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JP2006011541A - 計算機および共用記憶装置を含む計算機システムにおける情報記録方法 - Google Patents

計算機および共用記憶装置を含む計算機システムにおける情報記録方法 Download PDF

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JP2006011541A JP2004183873A JP2004183873A JP2006011541A JP 2006011541 A JP2006011541 A JP 2006011541A JP 2004183873 A JP2004183873 A JP 2004183873A JP 2004183873 A JP2004183873 A JP 2004183873A JP 2006011541 A JP2006011541 A JP 2006011541A
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郁子 小林
Shinji Kimura
信二 木村
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亜弓 三熊
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Abstract

【課題】 複数の計算機が接続されている共用記憶装置における各種情報の格納効率を向上させること。
【解決手段】 計算機10aは、ローカルディスク15aに格納されている起動情報OS1およびアプリケーション情報AP1を、それぞれ、OS1共用ファイル群として共用LU1およびAP1共用ファイル群として共用LUn+1に格納させる。計算機10aは、個別情報(起動情報、AP情報の個別情報を含む)については、ユーザ個別ファイル群として個別LU1に格納させる。計算機10aは、共用LU1、共用LUn+1および個別LU1に格納されている各情報についてのイメージ概要情報、LU情報およびファイル情報を管理サーバ30に送信し、管理サーバ30の記憶装置31に格納させる。
【選択図】 図9

Description

本発明は、複数の計算機、複数の計算機によって共用される1または複数の記憶装置(以下「共用記憶装置という)を備える計算機システム、および計算機システムにおける情報の共用化の技術に関する。
従来、個々の計算機に備えられていたローカルディスクをネットワーク上に配置されている共用記憶装置に集約する技術が提案されている(特許文献1参照)。すなわち、個々の計算機が利用するオペレーティングシステム(OS)、アプリケーションプログラム(AP)は、ローカルディスクに代えて、共用記憶装置の論理ユニット(LU)にそれぞれ実装される。この技術によれば、従来、個々の計算機にて個別に実行されてきたデータのバックアップ、ウィルスチェックを始めとするローカルディスクに対するメンテナンス処理を、共用記憶装置上において一括して実行することができる。
特開2000−259583号公報
しかしながら、上記従来の技術では、元々計算機のローカルディスクに格納されていたオペレーティングシステム、アプリケーションプログラムを共用記憶装置の論理ユニットにコピーしているため、共用記憶装置に要求される記憶容量が大きくなる、ブートディスクの作成に時間を要する、内容が同一のオペレーティングシステムおよびアプリケーションプログラムを格納する論理ユニットが重複して存在する、個々の論理ユニット毎に各種アップデート作業が必要とされる、新規のアプリケーションプログラムのインストールを各論理ユニット毎に実行する必要がある、といった問題点が存在した。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、複数の計算機が接続されている共用記憶装置における各種情報の格納効率を向上させることを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の第1の態様は、複数の計算機とネットワークを介して接続されていると共に、前記複数の計算機によって共用される共用情報を格納する共用情報格納領域と、前記複数の計算機の各々によって個別に用いられる個別情報を格納する個別情報格納領域とを備える共用記憶装置に対する情報記録方法を提供する。本発明の第1の態様に係る共用記憶装置に対する情報記録方法は、前記計算機のローカル記憶手段から前記共用情報および前記個別情報を取得し、前記ローカル記憶手段から取得された共用情報と同一種類の共用情報を格納可能な共用情報格納領域が前記共用記憶装置に形成されている場合には、前記ローカル記憶手段から取得された共用情報のうち、前記共用情報格納領域に格納されていない未登録共用情報を抽出し、前記共用記憶装置に対して、前記抽出した未登録共用情報および前記ローカル記憶手段から取得した前記個別情報を未登録情報として、前記個別情報格納領域へ格納することを特徴として備える。
本発明の第1の態様に係る共用記憶装置に対する情報記録方法によれば、ローカル記憶手段から取得された共用情報と同一種類の共用情報を格納可能な共用情報格納領域が共用記憶装置に形成されている場合には、ローカル記憶手段から取得された共用情報のうち、共用情報格納領域に格納されていない未登録共用情報を抽出し、共用記憶装置に対して、抽出した未登録共用情報およびローカル記憶手段から取得した個別情報を未登録情報として、個別情報格納領域へ格納するので、複数の計算機が接続されている共用記憶装置における各種情報の格納効率を向上させることができる。
本発明の第1の態様に係る共用記憶装置に対する情報記録方法はさらに、前記ローカル記憶手段から取得した共用情報と同一種類の共用情報を格納可能な共用情報格納領域が前記共用記憶装置に形成されていない場合には、前記共用情報格納領域を前記共用記憶装置に形成し、前記ローカル記憶手段から取得した前記共用情報を、形成した前記共用情報格納領域に格納し、前記個別情報格納領域には、前記ローカル記憶手段から取得した前記個別情報を格納しても良い。
本発明の第1の態様に係る共用記憶装置に対する情報記録方法によれば、共用記憶装置に共用情報を格納する共用情報格納領域が形成されていない場合には、共用情報格納領域を形成し、形成された共用情報格納領域に対してローカル記憶手段から取得した共用情報を格納することができる。
本発明の第2の態様は、複数の計算機と、複数の計算機によって共用される共用記憶装置とを備える計算機システムにおける共用記憶装置に対する情報記録方法を提供する。本発明の第2の態様に係る共用記憶装置に対する情報記録方法は、前記共用記憶装置における各種情報の格納状態を示す管理情報を用いて、前記複数の計算機の内の一の計算機に格納されている情報であって、計算機の起動に用いられる起動情報を格納する起動情報格納領域が前記共用記憶装置に形成されているか否かを判定する工程と、前記管理情報を用いて、前記一の計算機に格納されている情報であって、計算機においてアプリケーションを実行するためのアプリケーション情報を格納するアプリケーション情報格納領域が前記共用記憶装置に形成されているか否かを判定する工程と、前記一の計算機に格納されている情報であって、各計算機の使用環境に固有の情報である個別情報を格納するための個別情報格納領域を前記共用記憶装置に形成する工程と、前記起動情報格納領域が形成されている場合には、前記計算機に格納されている起動情報の中で前記起動情報格納領域に格納されていない情報を前記個別情報格納領域に格納する工程と、前記アプリケーション情報格納領域が形成されている場合には、前記計算機に格納されているアプリケーション情報の中で前記アプリケーション情報格納領域に格納されていない情報を前記個別情報格納領域に格納する工程と、前記形成された個別情報格納領域に対して前記個別情報を格納する工程と、前記各格納領域に対する各情報の格納状態を前記管理情報に反映する工程とを備えることを特徴とする。
本発明の第2の態様に係る共用記憶装置に対する情報記録方法によれば、計算機に格納されている起動情報の中で起動情報格納領域に格納されていない情報、計算機に格納されているアプリケーション情報の中でアプリケーション情報格納領域に格納されていない情報、個別情報を個別情報格納領域に対して格納するので、複数の計算機が接続されている共用記憶装置における各種情報の格納効率を向上させることができる。
本発明の第2に態様に係る共用記憶装置に対する情報記録方法において、各前記情報は、1または複数のファイルから構成されており、
前記情報記録方法はさらに、前記起動情報および前記アプリケーション情報を前記起動情報格納領域および前記アプリケーション情報格納領域にそれぞれ格納する際には、前記起動情報およびアプリケーション情報を構成する各ファイルにそれぞれ一意の識別子を割り当てる工程を備え、前記計算機に格納されている起動情報およびアプリケーション情報の中で前記起動情報格納領域および前記アプリケーション情報格納領域に格納されていない情報の抽出は、前記ファイル単位にて前記識別子を用いて実行され、前記各情報の格納は、各前記情報格納領域に対して、前記計算機に格納されている各情報を前記ファイル単位にて複製または移動させることによって実行されても良い。
かかる場合には、起動情報およびアプリケーション情報の中で起動情報格納領域およびアプリケーション情報格納領域に格納されていない情報の抽出を容易且つ精度良く実行することができる。
また、本発明の第1および第2の態様に係る方法は、コンピュータによって実行されるプログラム、そのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記録媒体としても実現され得る。
以下、本発明に係る計算機システムおよび計算機システムにおける情報記録方法について図面を参照しつつ、実施例に基づいて説明する。
図1〜図3を参照して本実施例に係る計算機システムの概略構成について説明する。図1は本実施例に係る計算機システムの一構成例を模式的に示す説明図である。図2は本実施例に係る計算機システムを構成する計算機の内部構成を模式的に示す機能ブロック図である。図3は本実施例に係る計算機システムを構成するインストール実行計算機の内部構成を模式的に示す機能ブロック図である。
図1に示す計算機システム100は、IPネットワーク60を介して互いに接続されている、複数の計算機10、DHCP/TFTPサーバ20、管理サーバ30、インストール実行計算機40、共用記憶装置50a、50bを備えている。本実施例では既存のIPネットワークを介したデータ転送が可能なIP−SANを用いてSAN(Storage Area Network)が構築されている。また、通信プロトコルとして、SCSIデータをIPネットワーク60を介して伝送するiSCSIプロトコルが用いられている。
各計算機10は、内部に記憶装置、例えば、ハードディスクドライブを備えないディスクレス計算機であってもよく、あるいは、ハードディスクドライブを備える一般的な計算機であっても良い。ただし、計算機10がハードディスクドライブを備える場合には、本実施例に係る情報記録方法によってハードディスクドライブの記録内容が共用記憶装置50a、50bに移行された後は、計算機10の作動に際してハードディスクドライブは使用されず、ディスクレス計算機と同様にして用いられる。すなわち、本実施例において用いられる計算機10は、ネットワークを介して共用記憶装置50a、50bを記憶装置として使用する計算機であり、ディスクレス計算機のみならず、計算機10の作動時にローカルな記憶装置を必要としない計算機をも含まれる。ハードディスクドライブの記録内容には、計算機10においてオペレーティングシステムを起動させるために必要な起動情報、アプリケーションを実行するために必要なアプリケーション情報、計算機10の使用環境に固有の個別情報が含まれる。個別情報としては、各アプリケージョンによって生成されたデータ、ドライバ、デスクトップの配置といったカスタマイズ情報が含まれる。
各計算機10は、図2に示すように、プログラム、モジュールを実行するCPU11、ネットワークブート用プログラムおよびその他のプログラム、モジュールを格納するメモリ12およびネットワーク60を介した通信を可能にするI/Oポート13を備えている。メモリ12には、論理アドレスと物理アドレスの変換を行い、共用記憶装置50a、50bに対してファイル単位でのアクセスを可能にするファイルシステムモジュール121、複数の論理ユニットを1つの論理ユニットとして取扱可能にするデバイス管理モジュール122およびiSCSIドライバ123、計算機10を起動するためのBIOS125、ネットワークブートを可能にするためのPXE(Preboot eXecution Environment)プログラム126、その他のドライバが格納されている。
DHCP/TFTPサーバ20は、各計算機10をネットワークブートするために必要なブート情報、すなわち、計算機10が使用すべきIPアドレス、DHCP/TFTPサーバ20のIPアドレス、ブートローダプログラム名、ネットワークルータ55のIPアドレス、後述する計算機10のブートイメージを格納した起動論理ユニット情報における起動LU情報を格納している。DHCP/TFTPサーバ20は、各計算機10の起動時にBIOSによって実行されるPXEプログラムの求めに応じて、これらの情報を計算機10に対して送信する。
管理サーバ30は、管理情報を格納する記憶装置31を備えている。管理情報には、ユーザ論理ユニット情報、起動論理ユニット情報、アプリケーション(AP)論理ユニット情報、個別論理ユニット情報が含まれる。これら各情報の具体例について図4〜図7を参照して説明する。図4はユーザ論理ユニット情報の一例を示す説明図である。図5は起動論理ユニット情報の一例を示す説明図である。図6はAP論理ユニット情報の一例を示す説明図である。図7は個別論理ユニット情報の一例を示す説明図である。
ユーザ論理ユニット情報には、各計算機10を識別するための情報が格納されており、図4の例では、各計算機10に対してはアドレスが割り当てられ、各アドレスに対して起動論理ユニットを特定するための起動LU_ID、AP論理ユニットを特定するためのAP_LU_ID、個別論理ユニットを特定するための個別LU_IDがそれぞれ割り当てられている。アドレスAが割り当てられている計算機には、起動LU_IDおよび個別LU_IDは割り当てられているが、AP_LU_IDは割り当てられていない。アドレスBが割り当てられている計算機には、起動LU_ID、AP_LU_IDおよび個別LU_IDの全てが割り当てられている。アドレスCが割り当てられている計算機には、起動LU_ID、AP_LU_IDおよび個別LU_IDの全てが割り当てられていると共に、2つのAP_LU_IDが割り当てられている。同一の計算機10において2つの異なるオペレーティングシステムが起動することは一般的ではないが、複数のアプリケーションプログラムが起動することは一般的なことであり、1つの計算機10、すなわち、アドレスに対して複数のAP_LU_IDが割り当てられ得る。また、各IDは、各論理ユニットを識別することができればどのような態様であっても良い。
起動論理ユニット情報には、各起動論理ユニットに格納されているオペレーティングシステムに関する情報が格納されており、図5の例では各起動論理ユニットに対して起動LU_IDが割り当てられ、各起動LU_IDに対して起動情報の内容を示すイメージ概要情報、各起動論理ユニット特定するためのLU情報、各起動論理ユニットに格納されているファイル情報が格納されている。
イメージ概要情報は、格納されているオペレーティングシステム名(例えば、OS1、OS2)およびバージョンを示し、LU情報は装置名(例えば、TargetA)、論理ユニット名(LUN:例えば、LU1、LU2)、IPアドレスを示す。ファイル情報はさらに、ファイル名(例えば、F1、F2)と、ファイル名を一意に識別するための固有情報(例えば、1、20)を備えている。ここで、ファイルとは、例えば、オペレーティングシステムのプログラムにおいて用いられる情報単位であるファイルを意味する。固有情報は、例えば、ファイルのデータを解析してハッシュ値計算することによって作成される整数値である。したがって、同一のファイルの場合には、同一の固有情報が与えられる。
AP論理ユニット情報には、各AP論理ユニットに格納されているアプリケーションプログラムに関する情報が格納されており、図6の例では各AP論理ユニットに対してAP_LU_IDが割り当てられ、各AP_LU_IDに対してAP情報の内容を示すイメージ概要情報、各AP論理ユニットを特定するためのLU情報、各AP論理ユニットに格納されているファイル情報が格納されている。
イメージ概要情報は、格納されているアプリケーションプログラム名(例えば、AP1、AP2)およびバージョンを示し、LU情報は装置名(例えば、TargetA)、論理ユニット名(LUN:例えば、LU1、LU2)、IPアドレスを示す。ファイル情報はさらに、ファイル名(例えば、APF1、APF2)と、ファイル名を一意に識別するための固有情報(例えば、5、40)を備えている。ここで、ファイルとは、例えば、アプリケーションプログラムにおいて用いられる情報単位であるファイルを意味する。固有情報は、例えば、ファイルのデータを解析してハッシュ値計算することによって作成される整数値である。したがって、同一のファイルの場合には、同一の固有情報が与えられる。
個別論理ユニット情報には、各個別論理ユニットに格納されている個別情報が格納されており、図7の例では各個別論理ユニットに対して個別LU_IDが割り当てられ、各個別論理ユニット特定するためのLU情報が格納されている。LU情報は装置名(例えば、TargetA)、論理ユニット名(LUN:例えば、LU1、LU2)、IPアドレスを示す。すなわち、個別情報は、複数の計算機10間で共用される性質の情報ではなく、また、ユーザ(使用環境)によって随時変更される情報であるため共用化になじまないので、LU情報のみを含んでいる。換言すれば、イメージ概要情報、ファイル情報は、情報を重複無く共用するために必要な情報である。
インストール実行計算機40は、共用記憶装置50a、50bにインストール(格納)すべきファイルを格納するための記憶装置41を備えている。インストール実行計算機40は、計算機10のローカルディスクに格納されている起動情報、アプリケーション情報、個別情報のファイルを共用記憶装置50a、50bにインストールするための計算機である。あるいは、インストール実行計算機40は、共用記憶装置50a、50bに対して、予め所望の起動情報、アプリケーション情報をインストールするために用いられる計算機である。前者は、例えば、既存の計算機10をディスクレス計算機として使用するために、計算機10のローカルディスクに格納されている各情報を共用記憶装置50a、50b上に移行させる場合である。後者は、例えば、新たにディスクレス計算機を用いてネットワークブート環境を構築する場合である。
インストール実行計算機40は、図3に示すように、プログラム、モジュールを実行するCPU401、各種プログラムおよびモジュールを格納するメモリ402およびネットワーク60を介した通信を可能にするI/Oポート403を備えている。メモリ402には、論理アドレスと物理アドレスの変換を行い、共用記憶装置50a、50bに対してファイル単位でのアクセスを可能にするファイルシステムモジュール4021、ローカルディスクに格納されている起動情報、アプリケーション情報、個別情報のファイルを共用記憶装置50a、50bにインストールするためのインストール実行プログラム4022およびiSCSIドライバ、ディスクドライバ4023が格納されている。インストール実行プログラム4022には、共用記憶装置50a、50bにおける各情報の格納領域を特定する情報、すなわちユーザ論理ユニット情報を取得する格納領域特定情報取得モジュール、各論理ユニットに対する各情報の書き込みを要求する書き込み要求モジュール、各情報に論理ユニットが割り当てられているか否かを判定する割当判定モジュール、論理ユニットが割り当てられていない情報について論理ユニットの割当てを要求する割当要求モジュール、各情報が共用記憶装置50a、50bに格納されているか否かを判定する情報判定モジュール、各情報が共用記憶装置50a、50bに格納されていない場合に、各情報を格納するための論理ユニットの形成を要求する情報格納領域形成要求モジュールが含まれている。以下に説明するように、CPU401がインストール実行プログラム4022を実行することによって、格納領域特定情報取得モジュール、書き込み要求モジュール、割当判定モジュール、割当要求モジュール、起動情報判定モジュール、アプリケーション情報判定モジュール、個別情報格納領域形成要求モジュール、個別情報格納要求モジュール、起動情報格納領域形成要求モジュール、アプリケーション情報格納領域形成要求モジュール、起動情報格納要求モジュール、アプリケーション情報格納要求モジュールが実現される。なお、論理ボリュームの「割当て」は、情報格納領域の「形成」と同義である。
共用記憶装置50a、50bは、それぞれ制御部51a、51b、複数のハードディスクドライブから構成される記憶ボリューム52a、52bを備えている。なお、図1においては、2つの共用記憶装置が図示されているが、1つ、または3つ以上の共用記憶装置が備えられていても良い。共用記憶装置50a、50bは、相互にファイバチャネルを介して接続されて、記憶装置網を形成している。
各記憶ボリューム52a、52bには、複数の論理ユニット(情報記憶領域)LU−1〜LU−Nが形成されている。これらの論理ユニットは、管理サーバ30で管理される情報に基づいて、各計算機10が使用する起動情報、アプリケーション情報または個別情報を格納する起動情報格納領域、アプリケーション情報格納領域または個別情報格納領域に割り当てられている。各共用記憶装置50a、50bにおける各論理ユニットLU−1〜LU−Nは、LU情報を用いることによって、計算機10またはインストール実行機40によって特定される。
起動情報格納領域等として利用される論理ユニットLU−1〜LU−Nの個々には、そのLUの属性等を示す情報を含むファイルであるLU構成定義ファイルも格納されている。図8は各LUに格納される情報の一例を示す説明図である。各論理ユニットには、上述したように、OS等のファイルに加え、その論理ユニットの構成を定義するLU構成定義ファイルが格納されている。LU構成定義ファイルには、各記憶ボリューム52に格納されている論理ユニットの種別を示すLU種別(起動、AP、個別)情報、AP論理ユニットと特定のオペレーティングシステム(起動情報)とを関連付けるためのリンク先ディレクトリ名、AP論理ユニットに格納されているアプリケーションの内容、例えば、種類、バージョンを示す登録情報を含むAP_LU登録情報が格納されている。
制御部51a、51bには、それぞれ装置名(ID)として、TargetA、TargetBが割り当てられている。制御部51a、51bは、計算機10またはインストール実行計算機40からのLU接続要求(論理ユニットに対する接続要求)に応じて、計算機10またはインストール実行機40とを接続する。制御部51a、51bはまた、計算機10またはインストール実行計算機40からの書き込みまたは読み出しの要求に応じて、論理ユニットLUに対するデータ(ファイル)の書き込みまたは読み出しを実行する。
本実施例では、IPネットワーク60上におけるデータ転送方式としてiSCSIが用いられ、共用記憶装置50a、50b間のデータ転送方式としてファイバチャネルが用いられている。したがって、IPネットワーク60と記憶装置網との間には、IPネットワーク60と記憶装置網とを中継するためのストレージルータ55が備えられている。
ストレージルータ55には、共用記憶装置50a、50bの論理ユニット(LU)に割り当てられているiSCSIターゲット名、論理ユニット名(LUN)を登録するルーティングテーブルが備えられている。iSCSIターゲット名は、例えば、共用記憶装置を識別するための装置名(ID)、IPアドレスから構成される。なお、共用記憶装置50a、50bがiSCSIプロトコルに準拠するネットワークによって相互接続されている場合には、ストレージルータ55を必要としないことはいうまでもない。
計算機10がネットワークブートする際には、起動と共にBIOS125がROM(メモリ12)からPXE(Preboot eXecution Environment)プログラム126を読み出し、起動する。PXEプログラムは、DHCP/TFTPサーバ20に対して、計算機10が使用すべきIPアドレスの割当て、DHCP/TFTPサーバ20のIPアドレス、ブートローダプログラム名、ネットワークルータ55のIPアドレス、計算機10のブートイメージを格納した論理ユニットのLU情報の送信を要求する。PXEプログラムは、ブートローダプログラムをDHCP/TFTPサーバ20からダウンロードし、起動する。ブートローダプログラムは、共用記憶装置50a、50bの該当する論理ユニット、すなわち、該当するiSCSIターゲットから起動情報をロードし、オペレーティングシステム、iSCSIドライバを起動してアプリケーションプログラムを実行可能な状態にする。オペレーティングシステム起動後には、起動情報の取得と同様にしてアプリケーションプログラムのロード、起動が実行され、アプリケーションプログラムの実行に伴うデータの読み出しが起動情報LU、AP情報LUに対して実行され、データの読み出し/書き込みが個別情報LUに対して実行される。なお、以下の説明においてプログラムによる各処理の実行は、実際には、そのプログラムを実行する装置、例えば制御部またはプロセッサ、によって実行される。
図9を参照して、本実施例に係る計算機システム10における、計算機10のローカルディスクに格納されている各情報の移行手順の概略について説明する。図9は本実施例に係る計算機システムにおける、計算機のローカルディスクに格納されている各情報の移行手順の概略について示す説明図である。
各計算機10a、10b、10cには、それぞれローカルディスク15a、15b、15cが備えられている。各ローカルディスク15a、15b、15cには、それぞれ起動情報OS1およびアプリケーション情報AP1、起動情報OS2およびアプリケーション情報AP3、起動情報OS1およびアプリケーション情報AP3が格納されている。共用記憶装置50aには、共用される起動情報、すなわち、OS共用ファイル群を格納する起動情報格納領域、共用されるアプリケーション情報、すなわち、AP共用ファイル群を格納するアプリケーション情報格納領域が共用論理ユニット(共用LU1〜LU2n)として備えられ、個別の起動情報(OS個別ファイル群)、個別のアプリケーション情報(AP個別ファイル群)、ユーザの個別情報(ユーザ個別ファイル群)を格納する個別情報格納領域が個別論理ユニット(個別LU1〜LUn)として備えられている。ここで、個別の起動情報とは、例えば、ディスクトップの背景、ファイル表示の仕方といったオペレーティングシステム上における個々のユーザによるカスタマイズ情報であり、個別アプリケーション情報とは、例えば、文書スタイル、ツールバーの表示態様といったアプリケーション上における個々のユーザによるカスタマイズ情報である。
共用記憶装置50aにおける各論理ユニットの状態は管理サーバ30によって管理されている。管理サーバ30は、既述した各論理ユニットのイメージ概要情報、LU情報およびファイル情報を管理情報として記憶装置31に有している。
共用記憶装置50aに対する各計算機10a〜10cにおけるローカルディスクに格納されている各情報の移行は、既述のインストール実行計算機40、または、各計算機10a〜10cにおいてインストール実行プログラムを実行することによって実現される。図9の例では、インストールプログラムによって、先ず、計算機10aにおけるローカルディスク15aに格納されている起動情報OS1およびアプリケーション情報AP1が、それぞれ、OS1共用ファイル群として共用LU1およびAP1共用ファイル群として共用LUn+1に格納される。インストールプログラムは、計算機10aの個別情報(起動情報、AP情報の個別情報を含む)については、ユーザ個別ファイル群として個別LU1に格納する。インストールプログラムは、共用LU1、共用LUn+1および個別LU1に格納されている各情報についてのイメージ概要情報、LU情報およびファイル情報を管理サーバ30に送信し、管理サーバ30の記憶装置31に格納させる。
インストールプログラムは、次に、計算機10bにおけるローカルディスク15cに格納されている各情報を共用記憶装置50aに格納する。インストールプログラムは、先ず、管理サーバ30の記憶装置31に格納されている管理情報に基づいて、ローカルディスク15bに格納されている起動情報OS2、アプリケーション情報AP3が、既に共用記憶装置50aの共用論理ユニットに格納されているか否かを判定する。図9の例では、ローカルディスク15bに格納されている起動情報OS2、アプリケーション情報AP3は、ローカルディスク15aに格納されている起動情報OS1、アプリケーション情報AP1とは異なるので、ローカルディスク15bに格納されている起動情報OS2、アプリケーション情報AP3は、未だ共用記憶装置50aの共用論理ユニットに格納されていない。そこで、インストールプログラムは、ローカルディスク15bに格納されている起動情報OS2、アプリケーション情報AP3および個別情報を同様にして共用記憶装置50aに格納し、格納された各情報についてのイメージ概要情報、LU情報およびファイル情報を記憶装置31に格納させる。
次に、インストールプログラムは、計算機10cにおけるローカルディスク15cに格納されている各情報を共用記憶装置50aに格納する。インストールプログラムは、管理サーバ30の記憶装置31に格納されている管理情報に基づいて、ローカルディスク15cに格納されている起動情報OS1、アプリケーション情報AP3が、既に共用記憶装置50aの共用論理ユニットに格納されているか否かを判定する。図9の例では、ローカルディスク15cに格納されている起動情報OS1およびアプリケーション情報AP3は、ローカルディスク15aおよび15bに格納されている各情報と同一である。したがって、インストールプログラムは、ローカルディスク15cに格納されている起動情報OS1およびアプリケーション情報AP3については、共用記憶装置50aに対する移行を実行しない。一方で、個別情報については、OS1およびAP3ファイル群並びにユーザ個別ファイル群として個別LU3に格納する。インストール実行計算機40がインストールプログラムを実行する場合には、上述したように、共用記憶装置に新たに各情報記憶領域を形成する場合と、既に形成された情報格納領域を共用する設定をする場合との2通りの処理が必要に応じて実行される。以下、これら2通りの処理について個別に説明する。なお、新たに各情報記憶領域を形成する処理は、個々の計算機の移行時のみならず、あらかじめ共用記憶装置において各計算機の使用する領域または共有領域を設定する場合(この場合、個別情報は存在しない)にも実行される。
図10〜図12を参照して、共用記憶装置50a、50bに対して新規に各情報格納領域、すなわち論理ユニットを形成する手順について説明する。図10は共用記憶装置に対して新たな起動情報格納領域を形成するための処理ルーチンを示すフローチャートである。図11は共用記憶装置に対して新たなアプリケーション情報格納領域を形成するための処理ルーチンを示すフローチャートである。図12は共用記憶装置に対して新たな個別情報格納領域を形成するための処理ルーチンを示すフローチャートである。
以下の例では、インストール実行計算機40によってインストールプログラムが実行される場合について説明するが、インストールプログラムは、各計算機10によって実行されても良いことは言うまでもない。すなわち、計算機10のメモリ12には、図2に示すようにインストール実行プログラム124が格納されていても良く、インストール実行プログラム124は、格納領域特定情報取得モジュール、書き込み要求モジュール、割当判定モジュール、割当要求モジュール、情報判定モジュール、情報格納領域形成要求モジュール、情報格納要求モジュールを備えている。かかる場合には、CPU11がインストール実行プログラム124を実行することによって、格納領域特定情報取得モジュール、書き込み要求モジュール、割当判定モジュール、割当要求モジュール、起動情報判定モジュール、アプリケーション情報判定モジュール、個別情報格納領域形成要求モジュール、個別情報格納要求モジュール、起動情報格納領域形成要求モジュール、アプリケーション情報格納領域形成要求モジュール、起動情報格納要求モジュール、アプリケーション情報格納要求モジュールが実現される。
図10を参照して、新たな起動情報格納領域を形成するための処理について説明する。インストール実行計算機40は、予め記憶装置41に格納されている管理サーバ30に割り当てられたIPアドレスを用いて、管理サーバ30に対して、作成を所望する起動情報の内容を送信すると共に起動論理ユニット(起動LU)の作成(割当て)を要求する。管理サーバ30は、共用記憶装置50a、50bの制御部51a、51bに対して共用論理ユニットの割当を要求し、割り当てられた論理ユニットの情報を取得する。管理サーバ30は、インストール実行計算機40から送信された起動情報を起動論理ユニット情報におけるイメージ概要情報に登録し、共用記憶装置50a、50bから取得した論理ユニットの情報を起動論理ユニット情報における起動LU情報に登録する(ステップm10)。管理サーバ30は、登録した起動論理ユニット情報をインストール実行計算機40に対して送信する。
インストール実行計算機40は、管理サーバ30から送信された起動論理ユニット情報に含まれる起動LU情報を用いて、共用記憶装置50a、50bの割り当てられた論理ユニットに接続する(ステップi10)。すなわち、装置名、論理ユニット名、IPアドレスを用いて、割り当てられた起動論理ユニットに接続する。インストール実行計算機40は、また、割り当てられた起動論理ユニットをデバイス登録する(ステップi11)。これにより、インストール実行計算機40は、割り当てられた起動論理ユニットをネットワークドライブとして利用することができる。
インストール実行計算機40は、使用しているLU(ここでは起動LU)の構成を定義するファイル(起動LU構成定義ファイル)を作成する。インストール実行計算機40は、作成したLU構成定義ファイルを共用記憶装置50a、50bに対して送信する。LU構成定義ファイルを受信した共用記憶装置50a、50bは、LU構成定義ファイルを対応するLUに格納する(ステップs10)。
インストール実行計算機40は、記憶装置41からインストールすべき起動情報を形成するファイルを読み出し、読み出したファイルについて既述の固有情報を作成し、ファイル情報を作成する(ステップi12)。本実施例においては、インストール作業、すなわち、共用記憶装置50a、50bに対する情報の移行作業は、ボリューム単位、ブロック単位ではなくファイル単位にて行われる。
インストール実行計算機40は、作成したファイル情報を管理サーバ30に送信する。管理サーバ30は、インストール実行計算機40から送信されたファイル情報を起動論理ユニット情報に登録する(ステップm11)。インストール実行計算機40は、全てのインストールファイルの読み出しが完了するまでステップi12を繰り返して実行し(ステップi13:No)、読み出しが完了すると(ステップi13:Yes)、割り当てられた起動論理ユニットに対する読み出したインストールファイルのコピーを実行する。
インストール実行計算機40は、割り当てられた起動論理ユニットの切り離しを共用記憶装置50a、50bに対して要求し(ステップi14)、デバイス登録を解除する(ステップi15)。以上の処理によってインストール実行計算機40による、共用記憶装置50a、50bに対する新規起動情報格納領域の作成および起動情報の移行処理が完了する。
図11を参照して、新たなアプリケーション情報格納領域を形成するための処理について説明する。インストール実行計算機40は、予め記憶装置41に格納されている管理サーバ30に割り当てられたIPアドレスを用いて、管理サーバ30に対して、作成を所望するアプリケーション情報の内容を送信すると共にAP論理ユニット(AP_LU)の形成(割当て)を要求する。管理サーバ30は、共用記憶装置50a、50bの制御部51a、51bに対して論理ユニットの割当を要求し、割り当てられた論理ユニットの情報を取得する。管理サーバ30は、インストール実行計算機40から送信されたアプリケーション情報に基づいてアプリケーション論理ユニット情報におけるイメージ概要情報および共用フラグに登録し、共用記憶装置50a、50bから取得した論理ユニットの情報をアプリケーション論理ユニット情報におけるAP_LU情報に登録する(ステップm20)。管理サーバ30は、登録したアプリケーション論理ユニット情報をインストール実行計算機40に対して送信する。
ここで、インストール実行計算機40から送信されるアプリケーション情報には、アプリケーション名、バージョン、共用とするか否かの情報が含まれている。複数の計算機10によって、新たに形成されるAP_LUが共用されることが許容される場合には、アプリケーション論理ユニット情報において、共用フラグがオンされ、一方、共用されることが許容されない場合には、共用フラグはオフされる。
インストール実行計算機40は、管理サーバ30から送信されたアプリケーション論理ユニット情報に含まれるAP_LU情報を用いて、共用記憶装置50a、50bの割り当てられた論理ユニットに接続する(ステップi20)。すなわち、装置名、論理ユニット名、IPアドレスを用いて、割り当てられたAP論理ユニットに接続する。インストール実行計算機40は、また、割り当てられたAP論理ユニットをデバイス登録する(ステップi21)。これにより、インストール実行計算機40は、割り当てられたAP論理ユニットをネットワークドライブとして利用することができる。
インストール実行計算機40は、使用しているLU(ここではAP_LU)の構成を定義するファイル(AP_LU構成定義ファイル)を作成する。インストール実行計算機40は、作成したLU構成定義ファイルを共用記憶装置50a、50bに対して送信する。LU構成定義ファイルを受信した共用記憶装置50a、50bは、LU構成定義ファイルを対応するLUに格納する(ステップs20)。
インストール実行計算機40は、記憶装置41からインストールすべきアプリケーション情報を形成するファイルを読み出し、読み出したファイルについて既述の固有情報を作成し、ファイル情報を作成する(ステップi22)。本実施例においては、既述のように、インストール作業、すなわち、共用記憶装置50a、50bに対する情報の移行作業は、ボリューム単位、ブロック単位ではなくファイル単位にて行われる。
インストール実行計算機40は、作成したファイル情報を管理サーバ30に送信する。管理サーバ30は、インストール実行計算機40から送信されたファイル情報をアプリケーション論理ユニット情報に登録する(ステップm21)。インストール実行計算機40は、全てのインストールファイルの読み出しが完了するまでステップi22を繰り返して実行し(ステップi23:No)、読み出しが完了すると(ステップi23:Yes)、割り当てられたAP論理ユニットに対する読み出したインストールファイルのコピーを実行する。
インストール実行計算機40は、インストールされたアプリケーション情報の種類、バージョン等、並びにインストールされたアプリケーション情報が関連づけられるべき起動情報のディレクトリに対するリンクを作成して、LU構成定義ファイル(AP_LU登録情報)を作成する。インストール実行計算機40は、作成したLU構成定義ファイルを共用記憶装置50a、50bに対して送信する。LU構成定義ファイルを受信した共用記憶装置50a、50bは、LU構成定義ファイルを対応するLUに格納する(ステップs21)。
インストール実行計算機40は、割り当てられたAP論理ユニットの切り離しを共用記憶装置50a、50bに対して要求し(ステップi24)、デバイス登録を解除する(ステップi25)。以上の処理によってインストール実行計算機40による、共用記憶装置50a、50bに対する新規アプリケーション情報格納領域の作成およびアプリケーション情報の移行処理が完了する。
図12を参照して、新規な個別情報格納領域を形成するための処理について説明する。インストール実行計算機40は、予め記憶装置41に格納されている管理サーバ30に割り当てられたIPアドレスを用いて、管理サーバ30に対して、個別論理ユニット(起動LU)の作成を要求する。管理サーバ30は、共用記憶装置50a、50bの制御部51a、51bに対して個別論理ユニットの割当を要求し、割り当てられた論理ユニットの情報を取得する。管理サーバ30は、共用記憶装置50a、50bから取得した論理ユニットの情報を個別論理ユニット情報における個別LU情報に登録する(ステップm30)。管理サーバ30は、登録した個別論理ユニット情報をインストール実行計算機40に対して送信する。
インストール実行計算機40は、管理サーバ30から送信された個別論理ユニット情報に含まれる個別LU情報を用いて、共用記憶装置50a、50bの割り当てられた論理ユニットに接続する(ステップi30)。すなわち、装置名、論理ユニット名、IPアドレスを用いて、割り当てられた個別論理ユニットに接続する。インストール実行計算機40は、また、割り当てられた個別論理ユニットをデバイス登録する(ステップi31)。これにより、インストール実行計算機40は、割り当てられた個別論理ユニットをネットワークドライブとして利用することができる。
インストール実行計算機40は、使用しているLU(ここでは個別LU)の構成を定義するファイル(個別LU構成定義ファイル)を作成する。インストール実行計算機40は、作成されたLU構成定義ファイルを共用記憶装置50a、50bに対して送信する。LU構成定義ファイルを受信した共用記憶装置50a、50bは、LU構成定義ファイルを対応するLUに格納する(ステップs30)。
起動情報およびアプリケーション情報を新規にインストールする際には、共用情報のみが存在し、計算機10の使用環境に固有の個別情報は存在しないので、共用記憶装置50a、50bの個別ユニットに対する個別情報のインストールは実行されない。
インストール実行計算機40は、割り当てられたAP論理ユニットの切り離しを共用記憶装置50a、50bに対して要求し(ステップi32)、デバイス登録を解除する(ステップi33)。インストール実行計算機40は、各計算機10と新規にインストールされた起動情報、アプリケーション情報および個別情報とを対応付けるために、管理サーバ30に対してユーザ論理ユニット情報の登録を要求する。具体的には、インストール実行計算機40は、ユーザ論理ユニット情報の登録の要求と共に、今回インストールした各情報に関連づけたい計算機10の識別情報(アドレス)を管理サーバ30に送信する。管理サーバ30は、インストール実行計算機40の要求に応じて、ユーザ論理ユニット情報の登録を実行する(ステップm31)。なお、ユーザ論理ユニット情報の登録は、インストール実行計算機40によってインストールプログラムが実行される場合には、後に実行されても良い。一方、各計算機10がインストール実行計算機40として機能する場合、すなわち、各計算機10においてインストールプログラムが実行される場合には、共用記憶装置50a、50bに対する各情報の新規な登録と共に実行されることが好ましい。以上の処理によってインストール実行計算機40による、共用記憶装置50a、50bに対する個別情報格納領域の作成が完了し、新規な起動情報、アプリケーション情報および個別情報を格納するための各情報格納領域が共用記憶装置50a、50bに形成される。
図13および図14を参照して、各計算機10のローカルディスクに格納されている各情報を共用記憶装置50a、50bに移行させるための処理について説明する。図13および図14は各計算機のローカルディスクに格納されている各情報を共用記憶装置に移行させるために実行される処理ルーチンを示すフローチャートである。以下の説明では、インストールプログラムを各計算機10上で実行する場合を例にとって説明するが、既述のインストール実行計算機40を用いても良い。この場合には、インストール実行計算機40によって、各計算機10のローカルディスクに格納されている各情報が記憶装置41にインストールファイルとして一旦格納され、共用記憶装置50a、50bに対する各情報の移行処理が開始される。
計算機10(CPU11)は、予めメモリ12に格納されている自身に割り当てられたIPアドレスおよび管理サーバ30に割り当てられたIPアドレスを用いて、あるいは、DHCP/TFTPサーバ20から自身のIPアドレスおよび管理サーバ30のIPアドレスを取得して、IPネットワーク60を介したローカルディスクに格納されている各情報の移行処理を実行する。
計算機10は、管理サーバ30に対して、自身の情報をユーザ論理ユニット情報のテーブルに追加する要求を発行する。管理サーバ30は、ユーザ論理ユニット情報に要求を発行した計算機10を識別する情報が登録されていない場合には、新たに計算機10についてのユーザ論理ユニット情報を設定する。この場合、新規に計算機10に関連して登録されるユーザ論理ユニット情報は、計算機識別情報のみが登録され、起動LU_ID等は未登録である。なお、これらの未登録の情報は、以下説明するデータの移行時に随時登録される。計算機10は、管理サーバ30に対して、ローカルディスクに格納されている起動情報を格納すべき起動LUが共用記憶装置50a、50bに存在するか否かの検索を要求する。すなわち、計算機10は、計算機10のローカルディスクに格納されている起動情報のイメージ概要情報と同一のイメージ概要情報が起動論理ユニット情報に登録されているか否かを問い合わせる。
管理サーバ30は、計算機10から送信された起動情報のイメージ概要情報を用いて、記憶装置31を検索し(ステップm40)、要求された起動LUを発見できなかった場合には、要求された起動LUを発見することができなかったという検索結果を計算機10に対して送信して、本処理ルーチンを終了する。
管理サーバ30は、要求された起動LUを発見できた場合には、要求された起動LUを発見することができたという検索結果を計算機10に対して送信して、発見した起動LUを選択する(ステップm41)。なお、起動LUを選択した管理サーバ30は、その起動LUのLU情報を、その計算機10に対応するユーザ論理ユニット情報に登録する。
計算機10は、管理サーバ30から送信された検索結果が、要求された起動LUを発見できないという内容の場合には、既述した起動LU作成処理(起動論理ユニット作成処理)を実行する(ステップi41)。
計算機10は、管理サーバ30から送信された検索結果が、要求された起動LUを発見できたという内容の場合には、続いてAP情報を共用記憶装置50a、50bに移行させるために、管理サーバ30に対して、共用AP_LUの検索を要求する。すなわち、計算機10は、計算機10のローカルディスクに格納されているAP情報のイメージ概要情報と同一のイメージ概要情報がアプリケーション論理ユニット情報に登録されており、共用フラグがオンされているか否かを問い合わせる。
管理サーバ30は、計算機10から送信されたAP情報のイメージ概要情報を用いて、記憶装置31を検索し(ステップm42)、要求された共用AP_LUを発見できなかった場合には、要求された共用AP_LUを発見することができなかったという検索結果を計算機10に対して送信して、本処理ルーチンを終了する。
管理サーバ30は、要求された共用AP_LUを発見できた場合には、要求された共用AP_LUを発見することができたという検索結果を計算機10に対して送信し、発見した共用AP_LUを選択する(ステップm43)。なお、共用AP_LUを選択した管理サーバ30は、その共用AP_LU情報を、その計算機10に対応するユーザ論理ユニット情報に登録する。
計算機10は、管理サーバ30から送信された検索結果が、要求された共用AP_LUを発見できないという内容の場合には(ステップi42:No)、既述したAP_LU作成処理(アプリケーション論理ユニット作成処理)を実行する(ステップi43)。すなわち、共用記憶装置50a、50bには、複数の計算機10による共用を許容するAP_LUが存在しないので、同一のアプリケーション情報について、格納内容が重複するAP_LUが作成される。あるいは、共用記憶装置50a、50bには、要求されているアプリケーション情報を格納するためのAP_LUが存在しないので、AP_LUが新たに作成される
計算機10は、管理サーバ30から送信された検索結果が、要求されたAP_LUを発見できたという内容の場合には(ステップi42:Yes)、続いて個別情報を共用記憶装置50a、50bに移行させるために、管理サーバ30に対して、個別論理ユニットの作成を要求する。すなわち、起動情報およびAP情報は、一般的に複数の計算機10によって共用される共用情報であるのに対して、個別情報は、複数の計算機10によって共用される情報ではないため、インストールプログラムが実行される各計算機毎に新たに作成される必要がある。
管理サーバ30は、共用記憶装置50a、50bの制御部51a、51bに対して論理ユニットLUの割当を要求し、割り当てられた論理ユニットの内容を個別論理ユニット情報における個別LU情報として登録する(ステップm44)。管理サーバ30は、登録した個別論理ユニット情報(個別LU情報)を計算機10に送信する。
計算機10は、管理サーバ30から送信された個別論理ユニット情報に含まれる個別LU情報を用いて、共用記憶装置50a、50bの割り当てられた論理ユニットに接続する(ステップi45)。すなわち、装置名、論理ユニット名、IPアドレスを用いて、割り当てられた個別論理ユニットに接続する。計算機10は、また、割り当てられた個別論理ユニットをデバイス登録する(ステップi46)。これにより、計算機10は、割り当てられた個別論理ユニットをネットワークドライブとして利用することができる。
計算機10は、割り当てられた個別LUの構成を定義するファイル(個別LU構成定義ファイル)を作成する。インストール実行計算機40は、作成したLU構成定義ファイルを共用記憶装置50a、50bに対して送信する。LU構成定義ファイルを受信した共用記憶装置50a、50bは、LU構成定義ファイルを対応するLUに格納する(ステップs40)。
計算機10は、ローカルディスクからインストールすべき起動情報、アプリケーション情報を形成するファイルを読み出し、読み出したファイルについて既述の固有情報を作成し、ファイル情報を作成する(ステップi47)。計算機10は、作成したファイル情報を管理サーバ30に送信して、送信したファイル情報の検索を要求する。管理サーバ30は、計算機10から送信されたファイル情報を用いて、起動LU情報のファイル情報、AP_LU情報のファイル情報を検索し、検索結果を計算機10に対して通知する。具体的には、計算機10から送信されたファイル情報に含まれる各ファイルに割り当てられた固有情報と、管理サーバ30が有する起動LU情報およびAP_LU情報に含まれるファイル情報とが対比され、一致するファイルが存在しなければ、未登録ファイルが存在すると判断される。未登録ファイルには、一般的に、例えば、ユーザ固有のデータ、ドライバ、ディスクトップの表示に関連するファイルが含まれる。管理サーバ30は、計算機10に対して、送信されたファイル情報、すなわち、ファイルが、共用記憶装置50a、50bの起動LU、AP_LUに登録されている、あるいは未登録であることを通知する。なお、個別情報を構成するファイルについては、存在すれば必ず未登録ファイルに該当し、共用記憶装置50a、50bの個別LU(個別情報格納領域)にコピーされる。
計算機10は、検索結果に含まれている未登録ファイルを共用記憶装置50a、50bの個別LU(個別情報格納領域)にコピーする。共用情報として、起動LUおよびAP_LUへとコピーされる起動情報およびAP情報のファイルは、計算機10の使用環境の影響を受けない基本ファイルであり、使用環境の影響を受ける他のファイル、例えば、ドライバのファイルは個別LUに格納される。計算機10は、未登録ファイルが検出されなくなるまでステップi47を繰り返して実行し(ステップi48:Yes)、全ての未登録ファイルのコピーが終了すると(ステップi48:No)、割り当てられた個別論理ユニットの切り離しを共用記憶装置50a、50bに対して要求する(ステップi49)。計算機10は、デバイス登録を解除し(ステップi50)、管理サーバ30に対して新たにコピー(移行処理)を行った個別情報について、ユーザ論理ユニット情報への登録を要求する。
管理サーバ30は、ユーザ論理ユニット情報に対して、新たに移行処理を行った個別情報のIDを登録する(ステップm45)。以上の処理によって、共用記憶装置50a、50bに対する、計算機10のローカルディスクに格納されている各情報の移行処理が完了する。
図15および図16を参照して、共用記憶装置50a、50bに格納されている共用情報の更新処理について説明する。図15は本実施例における起動情報の更新処理を実行するための処理ルーチンを示すフローチャートである。図16は本実施例におけるアプリケーション情報の更新処理を実行するための処理ルーチンを示すフローチャートである。
図15を参照して、起動情報の更新処理について説明する。インストール実行計算機40は、管理サーバ30に割り当てられたIPアドレスを用いて、管理サーバ30に対して、更新すべき起動LUのLU情報である起動LU情報を要求する。管理サーバ30は、インストール実行計算機40に対して要求のあった、更新すべき起動LUの起動LU情報を送信する。
インストール実行計算機40は、管理サーバ30から送信された起動論理ユニット情報に含まれる起動LU情報を用いて、共用記憶装置50a、50bの割り当てられた論理ユニットに接続する(ステップi60)。インストール実行計算機40は、割り当てられた起動論理ユニットをデバイス登録する(ステップi61)。これにより、インストール実行計算機40は、割り当てられた起動論理ユニットをネットワークドライブとして利用することができる。
インストール実行計算機40は、更新プログラムを実行し(ステップi62)、記憶装置41またはCD−ROM、DVD−ROM等の記憶媒体に格納されている更新情報を共用記憶装置50a、50bに対してコピーする。共用記憶装置50a、50bの制御部51a、51bは、インストール実行計算機40から送信された更新情報を用いて、更新対象となる既存のファイルを更新ファイルで上書きし、あるいは、既存のファイルを削除する、更新処理を実行する。
インストール実行計算機40は、共用記憶装置50a、50bに対して送信されたファイルについて、更新記録を作成する(ステップi63)。具体的には、上書きされたファイルのファイル名、削除したファイルのファイル名を記録する。インストール実行計算機40は、更新処理が完了するまで(ステップi64:No)、ファイル更新および更新記録の作成を実行し、更新処理が完了すると(ステップi64:Yes)、管理サーバ30に対してファイル情報の更新を要求する。インストール実行計算機40は、このとき、ファイル情報の更新の要求と共に、上書きされたファイルの固有情報を更新して(新たな一意の整数をとして)、管理サーバ30へと送信する。
管理サーバ30は、インストール実行計算機40から送信された更新された固有情報を用いて上書きされたファイルの固有情報を変更し、また、削除されたファイルに対応するファイル名および固有情報を削除する(ステップm60)。
インストール実行計算機40は、割り当てられた起動論理ユニットの切り離しを共用記憶装置50a、50bに対して要求し(ステップi65)、デバイス登録を解除する(ステップi66)。以上の処理によって、共用記憶装置50a、50bに対する、起動情報の更新処理が完了する。
図16を参照して、アプリケーション情報の更新処理について説明する。インストール実行計算機40は、管理サーバ30に割り当てられたIPアドレスを用いて、管理サーバ30に対して、更新すべきAP_LUのLU情報であるAP_LU情報を要求する。管理サーバ30は、インストール実行計算機40に対して要求のあった、更新すべきAP_LUのAP_LU情報を送信する。
インストール実行計算機40は、管理サーバ30から送信されたアプリケーション論理ユニット情報に含まれるAP_LU情報を用いて、共用記憶装置50a、50bの割り当てられた論理ユニットに接続する(ステップi70)。インストール実行計算機40は、割り当てられたAP論理ユニットをデバイス登録する(ステップi71)。これにより、インストール実行計算機40は、割り当てられたAP論理ユニットをネットワークドライブとして利用することができる。
インストール実行計算機40は、更新プログラムを実行し(ステップi72)、記憶装置41またはCD−ROM、DVD−ROM等の記憶媒体に格納されている更新情報を共用記憶装置50a、50bに対してコピーする。共用記憶装置50a、50bの制御部51a、51bは、インストール実行計算機40から送信された更新情報を用いて、更新対象となる既存のファイルを更新ファイルで上書きし、あるいは、既存のファイルを削除する、更新処理を実行する。
インストール実行計算機40は、共用記憶装置50a、50bに対して送信されたファイルについて、更新記録を作成する(ステップi73)。具体的には、上書きされたファイルのファイル名、削除したファイルのファイル名を記録する。インストール実行計算機40は、更新処理が完了するまで(ステップi74:No)、ファイル更新および更新記録の作成を実行し、更新処理が完了すると(ステップi74:Yes)、更新を実行したLUの構成を定義するファイル(ここではAP_LU登録情報)を更新する。インストール実行計算機40は、更新したLU構成定義ファイルを共用記憶装置50a、50bに対して送信する。更新されたLU構成定義ファイルを受信した共用記憶装置50a、50bは、LU構成定義ファイルを対応するLUに格納する(ステップs70)。
制御部51a、51bは、要求に応じてLU構成定義ファイルを更新する(ステップs70)。具体的には、更新されたアプリケーションプログラムのバージョン等の登録内容が更新される。
インストール実行計算機40は、管理サーバ30に対してファイル情報の更新を要求する。インストール実行計算機40は、このとき、ファイル情報の更新の要求と共に、上書きされたファイルの固有情報を更新して(新たな一意の整数をとして)、管理サーバ30へと送信する。
管理サーバ30は、インストール実行計算機40から送信された更新された固有情報を用いて上書きされたファイルの固有情報を変更し、また、削除されたファイルに対応するファイル名および固有情報を削除する(ステップm70)。
インストール実行計算機40は、割り当てられたAP論理ユニットの切り離しを共用記憶装置50a、50bに対して要求し(ステップi75)、デバイス登録を解除する(ステップi76)。以上の処理によって、共用記憶装置50a、50bに対する、アプリケーション情報の更新処理が完了する。
図17および図18を参照して、計算機10をネットワークブートするための起動処理について説明する。図17および図18は、本実施例に係る計算機システムにおいて計算機をネットワークブートするために実行される処理ルーチンを示すフローチャートである。
計算機10の電源が投入されると、BIOS125がROM(メモリ12)からPXE(Preboot eXecution Environment)プログラム126を読み出し、実行する。PXEプログラムには、例えば、管理サーバ30から各情報を特定するための識別情報、すなわち、ユーザ論理ユニット情報を取得する識別情報取得モジュール、起動、APおよび個別の各論理ユニットから起動、APおよび個別情報を取得する情報取得モジュール、取得した起動情報、AP情報を用いてオペレーティングシステム、アプリケーションプログラムを起動する起動モジュール、共用記憶装置50a、50bの制御部51a、51bに対してデータの読み出しまたは書き込みを要求する読み出し/書き込み要求モジュールが含まれている。これら各モジュールは、CPU11によってPXEプログラムが実行されることによって実現される。
PXEプログラムの実行により計算機10は、DHCP/TFTPサーバ20に対して、計算機10のIDを送信し、計算機10が使用すべきIPアドレスの割当て、DHCP/TFTPサーバ20のIPアドレス、ブートローダプログラム名、ネットワークルータ55のIPアドレス、ユーザ論理ユニット情報における起動およびAP_LU情報の送信を要求する。すなわち、計算機10が起動情報として使用すべきブートイメージ、並びにアプリケーション情報として使用すべきイメージを格納した論理ユニットのLU情報の送信を要求する。
DHCP/TFTPサーバ20は、要求を発行した計算機10に対応するユーザ論理ユニット情報(起動およびAP_LU情報)の送信を管理サーバ30に要求する。この要求には、要求を発行した計算機10に対応するID情報が含まれる。管理サーバ30は、送信されたIDに対応するユーザ論理ユニット情報をDHCP/TFTPサーバ20に送信する。これらの情報を管理サーバ30から受信したDHCP/TFTPサーバ20は、これらの情報を自身に登録し(ステップm80)、受信した起動およびAP_LU情報を要求を発行した計算機10に対して送信する。
計算機10は、起動LU情報を用いて割り当てられた起動論理ユニットに接続し(ステップi80)、ドライブとして登録する(ステップi81)。これにより、計算機10は、ローカルディスクドライブと同様にして、共用記憶装置50a、50bにおける割り当てられた起動論理ユニットを起動用のドライブとして利用することができる。
計算機10は、共用記憶装置50a、50bに対してオペレーティングシステム(OS)およびドライバを含む起動情報のロードを要求する。計算機10からの要求を受けて、制御部51a、51bは、該当する起動LUから起動情報を読み出し、計算機10に送信する。計算機10は、ロードされたOSを起動し、各ドライバを実装する(ステップi82)。これにより、計算機10は、起動状態となり、また、ドライバの実装によりプリンタ等の周辺機器とのデータのやりとりが可能となる。
任意のアプリケーションの起動が要求されると、計算機10は、要求されたアプリケーションが格納されているAP_LUに接続し(ステップi83)、AP_LUをデバイス登録する(ステップi84)。続いて、計算機10は、対応する個別LUに接続し、個別_LUをデバイス登録する(ステップi85)。この結果、計算機10は、共用記憶装置50a、50bをローカルディスクドライブと同様にして使用することができる。
計算機10は、デバイス登録されている個別LUを起動LUにリンクさせる(ステップi86)。具体的には、計算機10が、制御部51a、51bに対してディスク構成定義ファイルへの記録を要求することによって実現される。この結果、制御部51a、51bによるオペレーティングシステムの実行に伴う個別LUに対する読み出し/書き込みは、オペレーティングシステム毎にリンクされた個別LUに対して実行される。
計算機10は、共用記憶装置50a、50bからAP_LU登録情報を取得し、アプリケーションプログラムを登録すると共に、リンク先ディレクトリ名に従ってAP_LUを起動LUにリンクさせて、両LUを対応付ける(ステップi87)。アプリケーションプログラムは、オペレーティングシステムの構成ファイルと連帯して作動するので、アプリケーションプログラム毎に対応するオペレーティングシステムとの対応付けが必要となる。これらのLU関連付け処理によって、異なるLUを1つのLUとして取り扱うこと、すなわち、ローカルディスクと同様にして取り扱うことができる。このLU関連付け処理は、デバイス管理モジュールによって実行される。デバイス管理モジュールは、計算機10に変えて、管理サーバ30、共用記憶装置50a、50b(制御部51a、51b)に備えられていても良い。
計算機10は、起動LU、AP_LUに対してはリード(読み出し)のみが可能とされ、個別LUに対してはリード/ライト(読み出し/書き込み)が可能とされる。かかる条件の下、OS、アプリケーションプログラムを用いた各種の処理に必要な各種ファイルが起動LU、AP_LUまたは個別LUから読み出され、各種の処理によって生成された情報は、個別LUに書き込まれる。
計算機10がシャットダウンされる場合には、計算機10は起動LUの切り離しを制御部51a、51bに要求し(ステップi88)、起動LUのデバイス登録を解除する(ステップi89)。続いて、計算機10は、AP_LUの切り離しを制御部51a、51bに要求し(ステップi90)、AP_LUのデバイス登録を解除する(ステップi91)。最後に計算機10は、個別LUの切り離しを制御部51a、51bに要求して(ステップi92)、計算機10のシャットダウン処理が完了する。
以上説明したように、本実施例に係る計算機システム100によれば、複数の計算機10のローカルディスクに格納されている起動情報、AP情報および個別情報を効率よく共用記憶装置50a、50bに格納することができる。すなわち、各計算機10に格納されている起動情報およびAP情報といった共用情報が、既に共用記憶装置50a、50bの起動LU、AP_LUに格納されている場合には、起動情報およびAP情報については、新たな起動LUおよびAP_LUを形成することなく、差分情報のみが個別LUに格納される。より具体的には、既登録ファイルについては起動LUおよびAP_LUへのコピーが実行されず、共用情報を構成する未登録ファイルのみが個別LUに格納される。したがって、共用記憶装置に要求される記憶容量を抑制することが可能になると共に、計算機10のローカルディスクに格納されている情報を共用記憶装置50a、50bに移行させるために要する時間も低減することができる。
本実施例に係る計算機システム100によれば、計算機10のローカルディスクに格納されている情報を容易に、重複することなく共用記憶装置50a、50bに格納することができる。すなわち、本実施例では、起動LUおよびAP_LUに格納されている起動情報およびAP情報を構成する各ファイルには一意の固有情報が割り当てられている。また、新たな計算機10のローカルディスクに格納されている起動情報およびAP情報を構成する各ファイルについても固有情報を割り当てられる。したがって、両者を比較することによって、容易に未登録ファイルを判別することが可能となる。
本実施例に係る計算機システム100によれば、共用記憶装置50a、50bに格納されている起動情報およびAP情報を更新することにより、各計算機10において使用されるオペレーティングシステムおよびアプリケーションプログラムを更新することができる。すなわち、各計算機10毎にローカルディスクに格納されている起動情報およびAP情報を更新する必要はなく、例えば、管理者によって共用記憶装置50a、50bに対する更新処理が実行されることによって、各計算機10によって使用されるオペレーティングシステムおよびアプリケーションプログラムを更新することができる。
本実施例に係る計算機システム100によれば、共用情報として、起動LUおよびAP_LUへとコピーされるファイルは、計算機10の使用環境の影響を受けない起動情報およびAP情報の基本ファイルであり、使用環境の影響を受ける起動情報およびAP情報のその他のファイル、例えば、ドライバのファイルは個別LUに格納される。したがって、共用情報は、使用環境によって改変されることはなく保持される一方で、個別LUおよびAP_LUと起動LUとを対応付けるので、使用環境を反映したオペレーティングシステム、アプリケーションプログラムの実行が可能となる。
本実施例に係る計算機システム100によれば、共用記憶装置50a、50b内における同一論理ユニットへのアクセス頻度が高くなるので、キャッシュのヒット率が向上し、論理ユニットへのアクセス性能を向上させることができる。
本実施例に係る計算機システム100によれば、起動情報、AP情報および個別情報を共用記憶装置50a、50bに移行させる際、ファイル単位にて実行するので、計算機10のローカルディスクの容量と、共用記憶装置50a、50bの論理ユニットの容量とを一致させることなく各情報の移行を実施することができる。すなわち、イメージ単位にて移行を実施する場合には、イメージを分割することは許されないため、送り元と送り先の記憶容量を厳密に調整する必要がある。これに対して、本実施例に係る計算機システム100では、一の論理ユニットの容量を超えた場合には、引き続き他の論理ユニットに残りのファイルを格納すれば足りる。
・他の実施例:
(1)上記実施例では、インストール実行計算機40によって共用記憶装置50a、50bに対して新規の起動情報格納領域、アプリケーション情報格納領域が作成されているが、計算機10によって作成されてもよい。例えば、既存の複数の計算機(ローカルディスクを有する)10を用いて本実施例に係る計算機システム100を構成する場合には、最初にインストールプログラムを実行する計算機10によって、新規の起動情報格納領域、アプリケーション情報格納領域が形成される。かかる場合には、既存の計算機10のみによってローカルディスクに格納されている情報を共用記憶装置50a、50bに移行させることができる。
(2)上記実施例では、計算機10によって、各計算機10のローカルディスクに格納されている各情報を共用記憶装置50a、50bへと移行させる処理が実行されているが、インストール実行計算機40によって実行されてもよい。かかる場合には、管理者によって一括した移行処理を行うことができる。
(3)上記実施例では、ローカルディスクを備える計算機10を例にとって説明しているが、いわゆるディスクレス計算機を用いることができることはもちろんである。ディスクレス計算機を用いる場合には、ローカルディスクに格納されている情報の移行処理は実行されないが、インストール実行計算機40によって、共用記憶装置50a、50bに起動情報およびAP情報を格納することで、ディスクレス計算機をネットワークブートすることができる。また、既に構築されている計算機システムを構成するディスクレス計算機については、各ディスクレス計算機のネットワーク上の記憶ディスクとして機能する記憶装置をローカルディスクとして扱うことによって、上記実施例における情報の移行処理を実行することができる。かかる場合には、既存の計算機システムにおける記憶装置を本実施例における共用記憶装置50a、50bに置き換えることができる。
(4)上記実施例では、管理サーバ30とインストール実行計算機40とが別々の装置として備えられているが、両装置の機能を兼ね備えた1つの装置を用いても良い。
(5)上記実施例では、IPネットワークを介して計算機10と共用記憶装置50a、50bとが接続され、通信方式としてiSCSIが用いるIP−SANを例にとって説明しているが、ファイバチャネル、NASを用いたストレージネットワークに対しても適用可能であることは言うまでもない。
(6)上記実施例では、DHCP/TFTPサーバ20が備えられているが、各計算機10に対して、各計算機のIPアドレス、管理サーバ30、ネットワークルータ55のIPアドレスを格納しておくことによって、DHCP/TFTPサーバ20を備えない構成としても良い。かかる場合、ネットワークブート用のプログラムは、例えば、管理サーバ30に格納されていても良く、あるいは、計算機10に格納されていても良い。
(7)上記実施例では、各計算機10のローカルディスクに格納されている各情報を共用記憶装置50a、50bへと移行させる際に、各情報をコピーしているが、ローカルディスクからの削除を伴う移動処理によって実行されてもよい。
以上、実施例に基づき本発明に係る計算機システム、共用記憶装置に対する情報記録方法を説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
例えば、本発明は以下の第3〜第9の態様として実現され得る。本発明の第3の態様は、複数の計算機と、複数の計算機によって共用される共用記憶装置とを備える計算機システムにおける共用記憶装置に対する情報記録方法を提供する。本発明の第3の態様に係る共用記憶装置に対する情報記録方法は、前記複数の計算機の内の一の計算機に格納されている1または複数のファイルから形成される情報であって、計算機の起動に用いられる起動情報を格納する起動情報格納領域を前記共用記憶装置に形成する工程と、前記計算機に格納されている起動情報を形成する各ファイルに一意の識別子を割り当てて、前記起動情報格納領域に格納する工程と、前記起動情報格納領域における前記起動情報の格納状態を管理情報に反映する工程とを備えることを特徴とする。
本発明の第3の態様に係る共用記憶装置に対する情報記録方法によれば、計算機の起動に用いられる起動情報を格納する起動情報格納領域を共用記憶装置に形成し、計算機に格納されている起動情報を形成する各ファイルに一意の識別子を割り当てて、起動情報格納領域に格納し、起動情報格納領域における起動情報の格納状態を管理情報に反映するので、起動情報を格納するための起動情報格納領域に形成することができると共に、起動情報を形成するファイルを一意に識別することができる。この結果、複数の計算機が接続されている共用記憶装置における各種情報の格納効率を向上させることができる。
本発明の第3の態様に係る共用記憶装置に対する情報記録方法はさらに、前記複数の計算機の内の一の計算機に格納されている1または複数のファイルから形成される情報であって、アプリケーションを実行するためのアプリケーション情報を格納するアプリケーション情報格納領域を前記共用記憶装置に形成する工程と、前記計算機に格納されているアプリケーション情報を形成する各ファイルに一意の識別子を割り当てて、前記アプリケーション情報格納領域に格納する工程と、前記アプリケーション情報格納領域における前記アプリケーション情報の格納状態を管理情報に反映する工程とを備えても良い。
本発明の第3の態様に係る共用記憶装置に対する情報記録方法によれば、アプリケーションを実行するためのアプリケーション情報を格納するアプリケーション情報格納領域を共用記憶装置に形成し、計算機に格納されているアプリケーション情報を形成する各ファイルに一意の識別子を割り当てて、アプリケーション情報格納領域に格納し、アプリケーション情報格納領域におけるアプリケーション情報の格納状態を管理情報に反映するので、アプリケーション情報を格納するためのアプリケーション情報格納領域に形成することができると共に、アプリケーション情報を形成するファイルを一意に識別することができる。この結果、複数の計算機が接続されている共用記憶装置における各種情報の格納効率を向上させることができる。
本発明の第4の態様は、複数の計算機と、前記複数の計算機によって共用される共用情報を格納する共用情報格納領域と、前記複数の計算機の各々によって個別に用いられる個別情報を格納する個別情報格納領域とを備え、前記複数の計算機とはネットワークを介して接続されている共用記憶装置と、を備える計算機システムを提供する。本発明の第4の態様に係る計算機システムにおいて、
前記計算機は、前記共用情報および前記個別情報を格納するローカル記憶手段と、前記ローカル記憶手段に格納されている前記共用情報と同一種類の共用情報を格納可能な共用情報格納領域が前記共用記憶装置に形成されている場合には、前記ローカル記憶手段に格納されている前記共用情報のうち、前記共用情報格納領域に格納されていない未登録共用情報を抽出する未登録共用情報抽出手段と、前記共用記憶装置に対して、前記抽出された未登録共用情報および前記個別情報を未登録情報として、前記個別情報格納領域へ格納することを要求する未登録情報格納要求手段とを備えることを特徴とする。
本発明の第4の態様に係る計算機システムによれば、本発明の第1の態様に係る共用記憶装置に対する情報記録方法と同様の作用効果を得ることができる。また、本発明の第4の態様に係る計算機システムは、本発明の第1の態様に係る共用記憶装置に対する情報記録方法と同様にして種々の態様にて実現され得る。
本発明の第5の態様は、複数の計算機と、複数の計算機によって共用される共用記憶装置、共用記憶装置に格納されている情報を管理する管理装置とを備える計算機システムを提供する。本発明の第5の態様に係る計算機システムにおいて、
前記共用記憶装置は、計算機の起動に用いられる起動情報、計算機においてアプリケーションを実行するためのアプリケーション情報、各計算機の使用環境に固有の情報である個別情報を格納可能な複数の格納領域と、前記複数の格納領域に対する読み出し/書き込みを制御する制御手段とを備え、
前記管理装置は、前記共用記憶装置に格納されている情報の格納領域を特定するための情報である格納領域特定情報を記憶する記憶手段を備え、
前記計算機はそれぞれ、前記共用記憶装置に格納されている情報の格納領域を特定するための情報を前記管理装置の記憶手段から取得する格納領域特定情報取得手段と、前記取得された格納領域特定情報に基づいて、前記計算機に格納されている前記起動情報および前記アプリケーション情報のうち前記共用記憶装置に格納されていない情報、並びに前記個別情報の書き込みを、前記共用記憶装置の制御手段に要求する書き込み要求手段とを備えることを特徴とする。
本発明の第5の態様に係る計算機システムによれば、計算機は共用記憶装置に格納されている情報の格納領域を特定するための情報を管理装置の記憶手段から取得し、取得された格納領域特定情報に基づいて、計算機に格納されている起動情報およびアプリケーション情報のうち共用記憶装置に格納されていない情報、並びに個別情報の書き込みを、共用記憶装置の制御手段に要求するので、複数の計算機が接続されている共用記憶装置における各種情報の格納効率を向上させることができる。
本発明の第6の態様は、複数の計算機と、複数の計算機によって共用される共用記憶装置と、共用記憶装置に格納されている情報を管理する管理装置とを備える計算機システムを提供する。本発明の第6の態様に係る計算機システムにおいて、
前記共用記憶装置は、計算機の起動に用いられる起動情報、計算機においてアプリケーションを実行するためのアプリケーション情報、各計算機の使用環境に固有の情報である個別情報を格納可能な複数の格納領域と、前記複数の格納領域に対する読み出し/書き込みを制御する制御部とを備え、
前記管理装置は、前記共用記憶装置に格納されている情報の格納領域を特定するための情報である格納領域特定情報を記憶する記憶部を備え、
前記計算機システムはさらに、
前記共用記憶装置に格納されている情報の格納領域を特定するための情報を前記管理装置の記憶部から取得する格納領域特定情報取得部と、前記取得された格納領域特定情報に基づいて、前記計算機に格納されている前記起動情報および前記アプリケーション情報のうち、前記共用記憶装置に格納されていない情報、並びに前記個別情報の書き込みを前記共用記憶装置の制御部に要求する書き込み要求部とを備えるインストール実行機を備えることを特徴とする。
本発明の第6の態様に係る計算機システムによれば、インストール実行計算機は共用記憶装置に格納されている情報の格納領域を特定するための情報を管理装置の記憶部から取得し、取得された格納領域特定情報に基づいて、計算機に格納されている起動情報およびアプリケーション情報のうち共用記憶装置に格納されていない情報、並びに個別情報の書き込みを、共用記憶装置の制御部に要求するので、複数の計算機が接続されている共用記憶装置における各種情報の格納効率を向上させることができる。
本発明の第7の態様は、複数の計算機と、前記複数の計算機とネットワークを介して接続されていると共に前記複数の計算機によって共用される起動情報およびアプリケーション情報を格納可能な1または複数の共用記憶装置とを備える計算機システムを提供する。本発明の第7の態様に係る計算機システムにおいて、
前記複数の計算機はそれぞれ、起動に用いられる起動情報、アプリケーションを実行するためのアプリケーション情報および使用環境に固有の個別情報を格納する記憶手段と、前記共用記憶装置に前記起動情報を格納するための起動情報格納領域が形成されている場合には、前記記憶手段に格納されている前記起動情報の内、前記共用記憶装置に格納されていない未格納起動情報を抽出する未格納起動情報抽出手段と、前記共用記憶装置に前記アプリケーション情報を格納するためのアプリケーション情報格納領域が形成されている場合には、前記記憶手段に格納されている前記アプリケーション情報の内、前記共用記憶装置に格納されていない未格納アプリケーション情報を抽出する未格納アプリケーション情報抽出手段と、前記個別情報を格納するための個別情報格納領域を前記共用記憶装置に形成することを要求する個別情報格納領域形成要求手段と、前記記憶装置における個別情報格納領域に対する、前記抽出された未格納起動情報、未格納アプリケーション情報、並びに前記記憶手段に格納されている個別情報を含む未格納情報の格納を要求する未格納情報格納要求手段とを備え、
前記共用記憶装置は、前記個別情報格納領域の形成の要求に応じて、前記個別情報格納領域を形成する格納領域形成手段と、前記未格納情報の格納の要求に応じて、前記未格納情報を前記個別情報格納領域に格納する未格納情報格納手段とを備えることを特徴とする。
本発明の第7の態様に係る計算機システムによれば、本発明の第2の態様に係る共用記憶装置に対する情報記録方法と同様の作用効果を得ることができる。また、本発明の第7の態様に係る計算機システムは、本発明の第2の態様に係る共用記憶装置に対する情報記録方法と同様にして種々の態様にて実現され得る。
本発明の第8の態様は、複数の計算機と、複数の計算機によって共用される1または複数の起動情報およびアプリケーション情報を格納可能な1または複数の共用記憶装置とを備える計算機システムにおける計算機の制御方法を提供する。本発明の第8の態様に係る計算機の制御方法は、起動対象の計算機に関連づけられているユーザ情報であって、使用すべき起動情報、アプリケーション情報および個別情報を含むユーザ情報を特定するための識別情報を取得し、取得した識別情報を用いて該当する共用記憶装置における起動情報格納領域に接続して、前記使用すべき起動情報を取得し、取得した起動情報を用いてオペレーティングシステムを起動し、取得した識別情報を用いて該当する共用記憶装置におけるアプリケーション情報格納領域に接続して、前記使用すべきアプリケーション情報を取得し、取得したアプリケーション情報を用いてアプリケーションを起動し、取得した識別情報を用いて該当する共用記憶装置における個別情報格納領域に接続して、前記使用すべき個別情報を取得し、前記個別情報格納領域と前記起動情報格納領域とを対応付け、前記アプリケーション情報格納領域と前記起動情報格納領域とを対応付け、前記アプリケーション情報格納領域と前記起動情報格納領域に対しては読み出し処理のみを実行し、前記個別情報格納領域に対しては読み出しまたは書き込み処理を実行することを特徴とする。
本発明の第8の態様によれば、共用記憶装置に格納されている起動情報を用いて計算機を起動させ、共用記憶装置に格納されているアプリケーション情報を用いて計算機においてアプリケーションを実行させることができる。
本発明の第9の態様は、複数の計算機と、複数の計算機によって共用される共用記憶装置と、共用記憶装置に格納されている情報を管理する管理装置とを備える計算機システムを提供する。本発明の第9の態様に係る計算機システムにおいて、
前記共用記憶装置は、計算機の起動に用いられる起動情報、計算機においてアプリケーションを実行するためのアプリケーション情報、各計算機の使用環境に固有の情報である個別情報を格納可能な複数の格納領域と、前記アプリケーション情報格納領域および前記起動情報格納領域に対しては読み出し処理を実行し、前記個別情報格納領域に対しては読み出しまたは書き込み処理を実行する読み出し/書き込み制御手段とを備え、
前記管理装置は、起動対象の計算機に関連づけられているユーザ情報であって、使用すべき起動情報、アプリケーション情報および個別情報を含むユーザ情報を特定するための識別情報を記憶する記憶手段を備え、
前記計算機はそれぞれ、計算機の起動要求の入力に従い、前記管理装置から前記識別情報を取得する識別情報取得手段と、前記取得した識別情報を用いて該当する共用記憶装置における起動情報格納領域から前記使用すべき起動情報を取得する起動情報取得手段と、前記取得した識別情報を用いて該当する共用記憶装置におけるアプリケーション情報格納領域から前記使用すべきアプリケーション情報を取得するアプリケーション情報取得手段と、前記取得した識別情報を用いて該当する共用記憶装置における個別情報格納領域から前記使用すべき個別情報を取得する個別情報取得手段と、前記取得した起動情報およびアプリケーション情報を用いてオペレーティングシステムおよびアプリケーションをそれぞれ起動する起動手段と、前記共用記憶装置における読み出し/書き込み制御手段に対して、データの読み出しまたは書き込みを要求する読み出し/書き込み要求手段を備えることを特徴とする。
本発明の第9の態様に係る計算機システムによれば、本発明の第8の態様に係る計算機の制御方法と同様の作用効果を得ることができる。また、本発明の第9の態様に係る計算機システムは、本発明の第8の態様に係る計算機の制御方法と同様にして種々の態様にて実現され得る。
本実施例に係る計算機システムの一構成例を模式的に示す説明図である。 本実施例に係る計算機システムを構成する計算機の内部構成を模式的に示す機能ブロック図である。 本実施例に係る計算機システムを構成するインストール実行計算機の内部構成を模式的に示す機能ブロック図である。 ユーザ論理ユニット情報の一例を示す説明図である。 起動論理ユニット情報の一例を示す説明図である。 AP論理ユニット情報の一例を示す説明図である。 個別論理ユニット情報の一例を示す説明図である。 共用記憶装置における論理ボリュームに格納される情報の一例を示す説明図である。 本実施例に係る計算機システムにおける、計算機のローカルディスクに格納されている各情報の移行手順の概略について示す説明図である。 共用記憶装置に対して新たな起動情報格納領域を形成するための処理ルーチンを示すフローチャートである。 共用記憶装置に対して新たなアプリケーション情報格納領域を形成するための処理ルーチンを示すフローチャートである。 共用記憶装置に対して新たな個別情報格納領域を形成するための処理ルーチンを示すフローチャートである。 各計算機のローカルディスクに格納されている各情報を共用記憶装置に移行させるために実行される処理ルーチンを示すフローチャートである。 各計算機のローカルディスクに格納されている各情報を共用記憶装置に移行させるために実行される処理ルーチンを示すフローチャートである。 本実施例における起動情報の更新処理を実行するための処理ルーチンを示すフローチャートである。 本実施例におけるアプリケーション情報の更新処理を実行するための処理ルーチンを示すフローチャートである。 本実施例に係る計算機システムにおいて計算機をネットワークブートするために実行される処理ルーチンを示すフローチャートである。 本実施例に係る計算機システムにおいて計算機をネットワークブートするために実行される処理ルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
10…計算機
11…CPU
12…メモリ
121…ファイルシステムモジュール
122…デバイス管理モジュール
123…iSCSIドライバ
13…I/O
20…DHCP/TFTPサーバ
30…管理サーバ
31…記憶装置
40…インストール実行計算機
401…CPU
402…メモリ
4021…ファイルシステムモジュール
4022…インストール実行プログラム
4023…iSCSIドライバ/ディスクドライバ
403…I/O
41…記憶装置
50a、50b…共用記憶装置
51a、51b…制御部
52a、52b…記憶ボリューム
55…ネットワークルータ
60…IPネットワーク

Claims (24)

  1. 複数の計算機とネットワークを介して接続されていると共に、前記複数の計算機によって共用される共用情報を格納する共用情報格納領域と、前記複数の計算機の各々によって個別に用いられる個別情報を格納する個別情報格納領域とを備える共用記憶装置に対する情報記録方法であって、
    前記計算機のローカル記憶手段から前記共用情報および前記個別情報を取得し、
    前記ローカル記憶手段から取得された共用情報と同一種類の共用情報を格納可能な共用情報格納領域が前記共用記憶装置に形成されている場合には、前記ローカル記憶手段から取得された共用情報のうち、前記共用情報格納領域に格納されていない未登録共用情報を抽出し、
    前記共用記憶装置に対して、前記抽出した未登録共用情報および前記ローカル記憶手段から取得した前記個別情報を、前記個別情報格納領域へ格納する、
    共用記憶装置に対する情報記録方法。
  2. 請求項1に記載の共用記憶装置に対する情報記録方法はさらに、
    前記ローカル記憶手段から取得した共用情報と同一種類の共用情報を格納可能な共用情報格納領域が前記共用記憶装置に形成されていない場合には、前記共用情報格納領域を前記共用記憶装置に形成し、
    前記ローカル記憶手段から取得した前記共用情報を、形成した前記共用情報格納領域に格納し、
    前記個別情報格納領域には、前記ローカル記憶手段から取得した前記個別情報を格納する共用記憶装置に対する情報記録方法。
  3. 複数の計算機と、複数の計算機によって共用される共用記憶装置とを備える計算機システムにおける共用記憶装置に対する情報記録方法であって、
    前記共用記憶装置における各種情報の格納状態を示す管理情報を用いて、前記複数の計算機の内の一の計算機に格納されている情報であって、計算機の起動に用いられる起動情報を格納する起動情報格納領域が前記共用記憶装置に形成されているか否かを判定する工程と、
    前記管理情報を用いて、前記一の計算機に格納されている情報であって、計算機においてアプリケーションを実行するためのアプリケーション情報を格納するアプリケーション情報格納領域が前記共用記憶装置に形成されているか否かを判定する工程と、
    前記一の計算機に格納されている情報であって、各計算機の使用環境に固有の情報である個別情報を格納するための個別情報格納領域を前記共用記憶装置に形成する工程と、
    前記起動情報格納領域が形成されている場合には、前記計算機に格納されている起動情報の中で前記起動情報格納領域に格納されていない情報を前記個別情報格納領域に格納する工程と、
    前記アプリケーション情報格納領域が形成されている場合には、前記計算機に格納されているアプリケーション情報の中で前記アプリケーション情報格納領域に格納されていない情報を前記個別情報格納領域に格納する工程と、
    前記形成された個別情報格納領域に対して前記個別情報を格納する工程と、
    前記各格納領域に対する各情報の格納状態を前記管理情報に反映する工程とを備える共用記憶装置に対する情報記録方法。
  4. 請求項3に記載の共用記憶装置に対する情報記録方法はさらに、
    前記一の計算機に格納されている起動情報を格納する起動情報格納領域が前記共用記憶装置に形成されていない場合には、前記一の計算機に格納されている起動情報を前記共用記憶装置に格納するための起動情報格納領域を形成する工程と、
    前記形成された起動情報格納領域に対して前記一の計算機に格納されている起動情報を格納する工程と、
    前記起動情報格納領域に対して格納された前記起動情報の格納状態を前記管理情報に反映する工程とを備える共用記憶装置に対する情報記録方法。
  5. 請求項3または請求項4に記載の共用記憶装置に対する情報記録方法はさらに、
    前記一の計算機に格納されているアプリケーション情報が前記共用記憶装置に格納されていない場合には、前記一の計算機に格納されているアプリケーション情報を前記共用記憶装置に格納するためのアプリケーション情報格納領域を形成する工程と、
    前記形成されたアプリケーション情報格納領域に対して前記アプリケーション情報を格納する工程と、
    前記アプリケーション情報格納領域に対するアプリケーション情報の格納状態を前記管理情報に反映する工程とを備える共用記憶装置に対する情報記録方法。
  6. 請求項4または請求項5に記載の共用記憶装置に対する情報記録方法において、
    各前記情報は、1または複数のファイルから構成されており、
    前記情報記録方法はさらに、
    前記起動情報および前記アプリケーション情報を前記起動情報格納領域および前記アプリケーション情報格納領域にそれぞれ格納する際には、前記起動情報およびアプリケーション情報を構成する各ファイルにそれぞれ一意の識別子を割り当てる工程を備え、
    前記計算機に格納されている起動情報およびアプリケーション情報の中で前記起動情報格納領域および前記アプリケーション情報格納領域に格納されていない情報の抽出は、前記ファイル単位にて前記識別子を用いて実行され、
    前記各情報の格納は、各前記情報格納領域に対して、前記計算機に格納されている各情報を前記ファイル単位にて複製または移動させることによって実行される共用記憶装置に対する情報記録方法。
  7. 請求項3ないし請求項5のいずれかに記載の共用記憶装置に対する情報記録方法はさらに、
    更新すべき起動情報が格納されている起動情報格納領域を特定する工程と、
    前記特定した起動情報格納領域に対して前記更新すべき起動情報を格納する工程と、
    前記起動情報格納領域に対する前記更新すべき起動情報の格納状態を前記管理情報に反映する工程とを備える共用記憶装置に対する情報記録方法。
  8. 請求項3、4、5および7のいずれかに記載の共用記憶装置に対する情報記録方法はさらに、
    更新すべきアプリケーション情報が格納されているアプリケーション情報格納領域を特定する工程と、
    前記特定したアプリケーション情報格納領域に対して前記更新すべきアプリケーション情報を格納する工程と、
    前記アプリケーション情報格納領域に対する前記更新すべきアプリケーション情報の格納状態を前記管理情報に反映する工程とを備える共用記憶装置に対する情報記録方法。
  9. 請求項3ないし請求項8のいずれかに記載の共用記憶装置に対する情報記録方法において、
    前記各工程は前記複数の計算機の各々によって実行される方法。
  10. 請求項3ないし請求項8のいずれかに記載の情報記録方法において、
    前記計算機システムは、前記共用記憶装置に対して情報を格納するインストール実行計算機を備え、
    前記各工程は前記インストール実行機によって実行される共用記憶装置に対する情報記録方法。
  11. 請求項3ないし請求項10のいずれかに記載の情報記録方法において、
    前記計算機システムは複数の共用記憶装置を備え、
    前記情報記録方法はさらに、
    前記複数の共用記憶装置の内の一の共用記憶装置と前記複数の計算機の内の一の計算機とを対応付ける工程を備え、
    前記各工程は前記対応付けられた一の共用記憶装置と一の計算機との間において実行される情報記録方法。
  12. 複数の計算機と、複数の計算機によって共用される共用記憶装置とを備える計算機システムにおける共用記憶装置に対する情報記録方法であって、
    前記複数の計算機の内の一の計算機に格納されている1または複数のファイルから形成される情報であって、計算機の起動に用いられる起動情報を格納する起動情報格納領域を前記共用記憶装置に形成する工程と、
    前記計算機に格納されている起動情報を形成する各ファイルに一意の識別子を割り当てて、前記起動情報格納領域に格納する工程と、
    前記起動情報格納領域における前記起動情報の格納状態を管理情報に反映する工程とを備える共用記憶装置に対する情報記録方法。
  13. 請求項12に記載の共用記憶装置に対する情報記録方法であって、
    前記複数の計算機の内の一の計算機に格納されている1または複数のファイルから形成される情報であって、アプリケーションを実行するためのアプリケーション情報を格納するアプリケーション情報格納領域を前記共用記憶装置に形成する工程と、
    前記計算機に格納されているアプリケーション情報を形成する各ファイルに一意の識別子を割り当てて、前記アプリケーション情報格納領域に格納する工程と、
    前記アプリケーション情報格納領域における前記アプリケーション情報の格納状態を管理情報に反映する工程とを備える共用記憶装置に対する情報記録方法。
  14. 複数の計算機と、
    前記複数の計算機によって共用される共用情報を格納する共用情報格納領域と、前記複数の計算機の各々によって個別に用いられる個別情報を格納する個別情報格納領域とを備え、前記複数の計算機とはネットワークを介して接続されている共用記憶装置と、を備える計算機システムであって、
    前記計算機は、
    前記共用情報および前記個別情報を格納するローカル記憶手段と、
    前記ローカル記憶手段に格納されている前記共用情報と同一種類の共用情報を格納可 能な共用情報格納領域が前記共用記憶装置に形成されている場合には、前記ローカル記 憶手段に格納されている前記共用情報のうち、前記共用情報格納領域に格納されていな い未登録共用情報を抽出する未登録共用情報抽出手段と、
    前記共用記憶装置に対して、前記抽出された未登録共用情報および前記個別情報を未 登録情報として、前記個別情報格納領域へ格納することを要求する未登録情報格納要求 手段とを備える計算機システム。
  15. 請求項14に記載の計算機システムはさらに、
    前記ローカル記憶手段に格納されている前記共用情報と同一種類の共用情報を格納可能な共用情報格納領域が前記共用記憶装置に形成されていない場合には、前記共用情報格納領域の形成を前記共用記憶装置に要求する共用情報格納領域形成要求手段と、
    前記ローカル記憶手段に格納されている前記共用情報を、形成された前記共用情報格納領域に格納することを要求する共用情報格納要求手段とを備え、
    前記未登録情報格納要求手段は、前記ローカル記憶手段に格納されている前記個別情報を前記未登録情報として、前記個別情報格納領域に格納することを要求する、計算機システム。
  16. 複数の計算機と、複数の計算機によって共用される共用記憶装置、共用記憶装置に格納されている情報を管理する管理装置とを備える計算機システムであって、
    前記共用記憶装置は、
    計算機の起動に用いられる起動情報、計算機においてアプリケーションを実行するためのアプリケーション情報、各計算機の使用環境に固有の情報である個別情報を格納可能な複数の格納領域と、
    前記複数の格納領域に対する読み出し/書き込みを制御する制御手段とを備え、
    前記管理装置は、
    前記共用記憶装置に格納されている情報の格納領域を特定するための情報である格納領域特定情報を記憶する記憶手段を備え、
    前記計算機はそれぞれ、
    前記共用記憶装置に格納されている情報の格納領域を特定するための情報を前記管理装置の記憶手段から取得する格納領域特定情報取得手段と、
    前記取得された格納領域特定情報に基づいて、前記計算機に格納されている前記起動情報および前記アプリケーション情報のうち前記共用記憶装置に格納されていない情報、並びに前記個別情報の書き込みを、前記共用記憶装置の制御手段に要求する書き込み要求手段とを備える
    計算機システム。
  17. 請求項16に記載の計算機システムにおいて、
    前記計算機はさらに、
    前記共用記憶装置において、前記起動情報、前記アプリケーション情報および前記個別情報の各情報についてそれぞれ前記格納領域が割り当てられているか否かを判定する割当判定手段と、
    前記前記起動情報、前記アプリケーション情報および前記個別情報のいずれかの情報について前記格納領域が割り当てられていない場合には、前記格納領域が割り当てられていない情報を格納すべき格納領域の割当を前記制御手段に要求する割当要求手段とを備え、
    前記共用記憶装置において、
    前記制御手段は、前記要求に応じて、前記割り当てられていない情報を格納すべき格納領域の割当を実行し、
    前記管理装置はさらに、
    前記制御手段によって新たに割り当てられた情報と格納領域との関係を前記記憶手段に記録する管理手段を備える
    計算機システム。
  18. 複数の計算機と、複数の計算機によって共用される共用記憶装置と、共用記憶装置に格納されている情報を管理する管理装置とを備える計算機システムであって、
    前記共用記憶装置は、
    計算機の起動に用いられる起動情報、計算機においてアプリケーションを実行するためのアプリケーション情報、各計算機の使用環境に固有の情報である個別情報を格納可能な複数の格納領域と、
    前記複数の格納領域に対する読み出し/書き込みを制御する制御部とを備え、
    前記管理装置は、
    前記共用記憶装置に格納されている情報の格納領域を特定するための情報である格納領域特定情報を記憶する記憶部を備え、
    前記計算機システムはさらに、
    前記共用記憶装置に格納されている情報の格納領域を特定するための情報を前記管理装置の記憶部から取得する格納領域特定情報取得部と、
    前記取得された格納領域特定情報に基づいて、前記計算機に格納されている前記起動情報および前記アプリケーション情報のうち、前記共用記憶装置に格納されていない情報、並びに前記個別情報の書き込みを前記共用記憶装置の制御手段に要求する書き込み要求部とを備えるインストール実行機を備える計算機システム。
  19. 請求項18に記載の計算機システムにおいて、
    前記インストール実行機はさらに、
    前記共用記憶装置において、前記起動情報、前記アプリケーション情報および前記個別情報の各情報についてそれぞれ前記格納領域が割り当てられているか否かを判定する割当判定部と、
    前記前記起動情報、前記アプリケーション情報および前記個別情報のいずれかの情報について前記格納領域が割り当てられていない場合には、割り当てられていない情報を格納すべき格納領域の割当を前記制御手段に要求する割当要求部とを備え、
    前記共用記憶装置において、
    前記制御部は、前記要求に応じて、前記割り当てられていない情報を格納すべき格納領域の割当を実行し、
    前記管理装置はさらに、
    前記制御手段によって新たに割り当てられた情報と格納領域との関係を前記記憶部に記録する管理部を備える
    計算機システム。
  20. 複数の計算機と、前記複数の計算機とネットワークを介して接続されていると共に前記複数の計算機によって共用される起動情報およびアプリケーション情報を格納可能な1または複数の共用記憶装置とを備える計算機システムであって、
    前記複数の計算機はそれぞれ、
    起動に用いられる起動情報、アプリケーションを実行するためのアプリケーション情報および使用環境に固有の個別情報を格納する記憶手段と、
    前記共用記憶装置に前記起動情報を格納するための起動情報格納領域が形成されている場合には、前記記憶手段に格納されている前記起動情報の内、前記共用記憶装置に格納されていない未格納起動情報を抽出する未格納起動情報抽出手段と、
    前記共用記憶装置に前記アプリケーション情報を格納するためのアプリケーション情報格納領域が形成されている場合には、前記記憶手段に格納されている前記アプリケーション情報の内、前記共用記憶装置に格納されていない未格納アプリケーション情報を抽出する未格納アプリケーション情報抽出手段と、
    前記個別情報を格納するための個別情報格納領域を前記共用記憶装置に形成することを要求する個別情報格納領域形成要求手段と、
    前記記憶装置における個別情報格納領域に対する、前記抽出された未格納起動情報、未格納アプリケーション情報、並びに前記記憶手段に格納されている個別情報を含む未格納情報の格納を要求する未格納情報格納要求手段とを備え、
    前記共用記憶装置は、
    前記個別情報格納領域の形成の要求に応じて、前記個別情報格納領域を形成する格納領域形成手段と、
    前記未格納情報の格納の要求に応じて、前記未格納情報を前記個別情報格納領域に格納する未格納情報格納手段とを備える
    計算機システム。
  21. 請求項20に記載の計算機システムにおいて、
    前記計算機はさらに、
    前記起動情報を格納するための起動情報格納領域が前記共用記憶装置に形成されていない場合には、前記共用記憶装置における前記起動情報格納領域の形成を要求する起動情報格納領域形成要求手段と、
    前記起動情報格納領域に対する前記起動情報の格納を要求する起動情報格納要求手段とを備え、
    前記共用記憶装置において、
    前記格納領域形成手段はさらに、前記起動情報格納領域の形成の要求に応じて、前記起動情報格納領域を形成し、
    前記情報格納手段は、前記起動情報の格納の要求に応じて、前記起動情報を前記起動情報格納領域に格納する
    計算機システム。
  22. 請求項20または請求項21に記載の計算機システムにおいて、
    前記計算機はさらに、
    前記アプリケーション情報を格納するためのアプリケーション情報格納領域が前記共用記憶装置に形成されていない場合には、前記共用記憶装置における前記アプリケーション情報格納領域の形成を要求するアプリケーション情報格納領域形成要求手段と、
    前記アプリケーション情報格納領域に対する前記アプリケーション情報の格納を要求するアプリケーション情報格納要求手段とを備え、
    前記共用記憶装置において、
    前記格納領域形成手段はさらに、前記アプリケーション情報格納領域の形成の要求に応じて、前記アプリケーション情報格納領域を形成し、
    前記情報格納手段は、前記アプリケーション情報の格納の要求に応じて、前記アプリケーション情報を前記アプリケーション情報格納領域に格納する
    計算機システム。
  23. 複数の計算機と、複数の計算機によって共用される1または複数の起動情報およびアプリケーション情報を格納可能な1または複数の共用記憶装置とを備える計算機システムにおける計算機の制御方法であって、
    起動対象の計算機に関連づけられているユーザ情報であって、使用すべき起動情報、アプリケーション情報および個別情報を含むユーザ情報を特定するための識別情報を取得し、
    取得した識別情報を用いて該当する共用記憶装置における起動情報格納領域に接続して、前記使用すべき起動情報を取得し、
    取得した起動情報を用いてオペレーティングシステムを起動し、
    取得した識別情報を用いて該当する共用記憶装置におけるアプリケーション情報格納領域に接続して、前記使用すべきアプリケーション情報を取得し、
    取得したアプリケーション情報を用いてアプリケーションを起動し、
    取得した識別情報を用いて該当する共用記憶装置における個別情報格納領域に接続して、前記使用すべき個別情報を取得し、
    前記個別情報格納領域と前記起動情報格納領域とを対応付け、
    前記アプリケーション情報格納領域と前記起動情報格納領域とを対応付け、
    前記アプリケーション情報格納領域と前記起動情報格納領域に対しては読み出し処理のみを実行し、
    前記個別情報格納領域に対しては読み出しまたは書き込み処理を実行する計算機の制御方法。
  24. 複数の計算機と、複数の計算機によって共用される共用記憶装置と、共用記憶装置に格納されている情報を管理する管理装置とを備える計算機システムであって、
    前記共用記憶装置は、
    計算機の起動に用いられる起動情報、計算機においてアプリケーションを実行するためのアプリケーション情報、各計算機の使用環境に固有の情報である個別情報を格納可能な複数の格納領域と、
    前記アプリケーション情報格納領域および前記起動情報格納領域に対しては読み出し処理を実行し、前記個別情報格納領域に対しては読み出しまたは書き込み処理を実行する読み出し/書き込み制御手段とを備え、
    前記管理装置は、
    起動対象の計算機に関連づけられているユーザ情報であって、使用すべき起動情報、アプリケーション情報および個別情報を含むユーザ情報を特定するための識別情報を記憶する記憶手段を備え、
    前記計算機はそれぞれ、
    計算機の起動要求の入力に従い、前記管理装置から前記識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    前記取得した識別情報を用いて該当する共用記憶装置における起動情報格納領域から前記使用すべき起動情報を取得する起動情報取得手段と、
    前記取得した識別情報を用いて該当する共用記憶装置におけるアプリケーション情報格納領域から前記使用すべきアプリケーション情報を取得するアプリケーション情報取得手段と、
    前記取得した識別情報を用いて該当する共用記憶装置における個別情報格納領域から前記使用すべき個別情報を取得する個別情報取得手段と、
    前記取得した起動情報およびアプリケーション情報を用いてオペレーティングシステムおよびアプリケーションをそれぞれ起動する起動手段と、
    前記共用記憶装置における読み出し/書き込み制御手段に対して、データの読み出しまたは書き込みを要求する読み出し/書き込み要求手段を備える
    計算機システム。
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