JP2005282458A - 燃料噴射弁および燃料噴射弁の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ノズルホルダ14にはリング60が嵌合により設置されている。リング60は、ハウジング50およびハウジング50に収容されたコイル40の収容パイプ11の軸方向における相対的な移動を規制する。そのため、弁ボディ20とは反対側から樹脂モールド33を形成する樹脂を注入するとき、コイル40およびハウジング50と収容パイプ11とが軸方向へ相対的に移動することはない。したがって、コイル40およびハウジング50の収容パイプ11に対する位置を決定することができる。また、ハウジング50の溶接またはかしめは不要である。したがって、組み付け工数を低減することができる。
【選択図】 図1
Description
また、本発明の他の目的は、工数が低減される燃料噴射弁の製造方法を提供することにある。
請求項9記載の発明では、保持部材は、非磁性材料、磁性材料または樹脂のいずれか一つで形成されている。これにより、保持部材を適用する部位、あるいはコイルの保持に要求される保持力に応じて保持部材の材質は選択される。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による燃料噴射弁(以下、燃料噴射弁を「インジェクタ」という。)を図1に示す。第1実施形態によるインジェクタ10は、例えばガソリンエンジンに燃料を噴射する。なお、インジェクタ10は、ガソリンエンジンの燃焼室に直接燃料を噴射する直噴式のガソリンエンジンに適用してもよく、またディーゼルエンジンに適用してもよい。
ハウジング50の内側にはコイル40が収容される。コイル40は、ハウジング50の側方からハウジング50の内側に収容される。このとき、ハウジング50の第二端部52がコイル40の台座部45と接触することにより、ハウジング50とコイル40との周方向への相対的な回転移動は規制される。
上記の組み付け手順では、コイル40が収容されたハウジング50への収容パイプ11の挿入、樹脂モールド33の形成、ニードル24および可動コア32の挿入、ならびに固定コア31の圧入など、主要な部材の組み付けは一方向にすなわち燃料入口12側から実施することができる。そのため、インジェクタ10の組み付け設備の簡素化が図られる。
コイル40への通電が停止されているとき、固定コア31と可動コア32との間には磁気吸引力が発生しない。そのため、可動コア32はスプリング15の押し付け力により固定コア31と反対側へ移動している。これにより、可動コア32と一体のニードル24は、固定コア31とは反対側へ移動している。その結果、コイル40への通電が停止されているとき、ニードル24の当接部25は弁座21に着座している。したがって、燃料は噴孔23から噴射されない。
さらに、収容パイプ11およびノズルホルダ14に対する位置を決定するためにハウジング50の端部を溶接したり、かしめたりする必要はない。したがって、コイル40およびハウジング50の設置に要する工数を低減することができる。
本発明の第2実施形態によるインジェクタを図6に示す。第1実施形態と実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第2実施形態では、ノズルホルダ14の径方向外側にはリング70が圧入により固定されている。第2実施形態では、リング70は円環状または第1実施形態と同様に円弧環状のいずれでもよい。リング70をノズルホルダ14に圧入する場合、ノズルホルダ14には第1実施形態における凹部に相当する部位はない。第2実施形態では、ノズルホルダ14にリング70を取り付ける場合、リング70はノズルホルダ14の軸方向の端部すなわち噴孔23側の端部からノズルホルダ14に圧入される。
第2実施形態では、第1実施形態と同様にリング70によりコイル40およびハウジング50の軸方向の移動が規制される。したがって、簡単な構造でコイル40およびハウジング50を収容パイプ11に対し所定の位置に設置することができる。
本発明の第3、第4、第5および第6実施形態によるインジェクタのハウジングをそれぞれ図7、図8、図9または図10に示す。なお、第1実施形態と実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第3実施形態では、図7に示すようにハウジング50の第二端部52は第一端部51に比較して側部53側からの突出量が小さい。ハウジング50は、収容パイプ11に対し傾斜することなく保持されればよい。そのため、第二端部52はハウジング50の径方向の両端部と接触可能であれば側部53からの突出量を低減してもよい。第3実施形態では、第二端部52の凸部56および凸部57がコイル40の台座部45と接触する。これにより、コイル40とハウジング50との周方向における相対的な回転は規制される。
また、第4実施形態では、切欠59にコイル40の台座部45または台座部45に形成された図示しない突起がはめ込まれる。これにより、コイル40とハウジング50との周方向における相対的な回転は規制される。
第6実施形態の場合、コイル40はスプール41から台座部45の反対側へ突出する図示しない突起を有している。コイル40から突出する図示しない突起は、第一端部93と第一端部94との間に挟み込まれる。これにより、コイル40とハウジング90との周方向における相対的な回転は規制される。
また、上記の複数の実施形態では、保持部材であるリングをハウジングの噴孔側に設置し、噴孔とは反対側からモールドを形成する樹脂を注入する例について説明した。しかし、リングをハウジングの噴孔とは反対側に設置し、噴孔側からモールドを形成する樹脂を注入する構成としてもよい。また、ハウジングの軸方向の両端部にリングを設置し、筒部材に対しコイルおよびハウジングの軸方向の移動を規制する構成としてもよい。
Claims (12)
- 通電することにより磁界を発生するコイルと、
前記コイルの軸方向の両端部、および前記コイルの径方向外側において前記コイルの周方向の少なくとも一部を覆う磁性部材と、
前記コイルおよび前記磁性部材の内周側に設置されている筒部材と、
前記筒部材の外周側に設置され、前記筒部材に対する前記磁性部材の軸方向の相対位置を決定する保持部材と、
前記筒部材の軸方向の一方の端部側に設置され、燃料を噴射する噴孔を有するノズルとを備えることを特徴とする燃料噴射弁。 - 前記筒部材は、前記ノズル側に可動コアを往復移動可能に収容するガイド部を有し、
前記磁性部材と前記筒部材との接触部は、前記可動コアおよび前記ガイド部の径方向外側に位置することを特徴とする請求項1記載の燃料噴射弁。 - 前記磁性部材は、前記コイルの前記ノズル側の端部を覆う第一端部、前記コイルの前記ノズルとは反対側の端部を覆う第二端部、および前記コイルの径方向外側を覆う側部を有し、前記第一端部、前記第二端部および前記側部は継ぎ目なく一体に成形されていることを特徴とする請求項1または2記載の燃料噴射弁。
- 前記保持部材は、前記磁性部材の前記ノズル側に設置されていることを特徴とする請求項1、2または3記載の燃料噴射弁。
- 前記保持部材は、前記磁性部材の前記ノズルとは反対側に設置されていることを特徴とする請求項1、2または3記載の燃料噴射弁。
- 前記保持部材は、前記筒部材に圧入されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の燃料噴射弁。
- 前記保持部材は、前記筒部材に嵌合されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の燃料噴射弁。
- 前記コイルは、前記磁性部材と接することにより前記磁性部材との周方向への相対的な移動を規制する突起部を有することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項記載の燃料噴射弁。
- 前記保持部材は、非磁性材料、磁性材料または樹脂のいずれか一つで形成されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項記載の燃料噴射弁。
- 通電することにより磁界を発生するコイルと、
前記コイルの軸方向の両端部、および前記コイルの径方向外側において前記コイルの周方向の少なくとも一部を覆う磁性部材と、
前記コイルおよび前記磁性部材の内周側に設置されている筒部材と、
前記筒部材に対し前記磁性部材の軸方向の相対位置を決定する保持部材とを備える燃料噴射弁の製造方法であって、
前記磁性部材に前記コイルを設置する段階と、
前記コイルが設置された前記磁性部材の内周側に前記筒部材を挿入する段階と、
前記筒部材に前記保持部材を取り付ける段階と、
を含むことを特徴とする燃料噴射弁の製造方法。 - 前記保持部材は、前記筒部材の軸方向の端部から軸方向へ圧入することを特徴とする請求項10記載の燃料噴射弁の製造方法。
- 前記保持部材は、前記筒部材の径方向外側から前記筒部材に嵌合することを特徴とする請求項10記載の燃料噴射弁の製造方法。
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