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JP2005212404A - 塗布膜転写具 - Google Patents

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JP2005212404A
JP2005212404A JP2004024700A JP2004024700A JP2005212404A JP 2005212404 A JP2005212404 A JP 2005212404A JP 2004024700 A JP2004024700 A JP 2004024700A JP 2004024700 A JP2004024700 A JP 2004024700A JP 2005212404 A JP2005212404 A JP 2005212404A
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Yasuo Narita
康夫 成田
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Plus Stationery Corp
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Abstract

【課題】
転写テープの操出と巻取りが円滑に実施されることにより、使用時の感触が滑らかで使用感のよい塗布膜転写具を提供することを課題とする。
【解決手段】
供給リールに装着されるテープモジュールの上面または下面と隣接して配設される部材のうちいずれか一方または両方の部材のテープモジュールとの隣接面に複数の支持突起を配設してテープモジュールを支持突起の頂部によって支持することにより、テープモジュールとの接触面に脱漏した糊剤による糊着面積を減少させ、テープモジュールの回転を円滑にする。
【選択図】
図2

Description

本発明は、搬送媒体となる樹脂テープまたは紙テープの表面に糊剤が設けられる転写テープをボビンに巻装して成るテープモジュールが装填される塗布膜転写具の構成に関する。
従来から、糊の貼付や誤字の修正に用いる塗布膜転写具が販売されていた。
このような塗布膜転写具の構成としては、未使用の転写テープが巻装されるテープモジュールが装着される供給リールと、供給リ―ルから引き出されて使用された使用済み転写テープが巻着される巻取ボビンが装着される巻取リールと、前記供給リールと巻取リールとを連動させるリール連動手段とを備えており、供給リールの軸部には供給リールと巻取リールのテープ搬送量の差を吸収すると共に転写テープの緊張を一定に保つスリップ機構が設けられたものが一般的であった。
そして、これに使用される転写テープとしては、搬送媒体となる樹脂テープまたは紙テープの表面に、このテープ表面から容易に剥離可能な転写膜が設けられるものが使用され、この転写テープは、樹脂または紙製のボビンに巻装して成るテープモジュールとして提供されていた。
ところで、転写膜が糊であるテープ糊の場合には、糊剤を塗布した転写テープが巻装されるテープモジュールの上下面から微量ではあるものの、糊剤が脱漏することが知られている。この現象は、転写膜に使用されるゲル状の糊剤が僅かではあるものの流動性を有していることが原因であり、例えば転写テープがボビンにきつく巻装される場合や、搬送媒体となるテープ面に塗布される糊剤の粘度が低い場合や、テープモジュールが高温下で保存される場合などに発生しやすくなるものであった。
この問題は塗布膜転写具に限らず粘着テープ類全般に見られる問題であり、例えばセロハンテープなどでも、暫く使用しているとボビンに巻装されるテープの側面にゴミや埃が付着してしまい、貼付したテープの側部が黒ずんで美観が損なわれることがあるが、これも糊剤が上下面から脱漏していることが原因である。セロハンテープの場合にはこのような現象が発生しても美観が損なわれるだけであって、使用時における利便性や快適さには支障が少ないため、この現象はさほど重要な問題とはならないが、テープ糊の場合には問題はより重大であった。
なぜなら、テープ糊では転写テープがテープモジュールから引き出される際に、テープモジュールの上下面が塗布膜転写具の内部と接触した状態でテープモジュールが回転されるため、テープモジュールの上下面から糊剤が脱漏しているとテープモジュールが塗布膜転写具の内部に糊着されて円滑な回転が妨げられるだけでなく、場合によってはテープモジュールが回転不能に陥ることにもなりかねないからである。
この問題を改善する手段としては、巻装される転写テープの上下面から糊剤が脱漏しないように粘度の高い糊を使用する、塗布膜転写具の内部とテープモジュール上下面との接触面積を減らすことにより糊着部の接着力を減少させる、テープモジュール上下面に樹脂フィルムを貼付するなどの対策が案出されていた。
しかしながら、糊の粘度調整は使用時における利便性や快適さを損なわない範囲で行わなければならないため、狭い範囲でしか調節が行えないという問題があった。また、テープモジュール上下面に樹脂フィルムを貼付する方法には製造工程が増える、商品の美観を損なうなどの問題があった。
そのため、糊の粘度調整だけで十分な効果が得られない場合には、塗布膜転写具の内部とテープモジュールの上下面との接触面積を減らすためにテープモジュール下部に細長形状の糊着防止リブを離隔して複数配設し、テープモジュールに糊着される部位が容易に剥がれるように構成されるものが案出された。
例えば、下記特許文献に開示される塗布膜転写具が挙げられる。
特開2003-80893号公報 この発明よれば、図7に示すように供給リールを構成する歯車部材の上面に細長形状の糊着防止リブ531を歯車軸の中心から放射状に四つ配設し、歯車部材の上方から装着されるテープモジュールがこれらの糊着防止リブの頂部によって支持される構造が示されている。
しかしながら、糊着防止リブを配設した場合には、糊着防止リブ全体が糊剤で糊着されてしまうと糊着部が剥離しにくくなるという問題が存在していた。
本発明は、前記従来技術の問題点に鑑み成されたものであり、糊着防止リブに代わる支持突起を配設することにより、テープモジュールの糊着を軽減することができる塗布膜転写具を提供することを課題としている。
請求項1記載の発明は、
転写テープをボビンに巻装して成るテープモジュールが装着される供給リールと、
供給リールに装着されるテープモジュールから引き出されて使用された使用済み転写テープが巻着される巻取リールと、
供給リールと巻取リールとを連動回転させるリール連動手段と、
供給リールに装着されるテープモジュールから引き出されるテープ量と巻取リールに巻着されるテープ量とを同量に保つと共に、転写テープの緊張度合いを一定に維持するために供給リールまたは巻取リールに設けられるスリップ機構と、
供給リールに装着されるテープモジュールから引き出された転写テープが掛架され、掛架された転写テープを被転写面に圧接することにより塗布膜の転写を行う転写ヘッドとを有する塗布膜転写具であって、
供給リールに装着されるテープモジュールの上面または下面と隣接して配設される部材のうちいずれか一方または両方の部材のテープモジュールとの隣接面に複数の支持突起を配設してテープモジュールを支持突起の頂部によって支持することにより構成される。
なお、テープモジュールと隣接して配設される部材部材には、供給リールを構成する部材や塗布膜転写具のケースなどがある。
又、請求項2記載の発明は、
供給リールと同軸に配設されてこれと共に駆動される供給リール歯車と、
巻取リールと同軸に配設されて巻取リールを駆動する巻取リール歯車と、
供給リール歯車と巻取リール歯車の双方に噛合する状態でケース内部に回転自在に軸支されるリール連動歯車と、
供給リール歯車と同軸に配設されるスリップ機構とを備え、
供給リール歯車の上部からスリップ機構を介して装着されるテープモジュールを供給リール歯車上面に配設される支持突起の頂部によって支持することにより、テープモジュールと供給リール歯車との接触面に生じる糊着部の面積を減少させることにより構成される。
本発明によれば、テープモジュールの上下両側面のうち一方または両方を支持突起の頂部によって支持することにより、糊剤の脱漏が発生するテープモジュールの上下面と塗布膜転写具内部との接触面積を減らして接触部における糊着を抑えることが可能となる。
また、接触部における糊剤の浸潤を防止して、テープモジュールの上下面から脱漏した糊剤が付着する部位を支持突起の頂部だけに止めることが可能となる。
これにより、糊着部を比較的容易に剥離して転写テープの操出と巻取を円滑に実施することが可能となるため、使用時の感触が滑らかで使用感のよい塗布膜転写具を提供することが可能となる。
本発明は、転写層の搬送媒体となる搬送テープの表面に糊剤等から成る転写層が設けられる転写テープ41をテープボビン42に巻装して構成されるテープモジュール4Aを装着して使用される塗布膜転写具1であり、供給リール歯車21の上面に支持突起21aが螺旋状に配設されることを特徴としている。
塗布膜転写具1の上ケース1Aと下ケース1Bは組立可能に形成されており、その内部にはテープモジュール4Aが装着される供給リール2と、この供給リール2に装着されるテープモジュール4Aから引き出されて使用された使用済み転写テープが巻着される巻取ボビン31が装着される巻取リール3が配設されている。
そして、前記供給リール2と巻取リール3がリール連動手段(連動歯車6)によって連動されている。
そして、供給リール2または巻取リール3に設けられるスリップ機構によって、供給リール2に装着されるテープモジュール4Aから引き出されるテープ量と巻取ボビン31に巻着されるテープ量とが同量に保たれると共に、転写テープ41の緊張度合いが一定に維持されている。
また、塗布膜転写具1の一端には、前記テープモジュール4Aから引き出された転写テープ41が掛架される転写ヘッド5が設けられており、この転写ヘッド5に掛架された転写テープ41を被転写面に圧接することにより塗布膜の転写作業が可能とされている。
また、前記供給リール2に設けられる供給リール歯車21の上面には、基部面積が1mm2程度であり高さが0.5乃至1mm程度に形成される複数の支持突起21aが螺旋状に配設されている。支持突起21aの形状は、図5に示すように半球状等、頂部に角がなく滑らかに形成されていることが好ましい。配設個数は使用されるテープモジュール4Aのサイズによって適宜変更する必要があるが、テープモジュール4Aの直径が30乃至40mm程度である場合には、15乃至30個程度配設することが好ましい。
これにより、テープモジュール4Aが支持突起21aの頂部により安定して支持され、テープモジュール4Aの下面と供給リール歯車21の接触が防がれる。
そのため糊着部は支持突起の頂部のみとなり糊着部の面積が減少するので、糊着部が容易に剥離可能となり、テープモジュール4Aの回転が円滑となる。
以下、本発明に係る実施例を図を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明に係る塗布膜転写具1の外観を示しており、図2はその内部構成を示している。
図3は、図1に示す供給リールに取付けられたテープモジュール4Aの支持状態を示す図と、供給リール歯車近傍の断面図を示している。
図4は、図1に示す塗布膜転写具の分解斜視図を示している。
図1及び図2に示すように、本発明は塗布膜転写具であって、上ケース1Aと下ケース1Bの内部には、転写テープ41をテープボビン42に巻装して成るテープモジュール4Aが装着される供給リール2と、前記テープモジュール4Aから引き出されて使用された使用済み転写テープが巻着される巻取ボビン31が装着される巻取リール3とが設けられている。
そして、この供給リール2と巻取リール3がリール連動歯車6によって連動されている。
また、塗布膜転写具1の一端には、供給リール2に装着されるテープモジュール4Aから引き出された転写テープ41が掛架される転写ヘッド5が設けられている。
この転写ヘッド5を被転写面に圧接することにより、転写ヘッド5に掛架された転写テープに設けられる塗布膜を被転写面に転写することが可能となっている。
そして、図3及び図4に示すように、供給リール2にはスリップ機構22が設けられており、このスリップ機構22によって供給リール2に装着されるテープモジュール4Aから引き出されるテープ量と巻取ボビン31に巻着されるテープ量とが同量に保たれると共に、転写テープ41の緊張度合いが一定に維持されている。
さらに、この供給リール2に設けられる供給リール歯車21には支持突起21aが設けられており、スリップ機構22を介して上方から装着されるテープモジュール4Aがこの支持突起21aによって支持されて供給リール歯車21上で回転自在となっている。
テープモジュール4Aの構成
テープモジュール4Aは、樹脂成型して円筒状に形成されるテープボビン42に転写テープ41を巻装して構成されている。この転写テープ41としては、ポリエステルフィルム等の樹脂テープから成る搬送テープの表面に糊剤から成る転写層を搬送テープ表面から剥離可能に設けたものが使用されている。
なお、前記搬送テープには紙テープを使用することも可能である。
供給リール2の構成
供給リール2も樹脂成型して形成されており、上面に支持突起が設けられた供給リール歯車21と、これと同軸に配設されるスリップ機構22とによって構成されている。供給リール歯車21と、スリップ機構22は軸11aに緩挿された後、止め具23を軸11aの頂部に取付けると共に止め棒24を軸11aに嵌合することによって軸11aから脱落しないように係止されている。
スリップ機構22の構成
スリップ機構22は、摩擦布22bとテープモジュール装着部材22aを供給リール歯車21の軸部21cに緩挿して後、止め具23を軸11aの頂部に取付けると共に止め棒24を軸11aに嵌合することによって取付けられている。
これにより、テープモジュール装着部材22aが供給リール歯車21の上面に摩擦布22bを押圧しつつ供給リール歯車21上で回転自在となるよう軸支されている。
そして、前記テープモジュール装着部材22aに嵌着されるテープモジュール4Aの回転がこのスリップ機構22を介して供給リール歯車21に伝達可能となっている。
前記スリップ機構22は摩擦クラッチであり、テープモジュール4Aから引き出される転写テープ41の引き出し量と巻取リール3に装着される巻取ボビン31巻着される使用済み転写テープの巻取り量を等しくすると共に、転写テープ41の緊張を一定に保つ働きをしている。
つまり、転写ヘッド5をスライドさせることによってテープモジュール4Aから転写テープ41が引き出される際に、巻取ボビン31に巻着される使用済み転写テープの巻取り量が転写テープ41の引き出し量を超過するように構成することにより、転写テープ41の弛みが防止されており、転写テープ41の緊張が必要以上に高まる前にスリップ機構22が滑動して転写テープの張力を下げることにより、転写テープ41の切断が防止されると共に転写テープの緊張が略一定に保たれている。
供給リール歯車21の構成
供給リール歯車21は、回動ケース11に立設される軸11aに緩挿されて回転自在に取り付けられている。該歯車は、リール連動歯車6と噛合されており、転写ヘッド5をスライドさせることによりテープモジュール4Aから転写テープ41が引き出される際にテープモジュール4Aと共に回転され、噛合関係にあるリール連動歯車6を回転させる。
この供給リール歯車21の上面には支持突起21aが複数配設されており、供給リール歯車21上に装着されるテープモジュール4Aが供給リール歯車21に固着されにくいように構成されている。
これにより、前記スリップ機構22が作動してテープモジュール4Aが供給リール歯車21上で回転される際に、テープモジュール4Aが円滑に回転可能とされている。
リール連動歯車6の構成
リール連動歯車6は、回動ケース11に立設される軸11bに緩挿して回転自在に取り付けられており、供給リール歯車21および巻取リール歯車3cと噛合されている。この歯車を設けることにより、巻取リール3と供給リール歯車21が連動され、同方向に回転可能とされている。
巻取リール3の構成
巻取リール3は、回動ケース11に立設される軸11cに緩挿して回転自在に取り付けられており、フランジ3aの下部に設けられる巻取リール歯車3cがリール連動歯車6と噛合されている。この巻取リール3には巻取ボビン31が上方から装着され、巻取ボビン31の内部に形成される係止リブ31aと巻取リール3の外周に形成される係止リブ3bが係止することにより、巻取リール3と巻取ボビン31が一体的に回転可能とされている。
なお、本実施例においては、巻取リール3に装着される巻取ボビン31に使用済み転写テープを巻着する構成を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、巻取リール3に直接転写テープを巻着する構成とすることも可能である。
テープユニット4の構成
テープユニット4は、テープモジュール4Aのテープボビン42と巻取ボビン31の上部を各々樹脂製の連結シート43に設けられる取り付け穴43aと43bに取付けて構成されている。
そのため、転写テープ41を全て使い終わった際にこのユニットを取り外して新しいものと交換することが可能であり、転写テープの交換作業が容易となっている。
次に、図5及び図6を参照して支持突起21aの形状と配置に関し説明する。
図4は、供給リール歯車21に設けられる支持突起21aの形状と配置に関し、本発明がとり得る構成例を示している。
図5(A)は、図2に示すものよりも複数の支持突起21aを設けて構成されている。各支持突起21aの形状は共通しており、基部面積が0.5乃至1mm2程度、高さが0.3乃至0.5mm程度のなだらかな山形に形成されている。
このように支持突起21aの配設個数を増やすことによりテープモジュール4Aの安定した支持が可能となる。ただし、支持突起21aの数を増やすとそれに比例して接触面積も増えるため、支持突起21aの配設個数を増やす場合には個々の支持突起21aを小型化してテープモジュール4A下面との接触面積の増加を抑える必要がある。
図5(B)は、5つの支持突起21aを連設してなる支持突起列を中心から放射状に三列配置した構成例を示している。一つの支持突起列の占める基部の総面積が糊着防止リブのそれと同程度に形成した場合には、糊着防止リブよりもテープモジュール4Aとの接触面積を低減することができる。また、糊着防止リブの場合には、糊着防止リブの頂部全体がテープモジュール4A下面と接触するため、糊着防止リブの長手方向に糊が浸潤しやすいが、支持突起列の場合には支持突起21aの頂部のみがテープモジュール4Aの下面と接触するため、支持突起列の長手方向に糊が浸潤することはなくなる。
図5(C)は、リング状の支持突起21aを配設した構成を示しており、図6(A)はその断面構造を示している。図6(B)に示すような山形支持突起21aの場合には、支持突起21aのサイズが小さくなるとテープモジュール4Aを構成するテープ層の横ずれによって発生する凹部に支持突起21aが埋没しやすくなるが、本実施例のようにリング状に形成した支持突起21aであれば1つの支持突起21aが複数のテープ層を支持することになるため、テープ層の横ずれが発生しにくくなり、このような問題を改善することができる。
図5(D)は、形状の異なる支持突起21aを設けた構成を示している。このように、本発明に設けられる支持突起21aは1種類に限らず、形状が異なる2種類以上の支持突起21aを設けて構成することもできる。
図5(E)は、基部の形状が楕円形に形成される支持突起21aを設けた構成を示している。このような楕円形の支持突起21aを設けることにより、1つの支持突起21aが支持する面積が広くなるため、基部が円形の支持突起21aを設ける場合よりも少数の支持突起21aで十分な効果を得ることができる。
なお、支持突起21aの短軸と長軸との半径比は1対2程度までにしたほうが好ましい。これよりも半径比が高くなる場合には糊着防止リブと機能面での差異が少なくなってしまうためである。
図5(F)は、支持突起を21a環状に配列した構成を示している。支持突起21aを環状に配列することにより得られる格別の効果は特にはないが、デザイン面で必要性があれば、このような配列にすることも可能である。
本発明は、供給リールに装着されるテープモジュールの上面または下面と隣接して配設される部材のうちいずれか一方または両方の部材のテープモジュールとの隣接面に複数の支持突起を配設してテープモジュールを支持突起の頂部によって支持することにより、脱漏した糊剤による糊着部の面積を減少させるものである。
これにより、使用時における転写テープの操出と巻取りが円滑に実施可能となり、使用感のよい塗布膜転写具を提供することが可能となる。
本発明に係る塗布膜転写具の外観を示す図である。 本発明に係る塗布膜転写具の内部構成を示す図である。 図1に示す供給リールに取付けられたテープモジュールの支持状態を示す図と、供給リール歯車近傍の断面図である。 図1に示す塗布膜転写具の分解斜視図である。 供給リール歯車21に設けられる支持突起の形状と配置に関し、他の構成例を示す図である。 支持突起の拡大断面図である。 従来の塗布膜転写具に設けられる糊着防止リブの一例を示す図である。
符号の説明
1 塗布膜転写具
1A 上ケース
1B 下ケース
11 回動ケース
11a 軸
11b 軸
11c 軸
2 供給リール
21 供給リール歯車
21a 支持突起
22b 摩擦布
21c 軸部
22 スリップ機構
22a テープモジュール装着部材
23 止め具
24 止め棒
3 巻取リール
3a フランジ
3c 巻取リール歯車
3b 係止リブ
31 巻取ボビン
32a 係止リブ
4 テープユニット
4A テープモジュール
41 転写テープ
42 テープボビン
43 連結シート
43a 取付け穴
43b 取付け穴
5 転写ヘッド
6 リール連動歯車

Claims (2)

  1. 転写テープをボビンに巻装して成るテープモジュールが装着される供給リールと、
    供給リールに装着されるテープモジュールから引き出されて使用された使用済み転写テープが巻着される巻取リールと、
    供給リールと巻取リールとを連動回転させるリール連動手段と、
    供給リールに装着されるテープモジュールから引き出されるテープ量と巻取リールに巻着されるテープ量とを同量に保つと共に、転写テープの緊張度合いを一定に維持するために供給リールまたは巻取リールに設けられるスリップ機構と、
    供給リールに装着されるテープモジュールから引き出された転写テープが掛架され、掛架された転写テープを被転写面に圧接することにより塗布膜の転写を行う転写ヘッドとを有する塗布膜転写具であって、
    供給リールに装着されるテープモジュールの上面または下面と隣接して配設される部材のうちいずれか一方または両方の部材のテープモジュールとの隣接面に複数の支持突起を配設して、テープモジュールを支持突起の頂部によって支持することにより、テープモジュールとの接触面に生じる糊着部の面積を減少させて円滑なテープ送りを可能としたことを特徴とする塗布膜転写具。
  2. 本発明は、請求項1記載の塗布膜転写具であって、
    供給リールと同軸に配設されて供給リールと共に駆動される供給リール歯車と、
    巻取リールと同軸に配設されて巻取リールを駆動する巻取リール歯車と、
    供給リール歯車と巻取リール歯車の双方に噛合する状態でケース内部に回転自在に軸支されるリール連動歯車と、
    供給リール歯車と同軸に配設されるスリップ機構とを備え、
    供給リール歯車の上部からスリップ機構を介して装着されるテープモジュールを供給リール歯車上面に配設される支持突起の頂部によって支持することにより、テープモジュールと供給リール歯車との接触面に生じる糊着部の面積を減少させて円滑なテープ送りを可能としたことを特徴とする塗布膜転写具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016203405A (ja) * 2015-04-16 2016-12-08 ゼネラル株式会社 転写具付筆記具
CN107555212A (zh) * 2016-07-01 2018-01-09 国誉株式会社 转印用具

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