JP2005241305A - 電力量計の位相調整回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】 位相補正量の調整とは関係なく、ゲインを一定にできる電力量計の位相調整回路を提供する。
【解決手段】 位相調整回路3aは、オペアンプOP1と、オペアンプOP1の非反転入力端子−グランドレベル間に接続した抵抗R1と、オペアンプOP1の非反転入力端子に一端を接続したコンデンサC1と、オペアンプOP1の反転入力端子−コンデンサC1の他端間に接続した抵抗R2と、オペアンプOP1の出力端子−反転入力端子間に接続した抵抗R3から構成され、コンデンサC1と抵抗R1の各値を調整することで、電圧検出信号V1に対する電圧検出信号V3aの位相進み量(位相補正量)を調整し、抵抗R2と抵抗R3の各値を調整することで、オペアンプOP1のゲイン(V3a/V1)を調整する。
【選択図】図1
【解決手段】 位相調整回路3aは、オペアンプOP1と、オペアンプOP1の非反転入力端子−グランドレベル間に接続した抵抗R1と、オペアンプOP1の非反転入力端子に一端を接続したコンデンサC1と、オペアンプOP1の反転入力端子−コンデンサC1の他端間に接続した抵抗R2と、オペアンプOP1の出力端子−反転入力端子間に接続した抵抗R3から構成され、コンデンサC1と抵抗R1の各値を調整することで、電圧検出信号V1に対する電圧検出信号V3aの位相進み量(位相補正量)を調整し、抵抗R2と抵抗R3の各値を調整することで、オペアンプOP1のゲイン(V3a/V1)を調整する。
【選択図】図1
Description
本発明は、変流器を用いて電流を検出する電力量計の位相調整回路に関するものである。
図2は入力電圧Vinと入力電流Iinとから電力量を計測する電力量計が具備する電力量演算機能のブロック回路を示しており、入力電圧Vinを検出して電圧検出信号V1を出力する電圧検出部1と、入力電流Iinを検出して電流検出信号V2を出力する変流器2と、電圧検出信号V1の位相を調整した電圧検出信号V3aを出力する位相調整回路3aと、電圧検出信号V3aをA/D変換したデジタル電圧信号V4を出力する電圧A/D変換部4と、電流検出信号V2をA/D変換したデジタル電流信号V5を出力する電流A/D変換部5と、デジタル電圧信号V4とデジタル電流信号V5とを乗算して電力量を演算し、電力量信号Wを出力する掛算回路6とを備える。
ここで、電圧検出部1は入力電圧Vinと同位相の電圧検出信号V1を出力し、変流器2は入力電流Iinに対して進み位相となる電流検出信号V2を出力するため、電圧検出信号V1と電流検出信号V2との位相差と、入力電圧Vinと入力電流Iinとの位相差とは互いに異なり、電圧検出信号V1と電流検出信号V2とを乗算して求めた電力量には実際の電力量に対して誤差が生じる。そこで、位相調整回路3aによって、電圧検出信号V1に対する電圧検出信号V3aの位相進み量(位相補正量)が入力電流Iinに対する電流検出信号V2の位相進み量と等しくなるように、電圧検出信号V1に対して位相補正を行うことで、電圧検出信号V3aと電流検出信号V2との位相差を、入力電圧Vinと入力電流Iinとの位相差に等しくして、電流検出信号V2の進み位相によって電力量信号Wに生じる誤差をゼロにしている。
従来、位相調整回路3aは図7に示すように、電圧検出部1の出力に一端を接続した抵抗R10と、抵抗R10の他端−グランドレベル間に接続した可変抵抗Raと、抵抗R10の他端−可変抵抗Raの可変端子(摺動子)間に接続したコンデンサC10とから構成され、抵抗R10の一端に電圧検出信号V1を入力して、抵抗R10とコンデンサC10との接続点から位相を調整した電圧検出信号V3aを出力する。そして、可変抵抗Raの摺動子を操作して抵抗比R11/R12を可変とすることで、位相補正量を調整する。(例えば、特許文献1参照)。
また、位相調整回路3aの別の構成として、図8に示すように、電圧検出部1の出力に一端を接続した抵抗R10と、抵抗R10の他端−グランドレベル間に接続したコンデンサC10とからなるものもあり、抵抗R10の一端に電圧検出信号V1を入力して、抵抗R10とコンデンサC10との接続点から位相を調整した電圧検出信号V3aを出力する。この場合は、抵抗R10とコンデンサC10の各値を予め設定しておくことで、位相補正量を予め調整している。
特開平5−126873号公報(段落番号[0010]、[0011]、図1,図2)
図7に回路構成を示す位相調整回路3aは、[数1]に示されるように、位相補正量を調整するために抵抗R10〜R12、コンデンサC10の各値が変化すると、ゲイン(V3a/V1)も変化するので、ゲイン補正手段が別途必要であった。なお、電源角周波数ωとしている。
また、図8に回路構成を示す位相調整回路3aも、[数2]に示されるように、位相補正量を調整するために抵抗R10、コンデンサC10の各値が変化すると、ゲイン(V3a/V1)も変化するので、ゲイン補正手段が別途必要であった。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、位相補正量の調整とは関係なく、ゲインを一定にできる電力量計の位相調整回路を提供することにある。
請求項1の発明は、電圧の検出信号と変流器を用いて検出した電流の検出信号とに基づいて電力量を計測する電力量計の位相調整回路において、オペアンプと、前記オペアンプの非反転入力端子とグランドレベル間に接続した抵抗と、前記オペアンプの非反転入力端子に一端を接続したコンデンサとを備え、前記コンデンサの他端に電圧の検出信号を入力し、前記オペアンプのゲインを負帰還によって所定値に設定したことを特徴とする。
この発明によれば、オペアンプの非反転入力端子に接続したコンデンサと抵抗の各値を調整することで、位相調整回路のゲインが変化することなく、入力された電圧検出信号に対して位相進み量(位相補正量)を調整でき、ゲイン一定で変流器の位相差特性を補正して電力量計の計測精度を向上させることができる。
請求項2の発明は、電圧の検出信号と変流器を用いて検出した電流の検出信号とに基づいて電力量を計測する電力量計の位相調整回路において、オペアンプと、前記オペアンプの非反転入力端子とグランドレベル間に接続したコンデンサと、前記オペアンプの非反転入力端子に一端を接続した抵抗とを備え、前記抵抗の他端に前記変流器が出力する電流の検出信号を入力し、前記オペアンプのゲインを負帰還によって所定値に設定したことを特徴とする。
この発明によれば、オペアンプの非反転入力端子に接続したコンデンサと抵抗の各値を調整することで、位相調整回路のゲインが変化することなく、入力された電流検出信号に対して位相遅れ量(位相補正量)を調整でき、ゲイン一定で変流器の位相差特性を補正して電力量計の計測精度を向上させることができる。
請求項3の発明は、請求項1または2において、前記抵抗は並列接続された複数の抵抗素子からなり、各抵抗素子に直列にスイッチを接続して、各スイッチのオン・オフ状態を切り換えることで前記抵抗の値を切り換えることを特徴とする。
この発明によれば、各スイッチのオン・オフ状態を切り換えることで位相補正量を可変とすることができ、特性が異なる複数の変流器に容易に対応することができる。さらに、スイッチによって抵抗値を切り換える構成のほうが、従来のように可変抵抗の摺動子を操作して抵抗値を調整する構成より、温度特性、耐振動性の点で優れている。
以上説明したように、本発明では、オペアンプの非反転入力端子に接続したコンデンサと抵抗の各値を調整することで位相補正量を調整でき、さらにこの位相補正量の調整とは関係なく、ゲインを一定にできるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図2は入力電圧Vinと入力電流Iinとから電力量を計測する電力量計が具備する電力量演算機能のブロック構成を示しており、入力電圧Vinを検出して電圧検出信号V1を出力する電圧検出部1と、入力電流Iinを検出して電流検出信号V2を出力する変流器2と、電圧検出信号V1の位相を調整した電圧検出信号V3aを出力する位相調整回路3aと、電圧検出信号V3aをA/D変換したデジタル電圧信号V4を出力する電圧A/D変換部4と、電流検出信号V2をA/D変換したデジタル電流信号V5を出力する電流A/D変換部5と、デジタル電圧信号V4とデジタル電流信号V5とを乗算して電力量を演算し、電力量信号Wを出力する掛算回路6とを備える。
図2は入力電圧Vinと入力電流Iinとから電力量を計測する電力量計が具備する電力量演算機能のブロック構成を示しており、入力電圧Vinを検出して電圧検出信号V1を出力する電圧検出部1と、入力電流Iinを検出して電流検出信号V2を出力する変流器2と、電圧検出信号V1の位相を調整した電圧検出信号V3aを出力する位相調整回路3aと、電圧検出信号V3aをA/D変換したデジタル電圧信号V4を出力する電圧A/D変換部4と、電流検出信号V2をA/D変換したデジタル電流信号V5を出力する電流A/D変換部5と、デジタル電圧信号V4とデジタル電流信号V5とを乗算して電力量を演算し、電力量信号Wを出力する掛算回路6とを備える。
位相調整回路3aは図1に示すように、オペアンプOP1と、オペアンプOP1の非反転入力端子−グランドレベル間に接続した抵抗R1と、オペアンプOP1の非反転入力端子に一端を接続したコンデンサC1と、オペアンプOP1の反転入力端子−コンデンサC1の他端間に接続した抵抗R2と、オペアンプOP1の出力端子−反転入力端子間に接続した抵抗R3から構成され、コンデンサC1の他端に電圧検出信号V1を入力して、オペアンプOP1の出力端子から位相を調整した電圧検出信号V3aを出力する。このような位相調整回路3aでは、コンデンサC1と抵抗R1の各値を調整することで、電圧検出信号V1に対する電圧検出信号V3aの位相進み量(位相補正量)を調整する。
そして、電圧検出部1は入力電圧Vinと同位相の電圧検出信号V1を出力し、変流器2は入力電流Iinに対して進み位相となる電流検出信号V2を出力するが、電圧検出信号V1に対する電圧検出信号V3aの位相進み量が入力電流Iinに対する電流検出信号V2の位相進み量と等しくなるように、位相調整回路3aのコンデンサC1と抵抗R1の各値を調整して電圧検出信号V1に対して位相補正を行うことで、電圧検出信号V3aと電流検出信号V2との位相差を、入力電圧Vinと入力電流Iinとの位相差に等しくする。したがって、電圧検出信号V3a及び電流検出信号V2を各々A/D変換したデジタル電圧信号V4及びデジタル電流信号V5を乗算して求めた電力量信号Wは、電流検出信号V2の進み位相によって生じる誤差がゼロとなる。
さらに、オペアンプOP1のゲイン(V3a/V1)は抵抗R2と抵抗R3とで設定されて、コンデンサC1と抵抗R1とで設定される位相補正量の調整とは関係なく一定となる。このとき、抵抗R2と抵抗R3の各値を同一とすればオペアンプOP1のゲインは1倍となる。
(実施形態2)
本実施形態は、図2に示す電力量演算機能のブロック構成において図3に示す位相調整回路3aを用いたもので、本実施形態の位相調整回路3aは、実施形態1で説明した位相調整回路3aのコンデンサC1にスイッチSW1を並列接続したものである。すなわち、スイッチSW1がオンすることでコンデンサC1の両端を短絡して位相補正量をゼロとすることができ、位相補正が不要な変流器2にも対応できる。また、スイッチSW1がオフすれば、実施形態1と同様に電圧検出信号V1に所定の位相補正を行った電圧検出信号V3aを出力する。
本実施形態は、図2に示す電力量演算機能のブロック構成において図3に示す位相調整回路3aを用いたもので、本実施形態の位相調整回路3aは、実施形態1で説明した位相調整回路3aのコンデンサC1にスイッチSW1を並列接続したものである。すなわち、スイッチSW1がオンすることでコンデンサC1の両端を短絡して位相補正量をゼロとすることができ、位相補正が不要な変流器2にも対応できる。また、スイッチSW1がオフすれば、実施形態1と同様に電圧検出信号V1に所定の位相補正を行った電圧検出信号V3aを出力する。
また、本実施形態においても、オペアンプOP1のゲイン(V3a/V1)は抵抗R2と抵抗R3とで設定されて、コンデンサC1と抵抗R1とで設定される位相補正量の調整とは関係なく一定となる。このとき、抵抗R2と抵抗R3の各値を同一とすればオペアンプOP1のゲインは1倍となる。。
なお、他の構成は実施形態1と同様であり、実施形態1と同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。
(実施形態3)
本実施形態は、図2に示す電力量演算機能のブロック構成において図4に示す位相調整回路3aを用いたもので、本実施形態の位相調整回路3aは、実施形態1で説明した位相調整回路3aのオペアンプOP1の非反転入力端子−グランドレベル間に、スイッチSW11と抵抗R1aとの直列回路、スイッチSW12と抵抗R1bとの直列回路、スイッチSW13と抵抗R1cとの直列回路が並列接続されている。さらに、スイッチSW10がコンデンサC1に並列接続されている。ここで、スイッチSW10〜SW13はマルチプレクサMに内蔵されており、マルチプレクサMへ与える制御信号によってオンさせるスイッチを切り換えることで、オペアンプOP1の非反転入力端子−グランドレベル間に接続される抵抗を切り換えて、位相補正量を可変とすることができ、特性が異なる複数の変流器2にも容易に対応することができる。このときスイッチSW10をオンさせれば位相補正量はゼロとなる。このように、マルチプレクサMを用いて抵抗値を切り換える構成のほうが、従来のように可変抵抗の摺動子を操作して抵抗値を調整する構成より、温度特性、耐振動性の点で優れている。
本実施形態は、図2に示す電力量演算機能のブロック構成において図4に示す位相調整回路3aを用いたもので、本実施形態の位相調整回路3aは、実施形態1で説明した位相調整回路3aのオペアンプOP1の非反転入力端子−グランドレベル間に、スイッチSW11と抵抗R1aとの直列回路、スイッチSW12と抵抗R1bとの直列回路、スイッチSW13と抵抗R1cとの直列回路が並列接続されている。さらに、スイッチSW10がコンデンサC1に並列接続されている。ここで、スイッチSW10〜SW13はマルチプレクサMに内蔵されており、マルチプレクサMへ与える制御信号によってオンさせるスイッチを切り換えることで、オペアンプOP1の非反転入力端子−グランドレベル間に接続される抵抗を切り換えて、位相補正量を可変とすることができ、特性が異なる複数の変流器2にも容易に対応することができる。このときスイッチSW10をオンさせれば位相補正量はゼロとなる。このように、マルチプレクサMを用いて抵抗値を切り換える構成のほうが、従来のように可変抵抗の摺動子を操作して抵抗値を調整する構成より、温度特性、耐振動性の点で優れている。
また、本実施形態においても、オペアンプOP1のゲイン(V3a/V1)は抵抗R2と抵抗R3とで設定されて、位相補正量の調整とは関係なく一定となる。このとき、抵抗R2と抵抗R3の各値を同一とすればオペアンプOP1のゲインは1倍となる。
なお、他の構成は実施形態1と同様であり、実施形態1と同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。
(実施形態4)
図5は入力電圧Vinと入力電流Iinとから電力量を計測する電力量計が具備する電力量演算機能のブロック構成を示しており、入力電圧Vinを検出して電圧検出信号V1を出力する電圧検出部1と、入力電流Iinを検出して電流検出信号V2を出力する変流器2と、電流検出信号V2の位相を調整した電流検出信号V3bを出力する位相調整回路3bと、電圧検出信号V1をA/D変換したデジタル電圧信号V4を出力する電圧A/D変換部4と、電流検出信号V3bをA/D変換したデジタル電流信号V5を出力する電流A/D変換部5と、デジタル電圧信号V4とデジタル電流信号V5とを乗算して電力量を演算し、電力量信号Wを出力する掛算回路6とを備える。
図5は入力電圧Vinと入力電流Iinとから電力量を計測する電力量計が具備する電力量演算機能のブロック構成を示しており、入力電圧Vinを検出して電圧検出信号V1を出力する電圧検出部1と、入力電流Iinを検出して電流検出信号V2を出力する変流器2と、電流検出信号V2の位相を調整した電流検出信号V3bを出力する位相調整回路3bと、電圧検出信号V1をA/D変換したデジタル電圧信号V4を出力する電圧A/D変換部4と、電流検出信号V3bをA/D変換したデジタル電流信号V5を出力する電流A/D変換部5と、デジタル電圧信号V4とデジタル電流信号V5とを乗算して電力量を演算し、電力量信号Wを出力する掛算回路6とを備える。
位相調整回路3bは図6に示すように、オペアンプOP1と、オペアンプOP1の非反転入力端子−グランドレベル間に接続したコンデンサC1と、オペアンプOP1の非反転入力端子に一端を接続した抵抗R1と、オペアンプOP1の反転入力端子−抵抗R1の他端間に接続した抵抗R2と、オペアンプOP1の出力端子−反転入力端子間に接続した抵抗R3から構成され、抵抗R1の他端に電流検出信号V2を入力して、オペアンプOP1の出力端子から位相を調整した電流検出信号V3bを出力する。このような位相調整回路3bでは、コンデンサC1と抵抗R1の各値を調整することで、電流検出信号V2に対する電流検出信号V3bの位相遅れ量(位相補正量)を調整する。
そして、電圧検出部1は入力電圧Vinと同位相の電圧検出信号V1を出力し、変流器2は入力電流Iinに対して進み位相となる電流検出信号V2を出力するが、電流検出信号V2に対する電流検出信号V3bの位相遅れ量の絶対値が、入力電流Iinに対する電流検出信号V2の位相進み量の絶対値と等しくなるように、位相調整回路3bのコンデンサC1と抵抗R1の各値を調整して電流検出信号V2に対して位相補正を行うことで、電圧検出信号V1と電流検出信号V3bとの位相差を、入力電圧Vinと入力電流Iinとの位相差に等しくする。したがって、電圧検出信号V1及び電流検出信号V3bを各々A/D変換したデジタル電圧信号V4及びデジタル電流信号V5を乗算して求めた電力量信号Wは、電流検出信号V2の進み位相によって生じる誤差がゼロとなる。
さらに、オペアンプOP1のゲイン(V3b/V2)は抵抗R2と抵抗R3とで設定されて、コンデンサC1と抵抗R1とで設定される位相補正量の調整とは関係なく一定となる。このとき、抵抗R2と抵抗R3の各値を同一とすればオペアンプOP1のゲインは1倍となる。
なお、コンデンサC1にスイッチを直列接続してスイッチをオフにすれば、位相補正量をゼロとすることができる。
さらには、抵抗R1の代わりに、電流検出信号V2入力−オペアンプOP1の非反転入力端子間にマルチプレクサが具備する各スイッチを介して複数の抵抗を各々並列接続すれば、マルチプレクサへ与える制御信号によってオンさせるスイッチを切り換えることで、オペアンプOP1の非反転入力端子に接続される抵抗を切り換えて、位相補正量を可変とすることができる。
3a 位相調整回路
OP1 オペアンプ
R1〜R3 抵抗
C1 コンデンサ
OP1 オペアンプ
R1〜R3 抵抗
C1 コンデンサ
Claims (3)
- 電圧の検出信号と変流器を用いて検出した電流の検出信号とに基づいて電力量を計測する電力量計の位相調整回路において、オペアンプと、前記オペアンプの非反転入力端子とグランドレベル間に接続した抵抗と、前記オペアンプの非反転入力端子に一端を接続したコンデンサとを備え、前記コンデンサの他端に電圧の検出信号を入力し、前記オペアンプのゲインを負帰還によって所定値に設定したことを特徴とする電力量計の位相調整回路。
- 電圧の検出信号と変流器を用いて検出した電流の検出信号とに基づいて電力量を計測する電力量計の位相調整回路において、オペアンプと、前記オペアンプの非反転入力端子とグランドレベル間に接続したコンデンサと、前記オペアンプの非反転入力端子に一端を接続した抵抗とを備え、前記抵抗の他端に前記変流器が出力する電流の検出信号を入力し、前記オペアンプのゲインを負帰還によって所定値に設定したことを特徴とする電力量計の位相調整回路。
- 前記抵抗は並列接続された複数の抵抗素子からなり、各抵抗素子に直列にスイッチを接続して、各スイッチのオン・オフ状態を切り換えることで前記抵抗の値を切り換えることを特徴とする請求項1または2記載の電力量計の位相調整回路。
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