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JP2006098102A - 多層分析要素 - Google Patents

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JP2006098102A JP2004281685A JP2004281685A JP2006098102A JP 2006098102 A JP2006098102 A JP 2006098102A JP 2004281685 A JP2004281685 A JP 2004281685A JP 2004281685 A JP2004281685 A JP 2004281685A JP 2006098102 A JP2006098102 A JP 2006098102A
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Kazuya Kawasaki
和也 川崎
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

【課題】 多孔性膜をラミネートした場合においても、膜単体での特性が維持され、液量依存性がない多層分析要素を提供すること。
【解決手段】 水不透過性光透過性平面支持体の片面上に、少なくとも1つの非繊維・非多孔性ポリマー層と少なくとも1つの非繊維性多孔膜からなる多孔性液体試料展開層が、この順に積層一体化された液体試料分析用乾式多層分析要素において、非繊維・非多孔性ポリマー層と非繊維性多孔膜からなる多孔性液体試料展開層とが水不溶性ポリマーにより密着されている、液体試料分析用乾式多層分析要素。
【選択図】 なし

Description

本発明は、臨床検査、食品検査又は環境分析等に用いられる乾式多層分析要素、およびその製造方法に関する。
臨床検査、食品検査及び環境分析の分野では、迅速・簡便に検体を処理する要求が年々高くなっており、そのニーズに応えた乾式分析要素が汎用されている。乾式分析要素の中で、血液等の受容、展開、拡散を行わせる展開層には、特開昭55−164356、特開昭57−66359、特開昭60−222769等に代表されるように、繊維質多孔性材料が用いられてきた。
この繊維質多孔性材料は、液体試料点着時の展開が速く、製造時の取り扱い性にも優れている。また、全血のような粘性のある試料に対しても適用性があり、広く使用されている。
しかし、この分野では、より高い精度(再現性)での測定が要求されるようになってきており、繊維質多孔性材料(布展開層)では、いくつか不具合がでてきている。その一つが、布自身のロット変動の問題である。通常、布展開層には、織物と編物があるが、その織り方、編み方にロット間差及びロット内差が見つかっている。具体的には、単位面積当たりの編目数、単位面積当たりの重量、厚みなどである。また、中間工程で、材料の洗浄工程があるが、その洗浄の程度により、布の親水性にロット間差、ロット内差がある。さらに、布展開層は、平滑ではないため、積層方式で、十分な接着力を確保して製造しようとすると、下層に展開層を食い込ませざるを得ない。これにより下層は乱れており、より高い精度での測定に対しては、好ましくない。また布は下層に布を接着する際に、その構造上伸びやすく、空隙体積の変化を起こしやすい。そのために液体試料点着時の展開面積が変化しやすく、ロット内差及び高精度測定が達成できない原因となっている。また近年、より少ない試料で測定することが望まれているが、布展開層では、試料液量を少なくしていくと、編目の影響による反射光量のバラツキが顕著になり、さらに展開層を接着する際の下層の不均一な乱れのために高精度の測定ができなくなる問題がある。
布展開層に代わる技術として、塗布による多孔膜を作製する方法が提案されている。代表的な発明は塗布乾燥中のポリマー相転移反応を活用したいわゆるブラッシュポリマー層(特開昭49−53888)、マイクロビーズを塗布して形成させたビーズ展開層(特開昭55−90859)が知られている。しかしながら、これらの方法は展開層の膜質が弱く、シート状の塗布物をスライド化する際(加工時)、展開層が脆くはがれやすい欠点を有していた。
これらの欠点を改良する方法のひとつとして、展開層としての均質で、かつ膜強度の高い予め成形された非繊維性多孔膜をラミネートする方法が提案されている(特開昭49−53888、特開昭56−97872)。展開層として、布より均一な多孔性膜を適用するときに膜単体に、検体を点着する場合、液量に応じて、展開面積が変化するため、単位面積あたりの検体量は、一定に保つことができる。即ち、液量依存性がない。ところが、膜を従来の方式で、ポリマー層に湿し水を供給し、ラミネートし、スライドを作製し、液量依存性を調べると、悪化することがわかった。
特開昭55−164356号公報 特開昭57−66359号公報 特開昭60−222769号公報 特開昭49−53888号公報 特開昭55−90859号公報 特開昭56−97872号公報
本発明は上記した従来技術の問題点を解消することを解決すべき課題とした。即ち、本発明の目的は、多孔性膜をラミネートした場合においても、膜単体での特性が維持され、液量依存性がない多層分析要素を提供することである。
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意検討した結果、非繊維・非多孔性ポリマー層と非繊維性多孔膜からなる多孔性液体試料展開層が積層一体化された液体試料分析用乾式多層分析要素において、非繊維・非多孔性ポリマー層と非繊維性多孔膜からなる多孔性液体試料展開層とを水不溶性ポリマーにより密着することによって、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明によれば、水不透過性光透過性平面支持体の片面上に、少なくとも1つの非繊維・非多孔性ポリマー層と少なくとも1つの非繊維性多孔膜からなる多孔性液体試料展開層が、この順に積層一体化された液体試料分析用乾式多層分析要素において、非繊維・非多孔性ポリマー層と非繊維性多孔膜からなる多孔性液体試料展開層とが水不溶性ポリマーにより密着されている、液体試料分析用乾式多層分析要素が提供される。
好ましくは、非繊維性多孔膜は、6,6−ナイロン、6−ナイロン、アクリレート共重合体、ポリアクリレート、ポリアクリロニトリル、ポリアクリロニトリル共重合体、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリウレタン、ポリエーテルスルホン、ポリスルホン、ポリエーテルスルホンとポリスルホンの混合物、セルロースアセテート、セルロースブチレート、セルロースアセテートブチレート(混合エステル)、セルロースニトレート、ポリエステル、ポリエステルカーボネート、ポリエチレン、ポリエチレンクロロトリフルオロエチレン共重合体、ポリエチレンテトラフルオロエチレン共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、ポリカーボネート、ポリテトラフルオロエチレン、ポリビニリデンジフルオライド、ポリフェニレンスルフィド、ポリフェニレンオキシド、ポリフルオロカーボネート、ポリプロピレン、ポリベンズイミダゾール、ポリメタクリル酸メチル、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体の鹸化物、ポリビニルアルコール、またはこれらの混合物である。さらに好ましくは、非繊維性多孔膜はポリスルホン、ポリエーテルスルホン、セルロースアセテート、6,6−ナイロン、又は6−ナイロンである。
好ましくは、非繊維性多孔膜は非対称性膜である。
好ましくは、水不溶性ポリマーはホットメルト接着剤である。
本発明の乾式多層分析要素においては、非繊維・非多孔性ポリマー層と非繊維性多孔膜からなる多孔性液体試料展開層とが水不溶性ポリマーにより密着されていることによって、膜単体での特性が維持され、液量依存性が改良された乾式多層分析要素を提供することが可能になった。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
本発明の液体試料分析用乾式多層分析要素は、水不透過性光透過性平面支持体の片面上に、少なくとも1つの非繊維・非多孔性ポリマー層と少なくとも1つの非繊維性多孔膜からなる多孔性液体試料展開層が、この順に積層一体化されたものであり、非繊維・非多孔性ポリマー層と非繊維性多孔膜からなる多孔性液体試料展開層とが水不溶性ポリマーにより密着されていることを特徴とする。
従来法においては、非繊維・非多孔性ポリマー層に湿し水を供給した後に非繊維性多孔膜をラミネートして多孔性液体試料展開層を形成していたが、本発明においては、密着性のある水不溶性ポリマーを非繊維・非多孔性ポリマー層と非繊維性多孔膜の間に配置することにより、非繊維性多孔膜の膜単体でもつ特性が維持される。これにより、膜単体で示した液量に応じて展開面積が変化する特性が、スライド化しても維持され、液量依存性が改良される。
本発明で用いる水不溶性ポリマーは、非繊維・非多孔性ポリマー層と非繊維性多孔膜からなる多孔性液体試料展開層とを密着できるものであれば特に限定されないが、好ましくはホットメルト接着剤を使用することができる。ホットメルト接着剤とは、常温では固形で、加熱溶融して使うタイプの接着剤のことを言う。ホットメルト材としては、工業材料 第26巻第11号P4〜P5に記載されたような材料を用いることができる。即ち、エチレン-酢酸ビニル共重合体、エチレン-酢酸ビニル共重合体、エチレン-アクリル酸エチル共重合体、エチレン-アクリル酸共重合体等のエチレン共重合体、低分子量ポリエチレンやアタクチックポリプロピレンのようなポリオレフィン類、ナイロン等のポリアミド、ポリエステル系共重合体、SBSなどのスチレンブロック共重合体のような熱可塑性ゴム、スチレンブタジエンゴム、ブチルゴム、ウレタンゴム、ロジン、石油樹脂、テルペン樹脂、パラフィン、合成ワックス等、種々のものを用いることができる。
水不溶性ポリマーの使用量は1〜10g/m2程度であり、好ましくは1〜5g/m2程度であり、例えば3g/m2である。
本発明の乾式多層分析要素は、好ましくは、水不透過性光透過性平面支持体の片面上に、少なくとも1つの非繊維・非多孔性ポリマー層を設け、次いで、当該非繊維・非多孔性ポリマー層の上面に、水不溶性ポリマーを塗布した非繊維性多孔膜をラミネートすることにより製造することができる。
水不透過性光透過性平面支持体としては、従来公知の乾式分析要素に用いられている水不透過性でかつ光透過性の支持体を用いることができる。水不透過性光透過性支持体の例としては、ポリエチレンテレフタレート、ビスフェノールAのポリカルボネート、ポリスチレン、セルロースエステル(例、セルロースジアセテート、セルローストリアセテート、セルロースアセテートプロピオネート等)等のポリマーからなる厚さ約50μmから約1mm、好ましくは約80μmから約300μmの範囲のフィルムもしくはシート状の透明支持体を挙げることができる。
支持体の表面には必要により下塗層を設けて、支持体の上に設けられる接着層と支持体との接着を強固なものにすることができる。また、下塗層の代りに、支持体の表面を物理的あるいは化学的な活性化処理を施して接着力の向上を図ってもよい。
本発明の乾式多層分析要素は、少なくとも1つの非繊維性多孔膜からなる多孔性液体試料展開層を含む。多孔性液体試料展開層は、水性の検体に含有されている成分を実質的に偏在させることなしに平面的に拡げ、単位面積当りほぼ一定量の割合で、機能層に供給する機能を有する層である。
多孔性液体試料展開層は、1層だけに限定する必要はなく、2層以上の非繊維性多孔膜を部分的に配置された接着剤により接着された積層物を用いることができる。また、多孔性液体試料展開層には、展開性をコントロールする目的で、親水性のポリマー等の展開制御剤を含ませることができる。更に、目的とする検出反応を行うための試薬、該検出反応を促進するための試薬、あるいは干渉・妨害反応を低減又は阻止する為の各種試薬、もしくはこれらの試薬の一部を含ませることができる。
本発明における多孔性液体試料展開層は、非繊維性多孔膜からなるものである。好ましくは、非繊維性多孔膜は有機高分子からなる多孔膜である。上記した有機高分子からなる多孔膜は、対称性膜又は非対称性膜の何れも使用することができる。非対称性多孔膜の場合、非対称率は好ましくは2.0以上であり、対称性多孔膜の場合、非対称率は好ましくは2.0未満である。本明細書で言う非対称性多孔膜とは、一方の表面の平均孔径が他方の表面の平均孔径よりも大きい多孔膜のことであり、非対称率とは、大きい方の平均孔径を小さい方の平均孔径で割った値のことである。
有機高分子からなる多孔膜の好ましい具体例としては、6,6−ナイロン、6−ナイロン、アクリレート共重合体、ポリアクリレート、ポリアクリロニトリル、ポリアクリロニトリル共重合体、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリウレタン、ポリエーテルスルホン、ポリスルホン、ポリエーテルスルホンとポリスルホンの混合物、セルロースアセテート、セルロースブチレート、セルロースアセテートブチレート(混合エステル)、セルロースニトレート、ポリエステル、ポリエステルカーボネート、ポリエチレン、ポリエチレンクロロトリフルオロエチレン共重合体、ポリエチレンテトラフルオロエチレン共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、ポリカーボネート、ポリテトラフルオロエチレン、ポリビニリデンジフルオライド、ポリフェニレンスルフィド、ポリフェニレンオキシド、ポリフルオロカーボネート、ポリプロピレン、ポリベンズイミダゾール、ポリメタクリル酸メチル、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体の鹸化物、ポリビニルアルコール、またはこれらの混合物などが挙げられる。
上記の中でも、6,6−ナイロン、6−ナイロン、ポリエーテルスルホン、ポリスルホン、ポリエーテルスルホンとポリスルホンの混合物、セルロースアセテート、セルロースブチレート、セルロースアセテートブチレート(混合エステル)、セルロースニトレート、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリオレフィン、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアルコール、ポリカーボネート、ポリエステルカーボネート、ポリフェニレンオキシド、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、またはこれらの混合物がさらに好ましく。
さらに好ましくは、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、セルロースアセテート、6,6−ナイロン、又は6−ナイロンであり、特に好ましくはポリスルホン、又はポリエーテルスルホンであり、最も好ましくはポリスルホンである。
非繊維性多孔膜の膜厚は、好ましくは80〜300μm、さらに好ましくは100〜200μmであり、特に好ましくは130〜160μmである。
また、非繊維性多孔膜の平均孔径は、好ましくは0.3〜10μmであり、さらに好ましくは0.45〜5μmである。
本発明の液体試料分析用乾式多層分析要素の構成例としては、(1)透明支持体上に、1または複数の非繊維・非多孔性ポリマー層(機能層)が設けられ、さらに該非繊維・非多孔性ポリマー層(機能層)の上に多孔性液体試料展開層が設けられている液体試料分析用乾式多層分析要素、並びに、(2)透明支持体上に、1または複数の非繊維・非多孔性ポリマー層(機能層)が設けられ、さらに該非繊維・非多孔性ポリマー層(機能層)の上に、試料分析用の試薬を含有する多孔性液体試料展開層が設けられている液体試料分析用乾式多層分析要素、が挙げられる。即ち、本発明における多孔性液体試料展開層は、試料分析用の試薬を含んでいてもよいし、含んでいなくてもよい。
また、多孔性液体試料展開層が試薬を含有する場合、予め多孔膜を試薬溶液に浸漬後、乾燥させることにより試薬含有膜を作製できる。また、別法として多孔膜上に試薬溶液を塗布後乾燥させることにより試薬含有非繊維性多孔膜を作製できるが、特に手段は限定されない。
本発明の乾式多層分析要素は、少なくとも1つの非繊維・非多孔性ポリマー層(機能層)を含む。非繊維・非多孔性ポリマー層(機能層)の数は1以上であれば特に限定されず、1層でもよいし、2層以上の複数の層とすることもできる。
非繊維・非多孔性ポリマー層(機能層)の具体例としては、液状試薬を吸水する吸水層、化学反応により生成した色素の拡散を防止する媒染層、ガスを選択的に透過させるガス透過層、層間での物質移動を抑制・促進させる中間層、内因性物質を除去する除去層、反射測光を安定に行うための光遮蔽層、内因性色素の影響を抑制する色遮蔽層、血球と血漿を分離する分離層、分析対象物と反応する試薬を含む試薬層、発色剤を含む発色層などが挙げられる。
本発明の一例としては、例えば、支持体の上には、場合によっては下塗層等の他の層を介して、機能層として親水性ポリマー層を設けることができる。親水性ポリマー層としては、例えば、無孔性、吸水性かつ水浸透性の層であり、基本的に親水性ポリマーのみなる吸水層、親水性ポリマーをバインダーとし発色反応に直接関与する発色試薬の一部又は全部を含む試薬層、及び親水性ポリマー中に発色色素を固定し不動にする成分(例:媒染剤)を含有する検出層などを設けることができる。
以下、機能層について説明する。
(試薬層)
試薬層は水性液体中の被検成分と反応して光学的に検出可能な変化を生じる試薬組成物の少なくとも一部が親水性ポリマーバインダー中に実質的に一様に分散されている吸水性で水浸透性の層である。この試薬層には指示薬層、発色層なども含まれる。
試薬層のバインダーとして用いることができる親水性ポリマーは、一般には水吸収時の膨潤率が30℃で約150%から約2000%、好ましくは約250%から約1500%の範囲の天然または合成親水性ポリマーである。そのような親水性ポリマーの例としては、特開昭60−108753号公報等に開示されているゼラチン(例、酸処理ゼラチン、脱イオンゼラチン等)、ゼラチン誘導体(例、フタル化ゼラチン、ヒドロキシアクリレートグラフトゼラチン等)、アガロース、プルラン、プルラン誘導体、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等をあげることができる。
試薬層は架橋剤を用いて適宜に架橋硬化された層とすることができる。架橋剤の例として、ゼラチンに対する1,2−ビス(ビニルスルホニルアセトアミド)エタン、ビス(ビニルスルホニルメチル)エーテル等の公知のビニルスルホン系架橋剤、アルデヒド等、メタリルアルコールコポリマーに対するアルデヒド、2個のグリシジル基含有エポキシ化合物等がある。
試薬層の乾燥時の厚さは約1μmから約100μmの範囲であることが好ましく、より好ましくは約3μmから約30μmの範囲である。また試薬層は実質的に透明であることが好ましい。
本発明の乾式多層分析要素の試薬層やその他の層に含める試薬としては、被験物質に応じてその検出に適した試薬を選択することができる。
例えば、アンモニア(被験物質がアンモニア又はアンモニア生成物質である場合)を分析する場合には、呈色性アンモニア指示薬として、ロイコシアニン染料、ニトロ置換ロイコ染料およびロイコフタレイン染料のようなロイコ染料(米国再発行特許第30267号明細書または特公昭58−19062号公報記載):ブロムフェノールブルー、ブロムクレゾールグリーン、ブロムチモールブルー、キノリンブルーおよびロゾール酸のようなpH指示薬(共立出版(株)、化学大辞典、第10巻63〜65頁参照):トリアリールメタン系染料前駆体: ロイコベンジリデン色素(特開昭55−379号および特開昭56−145273号各公報に記載):ジアゾニウム塩とアゾ染料カプラー:塩基漂白可能染料等を用いることができる。バインダーの重量に対する呈色性アンモニア指示薬の配合量は約1〜20重量%の範囲内であることが好ましい。
被験物質であるアンモニア生成物質と反応してアンモニアを生成させる試薬は、酵素または酵素を含有する試薬であることが好ましく、被験物質であるアンモニア生成物質の種類に応じて、分析に適した酵素を選択して用いることができる。上記試薬として酵素を用いる場合には、その酵素の特異性からアンモニア生成物質と試薬の組み合わせが決定される。アンモニア生成物質と試薬としての酵素の組合せの具体例としては、尿素:ウレアーゼ、クレアチニン:クレアチニンデイミナーゼ、アミノ酸:アミノ酸デヒドロゲナーゼ、アミノ酸:アミノ酸オキシダーゼ、アミノ酸:アンモニアリアーゼ、アミン:アミンオキシダーゼ、ジアミン:アミンオキシダーゼ、グルコースおよびホスホアミダート:ホスホアミダートヘキソースホスホトランスフェラーゼ、ADP:カルバミン酸塩キナーゼおよび燐酸カルバモル、酸アミド:アミドヒドロラーゼ、ヌクレオ塩基:ヌクレオ塩基デアミナーゼ、ヌクレオシド/ヌクレオシドデアミナーゼ、ヌクレオチド:ヌクレオチドデアミナーゼ、グアニン:グアナーゼ等を挙げることができる。アンモニアを分析する場合の試薬層に用いることができるアルカリ性緩衝剤としては、pHが7.0〜12.0、好ましくは7.5〜11.5の範囲の緩衝剤を用いることができる。
アンモニアを分析する場合の試薬層には、アンモニア生成物質と反応してアンモニアを生成させる試薬、アルカリ性緩衝剤およびフィルム形成能を有する親水性ポリマーバインダー以外にも必要に応じて湿潤剤、バインダー架橋剤(硬化剤)、安定剤、重金属イオントラップ剤(錯化剤)等を含有させることができる。重金属イオントラップ剤は、酵素活性を阻害するような重金属イオンをマスキングするために使用されるものである。重金属イオントラップ剤の具体例としては、EDTA・2Na、EDTA・4Na、ニトリロトリ酢酸(NTA)、ジエチレントリアミンペンタ酢酸のようなコンプレクサン(complexane)を挙げることができる。
グルコース測定試薬組成物の例としては、米国特許3,992,158;特開昭54−26793;特開昭59−20853;特開昭59−46854;特開昭59−54962等に記載のグルコースオキシダーゼ、ペルオキシダーゼ、4−アミノアンチピリン又はその誘導体、1,7−ジヒドロキシナフタレンを含む改良Trinder試薬組成物がある。
(光遮蔽層)
前記試薬層の上に必要に応じて光遮蔽層を設けることができる。光遮蔽層は、光吸収性または光反射性(これらを合わせて光遮蔽性という。)を有する微粒子が少量の被膜形成能を有する親水性ポリマーバインダーに分散保持されている水透過性または水浸透性の層である。光遮蔽層は試薬層にて発生した検出可能な変化(色変化、発色等)を光透過性を有する支持体側から反射測光する際に、後述する展開層に点着供給された水性液体の色、特に試料が全血である場合のヘモグロビンの赤色等、を遮蔽するとともに光反射層または背景層としても機能する。
光反射性を有する微粒子の例としては、二酸化チタン微粒子(ルチル型、アナターゼ型またはブルカイト型の粒子径が約0.1μmから約1.2μmの微結晶粒子等)、硫酸バリウム微粒子、アルミニウム微粒子または微小フレーク等を挙げることができ、光吸収性微粒子の例としては、カーボンブラック、ガスブラック、カーボンミクロビーズ等を挙げることができ、これらのうちでは二酸化チタン微粒子、硫酸バリウム微粒子が好ましい。特に好ましいのは、アナターゼ型二酸化チタン微粒子である。
被膜形成能を有する親水性ポリマーバインダーの例としては、前述の試薬層の製造に用いられる親水性ポリマーと同様の親水性ポリマーのほかに、弱親水性の再生セルロース、セルロースアセテート等を挙げることができ、これらのうちではゼラチン、ゼラチン誘導体、ポリアクリルアミド等が好ましい。なお、ゼラチン、ゼラチン誘導体は公知の硬化剤(架橋剤)を混合して用いることができる。
光遮蔽層は、光遮蔽性微粒子と親水性ポリマーとの水性分散液を公知の方法により試薬層の上に塗布し乾燥することにより設けることができる。また光遮蔽層を設ける代りに、前述の展開層中に光遮蔽性微粒子を含有させてもよい。
(吸水層)
本発明の乾式多層分析要素には、支持体と試薬層の間に吸水層を設けることができる。吸水層は水を吸収して膨潤する親水性ポリマーを主成分とする層で、吸水層の界面に到達または浸透した水性液体試料の水を吸収できる層であり、全血試料を用いる場合には水性液体成分である血漿の試薬層への浸透を促進する作用を有する。吸水層に用いられる親水性ポリマーは前述の試薬層に使用されるもののなかから選択することができる。吸水層には一般的にはゼラチンまたはゼラチン誘導体、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコール、特に前述のゼラチン又は脱イオンゼラチンが好ましく、試薬層と同じ前述のゼラチンが最も好ましい。吸水層の乾燥時の厚さは約3μmから約100μm、好ましくは約5μmから約30μmの範囲、被覆量では約3g/m2から約100g/m2、好ましくは約5g/m2から約30g/m2の範囲である。吸水層には後述するpH緩衝剤、公知の塩基性ポリマー等を含有させて使用時(分析操作実施時)のpHを調節することができる。さらに吸水層には公知の媒染剤、ポリマー媒染剤等を含有させることができる。
(検出層)
検出層は、一般に、被検成分の存在下で生成した色素等が拡散し、光透過性支持体を通して光学的に検出され得る層で、親水性ポリマーにより構成することができる。媒染剤、例えばアニオン性色素に対してカチオン性ポリマーを、含んでもよい。吸水層は、一般に、被検成分の存在下で生成する色素が実質的に拡散しないような層を言い、この点で検出層とは区別される。
試薬層、吸水層、展開層等には界面活性剤を含有させることができる。その例としてノニオン性界面活性剤がある。ノニオン性界面活性剤の具体例として、p−オクチルフェノキシポリエトキシエタノール、p−ノニルフェノキシポリエトキシエタノール、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、p−ノニルフェノキシポリグリシドール、オクチルグルコシド等がある。ノニオン性界面活性剤を展開層に含有させることにより水性液体試料の展開作用(メータリング作用)がより良好になる。ノニオン性界面活性剤を試薬層又は吸水層に含有させることにより、分析操作時に水性液体試料中の水が試薬層または吸水層に実質的に一様に吸収されやすくなり、また展開層との液体接触が迅速に、かつ実質的に一様になる。
本発明の乾式多層分析要素が対象とする被検物質は特に限定されず、任意の液体試料(例えば、全血、血漿、血清、リンパ液、尿、唾液、髄液、膣液などの体液;あるいは飲料水、酒類、河川水、工場廃水等)中の特定成分を分析することができる。例えば、アルブミン(ALB)、グルコース、尿素、ピリルビン、コレステロール、タンパク質、酵素(例えば、乳酸脱水素酵素、CPK(クレアチンキナーゼ)、ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)、AST(アスパルテートアミノトランスフェラーゼ)、GGT(γ−グルタミルトランスペプチダーゼ)等の血中酵素)などを分析することができる。
本発明の乾式多層分析要素は、公知の方法により調製することができる。溶血試薬は塗布または含浸される試薬水溶液に予め加えておけばよい。他の方法としては、単独又は界面活性剤・展開面積制御のための親水性ポリマーなどを含む水溶液、有機溶媒(エタノール、メタノールなど)溶液又は水−有機溶媒混合液溶液を展開層の上から塗布して含浸させることもできる。これを用いた被験物質の分析も公知の方法に従って行なうことができる。
例えば、本発明の乾式多層分析要素は、一辺約5mmから約30mmの正方形またはほぼ同サイズの円形等の小片に裁断し、特公昭57−283331号公報(対応米国特許4,169,751)、実開昭56−142454号公報(対応米国特許4,387,990)、特開昭57−63452号公報、実開昭58−32350号公報、特表昭58−501144号公報(対応国際公:WO083/00391)等に記載のスライド枠に収めて化学分析スライドとして用いることができ、これは製造,包装,輸送,保存,測定操作等の観点で好ましい。使用目的によっては、長いテープ状でカセットまたはマガジンに収めて用いたり、又は小片を開口のある容器内に収めて用いたり、又は小片を開口カードに貼付または収めて用いたり、あるいは裁断した小片をそのまま用いることなどもできる。
本発明の乾式多層分析要素は、例えば約2μL〜約30μL、好ましくは4μL〜15μLの範囲の水性液体試料液を、多孔性液体試料展開層に点着する。点着した乾式多層分析要素を約20℃〜約45℃の範囲の一定温度で、好ましくは約30℃〜約40℃の範囲内の一定温度で1〜10分間インキュベーションする。乾式多層分析要素内の発色又は変色を光透過性支持体側から反射測光し、予め作成した検量線を用いて比色測定法の原理により検体中の被験物質の量を求めることができる。
測定操作は特開昭60−125543号公報、特開昭60−220862号公報、特開昭61−294367号公報、特開昭58−161867号公報(対応米国特許4,424,191)などに記載の化学分析装置により極めて容易な操作で高精度の定量分析を実施できる。なお、目的や必要精度によっては目視により発色の度合いを判定して、半定量的な測定を行ってもよい。
本発明の乾式多層分析要素は、分析を行うまでは乾燥状態で貯蔵・保管されるため、試薬を用時調製する必要がなく、また一般に乾燥状態の方が試薬の安定性が高いことから、試薬溶液を用時調製しなければならないいわゆる湿式法より簡便性、迅速性に優れている。また、微量の液体試料で、精度の高い検査を迅速に行うことができる検査方法としても優れている。
以下の実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は実施例によって限定されるものではない。
実施例1
ゼラチン下塗りされている180μmのポリエチレンテレフタレ−ト無色透明平滑フィルムに下記組成の水溶液を、乾燥後の厚さが16μmになるように塗布し、乾燥した。
ゼラチン 16.0 g/m2
界面活性剤 0.2 g/m2
ここで、界面活性剤は、ポリオキシ(2−ヒドロキシ)プロピレンノニルフェニルエーテル(Surfactant 10G、オーリン社製)を用いた。
次に上記フィルムとポリスルホン膜(SE−200:富士写真フイルム社製、以下PS膜とする)をグラビア印刷法により部分接着した。部分接着は、ホットメルト材(ニッタイトH6352-2A;新田ゼラチン(株)製;スチレン-ブタジエン共重合体;軟化点76℃、140℃での粘度4100cps)を135℃で溶解させ、図1に示したパターンのグラビア版を用いて、PS膜に転写後、上記フィルムの面と向かい合わせ、両者をラミネートローラーの間を通し、接着一体化した。上記の一体型多層分析要素を12mmX13mm四方のチップに切断し、スライド枠(特開昭57−63452号公報に記載)に収めて、実施例1のスライドを作製した。
比較例1
ゼラチン下塗りされている180μmのポリエチレンテレフタレ−ト無色透明平滑フィルムに下記組成の水溶液を、乾燥後の厚さが16μmになるように塗布し、乾燥した。
ゼラチン 16.0 g/m2
界面活性剤 0.2 g/m2
ここで、界面活性剤は、ポリオキシ(2−ヒドロキシ)プロピレンノニルフェニルエーテル(Surfactant 10G、オーリン社製)を用いた。
次に上記フィルム上に約15g/m2の供給量で水を全面に供給して湿潤させた後、ポリスルホン膜(SE−200:富士写真フイルム社製、以下PS膜とする)を軽く圧力をかけて積層し、乾燥させた。上記の一体型多層分析要素を12mmX13mm四方のチップに切断し、スライド枠(特開昭57−63452号公報に記載)に収めて、比較例1のスライドを作製した。
測定例1
実施例1及び比較例1のスライドの液量依存性を比較するために、各スライドに、下記構造式の色素を7%BSA(Bovine Serum Albmin)水溶液に溶解した液(濃度0〜1.5mg/mL)を10μLを点着した。その後、37℃にて6分間インキュヘ゛ートし、5400nmにおける反射濃度(ODr)を富士ドライケム5000(富士写真フイルム(株)製)により測定した。その反射濃度と水溶液濃度の関係を3次式で近似し、検量線とした。
Figure 2006098102
次に、上記の0.5mg/mLの濃度の液を点着液量を8,9,10,11,12μLと変化させて点着した。その後、37℃にて6分間インキュベートし、5400nmにおける反射濃度(ODr)を富士ドライケム5000(富士写真フイルム(株)製)により測定した。その反射濃度を上記により求めた検量線に代入し、それぞれの液量に応じた濃度を求めた。測定結果を表1に示す。比較例に対して、実施例は、変化率に示されるように液量依存性が改善されていることが明らかである。
Figure 2006098102
*ここで、変化率は、10μLでの測定値を100%としたとき、8〜12μL変化させたときの最大値と最小値の差を示す。
図1は、実施例で用いたグラビア版のパターンを示す。

Claims (5)

  1. 水不透過性光透過性平面支持体の片面上に、少なくとも1つの非繊維・非多孔性ポリマー層と少なくとも1つの非繊維性多孔膜からなる多孔性液体試料展開層が、この順に積層一体化された液体試料分析用乾式多層分析要素において、非繊維・非多孔性ポリマー層と非繊維性多孔膜からなる多孔性液体試料展開層とが水不溶性ポリマーにより密着されている、液体試料分析用乾式多層分析要素。
  2. 非繊維性多孔膜が、6,6−ナイロン、6−ナイロン、アクリレート共重合体、ポリアクリレート、ポリアクリロニトリル、ポリアクリロニトリル共重合体、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリウレタン、ポリエーテルスルホン、ポリスルホン、ポリエーテルスルホンとポリスルホンの混合物、セルロースアセテート、セルロースブチレート、セルロースアセテートブチレート(混合エステル)、セルロースニトレート、ポリエステル、ポリエステルカーボネート、ポリエチレン、ポリエチレンクロロトリフルオロエチレン共重合体、ポリエチレンテトラフルオロエチレン共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、ポリカーボネート、ポリテトラフルオロエチレン、ポリビニリデンジフルオライド、ポリフェニレンスルフィド、ポリフェニレンオキシド、ポリフルオロカーボネート、ポリプロピレン、ポリベンズイミダゾール、ポリメタクリル酸メチル、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体の鹸化物、ポリビニルアルコール、またはこれらの混合物である、請求項1に記載の多層分析要素。
  3. 非繊維性多孔膜がポリスルホン、ポリエーテルスルホン、セルロースアセテート、6,6−ナイロン、又は6−ナイロンである、請求項1又は2に記載の多層分析要素。
  4. 非繊維性多孔膜が非対称性膜である、請求項1から3の何れかに記載の多層分析要素。
  5. 水不溶性ポリマーがホットメルト接着剤である、請求項1から4の何れかに記載の多層分析要素。


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