入出力間の電圧差が大きい用途で効率がよいという利点があり、広く採用されている。
このスイッチング電源には、通常、過熱保護、過電流保護などの保護回路が内蔵されている。過電流保護の方式としては、スイッチング素子を流れる電流の過電流を検知した場合、ソフトスタート回路の電圧を一時的に低下させ、その後復帰させることにより、過電流が発生した場合に、スイッチング素子をオフすることが行われている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−272098号公報
図29は従来の過電流保護機能を備えたスイッチング電源の構成を示す図であり、このスイッチング電源は、図に示すように、スイッチング素子1、ツェナーダイオード2、平滑素子3、過電流検知部4、過電流検知部4の出力により出力電圧が0となり、その後基準電圧Vrefまで復帰する電圧を発生するソフトスタート回路5、三角波発振器の出力、スイッチング電源の出力電圧Voとスイッチング電源の設定電圧との誤差を増幅するエラー
アンプの出力及びソフトスタート回路5の出力電圧SSが入力されるパルス幅変調(PWM)比較器6により構成されている。
そして、過電流検知部4はスイッチング素子1に流れるスイッチング電流の電圧変換出力が一定電圧を超えた場合に信号を出力する比較器41、PWM比較器6の出力パルスのONデューティが一定幅に広がるまで比較器41の出力をマスクするマスク部42、比較器41の出力によりソフトスタート回路のコンデンサCを瞬時に放電する論理部43により構成されている。
このスイッチング電源は、起動時、スイッチング素子1がスイッチングパルスに応じてスイッチング動作開始した直後、負荷に大きな突入電流が発生し負荷を破壊してしまう恐れがあるため、起動時にスイッチングパルスのデューティ比を徐々に大きくするようにPWM比較器6を制御することにより、いわゆるソフトスタートさせるソフトスタート回路5が設けられている。
すなわち、電源が投入されると、ソフトスタート回路5のコンデンサCが徐々に充電され、ソフトスタート回路5の出力電圧SSが上昇していく。一方、PWM比較器6は3つの入力端子を有し、非反転入力に三角波発振器からの三角波CTが入力され、2つの反転入力に電圧SSと出力電圧Voと設定電圧との誤差を増幅するエラーアンプの出力が入力
されているので、ソフトスタート回路5の出力SSの電圧値が大きくなり、三角波CTの電圧から電圧SSとエラーアンプ出力を減算した電圧値が負になると、PWM比較器6がローレベルの出力パルスを出力し、スイッチング素子1が駆動される。
また、スイッチング電源の出力電圧Voが短絡等で過電流状態となった場合、過電流検
知部4の比較器41が電流増加を検知し、論理部43の出力からパルスが出力される。これにより、ソフトスタート回路5のコンデンサCが放電されるので、出力電圧SSが図30(a)に示すように、0Vまで下がるが、このソフトスタート回路5のコンデンサCは基準電源Vrefでプルアップされているため、電圧SSは電圧降下後直ちに自動復帰する
一方、スイッチング素子1を制御するPWM比較器6は、電圧SSが一定電圧以上にならないと信号を出力することができず、電圧SSがaVに達した、図30(a)のt1の時点でパルス出力が開始される。しかしながら、ノイズ等による過電流保護誤動作防止の為、図31(b)に示すように、マスク部42がPWM比較器6の出力パルスのパルス幅を判別し、PWM比較器6の出力開始からPWM比較器6の出力パルスのONデューティが一定幅に広がるまで、比較器41の出力が論理部43に入力されないようにマスクすることにより、過電流保護がかからないノンプロテクト期間が設けられている。
従来の過電流保護機能付スイッチング電源は以上のように構成されているが、上記のノンプロテクト期間中(最大数秒程度)は過電流保護がかからない為、スイッチング素子が最大電流能力まで電流を流すことになり、図30(b)に示すような出力ピーク電流(ピークで最大数10A程度)が発生する。
そして、過電流(短絡)状態を長時間継続した場合、出力に接続された素子に過電流を断続的に長時間流すことになり、素子寿命に悪影響を及ぼすという問題があった。
また、出力ピーク電流によってGND揺れを生じるため、IC等に悪影響を与えるという問題もあった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、出力ピーク電流を低減し、出力に接続された素子に与える悪影響を軽減するとともに、出力ピーク電流によるIC等の他素子へのGND揺れ等の影響を低減することができるスイッチング電源を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明に係るスイッチング電源(1)は、
スイッチング手段を流れる電流の過電流を検知する過電流検知手段と、上記過電流検知手段の出力により電圧が低下した後、所定電圧に復帰する電圧を発生するソフトスタート手段と、このソフトスタート手段の出力、発振器出力及び出力電圧と設定電圧との誤差信号が入力される比較手段と、上記比較手段の出力により駆動される上記スイッチング手段とを備えたスイッチング電源であって、
上記ソフトスタート手段の出力が入力される電圧検出手段と、上記比較手段と上記スイッチング手段との間に設けられた信号遮断手段を備え、上記電圧検出手段の出力により上記信号遮断手段が制御されることを特徴とする。
また、本発明に係るスイッチング電源(2)は、
スイッチング手段を流れる電流の過電流を検知する過電流検知手段と、上記過電流検知手段の出力により電圧が低下した後、所定電圧に復帰する電圧を発生するソフトスタート手段と、このソフトスタート手段の出力、発振器出力及び出力電圧と設定電圧との誤差信号が入力される比較手段と、上記比較手段の出力により駆動される上記スイッチング手段とを備えたスイッチング電源であって、
上記ソフトスタート手段の出力が入力される電圧検出手段と、上記ソフトスタート手段の電圧を急速に復帰させる復帰手段を備え、上記電圧検出手段の出力により上記復帰手段が制御されることを特徴とする。
また、本発明に係るスイッチング電源(3)は、
スイッチング手段を流れる電流の過電流を検知する過電流検知手段と、上記過電流検知手段の出力により電圧が低下した後、所定電圧に復帰する電圧を発生するソフトスタート
手段と、このソフトスタート手段の出力、発振器出力及び出力電圧と設定電圧との誤差信号が入力される比較手段と、上記比較手段の出力により駆動される上記スイッチング手段とを備えたスイッチング電源であって、
上記ソフトスタート手段の出力が入力される電圧検出手段と、上記発振器出力のレベルを一定電圧だけシフトするレベルシフト手段を備え、上記電圧検出手段の出力により上記レベルシフト手段が制御されることを特徴とする。
さらに、本発明に係るスイッチング電源(4)は、
スイッチング手段を流れる電流の過電流を検知する過電流検知手段と、上記過電流検知手段の出力により電圧が低下した後、所定電圧に復帰する電圧を発生するソフトスタート手段と、このソフトスタート手段の出力、発振器出力及び出力電圧と設定電圧との誤差信号が入力される比較手段と、上記比較手段の出力により駆動される上記スイッチング手段とを備えたスイッチング電源であって、
上記比較手段の出力パルスを検出するパルス検出手段と、上記発振器出力のレベルを一定電圧だけシフトするレベルシフト手段を備え、上記パルス検出手段の出力により上記レベルシフト手段が制御されることを特徴とする。
また、本発明に係るスイッチング電源(5)は、
スイッチング手段を流れる電流の過電流を検知する過電流検知手段と、上記過電流検知手段の出力により電圧が低下した後、所定電圧に復帰する電圧を発生するソフトスタート手段と、このソフトスタート手段の出力、発振器出力及び出力電圧と設定電圧との誤差信号が入力される比較手段と、上記比較手段の出力により駆動される上記スイッチング手段とを備えたスイッチング電源であって、
上記比較手段の出力パルスにより駆動されるタイマ手段と、上記発振器出力のレベルを一定電圧だけシフトするレベルシフト手段を備え、上記タイマ手段の出力により上記レベルシフト手段が制御されることを特徴とする。
さらに、本発明に係るスイッチング電源(6)は、
スイッチング手段を流れる電流の過電流を検知する過電流検知手段と、上記過電流検知手段の出力により電圧が低下した後、所定電圧に復帰する電圧を発生するソフトスタート手段と、このソフトスタート手段の出力、発振器出力及び出力電圧と設定電圧との誤差信号が入力される比較手段と、上記比較手段の出力により駆動される上記スイッチング手段とを備えたスイッチング電源であって、
上記比較手段の出力パルスをカウントするカウント手段と、上記発振器出力のレベルを一定電圧だけシフトするレベルシフト手段を備え、上記カウント手段の出力により上記レベルシフト手段が制御されることを特徴とする。
また、本発明に係るスイッチング電源(7)は、
スイッチング手段を流れる電流の過電流を検知する過電流検知手段と、上記過電流検知手段の出力により電圧が低下した後、所定電圧に復帰する電圧を発生するソフトスタート手段と、このソフトスタート手段の出力、発振器出力及び出力電圧と設定電圧との誤差信号が入力される比較手段と、上記比較手段の出力により駆動される上記スイッチング手段とを備えたスイッチング電源であって、
上記ソフトスタート手段の出力が入力される電圧検出手段と、上記ソフトスタート手段の出力電圧のレベルを一定電圧だけシフトするレベルシフト手段を備え、上記電圧検出手段の出力により上記レベルシフト手段が制御されることを特徴とする。
また、本発明に係るスイッチング電源(8)は、
スイッチング手段を流れる電流の過電流を検知する過電流検知手段と、上記過電流検知手段の出力により電圧が低下した後、所定電圧に復帰する電圧を発生するソフトスタート
手段と、このソフトスタート手段の出力、発振器出力及び出力電圧と設定電圧との誤差信号が入力される比較手段と、上記比較手段の出力により駆動される上記スイッチング手段とを備えたスイッチング電源であって、
上記比較手段の出力パルスを検出するパルス検出手段と、上記ソフトスタート手段の出力電圧のレベルを一定電圧だけシフトするレベルシフト手段を備え、上記パルス検出手段の出力により上記レベルシフト手段が制御されることを特徴とする。
さらに、本発明に係るスイッチング電源(9)は、
スイッチング手段を流れる電流の過電流を検知する過電流検知手段と、上記過電流検知手段の出力により電圧が低下した後、所定電圧に復帰する電圧を発生するソフトスタート手段と、このソフトスタート手段の出力、発振器出力及び出力電圧と設定電圧との誤差信号が入力される比較手段と、上記比較手段の出力により駆動される上記スイッチング手段とを備えたスイッチング電源であって、
上記比較手段の出力パルスにより駆動されるタイマ手段と、上記ソフトスタート手段の出力電圧のレベルを一定電圧だけシフトするレベルシフト手段を備え、上記タイマ手段の出力により上記レベルシフト手段が制御されることを特徴とする。
また、本発明に係るスイッチング電源(10)は、
スイッチング手段を流れる電流の過電流を検知する過電流検知手段と、上記過電流検知手段の出力により電圧が低下した後、所定電圧に復帰する電圧を発生するソフトスタート手段と、このソフトスタート手段の出力、発振器出力及び出力電圧と設定電圧との誤差信号が入力される比較手段と、上記比較手段の出力により駆動される上記スイッチング手段とを備えたスイッチング電源であって、
上記比較手段の出力パルスをカウントするカウント手段と、上記ソフトスタート手段の出力電圧のレベルを一定電圧だけシフトするレベルシフト手段を備え、上記カウント手段の出力により上記レベルシフト手段が制御されることを特徴とする。
さらに、本発明に係るスイッチング電源(11)は、
スイッチング手段を流れる電流の過電流を検知する過電流検知手段と、上記過電流検知手段の出力により電圧が低下した後、所定電圧に復帰する電圧を発生するソフトスタート手段と、このソフトスタート手段の出力、発振器出力及び出力電圧と設定電圧との誤差信号が入力される比較手段と、上記比較手段の出力により駆動される上記スイッチング手段とを備えたスイッチング電源であって、
上記ソフトスタート手段の出力電圧が所定の範囲にあることを検出する電圧判定手段と、上記ソフトスタート手段の出力電圧と一定電圧とを切り換える切換手段を備え、上記電圧判定手段の出力により上記切換手段が制御されることを特徴とする。
また、本発明に係るスイッチング電源(12)は、
請求項3〜請求項11のいずれかに記載されたスイッチング電源装置において、
上記一定電圧をスイッチング電源の入力電圧、出力電圧または発振器の発振周波数に応じて可変できることを特徴とする。
さらに、本発明に係るスイッチング電源(13)は、
スイッチング手段を流れる電流の過電流を検知する過電流検知手段と、上記過電流検知手段の出力により電圧が低下した後、所定電圧に復帰する電圧を発生するソフトスタート手段と、このソフトスタート手段の出力、発振器出力及び出力電圧と設定電圧との誤差信号が入力される比較手段と、上記比較手段の出力により駆動される上記スイッチング手段とを備えたスイッチング電源であって、
上記ソフトスタート手段の出力電圧を検出する電圧検出手段と、上記ソフトスタート手段の出力電圧のレベルを一時的にシフトするダイナミックシフト手段を備え、上記電圧検
出手段の出力により上記ダイナミックシフト手段が制御されることを特徴とする。
また、本発明に係るスイッチング電源(14)は、
スイッチング手段を流れる電流の過電流を検知する過電流検知手段と、上記過電流検知手段の出力により電圧が低下した後、所定電圧に復帰する電圧を発生するソフトスタート手段と、このソフトスタート手段の出力、発振器出力及び出力電圧と設定電圧との誤差信号が入力される比較手段と、上記比較手段の出力により駆動される上記スイッチング手段とを備えたスイッチング電源であって、
上記比較手段の出力パルスが入力されるパルス幅検出手段と、上記比較手段と上記スイッチング手段との間に設けられた信号遮断手段を備え、上記パルス幅検出手段の出力により上記信号遮断手段が制御されることを特徴とする。
また、本発明に係るスイッチング電源(15)は、
スイッチング手段を流れる電流の過電流を検知する過電流検知手段と、上記過電流検知手段の出力により電圧が低下した後、所定電圧に復帰する電圧を発生するソフトスタート手段と、このソフトスタート手段の出力、発振器出力及び出力電圧と設定電圧との誤差信号が入力される比較手段と、上記比較手段の出力により駆動される上記スイッチング手段とを備えたスイッチング電源であって、
上記比較手段の出力パルスが入力されるパルス幅検出手段と、上記比較手段と上記スイッチング手段との間に設けられ、上記比較手段の出力パルスを一定幅のパルスに整形する波形整形手段を備え、上記パルス幅検出手段の出力により上記波形整形手段の動作が制御されることを特徴とする。
本発明に係るスイッチング電源(1)によれば、ソフトスタート手段の出力が所定の電圧となるまで比較手段の出力がスイッチング手段に入力されず、過電流保護のノンプロテクト期間中のスイッチング手段の動作を阻止することができるので、ソフトスタート手段の電圧復帰毎の出力ピーク電流値を低減することができ、出力に接続された素子に与える悪影響を軽減するとともに、出力ピーク電流によるIC等の他素子へのGND揺れ等の影響を低減することができる。
また、本発明に係るスイッチング電源(2)によれば、ソフトスタート手段の出力電圧が所定電圧になると、ソフトスタート手段の電圧が急速に復帰するので、出力ピーク電流値は変わらないが、過電流が出力に流れる時間を低減することができる。
さらに、本発明に係るスイッチング電源(3)によれば、ソフトスタート手段の出力電圧が所定電圧になると、発振器出力のレベルがシフトされ、過電流保護がかからない状態をスキップすることできるので、出力ピーク電流を大幅に低減でき、また、本発明に係るスイッチング電源(4)によれば、比較手段の出力によりソフトスタート手段の出力電圧が所定電圧になったことを検知できるので、スイッチング電源(3)の電圧検出手段のコンパレータをディジタル回路で構成することができ、より小さい面積で回路を構成することが可能となる。
一方、出力負荷が正常の状態において、比較手段の出力がいきなりパルス幅が広い状態から起動すると、出力の容量を充電する電流が流れすぎ、過電流を検知して起動不良を起こす可能性が考えられるが、本発明に係るスイッチング電源(5)、(6)によれば、ソフトスタート手段の出力電圧が所定電圧になってから所定時間経過後に発振器出力レベルがシフトされるので、最初のしばらくの間はパルス幅の短いパルスで起動させることができ、上記の問題を回避することができる。
また、本発明に係るスイッチング電源(7)によれば、ソフトスタート手段の出力電圧
が所定電圧になると、ソフトスタート手段の出力電圧がレベルシフトされ、過電流保護がかからない状態をスキップすることできるので、出力ピーク電流を大幅に低減でき、さらに、本発明に係るスイッチング電源(8)によれば、比較手段の出力によりソフトスタート手段の出力電圧が所定電圧になったことを検知できるので、スイッチング電源(7)の電圧検出手段のコンパレータをディジタル回路で構成することができ、より小さい面積で回路を構成することが可能となる。
また、上記のように、出力負荷が正常の状態において、比較手段の出力がいきなりパルス幅が広い状態から起動すると、出力の容量を充電する電流が流れすぎ、過電流を検知して起動不良を起こす可能性が考えられるが、本発明に係るスイッチング電源(9)、(10)によれば、ソフトスタート手段の出力電圧が所定電圧になってから所定時間経過後にソフトスタート手段の出力電圧のレベルがシフトされるので、上記と同様に、最初のしばらくの間はパルス幅の短いパルスで起動させることができ、上記の問題を回避することができる。
さらに、本発明に係るスイッチング電源(11)によれば、ソフトスタート手段の出力電圧が所定の範囲にあるとき、ソフトスタート手段の出力電圧が一定電圧と切り換えられ、過電流保護がかからない状態をスキップすることできるとともに、他の本発明に係るスイッチング電源に比べ、ソフトスタート手段の出力電圧が一定となる期間があるため、起動時の状態をよりソフトにすることが可能となる。
また、定常状態での比較手段の出力パルス幅は発振周波数や入力電圧、出力電圧によって変化するが、本発明に係るスイッチング電源(12)によれば、レベルシフト手段や切換手段の一定電圧を発振周波数や入力電圧、出力電圧に応じて可変できるので、様々な問題を回避することができる。
さらに、本発明に係るスイッチング電源(13)によれば、ソフトスタート手段の出力電圧が所定電圧になると、ソフトスタート手段の出力電圧のレベルが一時的にシフトされ、過電流保護がかからない状態をスキップすることできるので、ソフトスタート手段の電圧復帰毎の出力ピーク電流を大幅に低減できるとともに、簡易な回路で構成でき、また、ダイナミックシフト手段の抵抗、コンデンサを外付け部品で構成すれば、電圧レベルや時間の調整を容易に行うことができる。
また、本発明に係るスイッチング電源(14)によれば、比較手段の出力パルスのパルス幅が所定のパルス幅以下のとき、スイッチング素子へのパルス入力が遮断され、また、本発明に係るスイッチング電源(15)によれば、比較手段の出力パルスのパルス幅が所定のパルス幅以下のとき、比較手段の出力パルスがパルス幅一定に波形整形されるので、ソフトスタート手段の電圧復帰毎の出力ピーク電流値を低減することができるとともに、他の本発明に係るスイッチング電源に比べ、全ての回路構成をディジタル回路で構成することができるので、より小さい面積で回路を構成することが可能となる。
以下、本発明のスイッチング電源の実施例について、図面を用いて説明する。
図1はソフトスタート回路の出力電圧SSが所定の電圧レベルになるまでスイッチング素子を動作させないスイッチング電源の構成を示す図であり、このスイッチング電源は、図に示すように、スイッチング素子1、ツェナーダイオード2、平滑素子3、過電流検知部4、三角波発振器の出力CT、スイッチング電源の出力電圧Voとスイッチング電源の
設定電圧との誤差を増幅するエラーアンプの出力及び電圧SSが入力されるPWM比較器6、電圧検出部7、PWM比較器6とスイッチング素子1との間に配置されたSW部8により構成され、従来のスイッチング電源に電圧検出部7とSW部8が新たに追加されている。
スイッチング素子1はSW部8の出力によりON、OFF駆動され、ツェナーダイオード2の両端電圧が平滑素子3により平滑されてスイッチング電源の出力Voとして出力さ
れる。過電流検知部4はスイッチング素子に流れる電流が過電流状態となったとき、ソフトスタート回路の出力電圧SSを0Vにする。
また、PWM比較器6は3つの入力端子を有し、非反転入力に三角波発振器からの三角波CTが入力され、2つの反転入力に電圧SSと出力電圧Voと設定電圧との誤差を増幅
するエラーアンプの出力が入力され、三角波CTの電圧から電圧SSとエラーアンプ出力を減算した電圧値が正である場合に、ハイレベルの出力電圧を出力し、そうでない場合にはローレベルの出力電圧を出力する。そして、定常状態では、スイッチング素子1を制御するための制御パルス信号として、三角波CTの周波数と同一周波数で、かつ出力電圧に応じたデューティ比の信号がPWM比較器6から出力される。
一方、電圧検出部7は電圧比較器により構成され、この電圧比較器の反転入力に(a+Δ)Vの基準電源が接続され、非反転入力に電圧SSが接続されており、電圧SSが(a+Δ)Vを超えると、SW部8にハイレベルの信号を供給して、SW部8を導通させる。
このスイッチング電源において、スイッチング電源の出力電圧Voが短絡等で過電流状
態となった場合、過電流検知部4が電流増加を検知し、出力電圧SSが0Vまで下がった後、直ちに自動復帰する。これにより、PWM比較器6は、一旦パルス信号を出力しなくなるが、図2(b)に示すように、電圧SSがaVに達すると、再度パルス信号の出力を開始する。
しかしながら、このときSW部8がOFFの状態であるので、PWM比較器6の出力パルスはスイッチング素子1に供給されない。
一方、電圧検出部7は電圧SSが(a+Δ)Vなったとき、出力がハイレベルに反転し、図2(c)に示すように、SW部8がONするので、PWM比較器6の出力がスイッチング素子1に供給されるようになる。
したがって、PWM比較器6の出力パルスのONデューティが一定値以上になるまで、すなわち、過電流保護のノンプロテクト期間中、スイッチング素子1が動作しないので、出力ピーク電流を低減することが可能となる。
上記の実施例では、SW部を用いてPWM比較器6の出力がスイッチング素子1に供給されないようにしたが、電圧SSを急速に復帰させ、過電流保護のノンプロテクト期間を短くすることにより、出力ピーク電流を低減することもでき、以下、このようにSS電圧を急速に復帰させる実施例について、図3、図4により説明する。
図3は本実施例のスイッチング電源の構成を示す図であり、このスイッチング電源は、図に示すように、スイッチング素子1、ツェナーダイオード2、平滑素子3、過電流検知部4、ソフトスタート回路5、PWM比較器6、電圧検出部9、SW1と3つの抵抗よりなる、SS電圧の急速復帰部10により構成され、従来のスイッチング電源に電圧検出部9と急速復帰部10が新たに追加されている。
なお、電圧検出部9の比較器には基準電圧としてaVの電圧が入力されている。
このスイッチング電源において、スイッチング電源の出力電圧Voが短絡等で過電流状
態となった場合、過電流検知部4が電流増加を検知し、ソフトスタート回路5の出力電圧SSを0Vまで下げる。その後、直ちに電圧SSが自動復帰をはじめ、電圧SSがaVを超えると、PWM比較器6がパルス信号の出力を開始するが、電圧SSがaVになると、図4(b)に示すように、電圧検出部9が急速復帰部10のSW1をONさせるので、電流Icが流れ、ソフトスタート回路5のコンデンサCが急速に充電される。
したがって、図4(a)の点線の従来のスイッチング素子のON時間に比べて、図4(a)の実線で示すように、スイッチング素子のON時間を短くすることができる為、ピーク電流最大値はほとんど変化しないが、ピーク電流が流れる時間を短くすることが可能となる。
さらに、発振回路出力をレベルシフトすることにより、PWM比較器6の出力のパルス幅が短い領域をなくし、過電流保護がかからない状態をスキップさせることもでき、以下、発振回路出力をレベルシフトする実施例について、図5、図6により説明する。
図5は本実施例のスイッチング電源の構成を示す図であり、このスイッチング電源は、図に示すように、スイッチング素子1、ツェナーダイオード2、平滑素子3、過電流検知部4、ソフトスタート回路5、PWM比較器6、電圧検出部9、発振回路出力CTをVshift分だけレベルシフトするレベルシフト部11により構成され、従来のスイッチング電
源に電圧検出部9とレベルシフト部11が新たに追加されている。
なお、本実施例では、過電流検知部4の出力により、過電流時にONとなるSW2を設け、このSW2によりソフトスタート回路5のコンデンサCを放電させている。
このスイッチング電源において、スイッチング電源の出力電圧Voが短絡等で過電流状
態となった場合、過電流検知部4が電流増加を検知し、SW2をONすることにより、ソフトスタート回路5の電圧SSを0Vまで下げる。その後、直ちに電圧SSが自動復帰をはじめ、電圧SSが電圧検出部9の基準電圧aVに達したとき、電圧検出部9がローレベルの信号をレベルシフト部11に供給する。
これにより、レベルシフト部11が、図6(a)に示すように、発振信号CTの電圧をVshift分だけレベルシフトするので、図6(b)に示すように、PWM比較器6の出力
パルスのパルス幅が短い領域がなくなる。したがって、過電流検知部4のマスク部42によって比較器41の出力がマスクされる期間がなくなるので、過電流保護がかからない状態をスキップすることが可能となる。
また、上記の実施例では電圧SSの上昇を検出することにより発振信号CTのレベルシフトを行ったが、PWM比較器6の出力により電圧SSの上昇を検出することもでき、以下、PWM比較器6の出力により電圧SSの上昇を検出する実施例について、図7、図8により説明する。
図7は本実施例のスイッチング電源の構成を示す図であり、このスイッチング電源は、図に示すように、スイッチング素子1、ツェナーダイオード2、平滑素子3、過電流検知部4、ソフトスタート回路5、PWM比較器6、レベルシフト部11、信号処理回路部12により構成され、従来のスイッチング電源にレベルシフト部11と信号処理回路部12が新たに追加されている。
信号処理回路部12はフリップフロップ(F/F)回路と2個の反転回路よりなり、F/F回路はPWM比較器6の出力パルスのエッジによりセットされるとともに、過電流検知部4の出力パルスの反転出力によりリセットされる。
このスイッチング電源において、スイッチング電源の出力電圧Voが短絡等で過電流状
態となった場合、過電流検知部4が電流増加を検知し、SW2をONすることにより、電圧SSを0Vまで下げるとともに、信号処理回路部12のF/F回路をリセットする。その後、直ちに電圧SSが自動復帰をはじめ、図8(b)に示すように、電圧SSがaVになると、PWM比較器6がパルス信号の出力を開始するが、PWM比較器6がパルス信号を出力すると、信号処理回路部12のF/F回路がそのエッジを検出して、Q出力がハイレベルとなるので、信号処理回路部12の出力は図8(c)に示すようにローレベルとな
る。
これにより、レベルシフト部11が、図8(a)に示すように、発振信号CTの電圧をVshift分だけレベルシフトするので、図8(b)に示すように、PWM比較器6の出力
パルスのパルス幅が短い領域が最初の数回だけとなる。したがって、過電流検知部4のマスク部42によって比較器41の出力がマスクされる期間が少なくなるので、過電流保護がかからない状態をスキップすることが可能となる。
一方、出力負荷が正常の状態において、比較手段の出力がいきなりパルス幅が広い状態から起動すると、出力の容量を充電する電流が流れすぎ、過電流を検知して起動不良を起こす可能性があるので、上記の実施例の信号処理回路部にタイマを追加し、PWM比較器6からパルスが出力されてから設定時間経過後に発振回路出力をレベルシフトすることにより、最初のしばらくの間はパルス幅の短いパルスで起動させることができ、以下、タイマを備えた実施例について、図9、図10により説明する。
図9は本実施例のスイッチング電源の構成を示す図であり、このスイッチング電源は、図に示すように、スイッチング素子1、ツェナーダイオード2、平滑素子3、過電流検知部4、ソフトスタート回路5、PWM比較器6、レベルシフト部11、信号処理回路部13により構成されており、従来のスイッチング電源にレベルシフト部11と信号処理回路部13が新たに追加されている。
信号処理回路部13はF/F回路に加えてタイマTとナンド回路NANDを備え、F/F回路はPWM比較器6の出力パルスのエッジによりセットされるとともに、過電流検知部4の出力パルスの反転出力によりリセットされる。
また、タイマTはF/F回路の出力により計時を開始し、設定時間経過後に出力をハイレベルにするとともに、過電流検知部4の出力パルスによりリセットされる。
このスイッチング電源において、スイッチング電源の出力電圧Voが短絡等で過電流状
態となった場合、過電流検知部4が電流増加を検知し、SW2をONすることにより、ソフトスタート回路5の電圧SSを0Vまで下げるとともに、信号処理回路部13のF/F回路、タイマTがリセットされる。その後、直ちに電圧SSが自動復帰をはじめ、図10(b)に示すように、電圧SSがaVに達すると、PWM比較器6がパルス信号の出力を開始するが、PWM比較器6がパルス信号を出力すると、信号処理回路部13のF/F回路がそのエッジを検出して、Q出力がハイレベルとなり、この出力によりタイマTが計時を開始する。そして、タイマTの設定時間が経過すると、タイマ出力がハイレベルになるので、図10(c)に示すように、信号処理回路部13の出力がローレベルになる。
これにより、レベルシフト部11が、図10(a)に示すように、発振信号CTの電圧をVshift分だけレベルシフトするので、図10(b)に示すように、PWM比較器6の
出力パルスのパルス幅が短い領域がタイマTの設定時間の間の最初の数回だけとなる。したがって、過電流検知部4のマスク部42によって比較器41の出力がマスクされる期間が少なくなるので、過電流保護がかからない状態をスキップすることが可能となる。
また、タイマに代えてカウンタを用い、PWM比較器6からのパルスが設定された回数だけ出力されてから発振回路出力をレベルシフトすることもでき、以下、カウンタを用いた実施例について、図11、図12により説明する。
図11は本実施例のスイッチング電源の構成を示す図であり、このスイッチング電源は、図に示すように、スイッチング素子1、ツェナーダイオード2、平滑素子3、過電流検知部4、ソフトスタート回路5、PWM比較器6、レベルシフト部11、信号処理回路部
14により構成されており、従来のスイッチング電源にレベルシフト部11と信号処理回路部14が新たに追加されている。
信号処理回路部14はF/F回路に加えてカウンタCO、ナンド回路NANDを備え、F/F回路はPWM比較器6の出力パルスのエッジによりセットされるとともに、過電流検知部4の出力パルスの反転出力によりリセットされる。
また、カウンタCOはPWM比較器6の出力パルスの回数をカウントし、設定された回数をカウントすると、出力をハイレベルにするとともに、過電流検知部4の出力パルスによりリセットされる。
このスイッチング電源において、スイッチング電源の出力電圧Voが短絡等で過電流状
態となった場合、過電流検知部4が電流増加を検知し、SW2をONすることにより、ソフトスタート回路5の出力電圧SSを0Vまで下げるとともに、信号処理回路部14のF/F回路、カウンタCOがリセットされる。その後、直ちに電圧SSが自動復帰をはじめ、図12(b)に示すように、電圧SSがaVに達すると、PWM比較器6がパルス信号の出力を開始するが、PWM比較器6がパルス信号を出力すると、信号処理回路部14のF/F回路がそのエッジを検出して、Q出力がハイレベルとなる。
一方、カウンタCOはPWM比較器6の出力パルスの回数をカウントし、設定された回数をカウントすると、出力がハイレベルになるので、図12(c)に示すように、信号処理回路部14の出力がローレベルになる。
この信号処理回路14の出力により、レベルシフト部11が、図12(a)に示すように、発振信号CTの電圧をVshift分だけレベルシフトするので、図12(b)に示すよ
うに、PWM比較器6の出力パルスのパルス幅が短い領域が最初の数回だけとなる。したがって、過電流検知部4のマスク部42によって比較器41の出力がマスクされる期間が少なくなるので、過電流保護がかからない状態をスキップすることが可能となる。
また、以上の実施例では発振信号CTの電圧のレベルシフトを行ったが、電圧SSをレベルシフトすることにより、過電流保護がかからない状態をスキップすることもでき、以下、電圧SSをレベルシフトする実施例について、図13、図14により説明する。
図13は本実施例のスイッチング電源の構成を示す図であり、このスイッチング電源は、図に示すように、スイッチング素子1、ツェナーダイオード2、平滑素子3、過電流検知部4、ソフトスタート回路5、PWM比較器6、電圧検出部9、電圧SSのレベルをシフトするレベルシフト部11により構成されており、従来のスイッチング電源に電圧検出部9とレベルシフト部11が新たに追加されている。
このスイッチング電源において、スイッチング電源の出力電圧Voが短絡等で過電流状
態となった場合、過電流検知部4が電流増加を検知し、SW2をONすることにより、ソフトスタート回路5の出力電圧SSを0Vまで下げる。その後、直ちに電圧SSが自動復帰をはじめ、電圧SSがaVに達すると、電圧検出部9の出力がローレベルになり、レベルシフト部11が、図14(a)に示すように、電圧SSをVshift分だけレベルシフト
するので、図14(b)に示すように、PWM比較器6の出力パルスのパルス幅が短い領域がなくなる。したがって、過電流検知部4のマスク部42によって比較器41の出力がマスクされる期間がなくなるので、過電流保護がかからない状態をスキップすることが可能となる。
また、上記の実施例では電圧SSが一定電圧になったことを検出することにより電圧SSのレベルシフトを行ったが、上記と同様に、PWM比較器6の出力により電圧SSをレ
ベルシフトすることもでき、以下、PWM比較器6の出力により電圧SSをレベルシフトする実施例について、図15、図16により説明する。
図15は本実施例のスイッチング電源の構成を示す図であり、このスイッチング電源は、図に示すように、スイッチング素子1、ツェナーダイオード2、平滑素子3、過電流検知部4、ソフトスタート回路5、PWM比較器6、信号処理回路部12、レベルシフト部11により構成され、図13の実施例の電圧検出部9に代えて信号処理回路部12が設けられている。
このスイッチング電源において、スイッチング電源の出力電圧Voが短絡等で過電流状
態となった場合、過電流検知部4が電流増加を検知し、SW2をONすることにより、ソフトスタート回路5の出力電圧SSを0Vまで下げる。その後、直ち電圧SSが自動復帰をはじめ、図16(b)に示すように、電圧SSがaVに達すると、PWM比較器6がパルス信号の出力を開始するが、PWM比較器6がパルス信号を出力すると、信号処理回路部12のF/F回路がそのエッジを検出して、Q出力がハイレベルとなるので、信号処理回路部12の出力は図16(c)に示すようにローレベルとなる。
これにより、レベルシフト部11が、図16(a)に示すように、電圧SSをVshift
分だけレベルシフトするので、図16(b)に示すように、PWM比較器6の出力パルスのパルス幅が短い領域が最初だけとなり、マスク部42によってマスクされる期間が少なくなるので、過電流保護がかからない状態をスキップすることができる。また、PWM比較器6の出力によりソフトスタート回路5の出力電圧が所定電圧になったことを検知できるので、電圧検出部の比較器に代えてディジタル回路で構成することができ、より小さい面積で回路を構成することが可能となる。
さらに、上記と同様に、最初のしばらくの間はパルス幅の短いパルスで起動させるため、上記の実施例の信号処理回路部にタイマを追加し、PWM比較器6からパルスが出力されてから設定時間経過後に電圧SSをレベルシフトすることもでき、以下、タイマを追加した実施例について、図17、図18により説明する。
図17は本実施例のスイッチング電源の構成を示す図であり、このスイッチング電源は、図に示すように、スイッチング素子1、ツェナーダイオード2、平滑素子3、過電流検知部4、ソフトスタート回路5、PWM比較器6、レベルシフト部11、信号処理回路部13により構成され、従来のスイッチング電源にレベルシフト部11と信号処理回路部13が新たに追加されている。
このスイッチング電源において、スイッチング電源の出力電圧Voが短絡等で過電流状
態となった場合、過電流検知部4が電流増加を検知し、SW2をONすることにより、ソフトスタート回路5の出力電圧SSを0Vまで下げる。その後、直ちに電圧SSが自動復帰をはじめ、図18(b)に示すように、電圧SSがaVに達すると、PWM比較器6がパルス信号の出力を開始するが、PWM比較器6がパルス信号を出力すると、信号処理回路部13のF/F回路がそのエッジを検出して、Q出力がハイレベルとなり、この出力によりタイマTが計時を開始する。そして、タイマTの設定時間が経過すると、タイマTの出力がハイレベルになるので、図18(c)に示すように、信号処理回路部13の出力がローレベルになる。
これにより、レベルシフト部11が、図18(a)に示すように、電圧SSをVshift
分だけレベルシフトするので、図18(b)に示すように、PWM比較器6の出力パルスのパルス幅が短い領域がタイマTの設定時間の間の最初の数回だけとなる。したがって、過電流検知部4のマスク部42によって比較器41の出力がマスクされる期間が少なくなるので、過電流保護がかからない状態をスキップすることが可能となる。
また、上記と同様に、タイマに代えてカウンタを用い、PWM比較器6からのパルスが設定された回数だけ出力されてから電圧SSをレベルシフトすることもでき、以下、カウンタを用いた実施例について、図19、図20により説明する。
図19は本実施例のスイッチング電源の構成を示す図であり、このスイッチング電源は、図に示すように、スイッチング素子1、ツェナーダイオード2、平滑素子3、過電流検知部4、ソフトスタート回路5、PWM比較器6、レベルシフト部11、信号処理回路部14により構成され、従来のスイッチング電源にレベルシフト部11と信号処理回路部14が新たに追加されている。
このスイッチング電源において、スイッチング電源の出力電圧Voが短絡等で過電流状
態となった場合、過電流検知部4が電流増加を検知し、SW2をONすることにより、ソフトスタート回路5の出力電圧SSを0Vまで下げる。その後、直ちに電圧SSが自動復帰をはじめ、電圧SSがaVに達すると、PWM比較器6がパルス信号の出力を開始するが、PWM比較器6がパルス信号を出力すると、信号処理回路部14のF/F回路がそのエッジを検出して、Q出力がハイレベルとなる。
一方、カウンタCOはPWM比較器6の出力パルスの回数をカウントし、設定された回数をカウントすると、出力がハイレベルになり、図20(c)に示すように、信号処理回路部14の出力がローレベルになる。
これにより、レベルシフト部11が、図20(a)に示すように、電圧SSをVshift
分だけレベルシフトするので、図20(b)に示すように、PWM比較器6の出力パルスのパルス幅が短い領域が最初の数回だけとなる。したがって、過電流検知部4のマスク部42によって比較器41の出力がマスクされる期間が少なくなるので、過電流保護がかからない状態をスキップすることが可能となる。
さらに、上記の実施例では、電圧SSをレベルシフトすることにより、過電流保護がかからない状態をスキップしたが、電圧SSと一定電圧とを切り換えることによって過電流保護がかからない状態をスキップすることもでき、以下、電圧SSと一定電圧とを切り換える実施例について、図21、図22により説明する。
図21は本実施例のスイッチング電源の構成を示す図であり、このスイッチング電源は、図に示すように、スイッチング素子1、ツェナーダイオード2、平滑素子3、過電流検知部4、ソフトスタート回路5、PWM比較器6、電圧検出部15、電圧切換部16により構成され、従来のスイッチング電源に電圧検出部15と電圧切換部16が新たに追加されている。
電圧検出部15は、基準電圧Vr1、Vr2が入力される、2つの比較器とオア回路ORよりなり、電圧SSが基準電圧Vr1とVr2の間にあるときのみ、オア回路ORからローレベルの信号が出力され、電圧切換部16は電圧検出部15からローレベルの信号が入力されている間、電圧SSと基準電圧Vr2とを切り換える。
このスイッチング電源において、スイッチング電源の出力電圧Voが短絡等で過電流状
態となった場合、過電流検知部4が電流増加を検知し、SW2をONすることにより、ソフトスタート回路5の出力電圧SSを0Vまで下げる。その後、直ちに電圧SSが自動復帰をはじめ、電圧SSが基準電圧Vr1に達すると、図22(c)に示すように、電圧検出部15がローレベルを出力するので、電圧切換部16が電圧SSと基準電圧Vr2とを切り換え、図22(a)に示すように、PWM比較器6の入力側の電圧が基準電圧Vr2に固定される。その後、電圧SSが基準電圧Vr2に達すると、図22(c)に示すように、電圧
検出部15がハイレベルを出力するので、電圧切換部16が基準電圧Vr2と電圧SSを切り換え、図22(a)に示すように、PWM比較器6に再び電圧SSが供給される。
これにより、図22(b)に示すように、PWM比較器6の出力パルスのパルス幅が短い領域がなくなり、過電流検知部4のマスク部42によって比較器41の出力がマスクされる期間がなくなるので、過電流保護がかからない状態をスキップすることが可能となる。また、この場合、ソフトスタート回路5の出力電圧SSが一定となる期間があるため、起動時の状態をよりソフトにすることが可能となる。
さらに、電圧SSをレベルシフトするのではなく、ダイナミックヒス回路により電圧SSを一時的にレベルシフトすることにより、過電流保護がかからない状態をスキップすることもでき、以下、電圧SSを一時的にレベルシフトする実施例について、図23、図24により説明する。
図23は本実施例のスイッチング電源の構成を示す図であり、このスイッチング電源は、図に示すように、スイッチング素子1、ツェナーダイオード2、平滑素子3、過電流検知部4、ソフトスタート回路5、PWM比較器6、電圧検出部9、ダイナミックヒス回路17により構成されており、従来のスイッチング電源に電圧検出部9とダイナミックヒス回路17が新たに追加されている。
ダイナミックヒス回路17はスイッチSW3とコンデンサ、抵抗により構成され、電圧検出部9の出力がローレベルになると、SW3がOFFとなり、電圧SSを一時的にレベルシフトする。
このスイッチング電源において、スイッチング電源の出力電圧Voが短絡等で過電流状
態となった場合、過電流検知部4が電流増加を検知し、SW2をONすることにより、ソフトスタート回路5の出力電圧SSを0Vまで下げる。その後、直ちに電圧SSが自動復帰をはじめ、電圧SSがaVに達すると、図24(c)に示すように、電圧検出部9の出力がローレベルになるので、ダイナミックヒス回路17のSW3がOFFとなり、図24(a)に示すように、電圧SSが電圧Vr2まで上昇し、その後徐々に低下していく。
なお、ダイナミックヒス回路17の抵抗、コンンデンサを外付けとし、これらを交換することにより、電圧SSのシフト波形の電圧レベルや時間の調整を容易に行うことができる。
これにより、電圧SSが一時的にレベルシフトされるので、図24(b)に示すように、PWM比較器6の出力パルスのパルス幅が短い領域がなくなる。したがって、過電流検知部4のマスク部42によって比較器41の出力がマスクされる期間がなくなるので、過電流保護がかからない状態をスキップすることが可能となる。
さらに、PWM比較器から出力されるパルスのパルス幅を検出し、過電流検知部でマスクされるパルス幅以下の期間はスイッチング素子を動作させないようにすることもでき、以下、パルス幅検出器を用いた実施例について、図25、図26により説明する。
図25は本実施例のスイッチング電源の構成を示す図であり、このスイッチング電源は、図に示すように、スイッチング素子1、ツェナーダイオード2、平滑素子3、過電流検知部4、PWM比較器6、PWM比較器6の出力パルスのパルス幅を検出するパルス幅検出部18、PWM比較器6の出力パルスを遅延する遅延部19、遅延部19とスイッチング素子1との間に配置されたSW部8により構成され、従来のスイッチング電源にパルス幅検出部18、遅延部19とSW部8が新たに追加されている。
パルス幅検出部18は、PWM比較器6から出力されるパルスのパルス幅を検出し、過
電流検知部4でマスクされるパルス幅以下の期間はSW部8を開き、スイッチング素子1を動作させないようにし、遅延部19はPWM比較器6の出力パルスを遅延してSW部8に供給する。
このスイッチング電源において、スイッチング電源の出力電圧Voが短絡等で過電流状
態となった場合、過電流検知部4が電流増加を検知し、ソフトスタート回路の出力電圧SSを0Vまで下げる。その後、直ちに電圧SSが自動復帰をはじめ、電圧SSがaVに達すると、図26(b)に示すように、PWM比較器6がパルス出力を開始する。このとき、パルス幅検出部18が、PWM比較器6から出力されるパルスのパルス幅を検出し、図26(d)に示すように、PWM比較器6から出力されるパルスのパルス幅が過電流検知部4でマスクされるパルス幅以下の期間は遅延部19からのパルスが入力されるSW部8を開き、スイッチング素子1を動作させないようにする。
そして、PWM比較器6から出力されるパルスのパルス幅が一定幅以上になると、図26(d)に示すように、SW部8がONされ、遅延部19の出力がスイッチング素子1に供給される。
したがって、PWM比較器6の出力パルスのONデューティが一定以上になるまで、すなわち、過電流保護のノンプロテクト期間中、スイッチング素子1が動作しないので、出力ピーク電流を低減することが可能となる。
上記の実施例では、過電流検知部4でマスクされるパルス幅以下の期間はSW部8を開き、スイッチング素子1を動作させないようにしたが、電圧SSの復帰時にPWM比較器からの出力パルスをモニタし、パルス幅の短い期間は波形整形回路によりマスクされるパルス幅より少し長い時間のパルス幅を持った信号を出力し、パルス幅が一定以上になると、PWM比較器からの出力の遅延信号をそのまま出力することにより、過電流保護されない期間をスキップすることもでき、以下、波形整形回路を用いた実施例について、図27、図28により説明する。
図27は本実施例のスイッチング電源の構成を示す図であり、このスイッチング電源は、図に示すように、スイッチング素子1、ツェナーダイオード2、平滑素子3、過電流検知部4、PWM比較器6、PWM比較器6の出力パルスのパルス幅を検出するパルス幅検出部18、PWM比較器6の出力パルスを遅延する遅延部19、遅延部19とスイッチング素子1との間に配置された波形整形部19により構成され、従来のスイッチング電源にパルス幅検出部18、遅延部19と波形整形部20が新たに追加されている。
パルス幅検出部18は、上記と同様に、PWM比較器6から出力されるパルスのパルス幅を検出し、過電流検知部4でマスクされるパルス幅以下の期間は波形整形部20を動作させ、この動作状態において、波形整形部20は遅延部19の出力が入力されると、マスクされるパルス幅の時間より少し長い時間のパルス幅を持った信号を出力する。
このスイッチング電源において、スイッチング電源の出力電圧Voが短絡等で過電流状
態となった場合、過電流検知部4が電流増加を検知し、ソフトスタート回路の出力電圧SSを0Vまで下げる。その後、直ちに電圧SSが自動復帰をはじめ、電圧SSがaVに達すると、図28(b)に示すように、PWM比較器6がパルス出力を開始する。このとき、パルス幅検出部18が、PWM比較器6から出力されるパルスのパルス幅を検出し、図28(e)に示すように、過電流検知部4でマスクされるパルス幅以下の期間は遅延部19からのパルスが入力される波形整形部20の動作をON状態にし、PWM比較器6からの出力パルスのパルス幅が一定幅以上になると、波形整形部20の動作をOFF状態にする。
これにより、波形整形部20は、動作期間の間は、図28(c)に示す遅延部19の出力が入力されると、図28(d)に示すように、マスクされるパルス幅の時間より少し長い時間のパルス幅を持った信号を出力し、PWM比較器6から出力されるパルスのパルス幅が一定幅以上になった場合には、波形整形部20は動作をOFFし、遅延部19の出力パルスをそのまま出力する。
以上のように、PWM比較器6から出力されるパルスのパルス幅が、過電流検知部4でマスクされるパルス幅以下の期間は波形整形部20からマスク時間より少し長い時間のパルス幅を持った信号が出力されるので、常に、過電流検知部4のマスク部によってマスクされることはなく、過電流保護されない期間をスキップすることが可能となる。
なお、上記の実施例3〜11では、レベルシフト部11のシフト分Vshiftや電圧切換
部の基準電圧Vr2を固定としたが、定常状態でのPWM比較器6の出力パルス幅は発振周波数や入力電圧、出力電圧によって変化するので、レベルシフト部11のシフト分Vshiftや電圧切換部の基準電圧Vr2を発振周波数や入力電圧、出力電圧に応じて可変できるよ
うにすることも可能である。
また、上記の実施例13、14では、遅延部19を用いてPWM比較器6の出力パルスを遅延した信号をSW部8や波形整形部20に供給したが、遅延部19を省略し、PWM比較器6の出力パルスを直接SW部8や波形整形部20に供給するようにしてもよい。
さらに、上記の実施例では、スイッチング電源として降圧型スイッチング電源を例として説明したが、昇圧型スイッチング電源や反転型スイッチング電源にも本発明のスイッチング電源を適用することができ、また、電圧検出部や信号処理回路部は実施例以外の様々な回路を用いることも可能である。
本発明のスイッチング電源の実施例を示す図である。 図1のスイッチング電源の動作波形を示す図である。 本発明のスイッチング電源の他の実施例を示す図である。 図3のスイッチング電源の動作波形を示す図である。 本発明のスイッチング電源の他の実施例を示す図である。 図5のスイッチング電源の動作波形を示す図である。 本発明のスイッチング電源の他の実施例を示す図である。 図7のスイッチング電源の動作波形を示す図である。 本発明のスイッチング電源の他の実施例を示す図である。 図9のスイッチング電源の動作波形を示す図である。 本発明のスイッチング電源の他の実施例を示す図である。 図11のスイッチング電源の動作波形を示す図である。 本発明のスイッチング電源の他の実施例を示す図である。 図13のスイッチング電源の動作波形を示す図である。 本発明のスイッチング電源の他の実施例を示す図である。 図15のスイッチング電源の動作波形を示す図である。 本発明のスイッチング電源の他の実施例を示す図である。 図17のスイッチング電源の動作波形を示す図である。 本発明のスイッチング電源の他の実施例を示す図である。 図19のスイッチング電源の動作波形を示す図である。 本発明のスイッチング電源の他の実施例を示す図である。 図21のスイッチング電源の動作波形を示す図である。 本発明のスイッチング電源の他の実施例を示す図である。 図23のスイッチング電源の動作波形を示す図である。 本発明のスイッチング電源の他の実施例を示す図である。 図25のスイッチング電源の動作波形を示す図である。 本発明のスイッチング電源の他の実施例を示す図である。 図27のスイッチング電源の動作波形を示す図である。 従来のスイッチング電源の構成を示す図である。 従来のスイッチング電源の動作波形を示す図である。 従来のスイッチング電源の動作波形を示す図である。
符号の説明
1 スイッチング素子
2 ツェナーダイオード
3 平滑素子
4 過電流検知部
41 比較器
42 マスク部
43 論理部
5 ソフトスタート回路
6 PWM比較器
7、9、15 電圧検出部
8 SW部
10 急速復帰部
11 レベルシフト部
12、13、14 信号処理回路部
16 電圧切換部
17 ダイナミックヒス回路
18 パルス幅検出部
19 遅延部
20 波形整形部

Claims (15)

  1. スイッチング手段を流れる電流の過電流を検知する過電流検知手段と、上記過電流検知手段の出力により電圧が低下した後、所定電圧に復帰する電圧を発生するソフトスタート手段と、このソフトスタート手段の出力、発振器出力及び出力電圧と設定電圧との誤差信号が入力される比較手段と、上記比較手段の出力により駆動される上記スイッチング手段とを備えたスイッチング電源であって、
    上記ソフトスタート手段の出力が入力される電圧検出手段と、上記比較手段と上記スイッチング手段との間に設けられた信号遮断手段を備え、上記電圧検出手段の出力により上記信号遮断手段が制御されることを特徴とするスイッチング電源。
  2. スイッチング手段を流れる電流の過電流を検知する過電流検知手段と、上記過電流検知手段の出力により電圧が低下した後、所定電圧に復帰する電圧を発生するソフトスタート手段と、このソフトスタート手段の出力、発振器出力及び出力電圧と設定電圧との誤差信号が入力される比較手段と、上記比較手段の出力により駆動される上記スイッチング手段とを備えたスイッチング電源であって、
    上記ソフトスタート手段の出力が入力される電圧検出手段と、上記ソフトスタート手段の電圧を急速に復帰させる復帰手段を備え、上記電圧検出手段の出力により上記復帰手段が制御されることを特徴とするスイッチング電源。
  3. スイッチング手段を流れる電流の過電流を検知する過電流検知手段と、上記過電流検知手段の出力により電圧が低下した後、所定電圧に復帰する電圧を発生するソフトスタート手段と、このソフトスタート手段の出力、発振器出力及び出力電圧と設定電圧との誤差信号が入力される比較手段と、上記比較手段の出力により駆動される上記スイッチング手段とを備えたスイッチング電源であって、
    上記ソフトスタート手段の出力が入力される電圧検出手段と、上記発振器出力のレベルを一定電圧だけシフトするレベルシフト手段を備え、上記電圧検出手段の出力により上記レベルシフト手段が制御されることを特徴とするスイッチング電源。
  4. スイッチング手段を流れる電流の過電流を検知する過電流検知手段と、上記過電流検知手段の出力により電圧が低下した後、所定電圧に復帰する電圧を発生するソフトスタート手段と、このソフトスタート手段の出力、発振器出力及び出力電圧と設定電圧との誤差信号が入力される比較手段と、上記比較手段の出力により駆動される上記スイッチング手段とを備えたスイッチング電源であって、
    上記比較手段の出力パルスを検出するパルス検出手段と、上記発振器出力のレベルを一定電圧だけシフトするレベルシフト手段を備え、上記パルス検出手段の出力により上記レベルシフト手段が制御されることを特徴とするスイッチング電源。
  5. スイッチング手段を流れる電流の過電流を検知する過電流検知手段と、上記過電流検知手段の出力により電圧が低下した後、所定電圧に復帰する電圧を発生するソフトスタート手段と、このソフトスタート手段の出力、発振器出力及び出力電圧と設定電圧との誤差信号が入力される比較手段と、上記比較手段の出力により駆動される上記スイッチング手段とを備えたスイッチング電源であって、
    上記比較手段の出力パルスにより駆動されるタイマ手段と、上記発振器出力のレベルを一定電圧だけシフトするレベルシフト手段を備え、上記タイマ手段の出力により上記レベルシフト手段が制御されることを特徴とするスイッチング電源。
  6. スイッチング手段を流れる電流の過電流を検知する過電流検知手段と、上記過電流検知手段の出力により電圧が低下した後、所定電圧に復帰する電圧を発生するソフトスタート手段と、このソフトスタート手段の出力、発振器出力及び出力電圧と設定電圧との誤差信
    号が入力される比較手段と、上記比較手段の出力により駆動される上記スイッチング手段とを備えたスイッチング電源であって、
    上記比較手段の出力パルスをカウントするカウント手段と、上記発振器出力のレベルを一定電圧だけシフトするレベルシフト手段を備え、上記カウント手段の出力により上記レベルシフト手段が制御されることを特徴とするスイッチング電源。
  7. スイッチング手段を流れる電流の過電流を検知する過電流検知手段と、上記過電流検知手段の出力により電圧が低下した後、所定電圧に復帰する電圧を発生するソフトスタート手段と、このソフトスタート手段の出力、発振器出力及び出力電圧と設定電圧との誤差信号が入力される比較手段と、上記比較手段の出力により駆動される上記スイッチング手段とを備えたスイッチング電源であって、
    上記ソフトスタート手段の出力が入力される電圧検出手段と、上記ソフトスタート手段の出力電圧のレベルを一定電圧だけシフトするレベルシフト手段を備え、上記電圧検出手段の出力により上記レベルシフト手段が制御されることを特徴とするスイッチング電源。
  8. スイッチング手段を流れる電流の過電流を検知する過電流検知手段と、上記過電流検知手段の出力により電圧が低下した後、所定電圧に復帰する電圧を発生するソフトスタート手段と、このソフトスタート手段の出力、発振器出力及び出力電圧と設定電圧との誤差信号が入力される比較手段と、上記比較手段の出力により駆動される上記スイッチング手段とを備えたスイッチング電源であって、
    上記比較手段の出力パルスを検出するパルス検出手段と、上記ソフトスタート手段の出力電圧のレベルを一定電圧だけシフトするレベルシフト手段を備え、上記パルス検出手段の出力により上記レベルシフト手段が制御されることを特徴とするスイッチング電源。
  9. スイッチング手段を流れる電流の過電流を検知する過電流検知手段と、上記過電流検知手段の出力により電圧が低下した後、所定電圧に復帰する電圧を発生するソフトスタート手段と、このソフトスタート手段の出力、発振器出力及び出力電圧と設定電圧との誤差信号が入力される比較手段と、上記比較手段の出力により駆動される上記スイッチング手段とを備えたスイッチング電源であって、
    上記比較手段の出力パルスにより駆動されるタイマ手段と、上記ソフトスタート手段の出力電圧のレベルを一定電圧だけシフトするレベルシフト手段を備え、上記タイマ手段の出力により上記レベルシフト手段が制御されることを特徴とするスイッチング電源。
  10. スイッチング手段を流れる電流の過電流を検知する過電流検知手段と、上記過電流検知手段の出力により電圧が低下した後、所定電圧に復帰する電圧を発生するソフトスタート手段と、このソフトスタート手段の出力、発振器出力及び出力電圧と設定電圧との誤差信号が入力される比較手段と、上記比較手段の出力により駆動される上記スイッチング手段とを備えたスイッチング電源であって、
    上記比較手段の出力パルスをカウントするカウント手段と、上記ソフトスタート手段の出力電圧のレベルを一定電圧だけシフトするレベルシフト手段を備え、上記カウント手段の出力により上記レベルシフト手段が制御されることを特徴とするスイッチング電源。
  11. スイッチング手段を流れる電流の過電流を検知する過電流検知手段と、上記過電流検知手段の出力により電圧が低下した後、所定電圧に復帰する電圧を発生するソフトスタート手段と、このソフトスタート手段の出力、発振器出力及び出力電圧と設定電圧との誤差信号が入力される比較手段と、上記比較手段の出力により駆動される上記スイッチング手段とを備えたスイッチング電源であって、
    上記ソフトスタート手段の出力電圧が所定の範囲にあることを検出する電圧判定手段と、上記ソフトスタート手段の出力電圧と一定電圧とを切り換える切換手段を備え、上記電圧判定手段の出力により上記切換手段が制御されることを特徴とするスイッチング電源。
  12. 請求項3〜請求項11のいずれかに記載されたスイッチング電源装置において、
    上記一定電圧をスイッチング電源の入力電圧、出力電圧または発振器の発振周波数に応じて可変できることを特徴とするスイッチング電源。
  13. スイッチング手段を流れる電流の過電流を検知する過電流検知手段と、上記過電流検知手段の出力により電圧が低下した後、所定電圧に復帰する電圧を発生するソフトスタート手段と、このソフトスタート手段の出力、発振器出力及び出力電圧と設定電圧との誤差信号が入力される比較手段と、上記比較手段の出力により駆動される上記スイッチング手段とを備えたスイッチング電源であって、
    上記ソフトスタート手段の出力電圧を検出する電圧検出手段と、上記ソフトスタート手段の出力電圧のレベルを一時的にシフトするダイナミックシフト手段を備え、上記電圧検出手段の出力により上記ダイナミックシフト手段が制御されることを特徴とするスイッチング電源。
  14. スイッチング手段を流れる電流の過電流を検知する過電流検知手段と、上記過電流検知手段の出力により電圧が低下した後、所定電圧に復帰する電圧を発生するソフトスタート手段と、このソフトスタート手段の出力、発振器出力及び出力電圧と設定電圧との誤差信号が入力される比較手段と、上記比較手段の出力により駆動される上記スイッチング手段とを備えたスイッチング電源であって、
    上記比較手段の出力パルスが入力されるパルス幅検出手段と、上記比較手段と上記スイッチング手段との間に設けられた信号遮断手段を備え、上記パルス幅検出手段の出力により上記信号遮断手段が制御されることを特徴とするスイッチング電源。
  15. スイッチング手段を流れる電流の過電流を検知する過電流検知手段と、上記過電流検知手段の出力により電圧が低下した後、所定電圧に復帰する電圧を発生するソフトスタート手段と、このソフトスタート手段の出力、発振器出力及び出力電圧と設定電圧との誤差信号が入力される比較手段と、上記比較手段の出力により駆動される上記スイッチング手段とを備えたスイッチング電源であって、
    上記比較手段の出力パルスが入力されるパルス幅検出手段と、上記比較手段と上記スイッチング手段との間に設けられ、上記比較手段の出力パルスを一定幅のパルスに整形する波形整形手段を備え、上記パルス幅検出手段の出力により上記波形整形手段の動作が制御されることを特徴とするスイッチング電源。
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