JP2005230594A - 霧化器 - Google Patents
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Abstract
【課題】振動子を用いて液体を霧化する霧化器において、タンク内の圧力変動による霧化流量の変動を抑制する。
【解決手段】タンク14の上蓋としての基体部16を、気体を透過するが液体を透過しない気体透過部材によって構成する。タンク14の室内と室外22とが、気体透過部材としての基体部16を介して連通されるので、タンク14内の圧力変動が抑制される。
【選択図】図1
【解決手段】タンク14の上蓋としての基体部16を、気体を透過するが液体を透過しない気体透過部材によって構成する。タンク14の室内と室外22とが、気体透過部材としての基体部16を介して連通されるので、タンク14内の圧力変動が抑制される。
【選択図】図1
Description
本発明は、振動子によって液体を振動させて霧化する霧化器に関する。
超音波振動子等の振動子を用いた霧化器には、液体を含浸させた含浸体に振動子を当接して振動させることにより、含浸体に含浸される液体を霧化するものがある。この種の従来の技術として、例えば特許文献1に開示されるものが知られている。この種の霧化器では、タンク内に貯留された液体に含浸体の一部が浸され、含浸体で生じる毛管現象によって振動子と含浸体との当接部まで液体を運ぶものがある。
しかしながら、この種の霧化器では、タンクが密閉されると、含浸体によって液体が吸い出されることによりタンク内の圧力が下がるため、液体が吸い出されにくくなってしまうという問題が生じる。これは、タンクの室内と室外とを連通する通気穴を設けることで解消されるが、こうすると、霧化器が倒れたときに、その通気穴からタンク内の液体が外にこぼれ出てしまうという問題が生じる。
また、タンクが密閉されると、温度上昇によってタンク内の圧力が上がり、含浸体によって供給される液体の量が増えて霧化流量が増加し、逆に温度が低下するとタンク内の圧力が下がり、含浸体によって供給される液体の量が減って霧化流量が減少するという問題もあった。
本発明にかかる霧化器は、液体を貯留するタンクと、上記タンクに貯留される液体を含浸する含浸体と、上記含浸体に当接して振動することにより含浸される液体を霧化する振動子と、上記液体を透過せず気体を透過する気体透過部材と、を備える霧化器であって、タンクの室内と室外とが、上記気体透過部材を介して連通されているのが好適である。
また、上記本発明にかかる霧化器では、上記タンクの上壁には連通穴が設けられ、上記気体透過部材が上記連通穴を塞ぐように設けられているのが好適である。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の第一の実施形態にかかる霧化器10の一例を示す縦断面図、図2は、図1の霧化器10の斜視図である。
図1に例示する霧化器10は、薬剤等の液体を貯留するタンク14、タンク14のキャップとして機能するとともに振動子12を支持する基体部16、および基体部16を被覆して当該基体部16とともに振動子12を収納する収納室20を形成するカバー体18、を含む。そして、この例では、カバー体18および基体部16の一部に噴出通路24が形成されている。噴出通路24は、収納室20と外部空間22とを連通し、霧化された液体の通路となる。噴出通路24の出口が霧噴出口24aである。
タンク14内には霧化する液体の液溜まり26が形成されており、この液溜まり26に含浸体28の少なくとも一部が浸漬されている。含浸体28は、毛管現象によってその内部に液体を含浸する素材(例えばフェルトや紐、糸、紙、スポンジ等の吸水性素材)を含んでおり、液溜まり26から含浸体28の振動子12との当接面28aに液体を供給する。この例では、含浸体28の下端はタンク14内の底部近傍に、また上端は基体部16の上方側の噴出通路24内に配置され、基体部16に設けられた貫通穴30を円柱状の含浸体28が貫通している。また、この例では、当接面28aに振動子12による押圧力が加わっても、露出している部分の倒れや当接面28aの凹みが極力生じないようなスペック(材質や構成、露出長、弾性係数等)が選択あるいは設定される。なお、この例では、貫通穴30の内径を含浸体28の外径に合った適切な径や形状とし、含浸体28を貫通穴30に嵌挿して把持する構成となっているが、これ以外の構成によって把持するようにしてもよい。また円柱状ではない他の形状の含浸体28を用いてもよい。
液体は含浸体28によってタンク14内から吸い出されることになるが、タンク14が密閉されていると、タンク14内が負圧となり、液体を吸い出すことができなくなる場合がある。そこで、本実施形態では、気体透過部材(図1の例では基体部16)を設け、この気体透過部材により、タンク14の室内と室外とを連通し、タンク14内の圧力の変動が生じないようにしている。気体透過部材は、気体は透過するが、液体は透過しない部材であり、例えば、多数の微細な孔を有するポリプロピレンやポリアセタール等の多孔質樹脂や、GOATEX(登録商標)等が知られている。なお、タンク14を気体透過部材とすることもできるが、その場合には注意が必要である。気体透過部材の一方側に液体が接触し、他方側に物体(例えば床面)が当接する状態が長く続くと、当該物体側に液体がしみ出すことがあるからである。図1の例では、通常の姿勢では液体に接触せず液体のかかる機会が比較的少ない、タンク14の上蓋としての基体部16を気体透過部材として用いているから、そのような問題が生じることが無い。
そして、含浸体28の当接面28aに当接した振動子12が振動することにより、当接面28aおよびその周辺の液体が霧化される。振動子12としては、例えばランジュバン型の超音波振動子を用いることができる。振動子12は、中心軸に垂直な断面の周縁が円形となるいわゆる回転体の形状を有しており、削り出しあるいはプレスにより形成した先細のホーン32の後部(先端の他端側;根元側)に、圧電体34を装着(例えば接着)することで構成されている。この振動子12の外周壁には、内側にえぐられる形状の環状溝36が形成されている。環状溝36は、振動子12の厚み方向振動によって生じる定常波のうち主として用いられる振動モードの節の位置に設けられる。この環状溝36を利用して振動子12を支持することで、振動子12の振動エネルギの損失が抑制される。このとき、支持部材38によって振動子12を固定的に支持するのが好適であるが、適宜所定範囲内での回動やスライドを許容しながら支持するようにしてもよい。
なお、この例では、振動子12は、ホーン32先端の端部領域12aが含浸体28に当接するように配置される。このとき、端部領域12aは、前記振動モードでは腹となる。すなわち、振動子12の振動は、含浸体28の上端面と当接する部分、すなわち液体が霧化される部分で腹となるため、そうでない場合に比べ、霧化のエネルギ効率が高くなる。
さらに、この例では、端部領域12aの周縁部Eが含浸体28の当接面28aに当接するように配置されている。このことは、エネルギロスの抑制という観点からも意味がある。ここで、仮に、振動子12の端部領域12aの中央部(すなわち中心軸付近の部位)が当接面28aに当接したとすれば、当該中央部は端部領域12aでは振幅が最も大きい部位であるから、その場合は、中央部以外の部位が当接する場合に比べて、振動エネルギの損失が大きくなってしまう。つまり、本実施形態では、含浸体の当接面28aに、振動子12の中心軸から外れた部位(例えば周縁部E)を当接することで、エネルギロスの抑制を図っているのである。
振動子12の振動によって霧化された液体は、噴出通路24から霧噴出口24aを経て外部空間22に放出される。このとき、霧化された液体には、振動子12の振動によって噴出通路24を外部空間22に向けて移動する運動エネルギが与えられる。しかしながら、収納室20内に振動子12と当接面28aとが当接する部分(以下、これを当接部と記す)が配置された場合には、霧化された液体の一部が収納室20内で滞留することも想定される。そこで、本実施形態では、当接部を噴出通路24内に配置することで、それを抑制している。具体的に、この例では、含浸体28を、噴出通路24の収納室20側の入口24bと外部空間22側の霧噴出口24aとの間の位置で上下に伸びるように配置するとともに、含浸体28の上端部の当接面28aのほぼ中央に周縁部Eが当接するように振動子12を配置している。
また、この例では、収容室20と外部空間22とを隔てるカバー体18に、収容室20内に外部空気を取り入れる吸気通路40が形成される。この吸気通路40を設けることで、吸気通路40、収容室20および噴出通路24を経由する空気の流れが形成され、当接部で霧化された液体が霧噴出口24aからよりスムーズに排出されるようになる。また、この例では、収容室20の頂上部と外部空間22とを隔てるカバー体18に、収容室20内で上昇した空気を外部空間22に排出する排気通路42が形成され、さらに噴出通路24の当接部の上方領域にも排気通路42が形成されている。これら排気通路42から、印加された電気エネルギの一部が振動エネルギに変換されずに振動子12が発熱したことによって暖められた空気が排出されるため、霧化された空気の一部が収容室20内に留まるのが抑制される。
図3は、本発明の第二の実施形態にかかる霧化器10aの一例を示す縦断面図である。なお、上記第一の実施形態と同様の構成要素については同じ符号を付与し、その詳細な説明は省略する。さて、本実施形態にかかる霧化器10aには、連通穴46aが設けられている。この例では、連通穴46aは、タンク14の上壁に相当する基体部16aに設けられており、タンク14の室内と収納室20とを連通している。収納室20は、噴出通路24、吸気通路40、排気通路42等を介して外部空間22と連通されているから、結局この例では、これらの穴および通路によって、タンク14の室内と室外(外部空間22)とが連通されていることになる。
そして、本実施形態では、霧化器10aが倒れたときにも、それらの穴や通路を経てタンク14内の液体がこぼれ出ないように、気体透過部材48aを設けている。この例では、タンク14の天井面にあたる基体部16の裏面に、連通穴46aをタンク14の室内側で塞ぐように、円板状または矩形板状の気体透過部材48aを貼り付けている。このような構成によっても、液体がこぼれ出るのを抑制しつつタンク14内の圧力変動を防止することができる。
図4は、本発明の第三の実施形態にかかる霧化器10bの一例を示す縦断面図である。なお、上記第一、第二の実施形態と同様の構成要素については同じ符号を付与し、その詳細な説明は省略する。さて、本実施形態にかかる霧化器10bには、連通穴46bが設けられている。この例でも、連通穴46bは、タンク14の上壁に相当する基体部16aに設けられており、タンク14の室内と収納室20とを連通している。収納室20は、噴出通路24、吸気通路40、排気通路42等を介して外部空間22と連通されているから、結局この例でも、これらの穴および通路によって、タンク14の室内と室外(外部空間22)とが連通されていることになる。
そして、本実施形態では、気体透過部材48bを、タンク14bの上面と、基体部16bの下面との間に狭持するようにしている。具体的には、タンク14bの上面には貫通孔を有する突起50が、また基体部16bの下面にはその底に貫通孔を有する有底穴52が設けられており、これらの嵌合によりシート状の気体透過部材48bを狭持するようにしている。このような構成によっても、液体がこぼれ出るのを抑制しつつタンク14内の圧力変動を防止することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態での例示には限定されず、種々の変形例をも包含するものである。
10,10a,10b 霧化器、12 振動子、12a 端部領域、14,14b タンク、16,16a,16b 基体部、18 カバー体、20 収納室、22 外部空間、24 噴出通路、24a 霧噴出口、24b 入口、26 液溜まり、28 含浸体、28a 当接面、30 貫通穴、32 ホーン、34 圧電体、36 環状溝、38 支持部材、40 吸気通路、42 排気通路、44 導線、46a,46b 連通穴、16,48a,48b 気体透過部材、50 突起、52 有底穴。
Claims (2)
- 液体を貯留するタンクと、
前記タンクに貯留される液体を含浸する含浸体と、
前記含浸体に当接して振動することにより含浸される液体を霧化する振動子と、
前記液体を透過せず気体を透過する気体透過部材と、
を備える霧化器であって、
タンクの室内と室外とが、前記気体透過部材を介して連通されていることを特徴とする霧化器。 - 前記タンクの上壁には連通穴が設けられ、
前記気体透過部材が前記連通穴を塞ぐように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の霧化器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004039363A JP2005230594A (ja) | 2004-02-17 | 2004-02-17 | 霧化器 |
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JP2004039363A JP2005230594A (ja) | 2004-02-17 | 2004-02-17 | 霧化器 |
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Cited By (1)
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CN102755940A (zh) * | 2011-04-28 | 2012-10-31 | Ghd韩国株式会社 | 具有控制通气孔打开和关闭的功能的喷雾器 |
-
2004
- 2004-02-17 JP JP2004039363A patent/JP2005230594A/ja active Pending
Cited By (2)
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CN102755940A (zh) * | 2011-04-28 | 2012-10-31 | Ghd韩国株式会社 | 具有控制通气孔打开和关闭的功能的喷雾器 |
JP2012232092A (ja) * | 2011-04-28 | 2012-11-29 | Ghd Korea Inc | 通気孔の開閉調節機能を有するミスト噴霧器 |
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