JP2005246888A - 化粧シートの製造方法及び化粧シート用成形型 - Google Patents
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Abstract
【課題】
表面と各側面が直交状態の化粧シートの成形が容易となり、製造コストの低減化等を図ることが可能な化粧シートの製造方法及び化粧シート用成形型を提供する。
【解決手段】
複数に分割された型部材を有する成形型の外周面に成形材料を配置して、真空成形により成形型の外形形状に対応した化粧シートを成形し、成形完了後に、分割された各型部材を化粧シートから順に取り外すことによって化粧シートを製造する。前記成形型は、その各型部材が分割線に沿って移動する。
【選択図】 図4
表面と各側面が直交状態の化粧シートの成形が容易となり、製造コストの低減化等を図ることが可能な化粧シートの製造方法及び化粧シート用成形型を提供する。
【解決手段】
複数に分割された型部材を有する成形型の外周面に成形材料を配置して、真空成形により成形型の外形形状に対応した化粧シートを成形し、成形完了後に、分割された各型部材を化粧シートから順に取り外すことによって化粧シートを製造する。前記成形型は、その各型部材が分割線に沿って移動する。
【選択図】 図4
Description
本発明は、例えばキッチンキャビネットの化粧扉等の表面にラミネートされる化粧シートの製造方法及び化粧シート用成形型に関する。
従来、キッチンキャビネットの化粧扉は、例えば外形形状が矩形形状に形成されたMDF等の基材に、塗装を施したり予め所定の化粧が施された化粧シートを接着すること等により、例えば裏面を除く表面と外周各側面に所定の化粧が施されている。そして、この化粧扉においては、キャビネットの開口部を閉塞することから、矩形形状の外周側面が表裏面に対して直交することが要求される場合が多い。
一方、基材の裏面を除く各面に化粧シートをラミネートする場合、予め基材の表面と各側面の外形形状に略合致した表面と側面を有する化粧シートを例えば真空成形型等で成形し、この化粧シートを基材の表面や各側面に被せて接着すること等によって行う方法が試みられている。なお、この種の化粧扉としては、例えば特許文献1に開示のものが知られている。
特開平8−260829号公報
しかしながら、表裏面と外周各側面が直交する化粧扉とするために、その表面と各側面が直交する状態の化粧シートを成形する場合、化粧シートの成形形状に対応した真空成形型を使用して真空成形するため、成形完了後の化粧シートと真空成形型の取り外しが、互いに直交状態の表面と側面の取り外しとなってスムーズとならず、化粧シートの成形作業が面倒となったり、真空成形型の取り外し時に化粧シートに不良が発生し易く、化粧シート自体の製造コストがアップし易いという問題点を有している。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、表面と各側面が直交状態の化粧シートの成形が容易となって、製造コストの低減化等を図ることが可能な化粧シートの製造方法及び化粧シート用成形型を提供することにある。
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の化粧シートの製造方法は、複数に分割された型部材を有する成形型の外周面に成形材料を配置して、真空成形により成形型の外形形状に対応した化粧シートを成形し、成形完了後に、分割された型部材を化粧シートから順に取り外すことによって化粧シートを製造することを特徴とする。
そして、前記成形型は、請求項2に記載の発明のように、各型部材を分割線に沿って移動させることにより、化粧シートから取り外されることが好ましい。
また、請求項3に記載の化粧シート用成形型は、複数に分割された型部材を有しその外周形状が化粧シートの形状に対応して、外周面に配置された成形材料を真空成形することにより化粧シートを成形すると共に、成形完了後に化粧シートから各型部材が順に取り外されることを特徴とする。
そして、前記分割された複数の型部材は、請求項4に記載の発明のように、分割線によって所定方向に移動可能に形成されていることが好ましく、また、請求項5に記載の発明のように、その表面側に該表面と略同一面積の板体が配置されると共に、その裏面側に分割された型部材を連結する所定大きさの連結板が配置されていることが好ましい。
本発明の請求項1に記載の製造方法によれば、成形型を使用し真空成形で化粧シートを成形した後に、成形型の分割された型部材を化粧シートから順に取り外すことにより化粧シートが製造されるため、表面と各側面が直交状態の化粧シートから成形完了後に成形型を簡単かつスムーズに取り外すことができて、化粧シートの製造作業が容易となりその製造コストの低減化を図ることができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、各型部材を分割線に沿って移動させることにより、成形型が化粧シートから取り外されるため、成形型の取り外しを一層簡単に行うことができる。
また、請求項3に記載の化粧シート用成形型によれば、成形型の真空成形で化粧シートを成形した後に、分割された型部材が化粧シートから順に取り外されるため、表面と各側面が直交状態の化粧シートから成形完了後に成形型を簡単かつスムーズに取り外すことができて、化粧シートの製造作業が容易となってその製造コストの低減化を図ることができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明の効果に加え、複数の型部材が分割線によって所定方向に移動可能に形成されているため、各型部材の成形された化粧シートからの取り外しを一層簡単に行うことができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、請求項3または4に記載の発明の効果に加え、複数の型部材の表面と裏面に板体と連結板が配置されているため、板体により分割線の表面への露出が防止されて化粧シートの表面品質の低下が防止されると共に、連結板により成形時の各型部材の移動等を防止できて安定した形状の化粧シートを容易に製造することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図5は、本発明に係わる化粧シートの製造方法の一実施形態を示し、図1が該化粧シートを使用した化粧扉の一例を示す一部破断した斜視図、図2がその断面図、図3が化粧シートの斜視図、図4が成形型の分解斜視図、図5がその説明図である。
図1〜図5は、本発明に係わる化粧シートの製造方法の一実施形態を示し、図1が該化粧シートを使用した化粧扉の一例を示す一部破断した斜視図、図2がその断面図、図3が化粧シートの斜視図、図4が成形型の分解斜視図、図5がその説明図である。
図1及び図2において、化粧扉1は、基材2と、この基材2の表面2aと外周の4つの側面2bに接着固定された化粧シート3等で構成されている。前記基材2は、例えば広葉樹や針葉樹等を主原料としたMDF(中密度繊維板)あるいは発泡スチロール等の発泡板によって形成され、図示しないキッチンキャビネットの前面開口部と略同一の大きさ(外形形状)を有する矩形形状に形成されている。
そして、この基材2の表面2aと各側面2bには、板厚t(図2参照)が0.5mm〜1.0mmの化粧シート3が被せられた状態で各面間が接着固定されている。化粧シート3は、図3に示すように、表面3aと、この表面3aの外周縁部に直交状態で一体形成された4つの側面3bと、この各側面3bの開口端部に水平方向外側に一体形成された鍔部3cとで、薄い矩形の皿形状を呈している。
この化粧シート3は、図4に示す成形型4を使用して、次のようにして製造される。すなわち、成形型4は、例えば二分割された木型等からなる型部材4a、4bと、この型部材4a、4bの表面側に配置される板体5と、型部材4a、4bの裏面を連結する連結板6等を備えている。なお、板体5としては、成形型4の表面と同一面積の例えば板厚2.5mm程度のアルミ板が使用され、連結板6としては、板体5より小さい面積の例えば潤滑性を有するジルコン等が使用されてその一端部が一方の型部材4aにネジ9で固定されている。
また、各型部材4a、4bは、例えば成形型4の長手方向の略中心位置で板厚方向に斜めの分割線10で分割され、板厚方向に移動可能に形成されると共に、板体5が表面側に配置された状態で連結板6で両型部材4a、4bが連結された際に、その表面と各側面からなる外形形状が、化粧シート3の形状に合致するように設定されている。
そして、このように構成された成形型4の各型部材4a、4bを、その表面側に板体5を配置し裏面側を連結板6で連結した状態で、成形型4を図5(a)に示す治具11上に着脱可能にセットし、この成形型4の上に例えばアクリル系樹脂シート等の成形材料をセットして、成形型4の図示しない上型を下降させると共に吸引孔から吸引して真空成形する。これにより、樹脂シートが成形型4の表面と側面に吸着して成形型4の外形形状に対応した化粧シート3を成形され、この成形時に、一対の型部材4a、4bは連結板6で連結されて一体化されている。
成形型4によって化粧シート3が真空成形されると、この化粧シート3を成形型4と共に治具11上から取り出し、この化粧シート3から、図5(a)に示すように、先ず裏面側に突出した連結板6を使用して、一方の型部材4aを矢印イの如く回動(移動)させて化粧シート3から取り外し、図5(b)に示す状態とする。この時、型部材4aは、板厚方向に傾斜した分割線10に沿って下方に回動しつつ取り外され、化粧シート3や他方の型部材4bから容易かつスムーズに取り外しできることになる。
一方の型部材4aを化粧シート3から取り外したら、化粧シート3内に残っている他方の型部材4aを、図5(b)に示す矢印ロ方向に回動(移動)させることにより、図5(c)に示すように、化粧シート3から成形型4の一対の型部材4a、4bが取り外された状態となる。この時、各型部材4a、4bの表面側に配置された板体5は、化粧シート3内に残った状態となっており、この板体5を図5(c)の矢印ニに示すように、化粧シート3の端部を表面上部から押すことにより、板体5が矢印ハの如く化粧シート3内から取り外される。
これにより化粧シート3が作製され、この化粧シート3は、成形型4の表面及び各側面によって互いに直交状態の表面3aと各側面3cがそれぞれ同時成形され、この時、各型部材4a、4bの連結部となる分割線10位置に板体5が密着していることから、分割線10位置に大きな成形線が残るようなこともなく、良好な表面品質の化粧シート3が得られる。なお、必要に応じて、成形された化粧シート3の表面側の分割線10の位置や側面側の分割線位置をトリミングすること等によって、化粧シート3の外観品質を一層高めることができる。
なお、化粧扉1の前記基材2は、図2に示すように、その側面2bの高さ方向(板厚方向)全域に亘って例えば直線的なテーパ面13が形成されており、このテーパ面13の外側と化粧シート3間に形成される空間14内に、充填剤としての接着性15が充填されると共に、基材2の表面2aと化粧シート3の表面3a間には、シート状、蜘蛛の巣状、ネット状等の粘着剤16が介装されている。この接着剤15により、化粧シート3の各側面3bが基材2の各側面2bに固着されると共に、粘着剤16により、化粧シート3の表面3aが基材2の表面2aに粘着性を有して固着されるようになっている。
次に、このような化粧扉1の製造方法の一例について説明する。先ず、前述した成形型4を使用して化粧シート3を予備成形し、この化粧シート3の表面3aと各側面3bのコーナ部あるいは側面3bの前記成形型4の連結部等をトリミングすると共に、成形品を例えば70℃の雰囲気中で加熱して膨張させ、この状態で化粧シート3の表面3aと各側面3bのコーナ部の内側に接着剤15を所定量塗布する。
また一方、大面積のMDFを所定の大きさに切断して基材2を作成すると共に、この基材2の側面2bをトリミング等することにより側面2bにテーパ面4を形成する木工加工を行い、この基材2の表面2aに、粘着剤16を貼付する。
そして、加熱状態で接着剤15を塗布した化粧シート3を準備すると共に粘着剤16を貼付した基材2を準備したら、これらを接着合体する。この接着合体は、例えば真空成形によって行われ、化粧シート3内の接着剤15がテーパ面13に沿って流れて空間14内に充填されると共に、化粧シート3の表面3aが基材2の表面2a側に引っ張られて粘着剤16で化粧シート3と基材2が接着される。
この時、接着剤15は真空成形により上方から下方に向けて流れる状態となり、空間14内に均一に充填され、化粧シート3の側面3bと基材2の側面2bの接着強度が所定に確保される。また、粘着剤16が粘着性を有することから、吸湿性等を有する基材2の変形等にも良好に追従し、化粧シート3の表面3aに波打ち等が現れることが防止され、化粧シート3(化粧扉1)の表面3aに良好な平滑性が確保されることになる。
そして、化粧シート3と基材2を接着合体したら、化粧シート3の鍔部3cをトリミングして削除し、化粧シート3の開口端部を直角状態にする。これにより、互いに直交する表面と外周各側面に化粧シート3が被せられ裏面に基材2の表面処理された裏面2cが露出する化粧扉1が製造されることになる。
このように、上記実施形態の化粧シート3によれば、成形型4を使用し真空成形で化粧シート3を成形した後に、分割された成形型4の一対の型部材4a、4bを化粧シート3から順に取り外すことにより化粧シート3が製造されるため、表面3aと各側面3bが直交状態の化粧シート3から、成形完了後に型部材4a、4bを簡単かつスムーズに取り外すことができて、化粧シート3の製造作業が容易となりその製造コストを低減させることができる。
また、一対の型部材4a、4bを分割線10に沿って回動(移動)させることにより、型部材4a、4bが化粧シート3から取り外しできるため、成形型4の取り外しを一層簡単に行うことができる。さらに、両型部材4a、4bの表面に板体5が配置されているため、分割線10の表面への露出が防止されて化粧シート3の表面品質の低下が防止されると共に、両型部材4a、4bの裏面が連結板6で連結されているため、成形時の両型部材4a、4bの板厚方向への移動等を確実に防止できて、安定した形状の化粧シート3を容易に製造することができる。
また、このような化粧シート3を使用した前記化粧扉1にあっては、次のような付随的な作用効果が得られる。すなわち、側面3bが表面3aに対して直角となるように予め成形された化粧シート3を、基材2の各側面2bに形成されたテーパ面13を利用して被せるため、表面3aと各側面3bが直交する化粧シート3を基材2の外周面に簡単かつスムーズに被せることができ、特に、化粧シート3を加熱して膨張させることで基材2への被せ作業ょ一層容易に行え、化粧扉1の製造作業の作業性が向上して安価な化粧扉1が得られる。
また、基材2に設けられたテーパ面13で形成される空間14内に接着剤15が充填されるため、化粧扉1の各側面に良好な直交状態を維持しつつ各側面の強度確保を同時に図ることができ、特に、テーパ面13がMDFからなる基材2の側面2bの高さ方向の全域に設けられていることから、接着剤15を各側面2b全域のテーパ面13に充填させることができて、化粧シート3の側面3bと基材2の側面2b間に一層安定した強度を確保することができる。
また、基材2の表面2aと化粧シート3の表面3a間に粘着剤16が介装されるため、完全固化しない粘着剤16によって、基材2の表面の変形等を吸収・緩和できて、化粧シート3の表面3aの波打ち等が防止され、平滑性に優れた高い表面品質の化粧扉1を得ることができる。
さらに、予め皿状に成形された化粧シート3とテーパ面13が形成された基材2とを接着合体することにより、表面と外周各側面が直角状態の化粧扉1を製造することができるため、前記化粧シート3の被せ作業の容易化と併せ、化粧扉1の製造を簡単に行うことができて、一層コスト安価な化粧扉1が得られ、例えばキッチンキャビネット等に好適に使用することができる。
またさらに、接着剤15が化粧シート3の表面3aと各側面3bのコーナ部内側に所定量塗布された状態で、化粧シート3が基材2に被せられるため、接着剤15の塗布作業を極めて簡単に行うことができると共に、化粧シート3の内部に塗布された接着剤15が、真空成形時に上方から下方に流下してテーパ面13外側の空間14内に均一に充填され、化粧シート3と基材3の側面3b、2b間に一層安定した接着強度を得ることができる。
なお、上記実施形態においては、成形型4を二分割した場合について説明したが、化粧シート3の形状によっては三分割以上に分割しても良いし、分割線10も板厚方向に対して斜めに限らず、例えば図4の二点鎖線で示すように、板厚方向に垂直となるようにしても良い。また、化粧シート3を使用した化粧扉1の製造も、真空成形法に限らず例えば一般的なプレス成形法等によって行うこともできる。さらに、上記実施形態における化粧シート3の外形形状、板体5や連結板6の形状や材質等も一例であって、本発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜に変更することができる。
本発明は、キッチンキャビネットの化粧扉用の化粧シートに限らず、建築物の建具や家具、洗面化粧台等の各種化粧扉あるいは化粧パネル用の化粧シートにも適用できる。
1・・・化粧扉、2・・・基材、2a・・・表面、2b・・・側面、2c・・・裏面、3・・・化粧シート、3a・・・表面、3b・・・側面、3c・・・鍔部、4・・・成形型、4a、4b・・・型部材、5・・・板体、6・・・連結板、10・・・分割線、13・・・テーパ面、14・・・空間、15・・・接着剤、16・・・粘着剤。
Claims (5)
- 複数に分割された型部材を有する成形型の外周面に成形材料を配置して、真空成形により成形型の外形形状に対応した化粧シートを成形し、成形完了後に、分割された型部材を化粧シートから順に取り外すことによって化粧シートを製造することを特徴とする化粧シートの製造方法。
- 前記成形型は、各型部材を分割線に沿って移動させることにより、化粧シートから取り外されることを特徴とする請求項1に記載の化粧シートの製造方法。
- 複数に分割された型部材を有しその外形形状が化粧シートの形状に対応して、外周面に配置された成形材料を真空成形することにより化粧シートを成形すると共に、成形完了後に化粧シートから各型材が順に取り外されることを特徴とする化粧シート用成形型。
- 前記分割された複数の型部材は、分割線によって所定方向に移動可能に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の化粧シート用成形型。
- 前記分割された複数の型部材は、その表面側に該表面と略同一面積の板体が配置されると共に、裏面側に分割された型部材を連結する連結板が配置されていることを特徴とする請求項3または4に記載の化粧シート用成形型。
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