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JP2005220156A - 水分散体およびそれを用いた感圧転写修正テープ - Google Patents

水分散体およびそれを用いた感圧転写修正テープ Download PDF

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Abstract

【課題】 脱溶剤型であって、感圧転写時にクラックを発生せず、切断性が良好で、しかも再筆記時のブリードのない感圧転写修正テープ用の修正被覆層を形成できる水分散体および感圧転写修正テープを提供する。
【解決手段】 紙またはプラスチックフィルムよりなる剥離基材の片面に、少なくとも修正被覆層と粘着層が順次積層されてなる感圧転写層を有する感圧転写修正テープの修正被覆層を形成するための水分散体であって、サイズ剤0.05〜20質量%を、樹脂エマルジョン、水および二酸化チタン等とともに含有する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、感圧転写修正テープの修正被覆層を形成するための水分散体およびそれを用いた感圧転写修正テープに関する。
従来、ボールペン、万年筆、サインペン等の筆記具による筆記描線やタイプライター、PPCコピーによるコピー描線等など、消しゴム等では消せないものを消去・修正する際には、一般に修正液や自動巻き取り機構を持ったカセットタイプの感圧転写修正テープが提供されている。しかしながら、修正液でこのような誤字などを修正した際には、修正液の乾燥時間が長いことや修正箇所が平滑になり難いため再筆記・再印字し難いという問題があった。
また、従来の感圧転写修正テープに使用されている修正被覆組成物は原材料の選択性が幅広いことや、紙やプラスチックフィルムなどの支持体に塗工する際に塗膜乾燥の効率が良いことから一般に有機溶剤を使用した油性インキが用いられている。
しかし、修正被覆層が疎水性であると押圧転写したのち再筆記する場合、特に水性染料インキや水性顔料インキを使用した筆記具で再筆記した際に、インキのハジキや吸い込み不良によりなかなか乾かないという問題がある。また、近年では塗料・接着剤・インキなどの分野において、世界的に揮発性有機化合物(VOC)による環境への影響が問題とされ、脱溶剤型又は水系等の環境対応型への転換が強く求められるようになってきている。
また、修正被覆層用の結合剤として各種熱可塑性合成樹脂エマルジョンを使用し、修正被覆組成物を塗布した際、塗膜の収縮応力によりクラックが発生したり、基材から剥離しやすいという問題があった。これらに対処するために、修正被覆層そのものを親水性にし、バインダー樹脂をアクリル系樹脂でTgが10℃以下の樹脂に限定した被覆剤組成物とすることで水性インキのハジキやクラック、基材からの剥離を防止することが提案されている(特許文献1参照)。
特許文献2においては、有機溶剤を使用せず、修正被覆層にバインダー樹脂としてアクリル系のもろい結合剤およびフィルム形成性の結合剤を含有する水性懸濁液を用いることが提案され、添加剤として剥離剤を含有しないで剥離性の良好な修正テープを得ることができることが記載されている。
特開平5−171078号公報 特表2000−503337号公報
しかし、前記特許文献1および2記載の被覆剤組成物もしくは水性懸濁液では、感圧転写修正テープを転写したのち、再筆記した際の筆記線が滲む(以下、ブリード)という問題の解決が十分でない。また、転写した際の修正被覆層の切断性が十分に満足できるものでなく、またクラックを発生する場合がある。
そこで、本発明は、環境を配慮した脱溶剤型であって、再筆記時の耐ブリード性に優れた感圧転写修正テープの修正被覆層を形成することのできる水分散体、およびそれを用いた感圧転写修正テープを提供することを目的とする。さらには、感圧転写時にクラックを発生せず、且つ良好な切断性を有する修正被覆層を形成できる水分散体、感圧転写修正テープを提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、特定量のサイズ剤を含有する水分散体を用いて修正被覆層を形成させると耐ブリード性に優れ、さらにバインダー樹脂を選ぶことにより、クラックの発生がみられず、良好な切断性を示す感圧転写修正テープを得ることができることを見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明は下記のとおりである。
1)紙またはプラスチックフィルムよりなる剥離基材の片面に、少なくとも修正被覆層と粘着層が順次積層されてなる感圧転写層を有する感圧転写修正テープの修正被覆層を形成するための水分散体であって、サイズ剤0.05〜20質量%(水分散体全量中)を含有することを特徴とする水分散体、
2)ガラス転移温度(Tg)の差が0〜80℃の範囲にある少なくとも二種類のバインダー樹脂をさらに含有する前記1)に記載の水分散体、
3)前記二種類のバインダー樹脂のガラス転移温度(Tg)が10℃を超え90℃以下の範囲にある前記2)に記載の水分散体、および
4)紙またはプラスチックフィルムよりなる剥離基材の片面に、少なくとも修正被覆層と粘着層が順次積層されてなる感圧転写層を有する感圧転写修正テープであって、前記修正被覆層が、前記1)〜3)のいずれか1項に記載の水分散体により形成されていることを特徴とする感圧転写修正テープ。
本発明によれば、特定量のサイズ剤を含有する水性分散体とすることにより、感圧転写修正テープの脱溶剤化が達成され、再筆記時に筆記線の耐ブリード性に優れ、さらにバインダー樹脂を選ぶことにより、感圧転写時にクラックを発生せず、良好な切断性を示す感圧転写修正テープの修正被覆層を形成するための水分散体、およびそれを用いた感圧転写修正テープを提供することができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明は、紙またはプラスチックフィルムよりなる剥離基材の片面に、少なくとも修正被覆層と粘着層が順次積層されなる感圧転写修正テープの修正被覆層を形成する為の水分散体である。本発明における水分散体は、水分散体全量中に、0.05〜20質量%(以下、%と省略する)のサイズ剤を含有する。サイズ剤は感圧転写後の塗膜に再筆記した際のインクの染み込み、或いは修正した文字の塗膜への染み込みを抑えるためのものであり、修正被覆層の耐ブリード性を向上させることができる。
サイズ剤の添加量は水分散体全量に対して0.05〜20%であり、好ましくは、0.2〜10%、より好ましくは1〜5%である。サイズ剤の含有量が0.05%未満では十分な耐ブリード性能を発揮せず、20%を超えると塗膜の強度を低くしてしまうため、感圧転写時にクラックを生じてしまう。サイズ剤としては、ロジン系、アルキルケテンダイマー(AKD)系、アルケニル無水コハク酸系、スチレン系、アクリル系、オレフィン系、合成系等のものが使用できる。なかでもロジン系およびAKD系が好ましい。使用できるサイズ剤の市販品としては、ニューサイズ730、同780、ハーサイズKN−500(以上、ハリマ化成(株))、サイズパインN−771、同N−805、同NT−85、同903、同SA−862(以上、荒川化学工業(株)製)、パルコートE−40、同MP−40(以上、ヤスハラケミカル(株)製)等が挙げられる。
本発明の水分散体には、水性修正被覆層を構成し、かつ乾燥後の適度の塗膜の強度を付与するために、Tgの差が0〜80℃の範囲にある少なくとも二種類のバインダー樹脂をさらに含有することが好ましい。Tgの差が80℃を超えると被覆層の形成性が劣り、好ましくない。Tgの差は、良好な切断性および耐クラック性から、より好ましくは1〜30℃である。
バインダー樹脂は、そのTgが10℃を超え90℃以下の範囲にあることが好ましい。Tgが10℃未満の樹脂は塗膜強度が強すぎ、感圧転写時に切断性の劣るものとなり、90℃を超えると塗膜が形成されなかったり、感圧転写時にクラックを生じるため好ましくない。バインダー樹脂は、水分散体中での分散性からエマルジョンを好ましく使用する。樹脂エマルジョンとしては、Tgが前記範囲にある、例えばアクリル系樹脂エマルジョン、合成ゴムラテックス等を組み合わせて使用すると良好な切断性、耐クラック性を示し、好ましい。
アクリル系樹脂エマルジョンとしては、市販品としてプライマルAC−2235、同AC−2507M、同PR−3232LO(以上、ロームアンドハース(株)製)、アロンA−104(東亞合成(株)製)、ジョンクリル7001、同840、同734、同790(以上、ジョンソンポリマー(株)製)等が挙げられる。合成ゴムラテックスとしては、市販品としてJSR−0640、JSR−0693(以上、JSR(株)製)等が挙げられる。
本発明における水分散体中に、樹脂エマルジョンは、水分散体全量に対して固形分重量として30%以下が好ましく、より好ましくは15〜5%含有させる。二種類の樹脂エマルジョンの混合比は5:1〜1:5であることが好ましく、より好ましくは3:1〜1:3である。この混合比の範囲内にあると、耐クラック性、切断性が良好であり、好ましい。
本発明における修正被覆層は上記のとおり、水性であり、水分散体から形成される。水分散体中、水は30〜60%であることが好ましく、さらに好ましくは40〜50%である。
本発明における水分散体は、高隠蔽性白顔料を含有するが、高隠蔽性白顔料としては二酸化チタンが望ましい。二酸化チタンとしては、高い隠蔽性を示すルチル/アナターゼ型のいずれも用いることができる。具体的には、チタニックスJR−300、同JR−600A、同JR−800、同JR−801(以上、テイカ(株)製)、タイピュアR−706、同R−900、同R−901、同R−931(以上、デュポン・ジャパン・リミテッド(株)製)タイトーンSR−1、同R−310、同R−650、同R−3L、同A−110、同A−150、同R−5N(以上、堺化学工業(株)製)、タイペークR−550、同R−580、同R−615、同R−630、同R−830、同R−930、同A−100、同A−220、同CR−58(以上、石原産業(株)製)、クロノスKR−310、同KR−380、同KR−480、同KA−10、同KA−20、同KA−30(以上、チタン工業(株)製)、バイエルチタンR−FD−1、同R−FD−2、同R−FB−1、同R−FB−3、同R−KB−3、同R−CK−20(以上、独国、バイエル社製)などが挙げられる。これらは単独あるいは複数混合して使用できる。
二酸化チタンは水分散体全量に対して20%以上、好ましくは30〜40%添加する。二酸化チタンの含量が20%未満では修正被覆層の隠蔽性が不十分である。
前記二酸化チタン以外の体質顔料として、所望に応じ無機塩、特に微細シリカ粉、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、タルク、クレー等を適宜組み合わせて用いることが出来る。具体的には、シリカ粉末として、トクシールU、ファインシールB(以上、徳山ソーダ(株)製)、アエロジル200、同300(以上、日本アエロジル(株)製)、サイロイド72、同79(以上、富士デヴィソン(株)製)、カープレックス#80、同#1120(以上、シオノギ製薬(株)製)などが挙げられ、ケイ酸アルミニウムとして、キョーワード700(協和化学工業(株)製)が挙げられ、アルミノケイ酸塩として、アルミニウムシリケートP−820、同P−820A(以上、独国、デグッサ社製)などが挙げられ、炭酸マグネシウムとして軽質炭酸マグネシウム(協和化学工業(株)製)、炭酸マグネシウムTT((株)トクヤマ製)などが挙げられる。これらは単独あるいは複数混合して使用できる。
本発明の水分散体には、前記した成分の他に、顔料分散剤を含有していてもよい。顔料分散剤は、二酸化チタンや体質顔料の分散性を向上させるもので、使用する顔料の種類に合わせて公知の水溶性樹脂や各種界面活性剤などを選択し使用する。水溶性樹脂としては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸などの不飽和カルボン酸又はそのアルキルエステルや、スチレン、アクリロニトリル、酢酸ビニル等のモノマー群より選択して重合した合成高分子や、前記モノマー群より2種以上を選択して共重合した合成高分子を、アルカリ金属塩、アンモニウム塩、アミン塩の形態で使用するものなどが挙げられる。界面活性剤としては、顔料に親和性のある共重合体の溶液や、ブロック共重合体のアルキルアンモニウム塩等が挙げられる。上記の目的にかなうものは市販品として、ジョンクリル57、同61J、同62(以上、ジョンソンポリマー(株)製)、Disperbyk−180、同190、同191、同192(以上、ビックケミー・ジャパン(株)製)等が挙げられる。
その他所望に応じ、エチルアルコール、イソプロピルアルコール等の乾燥促進剤や、ベンゾトリアゾール、エチレンジアミン四酢酸塩などの防錆剤や、尿素、エチレン尿素などの湿潤剤や、ベンゾチアゾリン系、オマジン系などの防腐剤や、シリコ−ン系、アクリル系などの消泡剤や、フッ素系界面活性剤などのレベリング剤など、種々の添加剤やカーボンブラック、酸化鉄、コバルトブルー、群青、クロムグリーン、酸化クロムなどの無機顔料や有機顔料、金属粉顔料、無機蛍光顔料、有機蛍光顔料、着色樹脂粉、着色樹脂球、加工顔料など、種々の着色剤を本発明の目的を損なわない範囲で適宜選択して使用することができる。
本発明の水分散体は、二酸化チタン、顔料分散剤、水、消泡剤、その他所望に応じて加えられる体質顔料や他の各種添加剤を所定の割合で混合して一旦デイスパーザー等の分散機を用いて分散させ、次いでこれをサンドミルやビーズミルなどの混合分散機を用いてさらに混合分散させた後、樹脂エマルジョンおよびサイズ剤を添加して調製することができる。
本発明はさらに、前記水分散体から形成される修正被覆層を有する感圧転写修正テープを提供する。すなわち、本発明の感圧転写修正テープは、紙またはプラスチックフィルムよりなる剥離基材の片面に、少なくとも修正被覆層と粘着層が順次積層されてなる感圧転写層を有する感圧転写修正テープであって、前記修正被覆層が、前記水分散体により形成されていることを特徴とするものである。
剥離基材としては、自動巻取り機構をもつ転写具に適合する曲げ剛性を有するプラスチックフィルムまたは紙が好ましく、プラスチックフィルムとしては、たとえば、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステルフィルム、ポリプロピレンやポリエチレン等のポリオレフィンフィルムを挙げることができる。剥離基材の厚さは3〜30μmが好ましい。剥離基材の片面もしくは両面には、所望に応じてシリコーン樹脂や無機あるいは有機顔料を分散させたシリコーン樹脂等の離型層を形成することができる。
修正被覆層は前記水分散体を剥離基材の片面に塗工して形成する。修正被覆層の厚さは乾燥後において、修正時における隠蔽性を確保するために5〜30μmとするのが好ましい。剥離基材と修正被覆層の厚さの比率は、1:0.5〜1:1.3の範囲に調整することが好ましい。
本発明の感圧転写修正テープにおける粘着層としては特に限定されず、粘着剤を従来公知の方法で塗工することにより形成することができる。粘着剤としては公知のものを全て使用することができ、例えば、アクリル樹脂系、ロジン系、ゴム系、ビニル系などの粘着剤を挙げることができる。これらの粘着剤は溶剤系でも水性でも何れでも良い。粘着層の厚さは乾燥後において0.3〜5μm程度が適当である。
本発明の感圧転写修正テープは前記、剥離基材の片面に、少なくとも前記水分散体からなる修正被覆層と前記粘着層を通常の方法により順次塗工後、乾燥させて製造することができる。
以下、実施例及び比較例を用いて本発明を更に具体的に説明するが、本発明は以下の実施例のみに限定されるものではない。
(実施例1〜3及び比較例1〜3)
下記表1〜6に示す各実施例の組成(数値は質量%)に従い、顔料分散剤、消泡剤と水を混合した後、二酸化チタン、体質顔料を加えて攪拌した後、ディスパーザーにて10分間分散させ、ミルベースとした。これをビーズミルにて5分間分散させた後、樹脂エマルジョン、サイズ剤を加えて混合攪拌し、感圧転写修正テープの修正被覆層を形成するための水分散体を得た。
(実施例1)
Figure 2005220156
(実施例2)
Figure 2005220156
(実施例3)
Figure 2005220156
(比較例1)
Figure 2005220156
(比較例2)
Figure 2005220156
(比較例3)
Figure 2005220156
(性能評価)
得られた各水分散体を、アプリケーターを使用して均一な厚みになるようにポリエステルフィルム(剥離基材)の剥離層上にそれぞれ塗工し、各修正被覆層(乾燥後の厚み20μm)を得た。得られた各修正被覆層について、下記のような方法で性能を評価した。その結果を表7に示す。
(クラック)
前記実施例及び比較例で得られた修正被覆層に水性粘着剤を塗工して、感圧転写修正テープを作成し、その修正被覆層をPPCコピー紙に感圧転写し、クラックが生じていないか目視判定した。
○:クラックなし
×:クラックあり
(切断性)
得られた修正被覆層を5mm長さにスリットし、サンプルとした。このサンプルの両端を固定して引張り試験を行った。引張り速度は30cm/minの速度で、塗膜が破断する際の荷重を測定し、切断性を次の基準で評価した。
○:切断性 15〜35gf
×:切断性 15gf未満もしくは35gfを超える
(耐ブリード性)
上記修正被覆層に油性ボールペン(BC−FL20黒:(株)トンボ鉛筆製)を用いて筆記を行い、数日後に裏面における油性染料のブリード現象の有無を調べる。
○:ブリードなし
×:ブリードあり
(保存性)
60℃、80%の恒温恒湿下において2週間保存したものを感圧転写し、クラック等が生じていないか目視判定した。
○:クラックの発生なし
△:一部クラック発生
×:クラック発生
Figure 2005220156
表7の評価結果から、本発明の水分散体を用いて形成した感圧転写修正テープの修正被覆層は、耐ブリード性に優れ、しかもクラックを生じることなく、優れた切断性および保存性を示すことがわかる。

Claims (4)

  1. 紙またはプラスチックフィルムよりなる剥離基材の片面に、少なくとも修正被覆層と粘着層が順次積層されてなる感圧転写層を有する感圧転写修正テープの修正被覆層を形成するための水分散体であって、サイズ剤0.05〜20質量%(水分散体全量中)を含有することを特徴とする水分散体。
  2. ガラス転移温度(Tg)の差が0〜80℃の範囲にある少なくとも二種類のバインダー樹脂をさらに含有する請求項1に記載の水分散体。
  3. 前記二種類のバインダー樹脂のガラス転移温度(Tg)が10℃を超え90℃以下の範囲にある請求項2に記載の水分散体。
  4. 紙またはプラスチックフィルムよりなる剥離基材の片面に、少なくとも修正被覆層と粘着層が順次積層されてなる感圧転写層を有する感圧転写修正テープであって、前記修正被覆層が、請求項1〜3のいずれか1項に記載の水分散体により形成されていることを特徴とする感圧転写修正テープ。












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