JP2006019026A - 電気接続箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】 設計自由度が高く、組立作業性に優れた電気接続箱を提供する。
【解決手段】 多層配置されて一端に層間接続のための接続端部16を形成してなる複数の電気配線回路10,20と、これら複数の電気配線回路10,20の接続端部16がそれぞれ挿入されて電気配線回路10,20間を相互に電気的に接続する層間コネクタ30とから構成される。電気配線回路10,20は、リジットなプリント配線板11,21に複数のタブ端子13を装着してなる。タブ端子13は、一端がプリント配線板11,21の一方の面側で半田付けされ、他端がプリント配線板11,21を貫通して他方の面側でコネクタ接続のための接続部を形成する。
【選択図】 図1
【解決手段】 多層配置されて一端に層間接続のための接続端部16を形成してなる複数の電気配線回路10,20と、これら複数の電気配線回路10,20の接続端部16がそれぞれ挿入されて電気配線回路10,20間を相互に電気的に接続する層間コネクタ30とから構成される。電気配線回路10,20は、リジットなプリント配線板11,21に複数のタブ端子13を装着してなる。タブ端子13は、一端がプリント配線板11,21の一方の面側で半田付けされ、他端がプリント配線板11,21を貫通して他方の面側でコネクタ接続のための接続部を形成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、自動車の電源分配等を行うための電気接続箱に関し、特に多層配線回路間の接続構造に関する。
電気接続箱は、ハーネス、ヒューズ、リレー等が接続されるコネクタ部がバスバー等によって相互接続されて構成される。近年の電装部品の増大に伴い、表面と裏面の両面にコネクタが配置されたものも一般化しつつある。このような電気接続箱では、表面と裏面とにバスバーから立ち上がるタブ端子を突出させるか、又はプリント配線板を使用した場合には、タブ端子を半田付けにより取り付けて表面と裏面とに突出させる。バスバーやプリント配線板は、配線回路の設計上、多層構造になるのが一般的である。このため、各層のバスバーは、絶縁板に形成された貫通孔を介して異なる層を跨いで最上面から突出させるようにしている。このような構造は、回路設計上の制約となる。
そこで、バスバーと絶縁板とを交互に積層した構造の電気接続箱において、絶縁板の外周から端子を水平に突出させ、積層方向に並んだ端子間に導体を挿入して層間の電気的な接続を図ることにより、回路設計の余裕度を確保するようにした電気接続箱も提案されている(特許文献1)。
特開2003−32842号、段落0004〜0006、図1
しかし、上述した従来の電気接続箱では、各層を形成する電気配線回路をプリント配線板で形成しようとする場合、各プリント配線板の周囲に予め端子を接続しておかなくてはならない。また、各層の端子の全てに導体を接続するという作業は作業性の面で劣り、現実の問題として殆ど実現は不可能である。
この発明は、上記事情を考慮してなされたもので、設計自由度が高く、組立作業性に優れた電気接続箱を提供することを目的としている。
この発明に係る電気接続箱は、多層配置されて一端に層間接続のための接続端部を形成してなる複数の電気配線回路と、これら複数の電気配線回路の前記接続端部がそれぞれ挿入されて前記電気配線回路間を相互に電気的に接続する層間コネクタとを備えてなることを特徴とする。
本発明によれば、電気配線回路の接続端部間を層間コネクタにより相互に接続する構成となっているので、組み立て作業が容易であり、また、層間接続によって設計の自由度も向上する。
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電気接続箱の分解斜視図、図2は一部断面図である。
この電気接続箱は、2枚の電気配線回路10,20と、これらを接続する層間コネクタ30とにより構成されている。
電気配線回路10,20は、エポキシ等からなる基板11a,21aの両面又は片面に配線層11b,21bが形成されたプリント配線板11,21と、このプリント配線板11,21に装着されてプリント配線板11,21の対向面側に位置する一端が半田12,22によって配線層11b,21bに接続され、他端がプリント配線板11,21を貫通して上下に突出するタブ端子13,23と、これらタブ端子13,23を内部に収容し、タブ端子13,23と共にコネクタ14を構成するコネクタハウジング15とを備えて構成されている(但し、図1においてプリント配線板21の下面のコネクタは図示されていない)。また、プリント配線板11,21の一端側は、接続端部16,26を構成しており、この接続端部16,26が層間コネクタ30に挿入されることによりプリント配線板11,21の間の層間接続が図られるようになっている。
層間コネクタ30は、例えば図3に示すように、連結部31dを介して適宜相互接続された複数のコの字形の接続端子31,31,…と、これら接続端子31,31,…をインサートモールド成型、組み込み等によって収容するコネクタハウジング32とを備えて構成されている。
図2の例では、接続端子31が、上下に配置され先端が内側に折り返されて形成された接触部31a,31bと、これらを基端側で連結する連結部31cとにより構成され、接触部31a,31bが内側に突出している。このため、この例では、接触部31a,31bと接触するプリント配線板11,21の接続端部16,26は、図示のように、タブ端子13,23の半田12,22付け面とは反対側の面に形成している。具体的には、プリント配線板11,21を両面配線板として両面の配線層11b,21bを図示のように、スルーホール11c,21cを介し相互に接続している。
このように構成された電気接続箱によれば、図2(a)に示すように、プリント配線板11,21を、層間コネクタ30の前面の開口部32a,32bから層間コネクタ30内に挿入して、図2(b)に示すように、プリント配線板11,21の接続端部16,26と接触端子31の接触部31a,31bとを所定のバネ圧をもって接触させることにより、層間接続が実現される。このように、本実施形態の電気接続箱によれば、組立作業性が極めて良好である。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る電気接続箱の要部を示す断面図である。
なお、以後の実施形態において、図1と同一部分には同一符号を付して重複する説明は割愛する。
この実施形態では、上下の電気配線回路40,50を構成するプリント配線板41,51の接続端部46,56に、接続端子31の接触部31a,31bの突出部が嵌入する位置決め孔41c,51cが形成されている点が第1の実施形態とは異なっている。また、位置決め孔41c,51cは第1の実施形態のスルーホール11c,21cも兼用している。
この実施形態によれば、図4(b)に示すように、プリント配線板41,51が層間コネクタ30に装着されたときに、接触部31a,31bと位置決め孔41c,51cとが嵌合して、プリント配線板41,51の層間コネクタ30からの抜けを防止することができる。また、基板41a,51aに形成された配線層41b,51bと接触部31a,31bとの接触面積(接触数)が、位置決め孔41c,51cを形成することにより増加して、接触抵抗を削減することができる。
図5は、本発明の第3の実施形態に係る電気接続箱の要部を示す断面図である。
この実施形態では、上下の電気配線回路60,70を構成するプリント配線板61,71の接続端部66,76に、スルーホール11c,21cも兼用する位置決め孔61c,71cが形成され、層間コネクタ80のコネクタハウジング82の前面の開口部82a,82bの上下に、位置決め孔61c,71cに嵌入するロック片82c,82dが形成されている点が第1の実施形態とは異なっている。
この実施形態によれば、プリント配線板61,71が層間コネクタ80に挿入されたときに、ロック片82c,82dが弾性変形し、完全装着状態で、図5(b)に示すように、ロック片82c,82dが位置決め孔61c,71cに嵌入して、プリント配線板61,71の層間コネクタ80からの抜けを防止することができる。
図6は、本発明の第4の実施形態に係る電気接続箱の要部を示す断面図である。
この実施形態では、コネクタ90のコネクタハウジング92に保持された接続端子91の上下の接触部91a,91bが外側に折り返されて形成されている。また、電気配線回路100,110を構成するプリント配線板101,111は、基板101a,111aの一方の面(対向面)にのみ配線層101b,111bを形成した片面基板を使用している。
この実施形態によれば、コネクタ90の接続端子91が上下に外向きに接触部91a,91bを有しているため、プリント配線板101,111の接続端部106,116が、先の実施例とは反対側(対向面側)に形成されることになるので、プリント配線板101,111に片面配線基板を使用することができ、大幅なコストダウン図ることができる。
図7は、本発明の第5の実施形態に係る電気接続箱の要部を示す断面図、図8は、同電気接続箱に使用される接続端子を示す斜視図である。
この実施形態では、更に複数の電気接続回路120,130,140,150が層間コネクタ160を介して層間接続されている。電気接続回路120,130,140,150は、それぞれ片面配線板であるプリント配線板121,131,141,151からなる。プリント配線板121,131では、基板121a,131a上に形成された配線層121b,131bが下側に配置され、プリント配線板141,151では、基板141a,151a上に形成された配線層141b,151bが上側に配置されるようになっている。り、最も外側のプリント配線板121,151には、タブ端子13,23がそれぞれ上下方向に外側に向けて突設され、コネクタ14,24を形成するものとなっている。
層間コネクタ160は、例えば図8に示すような接続端子161と、この接続端子161を保持するコネクタハウジング162とにより構成されている。接続端子161は、上下に配置された4つの接続部161a〜161dと、これらを基端部で連結する連結部161eから構成され、図8に示すように、櫛歯状の板材の連結部161eを交互に90°ずつ折り曲げて、上2つの接続部161a,161bを上側に折り返すと共に、下2つの接続部161c,161dを下側に折り返すことにより形成されている。
このように、プリント配線板120,130,140,150の数を更に増やすことにより、設計の自由度を更に増すことができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記各実施形態では、電気配線回路としてプリント配線板とタブ端子とを用いたが、バスバーと層間絶縁板とを用いて電気配線回路を構成するようにしても良い。
10,20,40,50,60,70,100,110,120,130,140,150…電気配線回路、30,80,90,160…層間コネクタ、11,21,41,51,61,71,101,111,121,131,141,151…プリント配線板、13,23…タブ端子、14,24…コネクタ、31,91,161…接続端子。
Claims (4)
- 多層配置されて一端に層間接続のための接続端部を形成してなる複数の電気配線回路と、
これら複数の電気配線回路の前記接続端部がそれぞれ挿入されて前記電気配線回路間を相互に電気的に接続する層間コネクタと
を備えてなることを特徴とする電気接続箱。 - 前記電気配線回路は、
リジットなプリント配線板と、
このプリント配線板にそれぞれ装着され一端が前記プリント配線板の一方の面側で半田付けされ他端が前記プリント配線板を貫通して他方の面側でコネクタ接続のための接続部を形成する複数のタブ端子と
を有するものであることを特徴とする請求項1記載の電気接続箱。 - 前記層間コネクタは、
前記複数の電気配線回路が挿入されるコネクタハウジングと、
このコネクタハウジングに保持されて前記電気配線回路の接続端部と所定のバネ圧もって接続される接続端子と
を有するものであることを特徴とする請求項1記載の電気接続箱。 - 前記タブ端子が半田付けされた一方の面同士が対向し、コネクタ接続のための接続部が他方の面側に外向きに形成されるように配置された一対のプリント配線板が前記層間コネクタに装着されてなることを特徴とする請求項2記載の電気接続箱。
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JP2013176208A (ja) * | 2012-02-24 | 2013-09-05 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 電気接続箱 |
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