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JP2005292451A - プラズマディスプレイ装置およびその駆動方法 - Google Patents

プラズマディスプレイ装置およびその駆動方法 Download PDF

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JP2005292451A
JP2005292451A JP2004107233A JP2004107233A JP2005292451A JP 2005292451 A JP2005292451 A JP 2005292451A JP 2004107233 A JP2004107233 A JP 2004107233A JP 2004107233 A JP2004107233 A JP 2004107233A JP 2005292451 A JP2005292451 A JP 2005292451A
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discharge
plasma display
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slit
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JP2004107233A
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Yoshimasa Nagaoka
慶真 長岡
Giichi Kanazawa
義一 金澤
Shinsuke Tanaka
晋介 田中
Satoru Nishimura
悟 西村
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Hitachi Plasma Display Ltd
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Fujitsu Hitachi Plasma Display Ltd
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Abstract

【課題】 従来、リセット期間における放電により背景発光が生じてコントラストの低下を来していた。
【解決手段】 映像信号に従って維持放電を行う電極間である正スリットL1,L3においてリセット放電を行うと共に、該映像信号に関わらず維持放電を行わない電極間である逆スリットL2,L4においてもリセット放電を行うプラズマディスプレイ装置の駆動方法であって、前記正スリットのリセット放電および前記逆スリットのリセット放電Pxo1,Pxe1を無放電ではない異なる放電強度とし、リセット期間後の壁電荷状態を該正スリットと該逆スリットで異なるように構成する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、プラズマディスプレイ装置およびその駆動方法に関し、特に、プラズマディスプレイパネル(PDP:Plasma Display Panel)の背景発光を低減してコントラストの向上を可能とするプラズマディスプレイ装置およびその駆動方法に関する。
近年、平面型の画像表示装置として面放電を行う交流型プラズマディスプレイ装置が実用化され、パーソナルコンピュータやワークステーション等の画像表示装置、平面型の壁掛けテレビジョン、或いは、広告や情報等を表示するための装置として広く使用されて来ている。ところで、プラズマディスプレイ装置は、リセット期間における書き込みリセット放電および補償リセット放電により背景発光が生じてコントラストの低下を来している。そこで、背景発光を低減してコントラストの向上を行うことのできるプラズマディスプレイ装置およびその駆動方法の提供が要望されている。
従来、平面型の画像表示装置として面放電を行うプラズマディスプレイ装置が実用化され、画面上の全画素を表示データに応じて同時に発光させるようになっている。面放電を行うプラズマディスプレイ装置は、前面ガラス基板の内面に一対の電極が形成され、内部に希ガスが封入された構造となっている。電極間に電圧を印加すると、電極面上に形成された誘電体層および保護層の表面で面放電が起こり、紫外線が発生する。背面ガラス基板の内面には、3原色である赤色(R)、緑色(G)および青色(B)の蛍光体が塗布されており、紫外線によりこれらの蛍光体を励起発光させることによってカラー表示を行うようになっている。
図1はプラズマディスプレイパネルの一例を模式的に示す図であり、三電極面放電AC型プラズマディスプレイパネルを示すものである。
図1において、参照符号10はプラズマディスプレイパネル(PDP)、11は前面側の基板、12はX電極用の透明電極、13はX電極用のバス電極、14はY電極用の透明電極、15はY電極用のバス電極、16は背面側の基板、17はアドレス電極、18は隔壁(リブ)、そして、19R,19G,19Bは蛍光体層を示している。なお、実際のPDP10は、X電極およびY電極上に誘電体層並びに保護膜が設けられ、また、アドレス電極上に誘電体層が設けられている。さらに、X電極(12,13)およびY電極(14,15)が設けられた前面側の基板11とアドレス電極17が設けられた背面側の基板16との間には、ネオンとキセノンの混合ガスなどの放電ガスが充填され、X電極およびY電極とアドレス電極との交差部の放電空間が1つの放電セルを構成することになる。
図2はプラズマディスプレイ装置における階調駆動シーケンスの一例を示す図である。
図2に示されるように、プラズマディスプレイ装置における階調駆動シーケンスは、1フレーム(フィールド)をそれぞれ所定の輝度の重みを有する複数のサブフレーム(サブフィールド)SF1〜SFnで構成し、各サブフレームの組み合わせにより所望の階調表示を行うようになっている。具体的に、複数のサブフレームとしては、例えば、2の巾乗の輝度重みを有する8つのサブフレームSF1〜SF8(維持放電の回数の比が1:2:4:8:16:32:64:128)により256階調の表示を行うようになっている。
図3は従来のプラズマディスプレイ装置の一例の全体構成を概略的に示すブロック図であり、例えば、前述した図1に示すようなPDP10を使用したプラズマディスプレイ装置100の一例を概略的に示すものである。
プラズマディスプレイ装置100は、PDP10と、該PDP10の各表示セルDSを駆動するためのX駆動回路32,Y駆動回路33,アドレス駆動回路34およびスキャンドライバ35と、これら各駆動回路32〜34を制御する制御回路31とを備えている。制御回路31には、TVチューナやコンピュータ等の外部装置からR,G,Bの3色の輝度レベルを示す表示画像データDf、および、各種の同期信号(クロック信号CLK,水平同期信号Hsync,垂直同期信号Vsync)が入力される。そして、制御回路31は、上記表示画像データDfおよび各種の同期信号からそれぞれの駆動回路32〜34に適した制御信号を出力して所定の画像表示を行うようになっている。
X駆動回路32は、X電極(12,13)を制御するもので、Xポジ矩形波出力回路321,Xネガ矩形波出力回路332およびXネガ鈍波出力回路323を備えている。また、Y駆動回路33は、スキャンドライバ35を介してY電極(14,15)を制御するもので、Yポジ矩形波出力回路331,Yネガ矩形波出力回路332,Yネガ鈍波出力回路333およびYポジ鈍波出力回路334を備えている。
ここで、Xポジ矩形波出力回路321は、+Vs矩形波出力回路3211および+Vx合成回路3212を備え、Xネガ矩形波出力回路332は、−Vs矩形波出力回路3221を備え、そして、Xネガ鈍波出力回路323は、−Vs鈍波出力回路3231を備えている。また、Yポジ矩形波出力回路331は、+Vs矩形波出力回路3311を備え、Yネガ矩形波出力回路332は、−Vs矩形波出力回路3321を備え、Yネガ鈍波出力回路333は、−Vs矩形波出力回路3331を備え、そして、Yポジ鈍波出力回路334は、+Vs矩形波出力回路3341および+Vw合成回路3342を備えている。
上記の構成を有するX駆動回路32およびY駆動回路33により、所定の電圧レベルを有する駆動波形(後に、図5を参照して説明する駆動波形)を生成してX電極およびY電極を駆動するようになっている。
図4はプラズマディスプレイパネルの電極構造を概略的に示す図であり、公知のALIS(Alternate Lighting of Surfaces)方式のパネル電極構造を示すものである。本明細書では、主としてALIS方式のプラズマディスプレイ装置を説明するが、他の方式のプラズマディスプレイ装置でも同様である。
図4に示されるように、PDP10は、平行配置されたX電極(12,13)X1,X2,…,XiとY電極(14,15)Y1,Y2,…,Yiと、それに垂直配置されたアドレス電極(17)A1,A2,…,Ajとを備え、表示セルDSは、例えば、X電極(X1)およびY電極(Y1)とアドレス電極(A2)との各交点に形成される。ここで、PDP10における第1のラインL1はX電極X1とY電極Y1との間に形成され、第2のラインL2はY電極Y1とX電極X2との間に形成され、同様にして、第2iのラインL2iはX電極XiとY電極Yiとの間に形成される。なお、ALIS方式のプラズマディスプレイ装置において、例えば、維持放電を行う奇数ラインL1,L3,L5,…を正スリットと称し、また、維持放電を行わない偶数ラインL2,L4,L6,…を逆スリットと称する。正スリットおよび逆スリットは電極構造が同一であって1フレーム毎に入れ代わる関係になっており、リセット期間TRでは、正スリットと逆スリットの両方に対してリセット放電を行うようになっている。
図5は従来のプラズマディスプレイ装置の駆動方法を説明するための図である。
図5に示されるように、任意のフレームmは、複数のサブフレームSF1〜SFnで構成され、各サブフレーム(例えば、SF1)は、リセット期間TR,アドレス期間TAおよびサステイン期間TSで構成される。そして、外部から垂直同期信号(Vsync)情報によりPDP10の駆動が開始され、まず、前フレームの表示状態によって各表示セルDSはそれぞれ異なる量の壁電荷を保持しているので、これを全ての表示セルを均一な状態にするために、リセット期間TRにおいてリセット放電を行う。
リセット期間TRは、書き込みリセット波形(書き込みリセット期間)TWRおよび補償リセット波形(補償リセット期間)TCRで構成される。書き込みリセット波形TWRは、全ての表示セルDS(正スリットと逆スリットの両方)に対して多量の壁電荷を生成するための波形であり、また、補償リセット波形TCRは、表示データに応じてアドレス放電を行い得る電荷量に整えるために、書き込みされた多量の壁電荷から不必要な電荷を取り除いて全ての表示セルDS(正スリットと逆スリットの両方)を均一な壁電荷状態にするための波形である。
リセット期間TRの次はアドレス期間TAであり、このアドレス期間TAにおいて、表示画像データDfに基づいて点灯するセルのみでアドレス放電を行い、維持放電を行えるだけの壁電荷を蓄積する期間である。さらに、サステイン期間TSは、全ての表示セルDSに対して同時に維持放電波形を印加することで、先のアドレス放電を行って電荷を多く保持したセルのみ放電を行う期間であり、ユーザは、この維持放電の発光により画像を輝度として認識する。
以上が1サブフレームSF(例えば、SF1)の駆動シーケンスであり、多階調化を行うには1フレームを維持放電回数が異なる複数のサブフレーム(SF1〜SFn)で構成する必要がある。
以上でフレームmが完成するが、ALIS方式においては、その次のフレームm+1の波形がその前のフレームmと一部異なり、図5に示されるように、X1電極とX2電極の印加波形が交換される。すなわち、フレームmでは奇数番目のラインL1,L3,L5,…で維持発光が行われ、次のフレームm+1では、偶数番目のラインL2,L4,L6,…で維持発光が行われる。なお、ALIS方式は、駆動回路の規模およびアドレス放電の時間が通常のプラズマディスプレイ装置の約半分になるという大きなメリットがある。
ところで、従来、リセット期間において非表示行についても全面書き込み放電および全面自己消去放電による発光が生じていたが、この無効発光を低減して黒表示の品質を向上させるために、例えば、奇数フィールドの第2サブフィールド以降でのリセット期間において、奇数X電極と隣り合う偶数Y電極にキャンセルパルスを供給するようにしたプラズマディスプレイ装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来、リセット放電によるコントラストの低下を抑制してリセット放電および消去放電を確実に実施し、安定なアドレス放電を実現するために、リセット期間において、時間の経過に伴って印加電圧値が変化する第1のパルスを印加し、第1および第2の電極間で第1の放電を発生させ、次いで、時間の経過に伴って印加電圧値が変化する第2のパルスを印加し、第1および第2の電極間で消去放電としての第2の放電を発生させるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、従来、アドレス電極の伸長方向に隣接する2つの放電セルで表示電極を共有するガス放電パネルのプログレッシブ駆動を可能にするものとして、アドレス電極を共有して隣接する2つの放電セルが異なるタイミングでアドレスされると共に、同じタイミングで維持放電を発生するようにしたガス放電表示装置が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開平9−160525号公報(段落0018,0070〜0074、図5,図16,図17) 特開2000−75835号公報(全体) 特開2001−15034号公報(図8)
上述したように、従来、例えば、AC型プラズマディスプレイ装置では、サステイン期間の終了後において、点灯セルと非点灯セルでは蓄積された壁電荷の量や状態が異なるため、次のサブフレームでのアドレス放電が不安定になって十分な動作マージンを確保するのが難しくなっていた。そこで、AC型プラズマディスプレイ装置では、図5を参照して説明したように、各サブフレームのリセット期間TRを、全ての放電セルDSに書き込み放電(全セル書き込み放電)を発生させる書き込みリセット期間(書き込みリセット波形TWR)、および、書き込みされた多量の壁電荷から不必要な電荷を取り除いて均一な壁電荷状態にする補償リセット期間(補償リセット波形TCR)で構成している。
しかしながら、上記書き込みリセット期間(TWR)における全セル書き込み放電は全ての放電セルで行われ、非点灯セルも点灯することになるため背景輝度が高くなり、コントラスト比を著しく低下させるという課題がある。すなわち、プラズマディスプレイ装置は、リセット期間で全セル書き込み放電を行わなければならず、黒表示においても若干の背景発光が生じてコントラスト低下が表示特性上の大きな課題となっている。
ここで、背景輝度低減にはその印加電圧を小さくして発光強度を小さくすればよいが、印加電圧の削減はリセット不良による表示不具合(例えば、点灯セルが誤って点灯しなかったり、或いは、消灯セルが誤って点灯する等)の発生とのトレードオフ関係にある。
本発明は、背景発光を低減してコントラストの向上を行うことのできるプラズマディスプレイ装置およびその駆動方法の提供を目的とする。
本発明の第1の形態によれば、映像信号に従って維持放電を行う電極間である正スリットにおいてリセット放電を行うと共に、該映像信号に関わらず維持放電を行わない電極間である逆スリットにおいてもリセット放電を行うプラズマディスプレイ装置の駆動方法であって、前記正スリットのリセット放電および前記逆スリットのリセット放電を無放電ではない異なる放電強度とし、リセット期間後の壁電荷状態を該正スリットと該逆スリットで異なるようにしたことを特徴とするプラズマディスプレイ装置の駆動方法が提供される。
本発明の第2の形態によれば、複数のX電極と複数のY電極とが互いに平行に設けられ、一対の前記X電極と前記Y電極とで表示ラインが構成され、該表示ラインに交差するように複数のアドレス電極が配置されたプラズマディスプレイパネルを有し、映像信号に従って維持放電を行う表示ラインの正スリットにおいてリセット放電を行うと共に、該映像信号に関わらず維持放電を行わない表示ラインの逆スリットにおいてもリセット放電を行うプラズマディスプレイ装置であって、前記正スリットのリセット放電および前記逆スリットのリセット放電を無放電ではない異なる放電強度とし、リセット期間後の壁電荷状態を該正スリットと該逆スリットで異なるようにしたことを特徴とするプラズマディスプレイ装置が提供される。
本発明によれば、背景発光を低減してコントラストの向上を行うことのできるプラズマディスプレイ装置およびその駆動方法を提供することができる。
ALIS方式のプラズマディスプレイ装置のリセット放電は、維持放電を行う正スリットと共に、維持放電を行わない逆スリットにおいても行うようになっている。これは、前述したように、正スリットと逆スリットが1フレーム毎に入れ代わる関係から正スリットと逆スリットの電極構造が同一であることに起因している。
ここで、注目すべき点は、正スリットでは表示データに応じて点灯と消灯を選択的に行うが、逆スリットは常に消灯ということである。つまり、それぞれのスリットに対して必要最小限のリセット放電を行えば、先に述べたリセット不良による表示不具合を起こすこと無く、従来の両スリット同一のリセットに比べて背景発光を小さくすることが可能である。
本発明は、正スリットのリセット放電および逆スリットのリセット放電を無放電ではない異なる放電強度とし、リセット期間後の壁電荷状態を正スリットと逆スリットで異なるようにする。
以下、添付図面を参照して本発明に係るプラズマディスプレイ装置およびその駆動方法の実施例を詳述する。
図6は本発明に係るプラズマディスプレイ装置の一例の全体構成を概略的に示すブロック図である。なお、PDP10の構造は、図1を参照して説明したのと同様のものである。
プラズマディスプレイ装置100は、PDP10と、該PDP10の各表示セルDSを駆動するためのX駆動回路32,Y駆動回路33,アドレス駆動回路34およびスキャンドライバ35と、これら各駆動回路32〜34を制御する制御回路31とを備えている。制御回路31には、TVチューナやコンピュータ等の外部装置からR,G,Bの3色の輝度レベルを示す表示画像データDf、および、各種の同期信号(クロック信号CLK,水平同期信号Hsync,垂直同期信号Vsync)が入力される。そして、制御回路31は、上記表示画像データDfおよび各種の同期信号からそれぞれの駆動回路32〜34に適した制御信号を出力して所定の画像表示を行うようになっている。
X駆動回路32は、X電極(12,13)を制御するもので、Xポジ矩形波出力回路321,Xネガ矩形波出力回路332およびXネガ鈍波出力回路323を備えている。また、Y駆動回路33は、スキャンドライバ35を介してY電極(14,15)を制御するもので、Yポジ矩形波出力回路331,Yネガ矩形波出力回路332,Yネガ鈍波出力回路333およびYポジ鈍波出力回路334を備えている。以上の構成は、基本的に図3を参照して説明した従来のプラズマディスプレイ装置と同様である。
Xポジ矩形波出力回路321は、+Vs矩形波出力回路3211、+Vx合成回路3212および−Vα1合成回路3213を備え、Xネガ矩形波出力回路332は、−Vs矩形波出力回路3221および+Vα2合成回路3222を備え、そして、Xネガ鈍波出力回路323は、−Vs鈍波出力回路3231を備えている。また、Yポジ矩形波出力回路331は、+Vs矩形波出力回路3311を備え、Yネガ矩形波出力回路332は、−Vs矩形波出力回路3321を備え、Yネガ鈍波出力回路333は、−Vs矩形波出力回路3331および+Vα3合成回路3332を備え、そして、Yポジ鈍波出力回路334は、+Vs矩形波出力回路3341、+Vw合成回路3342および−Vα4合成回路3343を備えている。ここで、X駆動回路32およびY駆動回路33は、上述した全ての波出力回路を備える必要はなく、後述する図7〜図11の各実施例に対応した駆動波形で使用する電圧レベルを出力する回路を備えるだけでよい。
本発明に係るプラズマディスプレイ装置は、上述した構成を有するX駆動回路32およびY駆動回路33により、所定の電圧レベルを有する駆動波形(以下、図7〜図11を参照して説明する駆動波形)を生成してX電極およびY電極を駆動するようになっている。
図7は本発明に係るプラズマディスプレイ装置の駆動方法の第1および第2実施例を説明するための図であり、前述した図5に示す従来技術の書き込みリセット波形(TWR)と、Y電極(Y1,Y2,Y3,…)に与える波形を変化させずにX電極(X1,X3,X5,…;X2,X4,X6,…)に与える波形を変化させるY電極中心放電型の第1実施例およびX電極(X1,X2,X3,…)に与える波形を変化させずにY電極(Y1,Y3,Y5,…;Y2,Y4,Y6,…)に与える波形を変化させるX電極中心放電型の第2実施例とを比較して示すものである。ここで、例えば、電圧Vwは190V、Vsは80V、そして、Vα2およびVα4は30Vとする。なお、書き込みリセット放電に関して、逆スリットは常時消灯であることから強い放電を必要としない。
図7の左側の波形(従来技術)および中央の波形(第1実施例)の比較から明らかなように、本第1実施例のプラズマディスプレイ装置の駆動方法は、リセット期間TRの書き込みリセット期間TWRにおいて、Y電極(Y1,Y2,Y3,…)に与える駆動波形を図5に示す従来技術と同じものとし、奇数のX電極X1,X3,X5,…に与える駆動波形を書き込みリセット期間TWRの後半部分(Pxo1)で−Vs(例えば、−80V)から−Vs+Vα2(例えば、−80+30=−50V)とすると共に、偶数のX電極X2,X4,X6,…に与える駆動波形を書き込みリセット期間TWRの前半部分(Pxe1)で−Vs(例えば、−80V)から−Vs++Vα2(例えば、−80+30=−50V)とする。
図7の左側の波形(従来技術)および右側の波形(第2実施例)の比較から明らかなように、本第2実施例のプラズマディスプレイ装置の駆動方法は、リセット期間TRの書き込みリセット期間TWRにおいて、X電極(X1,X2,X3,…)に与える駆動波形を図5に示す従来技術と同じものとし、奇数のY電極Y1,Y3,Y5,…に与える駆動波形を書き込みリセット期間TWRの前半部分(Pyo2)でVs+Vw(例えば、80+190=270V)からVs+Vw−Vα4(例えば、80+190−30=240V)とすると共に、偶数のY電極Y2,Y4,Y6,…に与える駆動波形を書き込みリセット期間TWRの後半部分(Pye2)でVs+Vw(例えば、80+190=270V)からVs+Vw−Vα4(例えば、80+190−30=240V)とする。
以上のように、リセット期間TRの書き込みリセット期間TWRにおいて、従来技術では全セル同時に強い書き込みリセット放電を行っていたのに対して、本発明の第1および第2実施例では、書き込みリセット放電を2回に分割し、且つ、逆スリット側は弱い放電になるように構成している。すなわち、リセット期間TRの書き込みリセット期間TWRにおいて、正スリット(表示ラインL1,L3,L5,…)では強い放電(強い書き込みリセット放電:例えば、電位差190+80+80=350V)を発生させると共に、逆スリット(表示ラインL2,L4,L6,…)では弱い放電(弱い書き込みリセット放電:例えば、電位差190+80+50=320V)を発生させ、これにより背景発光を低減してコントラストの向上を行うことができる。
なお、以上の説明において、電圧Vα2およびVα4の値は30Vとしたが、これら電圧Vα2,Vα4は、背景輝度を低減するためには大きい方が好ましいが、あまり大きいと消灯セルの誤放電等の副作用があり、実用上は、例えば、10V〜50V程度に設定される。また、以上の説明において、各駆動電圧の値は、様々に変化させることができるのはいうまでもない。
図8は本発明に係るプラズマディスプレイ装置の駆動方法の第3および第4実施例を説明するための図であり、前述した図5に示す従来技術の補償リセット波形(TCR)と、Y電極(Y1,Y2,Y3,…)に与える波形を変化させずにX電極(X1,X3,X5,…;X2,X4,X6,…)に与える波形を変化させるY電極中心放電型の第3実施例およびX電極(X1,X2,X3,…)に与える波形を変化させずにY電極(Y1,Y3,Y5,…;Y2,Y4,Y6,…)に与える波形を変化させるX電極中心放電型の第4実施例とを比較して示すものである。ここで、例えば、電圧Vxは130V、そして、Vα1およびVα3は30Vとする。なお、補償リセット放電に関しては、正スリットは選択的に点灯することから、必要以上に書き込みリセット期間TWRで蓄えた壁電荷を削減したくないため比較的に弱い放電が望まれる。
図8の左側の波形(従来技術)および中央の波形(第3実施例)の比較から明らかなように、本第3実施例のプラズマディスプレイ装置の駆動方法は、リセット期間TRの補償リセット期間TCRにおいて、Y電極(Y1,Y2,Y3,…)に与える駆動波形を図5に示す従来技術と同じものとし、奇数のX電極X1,X3,X5,…に与える駆動波形を補償リセット期間TCRの前半部分(Pxo3)でVs+Vx(例えば、80+130=210V)からVs+Vx−Vα1(例えば、80+130−30=180V)とすると共に、偶数のX電極X2,X4,X6,…に与える駆動波形を補償リセット期間TCRの後半部分(Pxe3)でVs+Vx(例えば、80+130=210V)からVs+Vx−Vα1(例えば、80+130−30=180V)とする。
図8の左側の波形(従来技術)および右側の波形(第4実施例)の比較から明らかなように、本第4実施例のプラズマディスプレイ装置の駆動方法は、リセット期間TRの補償リセット期間TCRにおいて、X電極(X1,X2,X3,…)に与える駆動波形を図5に示す従来技術と同じものとし、奇数のY電極Y1,Y3,Y5,…に与える駆動波形を補償リセット期間TCRの前半部分(Pyo4)で−Vs(例えば、80V)から−Vs+Vα3(例えば、−80+30=−50V)とすると共に、偶数のY電極Y2,Y4,Y6,…に与える駆動波形を補償リセット期間TCRの後半部分(Pye4)で−Vs(例えば、80V)から−Vs+Vα3(例えば、−80+30=−50V)とする。
以上のように、リセット期間TRの補償リセット期間TCRにおいて、従来技術では全セル同時に強い補償リセット放電を行っていたのに対して、本発明の第3および第4実施例では、補償リセット放電を2回に分割し、且つ、正スリット側は弱い放電になるように構成している。すなわち、リセット期間TRの補償リセット期間TCRにおいて、逆スリット(表示ラインL2,L4,L6,…)では強い放電(強い補償リセット放電:例えば、電位差80+190+80=350V)を発生させると共に、正スリット(表示ラインL1,L3,L5,…)では弱い放電(弱い補償リセット放電:例えば、電位差80+190+50=320V)を発生させ、これにより背景発光を低減してコントラストの向上を行うことができる。
なお、以上の説明において、電圧Vα1およびVα3の値は30Vとしたが、これら電圧Vα1,Vα3は、背景輝度を低減するためには大きい方が好ましいが、あまり大きいと消灯セルの誤放電等の副作用があり、実用上は、例えば、10V〜50V程度に設定される。また、以上の説明において、各駆動電圧の値は、様々に変化させることができるのはいうまでもない。
図9は本発明に係るプラズマディスプレイ装置の駆動方法の第5実施例を説明するための図であり、書き込みリセット期間TRWにおいて図7を参照して説明した第1実施例を適用すると共に、補償リセット期間TCRにおいて図8を参照して説明した第3実施例を適用したものに相当する。なお、本第5実施例において、リセット期間TRの書き込みリセット期間TRWおよび補償リセット期間TCRにおいて、Y電極(Y1,Y2,Y3,…)に与える駆動波形は図5に示す従来技術と同じものとされている。
ここで、リセット期間TRの書き込みリセット期間TRWおよび補償リセット期間TCRにおいて、X電極(X1,X2,X3,…)に与える駆動波形を図5に示す従来技術と同じものとし、書き込みリセット期間TRWにおいて図7を参照して説明した第2実施例を適用すると共に、補償リセット期間TCRにおいて図8を参照して説明した第4実施例を適用することもできるのはいうまでもない。
図10は本発明に係るプラズマディスプレイ装置の駆動方法の第1実施例における変形例を説明するための図である。
図10の左側の波形(図7に示す第1実施例:標準型)および右側の波形(第1実施例の変形例:時短型)の比較から明らかなように、本第1実施例の変形例(時短型)は、リセット期間TRの書き込みリセット期間TWRにおいて、偶数のX電極X2,X4,X6,…に与える前半部分の波形を矩形形状(Pxe1)から時間と共に短時間で変化する形状(Pxe1’)とし、且つ、奇数のX電極(X1,X3,X5,…)に与える後半部分の波形を矩形形状(Pxo1)から時間と共に短時間で変化する形状(Pxo1’)として書き込みリセット期間TWRの時間を短縮するようになっている。
図11は本発明に係るプラズマディスプレイ装置の駆動方法の第3実施例における変形例を説明するための図である。
図11の左側の波形(図8に示す第3実施例:標準型)および右側の波形(第3実施例の変形例:時短型)の比較から明らかなように、本第3実施例の変形例(時短型)は、リセット期間TRの補償リセット期間TCRにおいて、奇数のX電極(X1,X3,X5,…)に与える前半部分の波形を矩形形状(Pxo3)から時間と共に短時間で変化する形状(Pxo3’)とし、且つ、偶数のX電極X2,X4,X6,…に与える後半部分の波形を矩形形状(Pxe3)から時間と共に短時間で変化する形状(Pxe3’)として補償リセット期間TCRに要する時間を短縮するようになっている。
以上のように、図10および図11に示す第1実施例および第3実施例の変形例では、本発明の第1実施例および第3実施例では書き込みリセット放電および補償リセット放電を2回に分けて制御することによる駆動時間の増加を低減するようになっている。
(付記1) 映像信号に従って維持放電を行う電極間である正スリットにおいてリセット放電を行うと共に、該映像信号に関わらず維持放電を行わない電極間である逆スリットにおいてもリセット放電を行うプラズマディスプレイ装置の駆動方法であって、
前記正スリットのリセット放電および前記逆スリットのリセット放電を無放電ではない異なる放電強度とし、リセット期間後の壁電荷状態を該正スリットと該逆スリットで異なるようにしたことを特徴とするプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
(付記2) 付記1に記載のプラズマディスプレイ装置の駆動方法において、
前記プラズマディスプレイ装置は、1画面の表示フレームを複数のサブフレームで構成し、該複数のサブフレームのうち点灯を行うサブフレームを組み合わせることにより階調表示を行い、
前記各サブフレームは、前記正スリットおよび前記逆スリットにおけるリセット放電を行うリセット期間と、当該サブフレームで点灯するセルを書き込むアドレス期間と、該書き込んだセルを発光するサステイン期間とを備えることを特徴とするプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
(付記3) 付記2に記載のプラズマディスプレイ装置の駆動方法において、前記リセット期間は、壁電荷を蓄積する書き込みリセット期間および該蓄積された壁電荷を均一な状態に整える補償リセット期間を備えることを特徴とするプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
(付記4) 付記3に記載のプラズマディスプレイ装置の駆動方法において、前記書き込みリセット期間では、前記正スリットのリセット放電を前記逆スリットのリセット放電よりも強くすることを特徴とするプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
(付記5) 付記3に記載のプラズマディスプレイ装置の駆動方法において、前記補償リセット期間では、前記逆スリットのリセット放電を前記正スリットのリセット放電よりも強くすることを特徴とするプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
(付記6) 付記3に記載のプラズマディスプレイ装置の駆動方法において、前記書き込みリセット期間では、前記正スリットのリセット放電を前記逆スリットのリセット放電よりも強くすると共に、前記補償リセット期間では、前記逆スリットのリセット放電を前記正スリットのリセット放電よりも強くすることを特徴とするプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
(付記7) 付記4〜6のいずれか1項に記載のプラズマディスプレイ装置の駆動方法において、前記強いリセット放電は、弱いリセット放電よりも前記電極間の大きな電位差により発生することを特徴とするプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
(付記8) 付記4〜6のいずれか1項に記載のプラズマディスプレイ装置の駆動方法において、前記リセット放電を発生するために前記電極間に印加する電圧は、時間と共に短時間で変化する波形として該リセット放電に要する時間を短縮するようになっていることを特徴とするプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
(付記9) 付記1に記載のプラズマディスプレイ装置の駆動方法において、該プラズマディスプレイ装置は、ALIS方式のプラズマディスプレイ装置であることを特徴とするプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
(付記10) 複数のX電極と複数のY電極とが互いに平行に設けられ、一対の前記X電極と前記Y電極とで表示ラインが構成され、該表示ラインに交差するように複数のアドレス電極が配置されたプラズマディスプレイパネルを有し、映像信号に従って維持放電を行う表示ラインの正スリットにおいてリセット放電を行うと共に、該映像信号に関わらず維持放電を行わない表示ラインの逆スリットにおいてもリセット放電を行うプラズマディスプレイ装置であって、
前記正スリットのリセット放電および前記逆スリットのリセット放電を無放電ではない異なる放電強度とし、リセット期間後の壁電荷状態を該正スリットと該逆スリットで異なるようにしたことを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
(付記11) 付記10に記載のプラズマディスプレイ装置において、
前記プラズマディスプレイ装置は、1画面の表示フレームを複数のサブフレームで構成し、該複数のサブフレームのうち点灯を行うサブフレームを組み合わせることにより階調表示を行い、
前記各サブフレームは、前記正スリットおよび前記逆スリットにおけるリセット放電を行うリセット期間と、当該サブフレームで点灯するセルを書き込むアドレス期間と、該書き込んだセルを発光するサステイン期間とを備えることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
(付記12) 付記11に記載のプラズマディスプレイ装置において、前記リセット期間は、壁電荷を蓄積する書き込みリセット期間および該蓄積された壁電荷を均一な状態に整える補償リセット期間を備えることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
(付記13) 付記12に記載のプラズマディスプレイ装置において、前記書き込みリセット期間では、前記正スリットのリセット放電を前記逆スリットのリセット放電よりも強くすることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
(付記14) 付記12に記載のプラズマディスプレイ装置において、前記補償リセット期間では、前記逆スリットのリセット放電を前記正スリットのリセット放電よりも強くすることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
(付記15) 付記12に記載のプラズマディスプレイ装置において、前記書き込みリセット期間では、前記正スリットのリセット放電を前記逆スリットのリセット放電よりも強くすると共に、前記補償リセット期間では、前記逆スリットのリセット放電を前記正スリットのリセット放電よりも強くすることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
(付記16) 付記13〜15のいずれか1項に記載のプラズマディスプレイ装置において、前記強いリセット放電は、弱いリセット放電よりも前記電極間の大きな電位差により発生することを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
(付記17) 付記13〜15のいずれか1項に記載のプラズマディスプレイ装置において、前記リセット放電を発生するために前記電極間に印加する電圧は、時間と共に短時間で変化する波形として該リセット放電に要する時間を短縮するようになっていることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
(付記18) 付記10に記載のプラズマディスプレイ装置において、該プラズマディスプレイ装置は、ALIS方式のプラズマディスプレイ装置であることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
以上において、例えば、図6に示すプラズマディスプレイ装置は本発明が適用される単なる一例であり、本発明は様々なプラズマディスプレイ装置に対して幅広く適用することができる。
本発明は、プラズマディスプレイ装置に幅広く適用することができ、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーション等のディスプレイ装置、平面型の壁掛けテレビジョン、或いは、広告や情報等を表示するための装置として利用されるプラズマディスプレイ装置に対して適用することができる。
プラズマディスプレイパネルの一例を模式的に示す図である。 プラズマディスプレイ装置における階調駆動シーケンスの一例を示す図である。 従来のプラズマディスプレイ装置の一例の全体構成を概略的に示すブロック図である。 プラズマディスプレイパネルの電極構造を概略的に示す図である。 従来のプラズマディスプレイ装置の駆動方法を説明するための図である。 本発明に係るプラズマディスプレイ装置の一例の全体構成を概略的に示すブロック図である。 本発明に係るプラズマディスプレイ装置の駆動方法の第1および第2実施例を説明するための図である。 本発明に係るプラズマディスプレイ装置の駆動方法の第3および第4実施例を説明するための図である。 本発明に係るプラズマディスプレイ装置の駆動方法の第5実施例を説明するための図である。 本発明に係るプラズマディスプレイ装置の駆動方法の第1実施例における変形例を説明するための図である。 本発明に係るプラズマディスプレイ装置の駆動方法の第3実施例における変形例を説明するための図である。
符号の説明
10…PDP(プラズマディスプレイパネル)
11…前面側の基板
12…X電極用の透明電極
13…X電極用のバス電極
14…Y電極用の透明電極
15…Y電極用のバス電極
16…背面側の基板
17…アドレス電極
18…隔壁(リブ)
19R,19G,19B…蛍光体層
31…制御回路
32…X駆動回路
33…Y駆動回路
34…アドレス駆動回路
35…スキャンドライバ
100…プラズマディスプレイ装置
321…Xポジ矩形波出力回路
322…Xネガ矩形波出力回路
323…Xネガ鈍波出力回路
331…Yポジ矩形波出力回路
332…Yネガ矩形波出力回路
333…Yネガ鈍波出力回路
334…Yポジ鈍波出力回路

Claims (10)

  1. 映像信号に従って維持放電を行う電極間である正スリットにおいてリセット放電を行うと共に、該映像信号に関わらず維持放電を行わない電極間である逆スリットにおいてもリセット放電を行うプラズマディスプレイ装置の駆動方法であって、
    前記正スリットのリセット放電および前記逆スリットのリセット放電を無放電ではない異なる放電強度とし、リセット期間後の壁電荷状態を該正スリットと該逆スリットで異なるようにしたことを特徴とするプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
  2. 請求項1に記載のプラズマディスプレイ装置の駆動方法において、
    前記プラズマディスプレイ装置は、1画面の表示フレームを複数のサブフレームで構成し、該複数のサブフレームのうち点灯を行うサブフレームを組み合わせることにより階調表示を行い、
    前記各サブフレームは、前記正スリットおよび前記逆スリットにおけるリセット放電を行うリセット期間と、当該サブフレームで点灯するセルを書き込むアドレス期間と、該書き込んだセルを発光するサステイン期間とを備えることを特徴とするプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
  3. 請求項2に記載のプラズマディスプレイ装置の駆動方法において、前記リセット期間は、壁電荷を蓄積する書き込みリセット期間および該蓄積された壁電荷を均一な状態に整える補償リセット期間を備えることを特徴とするプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
  4. 請求項3に記載のプラズマディスプレイ装置の駆動方法において、前記書き込みリセット期間では、前記正スリットのリセット放電を前記逆スリットのリセット放電よりも強くすることを特徴とするプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
  5. 請求項3に記載のプラズマディスプレイ装置の駆動方法において、前記補償リセット期間では、前記逆スリットのリセット放電を前記正スリットのリセット放電よりも強くすることを特徴とするプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
  6. 請求項3に記載のプラズマディスプレイ装置の駆動方法において、前記書き込みリセット期間では、前記正スリットのリセット放電を前記逆スリットのリセット放電よりも強くすると共に、前記補償リセット期間では、前記逆スリットのリセット放電を前記正スリットのリセット放電よりも強くすることを特徴とするプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
  7. 請求項4〜6のいずれか1項に記載のプラズマディスプレイ装置の駆動方法において、前記強いリセット放電は、弱いリセット放電よりも前記電極間の大きな電位差により発生することを特徴とするプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
  8. 請求項4〜6のいずれか1項に記載のプラズマディスプレイ装置の駆動方法において、前記リセット放電を発生するために前記電極間に印加する電圧は、時間と共に短時間で変化する波形として該リセット放電に要する時間を短縮するようになっていることを特徴とするプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
  9. 請求項1に記載のプラズマディスプレイ装置の駆動方法において、該プラズマディスプレイ装置は、ALIS方式のプラズマディスプレイ装置であることを特徴とするプラズマディスプレイ装置の駆動方法。
  10. 複数のX電極と複数のY電極とが互いに平行に設けられ、一対の前記X電極と前記Y電極とで表示ラインが構成され、該表示ラインに交差するように複数のアドレス電極が配置されたプラズマディスプレイパネルを有し、映像信号に従って維持放電を行う表示ラインの正スリットにおいてリセット放電を行うと共に、該映像信号に関わらず維持放電を行わない表示ラインの逆スリットにおいてもリセット放電を行うプラズマディスプレイ装置であって、
    前記正スリットのリセット放電および前記逆スリットのリセット放電を無放電ではない異なる放電強度とし、リセット期間後の壁電荷状態を該正スリットと該逆スリットで異なるようにしたことを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
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