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JP2006033694A - スピーカーユニット及びその製造方法、並びにスピーカー装置 - Google Patents

スピーカーユニット及びその製造方法、並びにスピーカー装置 Download PDF

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JP2006033694A JP2004212864A JP2004212864A JP2006033694A JP 2006033694 A JP2006033694 A JP 2006033694A JP 2004212864 A JP2004212864 A JP 2004212864A JP 2004212864 A JP2004212864 A JP 2004212864A JP 2006033694 A JP2006033694 A JP 2006033694A
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Abstract

【課題】 異常音の発生防止及び部品点数の削減を図ることが可能な双方向輻射型のスピーカー装置等を提供する。
【解決手段】スピーカーユニットでは、マグネットホルダー、マグネット及びヨーク等により、各振動系において同一の大きさの磁界を有する磁気ギャップが形成されている。一方の振動系と他方の振動系とは、夫々ボイスコイルボビンに対するボイスコイルの巻き方向が逆になっている。このため、逆方向に音波が放射される。このとき、一方の振動板の振動に伴ってその反作用により磁気回路系に生じる振動と、他方の振動板の振動に伴ってその反作用により当該磁気回路系に生じる振動とは相殺され,磁気回路系に振動が生じるのを抑制できるので、ケースやスピーカーボックスを通じて異常音が放射されるのを防止できる。また、スピーカーユニットでは、2つの磁気ギャップを備えた1つの磁気回路等により構成されるため部品点数を削減することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、双方向に音波を放射することが可能な双方向輻射型スピーカー装置に関する。
複数の磁気回路を設け、各磁気回路を背中合わせに配置して構成し、双方向に音波を放射(輻射)することが可能な双方向輻射型のスピーカーが知られている。
また、この種のスピーカーとして、例えば、2つのマグネットの同極同士をセンタープレートを介して対向させて構成される反発型磁気回路により、二つの振動板の動きを全く同一にして、位相がずれることなく良好な双指向性を実現できるスピーカーユニットが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
また、前方直接放射音と後方間接放射音との音響出力比を制御することにより、臨場感のある再生音場を実現する音響装置や(例えば、特許文献2を参照)、スピーカーボックス内に2つのスピーカーを互いに背中合わせに配置し、それらの各スピーカーが左右両方向に向くように取り付けてなるテレビジョン受像機用低音再生スピーカー装置が知られている(例えば、特許文献3を参照)。
しかしながら、上記のスピーカーでは、複数の磁気回路を設ける必要があるため、その分だけ部品点数が増えてコストが増加してしまうという問題があった。また、そのようなスピーカーでは、振動板の振動に伴ってその反作用により磁気回路に振動が生じ、この振動が更にそれらを収容するケースなどに伝達されて、そのケース等から異常音(ビビリ音)が放射されてしまうという問題があった。
特開平7−131893号公報 特開平6−98392号公報 実開平4−8590号公報
本発明が解決しようとする課題としては、上記のようなものが例として挙げられる。本発明は、異常音の発生防止及び部品点数の削減を図ることが可能な双方向輻射型のスピーカー装置及びその製造方法等を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、スピーカーユニットであって、両面が磁化された円板状マグネットを有する磁気回路と、前記磁気回路内において前記円板状マグネットの前記両面近傍に形成された一対の磁気ギャップと、前記一対の磁気ギャップ内に対応して配置された一対のボイスコイルと、前記一対のボイスコイルにより駆動され、逆方向に各々音波を放射する一対の振動板と、を備えることを特徴とする。
本発明の1つの実施形態では、スピーカーユニットは、両面が磁化された円板状マグネットを有する磁気回路と、前記磁気回路内において前記円板状マグネットの前記両面近傍に形成された一対の磁気ギャップと、前記一対の磁気ギャップ内に対応して配置された一対のボイスコイルと、前記一対のボイスコイルにより駆動され、逆方向に各々音波を放射する一対の振動板と、を備える。
上記のスピーカーユニットでは、両面が磁化された円板状マグネットを有する磁気回路を備えている。好適な例では、前記磁気回路は、前記円板状マグネットの前記両面の各々に取り付けられた一対のプレートと、前記円板状マグネット及び前記一対のプレートの各外周面から前記磁気ギャップに相当する間隔を隔てて配置された筒状ヨークと、をさらに備えることができる。また、磁気回路内において円板状のマグネットの両面近傍には、一対の磁気ギャップが形成されている。さらに、一対の磁気ギャップ内には、それに対応する位置に一対のボイスコイルが配置されている。
このため、このスピーカーユニットでは、アンプ側から一対のボイスコイルに電気信号を印加することにより、一対の振動板を通じて逆方向に夫々音波を放射することができる。したがって、スピーカーユニットを例えばスピーカーボックス等に収容して、車室内の中央付近に設置したような場合には、前部座席側と後部座席側の双方に音波を放射することができる。つまり、このスピーカーユニットでは、2つの磁気ギャップを備えた1つの磁気回路により、互いに逆向きの双方向に音波を放射するスピーカーを構成することができる。このため、磁気回路を複数設けない分だけ部品点数を削減することができる。これにより、スピーカーユニットの小型化、軽量化及びコストの削減等を図ることができる。
また、このスピーカーユニットでは、一対のボイスコイルを通じて各振動板を各々逆方向に駆動することができる。このため、磁気回路において、一方の振動板の駆動に伴ってその反作用により発生する力(振動)と、他方の振動板の駆動に伴ってその反作用により発生する力(振動)とが互いに打ち消され、当該磁気回路に反作用による不要な振動が生じるのを抑制することができる。したがって、このスピーカーユニットを例えばケース及びスピーカーボックスに収容して、それを車室内に設置したような場合には、スピーカーボックス等から車室内に異常音(ビビリ音)が放射されるのを抑制することができる。これにより、高品質な音再生を実現することができる。
上記のスピーカー装置の一態様では、前記磁気回路は、前記円板状マグネットの外周面に取り付けられるマグネットホルダーを備え、前記筒状ヨークは、前記マグネットホルダーを介して前記円板状マグネットに取り付けられている。
この態様では、磁気回路は、円板状マグネットの外周面に取り付けられるマグネットホルダーを備えることができる。好適な例では、マグネットホルダーを非磁性材料により形成し且つ環状の形状とすることができる。これにより、マグネットホルダーを介してヨークを円板状マグネットに取り付けることができる。好適な実施例では、マグネットホルダーをマグネットの外周面の略中央位置に取り付けることにより、主として、以下の作用効果を有する。
まず、マグネットホルダーの両側に略同一の大きさの磁界を備えた一対の磁気ギャップを形成することができる。また、何らかの要因により、一対のボイスコイルに大振幅の電気信号が印加され、各ボイスコイルが互いに衝突する方向に大きく移動したような場合でも、マグネットホルダーがストッパーとしての役割を果たし、各ボイスコイル同士が衝突するのを回避できる。これにより、ボイスコイル等の破損を防止できる。
上記のスピーカー装置の他の一態様では、前記一対のボイスコイルは、同一の有効線長を有し且つ相対的に逆方向に巻回されており、前記一対のボイスコイルに同一の電気信号を供給する信号供給回路をさらに備える。
この態様では、一対のボイスコイルは同一の有効線長を有し、逆方向に巻かれている。また、一対の磁気ギャップの各磁束密度は略同一であるので、一対の振動板は同一の大きさの力で逆方向に駆動される。これにより、磁気回路に生じる振動が防止される。
上記のスピーカーユニットをスピーカーボックス内に取り付けてなるスピーカー装置を構成することができる。これにより、スピーカー装置を車載用として好適に用いることができる。
本発明の他の実施形態では、スピーカーユニットの製造方法は、円板状マグネットに環状のマグネットホルダーを装着し、前記円板状マグネット及び前記マグネットホルダーを筒状ヨーク内に取り付けると共に、前記円板状マグネットの両面に円板状プレートを各々取り付けて磁気回路を作製する工程を備える。
上記のスピーカーユニットの製造方法では、円板状マグネットに環状のマグネットホルダーを装着することにより、半製品たるマグネットアッシーを作製することができる。また、そのマグネットアッシーを筒状ヨーク内に取り付け、さらに円板状マグネットの両面に円板状プレートを各々取り付けることにより磁気回路を作製することができる。このスピーカーユニットの製造方法では、複数の磁気回路を作製しない分だけ組立て加工費の削減を図ることができる。
上記のスピーカーユニットの製造方法の一態様では、前記磁気回路の両側に一対の振動部を各々対称的に取り付けて、前記磁気回路及び前記一対の振動部をケース内に収容する工程をさらに備える。これにより、ケース内に収容され、一対の振動部を通じて逆方向に各々音波を放射することが可能なスピーカーユニットが作製される。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。本発明は、2つの磁気ギャップを備えた1つの磁気回路系と複数の振動系とにより、逆方向に音波を放射する双方向輻射型のスピーカー装置を構成する。これにより、異常音の発生防止及び部品点数の削減を図る。
[スピーカー装置の構成]
図1は、スピーカー装置100を、その中心軸L1を含む平面で切断したときの断面図を示す。図2は、図1におけるスピーカーユニット50だけを拡大して示す拡大断面図である。以下、図1及び図2を参照して、本実施例のスピーカー装置100の構成等について説明する。
スピーカー装置100は、双方向に音波を放射することが可能な双方向輻射型のスピーカーである。加えて、スピーカー装置100は、いわゆるホーン型のスピーカーであると共に、高音再生用のスピーカーでもある。図1に示すように、スピーカー装置100は、スピーカーボックス51内にスピーカーユニット50を収容することにより構成される。また、スピーカー装置100は、車載用として好適に用いられる。スピーカー装置100を車両に配置する場合、スピーカー装置100は、例えば、車室内の前部座席と後部座席との間の空きスペースに、前後方向に放音する向きに設置される。これにより、前部座席側及び後部座席側の双方に高音再生を実現することができる。
スピーカーユニット50は、1つのマグネット1、一対のプレート3a、3b、1つのヨーク4及びマグネットホルダー2を有する磁気回路系30と、ボイスコイルボビン5、ボイスコイル6a及び振動板7を有する振動系31と、ボイスコイルボビン5、ボイスコイル6b及び振動板7を有する振動系32と、ケース10とを備えている。
先ず、磁気回路系30の構成要素について説明する。
マグネット1は、スピーカーユニット50の略中央の位置に配置される。マグネット1は、略円板形状をなし、その左右両面1a近傍は磁化されている。
マグネットホルダー2は、樹脂などの非磁性材料により形成される。マグネットホルダー2は、略環状の形状をなし、マグネット1の外径と略同径の内径を有する。マグネットホルダー2は、マグネット1の厚さ方向における略中央の位置で、マグネット1の外周壁上に取り付けられる。これにより、マグネットホルダー2の外周壁とマグネット1の外周壁との間には一定の間隙t1が形成される。なお、マグネットホルダー2のその他の機能については後述する。
各プレート3a及び3bは、略環状の形状をなし、その中央位置に開口3hを有する。各プレート3a及び3bは、夫々マグネット1の左右両面1aに重なり合う位置に配置される。
ヨーク4は、略円筒状の形状をなし、マグネットホルダー2の外径と略同径の内径を有する。ヨーク4は、マグネットホルダー2の外周壁に取り付けられ、マグネットホルダー2を介してマグネット1に固定されている。即ち、ヨーク4はマグネットホルダー2を介して、内部にマグネット1を収容しており、その結果、ヨーク4の内周壁は、マグネット1及び複数のプレート3の各外周壁と対向している。マグネットホルダー2とマグネット1の間隙t1によって、ヨーク4の内周壁と、一方のプレート3aの外周壁との間には、その間隙t1より若干狭い間隙を有する磁気ギャップ8aが形成されていると共に、ヨーク4の内周壁と、他方のプレート3bの外周壁との間には、間隙t1より若干狭い磁気ギャップ8bが形成されている。2つの磁気ギャップ8a及び8bは略同一の間隙を有するので、それらには略同一の大きさの磁界(磁束密度)が形成されている。
磁気回路系30では、1つのマグネット1、一対のプレート3a、3b、1つのヨーク4及びマグネットホルダー2により磁気回路を構成し、磁気ギャップ8a及び8bに夫々マグネット1の磁束を集中させている。
次に、振動系31の構成要素等について説明する。振動系31は、ボイスコイルボビン5、ボイスコイル6a、及び振動板7を備えて構成される。
ボイスコイルボビン5は、略円筒形状をなす。ボイスコイルボビン5の内周壁は、環状のプレート3aの外周壁と一定の間隔を隔てて対向している。一方、ボイスコイルボビン5の外周壁は、ヨーク4の内周壁と一定の間隔を隔てて対向している。
ボイスコイル6aは、ボイスコイルボビン5の外周壁に巻かれている。ボイスコイル6aは、プラス/マイナスの一対のリード線(図示略)を有している。プラス側のリード線は、L(又はR)チャンネル信号の入力配線であり、マイナス側のリード線は、グランド(GND:接地)信号の入力配線である。各リード線は、図示しない接続端子に電気的に接続されている。ボイスコイル6aには、その接続端子を介して、図示しないアンプ側から1チャンネル分の電気信号が入力される。
振動板7は、高音再生に適したドーム形状の振動板であり、エッジ部7eと一体的に又は独立に形成されている。振動板7は、各種の用途に応じ、紙系、高分子系、金属系などの各種の材料を適用することができる。振動板7の外周縁部、即ちエッジ部7eの外周縁部は、複数の固定部材9等に挟持されている。
振動系32は、ボイスコイルボビン5、ボイスコイル6b、及び振動板7を有している。振動系32の構成は振動系31と略同様である。しかし、振動系32と振動系31とを比較すると、前者と後者とは、ボイスコイルボビン5に対するボイスコイル6の巻き方向が逆になっている。なお、ボイスコイル6aとボイスコイル6bの有効線長は同一である。また、ボイスコイル6bには、ボイスコイル6aと同一の電気信号が入力される。
振動系32と振動系31とは、断面視した状態でスピーカーユニット50の中心軸L1に直交し、且つ、マグネット1の中心を通り中心軸L1に垂直な直線L2に対して、夫々対称な位置に配置されている。換言すれば、振動系31における振動板7の放音方向と、振動系32における振動板7の放音方向が逆方向になっている。
ケース10は、組み立てられた状態において略円筒形状をなし、第1部材10aと、複数の第2部材10bとを有している。第1部材10aは、略円筒形状をなす。第1部材10aは、磁気回路系30を収容し、それを支持する。各第2部材10bは、略円筒形状をなし、イコライザ10baを有している。イコライザ10baは、各振動板7で発生した音波を特定の方向に広げる機能を有する。各第2部材10bは、第1部材10aに取り付けられた状態で、第1部材10aと共に振動系31及び32を支持する。
次に、図3(a)及び(b)を参照して、スピーカーユニット50の放音原理について説明する。
かかる構成を有するスピーカーユニット50において、アンプ側から接続端子を介してボイスコイル6a及び6bに夫々同一(同位相)の電気信号が供給されると、磁気ギャップ8a及び8b内で夫々ボイスコイル6a及び6bに駆動力が発生し、各振動板7をスピーカーユニット50の中心軸L1方向に振動させる。このとき、振動系31の振動板7と振動系32の振動板7は、図3(a)の矢印Y1及び図3(b)の矢印Y2に示すように、夫々逆方向に振動する。これは、上記したように、振動系31と振動系32とでは夫々ボイスコイルボビン5に対するボイスコイル6の巻き方向が逆になっているからである。また、2つの磁気ギャップ8a及び8bには、各々略同一の大きさの磁界が形成されているので、振動系31及び32は略同一の力で振動する。このようにして、スピーカーユニット50では、図1の矢印Y2で示される双方向に音波を放射することが可能となっている。
以上に述べたスピーカーユニット50は、2つの磁気ギャップ8a及び8bを備えた1つの磁気回路系30と、2つの振動系31及び32とによって逆方向に夫々音波を放射することができる。つまり、本発明では、磁気回路を複数設けなくとも双方向輻射型のスピーカーを構成することができる。よって、磁気回路を複数設けない分だけ部品点数を削減することができる。これにより、スピーカーユニット50の小型化、軽量化及びコストの削減等を図ることができる。
また、スピーカーユニット50では、振動系31及び32の振動に伴ってその反作用により磁気回路系30に生じる振動を抑制(キャンセル)することができる。ここで、図3(a)及び(b)を参照して、かかる作用について述べる。まず、図3(a)に示される状態のスピーカーユニット50では、振動系31及び32が同一のタイミングで磁気回路系30側へ向かう方向である矢印Y1方向に移動している。このため、振動系31の移動に伴って、その反作用により磁気回路系30は矢印Y1方向と逆向きの矢印Y3方向に移動することになる。一方、振動系32の移動に伴って、その反作用により磁気回路系30は矢印Y1方向と逆向きの矢印Y4方向に移動することになる。このため、振動系31に起因して磁気回路系30に生じる矢印Y3方向の力は、振動系32に起因して磁気回路系30に生じる矢印Y4方向の力と相殺される。よって、磁気回路系30に生じる振動を抑制(キャンセル)することができる。
一方、図3(b)に示される状態のスピーカーユニット50では、振動系31及び32が同一のタイミングで磁気回路系30から離れる方向である矢印Y2方向に移動している。この場合も、振動系31に起因して磁気回路系30に生じる矢印Y5方向の力は、振動系32に起因して磁気回路系30に生じる矢印Y6方向の力と相殺される。よって、同様に磁気回路系30に振動を生じるのを抑制(キャンセル)することができる。
よって、スピーカーユニット50では、振動系31及び32が振動している場合でも、その反作用により生じる振動がキャンセルされ、磁気回路系30を介してケース10やスピーカーボックス51に伝達されるのを防止できる。これにより、本発明のスピーカーユニット50を収容してなるスピーカーボックス51を例えば車室内に設置した場合であっても、ケース10やスピーカーボックス51から車室内に異常音(ビビリ音)が放音されるのを防止でき、高品質な音質が得られる。
また、スピーカーユニット50では、特にマグネットホルダー2をマグネット1の略中央の位置に取り付けることとしているので、何らかの要因により、振動系31及び32が大きな移動をしたような場合でもそれらの破損等を防止できる。この点について、図4を参照して述べる。図4は、図2における破線領域E2を拡大して示す部分拡大断面図である。いま、何らかの要因により通常より大振幅の電気信号がボイルコイル6a及び6bに入力されて、振動系31及び32が矢印Y1方向に大きく移動したと仮定すると、振動系31及び32の各ボイスコイルボビン5の周端部は、矢印Y2に示すようにマグネットホルダー2側に大きく移動する。もし、かかる状態において、マグネットホルダー2が設けられていない場合には、振動系31のボイスコイルボビン5の周端部と、振動系32のボイスコイルボビン5の周端部とが衝突し、振動系31及び32が破損してしまう恐れがある。
これに対して、スピーカーユニット50では、上記のようにマグネットホルダー2をマグネット1の略中央の位置に設ける構成にしているので、振動系31及び32が大きな移動をしたような場合でも、マグネットホルダー2がストッパーとしての役割を果たし、振動系31のボイスコイルボビン5と、振動系32のボイスコイルボビン5とが衝突するのを回避することができる。よって、スピーカーユニット50では、何らかの要因により振動系31及び32が大きく移動したような場合でも、それらの破損等を確実に防止できる。
[変形例]
上記の実施例では、開口3hを有するプレート3を用いて磁気回路系30を構成したが、これに限らず、円板形状をなすプレートを用いて磁気回路系30を構成するようにしても構わない。
また、上記の実施例では、振動系31と振動系32とでボイスコイルボビン5に対するボイスコイル6の巻き方向を逆にして、それらの各振動板7を各々逆方向に振動させ、磁気回路系30に生じる振動を抑制(キャンセル)するように構成した。しかし、これに限らず、振動系31及び32の両方ともボイスコイルボビン5に対するボイスコイル6の巻き方向を同一にして、それらの各ボイスコイル6に各々逆位相の電気信号を印加することにより、上記と同様の効果を得るようにしてもよい。
また、上記の実施例では、高音再生用に適したドーム型の振動板7を振動系31及び32に適用することとしたが、これに限らず、低音再生用に適したコーン型の振動板を振動系31及び32に適用するようにしても構わない。
[スピーカー装置の製造方法]
次に、図5乃至図8を参照して、スピーカー装置100の製造方法について説明する。図5は、スピーカー装置100の製造方法を示すフローチャートである。図6は、磁気回路系30の製造工程を示す斜視図である。図7は、振動系31及び32の製造方法等を説明する断面図である。図8は、ケース10内に磁気回路系30並びに振動系31及び32を収容して、スピーカーユニット50を製造する工程の断面図を示す。
まず、磁気回路系30を作製する(ステップS1)。具体的には、磁気回路系30は、工程P1及びP2を経て作製される。図6(a)の矢印Y20に示すように、略環状の形状をなすマグネットホルダー2を、略円板形状をなすマグネット1に装着する。このとき、マグネットホルダー2はマグネット1の厚さ方向における略中央の位置に装着する。こうして、図6(a)の矢印Y21に示すように、半製品たるマグネットアッシー60が作製される。
次に、図6(b)の矢印Y30に示すように、マグネットアッシー60を略筒状の形状をなすヨーク4内に取り付け、さらに矢印Y31に示すように、開口3hを有する各プレート3a、3bを、接着要素等を介してマグネット1の左右両面1aに夫々取り付ける。こうして、図7(a)の断面図に示すように、磁気回路系30が作製される。
次に、振動系31及び32を作製する(ステップS2)。なお、その作製方法は本発明の特徴ではないため、詳細な説明は省略する。図7(b)には、振動系31又は32の組立て後の状態が示されている。図7(b)を参照してその作製方法を簡単に説明すると、先ず、略円筒形状をなすボイスコイルボビン5の外周壁の下端部にボイスコイル6を巻きつけ、次に、エッジ7eと一体化されたドーム形状を有する振動板7をボイスコイルボビン5に取り付ける。このとき、留意する点として、振動系31と振動系32とは夫々ボイスコイルボビン5に対するボイスコイル6の巻き方向を逆にする。この理由は、上述したように、振動系31の振動板7と振動系32の振動板を同方向に振動させて、その反作用により磁気回路系30に生じる振動を抑制(キャンセル)するためである。こうして、図7(b)に示される略同様の構成を有する振動系31、32が作製される。
次に、磁気回路系30並びに振動系31及び32をケース10内に収容して、スピーカーユニット50を作製する(ステップS3)。具体的には、図8に示す矢印Y40、41、42の順に各構成要素を取り付けることにより、スピーカーユニット50が作製される。まず、矢印Y40に示すように、磁気回路系30を、略円筒形状をなす第1部材10a内に取り付ける。続いて、振動系31及び32の各エッジ7aを、それぞれ略環状の形状をなす一対の固定部材9で挟持し固定する。続いて、矢印Y41に示すように、各固定部材9の一周端面9aを、接着要素を介して第1部材10aの周端面10abの適正位置に固定する。続いて、矢印Y42に示すように、各固定部材9の他の周端面9bと第2部材10の一周端面10bbとを当接させつつ、第2部材10bを第1部材10aに取り付ける。こうして、図2に示されるスピーカーユニット50が作製される。
次に、作製されたスピーカーユニット50を、図1に示されるスピーカーボックス51内の適正な位置(本例では、略中央の位置)に収容する。こうして、図1に示されるスピーカー装置100が作製される。以上に述べたスピーカー装置100の製造方法では、複数の磁気回路を作製することはしないので、その分だけ組立て加工費の削減を図ることができる。
本発明の実施例に係るスピーカー装置の構成を模式的に示す断面図。 本実施例に係るスピーカーユニットの構成を拡大して示す拡大断面図。 本実施例に係るスピーカーユニットの音再生原理等を説明する断面図。 本実施例に係るマグネットホルダーの機能等を説明する図。 本発明の実施例に係るスピーカー装置の製造方法を示すフローチャート。 本実施例に係る磁気回路系の製造工程を示す斜視図。 本実施例に係る振動系の製造方法等を説明する断面図。 本実施例に係るスピーカーユニットの製造工程を示す断面図。
符号の説明
1 マグネット
2 マグネットホルダー
3 プレート
4 ヨーク
5 ボイスコイルボビン
6a、6b ボイスコイル
7 振動板
8a、8b 磁気ギャップ
10 ケース
30 磁気回路系
31、32 振動系
50 スピーカーユニット
51 スピーカーボックス
100 スピーカー装置

Claims (7)

  1. 両面が磁化された円板状マグネットを有する磁気回路と、
    前記磁気回路内において前記円板状マグネットの前記両面近傍の位置に形成された一対の磁気ギャップと、
    前記一対の磁気ギャップに対応して配置された一対のボイスコイルと、
    前記一対のボイスコイルにより駆動され、逆方向に各々音波を放射する一対の振動板と、を備えることを特徴とするスピーカーユニット。
  2. 前記磁気回路は、前記円板状マグネットの前記両面の各々に取り付けられた一対のプレートと、前記円板状マグネット及び前記一対のプレートの各外周面から前記磁気ギャップに相当する間隔を隔てて配置された筒状ヨークと、を備えることを特徴とする請求項1に記載のスピーカーユニット。
  3. 前記磁気回路は、前記円板状マグネットの外周面に取り付けられるマグネットホルダーを備え、
    前記筒状ヨークは、前記マグネットホルダーを介して前記円板状マグネットに取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載のスピーカーユニット。
  4. 前記一対のボイスコイルは、同一の有効線長を有し且つ相対的に逆方向に巻回されており、
    前記一対のボイスコイルに同一の電気信号を供給する信号供給回路をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のスピーカーユニット。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のスピーカーユニットをスピーカーボックス内に取り付けてなることを特徴とするスピーカー装置。
  6. 円板状マグネットに環状のマグネットホルダーを装着し、前記円板状マグネット及び前記マグネットホルダーを筒状ヨーク内に取り付けると共に、前記円板状マグネットの両面に円板状プレートを各々取り付けて磁気回路を作製する工程を備えることを特徴とするスピーカーユニットの製造方法。
  7. 前記磁気回路の両側に一対の振動部を各々対称的に取り付けて、前記磁気回路及び前記一対の振動部をケース内に収容する工程をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載のスピーカーユニットの製造方法。

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