JP2005257761A - 画像表示装置及び画像表示方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 照明光の調光処理と画像信号の階調数の伸張処理とによって表示画像が調整される画像表示装置である。表示画像の明るさを特徴付ける画像パラメータを画像信号から単位時間毎に抽出する画像パラメータ抽出手段82と、画像パラメータ抽出手段82で抽出された画像パラメータに基づいて調光処理を行わせる調光制御手段83と、画像パラメータ抽出手段82で抽出された画像パラメータに基づいて伸張処理を行う伸張処理手段86とを備えてなる。伸張処理手段86は、入力した画像信号の最大階調が伸張処理後、出力可能な最大階調より低い階調となるように伸張制御パラメータを決定し、伸張処理をなす。
【選択図】 図2
Description
液晶プロジェクタは、光変調器として液晶ライトバルブを用いたものであるが、プロジェクタには、液晶ライトバルブの他、デジタルミラーデバイスを光変調器としたものも実用化されている。ところが、この種の従来のプロジェクタは以下のような課題を有している。
(2)各種の映像信号(画像信号)処理により表示画像の品質向上を図ろうとしても、ダイナミックレンジが固定されているために、充分な効果を発揮することができない。
このようなプロジェクタの課題に対する解決策、つまりダイナミックレンジを拡張する方法としては、画像信号に応じて光変調器(ライトバルブ)に入射させる光の量を変化させることが考えられる。それを実現するのに最も簡便な方法は、ランプの光出力強度を変化させることである。プロジェクタにおいて、メタルハライドランプの出力光の制御を行う方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。
さらに前記の課題に加えて、現行のプロジェクタでは光源の明るさが固定されているため、例えば暗めの鑑賞環境においては表示画像が明るくなりすぎたり、また、投射距離や投射レンズのズーミングにより投射スクリーンサイズを変化させた際に、それに応じて表示画像の明るさが変化してしまうという課題もあった。
しかしながら、画像信号に対する調光処理及び伸張処理の遅れは、例えば、表示画像が暗いシーンから明るいシーンに切り替わった際に、表示画像に白とびが生じるといった新たな課題を生じてしまう。
前記表示画像の明るさを特徴付ける画像パラメータを画像信号から単位時間毎に抽出する画像パラメータ抽出手段と、
前記画像パラメータ抽出手段で抽出された画像パラメータに基づいて前記調光処理に係る調光制御パラメータを決定し、該調光制御パラメータに基づいて前記調光処理を行わせる調光制御手段と、
前記画像パラメータ抽出手段で抽出された画像パラメータに基づいて前記伸張処理に係る伸張制御パラメータを決定し、該伸張制御パラメータに基づいて前記伸張処理を行う伸張処理手段とを備えてなり、
前記伸張処理手段は、入力した画像信号の最大階調が伸張処理後、出力可能な最大階調より低い階調となるように前記伸張制御パラメータを決定し、伸張処理をなすものであることを特徴としている。
前記表示画像の明るさを特徴付ける画像パラメータを画像信号から単位時間毎に抽出する第1ステップと、
前記第1ステップで抽出された画像パラメータに基づいて前記調光処理に係る調光制御パラメータを決定し、該調光制御パラメータに基づいて前記調光処理を行わせる第2ステップと、
前記第1ステップで抽出された画像パラメータに基づいて前記伸張処理に係る伸張制御パラメータを決定し、該伸張制御パラメータに基づいて前記伸張処理を行う第3ステップとを備えてなり、
前記第3ステップは、入力した画像信号の最大階調が伸張処理後、出力可能な最大階調より低い階調となるように前記伸張制御パラメータを決定し、伸張処理をなすことを特徴としている。
しかし、前記画像表示装置及び画像表示方法によれば、前記伸張処理手段(第3ステップ)が、入力した画像信号の最大階調が伸張処理後、出力可能な最大階調より低い階調となるように前記伸張制御パラメータを決定し、伸張処理をなすので、前記のような高階調側での階調潰れによる白とびの発生が防止される。
例えば、画像パラメータを入力階調の最大値(lum)とし、伸張処理後に出力可能な最大階調を255とした場合に、伸張制御パラメータ(C2)を、
C2<(255/lum)とする。
このように伸張制御パラメータ(C2)を決定することで、新たに入力した画像信号を伸張処理した際、この新たに入力した画像信号が(lum)以下の階調数であれば、これを伸張処理した後の出力階調は出力可能な最大階調より必ず低い階調となり、階調潰れが起こらなくなる。
例えば、調光処理による減光率(1/m)を、(1/m)=(lum/255)とした場合に、その逆数であるmは、m=(255/lum)となる(ただし、(lum)は画像パラメータを入力階調の最大値としたときの階調数であり、255は伸張処理後に出力可能な最大階調である)。
したがって、伸張制御パラメータ(C2)を、C2<m=(255/lum)とすることにより、前述したように新たに入力した画像信号を伸張処理した際、この新たに入力した画像信号が(lum)以下の階調数であれば、これを伸張処理した後の出力階調は出力可能な最大階調より必ず低い階調となり、階調潰れが起こらなくなる。
このようにすれば、例えば一つの伸張処理を従来通りの単純な乗算処理によって行い、他の伸張処理を乗算処理と加算処理との組み合わせによってなすことで、例えば入力階調側での低階調側と高階調側とで伸張係数を異ならせつつ、これら低階調側と高階調側とを連続させることが可能になる。
このようにすれば、より複雑な伸張処理が可能になる。
このようにすれば、例えば表示画像が暗い状態から明るい状態となった場合に、特に入力階調が高い側で弱い伸張処理(伸張係数が小さい伸張処理)を行い、得られた出力階調を採用して表示画像を調整することで、階調潰れによる白とびを防止することが可能になる。
このようにすれば、前述したように例えば表示画像が暗い状態から明るい状態となった場合に、特に入力階調が高い側(高階調側)で伸張係数を小さくしているので、得られた出力階調を採用して表示画像を調整することで、階調潰れによる白とびを防止することが可能になる。
時定数によって、画像信号の切り替わりとは一致させずに比較的低速度で伸張処理を行うことにより、全ての表示階調において表示画像のちらつきを防止することが可能になる。
まず、本発明の画像表示方法を用いる画像表示装置として、R(赤)、G(緑)、B(青)の異なる色毎に液晶ライトバルブを備えた、3板式のプロジェクタを例にして説明する。
青色光・緑色光反射のダイクロイックミラー513は、光源510からの白色光のうちの赤色光LRを透過させるとともに、青色光LBと緑色光LGとを反射する。透過した赤色光LRは、反射ミラー517で反射され、赤色光用液晶ライトバルブ522に入射される。
図2は、本発明の画像表示装置を用いた前記プロジェクタの駆動回路の構成を示すブロック図である。調光機能を持たないプロジェクタの場合、入力された画像信号(映像信号)は適当な補正処理を経て、そのまま液晶パネルドライバに供給されるが、本発明の画像表示装置のように、調光機能を有し、かつそれを画像信号に基づいて制御する方式の場合、基本的な構成として、以下に説明するようにデジタル信号処理ブロックであるDSP(1)〜DSP(3)などの回路を備えている。
そして、伸張処理後の画像信号は、DAコンバータ87により再びアナログ信号に変換された後、パネルドライバ88に入力され、さらにこのパネルドライバ88から赤色光用液晶ライトバルブ522、緑色光用液晶ライトバルブ523、青色光用液晶ライトバルブ524のそれぞれに供給される。
前述したように、DSP(1)82で画像信号に基づいて制御信号(画像パラメータ)を単位時間毎に抽出し(ステップ1)、決定するが、その方法として具体的には、次の(a)〜(c)に示す3通りが挙げられる。
例えば、0〜255の256ステップの階調数からなる画像信号を想定する。連続した映像を構成する任意の1フレームに着目した場合、そのフレームに含まれる画素データの階調数毎の出現数分布(ヒストグラム)が、図3のようになったとする。この図3の場合、ヒストグラムに含まれる最も明るい階調数が150であるので、この階調数150を制御信号(画像パラメータ)とする。この方法は、入力される画像信号に対し、最も忠実に明るさを表現できる方法である。
例えば、画像信号の出現数分布が図4のようであった場合、ヒストグラムより明るい側から10%の領域をとる。10%に相当するところの階調数が230であったとすると、この階調数230を制御信号(画像パラメータ)とする。図4に示したヒストグラムのように、階調数255の近傍に突発的なピークがあった場合、前記(a)の方法を採用すれば、階調数255が明るさ制御信号となる。しかしながら、この突発的なピーク部分は表示画像全体における情報としてはあまり意味をなしていない。これに対して、階調数230を明るさ制御信号とする本方法は、表示画像全体の中で情報として意味を持つ領域によって判定する方法と言うことができる。なお、前記の割合は2〜50%程度の範囲で変化させてもよい。
例えば、図5に示すように、表示画像をm×n個のブロックに分割し、それぞれのブロックA11,…,Amn毎の明るさ(階調数)の平均値を算出し、そのうちで最大のものを制御信号(画像パラメータ)とする。なお、表示画像の分割数は6〜200程度とすることが望ましい。この方法は、表示画像全体の雰囲気を損なうことなく、明るさを制御することができる方法である。
この場合は、予め用意されたLUT(ルック・アップ・テーブル)に制御信号(画像パラメータ)を照らし合わせることで調光制御パラメータを決定し、明るさに応じた素子制御を行う。調光素子26を比較的低速で動作させれば、細かい時間の変化に素子が追従しないため、短い周期での明暗の変化を避けることができる。
例えば、LPFによって1〜30秒以下の制御信号(画像パラメータ)の変化分をカットし、その出力を調光制御パラメータとして、これにより制御する。この方法によれば、細かい時間の変化分はカットされるため、前記のような短い周期での明暗の変化を避けることができる。
ここで、本発明においてDSP(3)86(伸張処理手段)は、入力した画像信号、すなわちADコンバータ81を経て送られてきた画像信号の最大階調が、伸張処理後、出力可能な最大階調より低い階調となるように前記伸張制御パラメータを決定し、伸張処理を行うものとなっている。
図6は、DSP(3)86(伸張処理手段)による伸張処理の第1の例を説明するためのブロック図であり、図7はこの第1の例の伸張処理を説明するためのグラフである。
この第1の例では、特に伸張制御パラメータを決定するための手法として、同一画面内において異なる複数の伸張処理を行うとともに、伸張処理後に得られる出力階調のうちの階調数の低い方を選択するようにしている。すなわち、本例のDSP(3)86(伸張処理手段)は、例えば同一画面内において異なる二つの伸張処理を行うようになっており、そのため、図6に示すように第1処理部31と第2処理部32とを備え、さらにこれら各処理部31、32で伸張処理された後の出力階調についてその高低(大小)を比較し、階調数の低い(小さい)方を選択する演算部33を備えている。
C1=255/max1
ただし、前記式中においてmax1は、時定数で設定された所定時間前の制御信号における最大値(入力階調での最大階調、すなわち、DSP(1)82で画像信号に基づいて制御信号(画像パラメータ)を単位時間毎に抽出し(ステップ1)、決定する際の、前記(a)で示した方法で求められた画像パラメータ)とする。
なお、このような第1処理部31は、後述するように、特に新たに入力する画素信号のうちの低階調側に対して、実際に伸張処理をなすようになっている。
ただし、これら伸張係数C2及びy切片aからなる伸張制御パラメータについては、図7中破線Bに示すように、新たに入力した画像信号の最大階調maxhが、伸張処理後、出力可能な最大階調(255)より低い階調となるように決定される。すなわち、図7中破線で示すように、入力階調での最大階調(max1)に対応する出力階調が、最大階調(255)より低い階調となるように決定される。
C1=255/max1
これに対してC2は、伸張処理後に出力可能な最大階調を前記画像パラメータで除した値より小さくなるように決定するのが好ましい。例えば、画像パラメータを入力階調の最大値(lum)とし、伸張処理後に出力可能な最大階調を255とした場合に、
C2<(255/lum)となる。
C2<(255/lum)=255/max1=C1、
すなわち、C2<C1となるのである。
そして、このように伸張制御パラメータ(C2)を決定することで、新たに入力した画像信号を伸張処理した際、この新たに入力した画像信号が第2処理部32に対応する破線Bの入力側最大階調(max2)より小さい階調数(例えばmaxh)であれば、これを伸張処理した後の出力階調は出力可能な最大階調より必ず低い階調(例えば230)となり、階調潰れが起こらなくなる。
例えば、調光処理による減光率(1/m)を、(1/m)=(lum/255)とした場合に、その逆数であるmは、m=(255/lum)となる(ただし、(lum)は入力階調の最大値であり、255は伸張処理後に出力可能な最大階調である)。
したがって、C2<m=(255/lum)とすることにより、前述したように新たに入力した画像信号を伸張処理した際、この新たに入力した画像信号が第2処理部32に対応する破線Bの入力側最大階調(max2)より小さい階調数(例えばmaxh)であれば、これを伸張処理した後の出力階調は出力可能な最大階調より必ず低い階調(例えば230)となり、階調潰れが起こらなくなる。
バ88からRパネル51(赤色光用液晶ライトバルブ522)、Gパネル52(緑色光用液晶ライトバルブ523)、Bパネル53(青色光用液晶ライトバルブ524)のそれぞれに供給される。
DSP(3)86における第1処理部31は、基本的に従来と同様の伸張処理をなすものであり、画像信号を調光素子26の動作と同期させて徐々に伸張する。このため、例えば図3に示した画像信号から図9に示すような画像信号に変わった場合、従来のごとくDSP(3)86が第1処理部31からのみ構成されていると、高階調側に白とび(階調潰れ)が生じてしまう。
しかしながら、本例の画像表示装置及び画像表示方法にあっては、特にDSP(3)86が第2処理部32を備えており、この第2処理部32が、入力した画像信号の最大階調が伸張処理後、出力可能な最大階調より低い階調となるようにその伸張制御パラメータを決定し、伸張処理を行うので、前記のような高階調側での階調潰れによる白とびの発生が確実に防止される。
次に、DSP(3)86(伸張処理手段)による伸張処理の第2の例を説明する。
図12は、この第2の例の伸張処理を説明するためのグラフである。
この第2の例においてDSP(3)86(伸張処理手段)は、第1の例と異なり、伸張処理をなす処理部が複数でなく一つからなっている。この処理部は、第1の例における第1処理部31と同様、入力された画像信号における入力階調に対し、単純に伸張係数を乗算することで、最大階調を255とする出力階調を算出するものとなっている。つまり、図12中実線Bで示すように、横軸に示す入力階調(x)に対して伸張係数(図12中の実線Bの傾きとして表される)C2を乗算することにより、例えば入力階調での最大階調(max1)が縦軸に示す出力階調(y)での最大階調(255)より小さくなるように設定されている。すなわち、入力階調での最大階調(max1)に対応する出力階調が、最大階調(255)より低い階調となるように、C2は決定されているのである。
したがって、この第2の例における処理部は、前記第1の例における第1処理部31の伸張係数C1より小さくなっており、図12のグラフ上では、図12中二点鎖線で示す直線A(図7中の実線Aと同じ直線)に比べ、傾きが小さいものとなって示される。
よって、例えば新たに入力した画像信号の階調数の最大階調(maxh)が、図12に示すように二点鎖線Aの入力側最大階調(max1)より大きくても、実線Bの入力側最大階調(max2)より小さいことから、この処理部での実線Bによる伸張処理によって前述したように最大階調(255)より低い階調(例えば230)に出力され、したがって階調潰れによる白とびが生じなくなる。
なお、この処理部による伸張処理も、予め設定された時定数を持つ制御信号に基づいて行うようになっている。
なお、伸張係数C2については、LUTによる方法とは別に、予め設定した式によって算出するようにしてもよい。
その後、この伸張処理後の画像信号は、前述したようにDAコンバータ87により再びアナログ信号に変換された後、パネルドライバ88に入力され、さらにこのパネルドライバ88から赤色光用液晶ライトバルブ522、緑色光用液晶ライトバルブ523、青色光用液晶ライトバルブ524のそれぞれに供給される。
DSP(3)86における処理部は、基本的に従来と同様、乗算による伸張処理をなすものであり、画像信号を調光素子26の動作と同期させて徐々に伸張する。ただし、図12中二点鎖線で示す従来の場合に比べ、その伸張係数C2を小さくしていることから、新たに入力した画像信号の入力最大階調maxhに対応する出力階調が、最大階調(255)より低い階調(例えば230)となるようになっている。
また、第1の例に対し、DSP(3)86での処理を複数の処理でなく処理部のみでの単一の処理としたので、DSP(3)86での負荷を低減することができる。
しかしながら、本例の画像表示装置及び画像表示方法にあっては、特にDSP(3)86の処理部が、入力した画像信号の最大階調が伸張処理後、出力可能な最大階調より低い階調となるようにその伸張制御パラメータを決定し、伸張処理を行うので、前記のような高階調側での階調潰れによる白とびの発生が確実に防止される。
また、本発明の技術範囲はこのような調光手段に限定されず、例えば高圧水銀ランプやLED(発光ダイオード)などの光源の出力強度を直接的に変化させる調光手段を用いたプロジェクタに対して本発明を適用することも可能である。
82…DSP(1)(画像パラメータ抽出手段)、
83…DSP(2)(調光制御手段)、
86…DSP(3)(伸張処理手段)、510……光源
Claims (9)
- 照明光の調光処理と画像信号の階調数の伸張処理とによって表示画像が調整される画像表示装置であって、
前記表示画像の明るさを特徴付ける画像パラメータを画像信号から単位時間毎に抽出する画像パラメータ抽出手段と、
前記画像パラメータ抽出手段で抽出された画像パラメータに基づいて前記調光処理に係る調光制御パラメータを決定し、該調光制御パラメータに基づいて前記調光処理を行わせる調光制御手段と、
前記画像パラメータ抽出手段で抽出された画像パラメータに基づいて前記伸張処理に係る伸張制御パラメータを決定し、該伸張制御パラメータに基づいて前記伸張処理を行う伸張処理手段とを備えてなり、
前記伸張処理手段は、入力した画像信号の最大階調が伸張処理後、出力可能な最大階調より低い階調となるように前記伸張制御パラメータを決定し、伸張処理をなすものであることを特徴とする画像表示装置。 - 前記伸張制御パラメータを、少なくとも高階調側において、伸張処理後に出力可能な最大階調を前記画像パラメータで除した値より小さくなるように決定することを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
- 前記伸張制御パラメータを、少なくとも高階調側において、前記調光処理による減光率の逆数より小さくなるように決定することを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
- 前記伸張処理は、乗算処理または乗算処理と加算処理との組み合わせによってなされることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像表示装置。
- 前記伸張処理は、ルック・アップ・テーブルに基づいてなされることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像表示装置。
- 前記伸張処理手段は、同一画面内において入力階調に応じて異なる伸張処理を行うことを特徴とする画像表示装置。
- 前記伸張処理手段は、低階調側で伸張係数が大きく、高階調側で伸張係数が小さくなっていることを特徴とする請求項6記載の画像表示装置。
- 前記の異なる伸張処理が、同じ時定数で制御されていることを特徴とする請求項6又は7記載の画像表示装置。
- 照明光の調光処理と画像信号の階調数の伸張処理とによって表示画像が調整する画像表示方法であって、
前記表示画像の明るさを特徴付ける画像パラメータを画像信号から単位時間毎に抽出する第1ステップと、
前記第1ステップで抽出された画像パラメータに基づいて前記調光処理に係る調光制御パラメータを決定し、該調光制御パラメータに基づいて前記調光処理を行わせる第2ステップと、
前記第1ステップで抽出された画像パラメータに基づいて前記伸張処理に係る伸張制御パラメータを決定し、該伸張制御パラメータに基づいて前記伸張処理を行う第3ステップとを備えてなり、
前記第3ステップは、入力した画像信号の最大階調が伸張処理後、出力可能な最大階調より低い階調となるように前記伸張制御パラメータを決定し、伸張処理をなすことを特徴とする画像表示方法。
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