JP2005211179A - パンツ型使い捨ておむつ - Google Patents
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Abstract
【課題】 着用時に接合部が着用者の肌を刺激して不快感を与えることのない、優れた着用感を有するパンツ型使い捨ておむつを提供する。
【解決手段】 前身頃と、後身頃と、これら前後身頃の間に位置する股下部とを有し、前記前身頃と後身頃の相対する両側縁部を接合してウエスト周り開口部と一対の脚周り開口部を形成し、前記各開口部に沿ってウエスト周り伸縮弾性部材と脚周り伸縮弾性部材を所定幅で配置したパンツ型使い捨ておむつにおいて、
前記前身頃と後身頃の相対する両側縁部は、両側縁部に沿って全長にわたって所定幅の接合部を形成するように接合されており、かつ、該接合部のうち、少なくとも前記ウエスト周り開口部側端部から長手方向に所定長さの領域及び/又は脚周り開口部側端部から長手方向に所定長さの領域が非伸縮性接合部であることを特徴とするパンツ型使い捨ておむつ。
【選択図】 図1
【解決手段】 前身頃と、後身頃と、これら前後身頃の間に位置する股下部とを有し、前記前身頃と後身頃の相対する両側縁部を接合してウエスト周り開口部と一対の脚周り開口部を形成し、前記各開口部に沿ってウエスト周り伸縮弾性部材と脚周り伸縮弾性部材を所定幅で配置したパンツ型使い捨ておむつにおいて、
前記前身頃と後身頃の相対する両側縁部は、両側縁部に沿って全長にわたって所定幅の接合部を形成するように接合されており、かつ、該接合部のうち、少なくとも前記ウエスト周り開口部側端部から長手方向に所定長さの領域及び/又は脚周り開口部側端部から長手方向に所定長さの領域が非伸縮性接合部であることを特徴とするパンツ型使い捨ておむつ。
【選択図】 図1
Description
本発明は、予めパンツ型に形成されたパンツ型使い捨ておむつに関するものである。さらに詳しくは、本発明は、着用時に接合部が着用者の肌を刺激して不快感を与えることのない、優れた着用感を有するパンツ型使い捨ておむつに関するものである。
従来、パンツ型使い捨ておむつは、前身頃と後身頃における左右の相対する側縁部を接合してウエスト周り開口部と一対の脚周り開口部を形成し、各開口部に沿ってウエスト周り伸縮弾性部材と脚周り伸縮弾性部材を配置したものが知られている。このようなパンツ型の使い捨ておむつは、着用者の汗や尿などの水蒸気によるムレを防止するために通気性を付与する必要があり、さらに、接合部が、着用時には不用意に引き裂かれることがなく、また、廃棄時には容易に引き裂き分離が行なわれる必要がある。そのため、前後身頃の側縁部の接合部を形成する接合線の寸法、形状、配列方法、面積等を規定した使い捨ておむつ(特許文献1、特許文献2、特許文献3)が提案されている。
しかしながら、上記のようなパンツ型使い捨ておむつは、一般に熱溶融性樹脂からなる不織布やフィルムにより形成されており、前後身頃の側縁部の接合は加熱溶融あるいは超音波溶融等のヒートシールによって行なわれているため、ヒートシール処理が施された部分の樹脂が溶融して固まり、硬い接合部が形成されやすくなる。特に、おむつ装着時に着用者の肌と接触しやすいウエスト周り開口部と脚周り開口部の部分は、伸縮弾性部材が配置されているため、伸縮弾性部材の収縮により接合部も収縮して襞を形成するために更に硬くなるものである。そのため、このようなおむつを着用した場合、特に、ウエスト周り開口部と脚周り開口部の部分の硬い接合部により肌が刺激され、着用者に不快感を与えるという問題を有しており、時として着用者の肌を傷付けるという問題を有している。
この問題を改善するために、接合部に柔らかさを付与する方法として、接合部の長手方向に沿って接合部に1本の非接合線を設けたもの(特許文献4、特許文献5)、あるいは2本の非接合線を設けたもの(特許文献6)等が提案されている。
実公平8−7850号公報
実開平7−34814号公報
特開平7−227407号公報
特開平10−137287号公報
特開2003−24382号公報
特開2003−38572号公報
上記の接合部に非接合線を設けたおむつの場合、非接合線を設けた部分は柔らかいため、接合部の柔らかさは改善される。しかし、ウエスト周り開口部と脚周り開口部の部分では、伸縮弾性部材の収縮作用により接合部が非接合線で折れ曲がり、襞が形成されるため、柔らかさは十分には改善されないものである。
本発明は、上記従来のパンツ型使い捨ておむつの有する問題点を克服し、着用時に前記ウエスト周り開口部の接合部及び脚周り開口部の接合部について、その少なくとも一部において着用者の肌を刺激する原因を取り除き不快感を低減した、優れた着用感を有するパンツ型使い捨ておむつを提供するものである。
上記従来のパンツ型使い捨ておむつの有する問題点を解決するための本発明は、以下の各発明を包含する。
(1)前身頃と、後身頃と、これら前後身頃の間に位置する股下部とを有し、前記前身頃と後身頃の相対する両側縁部を接合してウエスト周り開口部と一対の脚周り開口部を形成し、前記各開口部に沿ってウエスト周り伸縮弾性部材と脚周り伸縮弾性部材を所定幅で配置したパンツ型使い捨ておむつにおいて、
前記前身頃と後身頃の相対する両側縁部は、両側縁部に沿って全長にわたって所定幅の接合部を形成するように接合されており、かつ、該接合部のうち、少なくとも前記ウエスト周り開口部側端部から長手方向に所定長さの領域及び/又は脚周り開口部側端部から長手方向に所定長さの領域が非伸縮性接合部であることを特徴とするパンツ型使い捨ておむつ。
前記前身頃と後身頃の相対する両側縁部は、両側縁部に沿って全長にわたって所定幅の接合部を形成するように接合されており、かつ、該接合部のうち、少なくとも前記ウエスト周り開口部側端部から長手方向に所定長さの領域及び/又は脚周り開口部側端部から長手方向に所定長さの領域が非伸縮性接合部であることを特徴とするパンツ型使い捨ておむつ。
(2)前記非伸縮性接合部は、伸縮弾性部材が配置されていない接合部であることを特徴とする(1)項記載のパンツ型使い捨ておむつ。
(3)前記非伸縮性接合部は、前記ウエスト周り開口部及び脚周り開口部の両開口部に沿って前記接合部領域まで延在するように配置されている伸縮弾性部材のうち、該接合部領域内に延在する伸縮弾性部材部分を切断して形成されている接合部であることを特徴とする(1)項記載のパンツ型使い捨ておむつ。
(4)前記接合部は、接合部の幅方向に長くなるように配列された多数の線状のヒートシールパターンにより形成されていることを特徴とする(1)項〜(3)項のいずれか1項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
(5)前記線状のヒートシールパターンは、前記接合部の少なくとも一部において、その中央領域に非ヒートシール部を有する不連続の状態で配列されていることを特徴とする(4)項記載のパンツ型使い捨ておむつ。
本発明のパンツ型使い捨ておむつは、前身頃と後身頃の相対する両側縁部の接合が、両側縁部に形成された、おむつの長手方向に延在する所定幅の接合部によってなされ、かつ、該接合部は、ウエスト周り開口部近傍と脚周り開口部近傍の部分が非伸縮状態になっている。このような構成の本発明の使い捨ておむつは、前記接合部のウエスト周り開口部近傍と脚周り開口部近傍の部分が非伸縮状態であるため、これらの部分が収縮することがない。その結果、この接合部が収縮して襞が形成されることが原因でこの接合部が硬くなるということがないので、おむつ装着時に着用者の肌を刺激して不快感を与えることがなく、優れた着用感を有するものである。
前記接合部における上記のような接合個所のみを非伸縮状態とするための手段としては、前記接合部のウエスト周り開口部近傍と脚周り開口部近傍の部分に伸縮弾性部材を配置しないか、あるいは、これらの部分において既に配置されている伸縮弾性部材を切断するという手段が有効である。
本発明の場合、接合部をその幅方向に長い線状のヒートシールパターンで形成することにより、接合部に適度の強度が付与されるため、おむつ着用時に接合部が引き裂かれることがなく、また、使用済みのおむつを外す場合には接合部を手で簡単に引き裂くことができるため、取り扱いの容易なおむつを得ることができる。
さらに、ヒートシールパターンを、接合部の少なくとも一部において、その中央領域が切断された不連続の状態で配列することにより、接合部に柔らかさが付与されるため、着用感の優れたおむつを得ることができる。
以下、図面を参照して、本発明のパンツ型使い捨ておむつを詳細に説明するが、勿論、本発明はこれらによって何等制限されるものではない。
図1は、本発明のパンツ型使い捨ておむつの1例を示す斜視図である。図1において、パンツ型使い捨ておむつ1は、前身頃2と、後身頃3と、これら両身頃の間に位置する股下部4とを有し、前身頃2と後身頃3の相対する側縁部5が重ね合わされて接合部6によって接合され、ウエスト周り開口部7と一対の脚周り開口部8が形成されると共に各開口部に沿って複数本の糸ゴムからなるウエスト周り伸縮弾性部材9と脚周り伸縮弾性部材10が配置され、さらに、ウエスト周り開口部7と脚周り開口部8の間の腰周り部に複数本の糸ゴムからなる腰周り伸縮弾性部材11が配置されて形成されている。
また、図1において、パンツ型使い捨ておむつ1は、ウェスト周り伸縮弾性部材9と脚周り伸縮弾性部材10が、各々の開口部に沿って接合部6の近傍まで配置されており、接合部6には配置されていない。このようにウエスト周り伸縮弾性部材9と脚周り伸縮弾性部材10を配置することにより、接合部6のウエスト周り開口部側端部領域と脚周り開口部側端部領域が非伸縮状態になっている。ただし、腰周り伸縮弾性部材11は、接合部6内に延在していて、該接合部領域に伸縮性を付与している状態であってもよい。
図2は、図1とは異なる例を示しており、本発明のパンツ型使い捨ておむつを示す平面図である。図2において、パンツ型使い捨ておむつ1は、おむつ1の外面側(着用者の衣類に面する側)のウエスト周り開口部7に沿って、不織布に複数本の弾性糸を取付けて形成した伸縮弾性テープからなるウエスト周り伸縮弾性部材12が、接合部6の近傍まで配置されており、また、脚周り開口部8に沿って、複数本の糸ゴムからなる脚周り伸縮弾性部材10が、接合部6の近傍まで配置されている。この例においても、腰周り伸縮弾性部材11は、該接合部領域に伸縮性を付与している状態であってもよい。
なお、図2では、伸縮弾性テープからなるウエスト周り伸縮弾性部材7をおむつ1の外面側に配置した例を示したが、おむつ1の内面側(着用者の肌に面する側)に配置しても良い。また、脚周り伸縮弾性部材10も、糸ゴムの代わりに上記の伸縮弾性テープを用いることも可能である。
図3は、図1及び図2とは異なる例を示しており、本発明のパンツ型使い捨ておむつの接合部の状態を示す拡大平面図である。図3において、接合部6は、接合部6の幅方向に長い線状の溶融部からなるヒートシールパターン13が所定間隔で多数配列されて形成されている。さらに、ウエスト周り伸縮弾性部材9及び脚周り伸縮弾性部材10は、各々ウエスト周り開口部7及び脚周り開口部8に沿って接合部6まで配置されているが、接合部6のにおいて切断されて非伸縮状態になっている。このように、接合部6において伸縮弾性部材9、10を切断して非伸縮状態にすることにより、接合部6のウエスト周り開口部側端部領域と脚周り開口部側端部領域を非伸縮状態にすることができる。
さらに、接合部6を、接合部6の幅方向に長い線状のヒートシールパターン13で形成することにより、接合部に適度の強度を付与することができるため、おむつ着用時に接合部が引き裂かれることがなく、また、使用済みのおむつを外す場合には接合部を手で簡単に引き裂くことができるため、取り扱いの容易なおむつを得ることができる。
また、伸縮弾性部材の切断方法は、カッターロールとアンビルロールからなる通常のカッター装置を用いて行なっても良く、あるいはヒートシールロールとアンビルロールからなるヒートシール装置により接合部を形成する際に伸縮弾性部材を溶融切断しても良く、特に限定されるものではない。なお、この例においても、腰周り伸縮弾性部材11は、該接合部領域に伸縮性を付与している状態であってもよい。
図4は、図3とは異なる例を示しており、本発明のパンツ型使い捨ておむつの接合部の状態を示す拡大平面図である。図4において、接合部6は、接合部6の幅方向に長い線状のヒートシールパターン13が多数配列されて形成されており、さらに、ウエスト周り伸縮弾性部材9及び脚周り伸縮弾性部材10が接合部6において切断されて非伸縮性接合部が形成されている点は図3の場合と同様であるが、接合部6の長手方向中央領域において、ヒートシールパターン13は、その中央部に非ヒートシール部を有する不連続部14が形成された状態で配列されている。このように、接合部6を形成するヒートシールパターン13として、中央部に不連続部14が形成された状態のものを配列することにより、接合部に柔らかさが付与されるため、着用感の優れたおむつを得ることができる。
なお、図4においては、接合部6の長手方向中央領域のみのヒートシールパターン13に不連続部14を形成した例を示したが、接合部6の全長に亙って不連続部14を有するヒートシールパターンを形成しても良く、あるいは、接合部6のウエスト周り開口部側端部領域と脚周り開口部側端部領域のみに不連続部14を有するヒートシールパターンを形成しても良く、特に制限されるものではない。
本発明のパンツ型使い捨ておむつは、前身頃と、後身頃と、これら前後身頃の間に位置する股下部とを有するパンツを形成する部材をその股下部を介して二つに折り畳み、前身頃と後身頃の相対する両側縁部を接合してウエスト周り開口部と一対の脚周り開口部を形成し、各開口部に沿って伸縮弾性部材を配置して形成される。
具体的には、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、これら両シートの間に配置された吸収体とからなるいわゆる一体型のおむつを用い、これをトップシートを内側にして折り畳み、前後身頃の両側縁部を接合してパンツ型使い捨ておむつを形成することができる。
あるいは、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、これら両シートの間に配置された吸収体とからなる吸収性本体と、吸収性本体が接合され、これを着用者に当てて保持する外装部材とからなるいわゆるツーピース型のおむつを用い、これを吸収性本体を内側にして折り畳み、外装部材の前後身頃の両側縁部を前述のように接合してパンツ型使い捨ておむつを形成することもできる。
本発明において、液透過性のトップシートとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、その他の熱可塑性樹脂を原料とした合成繊維等からなる液透過性不織布に親水化処理を施したものが好適に用いられる。
本発明において、液不透過性のバックシートとしては、微孔を設けたポリエチレンシート、あるいは熱可塑性樹脂にフィラーを加えて延伸したシートのような透湿性のある液体不透過性のシートが用いられる。このようなシートを用いると、ムレが改善されるため快適な着用感が得られる。さらに、このような透湿性のある液体不透過性のシートの外側に不織布からなるカバーシートを貼り合わせた積層構造のシートを用いることもできる。
本発明において、吸収体としては、通常の使いすておむつのような吸収性物品に使用されるものであればいずれも使用することができる。すなわち、綿状パルプと高吸収性ポリマーを併用したもの、さらに熱融着繊維を加えたもの等を使用することができ、全体をティッシュのような親水性シートで包まれているものが好ましい。その他、親水性シートの片面に高吸収性ポリマーの層を設けたもの、2枚の親水性シートの間に高吸収性ポリマーを挟持したもの等のシート状の吸収体も使用することができる。また、吸収体の形状としては、砂時計型でも矩形でも良い。
本発明において、外装部材を有するパンツ型使い捨ておむつとする場合の外装部材としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、その他の熱可塑性樹脂を原料とした合成繊維からなる不織布を用いることができる。外装部材は1層の不織布で形成されていても良く、2層以上の不織布を積層して形成されているものであっても良い。
本発明において、ウエスト周り開口部、脚周り開口部及び腰周り部に配置される伸縮弾性部材としては、天然系、合成系のウレタン糸、糸ゴム、平ゴム等の通常の使いすておむつに使用される伸縮弾性部材をそのまま使用することができ、これらの伸縮弾性部材を伸長状態で配置し、ホットメルト接着剤などにより接着固定される。さらに、これらの伸縮弾性部材を不織布に取付けて形成した伸縮弾性テープを用いることもできる。
本発明において、パンツを形成する部材の両側縁部の接合は、ヒートシールにより行なわれる。すなわち、パンツを形成する部材の前後身頃の両側縁部を外側に突き出した合掌状に重ね合わせ、加圧溶融もしくは超音波溶融を各々単独で行なうか、あるいはこれらを組合せて行なうことができ、これにより両側縁に接合部が形成される。
本発明において、両側縁の接合部は、その幅寸法(不連続部が形成されている場合は不連続部を含めた寸法)はヒートシールパターンの長さと同じであり、3〜15mmであることが好ましい。幅寸法が3mm未満になると接合部の強度が低下し、着用時に引き裂かれ易くなり、また、15mmを越えて広くなると、おむつの見栄えが悪くなると共に、おむつの上に衣類を着用させる場合に着用させ難くなる。
さらに、ヒートシールパターンに不連続部が形成される場合、その長さは、ヒートシールパターンの長さの5〜40%であることが好ましい。不連続部の長さが5%未満になると、接合部に柔らかさが付与され難くなり、また、40%を越えて長くなると、接合部の強度が低下する。
また、両側縁の接合部における非伸縮性接合部は、ウエスト周り開口部側端部及び脚周り開口部側端部からの長さが10mm以上であることが好ましく、20mm以上であることがより好ましい。非伸縮性接合部の長さが10mm未満になると、非伸縮性接合部に隣接して伸縮性の接合部が形成された場合にその影響を受けて非伸縮性接合部に襞が形成され易くなり、おむつの着用感が劣るようになる。
本発明のパンツ型使い捨ておむつは、前身頃と後身頃の相対する両側縁部の接合が、前記両側縁部に形成された接合部によってなされ、かつ、接合部は、前記ウエスト周り開口部側端部領域と脚周り開口部側端部領域の一方もしくは両方が非伸縮状態になっている。このような接合部の構造により、本発明のパンツ型使い捨ておむつは、接合部のウエスト周り開口部側端部と脚周り開口部側端部の少なくともいずれかは収縮して襞が形成されることがなく、硬くなることがないため、おむつ装着時に着用者の肌を刺激して不快感を与えることが抑制されていて、優れた着用感を有するものであり、幼児用を始めとして成人失禁者用のおむつとして有用である。
1:パンツ型使い捨ておむつ
2:前身頃
3:後身頃
4:股下部
5:側縁部
6:接合部
7:ウエスト周り開口部
8:脚周り開口部
9:ウエスト周り伸縮弾性部材
10:脚周り伸縮弾性部材
11:腰周り伸縮弾性部材
12:ウエスト周り伸縮弾性部材
13:ヒートシールパターン
14:不連続部
2:前身頃
3:後身頃
4:股下部
5:側縁部
6:接合部
7:ウエスト周り開口部
8:脚周り開口部
9:ウエスト周り伸縮弾性部材
10:脚周り伸縮弾性部材
11:腰周り伸縮弾性部材
12:ウエスト周り伸縮弾性部材
13:ヒートシールパターン
14:不連続部
Claims (5)
- 前身頃と、後身頃と、これら前後身頃の間に位置する股下部とを有し、前記前身頃と後身頃の相対する両側縁部を接合してウエスト周り開口部と一対の脚周り開口部を形成し、前記各開口部に沿ってウエスト周り伸縮弾性部材と脚周り伸縮弾性部材を所定幅で配置したパンツ型使い捨ておむつにおいて、
前記前身頃と後身頃の相対する両側縁部は、両側縁部に沿って全長にわたって所定幅の接合部を形成するように接合されており、かつ、該接合部のうち、少なくとも前記ウエスト周り開口部側端部から長手方向に所定長さの領域及び/又は脚周り開口部側端部から長手方向に所定長さの領域が非伸縮性接合部であることを特徴とするパンツ型使い捨ておむつ。 - 前記非伸縮性接合部は、伸縮弾性部材が配置されていない接合部であることを特徴とする請求項1記載のパンツ型使い捨ておむつ。
- 前記非伸縮性接合部は、前記ウエスト周り開口部及び脚周り開口部の両開口部に沿って前記接合部領域まで延在するように配置されている伸縮弾性部材のうち、該接合部領域内まで延在している伸縮弾性部材部分を切断することによって形成されている接合部であることを特徴とする請求項1記載のパンツ型使い捨ておむつ。
- 前記接合部は、接合部の幅方向に長くなるように配列された多数の線状のヒートシールパターンにより形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
- 前記線状のヒートシールパターンは、前記接合部の少なくとも一部において、その幅方向中央領域に非ヒートシール部を有する不連続の状態で配列されていることを特徴とする請求項4記載のパンツ型使い捨ておむつ。
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JP2004019244A JP2005211179A (ja) | 2004-01-28 | 2004-01-28 | パンツ型使い捨ておむつ |
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