JP2006007876A - アーム部材及び車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】 重量を軽量化した場合においても縦方向のしなり及び横方向の剛性を確保することができるアーム部材、及び当該アーム部材を備える自動二輪車などの車両を提供する。
【解決手段】 本発明に係るアーム部材(ヘッドパイプ60hp)は、一端部が車両の車輪を回転可能に支持し、他端部が略水平方向に伸びる枢軸を中心として鉛直方向に揺動可能に車両の車体フレームによって支持される車両用のアーム部材であって、アーム部材には、枢軸と平行な車両の幅方向の断面が閉断面となる閉断面部分が設けられており、アーム部材が、枢軸と平行な枢軸方向に離間している閉断面部分の内壁面である横方向内壁面を連結し、略水平方向に伸びる板状の補強部602L(602R)を備える。
【選択図】 図5
【解決手段】 本発明に係るアーム部材(ヘッドパイプ60hp)は、一端部が車両の車輪を回転可能に支持し、他端部が略水平方向に伸びる枢軸を中心として鉛直方向に揺動可能に車両の車体フレームによって支持される車両用のアーム部材であって、アーム部材には、枢軸と平行な車両の幅方向の断面が閉断面となる閉断面部分が設けられており、アーム部材が、枢軸と平行な枢軸方向に離間している閉断面部分の内壁面である横方向内壁面を連結し、略水平方向に伸びる板状の補強部602L(602R)を備える。
【選択図】 図5
Description
本発明は、自動二輪車などの車両の車輪を回転可能に支持するアーム部材、及び当該アーム部材を備える車両に関する。
自動二輪車などの車両には、車体フレームに設けられた枢軸部(ピボット部)によって支持されるアーム部材(スイングアーム)が広く用いられている。このようなアーム部材は、鉛直方向、つまり、“縦方向”に揺動でき、アーム部材の一端部では、車両の車輪(例えば、後輪)が回転可能に支持される。
また、このようなアーム部材は、一般的に、車体フレームに揺動可能に支持される被支持部分、車輪に向けて伸びるアーム部分、及び当該アーム部分を連結するクロスメンバ部分などによって構成されている。
さらに、近年では、閉断面を有する管状の部材に液体を注入することによって圧力を加え、所望の形状にアーム部分を成形する技術であるハイドロフォーミングが実用化されている(例えば、特許文献1)。
ハイドロフォーミングによれば、スウェージングなどによる成形と比較して、アーム部分の取り得る形状の自由度が大きいため、剛性を確保しつつ車両重量を軽量化することができるアーム部材を容易に成形することができる。
特開2003−第2274号公報(第3−5頁、第2−5図)
ところで、上述した自動二輪車などの車両、特に、不整地などのラフな路面での取り回し性が重要なオフロード車両(例えば、モトクロス用車両)では、さらなる車両重量の軽量化の要求が高い。
そこで、アーム部分を車両の前方に向けて拡大することが検討されている。具体的には、ハイドロフォーミングによって成形される当該アーム部分のサイズを車体フレームのピボット部の方向に伸長することによって、アーム部材全体としての重量を軽量化することが検討されている。
しかしながら、このようなアーム部分のサイズを拡大したアーム部材には、次のような問題があった。すなわち、アーム部分をピボット部の方向に伸長すると、アーム部材としての剛性が不足するため、容易にアーム部材の重量を軽量化できないといった問題があった。
具体的には、アーム部分をピボット部の方向に伸長すると、車両の幅方向、つまり、“横方向”の剛性が不足するといった問題があった。
特に、オフロード車両では、ダンパーやスプリングなどによって構成されるクッションユニットだけでなく、アーム部材自体によって、車輪が路面に着地した際の衝撃を吸収させるため、アーム部材の縦方向の剛性を一定のレベル以下に抑える必要がある。つまり、「縦方向のしなり」と、「横方向の剛性」とを両立することができるアーム部材が求められる。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、重量を軽量化した場合においても縦方向のしなり及び横方向の剛性を確保することができるアーム部材、及び当該アーム部材を備える自動二輪車などの車両を提供することを目的とする。
上述した問題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、一端部(E1)が車両(自動二輪車10)の車輪(後輪76)を回転可能に支持し、他端部(E2)が略水平方向に伸びる枢軸(ピボットボルト75a)を中心として鉛直方向に揺動可能に前記車両の車体フレーム(車体フレーム50)によって支持される前記車両用のアーム部材(リヤスイングアーム60)であって、前記アーム部材には、前記枢軸と平行な前記車両の幅方向の断面が閉断面となる閉断面部分(例えば、閉断面部分607)が設けられており、前記アーム部材が、前記枢軸と平行な枢軸方向に離間している前記閉断面部分の内壁面である横方向内壁面(内壁面605ih)を連結し、略水平方向に伸びる板状の補強部(例えば、補強部602L,602R)を備えることを要旨とする。
かかる特徴によれば、アーム部材が、略水平方向に伸びる板状の補強部を備えているため、「縦方向のしなり」を実現するとともに、「横方向の剛性」を確保することができる。
具体的には、補強部は略水平方向に伸びているため、アーム部材の“縦方向”の剛性が増大することを抑制しつつ、“横方向”の剛性を向上させることができる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴において、前記補強部が、前記鉛直方向に離間している前記閉断面部分の内壁面である縦方向内壁面(内壁面605iv)から離間していることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第1または第2の特徴において、前記補強部の少なくも一部が、前記他端部に形成されることを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、本発明の第3の特徴において、前記補強部の少なくも一部が、前記他端部のうち、前記車体フレームによって揺動可能に支持される部分(アームピボット部604L,604R)に隣接して形成されることを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、本発明の第3の特徴において、前記アーム部材が、前記車体フレームに揺動可能に支持され、前記枢軸方向に離間している2または2より多い被支持部分(アームピボット部604L,604R)と、前記被支持部分から前記一端部に向けて伸びる少なくとも一対のアーム部分(アーム650)と、前記他端部側において前記枢軸方向に伸び、前記一対のアーム部分を連結するクロスメンバ部分(クロスメンバ600)とを備え、前記補強部の少なくとも一部は、前記被支持部分と前記クロスメンバ部分との間に位置する前記アーム部分(ヘッドパイプ・アーム部分606L,606R)に形成されることを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、本発明の第2の特徴において、前記補強部が、前記鉛直方向に伸びる縦方向補強部分(例えば、縦方向補強部分611L)をさらに有することを要旨とする。
本発明の第7の特徴は、本発明の第6の特徴において、前記縦方向補強部分の少なくとも一部が、前記縦方向内壁面と連結されることを要旨とする。
本発明の第8の特徴は、本発明の第3の特徴において、前記被支持部分と、前記補強部とは、一体成形されることを要旨とする。
本発明の第9の特徴は、本発明の第5の特徴において、前記被支持部分と、前記補強部と、前記クロスメンバ部分とは、一体成形されることを要旨とする。
本発明の第10の特徴は、車輪(前輪23,後輪76)と、一端部(E1)が前記車輪を回転可能に支持するアーム部材(リヤスイングアーム60)と、略水平方向に伸びる枢軸(ピボットボルト75a)を中心として鉛直方向に揺動可能に前記アーム部材の他端部(E2)を支持する車体フレーム(車体フレーム50)とを少なくとも備える車両(自動二輪車10)であって、前記アーム部材には、前記枢軸と平行な前記車両の幅方向の断面が閉断面となる閉断面部分(閉断面部分607)が設けられており、前記アーム部材が、前記枢軸と平行な枢軸方向に離間している前記閉断面部分の内壁面である横方向内壁面(内壁面605ih)を連結し、略水平方向に伸びる板状の補強部(例えば、補強部602L,602R)を備えることを要旨とする。
本発明の第11の特徴は、本発明の第1乃至第9の特徴に係るアーム部材(リヤスイングアーム60)を備える車両(例えば、自動二輪車10)であることを要旨とする。
本発明によれば、重量を軽量化した場合においても縦方向のしなり及び横方向の剛性を確保することができるアーム部材、及び当該アーム部材を備える自動二輪車などの車両を提供することができる。
(本実施形態に係る車両の構成)
次に、本発明に係る車両(自動二輪車)の実施形態の一例について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
次に、本発明に係る車両(自動二輪車)の実施形態の一例について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(1)自動二輪車の概略構成
図1は、本実施形態に係る車両である自動二輪車10の概略構成を示す左側面図である。同図に示すように、自動二輪車10は、不整地などの走行に適したオフロード車両、具体的にはモトクロス用の自動二輪車である。
図1は、本実施形態に係る車両である自動二輪車10の概略構成を示す左側面図である。同図に示すように、自動二輪車10は、不整地などの走行に適したオフロード車両、具体的にはモトクロス用の自動二輪車である。
自動二輪車10は、車体フレーム50を有し、車体フレーム50には、フロントフォーク22、エンジン40、リヤスイングアーム60(アーム部材)及びリヤクッションユニット71などが取り付けられている。
車体フレーム50は、鋼管を主として構成されるセミダブルクレードル型のフレームである。また、車体フレーム50の前端に設けられているヘッドパイプ21によって、フロントフォーク22が回動可能に支持される。
フロントフォーク22は、路面状態の変化に応じて、前輪23を上下方向(実際には、所定のキャスター角が付与された方向)に移動(直線運動)させて、前輪23が受けた衝撃を吸収するものであり、テレスコピック式の構造を有している。
前輪23は、ワイヤースポーク型のホイールと、ブロックのサイズが大きいモトクロス用タイヤとによって構成され、フロントフォーク22によって回転可能に支持される。
エンジン40は、車体フレーム50(クレードル)の内側に取り付けられる。なお、本実施形態に係るエンジン40は、単気筒の水冷2サイクルエンジンである。
また、エンジン40の動力は、クラッチやトランスミッション(不図示)を介して、ドライブチェーン41に伝達される。さらに、エンジン40の動力は、ドリブンスプロケット42に伝達され、ドリブンスプロケット42とともに後輪76が回転させられる。
リヤスイングアーム60(アーム部材)は、その一端部(E1、図3参照)が、後輪76を回転可能に支持し、他端部(E2、図3参照)が、略水平方向に伸びるフレームピボット部51(より具体的にはピボットボルト75a、図2参照)を中心として鉛直方向、つまり、“縦方向”に揺動可能に、車体フレーム50によって支持されている。
なお、“水平方向”及び“鉛直方向”とは、水平な路面に前輪23及び後輪76を接地させ、自動二輪車10の上下方向の中心線が当該路面と垂直になるように自動二輪車10を配置した場合における方向である。
また、リヤスイングアーム60は、リンクボルト74を用いてL型リンク部材72と連結されている。さらに、L型リンク部材72は、リヤクッションユニット71のピストンロッド71a(図1において不図示)と連結されている。
リヤクッションユニット71は、リヤスイングアーム60を所定の位置で支持するとともに、リヤスイングアーム60によって回転可能に支持される後輪76を“縦方向”に移動させて、後輪76が受けた衝撃を吸収するものである。
(2)リヤサスペンションの概略構成
次に、自動二輪車10のリヤサスペンションの概略構成について説明する。図2は、リヤスイングアーム60及びリヤクッションユニット71の構成を示す左側面図である。
次に、自動二輪車10のリヤサスペンションの概略構成について説明する。図2は、リヤスイングアーム60及びリヤクッションユニット71の構成を示す左側面図である。
同図に示すように、自動二輪車10は、リヤスイングアーム60、リヤクッションユニット71及びL型リンク部材72などによって構成されるリンク式のモノサスペンションを備えている。
リヤスイングアーム60は、ピボットボルト75aを用いて車体フレーム50(フレームピボット部51、図2において不図示)に取り付けられており、リヤスイングアーム60は、フレームピボット部51を中心として、鉛直方向、つまり、“縦方向”(図中のD1)に揺動(円運動)することができる。
さらに、上述したように、リヤスイングアーム60は、リンクボルト74を用いてL型リンク部材72と連結されている。また、L型リンク部材72は、リヤクッションユニット71のピストンロッド71aと連結されている。
リヤクッションユニット71は、上端部71bが車体フレーム50に固定されている。また、ピストンロッド71aと連結されているL型リンク部材72は、コネクティングロッド73の一端とも連結されており、コネクティングロッド73の他端は、車体フレーム50に回動可能に取り付けられている。
上述した構成によって車体フレーム50に取り付けられるリヤクッションユニット71は、リヤスイングアーム60を所定の位置で支持するとともに、後輪76が受けた衝撃、具体的には、D1方向の振動を吸収する。
また、リヤクッションユニット71は、ダンパー71dと、スプリング71sとを有している。ダンパー71dは、リザーバータンク71rt付きの単筒倒立型のダンパーであり、ピストンロッド71aがダンパー71dの内部側に押された場合、ダンパー71dの内部に封入されているオイルがリザーバータンク71rtに流れ込むようになっている。
図3は、図2に示したF3−F3方向の断面図である。同図に示すように、リヤスイングアーム60、フレームピボット部51、及びエンジン40を構成するクランクケース43には、ピボットボルト75aが挿通されている。ピボットボルト75aの一端には、ピボットナット75bが捩じ込まれており、フレームピボット部51を中心としてリヤスイングアーム60が揺動できるようになっている。
(3)リヤスイングアーム(アーム部材)の構成
次に、リヤスイングアーム60(アーム部材)の具体的な構成について説明する。図4は、リヤスイングアーム60の概略斜視図である。同図に示すように、リヤスイングアーム60は、車体フレーム50に揺動可能に支持され、ピボットボルト75a(枢軸)方向に離間しているアームピボット部604L,604R(被支持部分)と、アームピボット部604L,604Rから端部E1(一端部)に向けて伸びる一対のアーム650(アーム部分)と、端部E2(他端部)側においてピボットボルト75a方向に伸び、一対の左アーム650L及び右アーム650Rを連結するクロスメンバ600(クロスメンバ部分)とを備えている。
次に、リヤスイングアーム60(アーム部材)の具体的な構成について説明する。図4は、リヤスイングアーム60の概略斜視図である。同図に示すように、リヤスイングアーム60は、車体フレーム50に揺動可能に支持され、ピボットボルト75a(枢軸)方向に離間しているアームピボット部604L,604R(被支持部分)と、アームピボット部604L,604Rから端部E1(一端部)に向けて伸びる一対のアーム650(アーム部分)と、端部E2(他端部)側においてピボットボルト75a方向に伸び、一対の左アーム650L及び右アーム650Rを連結するクロスメンバ600(クロスメンバ部分)とを備えている。
また、左アーム650Lには、リンクボルト74(図2参照)が挿通されるリンクボルト孔653が設けられている。なお、右アーム650Rには、リンクボルト74に捩じ込まれるナット用の孔(不図示)が設けられている。
左アーム650L(右アーム650R)の端部E1には、車軸支持部651L(車軸支持部651R)が設けられており、車軸支持部651L,651Rによって後輪76が回転可能に支持される。
より具体的には、車軸孔652L及び車軸孔652Rに後輪76の回転軸(不図示)が挿通される。なお、車軸支持部651L,651Rは、所定の強度を確保するため、アルミニウム合金を鍛造して成形されている。
また、車軸支持部651L(651R)を除く左アーム650L(右アーム650R)は、閉断面の形状を有する管状の部材に液体を注入することによって圧力を加えて所望の形状に成形する技術であるハイドロフォーミング(バルジ成形)によって成形されている。
ハイドロフォーミングによれば、外部から圧力を加えて当該部材の内部に挿入された「型」に沿った形状に成形するスウェージングなどと比較して、成形後に「型」を引き出す必要がないため、補強などを施すことなくアーム650を剛性の確保に有利な形状とすることが可能となる。すなわち、ハイドロフォーミングによれば、リヤスイングアーム60の剛性を確保しつつ、自動二輪車10の重量を軽量化することができる。
また、本実施形態では、自動二輪車10の重量をさらに軽量化するため、従来のリヤスイングアームに用いられるアームと比較して、自動二輪車10の前後方向において、アーム650が拡大されている。具体的には、アーム650は、従来のアームと比較して、フレームピボット部51の方向、つまり、ピボット孔601L(601R)方向に“長さP”程度伸長されている。
なお、図3では、リヤスイングアーム60にピボットボルト75aが挿通されていると説明したが、具体的には、図4に示すように、ピボット孔601L及びピボット孔601Rにピボットボルト75aが挿通される。
ここで、リヤスイングアーム60が具備するべき特性について、簡単に説明する。上述したように、モトクロス用の自動二輪車10は、ダンパー71dやスプリング71sなどによって構成されるリヤクッションユニット71だけでなく、リヤスイングアーム60自体によって、後輪76が路面に着地した際の衝撃を吸収させるため、リヤスイングアーム60の“縦方向”(図中のD1方向)の剛性を一定のレベル以下に抑える必要がある。
一方、自動二輪車10の操縦安定性を維持するため、自動二輪車10の幅方向、つまり、“横方向”(図中のD2方向)の剛性については、一定のレベル以上とする必要がある。
すなわち、“横方向”の剛性が不足すると、リヤスイングアーム60が横方向に捩れる感覚をライダーに与えるといった問題が発生する。また、“縦方向”の剛性が一定のレベル以上となると、後輪76が路面に着地した際、特に、自動二輪車10が大きくジャンプした後に後輪76が路面に着地した際の衝撃の反動が大きくなり過ぎ、着地後の自動二輪車10の姿勢が著しく不安定となるといった問題が発生する。
つまり、モトクロスなど、オフロード用の自動二輪車(車両)では、縦方向の剛性を一定のレベル以下に抑えて「縦方向のしなり」を実現するともに、操縦安定性を維持するために「横方向の剛性」を確保することができるリヤスイングアームを備えることが求められるのである。
(4)リヤスイングアーム(アーム部材)内部の構成
次に、リヤスイングアーム60の内部の構成について説明する。図5は、リヤスイングアーム60の一部であるヘッドパイプ60hpの概略斜視図である。同図に示すように、ヘッドパイプ60hpは、略水平方向に伸びる板状の補強部602L,602Rを備えている。
次に、リヤスイングアーム60の内部の構成について説明する。図5は、リヤスイングアーム60の一部であるヘッドパイプ60hpの概略斜視図である。同図に示すように、ヘッドパイプ60hpは、略水平方向に伸びる板状の補強部602L,602Rを備えている。
補強部602L,602Rは、リヤスイングアーム60の“横方向”(D2方向)の剛性を維持するために設けられており、リヤスイングアーム60が“横方向”に捩れることを抑制する。
さらに、ヘッドパイプ60hpの内部には、リンクボルト74が挿通されるリンクボルト孔603が設けられている。リンクボルト74が、リンクボルト孔603及びL型リンク部材72に挿通されることによって、L型リンク部材72とヘッドパイプ60hpとが連結される。
(5)補強部の形状及び配置状態
次に、図5に示した補強部602L(602R)の形状及び配置状態について、図6(a),(b)及び図7(a),(b)を参照して説明する。図6(a)及び(b)は、ヘッドパイプ60hpの平面図及び左側面図をそれぞれ示している。また、図7(a)及び(b)は、図6(a)に示したA−A’方向、及びB−B’方向における断面図をそれぞれ示している。
次に、図5に示した補強部602L(602R)の形状及び配置状態について、図6(a),(b)及び図7(a),(b)を参照して説明する。図6(a)及び(b)は、ヘッドパイプ60hpの平面図及び左側面図をそれぞれ示している。また、図7(a)及び(b)は、図6(a)に示したA−A’方向、及びB−B’方向における断面図をそれぞれ示している。
同図に示すように、ヘッドパイプ60hpには、ピボット孔601L及びピボット孔601Rに挿通されるピボットボルト75aと平行な自動二輪車10の幅方向の断面が閉断面となる閉断面部分607が設けられている。
さらに、ヘッドパイプ60hpは、ピボット孔601L及びピボット孔601Rに挿通されるピボットボルト75a方向に離間している閉断面部分607の内壁面である内壁面605ih(横方向内壁面)を連結し、略水平方向に伸びる板状の補強部602L(602R)を備えている。
また、補強部602L(602R)は、鉛直方向に離間している閉断面部分607の内壁面である内壁面605iv(縦方向内壁面)から離間している。
さらに、補強部602L(602R)の少なくも一部は、端部E2(図4参照)に形成されている。具体的には、補強部602L(602R)の少なくも一部は、端部E2のうち、車体フレーム50(フレームピボット部51)によって揺動可能に支持されるアームピボット部604L(604R)に隣接して形成されている。
より具体的には、補強部602L(602R)の少なくとも一部は、アームピボット部604L(604R)とクロスメンバ600との間に位置するヘッドパイプ・アーム部分606L(606R)に形成されている。
なお、アーム接合部605L,605Rには、左アーム650L及び右アーム650Rがそれぞれ接合される。具体的には、左アーム650L及び右アーム650Rは、アーム接合部605L,605Rに接合された状態でクロスメンバ600に溶接される。また、本実施形態では、“アーム部分”とは、ヘッドパイプ・アーム部分606L(606R)と、左アーム650L(右アーム650R)とから構成される部分をいう。
さらに、補強部602Lの前端部602Lfの厚さは、後端部602Lrよりも若干(約0.8mm)厚くなっている。なお、補強部602Lは、前端部602Lfと後端部602Lrとで、同一の厚さとしてもよいし、後端部602Lrの厚さを前端部602Lfよりも厚くしてもよい。また、補強部602Rも補強部602Lと同様の厚さを有している。
なお、補強部602L(602R)は、自動二輪車10の幅方向の断面が閉断面となる閉断面部分607に配置されるが、必ずしも補強部602L(602R)のすべて、すなわち、前端部602Lf〜後端部602Lrまでが閉断面部分に配置されていなくてもよい。つまり、補強部602L(602R)の一部は、ヘッドパイプ60hpにおいて、自動二輪車10の幅方向の断面が開断面となる位置に配置されてもよい。
また、ヘッドパイプ60hpは、Al−Si−Mg系のアルミニウム合金(AC4CH)を鋳造して成形される。具体的には、少なくともアームピボット部604L(604R)と補強部602L(602R)とは、一体成形される。さらに、本実施形態では、アームピボット部604L(604R)と、補強部602L(602R)と、クロスメンバ600とは、一体成形される。
なお、補強部602L,602Rは、鋳造金型からヘッドパイプ60hpを取り出す際に、そのままの状態では離型できない、いわゆるアンダーカット部分に相当するため、当該アンダーカット部分に相当する金型の部分を離型できるように、スライドコアを用いて成形される。
(作用・効果)
以上説明した本実施形態に係るリヤスイングアーム60によれば、リヤスイングアーム60が、略水平方向に伸びる板状の補強部602L(602R)を備えているため、「縦方向(D1方向)のしなり」を実現するとともに、「横方向(D2方向)の剛性」を確保することができる。
以上説明した本実施形態に係るリヤスイングアーム60によれば、リヤスイングアーム60が、略水平方向に伸びる板状の補強部602L(602R)を備えているため、「縦方向(D1方向)のしなり」を実現するとともに、「横方向(D2方向)の剛性」を確保することができる。
具体的には、補強部602L(602R)は、略水平方向に伸びているため、リヤスイングアーム60の“縦方向”の剛性が増大することを抑制しつつ、“横方向”の剛性を向上させることができる。
特に、リヤスイングアーム60では、上述したように、自動二輪車10の重量を軽量化するため、従来のリヤスイングアームと比較して、自動二輪車10の前後方向において、アーム650のサイズが拡大されている。
このように、アーム650のサイズが拡大されると、リヤスイングアームとしての剛性が不足することが問題となるが、リヤスイングアーム60は、簡易な構造の補強部602L(602R)を備えているため、大幅な重量の増加を回避しつつ、“横方向”の剛性を効果的に向上させることができる。
また、リヤスイングアーム60によれば、補強部602L(602R)の少なくも一部が、端部E2のうち、車体フレーム50(フレームピボット部51)によって揺動可能に支持されるアームピボット部604L(604R)に隣接して形成されているため、リヤスイングアーム60の“縦方向”の剛性が増大することを抑制しつつ、“横方向”の剛性をさらに向上させることができる。
具体的には、補強部602L(602R)の少なくとも一部が、アームピボット部604L(604R)とクロスメンバ600との間に位置するヘッドパイプ・アーム部分606L(606R)に形成されているため、リヤスイングアーム60の“縦方向”の剛性が増大することを抑制しつつ、“横方向”の剛性をさらに向上させることができる。
すなわち、リヤスイングアーム60を揺動可能に支持するフレームピボット部51の近傍に補強部602L(602R)を配置することによって、リヤスイングアーム60の“横方向”の剛性を効果的に向上させることができるのである。
さらに、リヤスイングアーム60によれば、アームピボット部604L(604R)と、補強部602L(602R)と、クロスメンバ600とは、一体成形される。このため、複雑な製造工程が必要なく、補強部602L(602R)を容易にリヤスイングアーム60に備えることができ、リヤスイングアーム60の製造コストを低減することができる。
すなわち、リヤスイングアーム60が備えられる自動二輪車10によれば、重量を軽量化しつつ、「縦方向のしなり」及び「横方向の剛性」が確保できるため、自動二輪車10の操縦安定性や取り回し性をさらに向上させることができる。
(その他の実施形態)
上述したように、本発明の一実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態が明らかとなろう。
上述したように、本発明の一実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態が明らかとなろう。
例えば、上述した本発明の実施形態に係るリヤスイングアーム60(ヘッドパイプ60hp)は、以下のように変更することができる。なお、以下に示す変更例は、上述した本発明の実施形態に係る補強部602L(602R)に代えて、リヤスイングアーム60に備えられるものである。
図8(a1)及び(b1)は、本発明の一変更例を示している。図8(a1)及び(b1)に示すように、補強部610Lは、鉛直方向に伸びる縦方向補強部分611Lを有している。さらに、縦方向補強部分611Lは自動二輪車10の“前後方向”に伸びており、縦方向補強部分611Lの少なくとも一部は、内壁面605ivと連結されている。
また、補強部610Lは、補強部602Lと比較すると、アームピボット部604L(604R)に隣接して形成されてはおらず、また、自動二輪車10の前後方向の長さも短くなっている。
図8(a2)及び(b2)は、本発明の他の変更例を示している。図8(a2)及び(b2)に示すように、補強部615Lは、鉛直方向に伸びる縦方向補強部分616L,617Lを有している。さらに、縦方向補強部分616L,617Lは、自動二輪車10の“幅方向”に伸びている。また、縦方向補強部分616L,617Lは、内壁面605ivと連結されていない。
上述した本発明の変更例によれば「横方向(D2方向)の剛性」を確保しつつ、縦方向の剛性のレベル、つまり、リヤスイングアーム60の「縦方向のしなり」の程度を容易に調整することができる。
図8(a3)及び(b3)は、本発明のさらに他の変更例を示している。図8(a3)及び(b3)に示すように、本変更例に係るヘッドパイプ60hp’は、閉断面部分607’の形状が略円形となっている。補強部620Lは、補強部602Lと同様に、内壁面605i’を連結し、略水平方向に伸びている。
すなわち、本発明の適用範囲は、上述した本発明の実施形態に係るリヤスイングアーム60(ヘッドパイプ60hp)のように矩形の閉断面部分(閉断面部分607)に限定されるものではなく、略円形などの閉断面部分を有するリヤスイングアーム(アーム部材)にも勿論適用することができる。
また、上述した本発明の実施形態では、後輪76を回転可能に支持するアーム部材(リヤスイングアーム60)に補強部602L,602Rが備えられていたが、前輪を回転可能に支持するアーム部材(スイングアーム)に同様の補強部を備えてもよい。さらに、本発明の実施形態では、一対のアーム650(左アーム650L及び右アーム650R)を備えるリヤスイングアーム60を例として説明したが、後輪76を支持するアームが1本である、いわゆる“片持ち式”のアーム部材にも本発明を適用することができる。
また、本発明の実施形態では、自動二輪車10を例として説明したが、本発明に係るアーム部材は、四輪車などの他の車両にも勿論適用することができる。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
10…自動二輪車、21…ヘッドパイプ、22…フロントフォーク、23…前輪、40…エンジン、41…ドライブチェーン、42…ドリブンスプロケット、43…クランクケース、50…車体フレーム、51…フレームピボット部、60…リヤスイングアーム、60hp,60hp’…ヘッドパイプ、71…リヤクッションユニット、71a…ピストンロッド、71b…上端部、71d…ダンパー、71rt…リザーバータンク、71s…スプリング、72…L型リンク部材、73…コネクティングロッド、74…リンクボルト、75a…ピボットボルト、75b…ピボットナット、76…後輪、600…クロスメンバ、601L,601R…ピボット孔、602L,602R…補強部、602Lf…前端部、602Lr…後端部、603…リンクボルト孔、604L,604R…アームピボット部、605ih,605iv,605i’…内壁面、606L,606R…ヘッドパイプ・アーム部分、607,607’…閉断面部分、605L,605R…アーム接合部、610L,615L,620L…補強部、611L,616L…縦方向補強部分、650…アーム、650L…左アーム、650R…右アーム、651L,651R…車軸支持部、652L,652R…車軸孔、653…リンクボルト孔
Claims (11)
- 一端部が車両の車輪を回転可能に支持し、他端部が略水平方向に伸びる枢軸を中心として鉛直方向に揺動可能に前記車両の車体フレームによって支持される前記車両用のアーム部材であって、
前記アーム部材には、前記枢軸と平行な前記車両の幅方向の断面が閉断面となる閉断面部分が設けられており、
前記アーム部材は、前記枢軸と平行な枢軸方向に離間している前記閉断面部分の内壁面である横方向内壁面を連結し、略水平方向に伸びる板状の補強部を備えることを特徴とするアーム部材。 - 前記補強部は、前記鉛直方向に離間している前記閉断面部分の内壁面である縦方向内壁面から離間していることを特徴とする請求項1に記載のアーム部材。
- 前記補強部の少なくも一部は、前記他端部に形成されることを特徴とする請求項1または2に記載のアーム部材。
- 前記補強部の少なくも一部は、前記他端部のうち、前記車体フレームによって揺動可能に支持される部分に隣接して形成されることを特徴とする請求項3に記載のアーム部材。
- 前記アーム部材は、
前記車体フレームに揺動可能に支持され、前記枢軸方向に離間している2または2より多い被支持部分と、
前記被支持部分から前記一端部に向けて伸びる少なくとも一対のアーム部分と、
前記他端部側において前記枢軸方向に伸び、前記一対のアーム部分を連結するクロスメンバ部分と
を備え、
前記補強部の少なくとも一部は、前記被支持部分と前記クロスメンバ部分との間に位置する前記アーム部分に形成されることを特徴とする請求項3に記載のアーム部材。 - 前記補強部は、前記鉛直方向に伸びる縦方向補強部分をさらに有することを特徴とする請求項2に記載のアーム部材。
- 前記縦方向補強部分の少なくとも一部は、前記縦方向内壁面と連結されることを特徴とする請求項6に記載のアーム部材。
- 前記被支持部分と、前記補強部とは、一体成形されることを特徴とする請求項3に記載のアーム部材。
- 前記被支持部分と、前記補強部と、前記クロスメンバ部分とは、一体成形されることを特徴とする請求項5に記載のアーム部材。
- 車輪と、一端部が前記車輪を回転可能に支持するアーム部材と、略水平方向に伸びる枢軸を中心として鉛直方向に揺動可能に前記アーム部材の他端部を支持する車体フレームとを少なくとも備える車両であって、
前記アーム部材には、前記枢軸と平行な前記車両の幅方向の断面が閉断面となる閉断面部分が設けられており、
前記アーム部材は、前記枢軸と平行な枢軸方向に離間している前記閉断面部分の内壁面である横方向内壁面を連結し、略水平方向に伸びる板状の補強部を備えることを特徴とする車両。 - 請求項1乃至9の何れかのアーム部材を備えることを特徴とする車両。
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