JP2006053080A - カートンブランクの検査方法、カートンブランクの検査装置、カートンブランクの製造方法、および打ち抜き装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 カートンブランク製造装置において、カートンブランクの印刷検査および形状検査を、コンパクトで安価な設備を用いて適正に行い得るようにすることを目的とする。
【解決手段】 印刷されたシート材S1に所定形状の打ち抜き加工を施す打ち抜き工程部22と、打ち抜き工程部22において発生する打ち抜き屑を取り除く屑除去工程部23と、堆積工程部25と、を有し、屑除去工程部23と堆積工程部25との間で搬送されるカートンブランクK1の上下動を制限する上下動制限手段24Aと、上下動を抑制されたカートンブランクK1の少なくとも一面を撮像することによって、カートンブランクK1に対する印刷状態の良否、および打ち抜き形状の良否を検査する検査手段24Bと、を備える。
【選択図】 図2
【解決手段】 印刷されたシート材S1に所定形状の打ち抜き加工を施す打ち抜き工程部22と、打ち抜き工程部22において発生する打ち抜き屑を取り除く屑除去工程部23と、堆積工程部25と、を有し、屑除去工程部23と堆積工程部25との間で搬送されるカートンブランクK1の上下動を制限する上下動制限手段24Aと、上下動を抑制されたカートンブランクK1の少なくとも一面を撮像することによって、カートンブランクK1に対する印刷状態の良否、および打ち抜き形状の良否を検査する検査手段24Bと、を備える。
【選択図】 図2
Description
本発明は、段ボールシートに印刷および打ち抜き加工を施してカートンブランクを製造する工程において、カートンブランクの印刷および形状の良否を検査するカートンブランクの検査方法および検査装置などに関する。
一般に段ボールシートからカートンブランクを製造する製造工程においては、段ボールシート表面に文字や模様を印刷した後、カートンブランクの形状に打ち抜き加工を施す方法が用いられている。この際の印刷の検査や、打ち抜き形状の検査は、従来から製造工程ラインから外れた位置での作業員の目視による検査(オフラインでの検査)が行われてきたが、検査精度や検査の作業性などの問題により、検査装置を用いて製造工程ラインの中での検査(インラインでの検査)が行われるようになってきている。
例えば、特許文献1においては、最終印刷ユニットにおいて、段ボールシートに印刷した直後に、印刷した絵柄情報を取り込んで検査するカメラを含む検査装置に関する技術が開示されている。
また、段ボールシートをカートンブランクの形状に打ち抜いた後に、断ボール箱のフラップ間隔が所定の正常範囲内にあるか否かを検査する段ボール箱の検査装置が、特許文献2に開示されている。
また、カートンブランクの形状に打ち抜いた後に、段ボール箱のフラップ間隔が所定の正常範囲内にあるか否かを検査する段ボール箱の検査装置が、特許文献2に開示されている。
また、特許文献3には、段ボールシートなどのシートに施された印刷、あるいは段ボールシーとの打ち抜き形状を、それぞれカメラによって撮影して検査する際のシート搬送手段が記載されており、このシートの搬送手段としては、複列の位置決めコンベアを用いることが開示されている。しかしながら、シートにおける印刷の良否の検査と、カートンブランクの形状に打ち抜いた後の形状の良否に関する検査は、別々に行われており、同一工程で同時には行われていなかった。
一般に、段ボールシートを打ち抜いてカートンブランクを成形する際には、打ち抜き機の打ち抜き工程で打ち抜いた後に、カートンブランクを少し移動して、打ち抜き屑の除去工程で屑を除去してから積取部に移動するが、打ち抜き屑の除去工程における振動が大きいなどの理由から、カートンブランクの形状をインラインで検査する場合は、打ち抜き機を出た後にコンベアラインを設けて、このコンベア上で行うのが一般的である。また、インラインにおける印刷の検査は、印刷欠陥の原因究明が行い易いなどの理由から、印刷機における印刷直後に行われるのが一般的である。
しかしながら、このように印刷の良否検査と形状の良否検査とを別々の場所で行うことは、設備コストの増大を招いており、また、打ち抜き機の後段に検査のためのコンベアラインを配置することも設備の大型化や生産性の低下を招く要因となっている。
本発明は、上記従来技術の問題に着目してなされたものであり、カートンブランクの印刷検査および形状検査を、コンパクトで安価な設備を用いて適正に行い得るようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下の構成を有する。
すなわち、本発明の第1の形態は、シート材に印刷する印刷工程と、シート材に所定形状の打ち抜き加工を施す打ち抜き工程と、前記打ち抜き工程部において発生する打ち抜き屑を取り除く屑除去工程と、前記屑除去工程部によって打ち抜き屑を取り除いたカートンブランクを堆積させる堆積工程と、を順次備えたカートンブランク製造方法におけるカートンブランクの検査方法であって、前記屑除去工程と前記堆積工程との間で搬送される前記カートンブランクの上下動を上下動制限手段によって制限しつつ、前記カートンブランクの少なくとも一面を撮像することによって、カートンブランクの良否を検査する検査工程を設けたことを特徴とする。
すなわち、本発明の第1の形態は、シート材に印刷する印刷工程と、シート材に所定形状の打ち抜き加工を施す打ち抜き工程と、前記打ち抜き工程部において発生する打ち抜き屑を取り除く屑除去工程と、前記屑除去工程部によって打ち抜き屑を取り除いたカートンブランクを堆積させる堆積工程と、を順次備えたカートンブランク製造方法におけるカートンブランクの検査方法であって、前記屑除去工程と前記堆積工程との間で搬送される前記カートンブランクの上下動を上下動制限手段によって制限しつつ、前記カートンブランクの少なくとも一面を撮像することによって、カートンブランクの良否を検査する検査工程を設けたことを特徴とする。
本発明の第2の形態は、前記第1の形態において、前記屑除去工程と前記堆積工程との間で搬送される前記カートンブランクの上下動を上下動制限手段によって制限しつつ、前記カートンブランクの少なくとも一面を撮像することによって、前記カートンブランクに対する印刷状態の良否、および打ち抜き形状の良否を検査することを特徴とする。
本発明の第3の形態は、前記第1または第3の形態において前記第1の形態において、前記上下動制限手段は、カートンブランクの上下動を±5mm以内に押えることを特徴とする。
本発明の第4の形態は、前記第1ないし第3の形態のいずれかにおいて、前記上下動制限手段は、カートンブランクを搬送方向に移動可能に上下方向から押える押え部材により構成されることを特徴とする。
本発明の第5の形態は、前記第1ないし第4の形態のいずれかにおいて、前記上下動制限手段は、屑除去工程を経て送出されるカートンブランクの搬送方向における上流側に配置された第1の押え部材と、前記第1の押え部材より所定の間隔を介して下流側に配置された第2の押え部材とを有し、前記検出手段は、前記第1および第2の押え部材の間において搬送される前記カートンブランクの少なくとも一面を撮像することを特徴とする。
本発明の第6の形態は、前記第1ないし第5のいずれかにおいて、前記押え部材は、カートンブランクを下方より支持する下側ロールおよび/または下側コンベアと、カートンブランクを上方から押える上側ロールおよび/または上側コンベアとにより構成されることを特徴とする。
本発明の第7の形態は、本発明の6の形態において、前記上下動制限手段は、カートンブランクの下方に設けられたコンベアによって構成され、前記コンベアは、カートンブランクを下方へと吸引するサクションコンベアによって構成されていることを特徴とする。
本発明の第8の形態は、前記第1ないし第7の形態のいずれかにおいて、前記検査工程は、カートンブランクの印刷情報とカートンブランクの形状に関する情報とを含む画像信号を取り込む撮像工程と、取り込んだ画像信号の各画素信号と予め入力された基準画像信号の対応する画素信号とを比較する比較工程と、前記比較手段による比較結果に基づき画像の良否を判断する判断工程と、を有することを特徴とする。
本発明の第9の形態は、シート材に印刷する印刷工程と、シート材に所定形状の打ち抜き加工を施す打ち抜き工程と、該打ち抜き工程において発生する打ち抜き屑を取り除いてカートンブランクを形成する屑除去工程と、該カートンブランクを順次堆積させる堆積工程と、を順次備えたカートンブランク製造工程に配置されるカートンブランクの検査装置であって、前記検査装置は、前記屑除去工程と前記堆積工程との間において、カートンブランクの印刷の良否および打ち抜き形状の良否を検査可能であり、搬送される前記カートンブランクの上下動を制限する上下動制限手段と、前記カートンブランクに光を照射する照射手段と、前記カートンブランクの少なくとも一面の印刷情報とカートンブランクの形状に関する情報とを含む画像信号を取り込むカメラと、取り込んだ画像信号の各画素信号と予め入力された基準画像信号の対応する画素信号とを比較する比較手段と、前記比較手段による比較結果に基づき画像の良否を判断する判断手段と、を有することを特徴とする。
本発明の第10の形態は、シート材に印刷する印刷工程と、シート材に所定形状の打ち抜き加工を施す打ち抜き工程と、前記打ち抜き工程において発生する打ち抜き屑を取り除いてカートンブランクを形成する屑除去工程と、前記カートンブランクを順次堆積させる堆積工程と、を順次備えたカートンブランクの製造方法であって、前記打ち抜き工程から堆積工程に至る間にカートンブランクに対する印刷状態の良否、および打ち抜き形状の良否を検査する検査工程を有し、前記検査工程は、前記打ち抜き工程から送出されるカートンブランクの上下方向の移動を制限しつつカートンブランクの少なくとも一面を撮像すると共に、撮像された画像に基づきカートンブランクの良否を検査することを特徴とする。
本発明の第11の形態は、印刷されたシート材に所定形状の打ち抜き加工を施す打ち抜き工程部と、前記打ち抜き工程部において発生する打ち抜き屑を取り除く屑除去工程部と、前記屑除去工程部によって打ち抜き屑の除去されたカートンブランクを順次堆積させる堆積工程部と、を備えたカートンブランクの打ち抜き装置であって、前記打ち抜き工程部と堆積工程部との間に前記カートンブランクの良否を検査する検査工程部を設け、前記検査工程部は、前記打ち抜き工程部から送出されるカートンブランクの上下方向の移動を制限する上下動制限手段と、前記上下動制限手段によって上下動を抑制されたカートンブランクの少なくとも一面を撮像すると共に、撮像された画像に基づきカートンブランクの良否を検査する検査手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の第12の形態は、前記第12の形態において、前記検査手段は、前記カートンブランクに対する印刷状態の良否、および打ち抜き形状の良否を検査することを特徴とする。
なお、本発明におけるカートンブランクとは、カートン(箱)を組み立てることのできる展開状態の段ボールシートを意味する。
本発明においては、カートンブランクの印刷状態と形状の検査を、印刷された段ボールシートをカートンブランクの形状に打ち抜いた後に、一箇所で纏めて行うことができるので、印刷機の後段と、打ち抜き機の後段とにそれぞれ検査工程部を設けていた従来に比べ、カートンブランクの検査工程部を簡略化することができると共に、コンベアなどの付属設備を減らすことができ、設備費を大幅に削減することができる。
また、本発明の打ち抜き機は、検査工程部を内部に一体的に組み込んだ構成となっているため、従来のように、打ち抜き機の後段に検査用として特別にコンベアを設ける必要がなくなる。従って、設備費が削減できるだけでなく、製造設備全体がコンパクトになり、作業性も向上する。さらに、スペースの制約がある場合にも、改造や設置が可能になるという効果がある。
また、本発明の打ち抜き機は、検査工程部を内部に一体的に組み込んだ構成となっているため、従来のように、打ち抜き機の後段に検査用として特別にコンベアを設ける必要がなくなる。従って、設備費が削減できるだけでなく、製造設備全体がコンパクトになり、作業性も向上する。さらに、スペースの制約がある場合にも、改造や設置が可能になるという効果がある。
また、本発明の打ち抜き装置は、検査工程部を内部に一体的に組み込んで、堆積工程部より前工程で検査するので、カートンブランクの印刷欠陥を検知して印刷工程部へとフィードバックする場合にも、早い段階でフィードバックを行うことができ、対応が早くできるという効果がある。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1(a)は、本発明の実施形態におけるカートンブランクの製造装置の全体構成を概略的に示す側面図、同図(b)は同図(a)に示した製造装置によって段ボールシートからカートンブランクが製造されるまでの変化を段階的に示す平面図である。また、図2は、本発明の実施形態における打ち抜き機の内部構成を示す側面図である。
図1(a)は、本発明の実施形態におけるカートンブランクの製造装置の全体構成を概略的に示す側面図、同図(b)は同図(a)に示した製造装置によって段ボールシートからカートンブランクが製造されるまでの変化を段階的に示す平面図である。また、図2は、本発明の実施形態における打ち抜き機の内部構成を示す側面図である。
図1に示すように、本実施形態におけるカートンブランクの製造装置は、印刷機1と、この印刷機1の後段に設けられた打ち抜き機2と、印刷機1と打ち抜き機2とを連結するコンベア3と、打ち抜き機2の後段に配置したコンベア4,5とを備える。
このカートンブランクの製造装置において、例えば、段ボール箱用のカートンブランクを製造する場合には、不図示のコルゲータマシンによって製造された所定形状の段ボールシートS1が、図1(a)に示すように、印刷機1の供給部1aに順次積み重ねられた状態で保持される。供給部1aに積載された段ボールシートS1の山Sからは、1枚づつ無地の段ボールシートS1(図1(b)の(イ)参照)が印刷機1内の印刷部に送り込まれ、図柄や文字などの画像が印刷機1によって印刷される(図1(b)の(ロ)参照)。印刷済みの段ボールシートS1は、印刷機1から1枚づつ排出され、コンベア3などによって打ち抜き機2に供給される。このコンベア3の速度は、印刷機1の排出速度より低速に設定されており、コンベア3で搬送された段ボールシートS1は、打ち抜き機2の供給部21に堆積した状態で保持される。
ここで、図2に基づき、本実施形態における打ち抜き機の構成を説明する。
ここに示す打ち抜き機2は、印刷機1からコンベア3等を介して搬送されて来た段ボールシートS1を山状に堆積させた状態で保持する供給部21と、この供給部21に堆積された段ボールシートS1の山Sの中から一枚づつ供給される段ボールシートS1に打ち抜き加工を施す打ち抜き工程部22と、この打ち抜き工程部22によって生じた段ボールシートS1(図1(b)の(ハ)参照)の打ち抜き屑を除去してカートンブランクK1(図1(b)の(ニ)参照)を形成する屑除去工程23と、この屑除去工程23にて打ち抜き屑の除去されたカートンブランクK1の印刷状態および打ち抜き形状を検査する検査工程部24と、この検査工程部24によって検査されたカートンブランクK1を堆積させる堆積工程部25とを有する。図1(b)の(ホ)は、打ち抜かれた後のカートンブランクの形状を示している。
ここに示す打ち抜き機2は、印刷機1からコンベア3等を介して搬送されて来た段ボールシートS1を山状に堆積させた状態で保持する供給部21と、この供給部21に堆積された段ボールシートS1の山Sの中から一枚づつ供給される段ボールシートS1に打ち抜き加工を施す打ち抜き工程部22と、この打ち抜き工程部22によって生じた段ボールシートS1(図1(b)の(ハ)参照)の打ち抜き屑を除去してカートンブランクK1(図1(b)の(ニ)参照)を形成する屑除去工程23と、この屑除去工程23にて打ち抜き屑の除去されたカートンブランクK1の印刷状態および打ち抜き形状を検査する検査工程部24と、この検査工程部24によって検査されたカートンブランクK1を堆積させる堆積工程部25とを有する。図1(b)の(ホ)は、打ち抜かれた後のカートンブランクの形状を示している。
また、前記各工程部22から25へとワーク(段ボールシートS1およびカートンブランクK1)を搬送する搬送機構が、打ち抜き機2の上方部に設けられている。図中、矢印Xはこの搬送機構26によって搬送されるワークの搬送方向を示している。
搬送機構26は、打ち抜き工程部22に設けられた従動スプロケット26a,26bと、堆積工程25に設けられた駆動スプロケット26cと、各スプロケットに掛け渡されたチェーンコンベア26dと、このチェーンコンベア26dに一定の間隔を介して配設された複数個のグリッパ26eと、前記駆動スプロケット26cを回転させる不図示のモータとによって構成されている。駆動スプロケット26cは、モータの回転によって図中、時計方向へと回転し、その回転によってチェーンコンベア26dと共にグリッパ26eが循環移動する。このとき、チェーンコンベア26dの下側部分へと移動して来たグリッパ26eは、従動スプロケット26aの近傍で給送部21から送られてきたワーク(段ボールシートS1)の前端部を把持しつつ、X方向へと略水平に移動してワークを後段の各工程へと順次一枚ずつ搬送して行く。このチェーンコンベア26dによる搬送動作は、前記モータの間欠的な回転動作によって間欠的に行われ、停止時には、チェーンコンベア26dの下側部分に位置する5個のグリッパ26eが、各工程内に一つずつ所定の位置に停止し、ワークを各工程内に一枚ずつ位置させるようになっている。なお、グリッパ26eは、堆積工程において所定のタイミングでワーク(カートンブランクK1)を開放する。
また、打ち抜き工程部22では、成形すべきカートンブランクK1の形状に沿って配置された不図示のナイフを保持した押え部材昇降機構22aとナイフ部材22bとが、搬送機構によるワーク(段ボールシートS1)の搬送経路を介して上下に相対向して配置されている。そして、チェーンコンベア26dに取り付けられたグリッパー26eによって打ち抜き機2内に搬送されて来たダンボールシートS1が所定の加工位置で停止すると、押え部材昇降機構22aが昇降し、その昇降動作によって段ボールシートの不要部分とカートンブランク成形部分との境界部分が打ち抜かれる。
屑除去工程部23は、ワークの移動経路の上方に配置された昇降可能な押え部材23aと、この押さ部材23aに対向してワークの搬送経路の下方に配置されたワーク支持部材23bと、ワーク移動経路から除去され落下した屑を機外へと排出する屑コンベア23cとからなる。この屑除去工程23では、搬送機構26によって打ち抜き工程26から搬送されて来た打ち抜き加工後のワーク(打ち抜き屑を含んだカートンブランクK1)に対して、押え部材23aが昇降し、下降時に押え部材23aの下面に配された突出部によってワーク内の不要部分を押圧することにより、ワークから不要部分(打ち抜き屑)が分離されて除去され、検査工程24へと送られる。この際、押え部材23aの昇降動作および打ち抜き工程での昇降動作などに影響されてカートンブランクK1は、上下方向に揺動する。
次に、検査工程部24を説明する。
この検査工程部24は、照射手段24B2、カメラ24B1を有し、屑除去工程部24から搬送されて来たカートンブランクK1の上下方向の揺動を制限する上下動制限機構(上下動制限手段)24Aと、この上下動制限機構24Aを通過するカートンブランクK1の下面および上面を撮像する検出手段としての2個の撮像手段24B,24Cと、図3に示す制御部30とを有している。
この検査工程部24は、照射手段24B2、カメラ24B1を有し、屑除去工程部24から搬送されて来たカートンブランクK1の上下方向の揺動を制限する上下動制限機構(上下動制限手段)24Aと、この上下動制限機構24Aを通過するカートンブランクK1の下面および上面を撮像する検出手段としての2個の撮像手段24B,24Cと、図3に示す制御部30とを有している。
このうち、一方の撮像手段24Bは、屑除去工程23から送出されたカートンブランクK1における印刷状態の良否と、カートンブランクK1の打ち抜き形状の良否とを検査するための画像信号を出力するものとなっている。通常、打ち抜き機2内で搬送されるワーク(段ボールシートS1およびカートンブランクK1)の下面は、段ボール箱の外面に相当し、この外面(下面)に印刷が施される。従って、撮像手段24Bは、屑除去工程23から送出され始めたカートンブランクK1の下面に照射手段24B2によって光が照射され、その反射光をカメラ24B1によって受光することにより、下面に印刷された図柄や文字などの印刷情報および打ち抜き形状に関する情報を出力するようになっている。
そして、カメラ24B1としてはCCDセンサーが用いられ、カメラ24B1によって取得され出力された印刷情報および打ち抜き形状に関する情報を含む画像信号は、後述の制御部30に設けられる情報処理部31によって画像処理され、その画像情報に基きカートンブランクの良否が判定される。カメラ24B1は、カートンブランクK1の搬送方向と直交する方向(図の紙面と直交する方向)に複数配置されると共に、撮像位置を照らす照射手段24B2が配置され、カートンブランクK1の全幅の画像(カートンブランクK1の搬送方向と直交する方向におけるカートンブランクK1の長さ分の画像)を同時に検査できる構成となっている。また、カメラ24B1は、例えば、ワークの微小面積単位(画素)ごとに、三原色(赤、青、緑)それぞれの輝度情報を画像情報として取得する。なお、この検出工程部24において、カメラ24B1による撮像位置は、検査工程部24における上流位置、すなわち、屑除去工程23の近傍に設定されている。
また、本実施形態においては、カートンブランクK1の上面に油汚れ等が発生し易いことを考慮して、カートンブランクK1の上面を検査するために撮像手段24Cも配置されている。この撮像手段24Cは、カメラ24C1と、カートンブランクK1の上面に光を照射する照射手段24C2と、カートンブランクK1からの反射光をカメラ24C1に入射させるための反射鏡24C3とを有するものとなっており、上記撮像手段24Bと同様に撮像工程部24における上流位置に撮像位置が設定されている。また、カメラ24C1は、カートンブランクK1の下面を撮像するカメラ24Bと同様のものを用いてもよいが、従来より一般的に使用されているスポットディテクターなどのような欠陥検出装置を用いることも可能である。
また、前記上下動制限手段24Aは、本発明の目的を達成するための重要な機能を果すものであり、検査工程におけるカートンブランクK1の上下方向の移動量を出来るだけ小さく抑えるための構成を有している。
すなわち、前述の撮像手段24B,24Cにおいて、照射手段24B2,24C2からカートンブランクK1を経てカメラ24B1,24C1に達するまでの光路長が変動すると、カメラ24B1,24C1における受光量が変化するため画像信号の値が変動する。このため、カートンブランクK1の上下方向における変動値は±5mm以内であることが好ましく、±2mm以内であればさらに好ましい。このため本実施形態においては、カートンブランクK1の上下方向への揺動を抑えるべく、各撮像手段24B,24Cにおける撮像位置の前後(ワーク搬送方向の上流側および下流側)に幅方向(搬送方向と直交する方向)に沿って、使用するカートンブランクの最大幅以上の長さを有する2本の受けロール24A1,24A2が配置されると共に、この受けロール24A1,24A2の上方に、これらと対向して押えロール24A3,24A4が昇降可能に配置されている。そして、これら4本のロール24A1〜24A4および前記押えロール24A3,24A4を昇降させる不図示の昇降駆動手段とにより、本実施形態における上下動制限手段が構成されている。なお、昇降駆動手段としては、ソレノイド、モータおよびエアーシリンダなど種々のアクチュエータを用いることが可能である。
この上下動制限手段24Aでは、屑除去工程23から検査工程24へとカートンブランクK1が進入した際に、前述の昇降駆動手段によって押えロール24A3,24A4が下降し、両撮像手段24B,24Cの撮像位置の前後で、二組のロール24A1と24A3、およびロール24A2と24A4がカートンブランクK1を挟持しつつ回転する。このため、打ち抜き工程22および屑除去工程23の駆動時にチェーンコンベア26およびカートンブランクK1が上下方向に揺動しても、検査工程部では、カートンブランクの上下方向への揺動は確実に抑制される。このため、両撮像手段24B,24Cにおける前述の光路長は一定に保たれ、適正な画像情報を安定して得ることができる。
次に、堆積工程部25を説明する。
この堆積工程25は、移動機構26におけるチェーンコンベア26dの下方に設置された堆積コンベア25aと、前記チェーンコンベア26dより上方位置において前記堆積コンベア25aとの対向位置に昇降可能に保持された押え部材25bとを有している。この堆積工程において、前段の検査工程24から搬送されて来たカートンブランクK1が、コンベア25a上に搬送されて来ると、グリッパ26eがカートンブランクK1を解放すると共に、押え部材25bが下降し、カートンブランクK1を堆積コンベア25a上に落下させて、堆積コンベア25a上に堆積させる。そして、堆積コンベア25a上に所定枚数のカートンブランクKが堆積されると、そのカートンブランクの山Kは、堆積コンベア25aおよび後段の排出コンベア4,5の駆動によって、所定の工程部へと排出される。
この堆積工程25は、移動機構26におけるチェーンコンベア26dの下方に設置された堆積コンベア25aと、前記チェーンコンベア26dより上方位置において前記堆積コンベア25aとの対向位置に昇降可能に保持された押え部材25bとを有している。この堆積工程において、前段の検査工程24から搬送されて来たカートンブランクK1が、コンベア25a上に搬送されて来ると、グリッパ26eがカートンブランクK1を解放すると共に、押え部材25bが下降し、カートンブランクK1を堆積コンベア25a上に落下させて、堆積コンベア25a上に堆積させる。そして、堆積コンベア25a上に所定枚数のカートンブランクKが堆積されると、そのカートンブランクの山Kは、堆積コンベア25aおよび後段の排出コンベア4,5の駆動によって、所定の工程部へと排出される。
なお、堆積コンベア25a上に堆積されるカートンブランクKの中には、検査工程24によって不良品と判断されたカートンブランクKも含まれている可能性があり、その不良品を後の工程においてカートンブランクの山Kの中から除去する必要がある。不良品のカートンブランクを除去する方法としては、様々な方法があるが、本実施形態においては堆積されたカートンブランクの山Kの中から不良品のある位置にリームマーカー25cによってマーカーを挿入し、後工程において自動的あるいは手動によって除去する方法を用いている。また、不良品を含むカートンブランクの山Kから不良カートンブランクのみを除去した場合には、良品を足して各山の枚数を合わせる方法などを用いることができる。また、不良品が発生した場合は、印刷欠陥か打ち抜き欠陥かを判断し、印刷工程または打ち抜き工程へフィードバックして欠陥防止対策がとられる。
また、この搬送機構における前記モータの駆動制御およびグリッパ26eのカートンブランクに対する把持、解放動作制御は、図外の制御手段によって実行される。
次に、本実施形態のカートンブランク製造装置における検査工程の制御部30の構成を図3のブロック図に基づき説明する。
本実施形態における制御部30は、以下のようにしてカメラ24B1,24C1から出力される画像情報に基いて、カートンブランクK1の印刷状態および形状の良否を判断するようになっている。
本実施形態における制御部30は、以下のようにしてカメラ24B1,24C1から出力される画像情報に基いて、カートンブランクK1の印刷状態および形状の良否を判断するようになっている。
すなわち、印刷工程22による印刷、打ち抜き工程23による打ち抜き加工、および屑除去工程における屑の除去が行われた後、カートンブランクK1が検査工程24に向けて搬送され、カートンブランクK1が検査工程24における撮像位置より上流側(トリガーセンサ27は、撮像位置Pより約100〜300mm上流側)に配置されたトリガーセンサとの対向位置を通過すると、トリガーセンサ27からはオン信号が出力される。なお、本実施形態においてトリガーセンサ27は、撮像位置Pより約100〜300mm上流側に配置されている。
このトリガーセンサからのオン信号と、カートンブランクK1の移動量に応じたパルス信号を出力するパルスジェネレータ28からのパルス信号とに基づき、図外の制御手段は、カートンブランクK1が撮像位置Pに達したか否かを判断し、カートンブランクK1が撮像位置Pに達した時点で、カメラ24B1による撮像を開始する。この際、照射手段24B2は、撮像が開始されると同時あるいは撮像が開始される前に駆動され、カートンブランクK1の撮像位置に対して光が照射される。
撮像が開始されると、カメラ24B1は、カートンブランクK1からの反射光を電気信号に変換し、画像信号を制御部31へと送信する。本実施形態においてカメラ24B1は、カートンブランクK1の搬送方向Xと直交する方向に配置されたCCDラインセンサを用いており、このCCDラインセンサの各撮像セルからは、1スキャン分(シート全幅分)の画像信号が同時に生成され、その信号が信号処理部31に転送される。信号処理部31は、その1スキャン分の画像信号毎に画像処理して、内部メモリ32に格納させる。そして、カートンブランクK1の搬送動作に伴って、カメラ24B1,24C1からは順次1スキャン分の画像信号が出力され、これが内部メモリ32に格納されて行き、最終的に1枚のカートンブランクの表面全体の画像信号が内部メモリ32に格納される。なお、1スキャン分の画像データは、スキャンレート(カメラの一回の撮像時間)が固定であることから段ボールシートの進行速度によって大きさが変化するため、パルスジェネレータ28Bの信号によって補正する(単位時間のカメラの撮像回数を補正する)。
検査工程の初期段階において、内部メモリ32に格納したカートンブランクK1の1枚分の画像はCRT38に出力され、操作者はその画像が良品(欠陥無し)であれば、手動操作部33によって内部メモリ34に基準画像として格納する。
基準画像が内部メモリ34に格納された後は、それ以降に検査工程部24へと送られて来るカートンブランクK1に対して前記同様の撮像を行い、その画像信号が内部メモリD32に格納される。そして、内部メモリ32内に格納された1枚分の画像信号と、内部メモリ34に格納された画像信号とが比較部35によって比較され、その比較結果によってカートンブランクK1が良品であるか不良品であるかを判断する。本実施形態では、画像の同一位置に対応する画素毎の階調値を比較対象としており、両内部メモリ32,34に格納された両画像信号の3原色(赤、青、黄)の階調差をそれぞれ求め、それらの差が、設定操作部36によって予め設定された閾値以上であるか否かを判断することによって行われる。
この判断の結果、階調差あるいは画素数の差が閾値以上である場合にはカートンブランクK1が不良品である旨の出力信号(NG信号)が、また逆に画素毎の階調差が閾値未満であればカートンブランクK1が良品である旨の出力信号(OK信号)が、比較部35からそれぞれ出力される。そして、この比較部35からの出力信号は、表示手段としてのCRT37に送られ、ここでカートンブランクの良否を表す表示が行われる。また、NG信号は、信号出力部38に送られ、ここから所定の駆動部、例えば警報装置、不良品の排出部、前述のリームマーカー25cの駆動部などに送られ、各部の駆動制御に用いられる。
なお、上記実施形態においては、上下動制限手段を、撮像手段による撮像位置の上下、前後に配置した4本のロールによって構成した場合を例に採り説明したが、配置するローラの本数は4本に限らず、その他の本数に設定することも可能である。例えば、4本より多い本数のロールを用いれば、チェーンコンベア26dおよびグリップ26eの上下方向の揺動をより確実に抑えることができ、また、チェーンコンベア26dなどの揺動が小さい場合には、撮像位置の上流側に、上下2本のロール24A1,24A3のみを配置し、下流側のロール24A2,24A4を省略した構成を採ることも可能である。
さらに、上下動制限手段はロール以外の部材によって構成することも可能である。例えば、検査工程24内の搬送経路に沿ってサクションコンベアを配置し、このサクションコンベアによってカートンブランクを吸引しつつ搬送することでカートンブランクの揺動を抑制したり、上記の受けロールと押えロールの少なくとも一方を、短い距離で循環移動するベルトコンベアに変更することも可能である。
1 印刷機
2 打ち抜き機
21 供給部
22 打ち抜き工程部
23 屑除去工程部
24 検査工程部(撮像工程部)
25 堆積工程部
24A 上下動制限機構
24B 撮像手段
24B1 カメラ
24B2 照射手段
24C 撮像手段
24C1 カメラ
24C2 照射手段
24C3 反射鏡
S1 段ボールシート
K1 カートンブランク
2 打ち抜き機
21 供給部
22 打ち抜き工程部
23 屑除去工程部
24 検査工程部(撮像工程部)
25 堆積工程部
24A 上下動制限機構
24B 撮像手段
24B1 カメラ
24B2 照射手段
24C 撮像手段
24C1 カメラ
24C2 照射手段
24C3 反射鏡
S1 段ボールシート
K1 カートンブランク
Claims (12)
- シート材に印刷する印刷工程と、
シート材に所定形状の打ち抜き加工を施す打ち抜き工程と、
前記打ち抜き工程部において発生する打ち抜き屑を取り除く屑除去工程と、
前記屑除去工程部によって打ち抜き屑を取り除いたカートンブランクを堆積させる堆積工程と、を順次備えたカートンブランク製造方法におけるカートンブランクの検査方法であって、
前記屑除去工程と前記堆積工程との間で搬送される前記カートンブランクの上下動を上下動制限手段によって制限しつつ、前記カートンブランクの少なくとも一面を撮像することによって、カートンブランクの良否を検査する検査工程を設けたことを特徴とするカートンブランクの検査方法。 - 前記屑除去工程と前記堆積工程との間で搬送される前記カートンブランクの上下動を上下動制限手段によって制限しつつ、前記カートンブランクの少なくとも一面を撮像することによって、前記カートンブランクに対する印刷状態の良否、および打ち抜き形状の良否を検査することを特徴とする請求項1に記載のカートンブランクの検査方法。
- 前記上下動制限手段は、カートンブランクの上下動を±5mm以内に押えることを特徴とする請求項1または2に記載のカートンブランクの検査方法。
- 前記上下動制限手段は、カートンブランクを搬送方向に移動可能に上下方向から押える押え部材により構成されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のカートンブランクの検査方法。
- 前記上下動制限手段は、屑除去工程を経て送出されるカートンブランクの搬送方向における上流側に配置された第1の押え部材と、前記第1の押え部材より所定の間隔を介して下流側に配置された第2の押え部材とを有し、
前記検出手段は、前記第1および第2の押え部材の間において搬送される前記カートンブランクの少なくとも一面を撮像することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のカートンブランクの検査方法。 - 前記押え部材は、カートンブランクを下方より支持する下側ロールおよび/または下側コンベアと、カートンブランクを上方から押える上側ロールおよび/または上側コンベアとにより構成されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のカートンブランクの検査方法。
- 前記上下動制限手段は、カートンブランクの下方に設けられたコンベアによって構成され、前記コンベアは、カートンブランクを下方へと吸引するサクションコンベアによって構成されていることを特徴とする請求項5に記載のカートンブランクの検査方法。
- 前記検査工程は、
カートンブランクの印刷情報とカートンブランクの形状に関する情報とを含む画像信号を取り込む撮像工程と、
取り込んだ画像信号の各画素信号と予め入力された基準画像信号の対応する画素信号とを比較する比較工程と、
前記比較手段による比較結果に基づき画像の良否を判断する判断工程と、を有することを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のカートンブランクの検査方法。 - シート材に印刷する印刷工程と、シート材に所定形状の打ち抜き加工を施す打ち抜き工程と、該打ち抜き工程において発生する打ち抜き屑を取り除いてカートンブランクを形成する屑除去工程と、該カートンブランクを順次堆積させる堆積工程と、を順次備えたカートンブランク製造工程に配置されるカートンブランクの検査装置であって、
前記検査装置は、前記屑除去工程と前記堆積工程との間において、カートンブランクの印刷の良否および打ち抜き形状の良否を検査可能であり、
搬送される前記カートンブランクの上下動を制限する上下動制限手段と、
前記カートンブランクに光を照射する照射手段と、
前記カートンブランクの少なくとも一面の印刷情報とカートンブランクの形状に関する情報とを含む画像信号を取り込むカメラと、
取り込んだ画像信号の各画素信号と予め入力された基準画像信号の対応する画素信号とを比較する比較手段と、
前記比較手段による比較結果に基づき画像の良否を判断する判断手段と、を有することを特徴とするカートンブランクの検査装置。 - シート材に印刷する印刷工程と、
シート材に所定形状の打ち抜き加工を施す打ち抜き工程と、
前記打ち抜き工程において発生する打ち抜き屑を取り除いてカートンブランクを形成する屑除去工程と、
前記カートンブランクを順次堆積させる堆積工程と、を順次備えたカートンブランクの製造方法であって、
前記打ち抜き工程から堆積工程に至る間にカートンブランクに対する印刷状態の良否、および打ち抜き形状の良否を検査する検査工程を有し、
前記検査工程は、
前記打ち抜き工程から送出されるカートンブランクの上下方向の移動を制限しつつカートンブランクの少なくとも一面を撮像すると共に、撮像された画像に基づきカートンブランクの良否を検査することを特徴とするカートンブランクの製造方法。 - 印刷されたシート材に所定形状の打ち抜き加工を施す打ち抜き工程部と、
前記打ち抜き工程部において発生する打ち抜き屑を取り除く屑除去工程部と、
前記屑除去工程部によって打ち抜き屑の除去されたカートンブランクを順次堆積させる堆積工程部と、を備えたカートンブランクの打ち抜き装置であって、
前記打ち抜き工程部と堆積工程部との間に前記カートンブランクの良否を検査する検査工程部を設け、
前記検査工程部は、
前記打ち抜き工程部から送出されるカートンブランクの上下方向の移動を制限する上下動制限手段と、
前記上下動制限手段によって上下動を抑制されたカートンブランクの少なくとも一面を撮像すると共に、撮像された画像に基づきカートンブランクの良否を検査する検査手段と、
を備えることを特徴とするカートンブランクの打ち抜き装置。 - 前記検査手段は、前記カートンブランクに対する印刷状態の良否、および打ち抜き形状の良否を検査することを特徴とする請求項11に記載のカートンブランクの打ち抜き装置。
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JP2004235604A JP2006053080A (ja) | 2004-08-12 | 2004-08-12 | カートンブランクの検査方法、カートンブランクの検査装置、カートンブランクの製造方法、および打ち抜き装置 |
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- 2004-08-12 JP JP2004235604A patent/JP2006053080A/ja active Pending
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