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JP2006039254A - カメラ - Google Patents

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JP2006039254A
JP2006039254A JP2004219850A JP2004219850A JP2006039254A JP 2006039254 A JP2006039254 A JP 2006039254A JP 2004219850 A JP2004219850 A JP 2004219850A JP 2004219850 A JP2004219850 A JP 2004219850A JP 2006039254 A JP2006039254 A JP 2006039254A
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JP2004219850A
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English (en)
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Kanichi Furuyama
貫一 古山
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

【構成】 CPU34は、シャッタボタン36が半押しされたとき、被写界内の複数の被写体にそれぞれ適正な複数の適正間隔をコントラスト検出方式で特定し、特定された複数の適正間隔でそれぞれ捉えられた複数の被写界像をLCDモニタ30に表示し、表示された複数の被写界像のいずれか1つを選択する選択操作をカーソル/OKキー38により受け付け、そして選択操作によって選択された被写界像に対応する適正間隔をドライバ16に通知する。ドライバ16は、通知された適正間隔に基づいてフォーカスレンズ12の位置を調整する。CPU34は、フォーカス調整が完了した後、シャッタボタン36が全押しされたとき本撮影を実行する。
【効果】 所望の被写体にピントが合った被写界像が得られる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、カメラに関し、特にたとえば、コントラスト検出方式でオートフォーカス(AF)調整を行うカメラに関する。
従来この種のカメラでは一般に、シャッタボタンが半押しされたとき、フォーカスレンズを遠端点から近端点まで段階的に移動させつつ被写界を撮像し、移動の度に撮像された被写界像のコントラストを評価する。評価は、被写界の中央に割り当てられたAF評価エリアについて行われる。そして、評価値が最大となる被写界像に対応するフォーカス位置を合焦点として特定し、特定された合焦点に従う位置へとフォーカスレンズを移動させる。この後、シャッタボタンが全押しされたとき本撮影を実行する。
従来技術では、AF評価エリア内に所望の被写体を導入した状態でシャッタ操作を行うことによって、多くの場合、所望の被写体にピントが合った適切な被写界画像が得られる。
しかし、所望の被写体をAF評価エリアに導入する際には通常、所望の被写体とは別の被写体も一緒にAF評価エリア内に入り込む。もし別の被写体のコントラストが所望の被写体のそれよりも高ければ、所望の被写体がぼやけた不適切な画像しか得られない。例えば、屋外で人物を撮影するとき、人物の背後に樹木のようなコントラストの高い物体があると、後方の樹木にピントが合って人物像がぼやけることがある。また、窓ガラス越しに風景を撮影しようとすると、近くの窓ガラスにピントが合って風景全体がぼやけることもある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、所望の被写体にピントが合った被写界画像が得られる、カメラを提供することである。
請求項1の発明に従うカメラは、光学レンズと撮像面との間隔を段階的に変位させる変位手段、変位手段によって間隔が変位される毎に撮像面によって捉えられた被写界像のコントラストを評価する評価手段、評価手段によって求められた評価値に基づいて被写界に属する複数の被写体にそれぞれ適正な複数の適正間隔を特定する特定手段、複数の適正間隔でそれぞれ捉えられた複数の被写界像を表示する表示手段、複数の被写界像のいずれか1つを選択する選択操作を受け付ける受付手段、および複数の適正間隔のうち選択操作によって選択された被写界像に対応する適正間隔を有効化する有効化手段を備える。
光学レンズと撮像面との間隔が変位手段により段階的に変位され、評価手段は、間隔が変位される毎に撮像面によって捉えられた被写界像のコントラストを評価する。特定手段は、評価手段によって求められた評価値に基づいて被写界に属する複数の被写体にそれぞれ適正な複数の適正間隔を特定する。つまり、被写界に属する複数の被写体にそれぞれ適正な複数の適正間隔をコントラスト検出方式で特定する。こうして特定された複数の適正間隔でそれぞれ捉えられた複数の被写界像が表示手段によって表示され、受付手段は、複数の被写界像のいずれか1つを選択する選択操作を受け付ける。そして有効化手段は、複数の適正間隔のうち選択操作によって選択された被写界像に対応する適正間隔を有効化する。
請求項2の発明に従うカメラは、請求項1に従属し、評価手段の評価動作と並行して複数の適正間隔にそれぞれ対応する複数の被写界像を抽出する抽出手段をさらに備え、表示手段は抽出手段によって抽出された複数の被写界像を表示する。
評価手段の評価動作と並行して複数の適正間隔にそれぞれ対応する複数の被写界像が抽出手段によって抽出され、表示手段は、抽出された複数の被写界像を表示する。評価動作と並行して複数の被写界像が抽出されるので、評価完了後、直ちに複数の被写界像を表示することができる。
請求項3の発明に従うカメラは、請求項1または2に従属し、複数の適正間隔をそれぞれ保持するための複数のエリアが形成されたメモリ、評価手段によって連続して求められた2つの評価値を互いに比較する比較手段、および比較手段の比較結果が所定条件を満たすとき複数のエリアの1つを指定する変数を変更する変更手段をさらに備える。
メモリには、複数の適正間隔をそれぞれ保持するための複数のエリアが形成される。比較手段は、評価手段によって連続して求められた2つの評価値を互いに比較し、変更手段は、比較結果が所定条件を満たすとき、メモリに形成された複数のエリアの1つを指定する変数を変更する。比較結果が所定条件を満たす度にエリアを順次切り換えていくので、複数の適正間隔を複数のエリアにそれぞれ保持することができる。
請求項4の発明に従うカメラは、請求項3に従属し、今回求められた評価値が前回求められた評価値を下回るという比較結果が連続する回数を検出する検出手段をさらに備え、評価値はコントラストが高いほど大きい値を示し、所定条件は検出手段によって検出された回数が閾値を上回るという閾値条件を含む。
検出手段は、今回求められた評価値が前回求められた評価値を下回るという比較結果が連続する回数を検出する。評価値はコントラストが高いほど大きい値を示し、所定条件は検出手段によって検出された回数が閾値を上回るという閾値条件を含む。
請求項5の発明に従うカメラは、請求項4に従属し、所定条件は今回求められた評価値が前回求められた評価値を下回らないという数値条件をさらに含む。
請求項4および5に従えば、コントラストが低下していく状態が閾値に対応する期間を超えて持続したとき、エリアの切り換えが行われる。
請求項6の発明に従うカメラは、請求項1に従属し、撮像面に複数の評価エリアを割り当てる割り当て手段、適正間隔で捉えられた被写界像について複数の評価エリアにそれぞれ対応する複数の局所的コントラスト評価値を算出する算出手段、および算出手段によって算出された複数の局所的コントラスト評価値のうち最大のものと対応する評価エリアを複数の評価エリアの中から選出する選出手段をさらに備え、表示手段は選出手段によって選出された評価エリアの位置を示すマーカを被写界像に重ねて表示する。
撮像面には複数の評価エリアが割り当てられる。算出手段は、適正間隔で捉えられた被写界像について、複数の評価エリアにそれぞれ対応する複数の局所的コントラスト評価値を算出する。選出手段は、算出された複数の局所的コントラスト評価値のうち最大のものに対応する評価エリアを複数の評価エリアの中から選出する。表示手段は、こうして選出された評価エリアの位置を示すマーカを被写界像に重ねて表示する。これにより、表示された被写界像においてどの位置に最もピントが合っているかがわかるので、選択操作を的確に行うことができる。
請求項7の発明に従うプログラムは、カメラのプロセサによって実行されるかつ光学レンズと撮像面との間隔を調整する間隔調整プログラムであって、間隔を段階的に変位させる変位ステップ、変位ステップによって間隔が変位される毎に撮像面によって捉えられた被写界像のコントラストを評価する評価ステップ、評価ステップによって求められた評価値に基づいて被写界に属する複数の被写体にそれぞれ適正な複数の適正間隔を特定する特定ステップ、複数の適正間隔でそれぞれ捉えられた複数の被写界像を表示する表示ステップ、複数の被写界像のいずれか1つを選択する選択操作を受け付ける受付ステップ、および複数の適正間隔のうち選択操作によって選択された被写界像に対応する適正間隔を有効化する有効化ステップを備える。
この発明によれば、被写界内の複数の被写体にそれぞれ適正な複数の適正間隔をコントラスト検出方式で特定し、特定された複数の適正間隔でそれぞれ捉えられた複数の被写界像を表示し、複数の被写界像のいずれか1つを選択する選択操作を受け付け、そして選択操作によって選択された被写界像に対応する適正間隔を有効化するので、所望の被写体にピントが合った被写界画像が得られる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1を参照して、この実施例のディジタルカメラ10は、フォーカスレンズ12を含む。被写界の光学像は、このフォーカスレンズ12を通してイメージセンサ14の受光面つまり撮像面に照射される。撮像面では、光電変換によって被写体の光学像に対応する電荷つまり生画像信号が生成される。
被写体のリアルタイム動画像つまりスルー画像をLCDモニタ30に表示するとき、CPU34は、プリ露光および間引き読み出しの繰り返しをタイミングジェネレータ/シグナルジェネレータ(TG/SG)18に命令する。TG/SG18は、イメージセンサ14のプリ露光と、これによって生成された生画像信号の間引き読み出しとを繰り返し実行する。イメージセンサ14からは、被写体の光学像に対応する低解像度の生画像信号が出力される。
出力された生画像信号は、CDS/AGC/AD回路20によってノイズ除去,レベル調整およびA/D変換の一連の処理を施され、これによってディジタル信号である生画像データが得られる。信号処理回路22は、CDS/AGC/AD回路20から出力された生画像データに白バランス調整,色分離,YUV変換などの処理を施し、YUV形式の画像データを生成する。生成された画像データはメモリ制御回路24によってSDRAM26に書き込まれ、その後同じメモリ制御回路24によって読み出される。ビデオエンコーダ28は、メモリ制御回路24によって読み出された画像データをNTSCフォーマットに従うコンポジットビデオ信号に変換し、変換されたコンポジットビデオ信号をLCDモニタ30に与える。この結果、被写体のスルー画像がモニタ画面に表示される。
信号処理回路22によって生成された画像データのうちYデータはまた、フォーカス調整のために、AF評価回路32に与えられる。図2を参照して、AF評価回路32は、被写界を水平方向および垂直方向の各々において16分割し、これら256個の分割エリアのうち被写界の中央に割り当てられた評価エリアE0についてYデータの高域周波数成分を積算する。これによって、高域AF評価値(以下「AF評価値」)が求められる。
再び図1を参照して、シャッタボタン36が半押しされると、CPU34は、まず次のようなAF極大点検出を行う。AF極大点検出では、まずフォーカスレンズ12を遠端点に移動させる。その後、遠端点から近端点までフォーカスレンズ12を1ステップずつ移動させつつスルー撮影を行い、ステップ毎にAF評価回路32からAF評価値を取得する。こうして周期的に取得されるAF評価値の変化に基づいて、AF評価値の極大値,およびAF評価値が極大となるときのフォーカスレンズ12の位置を特定する。
フォーカス位置とAF評価値との関係が図3に示されている。図3を参照して、フォーカスレンズ12を遠端点から近端点まで移動させながらスルー撮影を行えば、一般に複数のフォーカス位置でAF評価値が極大となる。ここでは、これらの極大値をAmax[0]〜Amax[i]のように記述する。また、極大値Amax[0]〜Amax[i]にそれぞれ対応するフォーカス位置つまり合焦位置をAfpos[0]〜Afpos[i]のように記述する。
再び図1を参照して、CPU34には、極大値レジスタ34rおよび合焦位置レジスタ34sが設けられる。極大値レジスタ34rは、図4に示されるように、複数の領域[0],[1],[2],…で構成される。合焦位置レジスタ34sは、図5に示されるように、複数の領域[0],[1],[2],…で構成される。CPU34は、検出された極大値Amax[0]〜Amax[i]を極大値レジスタ34r内の領域[0]〜[i]にそれぞれ保持する。CPU34はまた、特定された合焦位置Afpos[0]〜Afpos[i]を合焦位置レジスタ34s内の領域[0]〜[i]にそれぞれ登録する。
一方、SDRAM26には、合焦フレームメモリ26mが設けられる。合焦フレームメモリ26mは、図6に示されるように、複数の領域[0],[1],[2],…で構成される。CPU34はさらに、合焦位置Afpos[0]〜Afpos[i]で撮影されたフレームつまり合焦フレーム[0]〜[i]の低解像度画像を、合焦フレームメモリ26m内の領域[0]〜[i]にそれぞれ格納する。
次に、CPU34は、合焦フレームメモリ26m内の画像情報に基づいて合焦フレーム[0]〜[i]のサムネイル一覧を生成し、生成されたサムネイル一覧を含む合焦フレーム選択画面(図16参照;後述)をLCDモニタ30に表示する。オペレータは、表示されたサムネイル一覧を参照して、合焦フレーム[0]〜[i]のうちいずれか1つ、より具体的には被写界内の複数の被写体のうち所望に被写体にピントが合った合焦フレームを選択する。
CPU34は、カーソル/OKキー38を介してオペレータの選択操作を受け付け、選択された合焦フレームに対応する合焦位置を合焦位置レジスタ34sから読み出す。そして、読み出された合焦位置をドライバ16に通知する。応じてドライバ16は、通知された位置までフォーカスレンズ12を移動させる。
こうしてフォーカス調整が完了した後にシャッタボタン36が全押しされると、次のような本撮影処理が実行される。本撮影処理では、CPU34は、本露光とこの本露光によって生成された全ての電荷の読み出しとをTG/SG18に命令する。イメージセンサ14は本露光を施され、これによって生成された全ての電荷つまり高解像度の生画像信号がイメージセンサ14から出力される。出力された生画像信号はCDS/AGC/AD回路20によって生画像データに変換され、生画像データは信号処理回路22によってYUV形式の画像データに変換される。変換された生画像データは、メモリ制御回路24を通してSDRAM26に書き込まれる。
CPU34はまた、SDRAM26に格納された画像データの圧縮処理をJPEGコーデック40に命令する。JPEGコーデック40は、メモリ制御回路24を通してSDRAM26から画像データを読み出し、読み出された画像データにJPEG圧縮を施す。これによって生成された圧縮画像データは、メモリ制御回路24を通してSDRAM26に書き込まれる。JPEG圧縮が完了すると、CPU34は、メモリ制御回路24を通してSDRAM26から圧縮画像データを読み出し、読み出された圧縮画像データを含む画像ファイルをI/F42を通して記録媒体44に記録する。
CPU34は、具体的には図7〜図10に示すフロー図に従う処理を行う。なお、これらのフロー図に対応するプログラムは、フラッシュメモリ46に格納されている。まず図7を参照して、ステップS1では、スルー撮影命令を発行する。応じてイメージセンサ14から低解像度の生画像信号が出力され、生画像信号は、CDS/AGC/AD回路20によって生画像データに変換される。生画像データは、信号処理回路22によってYUV形式の画像データに変換され、YUV形式の画像データは、ビデオエンコーダ28によってNTSCフォーマットに従うコンポジットビデオ信号に変換される。コンポジットビデオ信号は、LCDモニタ30に与えられ、この結果、被写体のスルー画像がモニタ画面に表示される。
信号処理回路22によって生成された画像データのうちYデータはまた、フォーカス制御のためにAF評価回路32に与えられる。AF評価回路32は、被写界内の評価エリアE0についてYデータの高域周波数成分の積算を行い、これによって、AF評価値がAF評価回路26から出力される。
ステップS3では、シャッタボタン36が半押しされたか否かを判別し、判別結果が肯定的であれば、ステップS5に移ってAF極大点検出(後述)を行う。次のステップS7では、AF極大点検出で得られた複数の合焦フレームの中からいずれか1つを選択する合焦フレーム選択、および選択された合焦フレームに対応する合焦位置へとフォーカスレンズ12を移動させるフォーカス調整(後述)が行われる。
その後、ステップS9およびS11のループに入って、半押し状態のシャッタボタン36が全押しされるか、あるいは半押し解除されるのを待つ。シャッタボタン36が全押しされるとステップS9でYESと判別され、ステップS13に移って本撮影を行う。本撮影が完了すると、ステップS1に戻る。シャッタボタン36の半押しが解除されると、ステップS11でYESと判別され、ステップS3に戻る。
上記ステップS5のAF極大点検出は、図8および図9のサブルーチンに従って実行される。図8を参照して、まずステップS21で初期化処理を行う。初期化処理では、変数i,x,yおよびdcountに“0”がそれぞれセットされる。また、Amax[0],Amax[1],…およびAfpos[0],Afpos[1],…にも“0”がそれぞれセットされる。
なお、Amax[0],Amax[1],…は、極大値レジスタ34r内の領域[0],[1],…にそれぞれ保持される。Afpos[0],Afpos[1],…は、合焦位置レジスタ34s内の領域[0],[1],…にそれぞれ保持される。変数i,x,yおよびdcountは、CPU34内の別のレジスタ(図示せず)にそれぞれ保持される。
次のステップS23では、フォーカスレンズ12の位置を遠端点に移動し、その後ステップS25に移る。ステップS25では、TG/SG18からのVsyncを待つ。Vsyncが検出されると、ステップS25でYESと判別し、ステップS27〜S49の一連の処理を実行する。ステップS27では、AF評価回路32からAF評価値を取得し、取得されたAF評価値を変数xにセットする。
図9を参照して、ステップS29では、変数xの値が変数yの値よりも大きいか否かを判別する。この判別結果が肯定的であればステップS47に進む。ステップS47では、変数yに変数xの値をセットし、かつ変数dcountをインクリメントする。そして、ステップS49に進む。
ステップS29の判別結果が否定的であれば、ステップS31に移って、変数yに変数xの値をセットする。ステップS33では、変数dcountの値が閾値ここでは“2”よりも大きいかどうかを判別する。ステップS33の判別結果が肯定的であれば、ステップS35で変数iをインクリメントし、その後ステップS37に進む。ステップS33の判別結果が否定的であれば、直ちにステップS37に進む。
ステップS37では、変数dcountを初期化する。ステップS39では、変数xの値がAmax[i]の値よりも大きいか否かを判別し、判別結果が否定的であれば、ステップS49に進む。ステップS39の判別結果が肯定的であれば、まずステップS41でAmax[i]に変数xの値をセットし、次にステップS43でAfpos[i]に現在のフォーカス位置をセットし、そしてステップS45で現在の低解像度画像を合焦フレームメモリ26m内の領域[i]に格納する。その後、ステップ49に進む。
ステップS49では、現在のフォーカス位置が近端点にあるか否かを判別する。フォーカス位置がまだ近端点に達していなければ、ステップS51でフォーカス位置を近端側に1ステップ移動させ、その後、ステップS25に戻る。フォーカス位置が近端点に達すると、上位層のルーチンに復帰する。
要するに、ステップS29で現在のAF評価値(x)と1V期間前のAF評価値(y)とを比較することにより、AF評価値が減少しつつあるのか増加しつつあるのかを判別し、増加局面にあるときのみ、ステップS41,S43およびS45で変数x,現在のフォーカス位置および現在の低解像度画像を極大値レジスタ34r,合焦位置レジスタ34sおよび合焦フレームメモリ26mにそれぞれ書込んでいる。減少しつつあると判別されたときには、変数dcountがインクリメントされる。つまり変数dcountの値は、減少局面の継続期間を示す。
ステップS33では、1つの増加局面が継続しているのか、新たな増加局面に入ったかを変数dcountの値に基づいて判別し、新たな増加局面に入ったと判別されたとき、S35で変数iをインクリメントしている。これによって、AF評価値,フォーカス位置および低解像度画像の書き込まれる領域がそれぞれ変更される。
増加しつつあるAF評価値が減少に転じても、変数dcountの値が閾値“2”を超えていなければ、つまり減少局面の継続期間が2V期間を超えていなければ、まだ1つの増加局面が継続しているとみなされる。なお、閾値は、極大点の検出感度を左右する。具体的には、閾値を小さくすれば、検出される極大点の個数が増加し、閾値を大きくすれば、検出される極大点の個数が減少する。このため、必要十分な個数の極大点が検出されるように、適切な閾値が選ばれる。
変数iは、最初の増加局面では“0”、次の増加局面では“1”というように、新たな増加局面に入る度にインクリメントされる。つまり、複数の増加局面の1つ1つは、変数iによって識別される。
最初の増加局面[0]では、AF評価値は極大値レジスタ34r内の領域[0]に繰り返し書き込まれ、フォーカス位置は合焦位置レジスタ34s内の領域[0]に繰り返し書き込まれ、低解像度画像は合焦フレームメモリ26m内の領域[0]に繰り返し書き込まれる。次の増加局面[1]では、AF評価値は極大値レジスタ34r内の領域[1]に繰り返し書き込まれ、フォーカス位置は合焦位置レジスタ34s内の領域[1]に繰り返し書き込まれ、低解像度画像は合焦フレームメモリ26m内の領域[1]に繰り返し書き込まれる。
従って、フォーカス位置が近端点に到達した時点で、極大値レジスタ34r内の領域[0],[1],…には、増加局面[0],[1],…における最後のAF評価値つまり極大値[0],[1],…がそれぞれ残され、合焦位置レジスタ34s内の領域[0],[1],…には、増加局面[0],[1],…における最後のフォーカス位置つまり合焦位置[0],[1],…がそれぞれ残され、また、合焦フレームメモリ26m内の領域[0],[1],…には、増加局面[0],[1],…における最後の低解像度画像つまり合焦フレーム[0],[1],…の低解像度画像がそれぞれ残されることとなる。
上記ステップS7の合焦フレーム選択およびフォーカス調整は、図10のサブルーチンに従って実行される。図10を参照して、まずステップS61で合焦フレームメモリ26m内の領域[0],[1],…から低解像度画像をそれぞれ読み出し、読み出された複数の低解像度画像にそれぞれ対応する複数のサムネイルをLCDモニタ30に一覧表示する。ステップS63では、カーソル/OKキー38を介し、複数のサムネイルのいずれかを選択する選択操作を受け付ける。ステップS65では、選択されたサムネイルに対応する低解像度画像の番号つまり合焦フレーム番号を変数kにセットする。
ステップS67では、合焦位置レジスタ34sの領域[k]から合焦位置つまりAfpos[k]を読み出し、フォーカスレンズ12の位置をAfpos[k]に移動する。その後、上位層のルーチンに復帰する。
以下、図11〜図16により具体例を説明する。まず図11を参照して、評価エリアE0内には、2つの被写体、すなわち家屋と自動車とが存在している。自動車は、家屋の後方にある。このような遠近差のある2つの被写体を含む被写界についてAF極大点検出を行うと、図12に示されるような結果が得られる。
図12を参照して、フォーカス位置は、遠端点側から近端点側へpos1→pos2→…→pos10のように1ステップずつ10ステップに渡って移動され、各ステップで低解像度画像の撮像とAF評価とが行われる。これにより、フォーカス位置pos1〜pos10にそれぞれ対応するAF評価値x1〜x10が得られる。
第1〜第3ステップでは、AF評価値が増加しつつあると判別される(図9:ステップS29参照)ため、AF評価値はAmax[0]つまり極大値レジスタ34rの領域[0]に繰り返し書き込まれ、フォーカス位置はAfpos[0]つまり合焦位置レジスタ34sの領域[0]に繰り返し書き込まれ、低解像度画像は合焦フレームメモリ26mの領域[0]に繰り返し記録される。
すなわち、第1ステップでAmax[0]に記録されたAF評価値x1は、第2ステップでAF評価値x2によって上書きされ、さらにこのAF評価値x2は、第3ステップでAF評価値x3によって上書きされる。第1ステップでAfpos[0]に記録されたフォーカス位置pos1は、第2ステップでフォーカス位置pos2によって上書きされ、さらにこのフォーカス位置pos2は、第3ステップでフォーカス位置pos3によって上書きされる。第1ステップで合焦フレームメモリ26mの領域[0]に記録された第1フレームの低解像度画像は、第2ステップで第2フレームの低解像度画像によって上書きされ、さらにこの第2フレームの低解像度画像は、第3ステップで第3フレームの低解像度画像によって上書きされる。
第4〜第6ステップでは、AF評価値が減少しつつあると判別されるため、AF評価値,フォーカス位置および低解像度画像の記録はいずれも行われない。代わりに、減少局面の継続期間を示す変数dcount(ステップS47参照)がインクリメントされていく。
第7ステップでは、AF評価値が前回より増加し、かつ変数dcountが“3” つまり閾値“2”を越えているので、AF評価値が減少から増加に転じたと判別される。これに伴い、AF評価値の書込み先がAmax[1]つまりレジスタ34rの領域[1]に変更され、フォーカス位置の書き込み先がAFpos[1]つまりレジスタ34sの領域[1]に変更され、低解像度画像の記録先が合焦フレームメモリ26mの領域[1]に変更される(ステップS29〜S35参照)。
第8および第9ステップでは、第7ステップに引き続いてAF評価値が増加しつつあると判別されるため、AF評価値はAmax[1]に繰り返し書き込まれ、フォーカス位置はAfpos[1]に繰り返し書き込まれ、低解像度画像は合焦フレームメモリ26mの領域[1]に繰り返し記録される。AF評価値が減少する第10ステップ以降では、AF評価値,フォーカス位置および低解像度画像の記録は行われない。
かくして、フォーカス位置が近端点に達した時点で、極大値レジスタ34rの領域[0]および[1]には、図13に示すようにx3およびx9がそれぞれ保持されている。また、合焦位置レジスタ34sの領域[0]および[1]には、図14に示すようにpos3およびpos9がそれぞれ保持されている。一方、合焦フレームメモリ26mの領域[0]および[1]には、図15に示すように第3フレームの低解像度画像および第9フレームの低解像度画像がそれぞれ格納されている。
この後、図16に示すように、合焦フレームメモリ26m内の2つの低解像度画像に基づく2つのサムネイル画像がLCDモニタ30に表示される。一方のサムネイル画像は家屋にピントが合っており、他方は自動車にピントが合っている。カーソル/OKキー38の操作によって、例えば自動車にピントが合ったサムネイル画像、つまり合焦フレーム[1]が選択されると、極大値レジスタ34rの領域[1]からフォーカス位置pos9が読み出される。そして、フォーカスレンズ12がこの位置に移動され、その後、シャッタ全押しに応じて本撮影が行われる。これにより、自動車にピントが合った高解像度画像が得られる。
以上から明らかなように、この実施例では、CPU34は、シャッタボタン36が半押しされたとき、被写界内の複数の被写体にそれぞれピントが合う複数の合焦位置をコントラスト検出方式で特定し、特定された複数の合焦位置でそれぞれ捉えられた複数の低解像度画像をLCDモニタ30に表示し、表示された複数の低解像度画像のいずれか1つを選択する選択操作をカーソル/OKキー38により受け付け、そして選択操作によって選択された低解像度画像に対応する合焦位置をドライバ16に通知する。応じてドライバ16は、通知された合焦位置までフォーカスレンズ12を移動させる。移動完了後、CPU34は、シャッタボタン36が全押しされたとき本撮影を実行する。これにより、所望の被写体にピントが合った適切な高解像度画像が得られる。
なお、この実施例では、ピント合わせのためにフォーカスレンズ12を光軸方向に移動させるようにしたが、フォーカスレンズ12に代えてあるいはフォーカスレンズ12とともに、イメージセンサ14を光軸方向に移動させるようにしてもよい。要するに、フォーカスレンズ12とイメージセンサ14の撮像面との間隔を変えればピント合わせが行える。
なお、この実施例では、複数枚の合焦フレームの低解像度画像(図16参照)をLCDモニタ30に表示し、その中から所望の被写体にピントが合った1枚を選択する選択操作を受け付けているが、例えばLCDモニタ30のサイズが小さい場合や、遠近差の小さい被写界を撮影する場合などには、どのフレームが所望の被写体にピントが合ったフレームかを見分けるのが困難である可能性もある。そこで、以下には、このような場合にも的確に選択操作を行うことができる、他の実施例について説明する。
図17を参照して、この発明の他の実施例であるディジタルカメラ10aは、図1のディジタルカメラ10において、AF評価回路32に代えてAF評価回路32aを備え、かつCPU34に代えてCPU34aを備える。AF評価回路32aおよびCPU34a以外の構成要素は図1のものと同じであり、図17では省略されている。CPU34aには、CPU34のものと同様の極大値レジスタ34rおよび合焦位置レジスタ34sに加え、AF最大エリアレジスタ34tがさらに設けられる。
図18を参照して、AF評価回路32aは、評価エリアE0についてYデータの高域周波数成分を積算するのに加え、評価エリアE0内に割り当てられた5つの評価エリアE1〜E5についてもYデータの高域周波数成分を積算する。これによって、評価エリアE0〜E5の計6つのエリアについてAF評価値がそれぞれ求められる。
図19を参照して、AF最大エリアレジスタ34tは、複数の領域[0],[1],[2],…で構成される。CPU34aは、AF最大エリア選出処理(後述)によって選出されたAF最大エリアASmaxArea[0]〜ASmaxArea[i]をAF最大エリアレジスタ34t内の領域[0]〜[i]にそれぞれ保持する。
AF最大エリアレジスタ34t内の領域[0]〜[i]に保持されたAF最大エリアASmaxArea[0]〜ASmaxArea[i]は、合焦フレーム[0]〜[i]の低解像度画像をLCDモニタ30に一覧表示するとき読み出される。そして、読み出されたAF最大エリアASmaxArea[0]〜ASmaxArea[i]に対応するスポット枠(図25参照)が、合焦フレーム[0]〜[i]の低解像度画像に重ねて表示される。
上記のようなAF最大エリア選出処理およびスポット枠表示処理を行う点を除けば、CPU34aの動作はCPU34のそれ(図7〜図10参照)と同様である。
図20を参照して、AF最大エリア選出処理は、ステップS43とステップS45との間で行われる。CPU34aは、このステップS44のAF最大エリア選出処理を図21のサブルーチンに従って実行する。
図21を参照して、まずステップS81で初期化処理を行う。具体的には、変数jおよび変数ASmaxの各々に“0”をセットする。その後、ステップS83で変数jをインクリメントし、次のステップS85では、変数jの値が“5”を超えたか否かを判別する。この判別結果が肯定的であれば上位層のルーチンに復帰し、否定的であればステップS87に移る。
ステップS87では、現低解像度画像について評価エリアE[j]のAF評価値AS_E[j]をAF評価回路32aから取得する。ステップS89では、取得されたAF評価値AS_E[j]が変数ASmaxの値よりも大きいか否かを判別し、判別結果が否定的であればステップS83に戻る。
ステップS89の判別結果が肯定的であれば、ステップS91に移って、ステップS87で取得されたAF評価値AS_E[j]を変数ASmaxにセットする。そしてステップS93で、変数ASmaxArea[i]つまりAF最大エリアレジスタ34t内の領域[i]にE[j]をセットし、その後ステップS83に戻る。
こうしてステップS83〜S93のループが5回に渡って反復されると、結果としてAF最大エリアレジスタ34t内の領域[i]には、合焦フレーム[i]におけるAF最大エリアが登録される。
図22を参照して、スポット枠表示処理は、ステップS61とステップS63との間で行われる。すなわち、ステップS61で複数の低解像度画像にそれぞれ対応する複数のサムネイルをLCDモニタ30に一覧表示した後、ステップS62に移って、AF最大エリアレジスタ34t内の領域[0]〜[i]に保持されたAF最大エリアASmaxArea[0]〜ASmaxArea[i]を読み出し、読み出されたAF最大エリアASmaxArea[0]〜ASmaxArea[i]に対応するスポット枠をオンスクリーン表示する、つまりモニタ画面上の複数のサムネイルに重ねて表示する。そして、ステップS63で、複数のサムネイルのいずれかを選択する選択操作を受け付ける。
このように、ステップS44で合焦フレームについてAF最大エリアを選出し、ステップS62でAF最大エリアを示すスポット枠をオンスクリーン表示することによって、ステップS61で表示された合焦フレームにおいてどの位置に最もピントが合っているかがわかる。このため、一覧表示された複数のサムネイルつまり複数の合焦フレームのうちどれが所望の被写体にピントが合った合焦フレームであるかを容易に見分けることができ、その結果、ステップS63での選択操作を的確に行うことができる。
以下、具体例を説明する。ディジタルカメラ10aで図11に示されるような被写界を撮影すれば、ディジタルカメラ10で撮影したときと同様、図16のような2枚の合焦フレーム[0]および[1]が得られる。これら2枚の合焦フレーム[0]および[1]の各々について、図23(A)および図23(B)に示されように、5つの評価エリアE1〜E5の中でAF評価値が最大となるエリアを選出する。
図23(A)を参照して、合焦フレーム[0]については、手前の家屋にピントが合っているため、3つの評価エリアE1,E3およびE4のいずれか、例えば評価エリアE1が選出される。図23(B)を参照して、合焦フレーム[1]については、奥の自動車にピントが合っているため、評価エリアE2が選出される。
図24を参照して、こうして選出された評価エリアE1およびE2が、AF最大エリアレジスタ34tの領域[0]および[1](図19参照)にそれぞれ格納される。
図25を参照して、2つのサムネイル画像つまり2つの合焦フレーム[0]および[1]がLCDモニタ30に表示されるとき、左側のサムネイル画像つまり合焦フレーム[0]にはエリアE1のスポット枠がオンスクリーン表示され、右側のサムネイル画像つまり合焦フレーム[1]にはエリアE2のスポット枠がオンスクリーン表示される。これらのスポット枠によって、オペレータは、左側のサムネイル画像では家屋にピントが合っており、右側のサムネイル画像では自動車にピントが合っていることを容易に知ることができる。
なお、求めた合焦位置から合焦被写体までの距離を計算し、計算結果をさらにオンスクリーン表示することもできる。
以上では、ディジタルカメラを用いて説明したが、この発明は、銀塩フィルムカメラにも適用できる。この場合、撮像面は、フィルムの表面となる。
この発明の一実施例であるディジタルカメラの構成を示すブロック図である。 被写界に割り当てられたAF評価エリアを示す図解図である。 フォーカス位置とAF評価値との関係を示すグラフである。 極大値レジスタ34rの内容を示す図解図である。 合焦位置レジスタ34sの内容を示す図解図である。 合焦フレームメモリ26mの内容を示す図解図である。 CPU動作の一部を示すフロー図である。 CPU動作の他の一部を示すフロー図である。 CPU動作のその他の一部を示すフロー図である。 CPU動作のさらにその他の一部を示すフロー図である。 被写界の一例を示す図解図である。 図11被写界に対するAF極大点検出の手順を説明するための図解図である。 AF極大点検出後の合焦位置レジスタ34sの内容を示す図解図である。 AF極大点検出後の極大値レジスタ34rの内容を示す図解図である。 AF極大点検出後の合焦フレームメモリ26mの内容を示す図解図である。 合焦フレーム選択画面を示す図解図である。 この発明の他の実施例において図1実施例に追加される構成要素を示すブロック図である。 図17実施例において被写界に割り当てられたAF評価エリアを示す図解図である。 AF最大エリアレジスタ34tの内容を示す図解図である。 図17実施例において追加されるCPU動作の一部(S44)を示すフロー図である。 図17実施例において追加されるCPU動作の他の一部(S81〜S93)を示すフロー図である。 図17実施例において追加されるCPU動作のその他の一部(S62)を示すフロー図である。 (A)は図16の合焦フレーム[0]について行われるAF最大エリア選出処理を説明するための図解図であり、(B)は図16の合焦フレーム[1]について行われるAF最大エリア選出処理を説明するための図解図である。 AF最大エリア選出後のAF最大エリアレジスタ34tの内容を示す図解図である。 図16画面にオンスクリーン表示されるスポット枠を示す図解図である。
符号の説明
10,10a…ディジタルカメラ
12…フォーカスレンズ
14…イメージセンサ
26m…合焦フレームメモリ
32,32a…AF評価回路
34,34a…CPU
34r…極大値レジスタ
34s…合焦位置レジスタ
34t…AF最大エリアレジスタ

Claims (7)

  1. 光学レンズと撮像面との間隔を段階的に変位させる変位手段、
    前記変位手段によって前記間隔が変位される毎に前記撮像面によって捉えられた被写界像のコントラストを評価する評価手段、
    前記評価手段によって求められた評価値に基づいて被写界に属する複数の被写体にそれぞれ適正な複数の適正間隔を特定する特定手段、
    前記複数の適正間隔でそれぞれ捉えられた複数の被写界像を表示する表示手段、
    前記複数の被写界像のいずれか1つを選択する選択操作を受け付ける受付手段、および
    前記複数の適正間隔のうち前記選択操作によって選択された被写界像に対応する適正間隔を有効化する有効化手段を備える、カメラ。
  2. 前記評価手段の評価動作と並行して前記複数の適正間隔にそれぞれ対応する複数の被写界像を抽出する抽出手段をさらに備え、
    前記表示手段は前記抽出手段によって抽出された複数の被写界像を表示する、請求項1記載のカメラ。
  3. 前記複数の適正間隔をそれぞれ保持するための複数のエリアが形成されたメモリ、
    前記評価手段によって連続して求められた2つの評価値を互いに比較する比較手段、および
    前記比較手段の比較結果が所定条件を満たすとき前記複数のエリアの1つを指定する変数を変更する変更手段をさらに備える、請求項1または2記載のカメラ。
  4. 今回求められた評価値が前回求められた評価値を下回るという比較結果が連続する回数を検出する検出手段をさらに備え、
    前記評価値は前記コントラストが高いほど大きい値を示し、前記所定条件は前記検出手段によって検出された回数が閾値を上回るという閾値条件を含む、請求項3記載のカメラ。
  5. 前記所定条件は今回求められた評価値が前回求められた評価値を下回らないという数値条件をさらに含む、請求項4記載のカメラ。
  6. 前記撮像面に複数の評価エリアを割り当てる割り当て手段、
    前記適正間隔で捉えられた被写界像について前記複数の評価エリアにそれぞれ対応する複数の局所的コントラスト評価値を算出する算出手段、および
    前記算出手段によって算出された複数の局所的コントラスト評価値のうち最大のものと対応する評価エリアを前記複数の評価エリアの中から選出する選出手段をさらに備え、
    前記表示手段は前記選出手段によって選出された評価エリアの位置を示すマーカを被写界像に重ねて表示する、請求項1記載のカメラ。
  7. カメラのプロセサによって実行されるかつ光学レンズと撮像面との間隔を調整する間隔調整プログラムであって、
    前記間隔を段階的に変位させる変位ステップ、
    前記変位ステップによって前記間隔が変位される毎に前記撮像面によって捉えられた被写界像のコントラストを評価する評価ステップ、
    前記評価ステップによって求められた評価値に基づいて被写界に属する複数の被写体にそれぞれ適正な複数の適正間隔を特定する特定ステップ、
    前記複数の適正間隔でそれぞれ捉えられた複数の被写界像を表示する表示ステップ、
    前記複数の被写界像のいずれか1つを選択する選択操作を受け付ける受付ステップ、および
    前記複数の適正間隔のうち前記選択操作によって選択された被写界像に対応する適正間隔を有効化する有効化ステップを備える、間隔調整プログラム。
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