JP2005210826A - 電動機 - Google Patents
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Abstract
【課題】回転子のブリッジ部から対向する固定子を介して発生する漏れ磁束を低減させることにより、この漏れ磁束によるコギングトルクを低減させ、結果的に騒音を低減させる回転子形状を備えた電動機を提供する。
【解決手段】 回転子8を薄い磁性鋼板を積層して6極の回転子鉄心に形成し、ほぼ円筒状の回転子8の内部に板状の永久磁石31を埋込状に設けている。
また、各永久磁石31の外側に位置する磁性体部33の外端部同志を連結し、かつ非磁性部32の外側に位置する橋絡部であり、磁性体からなるブリッジ部34を設ける。そして、固定子内周面と隙間を隔てて対向し、非磁性部32と対応する回転子8の外周面に切欠部37を設ける。また、突極角を約40°となるように形成する。
【選択図】図3
【解決手段】 回転子8を薄い磁性鋼板を積層して6極の回転子鉄心に形成し、ほぼ円筒状の回転子8の内部に板状の永久磁石31を埋込状に設けている。
また、各永久磁石31の外側に位置する磁性体部33の外端部同志を連結し、かつ非磁性部32の外側に位置する橋絡部であり、磁性体からなるブリッジ部34を設ける。そして、固定子内周面と隙間を隔てて対向し、非磁性部32と対応する回転子8の外周面に切欠部37を設ける。また、突極角を約40°となるように形成する。
【選択図】図3
Description
本発明は、回転子の形状に係わり、より詳細には、インナーロータ型の回転子鉄心の形状を特定し、コギングトルクを減少させて騒音を軽減した電動機に関する。
従来、インナーロータ型の電動機は一例として図7に示すように固定子の内周部に回転子を備えた構造であり、環状の固定子71は、固定子鉄心71cと6組の固定子コイル73u,73v,73w及び74u,74v,74wとにより構成されている。固定子鉄心71cは略環状をなしており、この固定子鉄心71cの内周面側には開孔部71bを有する半閉形スロット71aが、12個等間隔となるように円周状に形成されている。
そして、この半閉形スロット71aには、6組の固定子コイル73u,73v,73w及び74u,74v,74wをそれぞれ所定の半閉形スロット71aに巻回収納されて配置している。これら各固定子コイル73u乃至74wには、三相の直流励磁電流が夫々供給されるように構成されている。
また、固定子71の同心円内周部には、固定子71の内周面との間に若干の空隙部分80を均一となるように回転子82が配置されている。この回転子82は、図8においても示しているように、略円環状の薄板状の珪素鋼板を多数積層してなる回転子鉄心82cと、この回転子鉄心82cの中心位置に嵌着されている回転軸85、及びフェライト製の4つの界磁用永久磁石86,87,88及び89により構成されている。
界磁用永久磁石86乃至89は、ほぼ正方形状をなし直交する位置で、かつ中心位置において回転軸85を包囲するように配置固定されている。これら4本の界磁用永久磁石86乃至89のうち、互いに対向している位置に配置された一対の界磁用永久磁石86及び88は、回転子82の外周面がN極となるように着磁されており、もう一方の対をなす界磁用永久磁石87及び89は、逆にS極に着磁されている。
界磁用永久磁石86の半径方向外周側の面と、上記空隙部分80とに挟まれた回転子鉄心2c部分においては、上述のように固定子コイル1相分の通電区間が120度の場合、電気角にして30度乃至150度に相当する部分、機械角にすると15度乃至75度に相当する中心角が60度の部分に円弧状の突起部分6aを形成している。
界磁用永久磁石87,88及び89についてもそれぞれの半径方向外周側には、突起部分86aと同様、1極分の電気角にして30度乃至150度に相当する部分、機械角にして15度乃至75度に相当する中心角60度の部分に円弧状の突起部分87a,88a及び89aが夫々形成されている。つまり、機械角にして75度乃至105度,165度乃至195度,255度乃至285度,345度乃至15度に相当する部分に切り欠きからなる空隙部分80を設けた構成である。これら突起部分86a乃至89aは、固定子コイル73u乃至74wに通電した場合、1相分の通電角に相当する電気角の位置、つまり電気角にして120度に相当する位置に設けられている。
このように切り欠きからなる空隙部分80を設けた回転子の構造となっているため、固定子コイル83u乃至84wに通電した場合、空隙部分80における磁束分布は磁気的に突状となっていて、この部分の磁束密度は強められるようになり、1極分の磁束密度は1極分の電気角にして30度〜150度に相当する位置の磁束は多くなるので、1相分におけるトルクも大きくなり、従って、3相分の合成トルクも大きくなるようにした構造である(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、図8の回転子形状では、個々の永久磁石の両端が近接して配置され、また、永久磁石の両端に磁束の短絡を防止する手段がないため、隣接する永久磁石に漏れ磁束が発生するという問題点がある。これを解決する従来技術としては、図9に示す回転子の構造が開示されている。
図9の回転子は、ブラシレスDCモータなどの永久磁石モータに適用される回転子であり、ほぼ円筒状の回転子1の内部に板状の永久磁石92を埋込状に設けている。なお、96は回転子91の中心を軸方向に貫通する回転軸部材である。
そして、各永久磁石92の周方向の端部に、永久磁石92の厚み(永久磁石92の半径方向の長さ)よりも大きい周方向長さを有し、かつ永久磁石装着位置から回転子外周に向かって延びる空間からなる扇状の非磁性部93を設けている。
そして、各永久磁石92の周方向の端部に、永久磁石92の厚み(永久磁石92の半径方向の長さ)よりも大きい周方向長さを有し、かつ永久磁石装着位置から回転子外周に向かって延びる空間からなる扇状の非磁性部93を設けている。
また、各永久磁石92の外側に位置する磁性体部91aの外端部どうしを連結し、かつ非磁性部93の外側に位置する、磁性体からなるブリッジ部94を設けているとともに、非磁性部93どうしの間に位置して半径方向に延びる、磁性体からなる補強リブ部95を設けている。
このような構造は、個々の永久磁石の両端に磁束の短絡を防止することにより、永久磁石92に起因する磁束の流れを磁性体部91aに集中させるものである(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、図9の回転子形状では、個々の永久磁石の両端に磁束の短絡を防止する非磁性部が設けられているが、ブリッジ部から対向する固定子を介して隣接する磁性体部に漏れ磁束が発生し、この漏れ磁束によりコギングトルクが増加し、結果的に騒音が増加するという問題があった。
本発明は以上述べた問題点を解決し、回転子のブリッジ部から対向する固定子を介して発生する漏れ磁束を低減させることにより、この漏れ磁束によるコギングトルクを低減させ、結果的に騒音を低減させる回転子形状を備えた電動機を提供することを目的とする。
本発明は上述の課題を解決するため、固定子と、同固定子内周面と隙間を隔てて対向し、鉄心内部に複数個の永久磁石が配設され、同永久磁石の周方向の端部に連続させて、表面近傍まで延びる複数の非磁性部を備えた回転子とで構成されてなる電動機において、
前記非磁性部に対応する前記回転子の外周面に、磁束漏れを軽減する切欠部を設ける。
前記非磁性部に対応する前記回転子の外周面に、磁束漏れを軽減する切欠部を設ける。
また、前記切欠部の深さ寸法は、前記隙間と前記非磁性部との間が厚みとなる前記回転子鉄心からなる橋絡部の厚み寸法より大きくする。
また、前記回転子の極数を6極としてなり、前記切欠部の形成により前記回転子の外周面に形成される円弧状の突極部の外周幅を規定する回転中心からの角度である突極角を約40°とする。
または、前記回転子の極数を6極としてなり、前記切欠部の形成により前記回転子の外周面に形成される円弧状の突極部の外周幅を規定する回転中心からの角度である突極角を37°から40.5°の角度範囲とする。
本発明による電動機によれば、
請求項1に係わる発明は、非磁性部と対応する回転子の外周面に、磁束漏れを軽減するための切欠部を設けることにより、
固定子内周面と回転子の橋絡部であるブリッジ部との隙間を広げて磁束漏れを軽減させるため、ブリッジ部により回転子の強度を保ちつつ、コギングトルクによる騒音を低減させることができる。
また、この切欠部を設けることにより、回転子と固定子との隙間全体を広げることなく、固定子を介しての漏れ磁束を軽減させると共に、結果的に磁性体部に形成される円弧状の突極部により、永久磁石から発生する磁力をこの突極部に集中させて電動機の効率を高める構造とすることができる。
請求項1に係わる発明は、非磁性部と対応する回転子の外周面に、磁束漏れを軽減するための切欠部を設けることにより、
固定子内周面と回転子の橋絡部であるブリッジ部との隙間を広げて磁束漏れを軽減させるため、ブリッジ部により回転子の強度を保ちつつ、コギングトルクによる騒音を低減させることができる。
また、この切欠部を設けることにより、回転子と固定子との隙間全体を広げることなく、固定子を介しての漏れ磁束を軽減させると共に、結果的に磁性体部に形成される円弧状の突極部により、永久磁石から発生する磁力をこの突極部に集中させて電動機の効率を高める構造とすることができる。
請求項2に係わる発明は、切欠部の深さ寸法が、隙間と非磁性部との間が厚みとなる回転子鉄心からなる橋絡部の厚み寸法より大きくすることにより、
ブリッジ部厚みが厚くて漏れ磁束が大きい場合でも、この影響をブリッジ部厚みに比例して低減させることができる。
ブリッジ部厚みが厚くて漏れ磁束が大きい場合でも、この影響をブリッジ部厚みに比例して低減させることができる。
請求項3に係わる発明は、回転子の極数を6極とし、切欠部の形成により回転子の外周面に形成される円弧状の突極部の外周幅を規定する回転中心からの角度である突極角を約40°とすることにより、コギングトルクによる騒音を最も低減させることができる。
請求項4に係わる発明は、回転子の極数を6極とし、切欠部の形成により回転子の外周面に形成される円弧状の突極部の外周幅を規定する回転中心からの角度である突極角を37°から40.5°の角度範囲とすることにより、コギングトルクによる騒音を低減させることができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。なお、背景技術で説明したブリッジ部は、隣接する磁性体部の外端部どうしを連結する橋絡部であるが、理解を容易とするため以下の実施例においても、この橋絡部をブリッジ部と呼称する。
図1は本発明による電動機を搭載した密閉型スクロール圧縮機の側面の断面図である。
この圧縮機は、密閉容器1内をメインフレーム2により圧縮機室3と電動機室4とに区画すると共に、同電動機室4の下部にサブフレーム5により区画された油溜室6を設けている。
電動機室4には固定子47と回転子8と旋回軸9を有するクランクシャフト10とを備える電動機部11を設けている。
圧縮機室3の上部には吐出室12、下部にスクロール式の圧縮部13を設け、スクロール式の圧縮部13は、固定スクロール14、旋回スクロール15に備える各ラップ14a、15a間に形成される圧縮空間16を有し、クランクシャフト10の回転に伴いオルダムリング17の働きにより旋回スクロール15を旋回駆動して、吸入管18から冷媒ガスを吸入して圧縮し、吐出孔19から吐出室12に吐出している。
この吐出室12に吐出された高圧冷媒ガスは第1冷媒通路20を通して電動機室4の上部に導かれ、同電動機室4の上部に備える吐出管21から図示しない冷凍サイクルに導出されるようになっている。
この圧縮機は、密閉容器1内をメインフレーム2により圧縮機室3と電動機室4とに区画すると共に、同電動機室4の下部にサブフレーム5により区画された油溜室6を設けている。
電動機室4には固定子47と回転子8と旋回軸9を有するクランクシャフト10とを備える電動機部11を設けている。
圧縮機室3の上部には吐出室12、下部にスクロール式の圧縮部13を設け、スクロール式の圧縮部13は、固定スクロール14、旋回スクロール15に備える各ラップ14a、15a間に形成される圧縮空間16を有し、クランクシャフト10の回転に伴いオルダムリング17の働きにより旋回スクロール15を旋回駆動して、吸入管18から冷媒ガスを吸入して圧縮し、吐出孔19から吐出室12に吐出している。
この吐出室12に吐出された高圧冷媒ガスは第1冷媒通路20を通して電動機室4の上部に導かれ、同電動機室4の上部に備える吐出管21から図示しない冷凍サイクルに導出されるようになっている。
また、両側に樹脂からなるインシュレータ47aを備えた固定子47と密閉容器1との間には第2冷媒通路22が設けられるとともに、第1冷媒通路20と第2冷媒通路22を繋ぐ断面円弧状の排油ガイド30が密閉容器1の内周面に備えられている。
そして、吐出室12に吐出された高圧冷媒ガスが図1の矢印で示すように、第1冷媒通路20、排油ガイド30、第2冷媒通路22をそれぞれ通過して、電動機室4の下部および油溜室6にも充満され、同高圧冷媒ガスにより電動機部11を冷却するようになっている。
そして、吐出室12に吐出された高圧冷媒ガスが図1の矢印で示すように、第1冷媒通路20、排油ガイド30、第2冷媒通路22をそれぞれ通過して、電動機室4の下部および油溜室6にも充満され、同高圧冷媒ガスにより電動機部11を冷却するようになっている。
そして、油溜室6に充満している高圧冷媒ガスは、図1の矢印で示すように油溜室6から固定子47と回転子8との間を通過しながら冷却し、電動機室4の上部に備える吐出管21から図示しない冷凍サイクルに導出されるようになっている。
図2は図1の電動機室4を上方(軸方向)から見た断面図である。
円筒状の密閉容器1の内周には、それぞれ円筒状の固定子47、回転子8、クランクシャフト10が、それぞれ順に配設されている。
固定子47は薄い磁性鋼板を積層し、さらに巻線を巻回して形成されており、その外周面には切欠による第2冷媒通路22が等間隔に設けられ、また、中央部には複数の巻線47bがそれぞれ備えられている。
一方、回転子8の両側面には、円弧状のバランスウエイト25が固定用リベットを用いて固定され、外周面には切欠部37が等間隔に設けられている。なお、図2は回転子8の側板の一部を切り欠いて、回転子8の鉄心が見えるように図示している。
円筒状の密閉容器1の内周には、それぞれ円筒状の固定子47、回転子8、クランクシャフト10が、それぞれ順に配設されている。
固定子47は薄い磁性鋼板を積層し、さらに巻線を巻回して形成されており、その外周面には切欠による第2冷媒通路22が等間隔に設けられ、また、中央部には複数の巻線47bがそれぞれ備えられている。
一方、回転子8の両側面には、円弧状のバランスウエイト25が固定用リベットを用いて固定され、外周面には切欠部37が等間隔に設けられている。なお、図2は回転子8の側板の一部を切り欠いて、回転子8の鉄心が見えるように図示している。
図3は回転子8の軸方向から見た断面図である。
この回転子8は薄い磁性鋼板を積層して6極の回転子鉄心が形成されており、ほぼ円筒状の回転子8の内部に板状の永久磁石31を埋込状に設けている。また、回転子8の中心を軸方向に貫通する回転軸部材であるクランクシャフト10が備えられている。
そして、各永久磁石31の周方向の端部に、永久磁石装着位置から回転子外周に向かって延びる空間からなる非磁性部32を設けている。
この実施例では圧縮機の電動機として説明しているため、回転子8の中心にクランクシャフト10を配置しているが、通常の電動機であれば回転軸が回転子8の中心に配置される。また、永久磁石31の形状は長方形である。
この回転子8は薄い磁性鋼板を積層して6極の回転子鉄心が形成されており、ほぼ円筒状の回転子8の内部に板状の永久磁石31を埋込状に設けている。また、回転子8の中心を軸方向に貫通する回転軸部材であるクランクシャフト10が備えられている。
そして、各永久磁石31の周方向の端部に、永久磁石装着位置から回転子外周に向かって延びる空間からなる非磁性部32を設けている。
この実施例では圧縮機の電動機として説明しているため、回転子8の中心にクランクシャフト10を配置しているが、通常の電動機であれば回転軸が回転子8の中心に配置される。また、永久磁石31の形状は長方形である。
また、各永久磁石31の外側に位置する磁性体部33の外端部同志を連結し、かつ非磁性部32の外側に位置する磁性体からなるブリッジ部34を設けているとともに、非磁性部32同志の間に位置して半径方向に延びる、磁性体からなる補強リブ部35を設けている。なお、磁性体部33やブリッジ部34、補強リブ部35は、磁性鋼板を回転子8の形状にプレス成形する際、同時に打ち抜かれて形成される。さらに、磁性体部33のほぼ中心には孔36が備えられており、図2で説明したバランスウエイト25を固定すると共に、積層された鋼板を固定するリベットが挿通される構造となっている。
背景技術の項で説明したように、このような回転子形状では隣接する永久磁石31が近接している場合に、永久磁石どうしが直接磁束漏れを引き起こすが、本発明では隣接する永久磁石31を出来るだけ離間した構造となっている。
また、従来の回転子形状では、個々の永久磁石31の両端に磁束の短絡を防止する非磁性部32が設けられているが、磁性体からなるブリッジ部34から対向する固定子(図示せず)を介して漏れ磁束が発生し、この漏れ磁束によるコギングトルクが増加するという問題があった。
また、従来の回転子形状では、個々の永久磁石31の両端に磁束の短絡を防止する非磁性部32が設けられているが、磁性体からなるブリッジ部34から対向する固定子(図示せず)を介して漏れ磁束が発生し、この漏れ磁束によるコギングトルクが増加するという問題があった。
このため本発明では、図3に示すように固定子内周面と隙間を隔てて対向し、非磁性部32と対応する回転子8の外周面に切欠部37を設けることにより、固定子内周面とブリッジ部34との隙間を広げて磁束漏れを軽減させ、コギングトルクによる騒音を低減させたことが特徴である。
また、この切欠部37を設けることにより、固定子を介しての漏れ磁束を軽減させると共に、結果的に磁性体部33に形成される円弧状の突極部33aにより、永久磁石31から発生する磁力をこの突極部33aに集中させて電動機の効率を高める構造としている。
また、この切欠部37を設けることにより、固定子を介しての漏れ磁束を軽減させると共に、結果的に磁性体部33に形成される円弧状の突極部33aにより、永久磁石31から発生する磁力をこの突極部33aに集中させて電動機の効率を高める構造としている。
この切欠部37のコギングトルク減少効果を確認するため、以下の6つの形状の回転子を作成し、これらと1種類の固定子とを組み合わせて電動機を構成し、それぞれの回転子を別の駆動手段を用いて回転させ、固定子の巻線に発生する誘起電圧と、コギングトルクの値とを測定した。
図4は4つの回転子形状を示す図であり、(A)は切欠部及び突極部がない形状(特開2002−44888号公報の考え方に基づく形状)であり、(B)〜(F)は、切欠部による突極部を設け、突極部の外周幅を規定する回転中心からの角度(突極角度)をそれぞれ35°、37.5°、40°、42、5°、45°とした形状である。なお、(A)〜(F)の回転子は、それぞれモデルNo.1〜6と呼称する。
またいずれの回転子も、最大直径は68.8mmであり、回転軸部分の孔径は26mmとなっている、また、(B)〜(F)の回転子の切欠部の深さ(突極部の高さ)はそれぞれ1.4mmである。また、永久磁石については図示していないが、実際の測定においては、永久磁石が装着された回転子を使用する。
なお、図3に示すように、少なくともブリッジ部34(橋絡部)の厚さ寸法(非磁性部32と切欠部37との間)aよりも回転子の切欠部37の深さ寸法b(最大の深さ)が大きくなるように回転子の構造を決定する。これは、磁性体からなるブリッジ部34の磁束の大きさが、円周方向の長さが一定とすると、その幅に比例して大きくなるため、この影響を低減させるためには、固定子(図示せず)の内周面との距離、つまり、切欠部37の深さ寸法bをブリッジ部34の厚さ寸法に比例して広げなければならないからである。
本実施例では、ブリッジ部34の厚さ寸法aを0.5mmに、切欠部37の深さ寸法bを1.4mmとし、ブリッジ部に対して、ほぼ3倍の切欠部深さ寸法とした。
本実施例では、ブリッジ部34の厚さ寸法aを0.5mmに、切欠部37の深さ寸法bを1.4mmとし、ブリッジ部に対して、ほぼ3倍の切欠部深さ寸法とした。
図5は4つの回転子の測定結果であり、(A)はモデルNo.毎の誘起電圧とコギングトルク値を表した表であり、(B)は図5(A)をグラフ化したものである。
図5(A)では、横方向の項目にモデル1〜6を、縦方向に誘起電圧(1相分)で最大値[V]と実効値[Vrms]とを、また、誘起電圧(2相間)で最大値[V]と実効値[Vrms]とを、さらに、コギングトルク値[Nm]をそれぞれ測定項目としており、結果を表の各対応欄に記載している。
なお、誘起電圧は1相分の巻線のみの測定でもよいが、実際の駆動状況と対応させるため、2相間の巻線誘起電圧も合わせて測定した。
図5(A)では、横方向の項目にモデル1〜6を、縦方向に誘起電圧(1相分)で最大値[V]と実効値[Vrms]とを、また、誘起電圧(2相間)で最大値[V]と実効値[Vrms]とを、さらに、コギングトルク値[Nm]をそれぞれ測定項目としており、結果を表の各対応欄に記載している。
なお、誘起電圧は1相分の巻線のみの測定でもよいが、実際の駆動状況と対応させるため、2相間の巻線誘起電圧も合わせて測定した。
図5(B)のグラフでは、左の縦方向に誘起電圧の実効値[Vrms]を2相間と1相分と2種類の目盛りとしており、右の縦方向にコギングトルク値[Nm]目盛りとし、横方向に各回転子のモデルNo.を表している。ここでモデルNo.1は、比較の基準となる従来の回転子構造を示しており、モデルNo.2〜6は本発明による切欠を備えた回転子構造で、かつ、突極角をそれぞれ、35°、37.5°、40°、42、5°、45°としたものを示す。
なお、点線が誘起電圧(2相間)を、実線が誘起電圧(1相分)を、太線がコギングトルク値を表すグラフである。
なお、点線が誘起電圧(2相間)を、実線が誘起電圧(1相分)を、太線がコギングトルク値を表すグラフである。
回転子の特性としては、誘起電圧が高く、かつ、コギングトルク値が低いことが理想的であるが、現実的には誘起電圧とコギングトルク値とは比例する傾向にある。従って現実的な設計としては、コギングトルク値が出来るだけ小さい値で、かつ誘起電圧の低下が少ない回転子形状を選択することになる。
このため本発明では、モデルNo.1(従来構造の回転子)よりも低いコギングトルク値となる形状を騒音の低減に効果があると判断する。
モデルNo.1では誘起電圧(1相分)でのコギングトルク値が0.295[Nm]であり、これより低いコギングトルク値は、モデルNo.4を中心とする突極角40°の前後の角度であることが判明した。コギングトルク値のグラフから逆算すると、突極角がおおよそ37°〜42.5°の範囲であることが読み取れる。従ってこの角度範囲がコギングトルクが低減される効果の範囲である。その中でも、突極角が40°の場合が他の突極角に比べて最もコギングトルクが低減される効果が大きいことが判明した。
モデルNo.1では誘起電圧(1相分)でのコギングトルク値が0.295[Nm]であり、これより低いコギングトルク値は、モデルNo.4を中心とする突極角40°の前後の角度であることが判明した。コギングトルク値のグラフから逆算すると、突極角がおおよそ37°〜42.5°の範囲であることが読み取れる。従ってこの角度範囲がコギングトルクが低減される効果の範囲である。その中でも、突極角が40°の場合が他の突極角に比べて最もコギングトルクが低減される効果が大きいことが判明した。
最もコギングトルク値の低いモデルNo.4(0.157Nm)では、モデルNo.1(0.259Nm)に比べて0.102Nmもコギングトルクが改善されており、これは39.4%の改善割合となる。また、この時の誘起電圧(1相分)は、モデルNo.1(76.5Vrms)に比べて0.6Vrmsの低下に止まっており、減少率は0.8%ととなる。従って殆ど誘起電圧を低下させないで、大幅なコギングトルクが改善できることになる。
なお、誘起電圧(2相間)についても、図5(B)の点線グラフに示すように、ほぼ、誘起電圧(1相分)と同じ傾向となり、実際の電動機の駆動においても同じ効果が得られる。
なお、誘起電圧(2相間)についても、図5(B)の点線グラフに示すように、ほぼ、誘起電圧(1相分)と同じ傾向となり、実際の電動機の駆動においても同じ効果が得られる。
図6はコギングトルクの測定データである。縦軸がトルク[Nm]であり、横軸が電気角を示しており、モデルNo.1、2、4、6をコギングトルク値のグラフとして抜粋して表したものである。各モデルNo.のトルク値のプラス側とマイナス側のそれぞれの最大値が同じであるため、プラス側の値を図5に記載した。
本発明による回転子の切欠部は、コギングトルクの低減効果の他に、別の効果を合わせ持っている。例えば図1で示す圧縮機に採用すると、油溜室6に充満している高圧冷媒ガスは、図1の矢印で示すように油溜室6から固定子47と回転子8との間を通過しながら冷却するときに、本発明の切欠部が冷媒通路の役割を果たしてスムースな冷媒循環を促すことができるため、冷却効果が向上する。
また、図示しないが別の効果としては、圧縮機製造工程の回転子8の着磁作業において、回転子8の位置決めが容易となることである。回転子8の側面(回転軸方向)から回転子8の切欠部へ嵌合する治具を差し込めば、回転子8を所定の回転角度で固定できるため、位置決めが容易となり、着磁作業をスムースに行なうことができる。
当然のことながら、本発明は圧縮機のみならず一般的な電動機においても適用可能であり、前述の効果を有するものである。
当然のことながら、本発明は圧縮機のみならず一般的な電動機においても適用可能であり、前述の効果を有するものである。
1 密閉容器
2 メインフレーム
3 圧縮機室
4 電動機室
5 サブフレーム
6 油溜室
8 回転子
9 旋回軸
10 クランクシャフト
11 電動機部
12 吐出室
13 圧縮部
14 固定スクロール
14a 各ラップ
15 旋回スクロール
16 圧縮空間
17 オルダムリング
18 吸入管
19 吐出孔
20 冷媒通路
21 吐出管
22 冷媒通路
25 バランスウエイト
30 排油ガイド
31 永久磁石
32 非磁性部
33 磁性体部
33a 突極部
34 ブリッジ部(橋絡部)
35 補強リブ部
36 孔
37 切欠部
40 突極角
47 固定子
47a インシュレータ
47b 巻線
2 メインフレーム
3 圧縮機室
4 電動機室
5 サブフレーム
6 油溜室
8 回転子
9 旋回軸
10 クランクシャフト
11 電動機部
12 吐出室
13 圧縮部
14 固定スクロール
14a 各ラップ
15 旋回スクロール
16 圧縮空間
17 オルダムリング
18 吸入管
19 吐出孔
20 冷媒通路
21 吐出管
22 冷媒通路
25 バランスウエイト
30 排油ガイド
31 永久磁石
32 非磁性部
33 磁性体部
33a 突極部
34 ブリッジ部(橋絡部)
35 補強リブ部
36 孔
37 切欠部
40 突極角
47 固定子
47a インシュレータ
47b 巻線
Claims (4)
- 固定子と、同固定子内周面と隙間を隔てて対向し、鉄心内部に複数個の永久磁石が配設され、同永久磁石の周方向の端部に連続させて、表面近傍まで延びる非磁性部を備えた回転子とで構成されてなる電動機において、
前記非磁性部に対応する前記回転子の外周面に、磁束漏れを軽減する切欠部を設けてなることを特徴とする電動機。 - 前記切欠部の深さ寸法は、前記隙間と前記非磁性部との間が厚みとなる前記回転子鉄心からなる橋絡部の厚み寸法より大きくしてなることを特徴とする請求項1記載の電動機。
- 前記回転子の極数を6極としてなり、前記切欠部の形成により前記回転子の外周面に形成される円弧状の突極部の外周幅を規定する回転中心からの角度である突極角を約40°としてなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電動機。
- 前記回転子の極数を6極としてなり、前記切欠部の形成により前記回転子の外周面に形成される円弧状の突極部の外周幅を規定する回転中心からの角度である突極角を37°から40.5°の角度範囲としてなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電動機。
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- 2004-01-22 JP JP2004014358A patent/JP2005210826A/ja active Pending
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