[go: up one dir, main page]

JP2005241027A - ガスコンロ - Google Patents

ガスコンロ Download PDF

Info

Publication number
JP2005241027A
JP2005241027A JP2004047276A JP2004047276A JP2005241027A JP 2005241027 A JP2005241027 A JP 2005241027A JP 2004047276 A JP2004047276 A JP 2004047276A JP 2004047276 A JP2004047276 A JP 2004047276A JP 2005241027 A JP2005241027 A JP 2005241027A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operation unit
top plate
burner
gas
gas stove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004047276A
Other languages
English (en)
Inventor
Jiyuushin Matsumura
充真 松村
Hiroyuki Katsube
浩幸 勝部
Kenji Matsui
健治 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2004047276A priority Critical patent/JP2005241027A/ja
Priority to PCT/JP2004/007293 priority patent/WO2005024307A1/ja
Priority to KR20067003896A priority patent/KR100691058B1/ko
Publication of JP2005241027A publication Critical patent/JP2005241027A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)

Abstract

【課題】組み込み式等のガスコンロにおいて上面に操作部を設けた場合の安全性を向上させる。
【解決手段】コンロ本体8と、コンロ本体の上部を覆う天板10と、コンロ本体内に設け被加熱物を加熱するバーナ12と、バーナにガスの供給の開始と停止及びガス流量を調節するガス流量制御装置と、ガス流量制御装置を制御しバーナの点火と消火及び火力調節をする制御手段と、制御手段と電気的に接続しバーナの点火と消火及び火力調節等の指示を入力する操作部22とを備え、操作部22はバーナの火炎の熱影響が少ないように天板内で天板に対し段差23aを設けて構成することにより、バーナの輻射熱、対流熱の影響を低くし操作部の温度を低く保つのである。
【選択図】図1

Description

本発明は、キッチンカウンターに組み込んで使用する組み込み式ガスコンロ、ガス置き台に載せて使用するガステーブル等のガスコンロに関し、特に操作部の構成に係るものである。
従来、組み込み式ガスコンロは一般に加熱手段となるバーナの点火−消火(以下ON−OFFという)および火力調節は、コンロ本体の略垂直な前側面に設けた操作部で行っている。
また、操作部をコンロ本体の天板上に設けた場合、コンロ本体の両側のどちらか一方に設けるような構成もある(例えば、特許文献1参照)。このような構成において、図11に示すようにコンロ本体1は、天板2をキッチンカウンター3に載せて組み込み、そして天板2上に並設したバーナ4は手動機械式のガスコック5を介してガスを供給するように構成すると、ガスコック5の操作部となる摘み6が天板2の上面における左右どちらかに突出して設けねばならなくなる。図中、7はゴトクである。
しかしながら、前記従来の前者の構成では、コンロ本体の前側面の操作部でバーナのON−OFFおよび火力調節を行うため、その操作部が通常、腰の高さにあり、身体を折り曲げる、屈み込む等の姿勢を強いられ操作がしにくく、操作の結果を表示する場合も視認性が悪い。
また、上記後者の構成では操作部である摘み6がコンロ本体1の天板2上にあり、ガス流量制御部と操作部を一体で構成する手動機械式のガスコック5がバーナ4にガスを供給するため、前記ガスコック5の配置はバーナの位置を考慮しなければならなかった。このため、操作部である摘み6はガスコック5の配置に制約され、純粋に操作性のみを考慮して天板2上に配置できない。また摘み自体の容積も大きく、極めて限られたスペースに配置しなければならず、また限られた機能しか設けることができない。
また、摘み6はバーナ4の火炎の熱影響を受けて熱くなることが予想されるとともに、天板2上に突き出ているため天板2の拭き掃除等で邪魔になる欠点を有している。
前記従来の例では、摘み6は天板2の左右いずれかに設けているので、キッチンカウンター3のスペースを摘み6の設置スペース分だけ狭くすることになる場合や、摘み6を複数設ける場合は天板2の手前側から奥方向に複数の摘みを並べることになるため、奥に設けた摘みほど操作性が悪くなることが考えられる。
特開2002−89854号公報
前記背景技術の問題点に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、楽な姿勢で操作を行え、かつ視認性が良くバーナの熱影響を抑え熱くなく不用意に作動することの無い安全な操作部を備えたガスコンロを提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明のガスコンロは、コンロ本体と、前記コンロ本体の上部を覆う天板と、前記コンロ本体内に設け被加熱物を加熱するバーナと、前記バーナにガスの供給の開始と停止及びガス流量を調節するガス流量制御装置と、前記ガス流量制御装置を制御しバーナの点火と消火及び火力調節をする制御手段と、前記制御手段と電気的に接続しバーナの点火と消火及び火力調節等の指示を入力する操作部とを備え、前記操作部は前記バーナの火炎の熱影響を避けて天板上に対し段差をつけて天板に設け、または天板上に対しガスコンロの手前側下方に向け傾斜させて天板に設けた構成である。
これにより、ガス流量制御装置と制御手段をコンロ本体内に設置し、一方、操作部はガス流量制御装置およびその制御手段の設置位置に左右されることなく、操作性、視認性を主に考慮して配置ができガスコンロの使い勝手を向上できる。また、操作部は段差またははガスコンロの手前側に向いた傾斜により、バーナの輻射熱を受けにくく操作部の温度上昇を抑制でき、かつ燃焼排気の抵抗となり操作部から離れて燃焼排気を流せるため操作部の対流熱による加熱を抑えることができ、操作部への火炎の熱影響が少なくして安全に操作できる。
本発明のガスコンロは、ガス流量制御装置およびその制御手段とは分離して操作部を天板上面に配置する際の自由度が高く、操作性の良い位置に設置でき、操作がし易いとともに、操作部の確認が見やすく、また操作部の温度を低く抑える安全なガスコンロを提供できる。
第1の発明は、コンロ本体と、前記コンロ本体の上部を覆う天板と、前記コンロ本体内に設け被加熱物を加熱するバーナと、前記バーナにガスの供給の開始と停止及びガス流量を調節するガス流量制御装置と、前記ガス流量制御装置を制御しバーナの点火と消火及び火力調節をする制御手段と、前記制御手段と電気的に接続しバーナの点火と消火及び火力調節等の指示を入力する操作部とを備え、前記操作部は前記バーナの火炎の熱影響を避けて前記天板上に対し段差をつけて前記天板に設けたガスコンロである。
これにより、ガス流量制御装置と制御手段をコンロ本体内に設置し、一方、操作部はガス流量制御装置およびその制御手段の設置位置に左右されることなく配置することができる。そして、操作部は天板上に対し下方または上方に段差をつけて前記天板に設けられるため、バーナの輻射熱を受けにくく操作部の温度上昇を抑制する。また、段差はバーナの燃焼排気の抵抗となり、そして操作部の表面から離れた燃焼排気流となり操作部の対流熱による加熱を抑えることができる。従って、操作時に触れても熱くない操作部を天板上に配置する際の位置の自由度が高く操作部は操作性、視認性を主に考慮して配置ができガスコンロの使い勝手を向上できる。
第2の発明は、コンロ本体と、前記コンロ本体の上部を覆う天板と、前記コンロ本体内に設け被加熱物を加熱するバーナと、前記バーナにガスの供給の開始と停止及びガス流量を調節するガス流量制御装置と、前記ガス流量制御装置を制御しバーナの点火と消火及び火力調節をする制御手段と、前記制御手段と電気的に接続しバーナの点火と消火及び火力調節等の指示を入力する操作部とを備え、前記操作部は前記天板上に対し前記バーナの火炎の熱影響を避けてガスコンロの手前側下方に向け傾斜して前記天板に設けたガスコンロである。
これにより、ガス流量制御装置と制御手段をコンロ本体内に設置し、一方、操作部はガス流量制御装置およびその制御手段の設置位置に左右されることなく配置することができる。そして、操作部は天板上に対しバーナの火炎の熱影響を避けてガスコンロの手前側下方に向け傾斜して天板に設けられるため、バーナの輻射熱を受けにくく操作部の温度上昇を抑制する。またバーナの燃焼排気は天板面上を水平方向から上方へ排出されるため、操作部を傾斜して構成すると排気を操作部の表面から離れて流すことができ操作部の対流熱による加熱を抑えることができる。また、操作部はガスコンロの手前側下方へ向けて傾斜して天板に設けられ使用者の目線に対し垂直に近づけて構成できるため、操作部の視認性を向上することができる。従って、操作時に触れても熱くない操作部を天板上の配置する際の位置の自由度が高く、かつ操作部の視認性がよいガスコンロを提供できる。
第3の発明は、第1または第2の発明の操作部を、不使用時には天板の内部に格納し、使用時は前記天板に対し隆起するよう昇降または回転可能に構成したガスコンロである。
これにより、不使用時は天板上面より下部に操作部が格納されるため、天板上面は略平面状にすることが可能になり操作部の凹凸がないため、デザイン的に有利になることはもちろん、天板上の掃除を容易に行うことができる。また、使用時は操作部が隆起するため、バーナの熱影響を低く抑えるととともに、操作部を傾斜させて設ければ操作部の視認性を向上させることができる。
第4の発明は、第3の発明の操作部に、ガスコンロの不使用時に前記操作部が前記天板の内部に格納した状態ではバーナの点火指示ができないロック手段を設けたガスコンロである。
これにより、ガスコンロ不使用時に子供等が操作部をいたずらして、点火することが無く、また、操作部を意図してロックを解除し隆起した状態にしなければ、操作ができないため不用意な誤操作や、操作部の上部に物が乗ったり、誤って手をつく等で点火し火傷などを負う可能性を大きく下げることができ、安全なガスコンロを実現できる。
第5の発明は、第4の発明における操作部のロック手段を、操作部の昇降または回転動作に連動して電気的な接続を遮断することによりガスコンロを消火し、かつロックを行うガスコンロである。
これにより、ガスコンロのロックは不使用時に毎回、操作部を格納することで、特に意図することなく自動的にロック状態にすることが可能であり、格納状態でも操作部が天板表面に臨む場合等、不使用時に子供等が不意に操作部に入力したり、誤って物を置いたり手をついたりして点火することがなく安全なガスコンロを実現できる。また、操作部を昇降または回転動作で開かなければ点火動作ができないため、2重動作で点火する安全操作手順を実現できる。
第6の発明は、第3から第5の発明のいずれか1つにおける操作部の昇降または回転動作は弾性体により付勢され、常に降下または回転可能な状態で操作できるガスコンロである。
これにより、使用時は弾性体により付勢された操作部を操作することができ、誤って操作部に鍋や猫などのペットが乗った場合、子供が触った場合等で操作部の弾性体での付勢力以上の重量がかかった場合は、操作部が天板内部に格納されそのとき同時にガスコンロのロックを行い点火動作ができなく、かつ自動的に消火されるため不意の火傷などの可能性を下げることができる安全なガスコンロを提供することができる。
以上のように本発明のガスコンロは、第1〜第6の発明を実施の形態の要部とすることにより本発明の目的を達成できるので、以下には各請求項に対応する実施の形態の詳細を、図1〜図10を参照して説明し本発明を実施するための最良の形態の説明とする。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、本発明の実施の形態の説明において、同一構成並びに作用効果を奏するところには同一符号を付して重複した説明は行わないものとする。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における組み込み式ガスコンロの天板面の斜視図で、図2は同組み込み式ガスコンロの要部切欠の上面図で、図3は同組み込み式ガスコンロの概略断面図で、図4は同組み込み式ガスコンロのガス流量制御部分のブロック図を示すものである。
図1〜図4において、機器本体であるコンロ本体8は、箱状に成形されたケース9で構成し、上部を天板10で覆われている。そして、コンロ本体8は、キッチンカウンター11の開口部11aに落し込んで組み込まれ、天板10はその外周縁を開口部11aの周縁部の上面に載置して設置されている。
ガスを燃料とするバーナ12は、一部がケース9内に位置して天板10上に高く突き出ないように臨まして、天板10の手前側の左右と、この左右間の真中にあって後側にそれぞれ配置した3個が設けられている。この3個のバーナ12には、それぞれガス流量制御装置13が配管され、各ガス流量制御装置13を介してガスの供給と遮断、そしてガス流量の制御で火力調節が行われる。従って、図4では一つのバーナ12にガスを供給するガス流量制御部分を例にして説明する。
ガス流量制御装置13は、複数の流量調節穴を設けたガス流量制御板14と、これに相対抗して左右に移動しガス通路穴を有するスライド閉子15により、ガス流量制御板14の流量調節穴と前記ガス通路穴との重なり合う開口面積の変化で通過するガスの流量調節および供給と遮断を行う。スライド閉子15はステッピングモータ16により作動させ、ステッピングモータ16の回転をスラスト方向への運動に変換し、かつ単一の乾電池2個の電池電源17で回転するステッピングモータ16の回転力でも充分にスライド閉子15を動かせるようにカム、ギア等の駆動力変換手段18により増力される。ステッピングモータ16によるスライド閉子15の位置は常にエンコーダ19で検出されており、スライド閉子15の位置異常やモーターの脱調などを検出することができる。ガス流量制御装置13はケース9内でバーナ12にガスを供給し易い位置に設けている。
制御手段20はマイクロコンピュータおよびその周辺回路で構成され、ガス流量制御装置13とは別個に構成されてケース9内に設ける。制御手段20は回路を駆動するための電力を得るため電池電源17に接続し、かつバーナ12のON−OFFおよび火力調節の指示を行うため、帯状のフラットケーブル21を介してガス流量制御装置13のステッピングモータ16およびエンコーダ19と接続している。
操作部22は、電気接点方式のスイッチで、タクトスイッチ、静電容量スイッチ等を採用して軽く触っても動作するソフトタッチ方式に構成し、3個のバーナ12にそれぞれ対応して設けたもので、ガス流量制御装置13、制御手段20とは別個に形成したものである。
ここでは、操作部22は、ガス流量制御装置13と制御手段20と別個に形成できるのは、ガス流量制御装置13が電動モーターであるステッピングモータ16により駆動され流量制御を行うことができ、制御手段20の制御の指示で動作するからである。これによりフラットケーブル21で操作部22を制御手段20に電気的に接続するだけでバーナ12のON−OFFおよび火力調節の信号を送ることが可能になり、そして操作部22と制御手段20には何ら機械的な接続の必要が無く、その相対位置に関して制約が無いためである。
従って、操作部22はガス流量制御装置13、制御手段20の設置位置に左右されることなく別個にして、バーナ12の火炎による熱影響、操作性、視認性のみを考慮し、天板10上においてバーナ12の熱影響を避け、熱影響の少ない温度的に設置可能な天板10の上面における周辺部の一つで手前側である周辺前部に設け、制御手段20とはフラットケーブル21を介して接続して、使用者の手の指が触れることでバーナ12のON−OFFおよび火力調節を行う信号を制御手段20に送るものである。
また操作部22は、天板10の上面より高いまたは低い等の段差23aをつけて天板10上に設けた横長の操作部設置部23に被覆させて操作部設置部23の上面と面一に設け、かつそれぞれのバーナ12の点火消火操作部22aと火力の上げ下げを行う近接した左右の火力調節操作部22bを以って構成しており、これ以外にもガスコンロに機能を付加する場合には追加されるものである。
このように操作部22は、天板10の上面より上方または下方に段差23aを以って横長に設けることにより、操作部22側に向かうバーナ12の火炎による輻射熱は段差23aの側壁が遮蔽することで直接、操作部22を加熱することを避けることができる。また、操作部設置部23の段差23aの存在により、天板10表面上を流れるバーナ12の燃焼排気が操作部22表面から離れるため、操作部表面の温度上昇を抑えることができる。
更に、操作部設置部23の段差23aの側壁は垂直に設けても良いし、バーナの燃焼排気流の熱気を導くように傾斜させたり、曲面で構成しても良いし、排気抵抗を大きくするため表面に突起を設けたりすることも可能である。
表示部24は、操作部22である火力調節操作部22bの真上に近接して5段階の火力調節と点火消火の表示ができるようにLEDを操作部設置部23に並設しており、操作部22である点火消火操作部22aと火力調節操作部22bを使用者が指等で押圧し入力することに連動して点灯、消灯できるようにフラットケーブル21を介して制御手段20に接続している。
なお、天板10の一部である操作部設置部23に設けてある操作部22である点火消火操作部22a、火力調節操作部22b、表示部24は、その表面を樹脂製のメンブレムにより覆われ、点火消火操作部22a、火力調節操作部22bはその下部にタクトスイッチを搭載した基板(図示せず)を設置することにより構成され、基板にはフラットケーブル21の一端が接続され、他端はガス流量制御装置13の制御手段20に接続されている。
ここで、本実施例では操作部22であるスイッチとして、タクトスイッチを用いて説明を行っているが、操作部のスイッチは静電容量変化型のスイッチでも、フィルム電極を用いたスイッチや透明電極を用いたタッチパネルなどでも良く、また表示部24もLEDのみでなく、7セグメント型のLED表示部や、液晶パネルを用いて表示することも可能であり、その他の入力装置、表示装置を用いて本機能を実現した場合も本発明の範囲である。
また、図中25はゴトク、26は天板10に設けたバーナ突出用開口部、27はガス流量制御装置13の手前に配管接続した元電磁弁で、ステッピングモータ16、エンコーダ19の故障、フラットケーブル21の断線等の発生または電源停止等で制御不能の時にガスの供給を遮断する。28は操作部22と同様の構成で以って設けた操作部22の一つである電源操作部で、ガスコンロの使用安全を図るため、電池電源17をON、OFFする電源スイッチである。29は放電によりバーナ12から噴出するガスに点火する放電点火手段である。
以上のように構成された組み込み式ガスコンロについて、以下その動作と作用を説明する。使用者は電源操作部28を押して入力すると、電池電源17が制御手段20に供給されガスコンロは起動状態になる。起動状態において、点火消火操作部22aを押すと点火の信号がフラットケーブル21を介して制御手段20に送られ、そして制御手段20により表示部24の一つが点灯されるとともに、放電点火手段29が放電を始める。
そして、制御手段20によりフラットケーブル21を介して信号が伝達されたガス流量制御装置13のステッピングモータ16が駆動されてスライド閉子15が移動してガスがバーナ12に供給され、放電を始めた放電点火手段29により点火されバーナ12が燃焼を開始する。
このようにバーナ12が燃焼状態に入り、操作部22の火力調節操作部22bの上がるもしくは下がるのいずれかを使用者が操作して入力すると、その入力回数により表示部24の点灯位置が移動し、また制御手段20は入力回数に応じた予め定められた火力に調節するために、制御手段20が記憶しているスライド閉子の現在位置情報からスライド閉子15を移動させる値を演算してステッピングモータ16にパルス信号を送る。これにより火力調節操作部22bの設定値になるようにガス流量を制御してバーナ12の燃焼量が制御されて火力が調節される。また、バーナ12の消火を行うときは、点火消火操作部22aを再び押すことで消火の信号の伝達された制御手段20は、ステッピングモータ16を駆動してスライド閉子15を閉じるとともに、表示部24も消灯するものである。
このように本実施の形態では、バーナ12にガスの供給、遮断とガス流量の制御で火力調節を行うガス流量制御装置13およびその制御手段20をコンロ本体8のケース9内に設置し、一方、操作部22はガス流量制御装置13およびその制御手段20の設置位置に左右されることなく別個に設置できるので、バーナ12の火炎による熱影響、操作性、視認性のみを考慮し、天板10上におけるバーナ12の火炎の熱影響が少ない温度的に設置可能な天板10の上面範囲内で操作部設置部23による段差23aを設けて配置することが可能になる。このため、段差23aによりバーナ12の火炎による輻射熱を遮り熱影響を抑え、表面温度が高くならない操作部22を実現できる。
従って、使用者はキッチンカウンター11におけるガスコンロの天板10の手前に立った姿勢で操作部22を上から見ながら、手を出して上方より操作部22を操作でき、操作性、視認性を大幅に向上させることができる。
また、表示部24は操作部22の操作に連動してコンロ本体8の作動状態を操作部22の近くで表示するので、操作部22は表示部24を立った姿勢で見ながら操作でき、視認性、操作性を一層、向上させることができる。
また、操作部22はタクトスイッチや静電容量スイッチ等の軽く触って動作するソフトタッチ方式に構成したので、操作部22を天板10と同程度の厚さで構成でき、天板上の掃除を容易に行うことができる。なお、天板10を耐熱強化ガラスで構成した場合には、操作部22を静電容量方式のスイッチに構成することも可能で、使用者は静電容量方式のスイッチである操作部に対向する耐熱強化ガラスの上面に指を触れるだけでよいことになる。
また、上記実施の形態では操作部設置部23を天板10の上面より高い段差23aを設けて盛り上げることで操作部22を構成したが、図5(a)に示すように操作部設置部23を天板10の上面より段差23aを下げることで操作部22を構成しても、段差23aの影に操作部22が位置するためバーナ12の火炎の輻射熱が遮られて操作部に当たりにくく、操作部22の温度を下げる効果は得られる。
また、図5(b)に示すように、操作部22を設けた操作部設置部23を、天板10の上面より高くした段差23aからガスコンロの手前側に向けて徐々に下方へ傾斜させて操作部22を構成した場合も、奥の段差23aが同様にバーナ12からの輻射熱を遮る効果があり、かつバーナ12からの燃焼排気も奥の段差23aの面に沿って上方へ導かれるため、操作部22の表面を対流加熱することが無く、操作部自身の温度を低下させ、安全なガスコンロを実現できる。また、図5(c)に示すように操作部22を設けた操作部設置部23を、天板10の上面よりガスコンロの手前側に向けて徐々に下方へ傾斜させて操作部22を構成した場合も、天板10の上面より下方に操作部22が位置して上記した図5(b)に示す操作部と同様の効果が得られる。
なお、上記実施の形態では、ガスコンロの操作部22を、天板10の上面における手前側周辺部に横方向に配置したが、天板10の左側周辺部または右側周辺部、そして天板10の上面における手前側周辺部、左側周辺部、右側周辺部のそれぞれに分けて操作部を設けることも可能で、本発明と同等の作用効果を期待できるものである。
また、上記実施の形態では本発明を組み込み式ガスコンロに採用したが、据え置き型のガステーブルの操作部にも同様の構成が適用でき、本発明と同等の作用効果を期待できるものである。
また、上記実施の形態ではガス流量制御装置13は電動モーターにより駆動されてガスの供給、遮断とガス流量の調節を行っているが、本発明はこれに限定されるものではなく、目的を達成できる範囲内で種々、変更できるものである。
(実施の形態2)
図6(a)は、本発明の実施の形態2における組み込み式ガスコンロで、操作可能時の操作部分の断面図で、図6(b)は、同組み込み式ガスコンロで、格納時の操作部分の断面図である。本実施の形態は、操作部設置部の操作部を天板の上面より出没可能に構成した点で実施の形態1と異なり、操作部以外のガスコンロの構成は実施の形態1と同一であるため異なるところを中心に説明する。
図6(a)、図6(b)において、天板10は手前側周辺部に設ける操作部22の操作部設置部23が、上下方向へ昇降自在に設置可能なように開口部10aを形成し、開口部10aの周囲にバーリングを行い筒状のガイド10bを設けている。操作部22を上面に設けた操作部設置部23は、天板10の開口部10aにガイド10bを介して操作部22が天板10の上面と同じ位置を基点にして上下方向に昇降自在に嵌合している。操作部22は、横長の操作部設置部23に被覆させて操作部設置部23の上面と面一に設け、かつそれぞれのバーナ12の点火消火操作部22aと火力の上げ下げを行う近接した左右の火力調節操作部22bを以って構成しており、これ以外にもガスコンロに機能を付加する場合には追加されるものである。
表示部24は、操作部22である火力調節操作部22bの真上に近接して5段階の火力調節と点火消火の表示ができるようにLEDを操作部22に並設しており、操作部22である点火消火操作部22aと火力調節操作部22bを使用者が指等で押圧し入力することに連動して点灯、消灯できるようにフラットケーブル21を介して制御手段20に接続していることは実施の形態1と同一である。
弾性体30は、操作部22を含む操作部設置部23の上部裏面とケース9とに両端を固定して上方に操作部設置部23を常に付勢している。操作部係止手段31は、一対の棒で構成し、操作部設置部23の側面の両端部にそれぞれ対向し、かつガイド10bに設けた孔10cに案内され水平方向に移動してガイド10b内へ出没可能なように天板10内に設けている。そして、操作部係止手段31は、一体に設けて天板10の上面に開口したスライド案内溝10dに嵌めた摘み31aの操作でガイド10b内へ出没してガイド10b内を昇降する操作部設置部23に設けた閉位置係止穴32と開位置係止穴33とに抜差しして、図6(a)と図6(b)に示す位置に、操作部設置部23の操作部22を天板10より出没可能に構成する。
すなわち、閉位置係止穴32は、図6(b)に示すように操作部22が天板10の上面と略同一高さになった位置で操作部係止手段31が嵌って係止し、操作部閉状態での系止位置を決定するため操作部設置部23の側面位置に設け、また開位置係止穴33は、図6(a)に示すように操作部22が天板10の上面より突出した高さになった位置で操作部係止手段31が嵌って係止し、操作部開状態での係止位置を決定するため操作部設置部23の側面位置に設けている。弾性体34は、操作部係止手段31とケース9とに固定して操作部係止手段31を常に操作部設置部23方向に付勢し、従って操作部係止手段31の摘み31aが図6(a)、(b)に示すようにスライド案内溝10dの一端部に当接されている。
以上のように構成されたガスコンロの操作部22について、以下その動作、作用を説明する。操作部設置部23は、ガスコンロが不使用状態の場合は図6(b)のように、ガスコンロの天板10内部に格納されている。使用者は器具を使用する際に、操作部係止手段31の摘み31aを弾性体34の弾性力に反して操作することにより、操作部設置部23の閉位置係止穴32に嵌合している操作部係止手段31が外れ、操作部設置部23は弾性体30の弾性力により天板10の上面よりガイド10bに案内されながら上方へ隆起する。そして、操作部設置部23はストッパー23bがガイド10bの下端部に当接した位置で操作部設置部23の側面に弾性体34により当接していた操作部係止手段31が開位置係止穴33に合致して嵌り、操作部設置部23が操作部開状態で図6(a)のように係止される。
ガスコンロの使用を終了した際は、図6(a)に示す操作部開状態において、摘み31aを矢印方向に操作して操作部係止手段31を弾性体34に抗してガイド10bの方向に後退させて操作部設置部23の開位置係止穴33から抜き、そして操作部設置部23をガイド10bに沿い弾性体30に抗して下方へ押し込むと、操作部設置部23の側面に弾性体34により当接していた操作部係止手段31が閉位置係止穴32に合致して嵌り、操作部設置部23が操作部22を天板10の上面と略同一位置になった操作部閉状態で図6(b)のように係止される。
従って、ガスコンロを使用しているときは天板10より隆起した操作部設置部23の段差23aにより、バーナ12の火炎による輻射熱を遮り、操作部22への熱影響を軽減でき、またガスコンロの非使用時には天板10の上面と同じ位置になるまで操作部22の操作部設置部23を天板10内に格納でき、略平になった天板10の拭き掃除が楽にできる。
以上のように本実施の形態では、操作部が使用時には天板面と段差を持った状態になるので、操作部の温度上昇を防ぐことができるとともに、非使用時は操作部を天板内に収納することができるため、余計な突起物が無く器具の手入れがしやすく、またデザインもすっきりさせることができる。
(実施の形態3)
図7(a)は、本発明の実施の形態3における組み込み式ガスコンロで、操作可能時の操作部分の断面図で、図7(b)は、同組み込み式ガスコンロで、格納時の操作部分の断面図で、図8は、同組み込み式ガスコンロのガス流量制御部分のブロック図である。本実施の形態は、操作部設置部の操作部を天板の上面より出没可能に構成し、かつ前記出没動作に連動してガスコンロの全体の制御部分への電源供給のON、OFFを行うロック手段を設けた点で実施の形態1及び実施の形態2と異なり、操作部以外のガスコンロの構成は実施の形態1と同一であり、また操作部設置部の操作部を天板の上面より出没可能にした構成は、実施の形態2と略同一であり、異なるところを中心に説明する。
図7(a)に示すようにロック手段である元電源スイッチ35は、天板10に設けたガイド10bを兼用した端子板と、ガイド10bに対向して操作部設置部23の側面に一端を固定した変形自在な弾性導電体の端子板35aとで構成し、電池電源17と制御手段20との間を接続する電源ライン36に設けている。そして、元電源スイッチ35は、操作部設置部23が天板10よりの突出した操作部開状態(図7(a))のガスコンロの使用可能時にはガイド10bに端子板35aが接して電源ライン36を閉じ、操作部設置部23が天板10と同じ面に下降した操作部閉状態(図7(b))のガスコンロの不使用時には端子板35aがガイド10bから離反して電源ライン36を開くように構成している。
なお、操作部設置部23は、その上面に臨む操作部22が天板10の上面と同一位置で操作部閉状態を基点にして昇降する構成は、基本的に実施の形態2と同じであるが、図7(a)のように操作部開状態にあっては操作部係止手段31が嵌って操作部設置部23の上下動を固定するため、実施の形態2における図6(b)の開位置係止穴33を設けていない構成である。従って、操作部22の操作力等が加わっても操作部設置部23が容易に下降しないように2本の弾性体30で以って操作部設置部23を支える構成にしてある。
上記実施の形態では、電池電源17から制御手段20には電力を供給する電源ライン36が元電源スイッチ35を構成するガイド10b、端子板35aのそれぞれの端子に接続されており、図7(a)に示すように操作部設置部23が操作部開状態では元電源スイッチ35はガイド10bに端子板35aが接してONになり、電池電源17は制御手段20へ供給されるため、ガスコンロは使用可能な状態になる。
一方、操作部設置部23が操作部閉状態では、図7(b)に示すように操作部設置部23の操作部22が天板10の上面と同じになり、操作部設置部23の閉位置係止穴32に操作部係止手段31が嵌って操作部設置部23が固定された場合は、端子板35aがガイド10bから離反して元電源スイッチ35がOFFとなるため、電池電源17は制御手段20へは供給されないため、電源操作部28を押圧してもガスコンロは起動しない。
また、操作部設置部23は開位置系止穴が設けられておらず、2本の弾性体30の弾性力のみで操作部開状態に保持されている。一般に操作部22は操作力を受けると、回転方向と垂直に近い方向の操作力が加わり、そして、通常操作する操作力は約3N〜4Nであり、操作部22への入力を受け付けることができる。ただし、鍋などが上部から操作部上に乗った場合は、操作部設置部23の断面が略正三角形である場合、上方からの荷重は操作部を閉方向へ回転させる力が加わり、弾性体は収縮して操作部設置部23は閉状態に回転して収納される。この場合、ガスコンロが運転中でも前記元電源スイッチ35が切断されるため、ガスコンロは自動的に燃焼を停止する安全装置となる。
また、操作部設置部23は操作部閉状態にある場合、実施の形態2と同等に天板10と同一面に操作部22はあるが、この場合も元電源スイッチ35が電源ライン36を切断しているため上から操作部22に物を置いたり、手をついたり不用意な操作部22への入力が行われた場合でも、意図せずガスコンロが点火したりする不安全な動作をすることが無く安心である。
また、ガスコンロの点火動作時には、操作部係止手段31を意図的に解除して操作部設置部23を天板10の上方へ突出させる必要があり、摘み31aを持って矢印方向へ操作して操作部係止手段31を閉位置係止穴32から外す操作は、幼児クラスの子供には困難であり、俗に云うチャイルドロックの役割を果たすことができる。更に、操作部設置部23は操作部22の臨む上面が、ガスコンロの不使用時には天板10と同一面にあり、掃除の際の手入れ性や、デザイン上も有利である。
なお、上記実施の形態ではロック手段として元電源スイッチ35を使用し、操作部閉状態で操作部22を操作しても電力が制御手段20に供給できないように電気的に構成したが、操作部22を天板上から隠してしまう機械的な方法で以って、結果的に操作部閉状態では操作して電力が制御手段20に供給できないようにするものであっても良い。
(実施の形態4)
図9(a)は、本発明の実施の形態4における組み込み式ガスコンロで、操作可能時の操作部分の断面図で、図9(b)は、同組み込み式ガスコンロで、格納時の操作部分の断面図である。本実施の形態は、回転軸を中心に操作部設置部を回転可能に設けて、操作部を天板の上面より出没可能に構成し点で実施の形態1から実施の形態3と異なり、操作部以外のガスコンロの構成、電源ロック手段等は実施の形態1、実施の形態3と同一であり、異なるところを中心に説明する。
図9(a)、(b)において、操作部22を有する操作部設置部23は、断面が三角形の細長形状に形成し、天板10の上面でガスコンロの手前側周辺部に開口した細長い開口部10aに、開口部10aの両端において天板10のガイド10bに軸支した回転軸37に操作部設置部23の三角形の頂点部を取付けて回転自在に嵌合している。
また、操作部22が表面に臨む操作部設置部23は、弾性体係止部39に一端部を掛けて途中を回転軸37に巻きつけ、他端部を操作部設置部23に固定したねじり弾性体38により操作部設置部23が天板10上に隆起する方向に付勢され、かつ操作部22の臨む表面がガスコンロの手前側下方に向く傾斜位置で停止するように構成している。操作部設置部23は内部端面にストライカー40を設け、一方、天板10内にはストライカー40が係合する浮き出しラッチ41が備えられている。浮き出しラッチ41の内部にはハートカムと弾性体42が内蔵されている。
そして、操作部設置部23は図9(a)に示す操作部開状態でガスコンロの使用状態から、回転軸37を中心に矢印方向に操作部設置部23を天板10内方向に押し込むと、ストライカー40が浮き出しラッチ41に係合した位置で図9(b)に示すように天板10と操作部設置部23の一面が同一になり、操作部22が天板10内に隠れた操作部閉状態でガスコンロの不使用状態にできる構成にしている。
なお、操作部22は操作部設置部23に被覆させて操作部設置部23の一面に設け、かつそれぞれのバーナ12の点火消火操作部と火力の上げ下げを行う近接した左右の火力調節操作部を以って構成しており、これ以外にもガスコンロに機能を付加する場合には追加されるものである。
表示部24は操作部22である火力調節操作部の真上に近接して5段階の火力調節と点火消火の表示ができるようにLEDを操作部22に並設しており、操作部22である点火消火操作部と火力調節操作部に使用者が指等で押圧し入力することに連動して点灯、消灯できるようにフラットケーブル21を介して制御手段20に接続していることは実施の形態1と同一である。
上記実施の形態において、操作部設置部23は、回転軸37を中心に回転させ、天板10内の下に押し込むと、図9(b)のようにストライカー40が浮き出しラッチ41にキャッチされ、操作部設置部23は天板10内に収納される。もう一度、操作部閉状態で操作部設置部23の表面を押し込むと、浮き出しラッチ41のハートカム42が開放されストライカー40が浮き出しラッチ41から開放される。これにより、弾性体38で付勢された操作部設置部23は図9(a)のように天板10上に隆起し、操作部22は天板の上面に現れる。
以上のように構成された操作部においては、操作部設置部23が操作部開状態で操作部22は天板10面に対し傾斜させて保持している。このため、使用者は操作部22の視認性が良く使いやすい操作部を提供できる。また、操作部設置部23は図9(b)の操作部閉状態では操作部22が天板10の上面に現れておらず、ガスコンロの点火、消火などの入力ができないため不用意に天板10上に物などが置かれて、ガスコンロが点火するような意図しない不安定な動作をしなく安全である。
(実施の形態5)
図10は、本発明の実施の形態5における組み込み式ガスコンロの操作部の断面図を示す。本実施の形態は、実施の形態4と同様に、回転軸を中心に操作部設置部を回転可能に設けて、操作部を天板の上面より出没可能に構成し、更に実施の形態3と同様に、前記出没動作に連動してガスコンロの全体の制御部分への電源供給のON、OFFを行うロック手段を設けたものであり、操作部以外のガスコンロの構成は実施の形態1と同一であり、異なるところを中心に説明する。
図10において、操作部設置部23は、図9(a)、(b)に示す実施の形態4と同じ構成で回転軸37により天板10に回転自在に取付け、天板10の上面より隆起した操作部開状態で操作部22を天板10の上面に対しガスコンロの手前側下方に傾斜させて保持した位置と、回転させて天板10内の下方に収納してストライカー40が浮き出しラッチ41に係止して操作部22を天板10内に収納して天板10と同一面を成した操作部閉状態の位置にできる構成にしている。
また、ロック手段である元電源スイッチ35は、実施の形態3と同じ構成で、天板10のガイド10bを兼用した端子板と、操作部設置部23の側面に設けた端子板35aとで構成し、図8に示すように電池電源17と制御手段20との間を接続する電源ライン36に設けている。そして、元電源スイッチ35は、操作部設置部23が天板10よりの突出した図10の操作部開状態のガスコンロの使用可能時にはガイド10bに端子板35aが接して電源ライン36を閉じ、操作部設置部23が天板10と同じ面に下降した操作部閉状態のガスコンロの不使用時には端子板35aがガイド10bから離反して電源ライン36を開くように構成している。
上記実施の形態では、操作部設置部23が操作部開状態では元電源スイッチ35がONになり、乾電池電源17の電力が制御手段20へ供給されるため、ガスコンロは使用可能な状態になる。一方、操作部設置部23が操作部閉状態の場合は元電源スイッチ35がOFFとなるため、制御手段20へは乾電池電源17の電力が供給されない。従って、電源操作部28を押圧してもガスコンロは起動しない。
また、操作部設置部23の上方から、鍋、その他の物が操作部の上に乗った場合、操作部設置部23の断面は略正三角形であり、上方から物が置かれた場合に操作部設置部23は回転軸37を中心に回転可動し、ガスコンロが運転中でも前記元電源スイッチ35が切断されるため、ガスコンロは自動的に燃焼を停止する安全装置となる。
また、ガスコンロの点火動作時には、意図的に天板10と同一面を成している操作部設置部23を、一旦、下方へ押してそれから押圧を止めて操作部設置部23から手を離すことで、浮き出しラッチ41からストライカー40を外す操作は、幼児クラスの子供には困難であり、俗に云うチャイルドロックの役割を果たすことができる。
以上のように本発明にかかるガスコンロは、ガス流量制御装置およびその制御手段とは別個に操作部を天板の上面における周辺部に配置することができ、ガスコンロ、ガステーブル等の操作部分を改善する技術に適用できる。
本発明の実施の形態1における組み込み式ガスコンロの斜視図 本発明の実施の形態1における組み込み式ガスコンロの要部切欠の上面図 同実施の形態1における組み込み式ガスコンロの概略断面図 同実施の形態1における組み込み式ガスコンロのガス流量制御部分のブロック図 (a)、(b)、(c)本発明の実施の形態1における操作部分の種々の例を示す斜視図 (a)本発明の実施の形態2における組み込み式ガスコンロで、操作可能時の操作部分の断面図(b)同組み込み式ガスコンロで、格納時の操作部分の断面図 (a)本発明の実施の形態3における組み込み式ガスコンロで、操作可能時の操作部分の断面図(b)同組み込み式ガスコンロで、格納時の操作部分の断面図 同実施の形態3における組み込み式ガスコンロのガス流量制御部分のブロック図 (a)本発明の実施の形態4における組み込み式ガスコンロで、操作可能時の操作部分の断面図(b)同組み込み式ガスコンロで、格納時の操作部分の断面図 本発明の実施の形態5における組み込み式ガスコンロの操作部の断面図 従来の組み込み式ガスコンロの概略断面図
符号の説明
8 コンロ本体
10 天板
12 バーナ
13 ガス流量制御装置
20 制御手段
22 操作部
22a 点火消火操作部
22b 火力調節操作部
23 操作部設置部
24 表示部
30、34 弾性体
31 操作部係止手段
32 閉位置系止穴
33 開位置系止穴
35 元電源スイッチ(ロック手段)
37 回転軸
38 ねじり弾性体
40 ストライカー
41 浮き出しラッチ

Claims (6)

  1. コンロ本体と、前記コンロ本体の上部を覆う天板と、前記コンロ本体内に設け被加熱物を加熱するバーナと、前記バーナにガスの供給の開始と停止及びガス流量を調節するガス流量制御装置と、前記ガス流量制御装置を制御しバーナの点火と消火及び火力調節をする制御手段と、前記制御手段と電気的に接続しバーナの点火と消火及び火力調節等の指示を入力する操作部とを備え、前記操作部は前記バーナの火炎の熱影響を避けて前記天板上に段差つけて天板に設けてなるガスコンロ。
  2. コンロ本体と、前記コンロ本体の上部を覆う天板と、前記コンロ本体内に設け被加熱物を加熱するバーナと、前記バーナにガスの供給の開始と停止及びガス流量を調節するガス流量制御装置と、前記ガス流量制御装置を制御しバーナの点火と消火及び火力調節をする制御手段と、前記制御手段と電気的に接続しバーナの点火と消火及び火力調節等の指示を入力する操作部とを備え、前記操作部は前記天板に、前記天板上に対し前記バーナの火炎の熱影響を避けてガスコンロの手前側下方に向け傾斜して設けてなるガスコンロ。
  3. 操作部は、不使用時には前記天板の内部に格納し、使用時は前記天板に対し隆起するよう昇降または回転可能に構成してなる請求項1または請求項2記載のガスコンロ。
  4. 不使用時に操作部が天板の内部に格納した状態ではバーナの点火指示ができないロック手段を設けてなる請求項3記載のガスコンロ。
  5. ロック手段は、操作部の昇降または回転動作に連動して電気的な接続を遮断することによりバーナを消火し、かつロックを行う構成にしてなる請求項4記載のガスコンロ。
  6. 操作部の昇降または回転動作は弾性体により付勢され、常に降下または回転可能な状態で操作できる請求項3から5のいずれかに記載のガスコンロ。
JP2004047276A 2003-08-27 2004-02-24 ガスコンロ Pending JP2005241027A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004047276A JP2005241027A (ja) 2004-02-24 2004-02-24 ガスコンロ
PCT/JP2004/007293 WO2005024307A1 (ja) 2003-08-27 2004-05-21 ガスコンロ
KR20067003896A KR100691058B1 (ko) 2003-08-27 2004-05-21 가스 풍로

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004047276A JP2005241027A (ja) 2004-02-24 2004-02-24 ガスコンロ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005241027A true JP2005241027A (ja) 2005-09-08

Family

ID=35022948

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004047276A Pending JP2005241027A (ja) 2003-08-27 2004-02-24 ガスコンロ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005241027A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011117645A (ja) * 2009-12-02 2011-06-16 Rinnai Corp 加熱調理器
JP2015185011A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 株式会社ノーリツ 電池駆動式器具
JP2016084959A (ja) * 2014-10-24 2016-05-19 リンナイ株式会社 コンロ
KR200486038Y1 (ko) * 2017-05-23 2018-03-26 한승훈 안전 전기레인지
CN109724129A (zh) * 2017-10-31 2019-05-07 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 组合灶具

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011117645A (ja) * 2009-12-02 2011-06-16 Rinnai Corp 加熱調理器
JP2015185011A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 株式会社ノーリツ 電池駆動式器具
JP2016084959A (ja) * 2014-10-24 2016-05-19 リンナイ株式会社 コンロ
KR200486038Y1 (ko) * 2017-05-23 2018-03-26 한승훈 안전 전기레인지
CN109724129A (zh) * 2017-10-31 2019-05-07 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 组合灶具
CN109724129B (zh) * 2017-10-31 2020-07-31 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 组合灶具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104456641B (zh) 盒式燃气灶
JP2013024475A (ja) ガスコンロ
TWI291004B (en) Cooking stove
JP5828935B2 (ja) ガスコンロ
JP2005241027A (ja) ガスコンロ
WO2005024307A1 (ja) ガスコンロ
JP5513204B2 (ja) コンロ
JP2007271231A (ja) ガスコンロ
JP4555877B2 (ja) ガスコンロ
JP2003329252A (ja) 調理器
JP2005098539A (ja) ガスコンロ
JP5577196B2 (ja) ガスコンロ
JP2014142119A (ja) ガスコンロ
JP2013024494A (ja) 組込式加熱調理器
JP4004363B2 (ja) ガスコンロ
JP2005241028A (ja) ガスコンロ
JP4692242B2 (ja) ガス調理器
JP2005043020A (ja) ガスコンロ
JP4372609B2 (ja) 天板カバー付コンロ
JP5091577B2 (ja) ガスこんろ
JP2012057899A (ja) 加熱調理器
JP2005241125A (ja) ガスコンロ
JP6663783B2 (ja) 加熱調理器
JP6616966B2 (ja) 加熱調理器
JP2004263900A (ja) グリル付きガスこんろ