JP2005284178A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数の現像剤収容器を備えた画像形成装置において、現像剤の混色や異物の混入を発生させることなく、メンテナンス性を向上させ、また部品の共通化を促進する。
【解決手段】 装置本体の上部に、右方向にスライド可能な収容器台101とこれに搭載された4個の現像剤収容器110,120,130,140とを有する現像剤収容部100を設ける。各現像剤排出口113,123,133,143を、この順に徐々に長くして、これらと現像剤受け入れ口151との接触面115,125,135,145の高さ位置が、徐々に低くなるようにする。現像剤収容部100が移動したときに、上流側の現像剤排出口が下流側の現像剤受け入れ口に接触(当接)するのを防止できる。
【選択図】 図2
【解決手段】 装置本体の上部に、右方向にスライド可能な収容器台101とこれに搭載された4個の現像剤収容器110,120,130,140とを有する現像剤収容部100を設ける。各現像剤排出口113,123,133,143を、この順に徐々に長くして、これらと現像剤受け入れ口151との接触面115,125,135,145の高さ位置が、徐々に低くなるようにする。現像剤収容部100が移動したときに、上流側の現像剤排出口が下流側の現像剤受け入れ口に接触(当接)するのを防止できる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、複写機,プリンタ等の画像形成装置に関し、特に画像形成装置の現像剤補給部に関する。
カラーの複写機,プリンタ等の画像形成装置においては、現像剤を収容する収容器が複数個配設されている。最も一般的なカラーの画像形成装置では、イエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの4色の現像剤を備えているものが多い。
小型のカラープリンタでは現像剤消費量もそれほど多くなく、また白黒の画像形成装置では1色の現像剤のみを補給すればよい。このため画像形成装置本体(以下単に「装置本体」という。)の大きさを小型化するため現像剤収容器は装置本体内部に内蔵されているものが多い。特許文献1には、複数個の現像剤補給手段を現像器から離れた位置に配設して、その位置から現像剤を現像器へ補給する現像剤補給手段を備えた画像形成装置が開示されている。この特許文献1では、現像剤収容器は装置本体内に配設されていて、装置本体の正面方向に着脱可能な構成となっている。
これに対し、大型・高速・大量印刷可能な画像形成装置では、現像剤の消費量も多く、装置本体に大量の現像剤を蓄える必要がある。そこで、スペース的に有利で、また現像剤の補給も効率よく行うために、現像剤収容器を、アクセスしやすい装置本体外部に設けているものがある。このように装置本体外部に現像剤収容器が設置された画像形成装置では、現像剤収容器を装置本体上部に配置するのが好ましい。これは、通常、現像器は装置本体内部に配置されるが、現像剤収容器を現像器の真上に配置すれば、現像剤をその自重落下によって現像器に供給できるため、駆動手段が不要で効率が良いためである。
現像剤収容器を現像器の真上に配置できない場合は、現像器まで現像剤を搬送する現像剤搬送路を必要とするが、この場合も現像剤収容器を現像剤搬送路の真上に配置すれば同様に現像剤を自重落下で効率良く供給することができる。また、現像剤の補給・交換についても装置本体上部に現像剤収容器を配置すれば、ユーザは立ち姿勢で目視しやすい目の前で交換が可能なためこのような配置が好ましい。
前述したような大型・高速・大量印刷可能なプリンタでは、その耐久枚数・時間も長いため、装置本体のメンテナンス、特に各部の清掃、定期的な部品交換が必要になるケースが多くなる。前述したような大容量の現像剤収容器を装置本体の上部に配置した場合、装置本体のメンテナンスを行う際、各部品への装置本体上方からのアクセス性が非常に悪くなる。このため特許文献2には、現像剤収容器をスライドレール等で支持し、メンテナンス時には現像剤収容器をスライドレールにより装置本体上部から退避させてメンテナンスを行うものが開示されている。通常スライドレールはほぼ水平に設置されるため、現像剤収容装置もほぼ水平に移動することとなる。
上述のカラーの画像形成装置では複数の現像剤収容器を備えているが、メンテナンスを行う際、複数の現像剤収容器を一体的に移動させることがメンテナンス性の観点から好ましい。また、現像剤収容器及びこれに組み付けられる各部品(搬送スクリューや攪拌部材)は、量産性の観点からすべて共通のものを用いて製品のコストを押さえることが行われる。この場合、現像剤収容器等はすべて同一の形状・大きさであるため、現像剤収容器を装置本体上部に横方向に並列で配置すると、現像剤収容器から現像剤を下方へ排出する現像剤排出口は、現像剤収容器のスライド方向に同一ライン上に並んでしまう。
このとき、メンテナンス等で現像剤収容器をスライド移動すると、スライド開始上流側に位置する現像剤収容器の現像剤排出口と、下流側に位置する現像器又は現像剤搬送路とが接触する恐れがある。そして、これらが接触した場合には、現像剤の混入による混色や異物の混入等の問題が発生する。
本発明は、現像剤収容部を構成する部品の共通化を促進し、現像剤収容部を移動させた際の現像剤の混色や現像剤に対する異物の混入を防止するとともに、画像形成装置本体にメンテナンス性を向上させるようにした画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、画像形成装置本体によって移動可能に支持された移動ベースと前記移動ベースに搭載された複数の現像剤収容器とを有する現像剤収容部と、前記画像形成装置本体側に配設されて前記複数の現像剤収容器のそれぞれから現像剤が供給される複数の現像器と、を備えた画像形成装置において、前記複数の現像剤収容器は、それぞれの一方の端部に現像剤が排出される現像剤排出口を有し、前記画像形成装置側には、前記複数の現像器のそれぞれに連通するとともに前記複数の現像剤排出口からの現像剤を受け入れる複数の現像剤受け入れ口が設けられ、前記現像剤収容部がホームポジションに配置された際にそれぞれの前記現像剤受け入れ口がそれぞれの前記現像剤排出口に対応して接触面を形成するとともに、前記現像剤収容部のホームポジションにおいて前記現像剤収容部の移動方向に沿っての下流側に形成される前記接触面は、上流側の前記現像剤排出口の移動経路から外れた位置に形成される、ことを特徴とする。
本発明によると、現像剤収容部側の現像剤排出口と、画像形成装置本体側の現像剤受け入れ口との間に形成される複数の接触面について、下流側に形成される接触面を、上流側の現像剤排出口の移動経路から外れた位置に形成されるようにすることにより、上流側の現像剤排出口が下流側の現像剤受け入れ口に接触(当接)することを防止することができるので、現像剤の混色や異物の混入を防止することができる。これにより、現像剤収容部の構成部材の共通化の促進が可能となる。また、現像剤収容部を移動させることができるので、画像形成装置本体のメンテナンス性が向上する。
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図面において同じ符号を付したものは、同様の構成あるいは同様の作用をなすものであり、これらについての重複説明は適宜省略した。
<実施の形態1>
図1に、本発明を適用することができる画像形成装置(カラープリンタ)の前側(正面側:操作時にユーザが立つ方の側)から見た縦断面図を示す。なお、以下の説明では、同図中の右側を「画像形成装置本体(装置本体)Aの右側、また同図中の左側を「画像形成装置本体(装置本体)Aの左側とする。
図1に、本発明を適用することができる画像形成装置(カラープリンタ)の前側(正面側:操作時にユーザが立つ方の側)から見た縦断面図を示す。なお、以下の説明では、同図中の右側を「画像形成装置本体(装置本体)Aの右側、また同図中の左側を「画像形成装置本体(装置本体)Aの左側とする。
パーソナルコンピュータ等から送られる画像情報は、画像処理部(不図示)で電気信号に変換され、レーザスキャナに伝送される。本実施の形態のカラープリンタでは、レーザスキャナは4個設置されており、同図の左側からイエロー(Y)用のレーザスキャナ51、マゼンタ(M)用のレーザスキャナ52、シアン(C)用のレーザスキャナ53、ブラック(K)用のレーザスキャナ54となっている。画像書き込み系の動作はイエロー,マゼンタ,シアン,ブラックについてすべて同じであるため、動作の説明をイエローの場合を例に行う。
レーザスキャナ51は、画像情報に対応するレーザ光を発生する。このレーザ光は、画像信号書き込み光学系(不図示)により走査され、折り返しミラー55によりイエロー(Y)用の感光ドラム60方向へ折り返され、一様帯電後の感光ドラム60上に結像して静電潜像を形成する。この静電潜像は現像器61によりトナー像として現像される。
現像器61により現像された感光ドラム60上のトナー像は、一次転写ローラ62により中間転写ベルト40へ転写(一次転写)される。中間転写ベルト40は、テンションローラ42、駆動ローラ41、二次転写対向ローラ43の3本のローラに掛け渡されており、同図中の矢印R40方向へ回転する。同様にマゼンタ,シアン,ブラックの各現像器により現像された各感光ドラム上のトナー像も、中間転写ベルト40上へ順次に転写される。こうして中間転写ベルト40で4色のトナー像が重ね合わされる。
次に、記録材S(例えば、紙、透明フィルム)は給紙カセット1にセットされて、装置本体(画像形成装置本体)A内に収納されている。給紙カセット1が装置本体A内にセットされると、リフタモータ(不図示)により給紙カセット1内のリフタ4が上昇し、これに伴い記録材Sの紙面も上昇して給紙可能状態になる。記録材Sは給紙ローラ2の回転により移動を開始し、分離ローラ対3により1枚ずつ分離され、搬送ローラ列5を経てレジストローラ30へと搬送される。レジストローラ30により斜行を補正された記録材Sは二次転写部へと搬送される。
上述の、中間転写ベルト40上で重ねあわされた4色のトナー像は、二次転写対向ローラ43、二次転写ローラ44により記録材S上に一括で転写(二次転写)される。トナー像が転写された記録材Sは、分離帯電器(不図示)により中間転写ベルト40から剥がされる。そして、記録材Sは、搬送部7を経由して定着器8により、表面にトナー像が定着される。トナー像定着後の記録材Sは、排紙ローラ列9により装置本体A外部の排紙トレイ10上に排出される。これにより、1枚の記録材Sの片面に対する4色フルカラーのトナー像が形成されて、プリント(画像形成)動作が終了する。
次に現像剤収容部について詳細に説明する。
図2は本発明における現像剤収容部100の正面図、図3は現像剤収容部100の斜視図である。図4,図5はイエローの現像剤収容器110のみを示した図である。なお、内部の構造が分かるように現像剤排出口113、及び現像剤搬送パイプ152の一部を破断してある。
現像剤収容部100は、図1に示すように、装置本体Aの上部(上面)に配設されている。同図において、符号110はイエローの現像剤収容器、符号120はマゼンタの現像剤収容器、符号130はシアンの現像剤収容器、符号140はブラックの現像剤収容器をそれぞれ示している。現像剤収容部100は、収容器台(移動ベース)101上に各現像剤収容器110,120,130,140を載せて一体的に構成されている。図2に示すように、装置本体Aの前側の側面の上部及び後側の側面(不図示)の上部には、左右方向に向けてスライドレール102が敷設されている。一方、現像剤収容部100は、収容器台101と一体のガイド部材103を有している。このガイド部材103は、前後方向に縦断面(スライド方向に直交する方向の縦断面)がコ字状に形成されていて、左右方向に長く形成されている。現像剤収容部100は、このガイド部材103を上述のガイドレール102に係合させることで、全体が一体となって左右方向にスライドできるようになっている。なお、図3はホームポジション(左方の移動限度)に配置された状態を図示している。したがって、同図を基準とすれば、現像剤収容部100全体は、右方にスライドするようになっている。また、現像剤収容部100の右方に移動限度はストッパ(不図示)によって規制されるようになっている。
次に、各現像剤収容器110,120,130,140の内部について説明する。図4,図5に示すように、現像剤収容器110の内部には、現像剤を攪拌するための攪拌部材111、現像剤を装置本体Aの前側(図4の矢印K111方向)に向けて搬送するための現像剤搬送スクリュー112を備えている。各現像剤収容器110,120,130,140、及びその内部に配設される各部品、つまり上述の攪拌部材111や現像剤搬送スクリュー112は、量産性に適するように各色ともすべて共通の部品で構成するようにしている。
現像剤収容器110内の現像剤は、適宜、攪拌部材111により攪拌され、現像剤搬送スクリュー112により装置本体Aの前側に向けて搬送される。現像剤収容器110の前側の端部には現像剤排出口113が設けられている。現像剤搬送スクリュー112によって前側に搬送されてきた現像剤は、この現像剤排出口113から下方に落下するようになっている。
現像剤排出口113の下方には現像剤を現像器154へ搬送するための現像剤搬送路150が形成されている。現像剤搬送路150は上部(図4,図5中の右端近傍)に現像剤受け入れ口151を有し、そこから左方に向かった斜め下方に延びる搬送パイプ152と、この搬送パイプ152の内部に配設されて現像剤を搬送する搬送スクリュー153とによって構成されている。現像剤搬送パイプ152の下端には、現像剤供給口155が設けてある。
本実施の形態のような構成では、レーザスキャナ51〜54のメンテナンス等は、装置本体Aの上面側から作業を行うのが最も効率が良い。この場合、装置本体Aの上面を開放する必要があるが、本構成では現像剤収容部100が装置本体Aの上面にあるため、現像剤収容部100を退避させる必要がある。本実施の形態では現像剤収容部100は、現像剤排出口113より上側に配置される部品が一体となってスライドレール102に沿って図1〜図3中の右方向にスライド可能(移動可能)となっている。現像剤受け入れ口151より下方に配置される現像剤搬送パイプ152や現像器154は、装置本体A側に固定されているため、現像剤収容器110の現像剤排出口113と、現像剤搬送パイプ152の現像剤受け入れ口151とが相互に接触する接触面(切り離し面)115で、切り離しが行われることになる。このため現像剤排出口113の下端には現像剤収容器110内の現像剤が落下しないようにシャッタ114が設けられている。なお、上述の接触面115は後述のように水平面に対してわずかに傾斜するように構成されている。また、接触面115を現像剤排出口113側の接触面と現像剤受け入れ口151側の接触面とで区別する必要がある場合は、前者を接触面a、後者を接触面bとする。
通常、図3に示すように、画像形成を行う状態では、このシャッタ114は開放状態となり、現像剤を下方へ排出可能である。そして現像剤収容部100のスライド動作を行う際にはこのスライド動作に連動して現像剤排出口113を覆い隠すようになっている。このためスライド時でも現像剤収容器110内の現像剤は下方に落下することはない。これを実現するための構成としては、例えば、付勢部材(引っ張りばね)によってシャッタ114を図6,図7に示す閉位置に付勢しておく。一方、画像形成装置本体A側に現像剤収容部100がホームポジションに配置されたときに、各現像剤収容器110,120,130,140のシャッタ114に当接してこれを閉位置から図2〜図5に示す開位置に移動させる突起(不図示)を設けておく。これにより、シャッタ114は、現像剤収容部100がホームポジションに配置されたときには開位置に配置され、一方、現像剤収容部100がホームポジションから右方にスライドされたときに付勢部材により閉位置に配置される。
次に現像剤排出口113,123,133,143、現像剤受け入れ口151について詳細に説明する。
図2に示すように、収容器台101には、左側(現像剤収容部100のスライド方向に沿っての上流側)からイエローの現像剤収容器110、マゼンタの現像剤収容器120、シアンの現像剤収容器130、ブラックの現像剤収容器140が、現像剤収容部100のスライド方向に沿って整列された状態で順に配設されている。このとき、各現像剤収容器110,120,130,140は、それぞれの長手方向を前後方向に向けた状態で配設されている。つまり、相互に平行になるように配設されている。さらに、同一平面上に同一高さで整列するように並んでいる。これは各現像剤収容器110,120,130,140が同一形状の部品であることと、また装置本体Aのスペースを前後(前奥)方向・上下方向共に小型にするためである。
各現像剤収容器110,120,130,140の現像剤排出口113,123,133,143と、各現像剤受け入れ口151との接触面115,125,135,145は、図2,図3に示すように、最も上流側のイエローの接触面115が最も高い位置に存在し、マゼンタの接触面125、シアンの接触面135、ブラックの接触面145と、下流側のものほど(右方向に行くに従って)徐々に低くなっていく。このため現像剤排出口113,123,133,143の上下方向の長さは、イエロー用の現像剤排出口113が最も短く、マゼンタ用の現像剤排出口123、シアン用の現像剤排出口133、ブラック用の現像剤排出口143と徐々に長くなっている。
ここで、仮に現像剤排出口113,123,133,143を各色で同一部品を用いると、この接触面115,125,135,145も同一高さとなってしまうため、現像剤収容部100をスライド移動させると、例えばイエローの現像剤排出口113(の接触面a)はスライド時に進行方向下流側にあるすべての現像剤受け入れ口151(の接触面b)と接触してしまう。現像剤排出口113,123,133,143の下端(接触面a)にはシャッタ114が設けられている。したがって、このシャッタ114は、現像剤受け入れ口151と接触すると開放されたり、またその接触時のショックにより現像剤排出口113,123,133,143から現像剤が落下したりするおそれがある。すると現像剤受け入れ口151に違った色の現像剤が落下して現像剤が混色する可能性が高くなる。
このような混色の可能性を低下させるべく、本発明においては、下流側に形成される接触面は、上流側の現像剤排出口の移動経路から外れた位置に形成されるようにしている。そして、本実施の形態では、各現像剤収容器110,120,130,140の現像剤排出口113,123,133,143の接触面115,125,135,145のうち、最も上流側に位置する現像剤収容器110の接触面115を最も高い位置に設定し、現像剤収容部100のスライド方向の下流側に行くに従い接触面125,135,145の高さを徐々に低くする構成とした。具体的にはイエロー用の現像剤排出口113の接触面115を基準として、下流側の接触面125,135,145を順に約5mmずつ低く設定している。つまり、最も上流側の接触面115に対して次の接触面125は5mm低く、またこの接触面125に対し次に接触面135は5mm低く、そして、この接触面135に対して最も下流側の接触面145は5mm低く位置するようにしている。
これにより現像剤収容部100をスライドさせた場合でも、上流側の現像剤収容器の現像剤排出口が、下流側の現像剤受け入れ口と接触することはなくなる。このため、シャッタ114が不用意に開放されたり、接触によるショックで現像剤が落下したりすることがなくなる。つまり現像剤の混色の可能性が低くなる。
次にシャッタ114と現像剤受け入れ口151について説明する。
本実施の形態ではスライドレール102はほぼ水平に配置されており、このため現像剤収容部100のスライド方向はほぼ水平(左右方向)である。図10に示すように、シャッタ114は水平線Hに対して約10°の角度を持って配置されている。このシャッタ114と接触する現像剤受け入れ口151のシャッタ114との接触面bも、シャッタ114と同じ角度に設定されている。通常、現像剤の飛散を防止する目的で、このシャッタ114と現像剤受け入れ口151の接触面bにはシール部材(不図示)が設けられる。シール部材は通常、スポンジ状の弾性を有する材料を用い、現像剤受け入れ口151又はシャッタ114のいずれか一方に接着して固定される。このときシャッタ114と現像剤受け入れ口151とを現像剤収容部100のスライド方向と同じほぼ水平に設置すると、このシール部材は接着されていない側の合わせ面が接触面に摺擦されることになる。シール部材としてスポンジ状の部材を用いるとこの摺擦によりシール部材が摩耗し、シール性を損なうおそれがある。
そこで、本実施の形態のようにスライド方向(水平面)に対して10°程度のわずかな角度だけ接触面a,bを傾けることにより、シール部材は接着されていない側の合わせ面が摺擦ではなく、圧縮方向の力しか受けない。このためシール部材は摩耗することがないため、シール性を損なうことがない。
<実施の形態2>
上述の実施の形態1では現像剤収容器110,120,130,140と、その内部(内側)に配設された部品(例えば、攪拌部材111,現像剤搬送スクリュー112はすべて共通に構成した。そして、現像剤排出口113,123,133,143の高さ方向の長さを、スライド方向下流側のものほど長く構成していた。これにより現像剤収容部100を右方向にスライドさせる際、上流側(左側)にある現像剤排出口と下流側(右側)にある現像剤搬送パイプ152の現像剤受け入れ口151とが接触することなく現像剤収容部100のスライドを可能とした。
上述の実施の形態1では現像剤収容器110,120,130,140と、その内部(内側)に配設された部品(例えば、攪拌部材111,現像剤搬送スクリュー112はすべて共通に構成した。そして、現像剤排出口113,123,133,143の高さ方向の長さを、スライド方向下流側のものほど長く構成していた。これにより現像剤収容部100を右方向にスライドさせる際、上流側(左側)にある現像剤排出口と下流側(右側)にある現像剤搬送パイプ152の現像剤受け入れ口151とが接触することなく現像剤収容部100のスライドを可能とした。
本実施の形態では、さらに現像剤排出口113,123,133,143も共通とした。図8,図9に示すように、収容器台101の底部に、下流側(右側)に行く程低くなるような階段形状の段部101a,101b,101c,101dを設けた。これにより、現像剤排出口113,123,133,143の形状がまったく同じ場合であっても、現像剤排出口113,123,133,143の下端(接触面a)の高さ方向の位置は必然的に右側へ行くほど低くなる。したがって、実施の形態1と同様の効果を挙げることができ、さらにその上、現像剤排出口113,123,133,143を含めてさらに部品の共通化を促進することができる。
<実施の形態3>
実施の形態1,2では、現像剤収容器110,120,130,140の現像剤排出口113,123,133,143の下方に現像剤搬送パイプ152の現像剤受け入れ口151を配置し、各現像剤排出口113,123,133,143の接触面115,125,135,145を高さ方向でずらして配置する例を示した。
実施の形態1,2では、現像剤収容器110,120,130,140の現像剤排出口113,123,133,143の下方に現像剤搬送パイプ152の現像剤受け入れ口151を配置し、各現像剤排出口113,123,133,143の接触面115,125,135,145を高さ方向でずらして配置する例を示した。
本実施の形態3では、図11,図12に示すように、現像剤収容部100において、収容器台101に対して現像剤収容器110,120,130,140を前後方向にずらして配置するようにした。下流側の現像剤収容器ほど前側に位置するようにずらして配置した。これに伴って各現像剤排出口113,123,133,143、及びその下端に位置する接触面115,125,135,145も同様にずれるので、これに対応させて現像剤搬送パイプ152の現像剤受け入れ口151を配置した。
本実施の形態では、各接触面115,125,135,145を同じ高さに配置することができるので、各現像剤排出口113,123,133,143の上下方向の長さを同じに設定することができる。つまり、同じ部品で構成することができる。
本実施の形態においても、上述の実施の形態2と同様に効果を奏することができる。
100 現像剤収容部
101 収容器台(移動ベース)
110 イエローの現像剤収容器
113,123,133,143
現像剤排出口
114 シャッタ
115,125,135,145
接触面
120 マゼンタの現像剤収容器
130 シアンの現像剤収容器
140 ブラックの現像剤収容器
151 現像剤受け入れ口
154 現像器
a 現像剤排出口側の接触面
b 現像剤受け入れ口側の接触面
101 収容器台(移動ベース)
110 イエローの現像剤収容器
113,123,133,143
現像剤排出口
114 シャッタ
115,125,135,145
接触面
120 マゼンタの現像剤収容器
130 シアンの現像剤収容器
140 ブラックの現像剤収容器
151 現像剤受け入れ口
154 現像器
a 現像剤排出口側の接触面
b 現像剤受け入れ口側の接触面
Claims (12)
- 画像形成装置本体によって移動可能に支持された移動ベースと前記移動ベースに搭載された複数の現像剤収容器とを有する現像剤収容部と、前記画像形成装置本体側に配設されて前記複数の現像剤収容器のそれぞれから現像剤が供給される複数の現像器と、を備えた画像形成装置において、
前記複数の現像剤収容器は、それぞれの一方の端部に現像剤が排出される現像剤排出口を有し、
前記画像形成装置側には、前記複数の現像器のそれぞれに連通するとともに前記複数の現像剤排出口からの現像剤を受け入れる複数の現像剤受け入れ口が設けられ、
前記現像剤収容部がホームポジションに配置された際にそれぞれの前記現像剤受け入れ口がそれぞれの前記現像剤排出口に対応して接触面を形成するとともに、前記現像剤収容部のホームポジションにおいて前記現像剤収容部の移動方向に沿っての下流側に形成される前記接触面は、上流側の前記現像剤排出口の移動経路から外れた位置に形成される、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記現像剤収容部がホームポジションに配置された際に形成される複数の接触面のうち、下流側の前記接触面ほど低い位置に形成される、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記複数の現像剤収容器が前記移動ベースに対して同高さに搭載されるとともに、下流側の前記現像剤収容器の前記現像剤排出口ほど上下方向に長さが下方に長くなるように形成されている、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記複数の現像剤収容器の前記現像剤排出口の上下方向の長さが同じに形成されるとともに、前記移動ベースに対し、下流側の前記現像剤収容器ほど下方に搭載されている、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記現像剤収容部がホームポジションに配置された際に形成される前記複数の接触面のうち、下流側の前記接触面ほど前記画像形成装置本体の外側に位置するように形成される、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記複数の現像剤収容器は、前記移動方向に直交する方向の長さが、下流側のものほど長く形成されている、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。 - 前記複数の現像剤収容器は、前記移動方向に直交する方向の長さが同じに形成されるとともに、下流側のものほど前記現像剤排出口が外側に位置するようにずらした状態で前記移動ベースに搭載されている、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。 - 前記現像剤排出口側に接触面に相当する前記現像剤排出口の下端に、前記現像剤収容部がホームポジションに配置されたときに前記現像剤排出口を開放するとともに、前記現像剤収容部の移動動作に連動して前記現像剤排出口を閉鎖するシャッタが配設されている、
ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記シャッタは、前記現像剤収容部の移動方向に対して傾斜して配設されている、
ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。 - 前記現像剤収容部は、前記画像形成装置本体の上面に配設されている、
ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記複数の現像剤収容器が、イエロートナー,マゼンタトナー,シアントナー,ブラックトナーの収容器である、
ことを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記現像剤収容部の移動によって、前記画像形成装置本体の内部の少なくとも一部が露出する、
ことを特徴とする請求項10又は11に記載の画像形成装置。
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2004
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