JP2005273264A - 作動制御装置及び電子キーシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】 電子キーとしての利用価値を通信端末に対して柔軟に付与することが可能な作動制御装置及び電子キーシステムを提供すること。
【解決手段】 対応する携帯電話2(携帯電話3)が電子キーとして利用されると、該携帯電話2(携帯電話3)のメインIDコード(サブIDコード)に関連付けされているメイン作動許可内容(サブ作動許可内容)で制御対象の作動が許可される。つまり、電子キーとしての利用価値が携帯電話毎に個別に付与されることになる。従って、電子キーとしての利用価値を携帯電話2(携帯電話3)に対して柔軟に付与することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 対応する携帯電話2(携帯電話3)が電子キーとして利用されると、該携帯電話2(携帯電話3)のメインIDコード(サブIDコード)に関連付けされているメイン作動許可内容(サブ作動許可内容)で制御対象の作動が許可される。つまり、電子キーとしての利用価値が携帯電話毎に個別に付与されることになる。従って、電子キーとしての利用価値を携帯電話2(携帯電話3)に対して柔軟に付与することができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、制御対象の作動を許可する作動制御装置、及びその作動制御装置により制御対象の作動が許可される電子キーシステムに関する。
従来より、自動車においては、セキュリティレベルの向上と利便性の向上とを両立させることを目的として、ドアアンロック自動許可機能やエンジン始動自動許可機能を有する電子キーシステムが提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。ここで、ドアアンロック自動許可機能とは、対応する電子キーを所持している運転者が車外の所定領域に進入してきた場合に、自動車側のドアアンロック制御装置により車載ドアのアンロックを自動的に許可する機能である。尚、このように車載ドアのアンロックが許可されている状態でドアアウトサイドハンドルに触れると車載ドアがアンロックされる。一方、エンジン始動自動許可機能とは、対応する電子キーが車内に持ち込まれた場合に、自動車側のエンジン始動制御装置によりエンジンの始動を自動的に許可する機能である。尚、このようにエンジンの始動が許可されている状態でエンジン始動スイッチ(例えばロータリスイッチ又はプッシュスイッチ等)を操作するとエンジンが始動される。
このため、これらの自動許可機能を用いると、乗車時やエンジン始動時において煩雑なキー操作を一切行う必要がない。従って、利便性を向上させることができる。しかも、従来のメカニカルキーと比較して複製が格段に困難な電子キーを所持していなければ車載ドアのアンロックやエンジンの始動が許可されない。従って、セキュリティレベルを向上させることができる。
ところで、近年、携帯電話機(以下、単に携帯電話と称す)が急速に発達、普及し、自動車に搭乗する者は携帯電話を所持しているのが一般的であり、携帯電話の機能も進歩している。そこで、上記のような自動車の電子キーシステムにおいて、携帯電話を電子キーとして利用する技術的思想も提案されている(例えば、特許文献2、特許文献3を参照。)。
特開2002−029385号公報
特開2003−120097号公報
特開2003−137070号公報
さて、上記のような自動車の電子キーシステムにおいて、自動車の所有者以外の者に自動車を貸与する場合、当然のことながら電子キーの貸借が発生することになる。つまり、自動車の所有者(貸出元)が所有する携帯電話(貸出元の携帯電話)を電子キーとして利用する電子キーシステムの場合、自動車を貸与された者(貸出先)に貸出元の携帯電話を貸与する必要がある。
しかしながら、携帯電話は、このように電子キーシステムに供されるものである一方で、本来、電子キーシステム以外の用途に主に用いられるものである。このため、上記のように自動車を貸与するのに伴って、携帯電話をも併せて貸与してしまうと、貸出元において携帯電話を一時的であれ使用することができなくなるという不都合が生じてしまう。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、その目的は、電子キーとしての利用価値を通信端末に対して柔軟に付与することが可能な作動制御装置及び電子キーシステムを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、対応する通信端末が利用されることに基づいて制御対象の作動を許可する制御手段を備えた作動制御装置において、通信端末毎に個別に設定されたIDコードと同一のIDコードを、両IDコードが一致したことを条件としてどのような態様で制御対象の作動が許可されるのかの指標となる作動許可内容と関連付けして記憶する記憶手段を備え、前記制御手段は、両IDコードが一致したことを条件として、該一致したIDコードに関連付けされている作動許可内容で制御対象の作動を許可することを特徴とする。
従って、請求項1に記載の発明によれば、対応する通信端末が電子キーとして利用されると、該通信端末のIDコードに関連付けされている作動許可内容で制御対象の作動が許可される。つまり、電子キーとしての利用価値が通信端末毎に個別に付与されることになる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の作動制御装置において、前記記憶手段は、主となる通信端末に個別に設定されたメインIDコードと同一のメインIDコードをメイン作動許可内容と関連付けして記憶するものであるとともに、前記主となる通信端末とは異なる補助的な通信端末に個別に設定されたサブIDコードと同一のサブIDコードをサブ作動許可内容と関連付けして記憶するものであり、前記サブ作動許可内容は、前記メイン作動許可内容を限度として制限がかけられたものであることを特徴とする。
従って、請求項2に記載の発明によれば、主となる通信端末以外にも補助的な通信端末(例えば、主となる通信端末の所有者以外の者が所有する通信端末)が電子キーとして利用されることに基づいて制御対象の作動が許可される。ここで、請求項2の構成とは異なり、補助的な通信端末が電子キーとして利用されるのに際して、主となる通信端末と同様の作動許可内容(メイン作動許可内容)で制御対象の作動が許可されるような構成を採用した場合、主となる通信端末の所有者の意志に反した態様で制御対象の作動が許可されてしまう虞があって好ましくない。これに対し、請求項2の構成によれば、主となる通信端末の所有者の意志の元で予め決定された作動許可内容(サブ作動許可内容)をサブIDコードに関連付けしておくことで、補助的な通信端末が電子キーとして利用されるのに際して、主となる通信端末の所有者の意志が反映されることになる。従って、柔軟性を損なうことなく、高いセキュリティレベルを維持することができる。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の作動制御装置において、前記サブ作動許可内容は、前記メイン作動許可内容を限度として、制御対象の作動が許可される際の該作動許可の種類毎の有効回数、及び制御対象の作動が許可される際の該作動許可の種類毎の有効期間のうち少なくともいずれか一方に制限がかけられたものであることを特徴とする。
従って、請求項3に記載の発明によれば、有効回数及び有効期間のうち少なくともいずれか一方をサブIDコードに関連付けしておくことで、請求項2に記載の発明の作用、効果を好適に得ることができる。
請求項4に記載の発明では、対応する通信端末が利用されることに基づいて、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の作動制御装置により制御対象の作動が許可される電子キーシステムであって、主となる通信端末は、該主となる通信端末とは異なる補助的な通信端末に個別に設定されるサブIDコードを、両サブIDコードが一致したことを条件として作動制御装置によりどのような態様で制御対象の作動が許可されるのかの指標となる作動許可内容であるサブ作動許可内容と関連付けして該補助的な通信端末に送信する第1送信手段を備えたことを特徴とする。
従って、請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明の作用、効果と同様の作用、効果を得ることができる。
請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の電子キーシステムにおいて、前記主となる通信端末は、前記第1送信手段により補助的な通信端末に送信される情報であって、サブIDコードとサブ作動許可内容とが関連付けされた情報を作動制御装置に送信する第2送信手段をさらに備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の電子キーシステムにおいて、前記主となる通信端末は、前記第1送信手段により補助的な通信端末に送信される情報であって、サブIDコードとサブ作動許可内容とが関連付けされた情報を作動制御装置に送信する第2送信手段をさらに備えたことを特徴とする。
従って、請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明の作用、効果と同様の作用、効果を得ることができる。
本発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の発明によれば、電子キーとしての利用価値を通信端末に対して柔軟に付与することができる。
請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の発明によれば、電子キーとしての利用価値を通信端末に対して柔軟に付与することができる。
以下、本発明を自動車の電子キーシステムに具体化した一実施形態を説明する。
図1に示すように、電子キーシステム1は、主となる携帯電話2と作動制御装置4とを備えている。主となる携帯電話2は、運転者(自動車の所有者)によって所持されるものである。これに対し、作動制御装置4は、自動車側に設けられるものである。そして、電子キーシステム1は、主となる携帯電話2と作動制御装置4との双方向通信が可能に構成されている。
図1に示すように、電子キーシステム1は、主となる携帯電話2と作動制御装置4とを備えている。主となる携帯電話2は、運転者(自動車の所有者)によって所持されるものである。これに対し、作動制御装置4は、自動車側に設けられるものである。そして、電子キーシステム1は、主となる携帯電話2と作動制御装置4との双方向通信が可能に構成されている。
前記携帯電話2は、受信機能及び送信機能を有している。即ち、携帯電話2は、携帯電話機能部21、アプリケーション制御部22、近距離無線通信ユニット23を備えている。携帯電話機能部21は、携帯電話2を電話機として利用するために必要な機能(電子メールの送信機能及び受信機能を含む)を有している。アプリケーション制御部22は、携帯電話2を利用してサーバ5から通信ネットワーク6を介してアプリケーションソフトをダウンロードするために必要な機能を有している。近距離無線通信ユニット23は、通信回路24、マイコン25を備えている。尚、携帯電話2は、特に図示しないが、各種情報を表示するための表示部、主となる携帯電話2の所有者(運転者=自動車の所有者)により押圧操作可能なボタンを有する操作部等を備えている。
通信回路24は、作動制御装置4から送信されてくるリクエスト信号を受信するためのものである。そして、通信回路24は、作動制御装置4からのリクエスト信号を受信すると、そのリクエスト信号を復調して受信信号を生成し、その受信信号をマイコン25に出力する。
マイコン25は、図示しないCPU、ROM、RAM等からなるCPUユニットであり、不揮発性のメモリ25aを備えている。ここで、図2(a)に示すように、携帯電話2のメモリ25aには、複数のメモリ領域(本実施形態では、第1のメモリ領域〜第Nのメモリ領域)が割り当てられている。各メモリ領域の各々は、アプリケーション制御部22によりダウンロードされるアプリケーションソフトを記憶するためのものである。加えて、各メモリ領域の各々は、外部から送信されてくる電子メールに添付されてくるデータを記憶するためのものでもある。尚、図2(a)には、如何なるアプリケーションソフトも全くダウンロードされておらず、且つ如何なる電子メールも全く受信されていない状態(初期状態)が示してある。
そして、主となる携帯電話2が電子キーとして利用される場合、該利用に先立って、前記初期状態から運転者により携帯電話2が利用されてサーバ5から通信ネットワーク6を介して所定のアプリケーションソフトがダウンロードされる。本実施形態では、主となる携帯電話2を電子キーとして利用するために必要なアプリケーションソフトがダウンロードされる。具体的には、運転者により、運転者自身が所有する自動車の製造メーカのサイトにアクセスされ、そのサイトに保存されている複数のアプリケーションソフトの中から、運転者自身が所有する自動車の種類(車種)、製造年式等に対応するアプリケーションソフトが選択されてダウンロードされる。
尚、該アプリケーションソフトには、図2(b)に示すように、アプリケーションIDコード、携帯電話固有IDコード、通信暗号化アルゴリズム、作動許可内容が含まれている。ここで、アプリケーションIDコードとは、携帯電話2のメモリ25aに割り当てられた複数のメモリ領域のうち、所定のメモリ領域を特定するためのIDコードである。本実施形態のアプリケーションIDコードとは、携帯電話2を電子キーとして利用するために必要なアプリケーションソフトを記憶するために割り当てられたメモリ領域を特定するためのIDコードである。そして、本実施形態では、このようなアプリケーションIDコードと第2のメモリ領域とが関連付けされている結果、図2(b)に示すように、携帯電話2を電子キーとして利用するために必要なアプリケーションソフトが該第2のメモリ領域に記憶されることになる。
一方、携帯電話2のメモリ25aに記憶される携帯電話固有IDコードとは、主となる携帯電話2に個別に設定されたIDコード(主となる携帯電話2のIDコード=メインIDコード)である。
他方、通信暗号化アルゴリズムとは、携帯電話2と作動制御装置4との双方向通信を確立させるために作動制御装置4から送信されてくるリクエスト信号を携帯電話2に適応する方式で復調することで、該リクエスト信号を携帯電話2で好適に受信できるようにするために用いられるアルゴリズムである。また、同通信暗号化アルゴリズムとは、前記リクエスト信号に応答して携帯電話2から前記携帯電話固有IDコードを含む信号(メインIDコード信号)を送信するのに際して、該信号を作動制御装置4に適応する方式で変調することで、該信号が作動制御装置4で好適に受信されるようにするために用いられるアルゴリズムでもある。つまり、通信暗号化アルゴリズムとは、携帯電話2と作動制御装置4との双方向通信が円滑に行われるようにするためのアルゴリズムであると言える。
最後に、携帯電話2のメモリ25aに記憶される作動許可内容とは、主となる携帯電話2が電子キーとして利用されるのに際して、どのような態様で制御対象の作動が許可されるのかの指標となるものである。本実施形態において、携帯電話2のメモリ25aに記憶される作動許可内容(メイン作動許可内容)とは、制御対象の作動が許可される際の該作動許可の種類毎の有効回数、及び制御対象の作動が許可される際の該作動許可の種類毎の有効期間がいずれも、該作動許可の種類に拘わらず全て無制限に設定されたものである。
マイコン25は、上記のように前記通信回路24から受信信号が入力されると、リクエスト信号に応答するために、メモリ25aに記憶されている前記携帯電話固有IDコード(主となる携帯電話2のIDコード=メインIDコード)を含む信号、つまりメインIDコード信号を前記通信回路24に出力する。前記通信回路24は、マイコン25から入力されたメインIDコード信号を所定周波数(本実施形態では2.45GHz)の電波に変調して送信するためのものでもある。
これに対し、作動制御装置4は、主となる携帯電話2との双方向通信に関連して、送信機能及び受信機能を有している。即ち、作動制御装置4は、車外通信ユニット41、車内通信ユニット42、照合ECU43を備えている。
車外通信ユニット41は、ドアアンロック自動許可機能に供されるものである。そして、車外通信ユニット41は、照合ECU43から入力されるリクエスト信号を所定周波数(本実施形態では2.45GHz)の電波に変調して送信する。尚、このように車外通信ユニット41から送信されるリクエスト信号は、車外において、ドアアウトサイドハンドルから0.7m〜1.0mまでの範囲内に及ぶように、送信アンテナの配置、送信アンテナの指向性、リクエスト信号の出力が設定されている。その結果、本実施形態では、図3に2点鎖線で示す車外通信領域A41の範囲内にリクエスト信号が送信されることとする。ちなみに、このように車外通信ユニット41から送信されるリクエスト信号は、ドアアウトサイドハンドルの周辺に形成される前記車外通信領域A41内において、携帯電話2と作動制御装置4との双方向通信を確立させるためのものである。
また、同車外通信ユニット41は、前記リクエスト信号に応答して携帯電話2から送信されてくるメインIDコード信号を受信すると、そのメインIDコード信号を復調して受信信号を生成し、その受信信号を照合ECU43に出力する。
照合ECU43は、図示しないCPU、ROM、RAM等からなるCPUユニットであり、不揮発性のメモリ43aを備えている。
ここで、照合ECU43のメモリ43aには、図4(a)に示すように、携帯電話毎に個別に設定されたIDコードと同一のIDコード(自動車側のIDコード)が、両IDコードが一致したことを条件としてどのような態様で制御対象の作動が許可されるのかの指標となる作動許可内容と関連付けされて記憶されている。本実施形態では、主となる携帯電話2に個別に設定されたIDコード(メインIDコード)と同一のIDコード(自動車側のメインIDコード)が、メイン作動許可内容と関連付けされて記憶されている。このメイン作動許可内容とは、主となる携帯電話2のメモリ25a(図2(b)参照)に記憶されているものと同一である。つまり、該メイン作動許可内容とは、制御対象の作動が許可される際の該作動許可の種類毎の有効回数、及び制御対象の作動が許可される際の該作動許可の種類毎の有効期間がいずれも、該作動許可の種類に拘わらず全て無制限に設定されたものである。
ここで、照合ECU43のメモリ43aには、図4(a)に示すように、携帯電話毎に個別に設定されたIDコードと同一のIDコード(自動車側のIDコード)が、両IDコードが一致したことを条件としてどのような態様で制御対象の作動が許可されるのかの指標となる作動許可内容と関連付けされて記憶されている。本実施形態では、主となる携帯電話2に個別に設定されたIDコード(メインIDコード)と同一のIDコード(自動車側のメインIDコード)が、メイン作動許可内容と関連付けされて記憶されている。このメイン作動許可内容とは、主となる携帯電話2のメモリ25a(図2(b)参照)に記憶されているものと同一である。つまり、該メイン作動許可内容とは、制御対象の作動が許可される際の該作動許可の種類毎の有効回数、及び制御対象の作動が許可される際の該作動許可の種類毎の有効期間がいずれも、該作動許可の種類に拘わらず全て無制限に設定されたものである。
尚、主となる携帯電話2を電子キーとして利用する場合、該利用に先立って、携帯電話2と作動制御装置4とを対応させるための登録作業が必要であるが、該登録作業は本発明の要部ではないため割愛する。そして、本実施形態では、利便性を損なうことなく、高いセキュリティレベルを維持して行われる好適な該登録作業を経て、図4(a)に示すように、メインIDコードがメイン作動許可内容と関連付けされて照合ECU43のメモリ43aに記憶されることとする。
ここで、照合ECU43は、前記車外通信領域A41にリクエスト信号を送信するために、車外通信ユニット41にリクエスト信号を出力する。つまり、この場合、照合ECU43は、車外通信制御を実行する。
また、同照合ECU43は、前記車外通信制御に基づいて、車外通信ユニット41から受信信号が入力されると、その受信信号に含まれている携帯電話2のIDコード(メインIDコード)と、メモリ43aに記憶されている自動車側のメインIDコードとが一致しているか否かを判断する。つまり、この場合、照合ECU43は、車外メインIDコード照合を実行する。
そして、同照合ECU43は、前記車外メインIDコード照合により両メインIDコードが一致したと判断した場合、該一致したメインIDコードに関連付けされている作動許可内容(メイン作動許可内容)に車載ドアのアンロック許可が含まれているか否かを判断する。ここで、本実施形態において、メインIDコードに関連付けされているメイン作動許可内容は、車載ドアのアンロック許可を含む作動許可の全ての種類に対して有効回数及び有効期間が無制限に設定されていることから、前記判断に際して照合ECU43により肯定判断されることになる。
そして、この照合ECU43には、ドアECU50が電気的に接続されている。そして、照合ECU43は、前記車外メインIDコード照合により両メインIDコードが一致して、且つメインIDコードに関連付けされている作動許可内容(メイン作動許可内容)に車載ドアのアンロック許可が含まれていると判断したことを条件として、ドアECU50にドアアンロック許可信号を出力する。つまり、この場合、照合ECU43は、ドアアンロック許可制御を実行する。
ドアECU50は、車載ドアをアンロックさせるためのものである。ドアECU50には、タッチセンサ55が電気的に接続されている。
タッチセンサ55は、ドアアウトサイドハンドルに触れられると、その旨の検出信号をドアアウトサイドハンドルに触れられている期間に亘ってドアECU50に出力する。そして、ドアECU50は、タッチセンサ55から入力される検出信号に基づいて、ドアアウトサイドハンドルに触れられている旨を検出する。
タッチセンサ55は、ドアアウトサイドハンドルに触れられると、その旨の検出信号をドアアウトサイドハンドルに触れられている期間に亘ってドアECU50に出力する。そして、ドアECU50は、タッチセンサ55から入力される検出信号に基づいて、ドアアウトサイドハンドルに触れられている旨を検出する。
そして、ドアECU50は、上記のように照合ECU43からドアアンロック許可信号が入力されている状態で、ドアアウトサイドハンドルに触れられている旨を検出すると、図示しないアクチュエータを制御することにより車載ドアをアンロックさせる。
このように本実施形態の電子キーシステム1は、車外通信ユニット41と照合ECU43とが協働することで、対応する携帯電話2(電子キー)を所持している運転者が車外通信領域A41に進入してきた場合に、車載ドアのアンロックを自動的に許可する機能、つまりドアアンロック自動許可機能を有している。尚、該運転者が車外通信領域A41に進入してくる行動は不定であるが、このような行動がある度に、上記のようなドアアンロック自動許可機能を有効にする必要がある。このため、照合ECU43は、対応する携帯電話2を所持している運転者の接近を監視するため、車載ドアがロックされている状態において、車外通信ユニット41にリクエスト信号を間欠的に出力する。
一方、車内通信ユニット42は、エンジン始動自動許可機能に供されるものである。そして、車内通信ユニット42は、照合ECU43から入力されるリクエスト信号を所定周波数(本実施形態では2.45GHz)の電波に変調して送信する。尚、このように車内通信ユニット42から送信されるリクエスト信号は、車内の略全域に及ぶように、且つ車外に極力漏れないように、送信アンテナの数、送信アンテナの配置、送信アンテナの指向性、リクエスト信号の出力が設定されている。その結果、本実施形態では、図3に2点鎖線で示す車内通信領域A42の範囲内にリクエスト信号が送信されることとする。ちなみに、このように車内通信ユニット42から送信されるリクエスト信号は、車内の略全域に亘って形成される前記車内通信領域A42内において、携帯電話2と作動制御装置4との双方向通信を確立させるためのものである。
また、同車内通信ユニット42は、前記リクエスト信号に応答して携帯電話2から送信されてくるメインIDコード信号を受信すると、そのメインIDコード信号を復調して受信信号を生成し、その受信信号を照合ECU43に出力する。
ここで、照合ECU43は、前記車内通信領域A42にリクエスト信号を送信するために、車内通信ユニット42にリクエスト信号を出力する。つまり、この場合、照合ECU43は、車内通信制御を実行する。
また、同照合ECU43は、前記車内通信制御に基づいて、車内通信ユニット42から受信信号が入力されると、その受信信号に含まれている携帯電話2のIDコード(メインIDコード)と、メモリ43aに記憶されている自動車側のメインIDコードとが一致しているか否かを判断する。つまり、この場合、照合ECU43は、車内メインIDコード照合を実行する。
そして、同照合ECU43は、前記車内メインIDコード照合により両メインIDコードが一致したと判断した場合、該一致したメインIDコードに関連付けされている作動許可内容(メイン作動許可内容)にエンジンの始動許可が含まれているか否かを判断する。ここで、本実施形態において、メインIDコードに関連付けされているメイン作動許可内容は、エンジンの始動許可を含む作動許可の全ての種類に対して有効回数及び有効期間が無制限に設定されていることから、前記判断に際して照合ECU43により肯定判断されることになる。
そして、この照合ECU43には、EFIECU60が電気的に接続されている。そして、照合ECU43は、前記車内メインIDコード照合により両メインIDコードが一致して、且つメインIDコードに関連付けされている作動許可内容(メイン作動許可内容)にエンジンの始動許可が含まれていると判断したことを条件として、EFIECU60にエンジン始動許可信号を出力する。つまり、この場合、照合ECU43は、エンジン始動許可制御を実行する。
EFIECU60は、エンジンを始動させるためのものである。EFIECU60には、ブレーキスイッチ70及びエンジン始動スイッチ80が電気的に接続されている。
ブレーキスイッチ70は、ブレーキ操作が行われている旨を検出するためのものである。ブレーキスイッチ70は、図示しないブレーキペダルが踏み込まれると、その旨の検出信号をブレーキペダルが踏み込まれている期間に亘ってEFIECU60に出力する。そして、EFIECU60は、ブレーキスイッチ70から入力される検出信号に基づいて、ブレーキ操作が行われている旨を検出する。
ブレーキスイッチ70は、ブレーキ操作が行われている旨を検出するためのものである。ブレーキスイッチ70は、図示しないブレーキペダルが踏み込まれると、その旨の検出信号をブレーキペダルが踏み込まれている期間に亘ってEFIECU60に出力する。そして、EFIECU60は、ブレーキスイッチ70から入力される検出信号に基づいて、ブレーキ操作が行われている旨を検出する。
エンジン始動スイッチ80は、運転者により押圧操作可能なボタンを備えたプッシュスイッチにより構成されている。エンジン始動スイッチ80は、ボタンが押圧されると、その旨の検出信号をボタンが押圧されている期間に亘ってEFIECU60に出力する。そして、EFIECU60は、エンジン始動スイッチ80から入力される検出信号に基づいて、エンジン始動スイッチ80が操作されている旨を検出する。
そして、EFIECU60は、上記のように照合ECU43からエンジン始動許可信号が入力されている状態で、ブレーキ操作が行われている旨を検出して、且つエンジン始動スイッチ80が操作されている旨を検出すると、図示しないセルモータを制御することによりエンジンを始動させる。
前記照合ECU43には、ドアカーテシスイッチ90が電気的に接続されている。ドアカーテシスイッチ90は、車載ドアの開閉状態を検出するためのものである。ドアカーテシスイッチ90は、車載ドアが開けられると、その旨の検出信号を車載ドアが開けられている期間に亘って照合ECU43に出力する。また、同ドアカーテシスイッチ90は、車載ドアが閉められると、その旨の検出信号を車載ドアが閉められている期間に亘って照合ECU43に出力する。そして、照合ECU43は、ドアカーテシスイッチ90から入力される検出信号に基づいて、車載ドアの開閉状態を検出する。
このように本実施形態の電子キーシステム1は、車内通信ユニット42と照合ECU43とが協働することで、対応する携帯電話2(電子キー)が車内に持ち込まれた場合に、エンジンの始動を自動的に許可する機能、つまりエンジン始動自動許可機能を有している。尚、照合ECU43は、このようなエンジン始動自動許可機能を有効にするために、車載ドアが開けられたことをトリガとして、車内通信ユニット42にリクエスト信号を間欠的に出力する。
次に、電子キーシステム1の特徴的な構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態の電子キーシステム1は、補助的な携帯電話3をさらに備えている。補助的な携帯電話3は、運転者(主となる携帯電話2の所有者)以外の者によって所持されるものである。そして、電子キーシステム1は、補助的な携帯電話3と作動制御装置4との双方向通信も可能に構成されている。
図1に示すように、本実施形態の電子キーシステム1は、補助的な携帯電話3をさらに備えている。補助的な携帯電話3は、運転者(主となる携帯電話2の所有者)以外の者によって所持されるものである。そして、電子キーシステム1は、補助的な携帯電話3と作動制御装置4との双方向通信も可能に構成されている。
前記携帯電話3は、受信機能及び送信機能を有している。即ち、携帯電話3は、携帯電話機能部31、アプリケーション制御部32、近距離無線通信ユニット33を備えている。携帯電話機能部31は、携帯電話3を電話機として利用するために必要な機能(電子メールの送信機能及び受信機能を含む)を有している。アプリケーション制御部32は、携帯電話3を利用してサーバ5から通信ネットワーク6を介してアプリケーションソフトをダウンロードするために必要な機能を有している。近距離無線通信ユニット33は、通信回路34、マイコン35を備えている。尚、携帯電話3は、特に図示しないが、各種情報を表示するための表示部、補助的な携帯電話3の所有者により押圧操作可能なボタンを有する操作部等を備えている。
通信回路34は、作動制御装置4から送信されてくるリクエスト信号を受信するためのものである。そして、通信回路34は、作動制御装置4からのリクエスト信号を受信すると、そのリクエスト信号を復調して受信信号を生成し、その受信信号をマイコン35に出力する。
マイコン35は、図示しないCPU、ROM、RAM等からなるCPUユニットであり、不揮発性のメモリ35aを備えている。ここで、図5(a)に示すように、携帯電話3のメモリ35aには、複数のメモリ領域(本実施形態では、第1のメモリ領域〜第Mのメモリ領域)が割り当てられている。各メモリ領域の各々は、アプリケーション制御部32によりダウンロードされるアプリケーションソフトを記憶するためのものである。加えて、各メモリ領域の各々は、外部から送信されてくる電子メールに添付されてくるデータを記憶するためのものでもある。尚、図5(a)には、如何なるアプリケーションソフトも全くダウンロードされておらず、且つ如何なる電子メールも全く受信されていない状態(初期状態)が示してある。
そして、補助的な携帯電話3が電子キーとして利用される場合、該利用に先立って、所定のデータが添付された電子メールが、主となる携帯電話2の携帯電話機能部21から補助的な携帯電話3に送信されてくる。本実施形態では、所定のデータとして、補助的な携帯電話3を電子キーとして利用するために必要なアプリケーションソフトが添付された電子メールが、主となる携帯電話2から補助的な携帯電話3に送信されてくる。
ここで、本実施形態では、自動車の所有者以外の者に自動車を貸与する場合において、電子キー(主となる携帯電話2)の貸借が発生しないようにすることを最大の特徴点としている。つまり、本実施形態では、主となる携帯電話2が供される自動車と、補助的な携帯電話3が供される自動車とが同一のものであることが前提となる。このようなことから、補助的な携帯電話3を電子キーとして利用するために必要なアプリケーションソフトとして、主となる携帯電話2を電子キーとして利用するために必要なアプリケーションソフトの少なくとも一部を兼用することが可能である。その結果、補助的な携帯電話3の所有者自身が該アプリケーションソフトをダウンロードする必要はなく簡便である。
従って、図5(a)に示す前記初期状態から該電子メールが受信されると、図5(b)に示すように、携帯電話3のメモリ35a、詳しくは第2のメモリ領域には、アプリケーションIDコード、携帯電話固有IDコード、通信暗号化アルゴリズム、作動許可内容が記憶される。ここで、アプリケーションIDコードとは、携帯電話3のメモリ35aに割り当てられた複数のメモリ領域のうち、所定のメモリ領域を特定するためのIDコードである。本実施形態のアプリケーションIDコードとは、主となる携帯電話2から送信されてくる電子メールに添付されてくるデータを記憶するために割り当てられたメモリ領域を特定するためのIDコードである。そして、本実施形態では、このようなアプリケーションIDコードと第2のメモリ領域とが関連付けされている結果、図5(b)に示すように、主となる携帯電話2から送信されてくる電子メールに添付されてくるデータが該第2のメモリ領域に記憶されることになる。
一方、携帯電話3のメモリ35aに記憶される携帯電話固有IDコードとは、補助的な携帯電話3に個別に設定されたIDコード(補助的な携帯電話3のIDコード=サブIDコード)である。尚、このサブIDコードは、主となる携帯電話2側において、所定の計算式が用いられて、主となる携帯電話2のIDコード(メインIDコード)に基づいて生成されるものである。
他方、通信暗号化アルゴリズムとは、携帯電話3と作動制御装置4との双方向通信を確立させるために作動制御装置4から送信されてくるリクエスト信号を携帯電話3に適応する方式で復調することで、該リクエスト信号を携帯電話3で好適に受信できるようにするために用いられるアルゴリズムである。また、同通信暗号化アルゴリズムとは、前記リクエスト信号に応答して携帯電話3から前記携帯電話固有IDコードを含む信号(サブIDコード信号)を送信するのに際して、該信号を作動制御装置4に適応する方式で変調することで、該信号が作動制御装置4で好適に受信されるようにするために用いられるアルゴリズムでもある。つまり、通信暗号化アルゴリズムとは、携帯電話3と作動制御装置4との双方向通信が円滑に行われるようにするためのアルゴリズムであると言える。尚、上記したように、本実施形態では、主となる携帯電話2が供される自動車と、補助的な携帯電話3が供される自動車とが同一のものであることが前提となることから、主となる携帯電話2のメモリ25a(図2(b)参照)に記憶されている通信暗号化アルゴリズムと同一のものが携帯電話3のメモリ35aに記憶される。
最後に、携帯電話3のメモリ35aに記憶される作動許可内容とは、補助的な携帯電話3が電子キーとして利用されるのに際して、どのような態様で制御対象の作動が許可されるのかの指標となるものである。本実施形態において、携帯電話3のメモリ35aに記憶される作動許可内容(サブ作動許可内容)とは、主となる携帯電話2のメモリ25a(図2(b)参照)に記憶されている前記メイン作動許可内容を限度として制限がかけられたものである。具体的には、車載ドアのアンロック許可の有効回数が5回、同じく有効期間が1日間、エンジンの始動許可の有効回数が0回、同じく有効期間が0秒に設定されていることとする。要するに、補助的な携帯電話3が電子キーとして利用される場合、1日間限定で最高5回に亘って車載ドアのアンロック許可が行われる一方で、エンジンの始動許可が一切行われないことを意味している。尚、このサブ作動許可内容は、主となる携帯電話2側において、該主となる携帯電話2の所有者の意志の元で予め決定されるものである。
マイコン35は、上記のように前記通信回路34から受信信号が入力されると、リクエスト信号に応答するために、メモリ35aに記憶されている前記携帯電話固有IDコード(補助的な携帯電話3のIDコード=サブIDコード)を含む信号、つまりサブIDコード信号を前記通信回路34に出力する。前記通信回路34は、マイコン35から入力されたサブIDコード信号を所定周波数(本実施形態では2.45GHz)の電波に変調して送信するためのものでもある。
ところで、補助的な携帯電話3が電子キーとして利用される場合、該利用に先立って、所定のデータが添付された電子メールが、上記のように、主となる携帯電話2から補助的な携帯電話3に送信されることに加えて、本実施形態では、所定の電子メールが、主となる携帯電話2から作動制御装置4に送信される。即ち、かかる場合、主となる携帯電話2の携帯電話機能部21により補助的な携帯電話3に送信される情報であって、前記サブIDコード(図5(b)参照)と前記サブ作動許可内容(図5(b)参照)とが関連付けされた情報を含む電子メールが、主となる携帯電話2の携帯電話機能部21から作動制御装置4に送信される。
これに対し、作動制御装置4は、主となる携帯電話2との電子メール通信に関連して、受信機能を有している。即ち、作動制御装置4は、電子メール機能部44をさらに備えている。
電子メール機能部44は、主となる携帯電話2から送信されてくる電子メールを受信すると、該電子メールを照合ECU43に適応する方式に変換して受信データを生成し、その受信データを照合ECU43に出力する。
照合ECU43は、このように電子メール機能部44から受信データが入力されると、該受信データに含まれている情報、つまりサブIDコードとサブ作動許可内容とが関連付けされた情報を照合ECU43のメモリ43aに記憶させる(図4(b)参照)。
加えて、作動制御装置4は、補助的な携帯電話3との双方向通信に関連して、送信機能及び受信機能を有している。尚、これらの機能は、主となる携帯電話2との双方向通信に関連する送信機能及び受信機能と同様であり、記載内容が一部重複するが、以下、異なる部分を中心に説明する。
即ち、照合ECU43は、前記車外通信領域A41(図3参照)にリクエスト信号を送信するために、車外通信ユニット41にリクエスト信号を出力する(車外通信制御)。車外通信ユニット41は、照合ECU43から入力されるリクエスト信号を所定周波数(2.45GHz)の電波に変調して車外通信領域A41に送信する。ちなみに、このように送信されるリクエスト信号は、車外通信領域A41内において、携帯電話3と作動制御装置4との双方向通信を確立させるためのものでもある。
また、同車外通信ユニット41は、前記リクエスト信号に応答して携帯電話3から送信されてくるサブIDコード信号を受信すると、そのサブIDコードを復調して受信信号を生成し、その受信信号を照合ECU43に出力する。
照合ECU43は、前記車外通信制御に基づいて、車外通信ユニット41から受信信号が入力されると、その受信信号に含まれている携帯電話3のIDコード(サブIDコード)と、メモリ43aに記憶されている自動車側のサブIDコードとが一致しているか否かを判断する。つまり、この場合、照合ECU43は、車外サブIDコード照合を実行する。
そして、同照合ECU43は、前記車外サブIDコード照合により両サブIDコードが一致したと判断した場合、該一致したサブIDコードに関連付けされている作動許可内容(サブ作動許可内容)に車載ドアのアンロック許可が含まれているか否かを判断する。ここで、本実施形態において、サブIDコードに関連付けされているサブ作動許可内容は、1日間限定で最高5回に亘って車載ドアのアンロック許可が行われることを含むように設定されていることから、前記判断に際して照合ECU43により肯定判断されることになる。
そして、照合ECU43は、前記車外サブIDコード照合により両サブIDコードが一致して、且つサブIDコードに関連付けされている作動許可内容(サブ作動許可内容)に車載ドアのアンロック許可が含まれていると判断したことを条件として、ドアECU50にドアアンロック許可信号を出力する。つまり、この場合にも、照合ECU43は、ドアアンロック許可制御を実行する。その結果、ドアECU50は、このように照合ECU43からドアアンロック許可信号が入力されている状態で、ドアアウトサイドハンドルに触れられている旨を検出すると、図示しないアクチュエータを制御することにより車載ドアをアンロックさせる。
このように本実施形態の電子キーシステム1は、車外通信ユニット41と照合ECU43とが協働することで、対応する携帯電話3(電子キー)を所持している者が車外通信領域A41に進入してきた場合に、車載ドアのアンロックを自動的に許可する機能、つまりドアアンロック自動許可機能を有している。尚、このような者が車外通信領域A41に進入してくる行動は不定であるが、このような行動がある度に、上記のようなドアアンロック自動許可機能を有効にする必要がある。このため、照合ECU43は、対応する携帯電話3を所持している者の接近を監視するため、車載ドアがロックされている状態において、車外通信ユニット41にリクエスト信号を間欠的に出力する。
一方、前記照合ECU43は、前記車内通信領域A42(図3参照)にリクエスト信号を送信するために、車内通信ユニット42にリクエスト信号を出力する(車内通信制御)。車内通信ユニット42は、照合ECU43から入力されるリクエスト信号を所定周波数(2.45GHz)の電波に変調して車内通信領域A42に送信する。ちなみに、このように送信されるリクエスト信号は、車内通信領域A42内において、携帯電話3と作動制御装置4との双方向通信を確立させるためのものでもある。
また、同車内通信ユニット42は、前記リクエスト信号に応答して携帯電話3から送信されてくるサブIDコード信号を受信すると、そのサブIDコードを復調して受信信号を生成し、その受信信号を照合ECU43に出力する。
照合ECU43は、前記車内通信制御に基づいて、車内通信ユニット42から受信信号が入力されると、その受信信号に含まれている携帯電話3のIDコード(サブIDコード)と、メモリ43aに記憶されている自動車側のサブIDコードとが一致しているか否かを判断する。つまり、この場合、照合ECU43は、車内サブIDコード照合を実行する。
そして、同照合ECU43は、前記車内サブIDコード照合により両サブIDコードが一致したと判断した場合、該一致したサブIDコードに関連付けされている作動許可内容(サブ作動許可内容)にエンジンの始動許可が含まれているか否かを判断する。ここで、本実施形態において、サブIDコードに関連付けされているサブ作動許可内容は、エンジンの始動許可が一切行われないことを含むように設定されていることから、前記判断に際して照合ECU43により否定判断されることになる。
そして、照合ECU43は、前記車内サブIDコード照合により両サブIDコードが一致しても、サブIDコードに関連付けされている作動許可内容(サブ作動許可内容)にエンジンの始動許可が含まれていないと判断した場合、EFIECU60にエンジン始動許可信号を出力しない。その結果、EFIECU60により、エンジンが始動されることはない。
ちなみに、サブIDコードに関連付けされているサブ作動許可内容が、本実施形態とは異なり、エンジンの始動許可が行われることを含むように設定されている場合、サブ作動許可内容にエンジンの始動許可が含まれているか否かの判断に際して照合ECU43により肯定判断されることになる。
そして、照合ECU43は、前記車内サブIDコード照合により両サブIDコードが一致して、且つサブIDコードに関連付けされている作動許可内容(サブ作動許可内容)にエンジンの始動許可が含まれていると判断したことを条件として、EFIECU60にエンジン始動許可信号を出力する。つまり、この場合にも、照合ECU43は、エンジン始動許可制御を実行する。その結果、EFIECU60は、このように照合ECU43からエンジン始動許可信号が入力されている状態で、ブレーキ操作が行われている旨を検出して、且つエンジン始動スイッチ80が操作されている旨を検出すると、図示しないセルモータを制御することによりエンジンを始動させる。
このように本実施形態の電子キーシステム1は、車内通信ユニット42と照合ECU43とが協働することで、対応する携帯電話3(電子キー)が車内に持ち込まれた場合に、エンジンの始動を自動的に許可する機能、つまりエンジン始動自動許可機能を有している。尚、照合ECU43は、このようなエンジン始動自動許可機能を有効にするために、車載ドアが開けられたことをトリガとして、車内通信ユニット42にリクエスト信号を間欠的に出力する。
以上、詳述したように本実施形態によれば、次のような作用、効果を得ることができる。
(1)対応する携帯電話2(携帯電話3)が電子キーとして利用されると、該携帯電話2(携帯電話3)のメインIDコード(サブIDコード)に関連付けされているメイン作動許可内容(サブ作動許可内容)で制御対象の作動が許可される。つまり、電子キーとしての利用価値が携帯電話毎に個別に付与されることになる。従って、電子キーとしての利用価値を携帯電話2(携帯電話3)に対して柔軟に付与することができる。
(1)対応する携帯電話2(携帯電話3)が電子キーとして利用されると、該携帯電話2(携帯電話3)のメインIDコード(サブIDコード)に関連付けされているメイン作動許可内容(サブ作動許可内容)で制御対象の作動が許可される。つまり、電子キーとしての利用価値が携帯電話毎に個別に付与されることになる。従って、電子キーとしての利用価値を携帯電話2(携帯電話3)に対して柔軟に付与することができる。
(2)上記(1)のように、電子キーとしての利用価値を補助的な携帯電話3に対して付与することができることから、自動車の所有者以外の者に自動車を貸与する場合において、電子キー(主となる携帯電話2)の貸借が発生しないようにすることができる。
(3)主となる携帯電話2以外にも補助的な携帯電話3が電子キーとして利用されることに基づいて制御対象の作動が許可される。ここで、本実施形態の構成とは異なり、補助的な携帯電話3が電子キーとして利用されるのに際して、主となる携帯電話2と同様の作動許可内容(メイン作動許可内容)で制御対象の作動が許可されるような構成を採用した場合、主となる携帯電話2の所有者の意志に反した態様で制御対象の作動が許可されてしまう虞があって好ましくない。これに対し、本実施形態の構成によれば、主となる携帯電話2の所有者の意志の元で予め決定された作動許可内容(サブ作動許可内容)をサブIDコードに関連付けしておくことで、補助的な携帯電話3が電子キーとして利用されるのに際して、主となる携帯電話2の所有者の意志が反映されることになる。従って、柔軟性を損なうことなく、高いセキュリティレベルを維持することができる。
(4)作動許可の種類毎の有効回数、及び作動許可の種類毎の有効期間をサブIDコードに関連付けしておくことで、上記(3)に記載の作用、効果を好適に得ることができる。
(5)サブIDコードとサブ作動許可内容とが関連付けされた情報を、主となる携帯電話2から作動制御装置4に送信するのに際して電子メールを用いている。このため、主となる携帯電話2の所有者は、サブIDコードとサブ作動許可内容とが関連付けされた情報を携帯電話2から送信するのに際して、自動車の近くまで出向く必要がないことから簡便である。
尚、前記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・主となる携帯電話2と作動制御装置4とを対応させるための登録作業に際して、メインIDコードとメイン作動許可内容とを関連付けすること(図4(a)参照)に加えて、サブIDコードとサブ作動許可内容とをも関連付けして照合ECU43のメモリ43aに予め記憶させておく構成としてもよい。この場合、主となる携帯電話2の所有者が所有する自動車を貸与する場合のように、補助的な携帯電話3が電子キーとして利用される場合、該利用に先立って、サブIDコードとサブ作動許可内容とが関連付けされた情報を含む電子メールが、主となる携帯電話2の携帯電話機能部21から補助的な携帯電話3に送信される。ただし、この場合、前記実施形態とは異なり、サブIDコードとサブ作動許可内容とが関連付けされた情報を含む電子メールが、主となる携帯電話2の携帯電話機能部21から作動制御装置4に送信されることを省略することができる。
・主となる携帯電話2と作動制御装置4とを対応させるための登録作業に際して、メインIDコードとメイン作動許可内容とを関連付けすること(図4(a)参照)に加えて、サブIDコードとサブ作動許可内容とをも関連付けして照合ECU43のメモリ43aに予め記憶させておく構成としてもよい。この場合、主となる携帯電話2の所有者が所有する自動車を貸与する場合のように、補助的な携帯電話3が電子キーとして利用される場合、該利用に先立って、サブIDコードとサブ作動許可内容とが関連付けされた情報を含む電子メールが、主となる携帯電話2の携帯電話機能部21から補助的な携帯電話3に送信される。ただし、この場合、前記実施形態とは異なり、サブIDコードとサブ作動許可内容とが関連付けされた情報を含む電子メールが、主となる携帯電話2の携帯電話機能部21から作動制御装置4に送信されることを省略することができる。
・補助的な携帯電話3が電子キーとして利用されるのに先立って、該補助的な携帯電話3を電子キーとして利用するために必要なアプリケーションソフトを、該補助的な携帯電話3の所有者自身がダウンロードする構成としてもよい。
・前記実施形態において、主となる携帯電話2から補助的な携帯電話3への電子メールの送信処理と、主となる携帯電話2から作動制御装置4への電子メールの送信処理とは、いずれが先に行われてもよい。
・サブIDコードとサブ作動許可内容とが関連付けされた情報を、主となる携帯電話2から作動制御装置4に送信する手法は、電子メールに限定されない。例えば、自動車に近距離無線通信ユニットを搭載することで、主となる携帯電話2の近距離無線通信ユニット23と自動車側の近距離無線通信ユニットとの間で近距離無線通信を可能に構成し、サブIDコードとサブ作動許可内容とが関連付けされた情報を、主となる携帯電話2の近距離無線通信ユニット23から作動制御装置4に送信してもよい。
・1台の自動車に対して複数台(主となる携帯電話2と補助的な携帯電話3とを含めて合計で、例えば最大8台)の携帯電話の各々を電子キーとして利用可能な電子キーシステムに具体化してもよい。つまり、補助的な携帯電話が複数台であっても当然構わない。この場合、携帯電話毎に個別に設定されたIDコードと同一のIDコードを、両IDコードが一致したことを条件としてどのような態様で制御対象の作動が許可されるのかの指標となる作動許可内容と関連付けして照合ECU43のメモリ43aに記憶させておく。
・主となる携帯電話2のIDコード(メインIDコード)に関連付けされるメイン作動許可内容と、補助的な携帯電話3のIDコード(サブIDコード)に関連付けされるサブ作動許可内容とが同一であってもよい。この場合、主となる携帯電話2と補助的な携帯電話3とに対して各々付与される電子キーとしての利用価値は、互いに同一のものとなる。
・非常に稀な具体例ではあるが、主となる携帯電話2のIDコード(メインIDコード)に関連付けされるメイン作動許可内容の限度を超えて、補助的な携帯電話3のIDコード(サブIDコード)に関連付けされるサブ作動許可内容を設定してもよい。
・サブ作動許可内容は、メイン作動許可内容を限度として、制御対象の作動が許可される際の該作動許可の種類毎の有効回数、及び制御対象の作動が許可される際の該作動許可の種類毎の有効期間のうち少なくともいずれか一方に制限がかけられたものとなるように、主となる携帯電話2の所有者の意志の元で適宜変更することが可能である。
・メイン作動許可内容又はサブ作動許可内容を問わず、作動許可内容の限度に達した時点で、携帯電話毎に個別に設定されたIDコードと同一のIDコード及びそのIDコードに関連付けされた作動許可内容を照合ECU43のメモリ43aから消去する構成としてもよい。
・主となる携帯電話2から補助的な携帯電話3に送信される情報(サブIDコード及びサブ作動許可内容)を活用して、サブ作動許可内容に関するメッセージを補助的な携帯電話3の表示部に表示することで、補助的な携帯電話3に与えられた権限を補助的な携帯電話3の所有者に報知する構成としてもよい。この場合、かかるメッセージとして、例えば「この携帯電話で明日の午前8時〜明後日の午前8時までの期間、Aさん所有の車のドアを最高5回開けることができるようになりました」を補助的な携帯電話3の表示部に表示する構成としてもよい。
・上記のようにサブ作動許可内容に関するメッセージを補助的な携帯電話3の表示部に表示する構成において、補助的な携帯電話3が電子キーとして利用される度に、補助的な携帯電話3に以後与えられている権限をカウントダウン表示する構成としてもよい。例えば、上記の例において補助的な携帯電話3が電子キーとして1回利用された場合、「明日の午前8時までに4回開けられます」を補助的な携帯電話3の表示部に表示する構成としてもよい。
・サブIDコード及びサブ作動許可内容のうち、サブ作動許可内容を省略してサブIDコードのみを、主となる携帯電話2から補助的な携帯電話3に送信する構成としてもよい。ただし、この場合でも、サブIDコード及びサブ作動許可内容の両方が、主となる携帯電話2から作動制御装置4に送信されることとする。
・携帯電話毎に個別に設定されたIDコードと同一のIDコード及びそのIDコードに関連付けされた作動許可内容が照合ECU43のメモリ43aに記憶されているのであれば、携帯電話2(携帯電話3)のメモリ25a(メモリ35a)にメイン作動許可内容(サブ許可内容)が記憶されていなくてもよい。
・作動許可の種類として、車載ドアのアンロック許可及びエンジンの始動許可の少なくとも一方に加えて又は代えて、車載アクセサリの使用許可及び車載空調機器の使用許可等の少なくとも1つが含まれていてもよいことは言うまでもない。
・作動制御装置4との双方向通信が可能なものであれば、通信端末は携帯電話に限定されない。
・対応する携帯電話2(携帯電話3)を所持している者が車外通信領域A41に進入してきた場合に、車載ドアのアンロックを自動的に許可することに留まらず、車載ドアを実際にアンロックする機能までもを有する電子キーシステムに具体化してもよい。
・対応する携帯電話2(携帯電話3)を所持している者が車外通信領域A41に進入してきた場合に、車載ドアのアンロックを自動的に許可することに留まらず、車載ドアを実際にアンロックする機能までもを有する電子キーシステムに具体化してもよい。
・車両(例えば自動車)の電子キーシステムに限らず、建物(例えば住宅)の電子キーシステムに具体化してもよい。
(b)同じくアプリケーションソフトがダウンロードされた後の状態における記憶内容を示す概念図。
車外通信領域、車内通信領域を示す説明図。
(a)照合ECUのメモリにおいて、初期登録後における記憶内容を示す概念図。
(b)同じく電子メールが受信された後の状態における記憶内容を示す概念図。
(a)補助的な携帯電話のメモリにおいて、初期状態における記憶内容を示す概念図。
(b)同じく電子メールが受信された後の状態における記憶内容を示す概念図。
1…電子キーシステム、2…主となる通信端末としての主となる携帯電話、3…補助的な通信端末としての補助的な携帯電話、4…作動制御装置、21…第1送信手段及び第2送信手段としての携帯電話機能部、43…制御手段としての照合ECU、43a…記憶手段としてのメモリ。
Claims (5)
- 対応する通信端末が利用されることに基づいて制御対象の作動を許可する制御手段を備えた作動制御装置において、
通信端末毎に個別に設定されたIDコードと同一のIDコードを、両IDコードが一致したことを条件としてどのような態様で制御対象の作動が許可されるのかの指標となる作動許可内容と関連付けして記憶する記憶手段を備え、
前記制御手段は、両IDコードが一致したことを条件として、該一致したIDコードに関連付けされている作動許可内容で制御対象の作動を許可することを特徴とする作動制御装置。 - 請求項1に記載の作動制御装置において、
前記記憶手段は、主となる通信端末に個別に設定されたメインIDコードと同一のメインIDコードをメイン作動許可内容と関連付けして記憶するものであるとともに、前記主となる通信端末とは異なる補助的な通信端末に個別に設定されたサブIDコードと同一のサブIDコードをサブ作動許可内容と関連付けして記憶するものであり、
前記サブ作動許可内容は、前記メイン作動許可内容を限度として制限がかけられたものであることを特徴とする作動制御装置。 - 請求項2に記載の作動制御装置において、
前記サブ作動許可内容は、前記メイン作動許可内容を限度として、制御対象の作動が許可される際の該作動許可の種類毎の有効回数、及び制御対象の作動が許可される際の該作動許可の種類毎の有効期間のうち少なくともいずれか一方に制限がかけられたものであることを特徴とする作動制御装置。 - 対応する通信端末が利用されることに基づいて、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の作動制御装置により制御対象の作動が許可される電子キーシステムであって、
主となる通信端末は、該主となる通信端末とは異なる補助的な通信端末に個別に設定されるサブIDコードを、両サブIDコードが一致したことを条件として作動制御装置によりどのような態様で制御対象の作動が許可されるのかの指標となる作動許可内容であるサブ作動許可内容と関連付けして該補助的な通信端末に送信する第1送信手段を備えたことを特徴とする電子キーシステム。 - 請求項4に記載の電子キーシステムにおいて、
前記主となる通信端末は、前記第1送信手段により補助的な通信端末に送信される情報であって、サブIDコードとサブ作動許可内容とが関連付けされた情報を作動制御装置に送信する第2送信手段をさらに備えたことを特徴とする電子キーシステム。
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