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JP2005313283A - ワイヤカット放電加工機 - Google Patents

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JP2005313283A
JP2005313283A JP2004134200A JP2004134200A JP2005313283A JP 2005313283 A JP2005313283 A JP 2005313283A JP 2004134200 A JP2004134200 A JP 2004134200A JP 2004134200 A JP2004134200 A JP 2004134200A JP 2005313283 A JP2005313283 A JP 2005313283A
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discharge machine
roller
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祐樹 喜多
Yuji Takayama
雄司 高山
Yoshinori Makino
良則 牧野
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Abstract

【課題】 ブレーキローラからワイヤの供給側で発生するワイヤの張力変動を有効に抑制すること。
【解決手段】 ワイヤ供給ボビン11、ブレーキローラ12、ワイヤガイド14,15、ワイヤ巻取り装置(16,17)の順にワイヤ10を走行させる走行系と、この走行系においてワイヤ供給ボビン11とブレーキローラ12間にワイヤ10の張力の変動を低減する装置2を備え、ワイヤの張力変動低減装置2をワイヤ供給ボビン11とブレーキローラ12間に設けることによって、ブレーキローラ12からワイヤ10の供給側で発生するワイヤ10の張力変動を有効に抑制する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ワイヤカット放電加工機に関し、特にワイヤ電極の振動を低減させる構成に関する。
ワイヤカット放電加工機では、ワイヤ張力が変動してワイヤが振動すると、加工精度が低下して加工物の面精度や真直精度が低下する。従来、このようなワイヤの振動を抑制するために、電流や電圧等の加工条件や加工速度の設定を調整したり、ワイヤに張力を与えることが行われている。ワイヤの張力を与える方法としては、ワイヤ走行系のローラ軸に摩擦を加えることにより、ローラを回転しにくくすることでローラにブレーキをかけてワイヤに張力を与えることが知られている。
ワイヤに張力を与えることでワイヤの振動を低減させる場合、回転速度の変動や、ローラに与える摩擦力の変動により、ワイヤ張力がばらつくという問題がある。このワイヤ張力の変動を抑える方法のひとつとして、ワイヤ走行系に張力検出器を設け、ワイヤの送り速度を制御する方法がある。しかし、張力検出器を用いた場合、装置が高価となり、また、フィードバック制御を伴うため、ワイヤ張力の変動に俊敏に応答できない問題がある。
また、ワイヤと加工物との間に発生する火花放電によるワイヤの機械的振動の内で、ワイヤの走行方向の振動に対して、ブレーキローラとワイヤガイドとの間にワイヤの走行方向のワイヤ振動を吸収する機構を設けることで対応するワイヤカット放電加工機も提案されている(特許文献1参照)。
図7は前記吸振機構を備えるワイヤカット放電加工機の概略を説明するための図である。図7に示すワイヤカット放電加工機では、ワイヤ供給ボビン11,ブレーキローラ12,固定プーリ13,上ワイヤガイド14,下ワイヤガイド15,巻き取りローラ16,巻き取りボビン17の順でワイヤの供給と巻き取りを行う走行系において、固定プーリ13と上ワイヤガイド14との間に吸振機構100を設け、この吸振機構100によって、上ワイヤガイド14,下ワイヤガイド15間の火花放電による振動を吸収している。
また、前記特許文献1に示される吸振機構の構成例は、互いに平行に立設され軸方向に変位自在なロッドを有し、ロッドの機械的振動を吸収する一対の吸振柱と、一対のロッド間に軸架された支軸と、このシャフト支軸に支持されたワイヤが巻き掛けられる可動プーリとからなる構成である。
なお、ワイヤカット放電加工機は、上記した走行系のほかに、ワイヤ10と加工物30との間に電圧を印加する電圧印加部21、加工物30をX,Y方向に移動するテーブル22や制御部23、加工液供給部24等を備える。
特開平06−079536号公報
図8(a),(b)は、前記したワイヤカット放電加工機の吸振機構の概略構成を示している。図8(a)において、吸振機構100は、ブレーキローラ12と上ワイヤガイド14との間に設けられ、上ワイヤガイド14と下ワイヤガイド15間で発生する火花放電による振動を吸収するものである。そのため、他の要因によるワイヤ張力の変動を十分に低減することができないという問題がある。
本出願の発明者は、ワイヤガイド間におけるワイヤの張力変動は、上ワイヤガイド14,下ワイヤガイド15間で発生する火花放電による振動よりも、ブレーキローラ12よりもワイヤの供給側で発生する振動に大きく起因することを見いだした。
図8(b)において、ブレーキローラ12よりもワイヤの供給側では、ワイヤ供給ボビン11の回転速度変動やブレーキローラ12の摩擦変動等によって、ワイヤの張力に変動が生じる場合がある。このブレーキローラ12よりもワイヤの供給側で発生したワイヤの張力変動は、ワイヤ10が連続していることから、ブレーキローラ12を通って上ワイヤガイド14,下ワイヤガイド15間のワイヤ部分にも影響を与える。
本出願の発明者は、このブレーキローラ12よりもワイヤの供給側で発生したワイヤの張力変動は、ブレーキローラ12と上ワイヤガイド14との間に設けた吸振機構100では十分に吸収できず、ワイヤ張力の変動を十分に低減することができないことを見いだした。
また、前記特許文献1に示される吸振機構の構成例では、ワイヤが掛けられた可動プーリをワイヤの走行方向の変動を、同方向に弾性的に付勢するバネ部によって吸収する構成である。そのため、ワイヤ張力の変動抑制効果が変動量によって変化するため、良好な張力変動の抑制の直線性が得られないという問題がある。また、抑制できる変動幅はバネ部の変動量で制限されるため、大きなワイヤの張力変動を抑制することができないという問題がある。
さらに、張力変動の抑制特性はバネ部の弾性特性にのみ依存するため、異なるワイヤの張力変動幅に対して、張力変動の抑制特性を調節することが困難であるという問題がある。
そこで、本発明は、ブレーキローラからワイヤの供給側で発生するワイヤの張力変動を有効に抑制することを目的とする。また、ワイヤの張力変動の直線性を良好とすることを目的とし、また、大きな張力変動幅に対応することができることを目的とし、また、張力変動の抑制特性を調節可能とすることを目的とする。
本発明のワイヤカット放電加工機は、ワイヤ供給ボビン、ブレーキローラ、ワイヤガイド、ワイヤ巻取り装置の順にワイヤを走行させる走行系と、この走行系においてワイヤ供給ボビンとブレーキローラ間にワイヤの張力の変動を低減する装置を備る。ワイヤの張力変動低減装置をワイヤ供給ボビンとブレーキローラ間に設けることによって、ブレーキローラからワイヤの供給側で発生するワイヤの張力変動を有効に抑制する。
ワイヤの張力変動低減装置は、ワイヤと接触するローラと、ローラを軸支するシャフトと、シャフトを付勢してワイヤに張力を付与する弾性体とを備えた構成とし、弾性体で付勢されたシャフトはローラを介してワイヤに張力を付与する。
シャフトは、ワイヤカット放電加工機本体側に設けたラジアル軸受けにより回動自在に軸支される。シャフトは、ラジアル軸受けによってワイヤカット放電加工機本体に対して回動自在であり、また、シャフトは弾性体で付勢されているため、ワイヤの張力に変動が発生した場合には、シャフトが回動してローラをワイヤの変動に追従させてワイヤに常に接触させ、ワイヤに対して常に張力を付与する。
ローラは軸支されるシャフトによって回動するため、シャフトが変位する軌跡は弧状となる。これにより、ワイヤに付与される張力は、ワイヤの張力変動に伴うたわみ、あるいはたるみに応じて直線性良く変化する。
ここで、弾性体がシャフトに作用する作用点をローラから所定の距離だけ離した位置とすることによって、ローラからワイヤに付与する張力を増大あるいは減少させる変動幅を大きくすることができる。
また、弾性体は、各端部をシャフト及び装置側に取り付け、少なくとも何れかの取り付け位置を変更自在とする。また、弾性体とバネ部材とし、シャフト及び/又はワイヤカット放電加工機本体側は複数の取り付け位置を設け、バネ部材の各端部を、シャフト及び/又はワイヤカット放電加工機の複数の取り付け位置の何れかに選択的に取り付ける。
弾性体がシャフトに作用する作用点を変更することにより、ワイヤに付与する張力の大きさを調整することができる。
上記のように、ワイヤ張力の変動を抑制において、付与する張力の直線性が良く、また、付与する張力の大きさを調整することができるため、ワイヤガイド間におけるワイヤの張力を一定に保持することができ、加工物の面精度や真直精度を向上させることができる。
また、弾性体にはダンパーを付加してもよく、これにより振動抑制の特性を向上させることができる。
本発明のワイヤの張力変動低減装置は安価に構成することができ、また、物理的に直接ワイヤ張力の変動に反応するため俊敏に応答することができる。
また、本発明のワイヤの張力変動低減装置の設定位置は、ブレーキローラとワイヤ供給ボビンとの間であるため、従来のようにワイヤガイドに接近した位置を避けて設けることができ、設置及びメンテナンスが容易となる。
本発明によれば、ブレーキローラからワイヤの供給側で発生するワイヤの張力変動を有効に抑制することができる。
また、ワイヤの張力変動の直線性を良好とすることができ、また、大きな張力変動幅に対応することができる。
また、付与する張力の大きさを調整して、張力変動の抑制特性を調節可能とすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明のワイヤカット放電加工機の概略構成を説明するための図である。ワイヤカット放電加工機1は、前記図8で示した従来構成と同様に、ワイヤ供給ボビン11,ブレーキローラ12,上ワイヤガイド14,下ワイヤガイド15,巻き取りローラ16,巻き取りボビン17の順でワイヤの供給と巻き取りを行う走行系を備え、この走行系において、ワイヤ供給ボビン11とブレーキローラ12との間にワイヤ張力変動低減装置2を設け、このワイヤ張力変動低減装置2によって、ブレーキローラ12からワイヤ供給側で発生するワイヤの張力変動を抑制する。
図1において、ブレーキローラ12よりもワイヤの供給側において、ワイヤ供給ボビン11の回転速度変動やブレーキローラ12の摩擦変動等によって、ワイヤの張力に変動が生じると、本発明のワイヤ張力変動低減装置2はこのワイヤの張力変動を吸収して、ワイヤ張力が一定となるように調整する。これにより、ワイヤ供給ボビン11の回転速度が変動したりブレーキローラ12の摩擦が変動して、ブレーキローラ12よりもワイヤの供給側のワイヤ張力が変動したとしても、このワイヤ張力の変動はワイヤ張力変動低減装置2で抑制されるため、ワイヤ張力変動がブレーキローラ12を越えて上ワイヤガイド14,下ワイヤガイド15間のワイヤ部分に影響を与えることはない。
図2は本発明のワイヤカット放電加工機の概略構成である。図2に示す構成は、ワイヤ張力変動低減装置2を除いて、前記図7で示した構成とほぼ同様とすることができる。図2に示すワイヤカット放電加工機1では、ワイヤ供給ボビン11,ブレーキローラ12,固定プーリ13,上ワイヤガイド14,下ワイヤガイド15,巻き取りローラ16,巻き取りボビン17の順でワイヤの供給と巻き取りを行う走行系において、ワイヤ供給ボビン11とブレーキローラ12との間にワイヤ張力変動低減装置2を設け、このワイヤ張力変動低減装置2によって、ワイヤ供給ボビン11の回転速度変動やブレーキローラ12の摩擦変動等のブレーキローラ12よりもワイヤ供給側で発生するワイヤの張力変動を吸収する。
また、ワイヤカット放電加工機1は、上記した走行系のほかに、ワイヤ10と加工物30との間に電圧を印加する電圧印加部21、加工物30をX,Y方向に移動するテーブル22や制御部23、加工液供給部24等を備える。
次に、図3〜図6を用いてワイヤ張力変動低減装置の概略構成、及び動作例を説明する。
図3はワイヤ張力変動低減装置の概略構成図である。図3において、ワイヤ張力変動低減装置2は、ワイヤ供給ボビン11とブレーキローラ12との間に設けられ、ワイヤ10に張力を付与する。図4はワイヤ張力変動低減装置の一構成例を示している。図4において、ワイヤ張力変動低減装置2は、ワイヤ10と接触するローラ3と、このローラ3を軸支するシャフト4と、シャフト4を付勢してワイヤ10に張力を付与するバネ部材5を備える。ローラ3はシャフト4の一端に軸支され、ワイヤ10と接触しながら回転し、ワイヤ10を一方向に付勢する。
シャフト4の他端は、軸受け6によってワイヤカット放電加工機側に回動自在に取り付けられる。軸受け6をワイヤカット放電加工機側のどの部分に取り付けるかは任意とすることができる。
ワイヤへの張力の付与は、ローラ3をワイヤ10に接触させて一方向に押圧することで行うことができ、ローラ3を取り付けるシャフト4をバネ部材5で回動させることによって行うことができる。このバネ部材5の一端はシャフト4に取り付けられ、他端はワイヤカット放電加工機側に取り付けられる。バネ部材5の他端をワイヤカット放電加工機側のどの部分に取り付けるかについても、前記したシャフト4の軸受け6と同様に任意とすることができる。バネ部材5は、ローラ3がワイヤ10と接触する方向となるように、シャフト4を付勢する。
図5は、本発明のワイヤ張力変動低減装置により張力を一定に保持する動作を説明するための図である。図5(b)は減少したワイヤ張力が増加させる動作例を示している。
ここで、ワイヤ10の張力がAである状態を安定状態とし、ワイヤ張力変動低減装置によってワイヤには常に張力Aが加わるように調整するものとする。
図5(a)において、安定状態において、ワイヤ10の張力Aはその合力Bが付勢力Cと釣り合うことで安定しているものとする。図5(a)では、この状態において、ワイヤ供給ボビンの速度変動やブレーキローラの摩擦変動によって、ワイヤの張力が増加する方向に変動する。図中の矢印Dはワイヤの張力増加を示している。この増加した張力の合力は、図中の矢印Eで示される。
ワイヤ張力変動低減装置は、この増加する合力分(矢印E)を打ち消す方向に力Fを付与する。この付勢力Fは、ワイヤ10の張力変動によりワイヤ張力変動低減装置のローラ3の位置が変位し、この変位によるバネ部材5が伸びることにより生じる付勢力の増加分である。
ワイヤ張力変動低減装置によって付与された力Fは、ワイヤ10に対して前記した張力増加Dと逆の方向の張力Gを付与する。張力Gは張力増加Dを低減させて、当初の張力Aに戻す。
また、図5(b)においても、安定状態において、ワイヤ10の張力Aはその合力Bが付勢力Cと釣り合うことで安定しているものとする。図5(b)では、この状態において、ワイヤ供給ボビンの速度変動やブレーキローラの摩擦変動によって、ワイヤの張力が減少する方向に変動する。図中の矢印Hはワイヤの張力減少を示している。この減少した張力の合力は、図中の矢印Jで示される。
ワイヤ張力変動低減装置は、この減少する合力分(矢印I)を打ち消す方向に力Jを付与する。この付勢力Jは、ワイヤ10の張力変動によりワイヤ張力変動低減装置のローラ3の位置が変位し、この変位によってバネ部材5が縮むことにより生じる付勢力の減少分である。
ワイヤ張力変動低減装置によって付与された力Jは、ワイヤ10に対して前記した張力減少Hと逆の方向の張力Kを付与する。張力Kは張力減少Hを増加させて、当初の張力Aに戻す。
ワイヤ張力変動低減装置は、ワイヤに付与する張力を調整することができる。張力調整は、弾性体であるバネ部材の取り付け位置を調整することで行うことができ、バネ部材の各端部をそれぞれシャフト及びワイヤカット放電加工機本体側への取り付けにおいて、少なくとも何れかの取り付け位置を変更自在とすることで行うことができる。
図6はバネ部材の取り付け位置を説明するための図である。なお、図6では、ワイヤカット放電加工機本体側に対する取り付け位置を変更自在とする例を示している。ワイヤカット放電加工機本体側には、バネ部材5の一端を取り付ける取り付け位置7(7a〜7d)が複数設けられる。
バネ部材5の一端はシャフト4側に取り付けられ、他の一端はカット放電加工機本体側に設けられた複数の取り付け位置7a〜7dの何れかに取り付けられる。取り付け位置7a〜7dを選択することによって、バネ部材5の伸びの長さが変化する。このバネ部材5の伸びの長さを変えることによって、シャフト4を引きつける力の大きさが変わり、ローラ3がワイヤ10に付与する張力を調整することができる。
図6(a)は取り付け位置7bを選択した場合を示し、図6(b)は取り付け位置7dを選択した場合を示している。図6(a)の取り付け位置7bでは、ローラ3はワイヤ10に対して小さな張力を付与することができ、図6(b)の取り付け位置7dでは、ローラ3はワイヤ10に対して大きな張力を付与することができる。
なお、図6では、ワイヤカット放電加工機本体側に対する取り付け位置を変更自在とする例を示しているが、シャフトに対する取り付け位置を変更自在とすることによっても、ローラからワイヤに付与する張力を調整することができる。この場合には、バネ部材がシャフトに作用する作用点を変更することより、ローラからワイヤに付与する張力が変化する。
本発明のワイヤカット放電加工機の概略構成を説明するための図である。 本発明のワイヤカット放電加工機の概略構成である。 本発明のワイヤ張力変動低減装置の概略構成図である。 本発明のワイヤ張力変動低減装置の一構成例を示す図である。 本発明のワイヤ張力変動低減装置により張力を一定に保持する動作を説明するための図である。 バネ部材の取り付け位置を説明するための図である。 吸振機構を備えるワイヤカット放電加工機の概略を説明するための図である。 従来の吸振機構の構成を説明するための図である。
符号の説明
1 ワイヤカット放電加工機
2 ワイヤ張力変動低減装置
3 ローラ
4 シャフト
5 バネ部材
6 軸受け
7 取り付け位置
10 ワイヤ
11 ワイヤ供給ボビン
12 ブレーキローラ
13 固定プーリ
14 上ワイヤガイド
15 下ワイヤガイド
16 巻き取りローラ
17 巻き取りボビン
21 電圧印加部
22 テーブル
23 制御部
24 加工液供給部
30 加工物
100 吸振機構

Claims (5)

  1. ワイヤ供給ボビン、ブレーキローラ、ワイヤガイド、ワイヤ巻取り装置の順にワイヤを走行させる走行系と、
    前記走行系において前記ワイヤ供給ボビンと前記ブレーキローラ間にワイヤの張力の変動を低減する装置を具備することを特徴とするワイヤカット放電加工機。
  2. 前記ワイヤ張力の変動を低減する装置は、ワイヤと接触するローラと、当該ローラを軸支するシャフトと、当該シャフトを付勢してワイヤに張力を付与する弾性体とを備え、弾性体で付勢されたシャフトはローラを介してワイヤに張力を付与することを特徴とする、請求項1に記載のワイヤカット放電加工機。
  3. 前記シャフトは回動自在に軸支するラジアル軸受けを備えることを特徴とする、請求項2に記載のワイヤカット放電加工機。
  4. 前記弾性体は、各端部をそれぞれ前記シャフト及びワイヤカット放電加工機本体側に取り付け、少なくとも何れかの取り付け位置を変更自在とすることを特徴とする、請求項2又は3に記載のワイヤカット放電加工機。
  5. 前記弾性体はバネ部材であり、
    前記シャフト及び/又はワイヤカット放電加工機本体側は複数の取り付け位置を備え、
    当該バネ部材の各端部を、シャフト及び/又はワイヤカット放電加工機の複数の取り付け位置の何れかに選択的に取り付けることを特徴とする、請求項2乃至4の何れかに記載のワイヤカット放電加工機。

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