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JP2006024384A - シールドコネクタ - Google Patents

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JP2006024384A
JP2006024384A JP2004199184A JP2004199184A JP2006024384A JP 2006024384 A JP2006024384 A JP 2006024384A JP 2004199184 A JP2004199184 A JP 2004199184A JP 2004199184 A JP2004199184 A JP 2004199184A JP 2006024384 A JP2006024384 A JP 2006024384A
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wire
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JP2004199184A
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Noriyuki Yamashita
宣幸 山下
Michiaki Shimizu
道晃 清水
Noboru Sato
昇 佐藤
Shinji Ito
伸二 伊藤
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Hitachi Cable Ltd
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Hitachi Cable Ltd
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Abstract

【課題】 高い温度の雰囲気内でシールド電線内に油、水などの液体が浸入するのを防止するシールドコネクタを提供する。
【解決手段】 端末処理したシールド電線41を機器に接続するためのシールドコネクタ1において、シールド電線41の導体42が挿入され、挿入した導体42の先端側に波状部14が形成された導体42を圧着する端子金具2と、波状部14からシールド電線41の絶縁体43まで覆う耐熱性を有するゴムモールド3と、ゴムモールド3が挿入され、ゴムモールド3を径方向内側に圧縮する金属ハウジング4と、ゴムモールド3と金属ハウジング4とに取り付けられ、ゴムモールド3を径方向内側に圧縮する耐熱性を有する樹脂ケース5とを備えたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、油、水などの液体が飛散する環境で使用されるシールドコネクタに関するものである。
端末処理したシールド電線を機器に接続するためのシールドコネクタとして、モールドコネクタがある(例えば、特許文献1参照)。このモールドコネクタは、シールド電線の導体(芯線)を圧着した端子金具の圧着部と、コネクタのほぼ全体とをモールド樹脂で覆うことで、芯線内に油や水などの液体が入るのを防止している。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、次のものがある。
特開2003−297472号公報 特開2003−217697号公報 特開2002−270281号公報 特開2002−260773号公報 特開2001−313100号公報 特開2000−294344号公報
しかしながら、モールドコネクタは、樹脂の耐熱性が考慮されていないので、雰囲気温度が高い(例えば、170〜200℃)場合、モールド樹脂の軟化温度(例えば、ポリウレタンは耐熱温度約130℃、ポリアミドは耐熱温度約140℃)を考えると、樹脂が軟化して形状が保てなくなると考えられる。
このため、芯線内に油や水などの液体が浸入してしまうという問題がある。特に、シールド電線の絶縁体やシースとして、耐熱性がない安価な樹脂を使用した場合、芯線内に油や水などの液体が浸入しやすい。
また、圧着後の端子金具の圧着部は、形状にバラツキが生じやすいので、モールドコネクタのようにモールド樹脂で覆うだけでは、防水性や防油性が十分でないという問題もある。
そこで、本発明の目的は、高い温度の雰囲気内でシールド電線内に油、水などの液体が浸入するのを防止するシールドコネクタを提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために創案されたものであり、請求項1の発明は、端末処理したシールド電線を機器に接続するためのシールドコネクタにおいて、
上記シールド電線の導体が挿入され、挿入した導体の先端側に波状部が形成された上記導体を圧着する端子金具と、
上記波状部から上記シールド電線の絶縁体まで覆う耐熱性を有するゴムモールドと、
上記ゴムモールドが挿入され、上記ゴムモールドを径方向内側に圧縮する金属ハウジングと、
上記ゴムモールドと上記金属ハウジングとに取り付けられ、上記ゴムモールドを径方向内側に圧縮する耐熱性を有する樹脂ケースと
を備えたシールドコネクタである。
請求項2の発明は、上記ゴムモールドの外周に、上記金属ハウジングおよび上記樹脂ケースとの密着性を高める突起を複数個設けた請求項1記載のシールドコネクタである。
請求項3の発明は、上記金属ハウジングの外周に溝を設け、上記樹脂ケースに上記溝に係合する係合部を設けた請求項1または2記載のシールドコネクタである。
請求項4の発明は、上記シールド電線のシースが挿入され、上記シールド電線の編組線が外周面に折り返される金属フェルールと、
上記編組線が挿入され、挿入した編組線を圧着する導電性ケースと、
上記導電性ケースが挿入される上記金属ハウジングと、
上記金属ハウジングに螺合され、上記金属ハウジングと上記編組線を導通させるリアナットとを備えた請求項1〜3いずれかに記載のシールドコネクタである。
請求項5の発明は、上記導電性ケースの後端に、上記金属ハウジングと上記リアナット間に挟まれるフランジを設けた請求項1〜4いずれかに記載のシールドコネクタである。
請求項6の発明は、上記金属ハウジングに耐熱性を有するOリングを取り付け、上記金属ハウジングに上記リアナットを螺合して上記Oリングを径方向内側に圧縮した請求項1〜5いずれかに記載のシールドコネクタである。
請求項7の発明は、上記シースに耐熱性を有するワイヤーシールを取り付け、上記金属ハウジングに上記リアナットを螺合して上記ワイヤーシールを径方向内側に圧縮した請求項1〜6いずれかに記載のシールドコネクタである。
請求項8の発明は、上記ワイヤーシールの内外周に、上記シースおよび上記リアナットとの密着性を高める突起を複数個設けた請求項7記載のシールドコネクタである。
請求項9の発明は、端末処理したシールド電線を機器に接続するためのシールドコネクタにおいて、
上記シールド電線の導体が挿入され、挿入した導体の先端側に波状部が形成された上記導体を圧着する端子金具と、
上記波状部から上記シールド電線の絶縁体まで覆う耐熱性を有するゴムモールドと、
上記ゴムモールドが挿入され、上記ゴムモールドを径方向内側に圧縮する金属ハウジングと、
上記ゴムモールドと上記金属ハウジングとにモールド成型によって取り付けられ、上記ゴムモールドを径方向内側に圧縮する耐熱性を有する樹脂モールドと
を備えたシールドコネクタである。
請求項10の発明は、上記ゴムモールドの外周に、上記金属ハウジングおよび上記樹脂モールドとの密着性を高める突起を複数個設けた請求項9記載のシールドコネクタである。
請求項11の発明は、上記シールド電線のシースが挿入され、上記シールド電線の編組線が外周面に折り返される金属フェルールと、
上記編組線が挿入され、挿入した編組線を圧着する導電性ケースと、
上記導電性ケースが挿入される上記金属ハウジングと、
上記金属ハウジングに螺合され、上記金属ハウジングと上記編組線を導通させるリアナットとを備えた請求項9または10記載のシールドコネクタである。
請求項12の発明は、上記導電性ケースの外周に、径方向外側に盛り上がった接触子を設けた請求項9〜11いずれかに記載のシールドコネクタである。
請求項13の発明は、上記シースに耐熱性を有するワイヤーシールを取り付け、上記金属ハウジングに上記リアナットを螺合して上記ワイヤーシールを径方向内側に圧縮した請求項9〜12いずれかに記載のシールドコネクタである。
請求項14の発明は、上記ワイヤーシールを上記金属ハウジングの後端まで延出形成した請求項13記載のシールドコネクタである。
請求項15の発明は、上記ワイヤーシールの内外周に、上記シースおよび上記リアナットとの密着性を高める突起を複数個設けた請求項13または14記載のシールドコネクタである。
高い温度の雰囲気内でシールド電線内に油、水などの液体が浸入するのを防止できる。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
図1は、本発明の好適な第1の実施の形態を示すシールドコネクタの縦断面図である。
図1に示すように、第1の実施の形態に係るシールドコネクタ1は、油、水などの液体が飛散する環境、例えば、自動車などの車両に搭載されるモータなどの電気機器に、端末処理したシールド電線41を接続するために使用される。
シールドコネクタ1により、シールド電線41と機器を電気的に接続することで、負荷側の機器に外部電源から電力が供給される。図1では左側が機器側となる前方(先端側)であり、右側が外部電源側となる後方(後端側)である。
シールド電線41は、単線、あるいは撚り線からなる中心導体(芯線)42の外周に絶縁体43を形成し、絶縁体43の外周に金属編組からなる外部導体としての編組線44を設け、編組線44の外周にシース45を形成したものである。絶縁体43やシース45としては、例えば、耐熱性、耐水性に優れたフッ素系樹脂からなるものを使用する。シールド電線41は、シールドコネクタ1との接続に先立ち、導体42、絶縁体43、編組線44がそれぞれ所定長さだけ露出するように端末処理される。
さて、シールドコネクタ1は、端子金具2と、ゴムモールド3と、金属ハウジング4と、樹脂ケース5と、金属フェルール6と、導電性ケース7と、ワイヤーシール8と、Oリング9と、リアナット10とで主に構成される。
端子金具2は、シールド電線41の導体42を圧着するものであり、先端側が略平板状に形成される機器接続部11と、後端側が略円筒状に形成される圧着部12とで構成される。
機器接続部11の先端部には、長円形のボルト孔13が形成され、接続の相手側となる機器の端子台に端子金具2がボルト締めにて接続できるようになっている。圧着部12の内部には、導体42が挿入される導体挿入部12hが形成され、圧着によって端子金具2に導体42がかしめ付けられるようになっている。挿入した導体42の先端側となる端子金具2の外周、すなわち圧着部12の先端側の外周には、ゴムモールド3のズレを防止する波状部14が形成される。
端子金具2は、導電性の金属棒を冷間プレスまたは熱間プレスすることで全体が所定の形状に成型される。波状部14は、プレス成型後の端子金具に切削加工または転造を施して形成される。
ゴムモールド3は、端子金具2の波状部14からシールド電線41の絶縁体43の一部まで覆う耐熱性および弾性を有するものであり、略円筒状に形成される。このゴムモールド3は、例えば、シリコーンゴムまたはフッ素ゴムでモールド成型によって形成され、端子金具2と導体42がかしめ付けられた部分(圧着部12)の外周面と、絶縁体43の外周面とに、緊密に嵌め合わされて装着されている。
ゴムモールド3の先端側の外周には、樹脂ケース5との密着性を高めるリング状の突起3fが複数個(図1では2個)一体形成される。また、ゴムモールド3の後端側の外周には、金属ハウジング4との密着性を高めるリング状の突起3bが複数個一体形成される。
金属ハウジング4は、ゴムモールド3の後端側が挿入され、挿入されたゴムモールド3の後端側を径方向内側に圧縮するものであり、一部を除いて略円筒状に形成される。金属ハウジング4の外周の先端側には、後述する樹脂ケース5の係合部18が係合するリング状の凹溝15が形成される。
金属ハウジング4の外周の中央部には、筐体取付け部16が形成される。筐体取付け部16には、ボルト孔17が形成され、接続の相手側となる機器を収納する筐体に金属ハウジング4がボルト締めにて取り付けできるようになっている。詳細は図示していないが、筐体取付け部16より後端側が相手側機器の筐体外となり、筐体の厚さにもよるが、筐体取付け部16より先端側が相手側機器のほぼ筐体内となる。
樹脂ケース5は、ゴムモールド3の先端側と金属ハウジング4の先端側とが挿入されてゴムモールド3と金属ハウジング4とに取り付けられ、挿入されたゴムモールド3の先端側を径方向内側に圧縮する耐熱性を有するものであり、略円筒状に形成される。この樹脂ケース5は、例えば、フッ素系またはシリコーン系の樹脂で形成される。
樹脂ケース5の後端には、金属ハウジング4の凹溝15に係合する係合部18が形成される。これら凹溝15と係合部18により、金属ハウジング4に樹脂ケース5が係止されるようになっている。本実施の形態では、係合部18として、縦断面視が槍状のランスを用いた。このランスは、先端側にリング状の段差が形成され、かつ先端側から後端側にかけて径が広くなるテーパ面が形成されたものである。
金属フェルール6は、シールド電線41のシース45の先端側が挿入され、シールド電線41の編組線44が金属フェルール6の外周面に折り返されるものであり、略円筒状に形成される。
導電性ケース7は、折り返した編組線44が挿入され、挿入した編組線44を六角ダイスなどの圧着工具で圧着するものであり、略円筒状に形成される。導電性ケース7の後端には、金属ハウジング4の後端と、リアナット10内面の段差との間に挟まれ、径方向外側に延出形成されたフランジ7fが設けられる。この導電性ケース7は、金属ハウジング4の後端側に挿入される。
リアナット10は、金属ハウジング4の後端側に螺合(ネジ止め)され、金属ハウジング4と編組線44を導通させるものであり、略円筒状に形成される。詳細は図示していないが、リアナット10の内周面の先端側に雄ネジ(あるいは雌ネジ)、金属ハウジング4の外周面の後端側には雌ネジ(あるいは雄ネジ)を設けたネジ構造が形成される。
導電性ケース7にはフランジ7fが設けられているため、金属ハウジング4にリアナット10を螺合することで、フランジ7fが金属ハウジング18に押し付けられ、編組線44、導電性ケース7、金属ハウジング4の電気的な接続を確実にするようになっている。
ワイヤーシール8は、導電ケース7より後端側のシース45に取り付けられ、耐熱性および弾性を有するものであり、略円筒状に形成される。このワイヤーシール8は、例えば、フッ素系またはシリコーン系の樹脂、あるいはシリコーンゴムまたはフッ素ゴムで形成される。ワイヤーシール8の内外周には、シース45およびリアナット10との密着性を高めるリング状の突起8u,8dが複数個(内周に3個、外周に3個の計6個)一体形成される。
ワイヤーシール8は、シース45に取り付けられた後、金属ハウジング4にリアナット10を螺合することで、径方向内側に圧縮される。このとき、ワイヤーシール8は、リアナット10の内周面の後端に押されて所定の位置に移動し、フランジ7fの後端面とリアナット10の内周面の後端間に挟まれる。
Oリング9は、金属ハウジング4に形成された取付け溝19に取り付けられ、耐熱性および弾性を有するものである。取付け溝19は、筐体取付け部16より後端側となる金属ハウジング4の外周に形成される。このOリング9は、例えば、フッ素系またはシリコーン系の樹脂、あるいはシリコーンゴムまたはフッ素ゴムで形成される。
Oリング9は、金属ハウジング4に取り付けられた後、金属ハウジング4にリアナット10を螺合することで、リアナット10の内周面の先端側と接触し、径方向内側に圧縮される。
ここで、シールドコネクタ1の組み立て方法を簡単に説明する。
まず、導体42、絶縁体43、編組線44がそれぞれ所定長さだけ露出するようにシールド電線41を端末処理する。端子金具2の導体挿入部12hに導体42を挿入し、端子金具2と導体42を圧着接続する。端子金具2の波状部14から絶縁体43の一部までゴムモールド3で覆う(手順1)。
金属フェルール6にシース45の先端側を挿入し、金属フェルール6の外周面に編組線44を折り返す。導電性ケース7に折り返した編組線44を挿入し、挿入した編組線44と導電性ケース7を圧着接続する(手順2)。手順1,2は順不同である。
金属ハウジング4の後端側に導電性ケース7を挿入し、金属ハウジング4の先端側にゴムモールド3の後端側を挿入する。
樹脂ケース5の後端からゴムモールド3の先端側を挿入し、金属ハウジング4の凹溝15に樹脂ケース5の係合部18を係合させることで、金属ハウジング4に樹脂ケース5を係止する(手順3)。
シース45にワイヤーシール8を取り付け、金属ハウジング4の取付け溝19にOリング9を取付ける。最後に、金属ハウジング4にリアナット10を螺合する(手順4)と、シールドコネクタ1が得られる。手順3,4も順不同である。
第1の実施の形態の作用を説明する。
シールドコネクタ1は、端子金具2の圧着部12の先端である波状部14から絶縁体43の一部まで耐熱性を有するゴムモールド3で覆い、そのゴムモールド3を金属ハウジング4と樹脂ケース5に挿入することで、径方向内側に圧縮している。
圧着後の端子金具2の圧着部12は形状にバラツキが生じやすいが、シールドコネクタ1では、このバラツキをゴムモールド3の弾性によって吸収できるので、端子金具2とゴムモールド3間、ゴムモールド3と樹脂ケース5間、ゴムモールド3と金属ハウジング4間のシール効果が非常に高い。よって、端子金具2の圧着部12に油、水などの液体が浸入するのを防止できる。
また、端子金具2の圧着部12に波状部14を形成することで、ゴムモールド3のズレが防止されるだけでなく、端子金具2とゴムモールド3間のシール効果がより高められる。
さらに、ゴムモールド3は耐熱性を有するため、高い温度(例えば、170〜200℃)の雰囲気内で端子金具2の圧着部12に油、水などの液体が浸入するのを防止できる。特に、シリコーンゴムやフッ素ゴムでゴムモールド3を形成した場合には、約250℃の雰囲気温度においても十分な防水性、防油性を有する。
ゴムモールド3の外周に突起3f,3bを複数個設けたので、樹脂ケース5および金属ハウジング4との密着性が高まり、ゴムモールド3と樹脂ケース5間、およびゴムモールド3と金属ハウジング4間のシール効果がより高められる。
金属ハウジング4に設けた凹溝15と樹脂ケース5に設けた係合部18とにより、ゴムモールド3と金属ハウジング4に樹脂ケース5を簡単に取り付けることができ、樹脂ケース5のズレも防止できる。
導電性ケース7の後端に、金属ハウジング4とリアナット10間に挟まれるフランジ7fを設けているため、導電性ケース7に編組線44を圧着した後、金属ハウジング4にリアナット10を螺合することで、編組線44と金属ハウジング4を確実に導通させることができる。
金属ハウジング4に耐熱性を有するOリング9を取り付け、金属ハウジング4にリアナット10を螺合してOリング9を径方向内側に圧縮することで、金属ハウジング4とリアナット10間のシール効果が高まり、しかも高い温度の雰囲気内で編組線44に油、水などの液体が浸入するのを防止できる。
シース45に耐熱性を有するワイヤーシール8を取り付け、金属ハウジング4にリアナット10を螺合してワイヤーシール8を径方向内側に圧縮することで、シース45とリアナット10間のシール効果が高まり、しかも高い温度の雰囲気内で編組線44に油、水などの液体が浸入するのを防止できる。
ワイヤーシール8の内外周に突起8u,8dを複数個設けたので、シース45およびリアナット10との密着性が高まり、シース45とワイヤーシール8間、およびワイヤーシール8とリアナット10間のシール効果がより高められる。
シールドコネクタ1は、組み立てられた後、負荷側となるモータなどの機器の端子台に端子金具2が接続され、機器の筐体に筐体取付け部16が取り付けられて使用される。
したがって、シールドコネクタ1は、防水性、防油性に優れ、高い雰囲気内でシールド電線41内に油、水などの液体が浸入するのを防止しながら、導体42によって電力を機器に供給することができ、しかも機器の筐体と編組線44を導通させて接地させることができる。
第2の実施の形態を説明する。
図2に示すように、シールドコネクタ21が図1のシールドコネクタ1と異なる点は、樹脂ケース5の代わりに樹脂モールド25を用い、導電性ケース7の代わりに導電性ケース27を用い、金属ハウジング4の代わりにOリング9を使用しない金属ハウジング24を用い、ワイヤーシール8の代わりにワイヤーシール28を用いた点である。シールドコネクタ21のその他の構成は、シールドコネクタ1とほぼ同じである。
シールドコネクタ1では、樹脂ケース5が係合部18によって金属ハウジング4に係止されていた。シールドコネクタ21では、ゴムモールド3の外周の先端側と、金属ハウジング24の外周の先端側とに、耐熱性を有する樹脂をモールド成型することによって、略円筒状の樹脂モールド25を形成して取り付け、金属ハウジング24と樹脂モールド25とを一体物としている。樹脂としては、例えば、フッ素系またはシリコーン系の樹脂を用いる。
この場合、金属ハウジング24の凹溝15は、樹脂モールド25のズレを防止するものである。よって、凹溝15の代わりに、縦横あるいは斜めに多数の刻みを形成したローレット目としてもよい。
シールドコネクタ21では、編組線44と金属ハウジング24を導通させるために、導電性ケース27の外周の先端側に、径方向外側に盛り上がったリング状の接触子27aを設けている。この接触子27aにより、金属ハウジング24に導電性ケース27を挿入すれば、接触子27aが金属ハウジング24に接触するので、導電性ケース27と金属ハウジング24を確実に導通させることができる。
また、シールドコネクタ21では、Oリングを使用しないので、図1のワイヤーシール8の構成に加え、金属ハウジング24の後端まで延出形成し、金属ハウジング24の後端とリアナット30の内周面の後端間に挟まれるワイヤーシール28を使用する。
このワイヤーシール28により、Oリングを使用せずに、シース45とリアナット10間、および金属ハウジング24とリアナット30間のシール効果が高まり、しかも高い温度の雰囲気内で編組線44に油、水などの液体が浸入するのを防止できる。シールドコネクタ21のその他の作用効果は、シールドコネクタ1と同じである。
本発明の第1の実施の形態を示すシールドコネクタの縦断面図である。 本発明の第2の実施の形態を示すシールドコネクタの縦断面図である。
符号の説明
1 シールドコネクタ
2 端子金具
3 ゴムモールド
4 金属ハウジング
5 樹脂ケース
6 金属フェルール
7 導電性ケース
8 ワイヤーシール
9 Oリング
10 リアナット
41 シールド電線
42 導体
43 絶縁体
44 編組線
45 シース

Claims (15)

  1. 端末処理したシールド電線を機器に接続するためのシールドコネクタにおいて、
    上記シールド電線の導体が挿入され、挿入した導体の先端側に波状部が形成された上記導体を圧着する端子金具と、
    上記波状部から上記シールド電線の絶縁体まで覆う耐熱性を有するゴムモールドと、
    上記ゴムモールドが挿入され、上記ゴムモールドを径方向内側に圧縮する金属ハウジングと、
    上記ゴムモールドと上記金属ハウジングとに取り付けられ、上記ゴムモールドを径方向内側に圧縮する耐熱性を有する樹脂ケースと
    を備えたことを特徴とするシールドコネクタ。
  2. 上記ゴムモールドの外周に、上記金属ハウジングおよび上記樹脂ケースとの密着性を高める突起を複数個設けた請求項1記載のシールドコネクタ。
  3. 上記金属ハウジングの外周に溝を設け、上記樹脂ケースに上記溝に係合する係合部を設けた請求項1または2記載のシールドコネクタ。
  4. 上記シールド電線のシースが挿入され、上記シールド電線の編組線が外周面に折り返される金属フェルールと、
    上記編組線が挿入され、挿入した編組線を圧着する導電性ケースと、
    上記導電性ケースが挿入される上記金属ハウジングと、
    上記金属ハウジングに螺合され、上記金属ハウジングと上記編組線を導通させるリアナットとを備えた請求項1〜3いずれかに記載のシールドコネクタ。
  5. 上記導電性ケースの後端に、上記金属ハウジングと上記リアナット間に挟まれるフランジを設けた請求項1〜4いずれかに記載のシールドコネクタ。
  6. 上記金属ハウジングに耐熱性を有するOリングを取り付け、上記金属ハウジングに上記リアナットを螺合して上記Oリングを径方向内側に圧縮した請求項1〜5いずれかに記載のシールドコネクタ。
  7. 上記シースに耐熱性を有するワイヤーシールを取り付け、上記金属ハウジングに上記リアナットを螺合して上記ワイヤーシールを径方向内側に圧縮した請求項1〜6いずれかに記載のシールドコネクタ。
  8. 上記ワイヤーシールの内外周に、上記シースおよび上記リアナットとの密着性を高める突起を複数個設けた請求項7記載のシールドコネクタ。
  9. 端末処理したシールド電線を機器に接続するためのシールドコネクタにおいて、
    上記シールド電線の導体が挿入され、挿入した導体の先端側に波状部が形成された上記導体を圧着する端子金具と、
    上記波状部から上記シールド電線の絶縁体まで覆う耐熱性を有するゴムモールドと、
    上記ゴムモールドが挿入され、上記ゴムモールドを径方向内側に圧縮する金属ハウジングと、
    上記ゴムモールドと上記金属ハウジングとにモールド成型によって取り付けられ、上記ゴムモールドを径方向内側に圧縮する耐熱性を有する樹脂モールドと
    を備えたことを特徴とするシールドコネクタ。
  10. 上記ゴムモールドの外周に、上記金属ハウジングおよび上記樹脂モールドとの密着性を高める突起を複数個設けた請求項9記載のシールドコネクタ。
  11. 上記シールド電線のシースが挿入され、上記シールド電線の編組線が外周面に折り返される金属フェルールと、
    上記編組線が挿入され、挿入した編組線を圧着する導電性ケースと、
    上記導電性ケースが挿入される上記金属ハウジングと、
    上記金属ハウジングに螺合され、上記金属ハウジングと上記編組線を導通させるリアナットとを備えた請求項9または10記載のシールドコネクタ。
  12. 上記導電性ケースの外周に、径方向外側に盛り上がった接触子を設けた請求項9〜11いずれかに記載のシールドコネクタ。
  13. 上記シースに耐熱性を有するワイヤーシールを取り付け、上記金属ハウジングに上記リアナットを螺合して上記ワイヤーシールを径方向内側に圧縮した請求項9〜12いずれかに記載のシールドコネクタ。
  14. 上記ワイヤーシールを上記金属ハウジングの後端まで延出形成した請求項13記載のシールドコネクタ。
  15. 上記ワイヤーシールの内外周に、上記シースおよび上記リアナットとの密着性を高める突起を複数個設けた請求項13または14記載のシールドコネクタ。
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