JP2005342825A - トルクレンチ - Google Patents
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Abstract
【課題】 トルクレンチの一部が干渉物に接触したときに、トルクレンチ内部にあるトグルリンクの作動で発生する「カチッ」音と所定のトルク値での締付け完了音とを混同する心配がないトルクレンチを提供することを課題とする。
【解決手段】 トルクレンチ10は、手で持つハンドル部11と、このハンドル部11から連続して前方に延びるケース12と、このケース12の内部から外部へ延ばして備えたスパナー部13と、スパナー部13の頭部14の付け根15からケース12の内部に延ばして備えた柄16と、この柄16の基部17を軸支した第1の支軸18と、柄16の前方部をケース12に軸支した第2の支軸19と、締付け作業の際にケース12の前部やスパナー部13に接触する可能性がある干渉物を検知して、スパナー部13の首振りを不能にするスパナー部ストッパ機構20を備えた工具である。
【効果】 トルクレンチは、締付け作業の際に接触する可能性がある干渉物を検知して、スパナー部の首振りを停止させるスパナー部ストッパ機構を備えたので、誤動作による所定トルク値の誤認を防止できる。
【選択図】 図1
【解決手段】 トルクレンチ10は、手で持つハンドル部11と、このハンドル部11から連続して前方に延びるケース12と、このケース12の内部から外部へ延ばして備えたスパナー部13と、スパナー部13の頭部14の付け根15からケース12の内部に延ばして備えた柄16と、この柄16の基部17を軸支した第1の支軸18と、柄16の前方部をケース12に軸支した第2の支軸19と、締付け作業の際にケース12の前部やスパナー部13に接触する可能性がある干渉物を検知して、スパナー部13の首振りを不能にするスパナー部ストッパ機構20を備えた工具である。
【効果】 トルクレンチは、締付け作業の際に接触する可能性がある干渉物を検知して、スパナー部の首振りを停止させるスパナー部ストッパ機構を備えたので、誤動作による所定トルク値の誤認を防止できる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、トルクレンチに関するものである。
ボルトやナットを所定のトルクで締付けることは重要である。そのための工具としてトルク設定部を内蔵したトルクレンチが実用に供されている(例えば、特許文献1参照。)。
実開平5−20874号公報(第4ー5頁、図1)
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図7は従来の技術の基本構成を説明する図であり、トルクレンチ100は、ハンドル部101の先端部に備えたスパナー102と、このスパナー102のヘッド部103を軸支する支軸104と、ヘッド部103の付け根に当接して配置する連結体105を連結するリンクピン106と、連結体105を調整する補正ねじ107と、連結体105の一端に備えるトグルリンク108と、このトグルリンク108の他端に備える押圧ばね109の弾圧力を受けるスライダー110とからなる工具である。
なお、111はスパナー102、連結体105、スライダー110などを収納するケース本体である。
図7は従来の技術の基本構成を説明する図であり、トルクレンチ100は、ハンドル部101の先端部に備えたスパナー102と、このスパナー102のヘッド部103を軸支する支軸104と、ヘッド部103の付け根に当接して配置する連結体105を連結するリンクピン106と、連結体105を調整する補正ねじ107と、連結体105の一端に備えるトグルリンク108と、このトグルリンク108の他端に備える押圧ばね109の弾圧力を受けるスライダー110とからなる工具である。
なお、111はスパナー102、連結体105、スライダー110などを収納するケース本体である。
トルクレンチ100は、押圧ばね109の弾圧力でヘッド部103と連結体105との軸線が一直線上に一致した状態で、矢印Aの如く、ボルト112の締付けを開始する(図7の状態)。
ボルト112からの反力が増加すると、トグルリンク108が徐々に図時計方向に廻り、所定のトルクに達した時点で、スパナー102が大きく傾き、補正ねじ107の頭又は他の部位がケース体111に当たり、「カチッ」という音を発する。これで、締付けが完了したことが分かる。
しかし、油圧配管などの干渉物の奥にあるボルトを、トルクレンチ100で締付けることがある。このとき、スパナー102やケース本体111などのトルクレンチ100の一部が油圧配管などの干渉物に当たると、トルクレンチ100内でトグルリンク108が働いて実際には締付け不十分であるのに「カチッ」という音が発生することがある。
作業者は、この音を締付け完了音と聞き間違えて、ねじ締め作業を不完全に終らせる可能性がある。
作業者は、この音を締付け完了音と聞き間違えて、ねじ締め作業を不完全に終らせる可能性がある。
本発明は、トルクレンチの一部が干渉物に接触したときに、トルクレンチ内部にあるトグルリンクの作動で発生する「カチッ」音と所定のトルク値での締付け完了音とを混同する心配がないトルクレンチを提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、ケースに、スパナー部を首振り可能に取付け、ボルト又はナットを締めるときにボルト又はナットの締付けトルクが所定値に達したことを確認することのできるトルクレンチにおいて、
このトルクレンチは、締付け作業の際にケースの前部やスパナー部に接触する可能性がある干渉物を検知して、スパナー部の首振りを停止させるスパナー部ストッパ機構を備えたことを特徴とする。
このトルクレンチは、締付け作業の際にケースの前部やスパナー部に接触する可能性がある干渉物を検知して、スパナー部の首振りを停止させるスパナー部ストッパ機構を備えたことを特徴とする。
トルクレンチを狭い場所で使用する場合において、ボルト又はナットの締付け作業中にケースの前部やスパナー部に油圧配管などの干渉物が接触すると、スパナー部ストッパ機構がスパナー部の首振り動作を停止させる。
請求項2に係る発明は、スパナー部ストッパ機構は、スパナー部にピンを介して揺動可能に取付けると共にケースの外面に沿って延ばした揺動バーと、この揺動バーの先端からケースに向かって延ばした突部と、この突部を嵌めることができるようにケースに設けた凹部と、この凹部から突部が抜ける方向へ揺動バーを付勢する付勢部材とからなり、
揺動バーがスパナー部に近づくように揺動したときに、突部が凹部に嵌合し、揺動バーはスパナー部の首振りを停止させる突っ張り作用を発揮することを特徴とする。
揺動バーがスパナー部に近づくように揺動したときに、突部が凹部に嵌合し、揺動バーはスパナー部の首振りを停止させる突っ張り作用を発揮することを特徴とする。
ボルト又はナットの締付け作業中にケースの前部やスパナー部に油圧配管などの干渉物が接触すると、揺動バーがスパナー部に近づくように揺動し、揺動バーの突部がケースの凹部に嵌合し、揺動バーが凹部を突っ張る突っ張り作用を発揮する。この結果、スパナー部の首振りが停止する。
請求項3に係る発明は、スパナー部ストッパ機構は、ケースにピンを介して揺動可能に取付けると共に、一端はスパナー部に沿うようにケースから露出させ、他端はケース内に配置した揺動バーと、この揺動バーの他端に設け、スパナー部の基部に当接可能にしたストッパ部と、このストッパ部がスパナー部の基部から離れる方向に揺動バーを付勢する付勢部材とからなり、
揺動バーの一端がスパナー部に近づくように揺動したときに、ストッパ部がスパナー部の基部に近接し、スパナー部の首振りを停止させるストッパ作用を発揮することを特徴とする。
揺動バーの一端がスパナー部に近づくように揺動したときに、ストッパ部がスパナー部の基部に近接し、スパナー部の首振りを停止させるストッパ作用を発揮することを特徴とする。
ボルト又はナットの締付け作業中にケースの前部やスパナー部に油圧配管などの干渉物が接触すると、揺動バーの一端がスパナー部に近づくように揺動し、また、同時に揺動バーの他端のストッパ部がスパナー部の基部に近接しスパナー部の基部を押えるストッパ作用を発揮する。この結果、スパナー部の首振りが停止する。
請求項1に係る発明では、トルクレンチは、締付け作業の際にケースの前部やスパナー部に接触する可能性がある干渉物を検知して、スパナー部の首振りを停止させるスパナー部ストッパ機構を備えたので、誤動作による所定トルク値の誤認を防止できるという利点がある。
請求項2に係る発明では、スパナー部ストッパ機構の揺動バーがスパナー部に近づくように揺動したときに、揺動バーの突部がケースの凹部に嵌合し、揺動バーがスパナー部の首振りを停止させる突っ張り作用を発揮するので、何時まで経っても締付け完了音が発生しない。この結果、作業者は異常に気づき、トルク誤設定を未然に防止することができる。
請求項3に係る発明では、スパナー部ストッパ機構の揺動バーの一端がスパナー部に近づくように揺動したときに、ストッパ部がスパナー部の基部に近接し、スパナー部の首振りを停止させるストッパ作用を発揮するので、何時まで経っても締付け完了音が発生しない。この結果、作業者は異常に気づき、トルク誤設定を未然に防止することができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るトルクレンチの側面図であり、トルクレンチ10は、手で持つハンドル部11と、このハンドル部11から連続して前方に延びるケース12と、このケース12の内部から外部へ延ばして備えたスパナー部13と、スパナー部13の頭部14の付け根15からケース12の内部に延ばして備えた柄16と、この柄16の基部17を軸支した第1の支軸18と、柄16の前方部をケース12に軸支した第2の支軸19と、締付け作業の際にケース12の前部やスパナー部13に接触する可能性がある干渉物を検知して、スパナー部13の首振りを停止させるスパナー部ストッパ機構20を備えた工具である。
図1は本発明に係るトルクレンチの側面図であり、トルクレンチ10は、手で持つハンドル部11と、このハンドル部11から連続して前方に延びるケース12と、このケース12の内部から外部へ延ばして備えたスパナー部13と、スパナー部13の頭部14の付け根15からケース12の内部に延ばして備えた柄16と、この柄16の基部17を軸支した第1の支軸18と、柄16の前方部をケース12に軸支した第2の支軸19と、締付け作業の際にケース12の前部やスパナー部13に接触する可能性がある干渉物を検知して、スパナー部13の首振りを停止させるスパナー部ストッパ機構20を備えた工具である。
スパナー部ストッパ機構20は、スパナー部13の一部にピン21を介して揺動可能に前端部22を取付けた揺動バー23と、この揺動バー23をケース12の外面に沿って延ばし、揺動バー23の先端からケース12に向かって延ばした突部24と、この突部24を嵌めることができるようにケース12に設けた凹部25と、この凹部25から突部24が抜ける方向へ揺動バー23を付勢するケース一端部26と揺動バー23の一部27とに掛渡した付勢部材28とからなる。
このスパナー部ストッパ機構20の作用としては、揺動バー23がスパナー部13に近づくように揺動したときに、突部24が凹部25に嵌合し、揺動バー23はスパナー部13の首振りを停止する突っ張り作用を発揮する。
図2はトルクレンチが正常に作動した場合の作用図である。
(a)において、手31でトルクレンチ10のハンドル部11を握り、スパナー部13の頭部14を矢印Bの如くボルト32に嵌合させる。
(a)において、手31でトルクレンチ10のハンドル部11を握り、スパナー部13の頭部14を矢印Bの如くボルト32に嵌合させる。
(b)において、スパナー部13の頭部14をボルト32に嵌合させた状態で、矢印D1の如く、手31でハンドル部11を動かすと、矢印Eの如くスパナー部13の柄16の基部17が第1の支軸18と回動して動き、揺動バー23の突部24が矢印Fの如く凹部25より若干右側に動く。
(b)で、続けてもう一度矢印D2の如く手31でハンドル部11を動かすと、スパナー部13の柄16の基部17が第1の支軸18と回動して動き、矢印Gの如く元に戻り、揺動バー23の突部24が矢印Hの如く元に戻り、(a)の状態になる。
すなわち、トルクレンチ10は、(a)と(b)の動作を繰返すことにより、正常にボルト32を締付けることができる。
すなわち、トルクレンチ10は、(a)と(b)の動作を繰返すことにより、正常にボルト32を締付けることができる。
図3はトルクレンチが干渉物と接触した場合の作用図である。
(a)において、手31でトルクレンチ10のハンドル部11を矢印Jの如く動かすと、揺動バー23が矢印Kの如く干渉物33に接触しようとする。
(a)において、手31でトルクレンチ10のハンドル部11を矢印Jの如く動かすと、揺動バー23が矢印Kの如く干渉物33に接触しようとする。
(b)において、揺動バー23が干渉物33の一部34と接触すると、揺動バー23の突部24がケース12の凹部25に嵌合し、手31でハンドル部11を握り矢印Lの如く動かそうとしても動かない状態を示す。同時に、スパナー部13の頭部14は矢印Mの如く動かない。
(c)で(b)のC部の拡大図を示し、揺動バー23が突部24をケース12の凹部25と勘合させ、面接触部35で矢印Nの如く凹部25を押付けて突っ張る状態を示す。
以上の(a)〜(c)の作用を詳細に説明すると、ボルト32の締付け作業中にケース12の前部やスパナー部13に油圧配管などの干渉物33が接触した場合において、ケース12に設けた凹部25から揺動バー23の先端の突部24が抜ける方向へ揺動バー23を付勢する付勢部材28の作用に反して、スパナー部13に揺動可能に取付けた揺動バー23がスパナー部13に近づくように揺動し、揺動バー23の突部24がケース12の凹部25に嵌合し、揺動バー23が凹部25を突っ張る突っ張り作用を発揮し、スパナー部13の首振りが停止する。
その結果、何時まで経っても締付け完了音が発生しないので、作業者は異常に気づき、トルク誤設定を未然に防止することができる。
その結果、何時まで経っても締付け完了音が発生しないので、作業者は異常に気づき、トルク誤設定を未然に防止することができる。
図4は図1の別実施例を示す図であり、トルクレンチ40は、手で持つハンドル部41と、このハンドル部41から連続して前方に延びるケース42と、このケース42の内部から外部へ延ばして備えたスパナー部43と、スパナー部43の頭部44の付け根45からケース42の内部に延ばして備えた柄46と、この柄46の基部47を軸支した第1の支軸48と、柄46の前方部をケース42に軸支した第2の支軸49と、締付け作業の際にケース42の前部やスパナー部43に接触する可能性がある干渉物を検知して、スパナー部43の首振りを停止させるスパナー部ストッパ機構50を備えた工具である。
スパナー部ストッパ機構50は、ケース42の底部結合部51にピン52を介して揺動可能に取付けると共に、一端53はスパナー部43に沿うようにケース42から露出させ、他端54はケース42内に配置した揺動バー55と、この揺動バー55の他端54に設け、スパナー部43の基部47に当接可能にしたストッパ部56と、このストッパ部56がスパナー部43の基部47から離れる方向に揺動バー55を付勢するケース一端部57と揺動バー55の一部58とに掛渡した付勢部材59とからなる。
このスパナー部ストッパ機構50の作用としては、ケース42に揺動可能に取付けた揺動バー55の一端53がスパナー部43に近づくように揺動し、また、同時に揺動バー55の他端54のストッパ部56がスパナー部43の基部47に近接しスパナー部43の基部47を押えるストッパ作用を発揮し、スパナー部43の首振りが停止する。
図5は図4に示すトルクレンチが正常に作動した場合の作用図である。
(a)において、手31でトルクレンチ40のハンドル部41を握り、スパナー部43の頭部44を矢印Pの如くボルト32に嵌合させる。
(a)において、手31でトルクレンチ40のハンドル部41を握り、スパナー部43の頭部44を矢印Pの如くボルト32に嵌合させる。
(b)において、スパナー部43の頭部44をボルト32に嵌合させた状態で、矢印Q1の如く、手31でハンドル部41を動かすと、矢印Rの如くスパナー部43の柄46の基部47が第1の支軸48と回動して動く。
このとき、揺動バー55のストッパ部56とスパナー部43の柄46の基部47との間には、すきま61がある。
このとき、揺動バー55のストッパ部56とスパナー部43の柄46の基部47との間には、すきま61がある。
(b)で、続けてもう一度矢印Q2の如く手31でハンドル部41を動かすと、スパナー部43の柄46の基部47が第1の支軸48と回動して動き、矢印Sの如く元に戻り、(a)の状態になる。
すなわち、トルクレンチ40は、(a)と(b)の動作を繰返すことにより、正常にボルト32を締付けることができる。
すなわち、トルクレンチ40は、(a)と(b)の動作を繰返すことにより、正常にボルト32を締付けることができる。
図6は図4のトルクレンチが干渉物と接触した場合の作用図である。
(a)において、手31でトルクレンチ40のハンドル部41を矢印Tの如く動かすと、揺動バー55の他端54が矢印Uの如く動き、同時に揺動バー55の一端53が矢印Vの如く動き、干渉物33に接触しようとする。
(a)において、手31でトルクレンチ40のハンドル部41を矢印Tの如く動かすと、揺動バー55の他端54が矢印Uの如く動き、同時に揺動バー55の一端53が矢印Vの如く動き、干渉物33に接触しようとする。
(b)において、揺動バー55の一端53が干渉物33の一部34と接触すると、揺動バー55の他端54のストッパ部56がスパナー部43の柄46の基部47と接触部62で接触する。
このとき、手31でハンドル部41を握り矢印Wの如く動かそうとしても動かない状態を示す。同時に、スパナー部43の頭部44は矢印Xの如く動かない。
このとき、手31でハンドル部41を握り矢印Wの如く動かそうとしても動かない状態を示す。同時に、スパナー部43の頭部44は矢印Xの如く動かない。
以上の(a)、(b)の作用を詳細に説明すると、ボルト32の締付け作業中にケース42の前部やスパナー部43に油圧配管などの干渉物33が接触した場合において、揺動バー55のストッパ部56をスパナー部43の基部47から離れる方向に付勢する付勢部材55の作用に反して、ケース42に揺動可能に取付けた揺動バー55の一端53がスパナー部43に近づくように揺動し、また、同時に揺動バー55の他端54のストッパ部56がスパナー部43の基部47に近接しスパナー部43の基部47を押えるストッパ作用を発揮し、スパナー部の首振りが停止する。
その結果、何時まで経っても「カチッ」という締付け完了音が発生しないため、作業者は異常に気づく。
その結果、何時まで経っても「カチッ」という締付け完了音が発生しないため、作業者は異常に気づく。
尚、本発明のトルクレンチ10、40は、自動車の組立工程を始めとして、それ以外の各種作業時のボルト又はナット、ねじなどの締付けを行うことが可能である。
また、スパナー部13、43は、モンキレンチ、めがねレンチ、六角棒スパナーなどに置換えても差し支えない。
また、スパナー部13、43は、モンキレンチ、めがねレンチ、六角棒スパナーなどに置換えても差し支えない。
本発明のトルクレンチは、干渉物に接触し易い狭い場所での作業に好適である。
10…トルクレンチ 、13…スパナー部 、20…スパナー部ストッパ機構 、21…ピン 、22…前端部 、23…揺動バー 、24…突部 、25…凹部 、28…付勢部材 、33…干渉物 、40…トルクレンチ 、43…スパナー部 、50…スパナー部ストッパ機構 、52…ピン 、53…一端 、54…他端 、55…揺動バー 、56…ストッパ部 、59…付勢部材。
Claims (3)
- ケースに、スパナー部を首振り可能に取付け、ボルト又はナットを締めるときにボルト又はナットの締付けトルクが所定値に達したことを確認することのできるトルクレンチにおいて、
このトルクレンチは、締付け作業の際にケースの前部やスパナー部に接触する可能性がある干渉物を検知して、スパナー部の首振りを停止させるスパナー部ストッパ機構を備えたことを特徴とするトルクレンチ。 - 前記スパナー部ストッパ機構は、前記スパナー部にピンを介して揺動可能に取付けると共にケースの外面に沿って延ばした揺動バーと、この揺動バーの先端からケースに向かって延ばした突部と、この突部を嵌めることができるようにケースに設けた凹部と、この凹部から前記突部が抜ける方向へ揺動バーを付勢する付勢部材とからなり、
前記揺動バーがスパナー部に近づくように揺動したときに、突部が凹部に嵌合し、揺動バーはスパナー部の首振りを停止させる突っ張り作用を発揮することを特徴とする請求項1記載のトルクレンチ。 - 前記スパナー部ストッパ機構は、前記ケースにピンを介して揺動可能に取付けると共に、一端は前記スパナー部に沿うようにケースから露出させ、他端はケース内に配置した揺動バーと、この揺動バーの他端に設け、前記スパナー部の基部に当接可能にしたストッパ部と、このストッパ部が前記スパナー部の基部から離れる方向に揺動バーを付勢する付勢部材とからなり、
前記揺動バーの一端がスパナー部に近づくように揺動したときに、ストッパ部がスパナー部の基部に近接し、スパナー部の首振りを停止させるストッパ作用を発揮することを特徴とする請求項1記載のトルクレンチ。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113165148A (zh) * | 2018-11-23 | 2021-07-23 | 福尔顿控股公司 | 用于将能够更换的器械梢部连接至手持件的扭矩扳手、包括扭矩扳手和器械梢部的系统以及用于将器械梢部连接至手持件的方法 |
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2004
- 2004-06-01 JP JP2004163663A patent/JP2005342825A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113165148A (zh) * | 2018-11-23 | 2021-07-23 | 福尔顿控股公司 | 用于将能够更换的器械梢部连接至手持件的扭矩扳手、包括扭矩扳手和器械梢部的系统以及用于将器械梢部连接至手持件的方法 |
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