JP2006010721A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡便且つ低コストで画像出力時に不正複写防止処理を行う画像形成装置を提供する。
【解決手段】 インク塗布手段30は、不正複写防止処理の実行が入力された場合、定着部14を通過した用紙21の画像面の所定位置に色インクを塗布して複写防止領域31を形成する。画像形成部Pにおいて用紙21上に形成され、定着部14において定着された画像は、複写防止領域31を介して視認可能であり、且つ画像をモノクロ複写した場合は複写防止領域31内の画像が複写防止領域31と識別不能に出力される。
【選択図】 図2
【解決手段】 インク塗布手段30は、不正複写防止処理の実行が入力された場合、定着部14を通過した用紙21の画像面の所定位置に色インクを塗布して複写防止領域31を形成する。画像形成部Pにおいて用紙21上に形成され、定着部14において定着された画像は、複写防止領域31を介して視認可能であり、且つ画像をモノクロ複写した場合は複写防止領域31内の画像が複写防止領域31と識別不能に出力される。
【選択図】 図2
Description
本発明は、複写機やプリンタ等の画像形成装置に関し、特に出力された画像の不正複写を抑制する機能に関する。
近年、複写機の普及により書類の複写が容易に行えるようになっているが、書類が機密書類である場合、不正複写、無断複写により記載された情報が漏洩すると、企業にとって重大な損害となる。従来においては、複写機の使用を制限するか、或いは機密書類の管理を厳密に行うことにより不正複写を防止する方法が採られているが、不正複写を完全に防止することは困難であった。
そこで、機密書類の不正複写を防止するための方法が種々提案されており、例えば特許文献1には、使用された画像形成装置を特定する識別コードを、発色性物質を用いて画像定着後に印字し、不正複写の抑止及び再犯防止を図る方法が開示されている。また、特許文献2には、全面又は部分的に赤外線吸収インクを塗布した特定紙に機密文書を印刷しておき、複写機側で赤外線を照射することにより原稿が特定紙であるか否かを判別し、特定紙である場合は複写を禁止する方法が開示されている。
さらに特許文献3には、機密文書を印刷する際、可読性を損なわない程度に文書中の所定の文字パターンを変換しておき、複写機側で文字パターン変換の有無を検知することにより、機密文書であるか否かを判断して複写の可否を決定する不正複写防止方法が開示されている。
しかしながら、特許文献1の方法では、機密書類を印刷する場合に高価な発色性物質を含むインクを塗布する必要があり、特許文献2の方法では、赤外線吸収インクを塗布した特殊な用紙を用いる必要があるため、いずれも印刷コストが高くなってしまう。また、特許文献3の方法では、文書中の特定の文字パターンを変換するため画像形成装置の制御が複雑なものとなる。さらに、特許文献2、3の方法の場合、複写機側にも複写の可否を判断する特別な検知機能を設けておく必要があるため、不正複写を防止可能な複写機が限定され、且つ高価なものとなるという問題点があった。
本発明は、上記問題点に鑑み、簡便且つ低コストで画像出力時に不正複写防止処理を行う画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、画像データを入力するデータ入力手段と、該データ入力手段により入力された画像データを書き込みデータに変換するデータ変換手段と、前記書き込みデータに基づいて用紙上に画像を出力する画像形成手段と、を備えた画像形成装置において、出力される画像に不正複写防止処理を実行するか否かを入力する入力手段と、前記画像形成手段による画像出力前若しくは画像出力後の用紙上に色インクを塗布するインク塗布手段と、が設けられており、前記入力手段より不正複写防止処理の実行が入力された場合、前記インク塗布手段は、インク層に重なる画像が視認可能であり、且つモノクロ複写時には識別不能に出力される所定色から成る複写防止領域を形成することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記画像形成手段は、感光体と、該感光体を帯電させる帯電装置と、前記帯電装置により帯電された前記感光体表面を露光して静電潜像を形成する露光装置と、前記静電潜像を現像してトナー像を形成する現像装置と、を備えた画像形成部と、該画像形成部により形成されたトナー像を用紙上に転写する画像転写部と、該画像転写部により転写された画像を用紙上に定着する定着部と、から成り、前記インク塗布手段は、前記定着部により画像が定着された用紙上に色インクを塗布することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記インク塗布手段は、インクジェット装置であることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記所定色に対して識別可能であり、且つモノクロ複写時には前記所定色と識別不能に出力されるような補色データを記憶する記憶手段が設けられており、前記データ変換手段は、前記複写防止領域内に存在する前記所定色と同系色の画像データを、画像出力前に前記補色データに変換することを特徴としている。
また本発明は、画像データを入力するデータ入力手段と、該データ入力手段により入力された画像データを書き込みデータに変換するデータ変換手段と、前記書き込みデータに基づいて用紙上にカラー画像を出力する画像形成手段と、を備えた画像形成装置において、出力される画像に不正複写防止処理を実行するか否かを入力する入力手段と、所定色に対して識別可能であり、且つモノクロ複写時には前記所定色と識別不能に出力されるような補色データを記憶する記憶手段と、が設けられており、前記入力手段より不正複写防止処理の実行が入力された場合、前記画像形成手段は、前記所定色から成る複写防止領域を画像出力と同時に形成するとともに、前記データ変換手段は、前記複写防止領域内に存在する前記所定色と同系色の画像データを、画像出力前に前記補色データに変換することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記データ変換手段は、前記複写防止領域内の全ての画像データを、画像出力前に前記補色データに変換することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記複写防止領域は、用紙上の1/2以上の領域に形成されることを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、画像出力前若しくは画像出力後の用紙上に色インクを塗布するインク塗布手段を設け、不正複写防止処理が入力された場合、インク層に重なる用紙上の画像が視認可能であり、且つモノクロ複写時には識別不能に出力される複写防止領域を形成することにより、特殊な用紙やインクを用いることなく簡便且つ低コストで出力画像に不正複写防止処理を行うことができる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の画像形成装置において、画像形成手段が、感光体、帯電装置、露光装置及び現像装置を備えた画像形成部と、トナー像を用紙上に転写する画像転写部と、画像転写部により転写された画像を定着する定着部とから成り、インク塗布手段は、定着部により画像が定着された用紙上に色インクを塗布することにより、電子写真方式の複写機において、形成された画像を損なうことなく不正複写防止処理を行うことができる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第1又は第2の構成の画像形成装置において、インク塗布手段をインクジェット装置としたことにより、用紙上の所定の位置に均質な複写防止領域を形成することができる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第1乃至第3のいずれかの構成の画像形成装置において、所定色に対して識別可能であり、且つモノクロ複写時には所定色と識別不能に出力されるような補色データを記憶する記憶手段を設け、複写防止領域内に存在する所定色と同系色の画像データを補色データに変換して出力することにより、複写防止領域内に存在する同系色の画像や文字の視認性を向上させることができる。
また、本発明の第5の構成によれば、画像形成手段により所定色から成る複写防止領域を画像出力と同時に用紙上に形成する画像形成装置において、所定色に対して識別可能であり、且つモノクロ複写時には所定色と識別不能に出力されるような補色データを記憶する記憶手段を設け、不正複写防止処理が入力された場合、複写防止領域内に存在する同系色の画像データを画像出力前に補色データに変換することにより、複写防止領域を形成する手段を別途設ける必要がなく、装置の構造が簡単なものとなる。さらに、複写防止領域内の画像や文字の視認性をより高めることができる。
また、本発明の第6の構成によれば、上記第4又は第5の構成の画像形成装置において、複写防止領域内の全ての画像データを補色データに変換することにより、モノクロ複写時に複写防止領域が黒つぶれとならない場合でも複写防止領域内の画像が識別不能となるため、不正複写防止効果を確保することができる。
また、本発明の第7の構成によれば、上記第1乃至第6のいずれかの構成の画像形成装置において、複写防止領域を用紙上の1/2以上の領域に形成することにより、不正複写防止効果を確実なものとする。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略図である。図1において、画像形成装置1は、入力される画像データに基づいて転写紙上に画像を出力するタイプのプリンタであり、画像形成装置1では、画像形成動作を行う場合、画像形成部Pにおいて、図示しない帯電装置により図中のA方向に回転する感光体ドラム5が一様に帯電され、後述するデータ入力手段25より入力された原稿画像データに基づく露光装置(レーザ走査ユニット等)7からのレーザビームにより感光体ドラム5上に静電潜像が形成され、図示しない現像装置により静電潜像に現像剤(以下、トナーという)が付着されてトナー像が形成される。
上記のようにトナー像が形成された感光体ドラム5に向けて、用紙21が給紙機構10から用紙搬送路11及びレジストローラ対12を経由して画像形成部Pに搬送され、この画像形成部Pにおいて転写ローラ4(画像転写部)により感光体ドラム5の表面に形成されたトナー像が用紙に転写される。そして、トナー像が転写された用紙21は感光体ドラム5から分離され、定着部14に搬送されてトナー像が定着される。定着部14を通過した用紙は、複数方向に分岐した用紙搬送路15に送られて、用紙搬送路15の分岐点に設けられた複数の経路切換ガイドを有する経路切換機構22によって搬送方向が振り分けられ、そのまま(或いは、用紙搬送路16に送られて両面印刷された後に)、排出ローラ対23及び排出トレイ24から成る用紙排出部に排出される。
また、図示しないが、感光体ドラム5の表面の残留電荷を除去する除電装置がクリーニング装置18の下流側に設けられている。給紙機構10は、画像形成装置1に着脱自在に取り付けられ、用紙搬送路11によって感光体ドラム5及び露光装置7等からなる画像形成部Pに繋がっている。用紙搬送路15は、具体的には、定着ローラ対14aの下流側において二股に分岐し、一方の経路(図1では左方向に分岐する経路)は排出ローラ対23を介して排出トレイ24に連通するように構成されている。そして、他方の経路(図1では下方向に分岐する経路)は用紙搬送路16に連通するように構成されている。
データ入力手段25は、データ化された所望の画像の画像形成装置内部への取り込みを行う。データ入力手段25としては、インターネットのウェブサーバ上に蓄積されたデジタル画像やパソコン等の描画アプリケーションで作成された画像を、ネットワークを介して画像形成装置内に取り込むデータ読込手段、或いは写真やイラスト等の原稿画像を画像データとして読み取るスキャナ等の画像読取手段等が用いられる。
データ変換手段26は、データ入力手段25により入力された画像データを書き込みデータに変換して露光装置7へ送信する。露光装置7は送信された書き込みデータに基づいて感光体ドラム5上に静電潜像を形成する。この静電潜像に現像装置(図示せず)によりトナーが付着されてトナー像が形成され、給紙機構10より用紙搬送路11を介して搬送されてきた用紙21上に転写される。制御手段27は、操作パネル28或いはデータ変換手段26からの信号に基づき画像形成装置各部の動作を制御する。
操作パネル28は、ユーザが装置の機能や印刷条件等の設定を入力する操作キーと、設定条件や装置の状態等を表示する表示部(いずれも図示せず)とから構成される。なお、ユーザがパソコン上から印刷条件等の設定を入力するタイプの画像形成装置の場合、操作パネル28はパソコンの印刷設定画面となる。記憶手段29は、制御手段27により用いられる画像形成装置各部の制御プログラムを記憶する。30はインク塗布手段であり、操作パネル28から入力される不正複写防止処理の指示に基づき、定着部14を通過した用紙21の画像面の所定位置に色インクを塗布して複写防止領域を形成する。
インク塗布手段30としては、用紙21の一定面積に色インクを塗布可能な構成であれば特に限定されるものではなく、例えばインク供給装置を備えたフェルト製のペンや用紙搬送方向に回転する塗布ローラ等を用紙搬送路15に隣接して設け、搬送されてくる用紙21上に接触させる方式や、インクを細いノズル(オリフィス)から微小な液滴として吐出させ、これを画像信号で制御しながら用紙上に付着させるインクジェット方式の塗布装置が挙げられるが、特にインクジェット装置を用いた場合、用紙上の所望の位置にインク層が均一に塗布された複写防止領域を形成可能となり、インクの塗布むらによる画像の視認性や複写防止効果の低下を防止できるためより好ましい。
インク塗布手段30により塗布される色インクは、通常の印刷用インクであれば特に制限はないが、インク塗布手段30により形成される複写防止領域は、画像形成部Pにおいて用紙21上に形成され、定着部14において定着された画像がインク層を介して視認可能であり、且つモノクロ複写時には視認不可となるように出力されることにより、不正モノクロ複写を防止するものである。このため、用紙21上の出力画像を完全に隠蔽することなく、且つモノクロ複写時においては黒つぶれとなって出力されるようなものが好ましく、例えば有機染料系のインクが好適である。
複写防止領域が設けられた画像を図2に示す。図2(a)に示すように、用紙21上にはインク塗布手段30(図1参照)により縦縞状の複写防止領域31が形成されている。このとき、複写防止領域31は出力画像を完全に隠蔽しないため、ユーザは複写防止領域31を通して用紙21上に出力された画像や文字を容易に判読することができる。
一方、複写防止領域31が設けられた用紙21がモノクロ複写された場合、複写防止領域31は図2(b)のように黒くつぶれて出力され、複写防止領域31内の画像や文字は判読不可能となる。即ち、重要書類、機密書類などを出力する場合、複写防止領域31を形成しておくことにより、モノクロ複写機による不正複写や無断複写を防止することができる。
本実施形態では、画像形成装置としてモノクロタイプのデジタル複写機について説明したが、タンデム式のカラー複写機やアナログ方式のモノクロ複写機等、他のタイプの複写機、或いはファクシミリやインクジェットプリンタ、レーザプリンタ等の画像形成装置にも適用できる。しかし、例えばカラー画像形成装置に適用した場合は、塗布されるインクと同系色の画像が複写防止領域に重なると、出力されたオリジナル画像の視認性が悪くなってしまう。
そこで、複写防止領域を形成する所定色に対して視認可能であり、且つモノクロ複写時には所定色と識別不能となるような補色関係にある色データ(以下、補色データという)を記憶手段29に記憶しておき、複写防止領域内に存在する所定色と同系色の画像データを予め補色データに変換しておくことが望ましい。
複写防止領域31内に存在する同系色の文字Wの画像データを補色データに変換せずに出力した場合、図3(a)のように文字Wの境界が不明瞭となってオリジナル画像の視認性が低下する。一方、補色データに変換して出力した場合、図3(b)のように文字Wの視認性を確保することができる。なお、画像データの変換は、図3(c)のように画像を補色で縁取りするなど輪郭を強調するような変換としてもよい。
また、インクの色及び濃度についても、上記の条件を満たすような種々の色インクを適宜最適な濃度に設定して使用できるが、モノクロ複写時に完全に黒つぶれとなる色インクを用いて複写防止領域31を形成した場合、不正複写防止効果は高くなるものの、出力画像に対する隠蔽性が強くなってオリジナル画像の視認性が低下することとなり、反対に隠蔽性を弱めてオリジナル画像の視認性を確保しようとすれば、モノクロ複写時に複写防止領域31がハーフトーンとして出力され、複写防止領域内の濃色画像が判読されてしまうおそれが生じる。そこで、このような場合は複写防止領域31内の全ての画像データを予め補色データに変換しておくことが好ましい。
図4(a)に示すような、複写防止領域31内に同系色の画像W1及び濃色の画像W2を含むオリジナル画像において、同系色の画像データのみを補色データに変換した場合、図4(b)に示すように、オリジナル画像における同系色の画像W1の視認性を向上させることができるものの、複写防止領域31がモノクロ複写時に完全に黒つぶれに出力されない場合は、複写防止領域31内の濃色の画像W2は図4(c)のようにモノクロ複写時に識別可能となってしまう。一方、複写防止領域31内の全ての画像データを補色データに変換した場合、図4(d)に示すようにオリジナル画像におけるW1、W2の視認性を確保するとともに、複写防止領域31内の濃色の画像W2は図4(e)のようにモノクロ複写時に識別不能となる。
これにより、モノクロ複写時に黒つぶれとなる程度まで色インクの隠蔽性が高くない場合でも、複写防止領域31はモノクロ複写時において内在する画像とともに全体が均一なハーフトーンとして出力されるため、複写防止領域31内の画像を識別不可能とすることができる。また、モノクロタイプの画像形成装置の場合においても、画像データを補色データ(この場合は階調データ)に変換し、画像濃度を適宜調整することにより、同様にオリジナル画像の視認性を確保しながらモノクロ複写時の不正複写防止効果を高めることができる。なお、複写防止領域31外の画像の視認性低下を抑えるため、画像データを変換する範囲は複写防止領域31が形成される範囲に合わせておくことが好ましい。
本実施形態においては、図1に示したように、インク塗布手段30は定着部14の下流側に設けられている。インク塗布手段30を画像形成部Pと定着部14との間に設けた場合、画像形成部Pにより用紙21上に転写されたトナー像が定着される前に色インクが塗布されることとなり、色インク塗布によるトナー像の乱れが発生してしまう。そのため、本実施形態のようにインク塗布手段30を定着部14の下流側に設け、トナー像が用紙に定着された後に色インクを塗布して複写防止領域31を形成するか、或いは、インク塗布手段30を画像形成部Pの上流側に設け、画像形成前に予め複写防止領域31を形成しておく必要がある。
画像形成前に複写防止領域31を形成しておく場合、複写防止領域31のインク層の上に所望の画像を重ねて形成することができ、出力画像が複写防止領域31により隠蔽されるおそれがないため複写防止領域31内の画像の視認性が向上するが、形成された複写防止領域31を画像形成前に乾燥させる乾燥工程が必要となる。従って、トナー像の定着後に複写防止領域31を形成する本実施形態の構成とすることが好ましい。
また、用紙21の全面を複写防止領域31とすることも可能であるが、図2のように、モノクロ複写後において画像や文字が判読不可能となるような所定の領域に形成すれば不正複写防止効果は十分であり、また複写前のオリジナル画像の判読性も向上するとともに色インクの消費量も低減できる。なお、不正複写防止効果を確実なものとするためには、用紙21の1/2以上の領域に複写防止領域31を形成することが好ましい。
なお、ここでは複写防止領域31を縦縞状に形成したが、例えば横縞状、マトリクス状など、用紙21の全面を網羅するような種々のパターンとすることができる。また、用紙21上の画像の位置を検知する出力画像検知手段を設けておき、画像や文字が出力された部分にのみ複写防止領域31を形成する構成としてもよい。
次に、本実施形態の画像形成装置の動作について説明する。図5は、第1実施形態の画像形成装置による画像形成手順を示すフローチャートである。図1を参照しながら、図5のステップに従い画像形成装置の画像形成操作について説明する。この操作手順では、まず、ユーザにより操作パネル28が操作され、画像形成動作が開始される(ステップS1)。このとき、複写防止領域31を形成する「不正コピー防止処理」を実行するか否かも同時に入力される。次に、データ入力手段25により所望の画像が取り込まれ、データ変換手段26により書き込みデータに変換される(ステップS2)。書き込みデータは画像形成部Pに送信され、用紙21上にトナー像が形成される(ステップS3)。
形成されたトナー像は定着部14において用紙21上に定着される(ステップS4)。そして、ステップ1において「不正コピー防止処理」の実行が入力されているか否かが判断され(ステップS5)、「不正コピー防止処理」を実行する場合はインク塗布手段30により用紙21上の所定領域に色インクを塗布して複写防止領域31が形成された後(ステップS6)、排出ローラ23を介して排出トレイ24に排出される(ステップS7)。
一方、ステップS5において「不正コピー防止処理」を実行しない場合は用紙21をそのまま排出トレイ24に排出し(ステップS7)、処理を終了する。なお、画像形成前に複写防止領域を形成しておく場合は、「不正コピー防止処理」を実行するか否かの判断(ステップS5)及び色インク塗布による複写防止領域31の形成(ステップS6)を、トナー像形成工程(ステップS3)の前に行うこととすればよい。
図6は、本実施形態の画像形成装置における画像形成動作の他の例を示すフローチャートである。この例においては、予め複写防止領域が形成される部分の画像データを補色データに変換する場合の画像形成操作について説明する。まず、ユーザにより操作パネル28が操作され、画像形成動作が開始される(ステップS1)。このとき、複写防止領域31を形成する「不正コピー防止処理」を実行するか否かも同時に入力される。次に、データ入力手段25により所望の画像が取り込まれ、データ変換手段26により書き込みデータに変換される(ステップS2)。このとき、ステップS1において「不正コピー防止処理」の実行が入力されているか否かが判断される(ステップS3)。
「不正コピー防止処理」を実行する場合は、複写防止領域31が形成される部分の全ての画像データを記憶手段29に記憶された補色データ(階調データ)に変換し(ステップS4)、出力画像を所定のハーフトーン画像に変換する。そして、書き込みデータが画像形成部Pに送信され、感光体ドラム5上にトナー像が形成された後、用紙21上に転写される(ステップS5)。転写されたトナー像は定着部14において用紙21上に定着され(ステップS6)、インク塗布手段30により用紙21上の所定領域に色インクを塗布して複写防止領域31が形成された後(ステップS7)、排出ローラ23を介して排出トレイ24に排出される(ステップS8)。
一方、ステップS3において「不正コピー防止処理」を実行しない場合は画像データの変換は行われず、そのまま感光体ドラム5上へのトナー像の形成及び用紙21上への転写が行われる(ステップS9)。形成されたトナー像は定着部14において用紙21上に定着され(ステップS10)、インク塗布手段30によるインク塗布は行わずに排出ローラ23を介して排出トレイ24に排出し(ステップS8)、処理を終了する。なお、ここではモノクロタイプの画像形成装置の動作について説明したが、カラー画像形成装置についても全く同様に説明される。カラー画像形成装置の場合、ステップS4で複写防止領域内の同系色の画像データのみを補色データに変換する構成としてもよい。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図7は第2実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略図であり、図8は第2実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。図1と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態では、画像形成装置1としてタンデム式のカラー画像形成装置について示しており、画像形成装置1内には4つの画像形成部Pa、Pb、Pc及びPdが、搬送ベルト8の上流側(図7では右側)から順に配設されている。これらの画像形成部Pa〜Pdは、異なる4色(シアン、マゼンタ、イエロー及びブラック)の画像に対応して設けられており、後述する定着部14とともに画像形成手段40(図8参照)を構成し、それぞれ帯電、露光、現像及び転写の各工程によりシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの画像を順次形成する。
この画像形成部Pa〜Pdには、各色のトナー像を担持する感光体ドラム5a、5b、5c及び5dが配設されており、これらの感光体ドラム5a〜5d上に形成されたトナー像が、各画像形成部に隣接して移動する搬送ベルト8によって担持・搬送される用紙21上に転写され、さらに、定着部14において用紙21上に定着された後、装置本体より排出される構成となっている。感光体ドラム5a〜5dを図7において時計回りに回転させながら、各感光体ドラム5a〜5dに対する画像形成プロセスが実行される。
次に、画像形成部Pa〜Pdについて説明する。回転自在に配設された感光体ドラム5a〜5dの周囲及び上方には、感光体ドラム5a〜5dを帯電させる帯電装置2a、2b、2c及び2dと、感光体ドラム5a〜5dに画像情報を露光するLEDヘッド17a、17b、17c及び17dと、感光体ドラム5a〜5d上にトナー像を形成する現像器3a、3b、3c及び3dと、感光体ドラム5a〜5d上に残留したトナーを除去するクリーニング部18a、18b、18c及び18dが設けられている。
先ず、帯電装置2a〜2dによって感光体ドラム5a〜5dの表面を一様に帯電させ、次いでLEDヘッド17a〜17dによって光照射し、各感光体ドラム5a〜5d上に画像信号に応じた静電潜像を形成する。現像装置3a〜3dには、それぞれシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各色のトナーが補給装置(図示せず)によって所定量充填されている。このトナーは、現像装置3a〜3dにより感光体ドラム5a〜5d上に供給され、静電的に付着することにより、LEDヘッド17a〜17dからの露光により形成された静電潜像に応じたトナー像が形成される。
トナー像が転写される用紙21は、装置下部の給紙機構10内に収容されており、給紙ローラ対32及びレジストローラ対12を介して搬送ベルト8上へ供給され、各感光体ドラム5a〜5dの位置へと搬送される。搬送ベルト8には誘電体樹脂製のシートが用いられ、その両端部を互いに重ね合わせて接合しエンドレス形状にしたベルトや、継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトが用いられる。
搬送ベルト8は、上流側の搬送ローラ33と、下流側の駆動ローラ34とに掛け渡されており、駆動モータ(図示せず)による駆動ローラ34の回転に伴い搬送ベルト8が反時計回りに回転を開始すると、用紙21がレジストローラ対12から搬送ベルトの最上流側に設けられた吸着ローラ35を介して搬送ベルト8上へ搬送される。吸着ローラ35には所定の電圧が印加されており、用紙21を静電吸着力により搬送ベルト8上に保持する。
このとき画像書き出し信号がONとなり、所定のタイミングにより最上流の感光体ドラム1a上に画像形成を行う。そして、感光体ドラム5aの下部において、所定の転写電圧が印加された転写ローラ4aで電界付与することにより、感光体ドラム5a上のシアンのトナー像が用紙21上に転写される。その後、この用紙21は次の画像形成部Pbに搬送され、上記と同様に今度は感光体ドラム5bによってマゼンタのトナー像が転写される。
以下、上述と同様の方法により、感光体ドラム5c及び5dによってそれぞれイエロー及びブラックのトナー像が転写される。これらの4色の画像は、所定のフルカラー画像形成のために用紙21に対し予め定められた所定の位置関係をもって形成される。4b、4c及び4dは感光体ドラム5b〜5dの下部に位置する転写ローラである。4色のトナー像が転写された用紙21は、搬送ベルト8から離脱し、定着部14へと搬送される。また、トナー像が転写された後の感光体ドラム5a〜5dは、引き続き行われる新たな静電潜像の形成に備え、その表面に残留したトナーが各クリーニング部18a〜18dにより除去される。
搬送ベルト8から定着部14に搬送された用紙21は、定着ローラ14aにより加熱及び加圧されてトナー像が用紙21の表面に定着され、所定のフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された用紙21は、その後排出ローラ対23によって排出トレイ24に排出される。
本実施形態においては、画像形成部Pa〜Pdでトナー像が転写される際に、複写防止領域31(図2参照)を同時に形成することを特徴とするものである。この構成とすることにより、第1実施形態のようにインク塗布手段30を別途設ける必要がなくなり、画像形成装置の構造を簡素化することができる。複写防止領域31は、第1実施形態と同様に領域内の画像や文字が判読可能であり、且つモノクロ複写時には視認不可能となるように出力されることが必要である。このとき、複写防止領域31と、複写防止領域31内に存在する画像或いは文字とが同系色であると、出力された画像や文字が正確に視認できなくなる。
そこで、第1実施形態と同様の補色データを変換データとして記憶手段29に記憶しておき、複写防止領域31内に同系色の画像或いは文字が存在するときは、その画像データを補色データに変換しておく(図3参照)。例えば複写防止領域31の色がマゼンタの場合、複写防止領域31内のマゼンタの画像をシアンに変換して出力する。
複写防止領域31を形成する画像形成部はPa〜Pdのいずれであってもよく、画像形成部Pa〜Pdの二つ以上を用いて複写防止領域31を形成することにより、複写防止領域31を所望の色とすることもできる。複写防止領域31の形成される領域やパターン等については第1実施形態と同様であるため説明は省略する。
なお、複写防止領域31の色調或いは濃度により、モノクロ複写時に完全な黒つぶれとならない場合は、第1実施形態と同様に、同系色の画像データのみでなく複写防止領域31内の全ての画像データを予め補色データに変換しておくことが好ましい(図4参照)。
次に、本実施形態の画像形成装置の動作について説明する。図9は、第2実施形態の画像形成装置による画像形成手順を示すフローチャートである。図7及び図8を参照しながら、図9のステップに従い画像形成装置の画像形成操作について説明する。
この操作手順では、まず、ユーザにより操作パネル28が操作され、画像形成動作が開始される。このとき複写防止領域31を形成する「不正コピー防止処理」を実行するか否かも同時に入力される(ステップS1)。次に、データ入力手段25により所望の画像が取り込まれる(ステップS2)。取り込まれた画像データはデータ変換手段26により書き込みデータに変換される。このとき、ステップS1において「不正コピー防止処理」の実行が入力されているか否かが判断される(ステップS3)。
「不正コピー防止処理」を実行する場合は、さらに複写防止領域内に同系色の画像データが存在するか否かが判断され(ステップS4)、存在する場合はその画像データを記憶手段29に記憶された補色データに変換した後(ステップS5)、画像及び複写防止領域形成用の書き込みデータを各画像形成部Pa〜Pdへ送信する(ステップS6)。一方、ステップS4において複写防止領域と同系色の画像データが存在しない場合はデータ変換を行わずに画像及び複写防止領域形成用の書き込みデータを送信する(ステップS6)。
次に、送信された書き込みデータに基づいて、画像形成部Pa〜Pdにおいて各色のトナー像及び複写防止領域31が形成され用紙21上に転写される(ステップS7)。転写されたトナー像及び複写防止領域31は定着部14において用紙21上に定着された後(ステップS8)、排出ローラ23を介して排出トレイ24に排出され(ステップS9)、処理を終了する。一方、ステップS2において「不正コピー防止処理」を実行しない場合は、画像データのみを各画像形成部Pa〜Pdへ送信し(ステップS10)、画像形成部Pa〜Pdにおいて各色のトナー像のみが形成され用紙21上に転写される(ステップS11)。その後、転写されたトナー像は同様に定着部14において定着され、排出トレイ24に排出される(ステップS8、S9)。
なお、図6の場合と同様に、予め複写防止領域内に存在する全ての画像データを変換し、モノクロ複写時の画像をより確実に識別不能とする場合は、ステップS4の判断を行わず、ステップS5で複写防止領域31内の全ての画像データを補色データに変換すればよい。また、本実施形態においては、画像形成装置としてタンデム式のカラー複写機についてのみ説明したが、本実施形態はレーザプリンタやインクジェットプリンタ等の他のカラー画像形成装置にも適用できるのはもちろんである。
本発明は、画像データを入力するデータ入力手段と、該データ入力手段により入力された画像データを書き込みデータに変換するデータ変換手段と、書き込みデータに基づいて用紙上に画像を出力する画像形成手段と、を備えた画像形成装置において、出力される画像に不正複写防止処理を実行するか否かを入力する入力手段と、画像形成手段による画像出力前若しくは画像出力後の用紙上に色インクを塗布するインク塗布手段と、が設けられており、入力手段より不正複写防止処理の実行が入力された場合、インク塗布手段は、インク層に重なる画像が視認可能であり、且つモノクロ複写時には識別不能に出力される所定色から成る複写防止領域を形成することとする。
これにより、ユーザは複写防止領域に重ねて用紙上に出力された画像や文字を容易に判読することができ、モノクロ複写された場合は複写防止領域内の画像や文字は判読不可能となるため不正複写や無断複写を確実に防止できる。また、特殊な用紙やインクを用いず、さらに複写機側に特別な検知機能を設けておく必要もないため、簡便且つ低コストで不正複写防止処理が可能な画像形成装置を提供することができる。
また、電子写真方式の画像形成装置において、インク塗布手段を定着部の下流側に配置し、定着部により画像が定着された用紙上に色インクを塗布することにより、色インク塗布による不正複写防止処理を行う際にトナー像の画質が劣化するおそれがない。さらにインク塗布手段をインクジェット装置とすれば、インク塗布厚が均一な複写防止領域を形成することができ、インクの塗布むらに起因する画像の視認性や複写防止効果の低下を招くおそれがない。
また、補色データを記憶する記憶手段を設け、データ変換手段により複写防止領域内に存在する所定色と同系色の画像データを画像出力前に補色データに変換するので、複写防止領域内に同系色の画像や文字が存在してもオリジナル画像の視認性を損なうおそれがない。
また、本発明は、画像データを入力するデータ入力手段と、該データ入力手段により入力された画像データを書き込みデータに変換するデータ変換手段と、書き込みデータに基づいて用紙上にカラー画像を出力する画像形成手段と、を備えた画像形成装置において、出力される画像に不正複写防止処理を実行するか否かを入力する入力手段と、所定色に対して識別可能であり、且つモノクロ複写時には所定色と識別不能に出力されるような補色データを記憶する記憶手段と、が設けられており、入力手段より不正複写防止処理の実行が入力された場合、画像形成手段は、所定色から成る複写防止領域を画像出力と同時に形成するとともに、データ変換手段は、複写防止領域内に存在する所定色と同系色の画像データを、画像出力前に補色データに変換することとする。
これにより、複写防止領域を形成する手段を別途設ける必要がなくなり、画像形成装置の構造の簡素化及び低コスト化に貢献する。さらに、複写防止領域内に同系色の画像が存在する場合、同系色の画像を、オリジナル画像においては識別可能であり且つモノクロ複写時には複写防止領域と識別不能に出力される補色に変換することにより、オリジナル画像における複写防止領域内の画像や文字の視認性をより高めることができる。
また、複写防止領域内の全ての画像を画像出力前に補色に変換することにより、モノクロ複写時に複写防止領域が完全に黒つぶれとならない場合でも複写防止領域内の画像は識別不能となるため、オリジナル画像の視認性を確保しながらモノクロ複写時における不正複写防止効果を確実なものとする。
また、複写防止領域を用紙上の1/2以上の領域に形成することにより、不正複写防止効果をより一層確実なものとする。
1 画像形成装置
P、Pa〜Pd 画像形成部
2a〜2d 帯電装置
3a〜3d 現像装置
5、5a〜5d 感光体ドラム
7 露光装置
10 給紙機構
14 定着部
17a〜17d LEDヘッド
21 用紙
25 データ入力手段
26 データ変換手段
27 制御手段
28 操作パネル(入力手段)
29 記憶手段
30 インク塗布手段
31 複写防止領域
P、Pa〜Pd 画像形成部
2a〜2d 帯電装置
3a〜3d 現像装置
5、5a〜5d 感光体ドラム
7 露光装置
10 給紙機構
14 定着部
17a〜17d LEDヘッド
21 用紙
25 データ入力手段
26 データ変換手段
27 制御手段
28 操作パネル(入力手段)
29 記憶手段
30 インク塗布手段
31 複写防止領域
Claims (7)
- 画像データを入力するデータ入力手段と、該データ入力手段により入力された画像データを書き込みデータに変換するデータ変換手段と、前記書き込みデータに基づいて用紙上に画像を出力する画像形成手段と、を備えた画像形成装置において、
出力される画像に不正複写防止処理を実行するか否かを入力する入力手段と、前記画像形成手段による画像出力前若しくは画像出力後の用紙上に色インクを塗布するインク塗布手段と、が設けられており、
前記入力手段より不正複写防止処理の実行が入力された場合、前記インク塗布手段は、インク層に重なる画像が視認可能であり、且つモノクロ複写時には識別不能に出力される所定色から成る複写防止領域を形成することを特徴とする画像形成装置。 - 前記画像形成手段は、感光体と、該感光体を帯電させる帯電装置と、前記帯電装置により帯電された前記感光体表面を露光して静電潜像を形成する露光装置と、前記静電潜像を現像してトナー像を形成する現像装置と、を備えた画像形成部と、該画像形成部により形成されたトナー像を用紙上に転写する画像転写部と、該画像転写部により転写された画像を用紙上に定着する定着部と、から成り、前記インク塗布手段は、前記定着部により画像が定着された用紙上に色インクを塗布することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記インク塗布手段は、インクジェット装置であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記所定色に対して識別可能であり、且つモノクロ複写時には前記所定色と識別不能に出力されるような補色データを記憶する記憶手段が設けられており、前記データ変換手段は、前記複写防止領域内に存在する前記所定色と同系色の画像データを、画像出力前に前記補色データに変換することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 画像データを入力するデータ入力手段と、該データ入力手段により入力された画像データを書き込みデータに変換するデータ変換手段と、前記書き込みデータに基づいて用紙上にカラー画像を出力する画像形成手段と、を備えた画像形成装置において、
出力される画像に不正複写防止処理を実行するか否かを入力する入力手段と、所定色に対して識別可能であり、且つモノクロ複写時には前記所定色と識別不能に出力されるような補色データを記憶する記憶手段と、が設けられており、
前記入力手段より不正複写防止処理の実行が入力された場合、前記画像形成手段は、前記所定色から成る複写防止領域を画像出力と同時に形成するとともに、前記データ変換手段は、前記複写防止領域内に存在する前記所定色と同系色の画像データを、画像出力前に前記補色データに変換することを特徴とする画像形成装置。 - 前記データ変換手段は、前記複写防止領域内の全ての画像データを、画像出力前に前記補色データに変換することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記複写防止領域は、用紙上の1/2以上の領域に形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004183183A JP2006010721A (ja) | 2004-06-22 | 2004-06-22 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004183183A JP2006010721A (ja) | 2004-06-22 | 2004-06-22 | 画像形成装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2006010721A true JP2006010721A (ja) | 2006-01-12 |
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Family Applications (1)
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JP2004183183A Pending JP2006010721A (ja) | 2004-06-22 | 2004-06-22 | 画像形成装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2004
- 2004-06-22 JP JP2004183183A patent/JP2006010721A/ja active Pending
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