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JP2005230392A - インピーダンス測定装置及び体組成測定装置 - Google Patents

インピーダンス測定装置及び体組成測定装置 Download PDF

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JP2005230392A JP2004045738A JP2004045738A JP2005230392A JP 2005230392 A JP2005230392 A JP 2005230392A JP 2004045738 A JP2004045738 A JP 2004045738A JP 2004045738 A JP2004045738 A JP 2004045738A JP 2005230392 A JP2005230392 A JP 2005230392A
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Abstract

【課題】被験体の足裏と測定電極との接触状態によって、被験体が人か動物かを自動判別し、各々に応じたインピーダンスを測定し、前記インピーダンスに基づいて体組成データを算出する人及び動物共用のインピーダンス測定装置及び体組成測定装置を提供する。
【解決手段】前記被験体に応じて接触状態の異なる複数の電極から成る電極群と、被験体の足裏に接触している電極を検出する検出手段と、前記電極の接触状態に従って、被験体を自動判別する判別手段と、前記判別された被験体に適するインピーダンス測定モードに切り替える切替手段とを有するインピーダンスを測定装置を備え、前記インピーダンスに基づいて体組成データを算出する体組成データ算出手段を備えた体組成測定装置により人と四足動物とが同一の装置で健康管理を行なうことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被験体の足裏に電極を接触させてインピーダンスを測定するインピーダンス測定装置及び体組成測定装置に関するものである。
四足動物の体組成を測定する装置として、生体インピーダンスを測定し、これに基づいて体脂肪、除脂肪、筋肉、体水分又は骨等の、量または率に関するデータを体組成データとして算出する装置が研究されている。その中で、本発明の発明者らは、足裏に蹠球、いわゆる肉球を有する四足動物の体組成を測定する装置として、4つの足裏に各々インピーダンス測定電極を接触させ、動物の体幹部のインピーダンスを測定することにより、体組成データを得る装置を検討してきた。
例えば、図16に測定原理を示すように、左前後足裏間において、体幹部を介してインピーダンス測定電流を印加し、右前後足裏間の電圧を測定することにより、四肢を接触抵抗分と見なすことにより四肢のインピーダンスの影響を無視して体幹部のインピーダンスを測定する。これは人間の両掌部及び両足裏部にインピーダンス測定電極を接触させ、四肢を接触抵抗分と見なすことにより体幹部のインピーダンスを測定する公知の4電極法を用いたものである。
前記体幹部のインピーダンスに基づいて、人の体組成データの算出と同様にして、四足動物の体組成データを得る。体組成データの内、体脂肪率の算出を例に挙げると、公知のDXA法により予め求めた四足動物の体脂肪率と、前記体幹部のインピーダンス、体重及び体長との相関から得られる回帰式を用いることにより、体脂肪率を算出するものである。
また、前記体脂肪率以外の体組成データの算出においても、人の各体組成データを算出する公知の回帰式と同様にして、四足動物用の各々の体組成データを算出する回帰式を得ることにより、各々の体組成データを算出することが可能である。(例えば、特許文献1参照)。
特願2003−407030号公報
しかしながら、人及び四足動物とで共用でき、且つ両者を自動で識別可能なインピーダンス測定装置はなかった。これは、インピーダンス測定電極の配置が人用の測定装置と動物用の測定装置とでは異なることがあげられる。
すなわち、人用のインピーダンス測定装置の場合は、両足裏の爪先側に電流を印加する電流印加電極を各々設け、両足裏の踵側に電圧を測定する電圧測定電極を各々設けた4つの電極の構成であり、各電極の配置は、人間の足の大きさに適する程度の電極面積及び電極間距離で配される。
また、動物用のインピーダンス測定装置の場合は、前述したように左又は右前後脚間の内何れか一方に電流印加電極を設け、もう一方に電圧測定電極を設けた4つの電極から構成したものであるが、各電極の配置は四肢の足裏に接触する範囲に及ぶ。すなわち、小動物から大型の動物まで対応させるためには、少なくとも各電極面積を前後脚間及び左右脚間距離にあわせて広くとらなければならず、人用のインピーダンス測定装置に比べ大型化してしまう。
その上、単に、前記電極面積及び電極間距離を変えることにより前記4つの電極を人及び四足動物とで共用可能に配した場合、被験体が人なのか四足動物なのかを判別することができず、結局、測定者が判断し、人用のインピーダンス測定モードと動物用のインピーダンス測定モードとをスイッチ等で手動切替しなければならない。
従って本発明は上述の問題点を解決し、被験体の足裏と測定電極との接触状態によって、被験体が人か動物かを自動判別し、各々に応じたインピーダンスを測定し、前記インピーダンスに基づいて体組成データを算出する人及び動物共用のインピーダンス測定装置及び体組成測定装置を提供する。
上記課題を解決するために本発明は、人及び足裏に肉球を有する四足動物を被験体とし、前記被験体の足裏に電極を接触させて生体インピーダンスを測定するインピーダンス測定装置であって、前記被験体に応じて接触状態の異なる複数の電極から成る電極群と、前記複数の電極の内、被験体の足裏に接触している電極を検出する検出手段と、前記検出された電極の接触状態に従って、被験体が人であるか四足動物であるかを自動判別する判別手段と、前記判別された被験体に適するインピーダンス測定モードに切り替える切替手段とを有することを特徴とするインピーダンス測定装置を提供する。
また、前記電極群は、被験体の左足に接触させる左足側電極群と右足に接触させる右足側電極群とに分割されて成る。
また、前記検出手段は、前記電極群の内、任意の2電極間に電流を印加し、被験体の身体を介して通電した2電極を検出する通電検出手段である。
また、前記検出手段は、各電極に接触を感知する接触感知センサを設け、前記接触感知センサが感知した電極を検出する感知センサ検出手段である。
また、前記判別手段は、前記被験体の足裏に接触している電極の内、前記被験体の足裏に非接触である電極に囲まれた、1つの電極又は隣り合う複数の電極を1接触群として、前記接触群の数によって被験体を判別する。
また、前記切替手段は、前記被験体の足裏に接触している電極の内、前記判別された被験体に適するインピーダンス測定に用いる電極を選択し、電流印加電極と電圧測定電極とを切り替える電極切替手段である。
また、前記検出手段は、前記検出された被験体の足裏に接触している電極を用いて、足裏から得られる身体に関する距離情報を取得する距離情報取得手段を更に有する。
また本発明は、前記インピーダンス測定装置の内、少なくとも一つと、体重を入力する体重入力手段と、前記体重以外の身体情報を入力する身体情報入力手段と、前記インピーダンス、体重及び体重以外の身体情報とに基づいて体組成データを算出する体組成データ算出手段とを有する体組成測定装置を提供する。
更に、前記体組成データは、体脂肪、除脂肪、体水分、筋肉又は骨等の、量又は率に関するデータの内、少なくとも一つである。
本発明のインピーダンス測定装置は、人及び足裏に肉球を有する四足動物を被験体とし、前記被験体の足裏に電極を接触させて生体インピーダンスを測定するインピーダンス測定装置であって、前記被験体に応じて接触状態の異なる複数の電極から成る電極群と、前記複数の電極の内、被験体の足裏に接触している電極を検出する検出手段と、前記検出された電極の接触状態に従って、被験体が人であるか四足動物であるかを自動判別する判別手段と、前記判別された被験体に適するインピーダンス測定モードに切り替える切替手段とを有することから、煩わしい設定を要することなく、簡便に人と四足動物とが共用でインピーダンス測定可能である。
また、前記電極群は、被験体の左足に接触させる左足側電極群と右足に接触させる右足側電極群とに分割されて成ることから、前記被験体の足裏と接触している電極を検出する際に、爪先付近及び踵付近に接触している各電極を容易に検出可能である。
また、前記検出手段は、前記電極群の内、任意の2電極間に電流を印加し、被験体の身体を介して通電した2電極を検出する通電検出手段であることから、電流が流れているか否かを検出するだけで、簡便に前記足裏と電極との接触又は非接触を判定可能である。
また、前記検出手段は、各電極に接触を感知する接触感知センサを設け、前記接触感知センサが感知した電極を検出する感知センサ検出手段であることから、各電極一つ一つの接触又は非接触を検出可能であり、精度良く前記電極の接触状態を判定することができる。
また、前記判別手段は、前記被験体の足裏に接触している電極の内、前記被験体の足裏に非接触である電極に囲まれた、1つの電極又は隣り合う複数の電極を1接触群として、前記接触群の数によって被験体を判別することにより、前記1接触群が前記被験体の1つの足裏を示しており、人の場合は2つ、四足動物の場合は4つであることから、簡便に且つ信頼性の高い判別が可能である。
また、前記切替手段は、前記被験体の足裏に接触している電極の内、前記判別された被験体に適するインピーダンス測定に用いる電極を選択し、電流印加電極と電圧測定電極とを切り替える電極切替手段であることから、電極と被験体との接触位置の制限が少なくなり、被験体は電極への足裏の位置合わせが不要となり、より手軽に測定可能である。
また、前記検出手段は、前記検出された被験体の足裏に接触している電極を用いて、足裏から得られる身体に関する距離情報を取得する距離情報取得手段を更に有することから、被験体が人の場合は、爪先から踵までの距離から身長を推定可能であり、四足動物の場合は、体長の代替となる前後足間距離を取得可能である。
また、本発明の体組成測定装置は、前記インピーダンス測定装置の内、少なくとも一つと、体重を入力する体重入力手段と、前記体重以外の身体情報を入力する身体情報入力手段と、前記インピーダンス、体重及び体重以外の身体情報とに基づいて体組成データを算出する体組成データ算出手段とを有し、前記体組成データは、体脂肪、除脂肪、体水分、筋肉又は骨等の、量又は率に関するデータの内、少なくとも一つであることから、人及び四足動物共に、詳細な体組成データを算出可能であり、四足動物と共に健康管理を行なうことができる。
本発明のインピーダンス測定装置は、人及び足裏に肉球を有する四足動物を被験体とし、前記被験体の足裏に電極を接触させて生体インピーダンスを測定するインピーダンス測定装置であって、前記被験体に応じて接触状態の異なる複数の電極から成る電極群と、前記複数の電極の内、被験体の足裏に接触している電極を検出する検出手段と、前記検出された電極の接触状態に従って、被験体が人であるか四足動物であるかを自動判別する判別手段と、前記判別された被験体に適するインピーダンス測定モードに切り替える切替手段とを有して構成する。
また、前記電極群は、被験体の左足に接触させる左足側電極群と右足に接触させる右足側電極群とに分割されて成る。
また、前記検出手段は、前記電極群の内、任意の2電極間に電流を印加し、被験体の身体を介して通電した2電極を検出する通電検出手段である。
また、前記検出手段は、各電極に接触を感知する接触感知センサを設け、前記接触感知センサが感知した電極を検出する感知センサ検出手段である。
また、前記判別手段は、前記被験体の足裏に接触している電極の内、前記被験体の足裏に非接触である電極に囲まれた、1つの電極又は隣り合う複数の電極を1接触群として、前記接触群の数によって被験体を判別する。
また、前記切替手段は、前記被験体の足裏に接触している電極の内、前記判別された被験体に適するインピーダンス測定に用いる電極を選択し、電流印加電極と電圧測定電極とを切り替える電極切替手段である。
また、前記検出手段は、前記検出された被験体の足裏に接触している電極を用いて、足裏から得られる身体に関する距離情報を取得する距離情報取得手段を更に有して成る。
また、本発明の体組成測定装置は、前記インピーダンス測定装置の内、少なくとも一つと、体重を入力する体重入力手段と、前記体重以外の身体情報を入力する身体情報入力手段と、前記インピーダンス、体重及び体重以外の身体情報とに基づいて体組成データを算出する体組成データ算出手段とを有して構成する。
更に、前記体組成データは、体脂肪、除脂肪、体水分、筋肉又は骨等の、量又は率に関するデータの内、少なくとも一つである。
本発明の実施例1は、被験体の左足側及び右足側の足裏に各々接触させる、短冊状の電極を複数並べた左足側及び右足側電極群の各々において、足裏に接触する電極を検出し、前記検出された電極の接触状態に従って、被験体が人か四足動物かを自動で識別し、被験体に応じたインピーダンス測定を行い、被験体毎に予め設定してある回帰式を用いて、体組成データの内、体脂肪率を算出する体組成測定装置の例である。
実施例1の体組成測定装置の構成を図1及び図2を用いて説明する。図1は体組成測定装置の外観斜視図であり、図2は電気ブロック図である。
まず図1より、体組成測定装置1は公知の体重測定部2、測定ガイドや測定結果等を表示する表示部3、被験体の身体情報の数値入力等を行なうUP/DOWNキー及び決定キーから成る操作部4及び電源オン/オフスイッチを兼ねており、被験体の身体情報や測定データ等を呼び出すために被験体毎に割り当てた割り当てキー群6を備え、更に前記体重測定部2の載置面上に、短冊状の電極を複数配して成る電極群を左足裏に接触させる電極群と右足裏に接触させる電極群とを別々に設け、各々左足側電極群5a及び右足側電極群5bとして配した。前記左足側電極群は5aから5aまでn個の電極を並べて配して成り、同じく右足側電極群は5bから5bまでn個の電極を配して構成するものである。
また、図2の電気ブロック図を用いて構成を説明する。前記左足側電極群5a及び右足側電極群5bを構成する各n個の電極が各々独立に、インピーダンス測定又は後述する電極の検出において電極特性を切り替える切替部11を介して制御部12に接続されている。前記切替部11は、インピーダンス測定又は電極の検出において、電極に所定の電流を印加する電流印加部13、及びインピーダンス測定において電圧を測定する電圧測定部14に接続しており、前記電流印加部13及び電圧測定部14を各々制御部12に接続して成る。
また、前記電流印加部13は、前記各電極群5a及び5bを構成する各電極の内、2電極間の通電の可否により、前記被験体の足裏が接触している電極を検出する通電検出部15を介して制御部12に接続されている。更に、前記通電を検出された電極の接触状態に基づいて、載置面上の被験体が人か動物かを自動で判別する判別部16、測定に関するデータを記憶しておきデータの格納及び読み込み可能な記憶部17及び測定データを演算する演算部18が各々制御部12に接続されている。更に制御部12は、前記体重測定部2、表示部3、操作部4及び割り当てキー群6に各々接続し、体組成測定装置1に電力を供給する電源19を備えて構成する。
次に、図3乃至図7を用いて、実施例1の体組成測定装置1の動作を説明する。図3は本装置のメイン動作を示すメインフローチャートであり、図4は、被験体の足裏に接触している電極の検出時の動作を示すサブルーチンであり、図5は、前記検出された電極に基づいて被験体の判別と、インピーダンス測定電極の切り替えを示すサブルーチンであり、図6は被験体が人の場合の接触状態を示す一例であり、図7は被験体が四足動物の場合の接触状態を示す一例である。
まず、図3のメインフローチャートにおいて、前記割り当てキー群6の内、被験体に割り当てられた何れかのキーを押して体組成測定装置1の電源をオンすると、ステップS1において、体組成測定装置1の初期設定が成される。続くステップS2において、被験体の身体情報又は本装置1による過去の測定データ等が記憶部17に記憶されているかどうか、すなわち、電源オンした前記割り当てキーへ被験体が登録済みかどうか、記憶部17のデータが読み込まれて判断される。
前記割り当てキーへ被験体が登録済みであればYESに進み、ステップS4において、前記記憶部17から読み込んだ身体情報又は本装置1による過去の測定データ等を表示部3に表示する。また、被験体が登録されていない場合NOに進み、ステップS3において前記操作部4のUP/DOWNキー及び決定キーを用いて、前記身体情報の入力指示を表示部3に表示し、データが入力された後、記憶部17に前記割り当てキーへの割り当てとして記憶され被験体が登録される。ここで前記身体情報は、身長(四足動物の場合は体長)であるとする。登録後、前述と同様にしてステップS4において、登録した身体情報を表示部3に表示する。
ステップS5において、前記身体情報と共に、身体情報の入力確認メッセージが表示部3に表示される。内容に変更又は訂正があれば、前記操作部4に設けたUP/DOWNキーを操作することによりNOに進み、ステップS3に戻り身体情報を再入力する。また、前記身体情報に間違いがない場合、前記操作部4に設けた決定キーを押すことによりYESに進み、各設定を終了し測定段階へと移行する。
ステップS6において、体重測定が行なわれる。まず、表示部3に、被験体の左右足裏を各々前記電極群5a及び5bに接触させ、体組成測定装置1に乗るよう指示を表示する。被験体が体組成測定装置1に乗ると、前記体重測定部2により公知の体重測定が成され、体重値が前記記憶部17に記憶される。
体重値が記憶されると、ステップS7及びステップS8において、図4を用いて後述する、被験体の足裏に接触している電極の検出が成される。
電極が検出されると、ステップS9において、図5を用いて後述する、前記検出された電極の接触状態に基づいて、被験体が人であるか動物であるかの判別と、判別された被験体に応じて、前記制御部12により切替部11を制御し、前記被験体の足裏に接触している電極と、電流印加部13及び電圧測定部14との接続を切り替えることにより、被験体に適するインピーダンス測定モードを選択する。
前記電極切り替えにより、インピーダンス測定モードが選択されると、ステップS10において、前記インピーダンス測定モードに従って、人又は四足動物の内何れかの前記4電極法を用いたインピーダンス測定が成され、測定されたインピーダンスを記憶部17に記憶する。続いて演算部18において、前記測定されたインピーダンスと共に、前記入力された身体情報と前記測定された体重とを記憶部17より込みこむ。更に、前記判別された被験体に基づいて予め記憶部17に記憶してある体脂肪率算出用回帰式を記憶部17より読み込む。前記インピーダンス、身体情報及び体重を前記回帰式に代入して体脂肪率を算出する。
ここで、前記体脂肪率算出用回帰式は、被験体が人の場合、予め人を対象としたDXA法により得られる体脂肪率データと、前記4電極法により測定されたインピーダンス、身体情報及び体重との相関より得られる公知の回帰式である。また、被験体が四足動物であった場合でも人の場合と同様にして、四足動物を対象としたDXA法により得られる体脂肪率データと、前記四足動物の4電極法により測定されたインピーダンス、身体情報及び体重との相関より回帰式を得る。
ステップS11において、前記算出された体脂肪率、体重又は身体情報等を表示部3に表示すると共に、記憶部17に記憶する。
前記表示部3への表示後、割り当てキー群6の内、何れかのキーが押されるか、予め設定してある、結果表示後一定時間経過すると、電源をオフし測定を終了する。
ここで、図4を用いて、前記図3のステップS7及びステップS8において、左足側及び右足側の各電極群5a及び5bにおける、足裏に接触している電極の検出時の動作を説明する。
まずこの電極検出は、前記左足側及び右足側電極群5a及び5b各々において、電極群を構成する各電極の内2つを選択し、前記2電極間に電流を印加して通電の可否を検出するものである。すなわち、通電が検出されれば、2電極間は被験体の身体を介して物理的に接続されていることが示され、前記2電極共に被検体の足裏に接触していることが検出される。前記2電極の組み合わせを順次変えていくことにより、前記被験体の足裏に接触している全ての電極を検出可能とするものである。
ここで、前記左足側電極群5aの任意の1電極を5a(kは、1≦k≦nの範囲で示される整数である。)として表し、前記選択される2つの電極を、電極5a及び5a(i及びjは各々、1≦i<n及び1<j≦nの範囲で示される整数である。)とする。
同様に、前記右足側電極群5bの任意の1電極を5b(kは、1≦k≦nの範囲で示される整数である。)として表し、前記選択される2つの電極を、電極5b及び5b(i及びjは各々、1≦i<n及び1<j≦nの範囲で示される整数である。)とする。
前記図3のステップS7に進むと、図4のステップS21において、制御部12内に設けた電極カウンタにより、電極5aのカウントをi=1として、1つ目の電極5aを選択し、制御部12により制御された切替部11により、電流印加部13に接続する。次にステップS22において、前述と同様にして、制御部12内に設けた別の電極カウンタにより、電極5aのカウントをj=nとして2つめの電極5aを選択し、電流印加部13に接続する。続くステップS23において、前記選択された電極5a及び5aの2電極間に、予め電極検出用として設定してある電流を印加する。
ステップS24において、前記2電極間の通電が検出されたかどうかが、前記電流印加部13に接続されている通電検出部15により判断される。すなわち、前記通電検出部15に電流が検出されれば、前記2電極間は通電しており、2電極共に被験体の足裏に接触していると見なされYESに進み、ステップS25において、前記5a及び5aの2電極が共に前記記憶部17に記憶される。この後、ステップS26において、次の2電極の検出に移行するため、電極5aのカウントをj=j−1として次の電極5an−1を選択し、制御部12により制御された切替部11により電流印加部13に接続する。
また、前記通電検出部15において電流が検出されず、通電していないと判断されると、前記2電極を記憶部17に記憶することなくNOに進み、ステップS26において、前述と同様にして、電極5an−1を電流印加部13に接続する。
前記電極5aのカウントが変更されて電極5an−1が選択されると、ステップS27において、両電極5a及び5aのカウント値が同じかどうか、すなわち前記選択した1つ目の電極5a、ここでは5aに対して、2つ目の電極5aを選択したときの2電極間の通電検出が、前記カウントjの変更による全組み合わせが行なわれたかどうかが判断される。
j=iに達していなければ、まだ全組み合わせが行なわれていないと判断し、ステップS23に進み、前述と同様にして、選択された2電極5a及び5an−1間に電流を印加し、2電極間の通電の検出を繰り返す。
また、j=iに達すると、電極5aに対する電極5aのカウントjの変更による全組み合わせにおいて通電検出が行なわれたと判断されYESに進み、ステップS28において、前記記憶部17に前記電極5aと5aとの組み合わせが一つ以上記憶されているかどうか判断される。前記電極が記憶されていなければNOに進み、ステップS29において、前記一つ目の電極5aのカウントをi=i+1として変更する。ここでは、電極5aを選択し、制御部12により制御された切替部11により電流印加部13に接続する。この後、図4中(1)で示される手順に戻り、ステップS22において、再び二つ目の電極5aとの2電極間の通電検出を行い、以降前述したように、カウントjの変更による全組み合わせを行なう。
また、前記ステップS28において、記憶部17に前記電極が記憶されていた場合には、左足側電極群5aの被験体の足裏に接触している電極が検出されたと判断しYESに進み、図3のメインフローチャートに戻る。
以上は、ステップS7の左足側電極群5aにおける被験体の足裏と電極との接触を検出する動作を説明したが、ステップS8の右足側電極群5bにおいても、同様の動作により、電極の検出が可能であることから、説明は省略する。
また、図5を用いて、前記図3のステップS9において、前記検出された電極に基づく被験体判別及び前記被験体に適する測定モードへの電極切り替え動作を説明する。
図5ステップS31において、前記接触が検出された左足側電極5a及び右足側電極5bを記憶部17から読み込み、続くステップS32において前記電極から足裏との接触状態が判定される。ここで前記接触状態の判定は、人の場合足裏が2つであり、四足動物の場合足裏が4つであることから、前記左足側電極群5a及び右足側電極群5bの各々において、接触が検出された電極の内、隣り合う電極が連続して検出された1群を1接触群として、いくつの接触群があるかを判定するものである。例えば、前記左足側電極群5aにおいて、電極5ak−1、5a及び5ak+1の3電極のみ検出された場合、1接触群であると見なす。
従って、図6に示すように、左右共に1接触群ずつ検出された場合、全電極群において接触群は2つ、すなわち体脂肪測定装置1上に載置されている足裏は2つであると判断し、ステップS33において被験体は人であると判断する。
また、図7に示したように、左右共に2接触群ずつ検出された場合、前述と同様に全電極群において接触群は4つ、すなわち検出された足裏は4つであると判断し、ステップS35において、被験体は左右各々に前脚及び後脚を有する四足動物であると判断する。
更に前記以外の接触群が検出された場合、ステップS37において、検出不良として表示部3にエラー表示し、予め設定した一定時間後に自動で電源オフして終了する。
ステップS33において被験体が人と判断されると、ステップS34において、両足の爪先付近を電流印加電極側とし、踵付近を電圧測定電極側として公知の4電極法による、人用のインピーダンス測定モードへの電極切り替えが成される。
前記図6に示すように、まず、左足側電極群5aにおいて、前記1接触群として検出された電極の内、両端の電極5ak(min)及び5ak(max)を、爪先側及び踵側に接触している電極と見なして記憶部17より読み込み、前記制御部12により切替部11を制御し、電極5ak(min)を電流印加部13に接続し、電極5ak(max)を電圧測定部14に接続して左足側の電極を設定する。
また、右足側電極群5bにおいても、前述と同様にして、5bk(min)を爪先側に接触している電極として電流印加部13に接続し、5bk(max)を踵側に接触している電極として電圧測定部14に接続し、インピーダンス測定電極を設定する。
また、ステップS35において被験体が四足動物であると判断されると、ステップS36において、図16を用いて前述した測定原理に基づいて、4電極法を用いた四足動物用のインピーダンス測定モードへの電極切り替えが成される。すなわち、左前後足裏側を電流印加電極側として動物の体幹部を介して左前後足裏間に電流を印加し、逆側の右前後足裏側を電圧測定電極側として右前後足裏間における電圧を測定することにより、四肢の抵抗の影響を受けずに被験体の体幹部インピーダンスを測定するものである。
従って、前記図7に示したように、左足側電極群5aにおいて、前記足裏との接触が検出された電極の内、両端の電極5ak(min)及び5ak(max)を、前脚及び後脚の足裏に接触している電極として記憶部17より読み込み、前記制御部12により切替部11を制御し、電極5ak(min)及び5ak(max)を電流印加部13に接続して左足側の電極を設定する。
また、右足側電極群5bにおいても、前述と同様にして、検出された内の両端の電極5bk(min)及び5bk(max)を電圧測定部14に接続して、インピーダンス測定電極を設定する。
前記ステップS34及びステップS36においてインピーダンス測定電極が決定すると、図3のメインフローチャートへ戻る。
なお、本実施例において、インピーダンス測定電極は、図3のステップS9、すなわち図5を用いて示したサブルーチンのステップS34及びステップS36により、前記各接触群の端部を示す、電極5ak(min)及び5ak(max)と電極5bk(min)及び5bk(max)とをインピーダンス測定電極として設定したが、前記1接触群が3つ以上の電極から成る場合、前記端部の電極よりも、より確実に足裏に接触している内側の電極を選択する方が望ましい。例えば、5ak(min)+1及び5ak(max)−1と電極5bk(min)+1及び5bk(max)−1を選択することにより、各々1電極分内側の電極を選択させることができる。
本発明の実施例2は、実施例1のように、載置面に配する電極を左足側及び右足側電極群5a及び5bとに分割することなく、載置面上に複数の電極をマトリクス状に配して成る。また足裏と電極との接触の検出においては、実施例1のごとく2電極間の通電を検出することなく、各電極に設けた接触スイッチのオン/オフにより接触及び被接触を判定するものである。更に実施例1においては、インピーダンス測定及び電極検出時に電極の特性を切り替えたが、本実施例2においては、電流印加電圧及び電圧測定電極を同一平面状に隣り合わせて一体に設けた一体型電極を用いて構成するものである。
まず、図8から図11を用いて実施例2の構成を示す。図8は体組成測定装置の外観正面図であり、図9は電極構成を示す図であり、図10は電極部の接触スイッチ機構を示す図であり、図11は体組成測定装置の電気ブロック図である。
ここで、実施例1と同じ構成を示す部分は同じ符号を用いて説明する。
図8より、実施例2の体組成測定装置101は、実施例1と同様に、体重測定部2、表示部3、操作部4及び割り当てキー群6を備えて成り、前記体重測定部2の載置面はカバー部102により覆われ、更に前記カバー部102の載置面には電極105を複数マトリクス状に配した電極群105Pを備えて成る。また、各電極105は直下にプッシュスイッチ108を備え、前記電極105を踏むことによりスイッチオンする接触スイッチ機構を備えて成る。
ここで、前記電極群105Pは、左右方向にX個、前後方向にY個の前記電極105の配列から成り、前記配列をP(x,y)として座標表示し、ここでは、左上端の電極を基準としてP(1,1)とし、右下端の電極をP(X、Y)とする。また図示しないが、前記電極105に対応するプッシュスイッチ108をプッシュスイッチ群108Pとして表す。
図8中に示したA部の拡大図である図9を用いて、前記電極105の構成を説明する。前記電極群105Pの配列を構成する前記電極105は、電流印加電極105c及び電圧測定電極105dとが、同一平面上において絶縁体106に仕切られ一体で構成される。
また、図9中に示したB−B’断面図である図10を用いて前記接触スイッチ機構を説明する。図10は前記電極105が押されていない状態の断面図を示している。前記電極105は、体重測定部2よりバネ107により載置面に上方に向かって支持され、前記絶縁部106の電極を配していない円形のつば上に形成した部分が、カバー部102に当たってストッパーの役割を成すことにより、前記電流印加電極105c及び電圧測定電極105dをカバー部102の載置面よりも高い位置で保つように構成されている。また、前記プッシュスイッチ108は前記バネ107を周囲に配して、電極105の直下に位置して構成している。
よって、被験体が前記体組成測定装置101に乗った際に、前記電極105が足裏によって踏まれると、前記ばね107が縮み、絶縁部106によりプッシュスイッチ108が押され、スイッチオンすることにより前記電極105が被験体の足裏が接触していると検出される。このとき、前記バネ107の力によって、電極105c及び105dが足裏に押し付けられ確実に接触させることが可能となる。また、前記プッシュスイッチ108は各電極105に対応して配されていることから、前記電極配列P(x,y)の内、何れの電極が被験体に接触しているかを簡便に検出可能である。
次に図9を用いて、実施例2の電気ブロック図を、図2に示した実施例1の電気ブロック図との差異を示すことにより説明する。
まず実施例1においては、右足側電極群5aと左足側電極群5bとが分割され、前記各電極5a及び5bが、電流印加部13及び電圧測定部14への接続を切り替える切替部11に接続して構成していたが、実施例2では、前述したように、各電極105を構成する電流印加電極105cと電圧測定電極105dとが、各々切替部111に接続されて成る。
ここで前記切替部111は、前記電極群105Pの内、複数の前記電流印加電極105cの電流印加部13への接続を切り替え、同じく複数の前記電圧測定電極105dの電圧測定部14への接続を切り替えるものである。
また、実施例1において、各電極と被験体の足裏との接触を検出するに当たっては、左右足側電極5a及び5b各々において、2電極間に電流を印加し通電の可否により判定したが、実施例2においては、前述のように各電極105に備えたスイッチ108のオン/オフにより検出することから、図2に示した通電検出部15に代えて、前記スイッチ群108Pがスイッチ検出部109を介して制御部12に接続されて構成する。
その他実施例1と同じ符号を用いて示した部分は、実施例1と同様の構成及び動作であるため、説明を省略する。
実施例2の動作を図12及び図13を用いて説明する。ここでは図3乃至図5を用いて示した実施例1の動作との差異を示す。図12は実施例2のメインフローチャートであり、図13は、実施例2で行なわれる被験体判定とインピーダンス測定電極切り替えを示すサブルーチンである。
図12において、実施例1と同様に個人識別キー群6の内、予め割り当てられた、又は新規登録する個人識別キーにより前記体組成測定装置101の電源をオンすると、以下、ステップS101からステップS106までは、図3に示した実施例1のメインフローチャートのステップS1からステップS6までと同様の手順で動作する。
前記図12のステップS106において、体重が測定されると、続くステップS107において、前記スイッチ群108Pを構成する各スイッチ108の全数のオン/オフを、前記スイッチ検出部109において検出する。これにより検出されたスイッチ108に対応する前記電極105が被験体の足裏と接触していると判断し、前記電極105の配列P(x,y)を記憶部17に記憶する。
ステップS108において、図11を用いて後述する、被験体と前記電極群105Pとの接触状態より被験体の判別と、判別された被験体に合わせたインピーダンス測定のための電極切り替えを行なう。
続くステップS109及びS110においては、図3のステップS10及びS11と同様に動作するものであり、測定終了時も実施例1と同様に、前記割り当てキー群6の何れかを押すか、又は表示後予め設定してある一定時間後に自動で電源オフして終了する。
ここで、図13を用いて、前記図12のステップS108の被験体判別及びインピーダンス測定のための電極切り替え時の動作を説明する。図12のステップS107において、被験体の足裏によって押されているスイッチ108の検出に伴い、対応する電極配列P(x,y)が記憶部17に記憶され、ステップS108に移行すると、図13のステップS131において、前記記憶した電極配列P(x,y)の分布から、隣り合う電極が連続して検出されている電極群を検出する。すなわち、P(x±1,y±1)の範囲で連続している電極を1接触群として検出する。
従って、図14に示すように、接触群が2つ検出された場合、体脂肪測定装置101上に載置されている足裏は2つであると判断し、ステップS133において被験体は人であると判断する。
また、図15に示したように、接触群が4つ検出された場合、前述と同様にして足裏は4つであると判断し、ステップS135において、被験体は左右各々に前脚及び後脚を有する四足動物であると判断する。
更に前記以外の接触群が検出された場合、ステップS137において、検出不良として表示部3にエラー表示し、予め設定した一定時間後に自動で電源オフして終了する。
ステップS133において人であると判別されると、ステップS134において、人用のインピーダンス測定のための電極が自動選択される。すなわち、爪先側に接触させる電流印加電極と、踵側に接触させる電圧測定電極を選択するものである。
従って、前記検出された2つの接触群の内、一方の接触群において、まず、前記接触群を構成する電極配列P(x,y)のy値が最小値を示す電極を配列P(x,ymin)として爪先側に接触している電極であると定義する。前記配列P(x,ymin)の内、xが複数ある場合には、xの中央値を小数点以下四捨五入して整数で求め、電極配列P(xmed,ymin)で表される電極105の電流印加電極105cを、制御部12により制御された前記切替部111により電流印加部13に接続する。
また、前記接触群において、y値が最大値を示す電極をP(x,ymax)として踵側に接触している電極であると定義する。以降前述と同様にxの中央値を求め、電極配列P(xmed,ymax)で表される電極105の電圧測定電極105dを電圧測定部14に接続する。
これにより1接触群、すなわち片足のインピーダンス測定電極が選択されたことになる。もう一方の接触群においても、前述と同様にして電流印加電極及び電圧測定電極が選択された後、図12のメインフローチャートに戻る。
前記ステップS134において四足動物であると判別されると、ステップS136において、四足動物用のインピーダンス測定のための電極が自動選択される。すなわち、検出された4つの接触群各々において、前記接触群を構成する電極105の電極配列P(x,y)のx及びyの中央値を各々求め、前記検出された4つの接触群毎に配列P(xmed,ymed)で示される電極105を選択する。
ここで、四足動物のインピーダンス測定の場合、実施例1と同様に図16に示した測定原理に基づいて、左前後足間に電流を印加し、右前後脚間で電圧を測定することにより、四肢の抵抗分の影響を受けずに体幹部のインピーダンスを測定できることから、実施例2においても同様にインピーダンスを測定する。
このとき、電流印加部13及び電圧測定部14へ接続する電極の決定に際しては、前記4つの接触群毎に配列P(xmed,ymed)で表される4つの電極105の前記xmedを比較し、値の小さい2つの電極を左前後足に接触して電極と見なし、両電極105の電流印加電極105cを、制御部12により切替部111を介して電流印加部13に接続する。
また、残りの二つの電極は右前後脚に接触していると見なし、前記電圧測定部14に電圧印加電極105dを、制御部12により切り替え部111を介して接続して成る。前記と同様にして、インピーダンス電極の決定と共に図12のメインフローチャートに戻る。
なお、実施例2においては、前記電極105が足裏によって踏まれたことを感知する感知センサとしてプッシュスイッチ108を用いたが、前記電極105が踏まれたときの変動量を感知するセンサであれば、触覚センサ、圧力センサ又は光センサ等でも良い。
なお、実施例1及び実施例2においては、図3のステップS3及び図12のステップS103において、身長(四足動物の場合は体長)を身体情報として入力したが、年齢や性別を身体情報の入力項目として追加することにより、年代別や性別等による回帰式の細分化が可能であり、より信頼性の高いデータを得ることもできる。
また、前記身体情報は手動入力したが、予め各電極間距離を既知とすることにより、足裏から得られる身体に関する距離情報を取得することも可能である。例えば、実施例1において、図3のステップS7及びステップS8において被験体の足裏に接触している電極を検出した際、インピーダンス測定電極として用いた両端電極5ak(min)及び5ak(max)の電極間距離、又は電極5bk(min)及び5bk(max)の電極間距離は、被験体が人の場合、爪先から踵付近までの足の大きさを示す値であり、公知の方法を用いて前記足の大きさから身長を推定し、身長の代替値として自動入力することもできる。また、被験体が四足動物の場合、インピーダンス測定電極間距離である体幹部の長さを示しており、前記電極間距離を体長の代替値として自動入力することにより、身体情報として身長又は体長を入力することなく、電源投入後何ら設定を必要とせず、乗るだけで簡便に体脂肪率を測定可能な体脂肪測定装置とすることも可能である。
また、実施例2においても、図12のステップS107に示したスイッチ検出において電極間距離を求めることにより、前述と同様にして距離情報を取得することが可能である。
更に、実施例1及び実施例2においては、体組成データとして体脂肪率を算出したが、前記体脂肪率以外の体組成データも同様に算出可能である。被験体が人であった場合、除脂肪、筋肉、体水分又は骨等の率又は量を求める公知の回帰式を予め記憶部17に記憶しておき、前記体脂肪率算出時と同様にして、演算部18において記憶部17より前記回帰式を読み込んで用いることにより、前記体組成データを算出することも可能である。また、被験体が四足動物であった場合も、人の場合と同様に、各体組成データを算出する回帰式を予め記憶部17に記憶しておくことにより体組成データを算出可能である。ここで、四足動物の各体組成データを求める回帰式は人の場合と同様にして得られる。すなわち、予めDXA法により得られる前記各体組成データと、測定したインピーダンス、体重及び身体情報との相関より回帰式が求まる。
実施例1の外観斜視図である。 実施例1の電気ブロック図である。 実施例1の動作を示すメインフローチャートである。 実施例1の電極検出手順を示すサブルーチンである。 実施例1の被験体判定及び電極切り替え手順を示すサブルーチンである。 被験体が人の場合の電極との接触状態を示す図である。 被験体が四足動物の場合の電極との接触状態を示す図である。 実施例2の外観正面図である。 実施例2の電極を示す拡大図である。 電極の接触スイッチ機構を示す断面図である。 実施例2の電気ブロック図である。 実施例2の動作を示すメインフローチャートである。 実施例2の被験体判定及び電極切り替え手順を示すサブルーチンである。 被験体が人の場合の電極との接触状態を示す図である。 被験体が四足動物の場合の電極との接触状態を示す図である。 4電極法を用いた四足動物のインピーダンス測定原理を示す図である。
符号の説明
1 体脂肪測定装置
2 体重測定部
3 表示部
4 操作部
5a 左足側電極群
5b 右足側電極群
6 割り当てキー
11 切替部
12 制御部
13 電流印加部
14 電圧測定部
15 通電検出部
16 判別部
17 記憶部
18 演算部
19 電源
101 体組成測定装置
102 カバー部
105 電極
105c 電流印加電極
105d 電圧測定電極
105P 電極群

Claims (9)

  1. 人及び足裏に肉球を有する四足動物を被験体とし、前記被験体の足裏に電極を接触させて生体インピーダンスを測定するインピーダンス測定装置であって、
    前記被験体に応じて接触状態の異なる複数の電極から成る電極群と、
    前記複数の電極の内、被験体の足裏に接触している電極を検出する検出手段と、
    前記検出された電極の接触状態に従って、被験体が人であるか四足動物であるかを自動判別する判別手段と、
    前記判別された被験体に適するインピーダンス測定モードに切り替える切替手段とを有することを特徴とするインピーダンス測定装置。
  2. 前記電極群は、被験体の左足に接触させる左足側電極群と右足に接触させる右足側電極群とに分割されて成ることを特徴とする請求項1記載のインピーダンス測定装置。
  3. 前記検出手段は、前記電極群の内、任意の2電極間に電流を印加し、被験体の身体を介して通電した2電極を検出する通電検出手段であることを特徴とする請求項1記載のインピーダンス測定装置。
  4. 前記検出手段は、各電極に接触を感知する接触感知センサを設け、前記接触感知センサが感知した電極を検出する感知センサ検出手段であることを特徴とする請求項1記載のインピーダンス測定装置。
  5. 前記判別手段は、前記被験体の足裏に接触している電極の内、前記被験体の足裏に非接触である電極に囲まれた、1つの電極又は隣り合う複数の電極を1接触群として、前記接触群の数によって被験体を判別することを特徴とする請求項1記載のインピーダンス測定装置。
  6. 前記切替手段は、前記被験体の足裏に接触している電極の内、前記判別された被験体に適するインピーダンス測定に用いる電極を選択し、電流印加電極と電圧測定電極とを切り替える電極切替手段であることを特徴とする請求項1記載のインピーダンス測定装置。
  7. 前記検出手段は、前記検出された被験体の足裏に接触している電極を用いて、足裏から得られる身体に関する距離情報を取得する距離情報取得手段を更に有することを特徴とする請求項1記載のインピーダンス測定装置。
  8. 請求項1乃至7に記載のインピーダンス測定装置の内、少なくとも一つと、体重を入力する体重入力手段と、前記体重以外の身体情報を入力する身体情報入力手段と、前記インピーダンス、体重及び体重以外の身体情報とに基づいて体組成データを算出する体組成データ算出手段とを有する体組成測定装置。
  9. 前記体組成データは、体脂肪、除脂肪、筋肉、体水分又は骨等の、量又は率に関するデータの内、少なくとも一つであることを特徴とする請求項8記載の体組成測定装置。
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