JP2006069112A - インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ピエゾ素子の電極パッド部による駆動部の変位拘束を低減し、大きな出力変位が得られるインクジェット記録ヘッドと、このインクジェット記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置を得る。
【解決手段】 ピエゾ素子144の駆動部144Dは電極板120からノズルプレート116へ向かって分極され、電極パッド部144Pはこれと直交する向きに分極される。駆動電圧の印加により、電極パッド部144Pは駆動部144Dに向かって傾斜するようにせん断変形するので、電極パッド部144Pによる駆動部144Dの変形の拘束力が低減され、駆動部144Dの出力変位が大きくなる。
【選択図】 図1
【解決手段】 ピエゾ素子144の駆動部144Dは電極板120からノズルプレート116へ向かって分極され、電極パッド部144Pはこれと直交する向きに分極される。駆動電圧の印加により、電極パッド部144Pは駆動部144Dに向かって傾斜するようにせん断変形するので、電極パッド部144Pによる駆動部144Dの変形の拘束力が低減され、駆動部144Dの出力変位が大きくなる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置に関する。
インクチャンバー内のインクに対し、いわゆるピエゾアクチュエータのたわみ変形によってエネルギーを印加してノズルからインク滴を吐出させるインクジェット記録ヘッドがある。このようなインクジェット記録ヘッドのピエゾアクチュエータは、振動板とピエゾ素子が接合された構成であり、インクチャンバーに対応して配置されて、駆動電圧の印加でたわみ変形する駆動部と、インクチャンバーの隔壁に対応して配置(固定)され、電気配線との接続を行うための電極パッド部とで構成され、これらが一体化されているものがある。
このような構造のインクジェット記録ヘッドでは、駆動部と電極パッド部とが一体化されており、かつ分極も双方は同じ状態でなされる。この構造の場合、駆動電圧を印加すると、駆動部はバイモルフ効果でたわみ変形する一方、電極パッド部もその面内方向に収縮しようとするので、電極パッド部と駆動部とが内力で引き合うことになる。この結果、電極パッド部が駆動部の変形を拘束してしまい、出力変位が小さくなってしまうことがある。
この問題を解決するため、たとえば特許文献1に記載の液滴噴射装置では、圧電トランスデューサがインク室とインク室形成部材(隔壁)とに連続して配置されており、圧電トランスデューサ内のインク室に対応した部分(駆動部)には、異なる方向に分極された2つの領域が設けられている。そして、電圧印加時には、第2の領域を平行四辺形状にせん断変形させ、第1の領域は縦効果変形させて、第2の領域の変形を助長するようになっている。
このような引用文献1の構成においては、電圧印加時に、圧電トランスデューサのうち、インク室形成部材に対応した部分(電極パッド部)がインク室に対応した部分(駆動部)に及ぼす変形拘束は低減できるものの、構成や分極手順が複雑になる欠点があった。
特開2002−359410号公報
本発明は上記事実を考慮し、簡易な構成でかつ容易に、ピエゾ素子の電極パッド部による駆動部の変位拘束を低減し、大きな出力変位が得られるインクジェット記録ヘッドと、このインクジェット記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置を得ることを課題とする。
請求項1に記載の発明では、インクが充填される複数のインクチャンバーと、前記インクチャンバーと連通してインクチャンバーのインクをインク滴として吐出するためのノズルと、前記インクチャンバーの開口面に配置されてインクチャンバーの可動壁を構成し、変形によりインクチャンバーを膨張又は圧縮させる振動板と、前記振動板に接合され、チャンバー隔壁に対応した位置に配置された電極パッド部と、前記インクチャンバーに対応した位置に配置された駆動部と、が一体化されたピエゾ素子と、前記振動板とでピエゾ素子を挟むように配置され振動板との間に画像情報に応じた駆動電圧を生じさせる電極板と、を有し、前記駆動部が、前記駆動電圧の印加によってたわみ変形する方向に分極された第1分極部とされ、前記電極パッド部が、前記駆動電圧の印加によってせん断変形する方向へ分極された第2分極部とされている、ことを特徴とする。
このインクジェット記録ヘッドでは、ピエゾ素子に対して駆動電圧が印加されると、バイモルフ効果によって駆動部がたわみ変形する。この変形により、インクチャンバーが膨張又は圧縮され、インクチャンバー内のインクがノズルからインク滴として吐出される。
ピエゾ素子の駆動部は第1分極部とされ、駆動電圧の印加によってたわみ変形する方向に分極されているが、電極パッド部は、駆動電圧の印加によってせん断変形する方向へ分極されている。これにより、駆動電圧印加時に電極パッド部がせん断変形するので、簡易な構成でかつ容易に、駆動部のたわみ変形を拘束する力が低減され、駆動部の出力変位が大きくなる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記第1分極部が、前記駆動電圧の電圧印加方向と同方向に分極され、前記第2分極部が、前記駆動電圧の電圧印加方向と略直交する方向に分極されていることを特徴とする。
これにより、第1分極部及び第2分極部を簡単な構成で実現できる。なお、ここでいう「略直交」とは、電極パッド部(第2分極部)が駆動電圧の印加で駆動部(第1分極部)に向かってせん断変形すればよく、これらの分極方向の成す角度としては概ね45度以上135度以下とされる。
請求項2に記載の発明において、第2分極部の分極方向としては、たとえば請求項3に記載のように、前記電極パッド部が前記駆動電圧の印加によって前記駆動部へ向けてせん断変形する方向、であってもよいし、請求項4に記載のように、前記電極パッド部と前記駆動部との境界線から前記電極パッド部の外周に向かう方向、であってもよい。
請求項5に記載の発明では、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の発明において、前記電極板又は前記振動板の少なくとも一方に、前記電極パッド部を分極させて前記第2分極部とするための分極電圧を印加する分極用電極対、が形成されていることを特徴とする。
すなわち、請求項1に発明のピエゾ素子は、あらかじめ駆動部が第1分極部となるように分極されたり、電極パッド部が第2駆動部となるように分極されたりしたものを使用してもよいが、請求項2に記載のように、電極板と振動板の少なくとも一方に分極用電極対が形成されたものを使用すると、ピエゾ素子の電極パッド部に、後工程で分極させて第2分極部を構成することができる。なお、未分極のピエゾ素子の駆動部に対しては、たとえば電極板と振動板との間に、駆動電圧と同方向(ピエゾ素子の厚さ方向)の分極用電圧を印加して分極させ、第1分極部を構成することができる。
請求項5に記載の分極用電極対としては、たとえば請求項6に記載のように、前記分極用電極対の一方が、前記駆動部と前記電極パッド部との境界線に沿うように形成され、他方が、それと略一定の距離を隔てて沿うように形成されている形状のものを挙げることができる。
請求項7に記載の発明では、インクが充填される複数のインクチャンバーと、前記インクチャンバーと連通してインクチャンバーのインクをインク滴として吐出するためのノズルと、前記インクチャンバーの開口面に配置されてインクチャンバーの可動壁を構成し、変形によりインクチャンバーを膨張又は圧縮させる振動板と、前記振動板に接合され、チャンバー隔壁に対応した位置に配置される電極パッド部と、前記インクチャンバーに対応した位置に配置される駆動部と、が一体化されたピエゾ素子と、前記振動板とでピエゾ素子を挟むように配置され振動板との間に画像情報に応じた駆動電圧を生じさせる電極板と、を有し、前記駆動部が、前記駆動電圧の印加によってたわみ変形する方向に分極された分極部とされ、前記電極パッド部が、非分極部とされている、ことを特徴とする。
このインクジェット記録ヘッドでは、ピエゾ素子に対して駆動電圧が印加されると、バイモルフ効果によって駆動部がたわみ変形する。この変形により、インクチャンバーが膨張又は圧縮され、インクチャンバー内のインクがノズルからインク滴として吐出される。
ピエゾ素子の駆動部は分極部とされ、駆動電圧の印加によってたわみ変形する方向に分極されているが、電極パッド部は、非分極部とされている。これにより、駆動部と電極パッド部とが互いに引き合う内力を従来構造より小さくでき、簡易な構成でかつ容易に、駆動部のたわみ変形を拘束する力が低減され、駆動部の出力変位が大きくなる。
請求項8に記載の発明では、インクが充填される複数のインクチャンバーと、前記インクチャンバーと連通してインクチャンバーのインクをインク滴として吐出するためのノズルと、前記インクチャンバーの開口面に配置されてインクチャンバーの可動壁を構成し、変形によりインクチャンバーを膨張又は圧縮させる振動板と、前記振動板に接合され、チャンバー隔壁に対応した位置に配置される電極パッド部と、前記インクチャンバーに対応した位置に配置される駆動部と、が一体化されたピエゾ素子と、前記振動板とでピエゾ素子を挟むように配置され振動板との間に画像情報に応じた駆動電圧を生じさせる電極板と、を有し、前記駆動部が、前記電圧印加によってたわみ変形する方向に分極され、前記振動板と前記電極板の少なくとも一方に、前記電極パッド部には前記駆動電圧を印加させない非印加部が形成されている、ことを特徴とする。
このインクジェット記録ヘッドでは、ピエゾ素子に対して駆動電圧が印加されると、いわゆるバイモルフ効果によって駆動部がたわみ変形する。この変形により、インクチャンバーが膨張又は圧縮され、インクチャンバー内のインクがノズルからインク滴として吐出される。
ピエゾ素子の駆動部は駆動電圧の印加によってたわみ変形する方向に分極されているが、振動板と電極板の少なくとも一方には、電極パッド部に駆動電圧を印加させない非印加部が形成されている。これにより、駆動電圧印加時に電極パッド部が変形しないので、駆動部と電極パッド部とが互いに引き合う内力を従来構造より小さくでき、簡易な構成でかつ容易に、駆動部のたわみ変形を拘束する力が低減され、駆動部の出力変位が大きくなる。
請求項9に記載の発明では、請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載のインクジェット記録ヘッドを有することを特徴とする。
すなわち、請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載のインクジェット記録ヘッドを有しているので、簡易な構成でかつ容易に、ピエゾ素子の電極パッドが駆動部のたわみ変形を拘束する力が低減され、駆動部の出力変位が大きくなる。
本発明は上記構成としたので、簡易な構成でかつ容易にピエゾ素子の電極パッド部による駆動部の変位拘束を低減し、大きな出力変位が得られる。
図1及び図2には、本発明の第1実施形態のインクジェット記録ヘッド112のインク滴吐出部が部分的に示されている。また、図3には、このインクジェット記録ヘッド112を備えたインクジェット記録装置102が示されている。本実施形態のインクジェット記録ヘッド112を備えたインクジェット記録装置102は、記録媒体である記録用紙P上に、インクジェット記録ヘッド112のノズル140(図1及び図2参照)から着色インクのインク滴を吐出し、このインク滴によるドットで画像を記録するために使用される。
図3に示すように、インクジェット記録装置102は、インクジェット記録ヘッド112が搭載されるキャリッジ104と、キャリッジ104を記録用紙Pの記録面に沿った所定の主走査方向方向に移動(主走査)させる主走査機構106、および、記録用紙Pを主走査方向と交差(好ましくは直交)する所定の副走査方向に搬送(副走査)させるための副走査機構108を含んで構成されている。なお、図面において主走査方向を矢印Mで、副走査方向を矢印Sでそれぞれ示す。
インクジェット記録ヘッド112は、ノズル140が形成されたノズル面が記録用紙Pと対向するようにキャリッジ104上に搭載されており、主走査機構106によって主走査方向に移動されながら記録用紙Pに対してインク滴を吐出することにより、一定のバンド領域BEに対して画像の記録を行う。主走査方向への1回の移動が終了すると、副走査機構108によって記録用紙Pが副走査方向に搬送され、再びキャリッジ104を主走査方向に移動させながら次のバンド領域を記録する。こうした動作を複数回繰り返すことにより、記録用紙Pの全面にわたって画像記録を行うことができる。
図1及び図2から分かるように、インクジェット記録ヘッド112は、チャンバープレート118と、このチャンバープレート118の一方の端面に貼着されたノズルプレート116、及びチャンバープレート118の他方の端面に貼着された振動板124を含んで構成されている。
チャンバープレート118には、複数のチャンバー部118Hが形成されており、このチャンバー部118Hと、ノズルプレート116及び振動板124とで、インクが一時的に充填される複数のインクチャンバー142が構成されている。すなわち、チャンバープレート118によって、複数のインクチャンバー142を隔てる隔壁が構成され、さらに、インクチャンバー142の厚さ方向一端の壁がノズルプレート116で、他端の壁が振動板124でそれぞれ構成されていることになる。
ノズルプレート116には、インクチャンバー142のそれぞれと一対一に対応するノズル140が形成されている。ノズル140は、ノズル面114S内において、1列若しくは複数列のライン状に並んで配置されていてもよいし、いわゆるマトリクス配置とされていてもよい。
振動板124には、ピエゾ素子144が貼着されている。ピエゾ素子144は、インクチャンバー142に対応した位置に配置される駆動部144Dと、チャンバープレート118(インクチャンバー142の隔壁となっている部分)に対応した部分に配置される電極パッド部144Pとが一体化された構造とされている(これらの境界面を二点鎖線BSで示す)。
ピエゾ素子144には、このピエゾ素子144を挟んで振動板124と対向するように電極板120が配されている。これは、スパッタリング等を用いた薄膜状の電極が通常用いられる。
図1(A)に詳細に示すように、電極板120の中央には、駆動部144Dと平面視にて略同一形状の第1電極部120Aが構成されている。また、ピエゾ素子144の駆動部144Dと電極パッド部144Pとの境界面BSに対応する部位は、この境界面BSを平面視した形状に沿って第1電極部120Aから独立されて(絶縁されて)、第3電極部120Cが構成されている。第1電極部120Aは、この第3電極部120Cの両側を回り込むようにして、電極パッド部144Pに対応する箇所にも構成されている。したがって、第1電極部120Aの、駆動部144Dに対応する部分と電極パッド部144Pに対応する部分とが第3電極部120Cの両側で繋がっていることになる。
さらに、電極パッド部144Pに対応した部分の最外縁は、第1電極部120A及び第3電極部120Cの双方から独立して(絶縁されて)、略L字状の第4電極部120Dが構成されている。この電極の形状は、第3電極部に対して略一定の距離を隔てて沿うように構成されている。そして、第3電極部120Cと第4電極部120Dとで、後述するように電極パッド部144Pをピエゾ素子の面内方向に分極させることが可能な分極用電極対122Bが構成されている。また、振動板124は第2電極部120Bとしても作用し、第1電極部120Aと第2電極部120Bとで、駆動部144Dを駆動させることが可能な駆動用電極対122Aが構成されている。なお、第2電極部120Bは、複数のインクチャンバー142に共通の電極(共通電極)とされ、第1電極部120Aはそれのれのインクチャンバー142に対応した電極(個別電極)とされることが多いが、この逆でもよい。
また、チャンバープレート118には、インク供給路146から供給されたインクの流路となるインク流路136が形成されている。インク流路136は、複数のインクチャンバー142に対して共通化されており、このインク流路136を流れたインクがインク供給路146を通ってインクチャンバー142に送られる。
なお、図面ではチャンバープレート118を1枚の板状の部材とし、この内部に上記のチャンバー部118H、インク流路136、インク供給路146等が形成された構成としているが、複数のプレートを積層して、全体としてチャンバープレート118が構成されていてもよい。
次に、本実施形態のインクジェット記録ヘッド112を製造するプロセスにおいて、ピエゾ素子144の駆動部144D及び電極パッド部144Pをそれぞれ所望の方向に分極させて、本発明の第1分極部144A及び第2分極部144Bを構成する方法を説明する。
まず、チャンバープレート118に対して、ノズルプレート116、振動板124、ピエゾ素子144及び電極板120を積層し貼着して一体化するが、この工程は、従来からの一般的な方法を適用できる。この段階では、ピエゾ素子144は未分極とされており、第1分極部144A及び第2分極部144Bは構成されていない。
ここで、まず、第1電極部120Aと第2電極部120B(振動板124)との間に所定の分極電圧を印加して、ピエゾ素子144を第1電極部120Aから第2電極部120Bに向かう方向(ピエゾ素子144の厚さ方向)に分極させる(図1(B)矢印P1参照)。これにより、第1分極部144Aが構成される。このとき、電極パッド部の、第1電極部が存在する領域も、駆動部と同様に分極される。
次に、第3電極部120Cと第4電極部120Dとの間に所定の分極電圧を印加して、電極パッド部144Pを第3電極部120Cから第4電極部120Dに向かう方向(ピエゾ素子144の面内方向)に分極させる(図1(B)矢印P2参照)。これにより、第2分極部144Bが構成される。なお、先の分極工程で電極パッド部144Pも厚さ方向に分極されていたが、この工程によって、面内方向に修正されることになる。ここで、第3電極部120Cと第4電極部120Dとの距離は、第1電極部120Aと第2電極部120Bとの距離よりも大きいので、その距離に応じて分極電圧を高くする必要がある。
このように、本実施形態では電極板120に、第3電極部120Cと第4電極部120Dとで構成された分極用電極対122Bを設けたので、ピエゾ素子144を振動板124及び電極板120で挟んだ状態で所望の方向に分極させて、内部に第1分極部144A及び第2分極部144Bを構成することができる。
この後、電極パッド部144Pの第1電極部120Aが存在する領域に、図示しない個別電気配線を接続する。
以上のようにして構成されたインクジェット記録ヘッド112を駆動して、ノズル140からインク滴を吐出するには、駆動用電極対122A(第1電極部120Aと第2電極部120B)にのみ、画像情報に応じた駆動電圧を印加する(図2(A)矢印D1参照)。これにより、図2(A)に示すように駆動部144D部(第1分極部144A)がバイモルフ効果でたわみ変形して振動板124を振動させる。そして、インクチャンバー142が圧縮されることで、ノズル140からインク滴が吐出される。また、インクチャンバー142が膨張されたときには、インク流路136からインク供給路146を通ってインクがインクチャンバー142に供給される。
ここで、本実施形態では、ピエゾ素子144の電極パッド部144Pが第2分極部144Bとされており、第3電極部120Cから第4電極部120Dに向かう方向に分極されている。したがって、図2(A)に示すように、上記の駆動電圧の印加で電極パッド部144Pは駆動部144Dに向かって傾斜するようにせん断変形する。従来のように、電極パッド部144Pも駆動部144Dと同方向に分極された構成では、駆動電圧印加時に電極パッド部144Pと駆動部144Dとが内力で互いに引き合うこととなり、電極パッド部144Pが駆動部144Dの変形を拘束してしまう。しかし、本実施形態では、電極パッド部144Pによる駆動部144Dの変形の拘束力が低減されるので、駆動部144Dの出力変位が大きくなる。
図4(A)及び(B)には、比較のために用意された、本願発明に該当しない比較例(従来技術)のインクジェット記録ヘッド412が示されている。このインクジェット記録ヘッド412では、電極板420が第1電極部420Aのみで構成されている。また、ピエゾ素子444内も、全体にわたって一様に、電極板420から振動板424に向かって分極されている。これら以外は、第1実施形態と同様の構成とされている(なお、図4(A)では振動板424の図示を省略している)。
比較例のインクジェット記録ヘッド412において、第1実施形態と同様に駆動電圧を電極板420と振動板424との間に印加して、駆動部444Dをバイモルフ効果でたわみ変形させた場合、境界面BSでの面内方向応力は50MPaに達している。これに対し、図2(B)に示すように、第1実施形態のインクジェット記録ヘッド112では、駆動時の境界面BSでの面内方向応力は26MPaに留まっている。この例からも、本実施形態では電極パッド部144Pによる駆動部144Dの変形の拘束力が低減されていることが分かる。
図5は、本発明の各実施形態と従来技術とを比較して、駆動部の出力変位が増大する効果を示すものである。出力変位比率と(ブリッジ幅/チャンバ幅)との関係が示されている。
ブリッジ幅とは、図4(A)に示すように、ピエゾ素子の駆動部と電極パッド部との境界の最も幅狭な部分の幅をいい、チャンバ幅とは、ブリッジ幅と同方向での駆動部の幅をいう。そして、これらの比(ブリッジ幅/チャンバ幅)が大きくなるほど、電極パッド部が駆動部のたわみ変形をより強く拘束する。なお、図4(A)では比較例の場合のブリッジ幅及びチャンバ幅を示しているが、本発明の各実施形態においても、これらは同様に定義される。
一方、「出力変位比率」とは、(ブリッジ幅/チャンバ幅)の値が基準値1.0の構造における従来技術の出力変位を基準値1.0としたときの指標であり、この数値が高いほど、効率的に駆動部が駆動されていることになる。
このグラフから、0.6≦(ブリッジ幅/チャンバ幅)≦1.0の範囲において、本実施形態では従来技術よりも高い出力変位比率が得られていることが分かる。
図6及び図7には、本発明の第2実施形態のインクジェット記録ヘッド212が示されている。第2実施形態では、電極板の形状が第1実施形態と異なっているが、インクジェット記録装置の全体構成も含めて、これ以外はすべて第1実施形態と同一の構成とされているので、同一の要素、部材には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
第2実施形態の電極板220では、その第3電極部220Cが、第1実施形態の第3電極部120Cと異なり境界面BSの両側に分割して形成されている。したがって、第2実施形態の第1電極部220Aは、2つの第3電極部220Cの間の部分で、駆動部144Dに対応する部分と電極パッド部144Pに対応する部分とが繋がっていることになる。
このような構成の第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、ピエゾ素子144に対し、まず、第1電極部220Aと第2電極部120B(振動板124)との間に所定の分極電圧を印加して、第1電極部120Aから第2電極部120Bに向かう方向に分極された第1分極部144Aを構成する(矢印P1参照)。なお、このときも第1の実施形態と同様、電極パッド部の、第1電極部が存在する領域も、駆動部と同様に分極される。
次に、第3電極部220Cと第4電極部120Dとの間に所定の分極電圧を印加して、第3電極部220Cから第4電極部120Dに向かう方向に分極された、第2分極部144Bを構成する(矢印P2参照)。
したがって、第2実施形態においても第1実施形態と同様に、第1電極部120Aと第2電極部120Bとの間に、画像情報に応じた駆動電圧を印加すると、駆動部144D部(第1分極部144A)がバイモルフ効果でたわみ変形して振動板124を振動させるので、インクチャンバー142が圧縮されてノズル140からインク滴が吐出される。また、電極パッド部144P(第2分極部144B)は、駆動電圧の印加で駆動部144Dに向かって傾斜するようにせん断変形するので、電極パッド部144Pによる駆動部144Dの変形の拘束力が低減され、駆動部144Dの出力変位が大きくなる。図7(B)に示すように、第2実施形態においても、駆動時の境界面BSでの面内方向応力は26MPaに留まっており、電極パッド部144Pによる駆動部144Dの変形の拘束力が比較例(図4参照)よりも低減されていることが分かる。
また、図5のグラフからは、0.6≦(ブリッジ幅/チャンバ幅)≦1.0の範囲において、第2実施形態でも第1実施形態と同様に、比較例より高い出力変位比率が得られていることが分かる。
なお、第1実施形態及び第2実施形態において、駆動時に電極パッド部144Pの分極方向を駆動電圧によって不用意に変化させてしまわないようにするために、ピエゾ素子144の材料としてはいわゆるハード系の材料を使用することが好ましい。また、同様の観点から、駆動電圧よりも、第2分極部144Bを構成するときの分極電圧を高くすることが好ましい。
また、製造工程での駆動用分極対122Aや分極用電極対122Bへの電圧印加によらずに、あらかじめ駆動部144D及び電極パッド部144Pが所定の向きに分極されたピエゾ素子を使用して、本発明のインクジェット記録ヘッドを構成してもよい。
図8及び図9には、本発明の第3実施形態のインクジェット記録ヘッド312が示されている。第3実施形態においても、第1実施形態と同一の構成要素、部材等については同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。また、第3実施形態においても、インクジェット記録装置の全体構成は第1実施形態と同一とされている。
第3実施形態の電極板320では、第1実施形態や第2実施形態と異なり、第3電極部や第4電極部は構成されていない。すなわち、電極板320には、第1電極部320Aのみが備えられている。
また、第3実施形態の振動板324には、電極パッド部144Pに対応する部分に、非印加部としての孔部324Hが形成されており、この孔部324Hでは電極板320との間で駆動用電極対122Aを構成しないようになっている。なお、孔部324Hは、絶縁性の部材(接着剤等)が充填されていることが望ましい。
本実施形態では、あらかじめ所定の向き(厚さ方向)に分極されたピエゾ素子を使用した場合は、ピエゾ素子344の駆動部344Dと電極パッド部344Pとが、いずれも電極板320から振動板324への向きに一様に分極されている(実質的に、第1実施形態の第1分極部144Aのみで構成されている)。
このような構成の第3実施形態では、第1電極部320Aと振動板324との間に画像情報に応じた駆動電圧を印加すると、駆動部344D部がバイモルフ効果でたわみ変形して振動板324を振動させるので、インクチャンバー142が圧縮されてノズル140からインク滴が吐出される。また、第3実施形態の振動板324に孔部324Hが形成されていることから、電極パッド部344Pには上記の駆動電圧が作用せず、電極パッド部344Pは圧電不活性となる。すなわち、駆動電圧が印加されても電極パッド部344Pは変形しない。これにより、電極パッド部344Pによる駆動部344Dの変形の拘束力が従来技術と比較して低減されるので、駆動部344Dの出力変位が大きくなる。図9(B)に示すように、第3実施形態では、駆動時の境界面BSでの面内方向応力は37MPaであり、電極パッド部344Pによる駆動部344Dの変形の拘束力が比較例(図4参照)よりも低減されていることが分かる。
また、図5のグラフからは、0.6≦(ブリッジ幅/チャンバ幅)≦1.0の範囲において、比較例より高い出力変位比率が得られていることが分かる。
なお、第3実施形態において、電極板320に本発明の非印加部を形成してもよい。
また、このように電極パッド部を圧電不活性にする構成は、これに限定されない。たとえば、電極パッド部内のみを未分極状態とした構成にしてもよい。
以上説明したように、本発明のいずれの実施形態においても、駆動時にピエゾ素子の電極パッド部が駆動部のたわみ変形を拘束する力が小さくなるので、大きな出力変位を得ることができる。
また、所望の出力変位を得るための必要な駆動電圧も小さくて済むので、インクジェット記録ヘッド全体として高い効率で駆動でき、小型化を図ることも可能となる。
加えて、従来の構成では電極パッド部自身も駆動部と同様のメカニズムでたわみ変形しようとして発生する内力がインクジェット記録ヘッドに不要な振動を発生させていたが、これも防止できる。
さらに、ピエゾ素子に対して作用する力(内部応力)が小さくなるので、ピエゾ素子の振動板や電極板に対する接着信頼性が向上すると共にピエゾ素子自体の寿命も長くなる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、これらの実施形態は本発明に好適な実施形態を示したものであり、本発明はこれらに限定されるものではない。すなわち、本発明の主旨を逸脱することなく、種々の変形、改良、修正、簡略化などを、上記実施形態に加えてもよい。
また、インクジェット記録装置として、上記ではインクジェット記録ヘッドをキャリッジによって移動させながら液滴吐出を行う形態としたが、ノズル140を記録媒体の全幅にわたって配置したライン型の液滴吐出ヘッドを用い、このライン型ヘッドを固定して、記録媒体のみを搬送しながら記録を行う(この場合は主走査のみとなる)など、別の装置形態に本発明を適用することも可能である。
102 インクジェット記録装置
104 キャリッジ
106 主走査機構
108 副走査機構
112 インクジェット記録ヘッド
114S ノズル面
116 ノズルプレート
118 チャンバープレート
118H チャンバー部
120 電極板
120A 第1電極部
120B 第2電極部
120C 第3電極部
120D 第4電極部
122A 駆動用電極対
122B 分極用電極対
124 振動板
136 インク流路
140 ノズル
142 インクチャンバー
144 ピエゾ素子
144D 駆動部
144P 電極パッド部
144A 第1分極部
144B 第2分極部
146 インク供給路
154 ピエゾアクチュエータ
212 インクジェット記録ヘッド
220 電極板
220A 第1電極部
220C 第3電極部
312 インクジェット記録ヘッド
320 電極板
320A 第1電極部
324H 孔部
324 振動板
344 ピエゾ素子
412 インクジェット記録ヘッド
420 電極板
420A 第1電極部
424 振動板
444 ピエゾ素子
444D 駆動部
BE バンド領域
BS 境界面
P 記録用紙
M 主走査方向
S 副走査方向
104 キャリッジ
106 主走査機構
108 副走査機構
112 インクジェット記録ヘッド
114S ノズル面
116 ノズルプレート
118 チャンバープレート
118H チャンバー部
120 電極板
120A 第1電極部
120B 第2電極部
120C 第3電極部
120D 第4電極部
122A 駆動用電極対
122B 分極用電極対
124 振動板
136 インク流路
140 ノズル
142 インクチャンバー
144 ピエゾ素子
144D 駆動部
144P 電極パッド部
144A 第1分極部
144B 第2分極部
146 インク供給路
154 ピエゾアクチュエータ
212 インクジェット記録ヘッド
220 電極板
220A 第1電極部
220C 第3電極部
312 インクジェット記録ヘッド
320 電極板
320A 第1電極部
324H 孔部
324 振動板
344 ピエゾ素子
412 インクジェット記録ヘッド
420 電極板
420A 第1電極部
424 振動板
444 ピエゾ素子
444D 駆動部
BE バンド領域
BS 境界面
P 記録用紙
M 主走査方向
S 副走査方向
Claims (9)
- インクが充填される複数のインクチャンバーと、
前記インクチャンバーと連通してインクチャンバーのインクをインク滴として吐出するためのノズルと、
前記インクチャンバーの開口面に配置されてインクチャンバーの可動壁を構成し、変形によりインクチャンバーを膨張又は圧縮させる振動板と、
前記振動板に接合され、チャンバー隔壁に対応した位置に配置された電極パッド部と、前記インクチャンバーに対応した位置に配置された駆動部と、が一体化されたピエゾ素子と、
前記振動板とでピエゾ素子を挟むように配置され振動板との間に画像情報に応じた駆動電圧を生じさせる電極板と、
を有し、
前記駆動部が、前記駆動電圧の印加によってたわみ変形する方向に分極された第1分極部とされ、
前記電極パッド部が、前記駆動電圧の印加によってせん断変形する方向へ分極された第2分極部とされている、
ことを特徴とするインクジェット記録ヘッド。 - 前記第1分極部が、前記駆動電圧の電圧印加方向と同方向に分極され、
前記第2分極部が、前記駆動電圧の電圧印加方向と略直交する方向に分極されていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録ヘッド。 - 前記第2分極部の分極方向が、前記電極パッド部が前記駆動電圧の印加によって前記駆動部へ向けてせん断変形する方向であることを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録ヘッド。
- 前記第2分極部の分極方向が、前記電極パッド部と前記駆動部との境界線から前記電極パッド部の外周に向かう方向であることを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録ヘッド。
- 前記電極板又は前記振動板の少なくとも一方に、前記電極パッド部を分極させて前記第2分極部とするための分極電圧を印加する分極用電極対、
が形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のインクジェット記録ヘッド。 - 前記分極用電極対の一方が、前記駆動部と前記電極パッド部との境界線に沿うように形成され、他方が、それと略一定の距離を隔てて沿うように形成されていることを特徴とする請求項5に記載のインクジェット記録ヘッド。
- インクが充填される複数のインクチャンバーと、
前記インクチャンバーと連通してインクチャンバーのインクをインク滴として吐出するためのノズルと、
前記インクチャンバーの開口面に配置されてインクチャンバーの可動壁を構成し、変形によりインクチャンバーを膨張又は圧縮させる振動板と、
前記振動板に接合され、チャンバー隔壁に対応した位置に配置される電極パッド部と、前記インクチャンバーに対応した位置に配置される駆動部と、が一体化されたピエゾ素子と、
前記振動板とでピエゾ素子を挟むように配置され振動板との間に画像情報に応じた駆動電圧を生じさせる電極板と、
を有し、
前記駆動部が、前記駆動電圧の印加によってたわみ変形する方向に分極された分極部とされ、
前記電極パッド部が、非分極部とされている、
ことを特徴とするインクジェット記録ヘッド。 - インクが充填される複数のインクチャンバーと、
前記インクチャンバーと連通してインクチャンバーのインクをインク滴として吐出するためのノズルと、
前記インクチャンバーの開口面に配置されてインクチャンバーの可動壁を構成し、変形によりインクチャンバーを膨張又は圧縮させる振動板と、
前記振動板に接合され、チャンバー隔壁に対応した位置に配置される電極パッド部と、前記インクチャンバーに対応した位置に配置される駆動部と、が一体化されたピエゾ素子と、
前記振動板とでピエゾ素子を挟むように配置され振動板との間に画像情報に応じた駆動電圧を生じさせる電極板と、
を有し、
前記駆動部が、前記電圧印加によってたわみ変形する方向に分極され、
前記振動板と前記電極板の少なくとも一方に、前記電極パッド部には前記駆動電圧を印加させない非印加部が形成されている、
ことを特徴とするインクジェット記録ヘッド。 - 請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載のインクジェット記録ヘッドを有することを特徴とするインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004257399A JP2006069112A (ja) | 2004-09-03 | 2004-09-03 | インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004257399A JP2006069112A (ja) | 2004-09-03 | 2004-09-03 | インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006069112A true JP2006069112A (ja) | 2006-03-16 |
Family
ID=36150221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004257399A Pending JP2006069112A (ja) | 2004-09-03 | 2004-09-03 | インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006069112A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009012207A (ja) * | 2007-07-02 | 2009-01-22 | Kyocera Corp | 液体吐出ヘッド |
JP2021101195A (ja) * | 2020-11-17 | 2021-07-08 | I−Pex株式会社 | 物質検出素子 |
US11448619B2 (en) | 2017-03-31 | 2022-09-20 | Dai-Ichi Seiko Co., Ltd. | Substance detecting element |
-
2004
- 2004-09-03 JP JP2004257399A patent/JP2006069112A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009012207A (ja) * | 2007-07-02 | 2009-01-22 | Kyocera Corp | 液体吐出ヘッド |
US11448619B2 (en) | 2017-03-31 | 2022-09-20 | Dai-Ichi Seiko Co., Ltd. | Substance detecting element |
JP2021101195A (ja) * | 2020-11-17 | 2021-07-08 | I−Pex株式会社 | 物質検出素子 |
JP7088358B2 (ja) | 2020-11-17 | 2022-06-21 | I-Pex株式会社 | 物質検出素子 |
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