JP2006011255A - 光コネクタフェルール及び光コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】 光コネクタ製造時の歩留まりの向上及び生産性の向上を実現することのできる光コネクタフェルール及び光コネクタを得る。
【解決手段】 光ファイバ11を挿通するファイバ穴26が前後方向に沿って貫通形成されると共に、ファイバ穴26が開口する前端面27が光ファイバ内伝播光の全反射臨界角度よりも大きな角度の傾斜面に形成される光コネクタフェルール23において、前端面27に、ファイバ穴26の開口部を覆う薄肉透明板31が貼付される。
【選択図】 図1
【解決手段】 光ファイバ11を挿通するファイバ穴26が前後方向に沿って貫通形成されると共に、ファイバ穴26が開口する前端面27が光ファイバ内伝播光の全反射臨界角度よりも大きな角度の傾斜面に形成される光コネクタフェルール23において、前端面27に、ファイバ穴26の開口部を覆う薄肉透明板31が貼付される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、光ファイバを挿通するファイバ穴が開口する光コネクタフェルールと、この光コネクタフェルールを使用した光コネクタに関し、特に、光コネクタ製造時の歩留まりの向上及び生産性の向上を実現するための改良に関するものである。
図4は、従来の多心光コネクタの斜視図である。
ここに示した多心光コネクタ1は、光コネクタフェルール3に、多心の光ファイバテープ5を接続した構成である。
光コネクタフェルール3は、樹脂の射出成形によって形成された一体成形品で、光ファイバを挿通する複数個のファイバ穴6が前後方向に沿って貫通形成されると共に、複数個のファイバ穴6が開口する前端面7が光ファイバ内伝播光の全反射臨界角度よりも大きな角度θの傾斜面に形成されている(例えば、特許文献1参照)。
ここに示した多心光コネクタ1は、光コネクタフェルール3に、多心の光ファイバテープ5を接続した構成である。
光コネクタフェルール3は、樹脂の射出成形によって形成された一体成形品で、光ファイバを挿通する複数個のファイバ穴6が前後方向に沿って貫通形成されると共に、複数個のファイバ穴6が開口する前端面7が光ファイバ内伝播光の全反射臨界角度よりも大きな角度θの傾斜面に形成されている(例えば、特許文献1参照)。
複数個のファイバ穴6は、コネクタの幅方向に一定間隔で並設されている。複数個のファイバ穴6の両側には、ガイドピンが挿入されるガイド穴9が貫通形成されている。
ガイドピンは、突き合わせて接続される二つの光コネクタの内のいずれか一方の光コネクタフェルールに挿入されて固定される。一方の光コネクタに突出するよう設けられたガイドピンが、他方の光コネクタのガイド穴9に挿入されるように両者が接合され、両者の光ファイバ心線先端同士がこのガイドピンによって光通信可能なように位置決めされ突き合わされる。
ガイドピンは、突き合わせて接続される二つの光コネクタの内のいずれか一方の光コネクタフェルールに挿入されて固定される。一方の光コネクタに突出するよう設けられたガイドピンが、他方の光コネクタのガイド穴9に挿入されるように両者が接合され、両者の光ファイバ心線先端同士がこのガイドピンによって光通信可能なように位置決めされ突き合わされる。
光ファイバテープ5は、複数本(図では、4本)の光ファイバ11相互を、外部被覆13によってテープ状に結合一体化したものである。
光コネクタフェルール3に接続する光ファイバテープ5の先端部は、予め所定長に渡って外部被覆13を剥いで光ファイバ11を露出した状態にして、露出した各光ファイバ11がファイバ穴6に挿入される。
複数個のファイバ穴6の基端側は、光ファイバテープ5を外部被覆13のまま挿通可能な矩形断面のテープ収容空間14に連通している。
光コネクタフェルール3に接続する光ファイバテープ5の先端部は、予め所定長に渡って外部被覆13を剥いで光ファイバ11を露出した状態にして、露出した各光ファイバ11がファイバ穴6に挿入される。
複数個のファイバ穴6の基端側は、光ファイバテープ5を外部被覆13のまま挿通可能な矩形断面のテープ収容空間14に連通している。
ところで、上記構成の多心光コネクタ1は、これまで、次のような工程によって製造されている。
まず、光ファイバテープ5の外部被覆13を剥いで露出させた光ファイバ11を、図5(a),(b)に示すように、その先端面11aが光コネクタフェルール3の研磨前の前端面7aから僅かに突出するまで、ファイバ穴6に挿通する。
そして、各ファイバ穴6に挿入された光ファイバ11を先端面11aを含んで接着剤15によって光コネクタフェルール3に固定した後、図に一点鎖線17で示す仕上げ位置まで、フェルール研磨前の前端面7aと光ファイバ11の先端部とを所定の傾斜角で研磨して、相手の光コネクタフェルールに突き合わせる正規の前端面7を形成する。
まず、光ファイバテープ5の外部被覆13を剥いで露出させた光ファイバ11を、図5(a),(b)に示すように、その先端面11aが光コネクタフェルール3の研磨前の前端面7aから僅かに突出するまで、ファイバ穴6に挿通する。
そして、各ファイバ穴6に挿入された光ファイバ11を先端面11aを含んで接着剤15によって光コネクタフェルール3に固定した後、図に一点鎖線17で示す仕上げ位置まで、フェルール研磨前の前端面7aと光ファイバ11の先端部とを所定の傾斜角で研磨して、相手の光コネクタフェルールに突き合わせる正規の前端面7を形成する。
ところが、光コネクタフェルール3に光ファイバ11を挿入・固定後に、光コネクタフェルール3の前端面7aを研磨仕上げする従来の製造法では、研磨する際に光ファイバ11に過大な研削力が作用するため、光ファイバ11の欠損16が発生する虞があり、光ファイバ11の欠損16によって製品歩留まりの低下という問題が発生した。
また、光ファイバ11の欠損16の発生を最小限に留めるために、前端面7aの研磨仕上げには慎重な操作が要求され、生産性の低下を招く虞があった。
また、光ファイバ11の欠損16の発生を最小限に留めるために、前端面7aの研磨仕上げには慎重な操作が要求され、生産性の低下を招く虞があった。
本発明の目的は、光コネクタ製造時の歩留まりの向上及び生産性の向上を実現することのできる光コネクタフェルール及び光コネクタを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の光コネクタフェルールは、光ファイバを挿通するファイバ穴が貫通形成される光コネクタフェルールにおいて、端面に、前記ファイバ穴の開口部を覆う透明板を備えたことを特徴とする。
本発明に係る請求項2に記載の光コネクタフェルールは、請求項1に記載の光コネクタフェルールにおいて、前記ファイバ穴の軸方向と直交する面に対して、前記端面が10°以下の傾斜角で傾斜していることを特徴とするとよい。
本発明に係る請求項3に記載の光コネクタフェルールは、請求項1又は2に記載の光コネクタフェルールにおいて、前記端面には、前記ファイバ穴の開口を外部に連通させる空気抜き用の溝が形成されたことを特徴とするとよい。
本発明に係る請求項4に記載の光コネクタフェルールは、請求項3に記載の光コネクタフェルールにおいて、前記ファイバ穴が所定間隔で複数個装備された多心構造をなすと共に、前記端面に開口する各ファイバ穴の開口部が相互に連通するように前記溝が前記端面を横断して形成されたことを特徴とするとよい。
本発明に係る請求項5に記載の光コネクタフェルールは、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の光コネクタフェルールにおいて、前記透明板は、光ファイバ内伝播光に対して90%以上の透過率を有した物質によって形成したことを特徴とするとよい。
上記目的を達成するために、本発明に係る請求項6に記載の光コネクタは、上記請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の光コネクタフェルールを使用し、前記ファイバ穴には、先端面が光軸に対して略直角に切断された光ファイバが挿入・固定されたことを特徴とする。
本発明に係る請求項7に記載の光コネクタは、請求項6に記載の光コネクタにおいて、前記ファイバ穴に挿入された光ファイバは、先端面を前記透明板に近接させ、光ファイバの先端面と前記透明板との間の隙間には、屈折率が前記光ファイバのコア屈折率に整合された接着剤が充填されたことを特徴とするとよい。
本発明に係る請求項8に記載の光コネクタは、請求項6又は7に記載の光コネクタにおいて、前記ファイバ穴に挿入・固定される光ファイバが、マルチモード光ファイバであることを特徴とするとよい。
本発明の光コネクタフェルール及び光コネクタによれば、光コネクタフェルールの端面は研磨されて仕上げられた後に、透明板が貼付されている。従って、光コネクタフェルールに光ファイバを接続する際には、既に、光ファイバが挿入されるファイバ穴の端面への開口は、透明板によって覆われていて、ファイバ穴に挿入された光ファイバの先端が、光コネクタフェルールの端面から突出することもなく、また、研磨を受けることもない。
従って、研磨処理のために、光コネクタフェルールに挿入・固定された光ファイバが欠損等のダメージを受けることがなくなり、光コネクタ製造時の歩留まりの向上を図ることができる。また、光ファイバを接続する前に、光コネクタフェルール単体で、その端面の研磨処理を行うことができるため、研磨処理作業が容易になり、生産性の向上を実現することもできる。
従って、研磨処理のために、光コネクタフェルールに挿入・固定された光ファイバが欠損等のダメージを受けることがなくなり、光コネクタ製造時の歩留まりの向上を図ることができる。また、光ファイバを接続する前に、光コネクタフェルール単体で、その端面の研磨処理を行うことができるため、研磨処理作業が容易になり、生産性の向上を実現することもできる。
以下、本発明に係る光コネクタフェルール及び光コネクタの好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、本実施の形態において光ファイバには、マルチモード光ファイバが使用され、このマルチモード光ファイバが、樹脂被覆付のまま光コネクタフェルールに適用される場合について説明する。
図1は、本発明に係る光コネクタの第1の実施の形態の斜視図である。
なお、本実施の形態において光ファイバには、マルチモード光ファイバが使用され、このマルチモード光ファイバが、樹脂被覆付のまま光コネクタフェルールに適用される場合について説明する。
図1は、本発明に係る光コネクタの第1の実施の形態の斜視図である。
この第1の実施の形態の光コネクタ21は、光コネクタフェルール23に多心の光ファイバテープ5を接続することによって形成した多心光コネクタである。
光コネクタフェルール23は、樹脂の射出成形によって形成された一体成形品で、光ファイバテープ5から単心分離しただけ(外部被覆付き)の光ファイバ12を挿通する複数個のファイバ穴26が前後方向に沿って貫通形成されると共に、複数個のファイバ穴26が開口する前端面27が光ファイバ内伝播光の全反射臨界角度よりも大きな角度αの傾斜面に形成されている。
複数個のファイバ穴26は、コネクタの幅方向に一定間隔で並設されている。
複数個のファイバ穴26は前端面27の中央部に一列に並ぶ配置で、これらの複数個のファイバ穴26の両側には、ガイドピンが挿入されるガイド穴29が貫通形成されている。
複数個のファイバ穴26は前端面27の中央部に一列に並ぶ配置で、これらの複数個のファイバ穴26の両側には、ガイドピンが挿入されるガイド穴29が貫通形成されている。
ガイドピンは、突き合わせて接続される二つの光コネクタの内のいずれか一方の光コネクタフェルールのガイド穴29に挿入されて固定される。そして、一方の光コネクタに突出するよう設けられたガイドピンが、他方の光コネクタのガイド穴29に挿入されるように両者が接合され、両者の光ファイバ心線先端同士がこのガイドピンによって光通信可能なように位置決めされ突き合わされる。
光ファイバテープ5は、複数本(図では、4本)の光ファイバ12相互を、外部被覆13によってテープ状に結合一体化したものである。また、各光ファイバ12には、マルチモード光ファイバが使用されている。
光コネクタフェルール23に接続する光ファイバテープ5の先端部は、予め所定長に渡って外部被覆13を切り裂いて各光ファイバ12を単心分離状態にして、単心分離された各光ファイバ12がファイバ穴26に挿入される。
複数個のファイバ穴26の基端側は、光ファイバテープ5を外部被覆13のまま挿通可能な矩形断面のテープ収容空間14に連通している。
光コネクタフェルール23に接続する光ファイバテープ5の先端部は、予め所定長に渡って外部被覆13を切り裂いて各光ファイバ12を単心分離状態にして、単心分離された各光ファイバ12がファイバ穴26に挿入される。
複数個のファイバ穴26の基端側は、光ファイバテープ5を外部被覆13のまま挿通可能な矩形断面のテープ収容空間14に連通している。
光コネクタフェルール23の前端面27の傾斜角αは、具体的には、ファイバ穴26の軸方向と直交する垂直面に対して、8°の傾斜角に設定されている。
本実施の形態の光コネクタフェルール23は、前端面27を所定の傾斜角に研磨仕上げした後、光ファイバテープ5の接続を行う前に、前端面27に、各ファイバ穴26の開口部を覆う薄肉透明板31が貼付される。
この薄肉透明板31は、光ファイバ内伝播光に対して90%以上の透過率を有した石英ガラスが使用される。
但し、上記の透過率を有すれば、材質は、石英ガラスに限らない。プラスチック、パイレックス(登録商標)ガラスなど、他の材質による薄板材も使用可能である。
この薄肉透明板31は、光ファイバ内伝播光に対して90%以上の透過率を有した石英ガラスが使用される。
但し、上記の透過率を有すれば、材質は、石英ガラスに限らない。プラスチック、パイレックス(登録商標)ガラスなど、他の材質による薄板材も使用可能である。
また、薄肉透明板31は板厚が100μm程度以下とされる。この板厚は、透過率と相俟って薄肉透明板31を通過する透過光が相手の光コネクタフェルールの光ファイバ内に良好に伝播するために規定されるもので、モードフィールド径(MFD)が50μmの通常のマルチモード光ファイバで、本発明者が計測したところ、光ファイバ間の間隔を200〜300μm(片側フェルール当たり100〜150μm)以下、すなわち薄肉透明板31の板厚を、既述のとおり100μm程度以下とすると、透過損失を0.05dB以下にできて全く問題にならないことが確認された。
本実施の形態の光コネクタフェルール23の前端面27には、ガイド穴29を介して複数個のファイバ穴26の開口を外部に連通させる空気抜き用の溝33が形成されている。
溝33は、横断面形状が半円状の溝で、前端面27に開口する各ファイバ穴26の開口部が相互に連通するように、前端面27を幅方向に横断して形成されていて、各ファイバ穴26の開口部をガイド穴29に連通させている。
この溝33は、光ファイバ12をファイバ穴26に挿入する際に、ファイバ穴26内に残留する空気を抜いて、光ファイバ12の挿入を円滑にする。
溝33は、横断面形状が半円状の溝で、前端面27に開口する各ファイバ穴26の開口部が相互に連通するように、前端面27を幅方向に横断して形成されていて、各ファイバ穴26の開口部をガイド穴29に連通させている。
この溝33は、光ファイバ12をファイバ穴26に挿入する際に、ファイバ穴26内に残留する空気を抜いて、光ファイバ12の挿入を円滑にする。
光コネクタフェルール23への光ファイバテープ5の接続は、次の手順で行う。
光コネクタフェルール23は、図2(a)に示すように、その前端面27に薄肉透明板31を貼付した状態にしておく。
そして、光ファイバテープ5は、先端部の所定長の範囲の外部被覆13を切り裂いて、ファイバ穴26に挿入する光ファイバ11を単心分離した状態にしておく。
単心分離された光ファイバ12の先端面12aは、図2(b)に示すように、光軸Axに対して略直角に切断した形態に端面処理しておく。
光コネクタフェルール23は、図2(a)に示すように、その前端面27に薄肉透明板31を貼付した状態にしておく。
そして、光ファイバテープ5は、先端部の所定長の範囲の外部被覆13を切り裂いて、ファイバ穴26に挿入する光ファイバ11を単心分離した状態にしておく。
単心分離された光ファイバ12の先端面12aは、図2(b)に示すように、光軸Axに対して略直角に切断した形態に端面処理しておく。
そして、端面処理を済ませた各光ファイバ12は、その先端面12aが薄肉透明板31の内面に近接又は当接するまで、ファイバ穴26に挿入する。
なお、光ファイバ12をファイバ穴26に挿入する前に、薄肉透明板31側のファイバ穴26内には、屈折率が光ファイバ12のコア屈折率に整合された図示せぬ接着剤を充填しておく。
これによって、先端面12aが薄肉透明板31の内面に近接するまで、光ファイバ12をファイバ穴26に挿入すると、光ファイバ12の先端面12aと薄肉透明板31との間の隙間は、ファイバ穴26に充填した接着剤によって埋められて、光の伝送特性が空隙の存在によって阻害されることがなくなる。
なお、光ファイバ12をファイバ穴26に挿入する前に、薄肉透明板31側のファイバ穴26内には、屈折率が光ファイバ12のコア屈折率に整合された図示せぬ接着剤を充填しておく。
これによって、先端面12aが薄肉透明板31の内面に近接するまで、光ファイバ12をファイバ穴26に挿入すると、光ファイバ12の先端面12aと薄肉透明板31との間の隙間は、ファイバ穴26に充填した接着剤によって埋められて、光の伝送特性が空隙の存在によって阻害されることがなくなる。
以上の光コネクタ21では、光コネクタフェルール23の前端面27は、予め所定の傾斜角に研磨されて仕上げられた後に、薄肉透明板31が貼付されている。従って、光コネクタフェルール23に光ファイバ12を接続する際に、既に、ファイバ穴26の前端面27の開口は、薄肉透明板31によって覆われていて、ファイバ穴26に挿入された光ファイバ12の先端面12aが、光コネクタフェルール23の前端面27から突出することもなく、また、研磨を受けることもない。
従って、研磨処理のために、光コネクタフェルール23に挿入・固定された光ファイバが欠損等のダメージを受けることがなくなり、光コネクタ21製造時の歩留まりの向上を図ることができる。
また、光ファイバ12を接続する前に、光コネクタフェルール23単体で、その前端面27の研磨処理を行うことができるため、研磨処理作業が容易になり、生産性の向上を実現することもできる。
従って、研磨処理のために、光コネクタフェルール23に挿入・固定された光ファイバが欠損等のダメージを受けることがなくなり、光コネクタ21製造時の歩留まりの向上を図ることができる。
また、光ファイバ12を接続する前に、光コネクタフェルール23単体で、その前端面27の研磨処理を行うことができるため、研磨処理作業が容易になり、生産性の向上を実現することもできる。
また、光コネクタフェルール23と相手コネクタの光コネクタフェルールとの接続は、薄肉透明板31が接触する状態となり、光コネクタフェルール23の前端面27は相手コネクタに直接接触しない。そのため、薄肉透明板31の表面が十分に平滑なものであれば、前端面27の研磨精度を落とすことも可能であり、それによって、加工性や加工コストを低減させることもできる。
また、前述の第1の実施の形態では、被覆付きの光ファイバ12をファイバ穴26に挿通するとしたが、光ファイバテープ5の外部被覆を剥いだ裸ファイバを光コネクタフェルール23に適用することもできる。
なお、前述の第1の実施の形態では、光コネクタフェルール23の前端面27から薄肉透明板31が突出する形態であったが、図3に示すように、薄肉透明板31の表面が前端面27と面一に揃うように、前端面27に座ぐり35を形成するようにしても良い。
5 光ファイバテープ
11 光ファイバ
13 外部被覆
21 光コネクタ
23 光コネクタフェルール
26 ファイバ穴
27 前端面
29 ガイド穴
31 薄肉透明板
33 溝
11 光ファイバ
13 外部被覆
21 光コネクタ
23 光コネクタフェルール
26 ファイバ穴
27 前端面
29 ガイド穴
31 薄肉透明板
33 溝
Claims (8)
- 光ファイバを挿通するファイバ穴が貫通形成される光コネクタフェルールにおいて、
端面に、前記ファイバ穴の開口部を覆う透明板を備えたことを特徴とする光コネクタフェルール。 - 前記ファイバ穴の軸方向と直交する面に対して、前記端面が10°以下の傾斜角で傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の光コネクタフェルール。
- 前記端面には、前記ファイバ穴の開口を外部に連通させる空気抜き用の溝が形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の光コネクタフェルール。
- 前記ファイバ穴が所定間隔で複数個装備された多心構造をなすと共に、前記端面に開口する各ファイバ穴の開口部が相互に連通するように前記溝が前記端面を横断して形成されたことを特徴とする請求項3に記載の光コネクタフェルール。
- 前記透明板は、光ファイバ内伝播光に対して90%以上の透過率を有した物質によって形成したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の光コネクタフェルール。
- 上記請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の光コネクタフェルールを使用し、前記ファイバ穴には、先端面が光軸に対して略直角に切断された光ファイバが挿入・固定されたことを特徴とする光コネクタ。
- 前記ファイバ穴に挿入された光ファイバは、先端面を前記透明板に近接させ、光ファイバの先端面と前記透明板との間の隙間には、屈折率が前記光ファイバのコア屈折率に整合された接着剤が充填されたことを特徴とする請求項6に記載の光コネクタ。
- 前記ファイバ穴に挿入・固定される光ファイバが、マルチモード光ファイバであることを特徴とする請求項6又は7に記載の光コネクタ。
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-
2004
- 2004-06-29 JP JP2004191421A patent/JP2006011255A/ja active Pending
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