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JP2005210480A - A/d変換回路及びその出力補正方法、それを用いた撮像装置、放射線撮像装置、放射線撮像システム - Google Patents

A/d変換回路及びその出力補正方法、それを用いた撮像装置、放射線撮像装置、放射線撮像システム Download PDF

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JP2005210480A JP2004015751A JP2004015751A JP2005210480A JP 2005210480 A JP2005210480 A JP 2005210480A JP 2004015751 A JP2004015751 A JP 2004015751A JP 2004015751 A JP2004015751 A JP 2004015751A JP 2005210480 A JP2005210480 A JP 2005210480A
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Tomoyuki Yagi
朋之 八木
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Abstract

【課題】 高画質が要求される医療用放射線撮像装置に好適なA/Dコンバータの誤差補正方法を提供する。
【解決手段】 基準信号を発生する基準信号発生手段(カウンタ806とD/Aコンバータ805)を用い、A/Dコンバータ801、802の出力信号を基準信号発生手段の基準信号に合わせて補正する。また、この補正手段として、A/Dコンバータの出力信号をアドレスデータとして入力し、A/Dコンバータの出力信号に同期した前記信号をA/Dコンバータの出力によって指定されたアドレスに記憶するメモリ803(804)で構成する。これによって、A/Dコンバータの非直線性誤差によって発生する画像違和感を低減でき、高画質化を実現できる。
【選択図】 図1


Description

本発明は、A/D変換回路及びその出力補正方法、それを用いた撮像装置、放射線撮像装置、放射線撮像システムに関し、特に、A/D変換回路の誤差補正技術に関するものである。
近年、半導体技術の進歩によりフラットパネルディテクター(FPD)と呼ばれる光を電気信号へ変換する光電変換装置を用いたデジタルX線撮像装置が実用化されている。デジタルX線撮像装置は、フィルム式より優れた感度や画質を有し、更に、撮影後に各種の画像処理が容易に行えるため診断医の必要な画像が容易に得られる、短時間に画像が得られる、画像のデジタル化による画像管理が容易である、ネットワークを利用した遠隔診断等の新たな医療サービスが可能となる等、診断精度の向上や効率化等新たな医療サービスへの展開等、従来のX線撮像装置に比べて多くの利点を持っている。
図10はこのようなFPDの一例を示す回路図である。まず、1画素は光電変換素子とその信号を転送するTFT(薄膜トランジスタ)から構成され、この画素を2次元に配列することで2次元センサが構成されている。なお、光電変換素子としては、MIS型光電変換素子を用いているが、PIN型光電変換素子を用いても良い。
また、105は2次元センサのTFTのゲート電圧を制御する主にシフトレジスタによって構成された垂直駆動回路、104はTFTから信号線を介して転送される電荷を増幅する信号増幅回路である。605−1、605−2は信号増幅器回路104からの信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータである。
信号増幅回路104は信号増幅器601、増幅器601の出力を一定時間保持するサンプルホールド回路602、サンプルホールド回路602に保持されている信号をシリアル転送するマルチプレキサ回路603から構成されている。また、A/Dコンバータを複数個用いているので、個々のA/Dコンバータから出力される信号を一つのシリアルデータに変換するマルチプレキサ回路604が設けられている。606は2次元センサのセンサバイアス線にバイアス電圧を印加するリフレッシュ電源である。リフレッシュ電源606は蓄積動作時とリフレッシュ動作時とでバイアス電圧を切り換える。
FPDの画像信号を読み出す場合には、垂直駆動回路105によりゲート線の電圧を操作してTFTをオンし、光電変換素子に蓄積された電荷を信号増幅器601に転送する。この時、図10に示すように横1ラインのTFTは同じゲート線を共有しているため、横1ライン同時に信号増幅器601に信号が転送される。信号増幅器601で増幅された信号はサンプルホールド回路602へ転送され、サンプルホールド回路602によって後段のマルチプレキサ回路603によってA/Dコンバータ605へ転送されるまで保持される。最後に、マルチプレキサ回路603によって信号は時系列的にA/Dコンバータ605−1、605−2へ転送され、デジタル化される。デジタル化された画像信号は図示しない画像処理装置に送られ、オフセットやゲイン補正等の画像処理を行うことで診断画像として保存・表示される。
このようにFPDは光電変換素子に蓄積された電荷からデジタル画像として読み出すことができるが、サンプルホールド回路602に保持された信号を時系列的にA/Dコンバータ605へ転送するため、1ラインの画素数が多いと画像を読み出すまでの時間が長くなってしまう。特に、X線撮像装置では人体の胸部を撮影することが求められるので、2次元センサの大きさは40cm四方以上であることが望まれ、一方、小さな病巣の発見や体組織の観察を行う上で画素のピッチは小さいほど良いとされている。そのため、X線撮像装置では一般の撮像装置よりもセンサの画素数が多くなり、読み出し時間が長くなってしまう傾向にある。
例えば、横1ライン2500画素、縦2500ラインのFPDの全画素を転送する時間を計算すると、1画素の転送に200nsec(5MHz駆動)の場合には、横1ラインの転送にかかる時間は500μsecであり、全画素読み出すには1.25secかかる計算となる。
読み出しに時間がかかると、読み出しの最初と後で暗電流が蓄積する時間が異なるため、画像のシェーディングが発生するという画質の問題、動画等のフレームレートが高いアプリケーションに対応できないという問題、或いは撮影から画像を表示するまでに時間がかかるといった使い勝手の問題があった。
そこで、このような問題点を解決するため、例えば、特開平4−212456号公報(特許文献1)或いは特開平11−150255号公報(特許文献2)に記載されているように複数のA/D変換器を用いて並列的に処理する方法が提案されている。
具体的には、特許文献1のものは、2次元センサの各読み出しライン(信号配線)毎に増幅器が設けられ、1ラインの増幅器は所定数の増幅器群に分けられ、それぞれの増幅器群毎に増幅器出力の並列信号を直列信号に変換するマルチプレキサが設けられている。そして、各マルチプレキサの出力毎にA/D変換器が設けられ、各々のマルチプレキサにおいてA/D変換処理を並列処理するように構成されている。
図10のA/Dコンバータはこれに該当し、マルチプレキサ回路603により2次元センサの信号線の偶数ラインの信号がA/Dコンバータ605−1に出力され、奇数ラインの信号がA/Dコンバータ605−2に出力され、2つのA/Dコンバータ605−1、605−2でA/D変換処理を並列処理する。2つのA/Dコンバータ605−1、605−2の偶数ラインと奇数ラインからのデジタル信号はマルチプレキサ回路604により交互に出力され、図示しない画像処理装置に供給される。
また、特許文献2のものは、2次元センサの複数の信号配線が複数の配線群に分けられ、各信号配線群毎に増幅器群、アナログ記憶回路であるS/H回路群、S/H回路群の出力信号をデジタル化するA/D変換器群が設けられている。特許文献2のものでは、S/H回路群毎にA/D変換器群で並列処理するものである。
特開平4−212456号公報 特開平11−150255号公報
特許文献1、2に記載されているように複数のA/D変換器を用いて画像信号をデジタル化すると、それぞれのA/D変換器の特性の違いが画像に現れる問題が発生する。一般的に、A/D変換器はアナログの入力に対しリニアにデジタルデータを出力できず、図11(a)に示すような積分非直線性誤差、或いは図11(b)に示すような微分非直線性誤差と呼ばれる非直線性の誤差を持っている。
このような誤差特性は、同型のA/D変換器であっても個体差があるため、複数のA/D変換器を用いたFPDの場合には、複数のA/D変換器の積分非直線性誤差や微分非直線性誤差の差から縦すじ状の画像違和感が発生する。また、一つの画像の上下又は左右を別々のA/D変換器でデジタル化した場合には、その境界線が見える画像違和感が発生する。
このような複数のA/D変換器を用いた場合の非直線性誤差特性の違いによる画像違和感は数LSB程度であるが、医療画像診断のような微妙な陰影を読み取るアプリケーションにおいては大きな問題となる。また、医療画像診断に用いられる放射線検出装置では、撮像装置より高い解像度が要求され、そのため用いられるA/D変換器に対しても高い解像度が要求される。高い解像度のA/D変換器では、1つの半導体チップに複数のA/D変換器を有することは製造上困難であり、現状の放射線検出装置においては、1つのA/D変換器を有する半導体チップを複数設けて構成されている。しかしながら、上記のように複数のA/D変換器が異なる半導体チップに形成されていると、A/D変換器の非直線性誤差特性の差は非常に顕著となる。このように複数のA/D変換器を用いた場合には、その非直線性の特性であるがゆえに効果的な補正方法がないのが現状であった。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、その目的は、非直線性誤差を簡便に補正することが可能なA/D変換回路及びその出力補正方法、並びにそれを用いることによって画像の質を著しく向上させることが可能な撮像装置、放射線撮像装置及び放射線撮像システムを提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、A/D変換回路において、基準信号を発生する基準信号発生手段と、出力信号を前記基準信号発生手段の基準信号に合わせて補正する補正手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、A/D変換回路の誤差特性を補正する補正方法であって、出力信号を基準信号に合わせて補正することを特徴とする。
また、本発明は、入射した光を電気信号に変換する光電変換素子と前記電気信号を転送するスイッチ素子とを含む画素が2次元に配列された画素部と、複数の前記画素を行方向に接続する複数の制御配線と、複数の前記画素の前記スイッチ素子を介して前記光電変換素子からの電気信号を読み出す複数の信号配線と、を備えた変換回路部と、前記複数の制御配線を順次駆動する駆動回路部と、前記複数の信号配線と接続され、前記光電変換素子からの電気信号を行毎に読み出す読み出し用回路部と、を有する撮像装置において、前記読み出し用回路部は、前記複数の信号配線からの信号をデジタル信号に変換する複数のA/D変換手段と、前記複数のA/D変換手段の出力信号を補正する補正部とを有し、前記補正部は、基準信号を発生する基準信号発生手段と、前記A/D変換手段の出力信号を前記基準信号に合わせて補正する補正手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、入射した放射線を電気信号に変換する変換手段と前記電気信号を転送するスイッチ素子とを含む画素が2次元に配列された画素部と、複数の前記画素を行方向に接続する複数の制御配線と、複数の前記画素の前記スイッチ素子を介して前記変換素子からの電気信号を読み出す複数の信号配線と、を備えた変換回路部と、前記複数の制御配線を順次駆動する駆動回路部と、前記複数の信号配線と接続され、前記変換手段からの電気信号を行毎に読み出す読み出し用回路部と、を有する放射線撮像装置において、前記読み出し用回路部は、前記複数の信号配線からの信号をデジタル信号に変換する複数のA/D変換手段と、前記複数のA/D変換手段の出力信号を補正する補正部とを有し、前記補正部は、基準信号を発生する基準信号発生手段と、前記A/D変換手段の出力信号を前記基準信号に合わせて補正する補正手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、上記放射線撮像装置と、前記放射線撮像装置からの信号を画像として処理する処理手段と、前記処理手段からの信号を記録する記録手段と、前記処理手段からの信号を表示する表示手段と、前記処理手段からの信号を伝送する伝送手段と、前記放射線を発生する放射線源とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、A/Dコンバータの積分非直線性誤差或いは微分非直線性誤差を簡便に補正することができる。従って、このA/Dコンバータの非直線性補正技術を撮像装置等に用いることにより、縦すじ状の画像違和感或いは1つの画像の上下又は左右を別々のA/Dコンバータでデジタル化した場合の、その境界が見えるような画像違和感の発生を無くすことができ、画像の質を著しく向上することができる。よって、高画質を要求される医療画像診断分野において微妙な陰影を読み取るアプリケーションに好適に使用でき、診断能力の向上に寄与することができる。
次に、発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態を示す回路図である。まず、本実施形態では、図10に示すFPDと基本構成は同じであるが、A/Dコンバータの非直線性誤差が小さくなるように補正する補正手段を有することを特徴とする。
本実施形態では、図10のA/Dコンバータ605−1、605−2がそれぞれ図1のA/Dコンバータ801、802に対応するものとして説明する。また、図10の2次元センサからの信号線の偶数ラインをA/Dコンバータ801が受け持ち、奇数ラインをA/Dコンバータ802が受け持ち、並列にA/D変換処理を行う。マルチプレキサ回路810は図10のマルチプレキサ回路604に対応するもので、A/Dコンバータ801、802からの2次元センサの信号線の偶数ラインと奇数ラインの信号を交互に出力する。
図10のFPDの構成については詳しい説明は省略するが、上述のように光電変換素子とTFTから成る画素を2次元に配列した2次元センサ、2次元センサを駆動する垂直駆動回路105、信号増幅器601とサンプルホールド回路602とマルチプレキサ回路603とを有する信号増幅回路104、リフレッシュ電源606、A/Dコンバータ605−1、605−2、マルトプレキサ回路604等から構成されている。図10におけるFPDの画像信号の読み出し動作等に関しては詳しい説明を省略する。
まず、803、804はデジタルデータを記憶するメモリ、805はD/Aコンバータ、806はカウンタである。D/Aコンバータ805とカウンタ806は後述するようにA/Dコンバータの非直線性誤差を補正するための基準信号を発生する基準信号発生器を構成している。また、SW811はA/Dコンバータ801の入力を2次元センサの信号線からの出力信号又はD/Aコンバータ805の出力信号に切り換えるスイッチ、SW812はA/Dコンバータ802の入力を2次元センサの信号からの出力信号又はD/Aコンバータ805の出力信号に切り換えるスイッチである。スイッチSW811、SW812は制御信号Cal/Readによって制御される。
808はメモリ803のアドレス線をカウンタ806の出力又はA/Dコンバータ801の出力に切り換えるマルチプレキサ回路、809はメモリ804のアドレス線をカウンタ806の出力又はA/Dコンバータ802の出力に切り換えるマルチプレキサ回路である。マルチプレキサ回路808、809は制御信号initによって制御される。
SW807はカウンタ806の出力とメモリ803のデータ線との接続をオン/オフするスイッチ、SW808はカウンタ806の出力とメモリ804のデータ線との接続をオン/オフするスイッチである。スイッチSW807、SW808は制御信号Cal/Readによって制御される。図1における太線はバスを示す。
次に、図1、図2を用いて本発明によるA/Dコンバータの非直線性誤差の補正方法について説明する。一例として、A/Dコンバータの特性がカウンタから出力される基準デジタル値に対して図2(a)に実線で示すような特性の場合、即ち、D/Aコンバータ805から出力される基準信号に対して図2(a)のグラフのような誤差特性を持っている場合について説明する。なお、図2(a)の破線は誤差が無い場合の理想的なA/D出力を示す。また、A/Dコンバータ801側を例として補正方法を説明する。
本発明では、A/Dコンバータの非直線性誤差を調べ、A/Dコンバータの非直線性誤差の補正に必要な準備を行うキャリブレーションモード(出力特性誤差取得動作)と、2次元センサーからのアナログ信号をデジタル化するA/D変換モード(実駆動動作)の二つの動作モードを有し、上記2つの動作モードを用いて複数のA/Dコンバータの出力特性の補正を実現する。
A/Dコンバータ801の誤差を補正するには以下の順に回路を動作させる。まず、制御信号initをローレベルとし、制御信号Cal/Readをローレベルとする。この時、スイッチSW807はオンするためカウンタ806の出力とメモリ803のデータ線が接続され、マルチプレキサ回路808はカウンタ806の出力を選択するためカウンタ806の出力がメモリ803のアドレス線に接続される。
この状態で、カウンタ806を動作させてカウンタ806の出力信号をメモリ803に書き込む。この場合には、上述のようにマルチプレキサ回路808の入力はカウンタ806の出力を選択するため、メモリ803のアドレス値と書き込むデータは同じである。こうしてメモリ803にはアドレス値と同じデータが書き込まれる。以上の処理によりメモリ803の初期化を行う。
次に、キャリブレーションモードについて説明する。制御信号initをハイレベルとし、制御信号Cal/Readはローレベルのままとする。この時、マルチプレキサ回路808によりメモリ803のアドレス線とA/Dコンバータ801の出力が接続され、スイッチSW811によりD/Aコンバータ805とA/Dコンバータ801が接続される。
この状態で、D/Aコンバータ805から基準信号を出力し、A/Dコンバータ801でデジタル化する。図3は基準信号発生器の各部の信号を示す。図3(a)はカウンタ805に供給されるクロックCLK_cunt1、図3(b)はカウンタ806のNビットの出力、図3(c)はカウンタ806に供給されるクロックCLK_DA、図3(d)はD/Aコンバータ805からA/Dコンバータ801に出力されるステップ状のアナログ基準信号を示す。
ここで、図3(d)のステップ状の基準信号は、1ステップが使用されているA/Dコンバータの1LSBに相当する電圧と同じ電圧である。また、カウンタ806の出力が全て“0”の時にA/Dコンバータ出力の下限であり、カウンタ806の出力が全て“1”の時にA/Dコンバータ出力の上限となるように設定されている。
また、この場合には、D/Aコンバータ805、カウンタ806、A/Dコンバータ801に入力するクロック周波数(図1のCLK_DA、CLK1、CLK_AD1)を同じにして、D/Aコンバータ805、カウンタ806、A/Dコンバータ801を同期して動作させるようになっており、A/Dコンバータ801によってデジタル化されたデータはメモリ803のアドレス線に出力される。
一方、カウンタ806の出力はメモリ803のデータ線と接続されているため、A/Dコンバータ801から出力されたデジタル値のアドレスにその時のカウンタ806の出力値が書き込まれる。D/Aコンバータ805、カウンタ806、A/Dコンバータ801は同期して動作しているので、A/Dコンバータ801に誤差がなければメモリ803に書き込まれるデータ値とアドレス値は一致する。また、A/Dコンバータ801に誤差があればメモリ803に書き込まれるデータ値とアドレス値は異なることになる。ここまでの動作をキャリブレーションモードという。
このキャリブレーションモード時にメモリ803に書き込まれるデータ値とそのアドレス値の関係を図2(b)に示す。図2(b)の例では、カウンタ806の“00…000”、“00…001”に相当するアナログ入力に対しては、A/Dコンバータ801は誤差を持っておらず、カウンタ806の出力と同じ値を出力する。この時、メモリ803のアドレスと書き込まれるデータは一致している。
一方、カウンタ806の“00…010”、“00…011”に相当するアナログ入力に対しては2ビット分の誤差によってそのアドレスは指定されない。アドレスが指定されないところのデータは初期化時のデータのままである。図2(b)ではこの部分を破線で囲んで示す。カウンタ806の“00…100”以降に関しては、2ビット分の誤差を持つA/Dコンバータ801によって指定されたアドレス値にその時のカウンタ806の値が書き込まれる。
次に、A/D変換モードについて説明する。A/D変換モード時に2次元センサからの画像信号をA/D変換する場合には、制御信号Cal/Readをハイレベルとする。この時、スイッチSW811により図10の2次元センサの信号線からの信号をA/Dコンバータ801に入力する。また、制御信号initをハイレベルとし、スイッチSW807をオフすると共に、マルチプレキサ回路808によりA/Dコンバータ801の出力はメモリ803のアドレス線に出力される。
一方、メモリ803は制御信号Cal/Readがハイレベルとなったことで、アウトプットモードとなり、A/Dコンバータ801から指定されたアドレスのデータを出力する。図2(c)はこの時のメモリ803の出力特性(アドレス−データ相関)を示す。図2(a)及び図2(c)から明らかなようにカウンタ806の出力“00…010”に相当する信号を入力した場合には、A/Dコンバータ801自身の持つ誤差特性によって“00…100”をメモリ803に出力する。これを受けて、メモリ803からは“00…100”のアドレスに記録されている“00…010”の信号が出力される。よって、メモリ803の出力はカウンタ806の出力と一致する。
また、図2(a)と図2(c)を比較すると、キャリブレーションモード時にA/Dコンバータ801によって指定されなかった“00…011”のアドレス以外の特性はA/Dコンバータ801の特性の逆関数になっていて、A/Dコンバータ801の出力関数をメモリ803が打ち消すように働くことがわかる。即ち、A/Dコンバータ801の誤差特性はメモリ803を介することによって補正することが可能である。
なお、以上の説明はA/Dコンバータ801の誤差特性の補正に関して説明したが、他方のA/Dコンバータ802に関しても全く同様である。実際には、メモリ803と同時に他方側のメモリ804の初期化を行い、キャリブレーションモード時には基準信号をA/Dコンバータ801、802に同時に入力して同時にキャリブレーションを行う。また、A/D変換時には、A/Dコンバータ802側はA/Dコンバータ801側と全く同様にメモリ804を用いて出力特性の補正を行う。
このように複数のA/Dコンバータの出力特性を基準信号に揃えることによってA/Dコンバータの持つ誤差を補正でき、A/Dコンバータの誤差特性の差から生じる画像違和感の発生を抑えることが出来る。また、本実施形態では、誤差を順次補正していくため、静止画、動画に拘わらず、用いる事が出来る。特に、微妙な陰影を読み取る医療画像診断に用いられる放射線検出装置においては、著しい画質の向上が得られ、診断精度の向上に貢献することが可能となる。さらに、異なる半導体チップに形成された複数のA/Dコンバータを使用した、高性能のA/Dコンバータが必要とされる放射線検出装置においては、異なる半導体チップに形成されたことに起因する非直線性誤差特性の差による画像の質を著しく向上することが可能となる。
なお、一般にA/Dコンバータに比べてD/Aコンバータは精度が高いため、使用しているA/Dコンバータと同じビット数のD/Aコンバータを用いてもよい。また、A/Dコンバータに入力する基準信号は上記条件が満たされれば良く、A/Dコンバータより高いビット数のD/Aコンバータを用いて、その出力段にアッテネータを取り付けることで実現しても良い。
また、A/Dコンバータの特性は温度によって影響を受けやすいため、キャリブレーションモードは出来るだけ撮影の直前に行うのが望ましい。更に、本実施形態ではA/Dコンバータを2個用いた場合の例を示しているが、本発明はこれに限るものではなく、それ以上のA/Dコンバータを用いても良い。その場合には、A/Dコンバータの数だけメモリが必要であるが、カウンタとD/Aコンバータは1セットあれば良い。
(第2の実施形態)
図4は本発明の第2の実施形態を示す回路図である。なお、図4では図1と同一部分は同一符号を付している。本実施形態では、複数のA/Dコンバータの特性を一つのA/Dコンバータの特性に揃える手段として、ソフトウェアと処理装置を用いたものである。本実施形態では、例えば、図7に示すコントロールPC111に格納されているソフトウェアと処理装置を用いるものとして説明する。図7は本発明による撮像装置を用いた放射線撮像システムの一実施形態を示すものであるが、これについては後述する。
また、第1の実施形態のメモリに相当するものは無いが、第1の実施形態と同様にD/Aコンバータ805とカウンタ806から成る基準信号発生を備えている。更に、図4では2個のA/Dコンバータ801、802を示しており、図11の2次元センサの信号線から送られてくる信号のうち偶数ラインをA/Dコンバータ801が、奇数ラインをA/Dコンバータ802が受け持ち、並列にA/D変換を行う。
次に、本実施形態における補正方法を説明する。まず、以下のキャリブレーションモードによってA/Dコンバータの非直線性誤差の補正に必要なデータをコントロールPC111内のメモリに記録する。即ち、A/Dコンバータ801、802の特性を調べるため、制御信号Cal/Read信号をローレベルとし、D/Aコンバータ805と各A/Dコンバータ801、802を接続する。D/Aコンバータ805からは図3(d)に示すような基準信号が出力され、各A/Dコンバータ801、802はこの基準信号をA/D変換する。
各A/Dコンバータ801、802の出力信号はマルチプレキサ回路815を介して交互に撮像装置内のコントロールPC111に記録される。この時、各A/Dコンバータ801、802、D/Aコンバータ805、カウンタ806、コントロールPC111は同期して動作しており、A/Dコンバータ801、802は順次D/Aコンバータ805の出力のA/D変換を行い、その結果をコントロールPC111に記録していく。
図5(a)、(b)はこのキャリブレーションモードによって得られたデータの例を示すグラフである。図5(a)はA/Dコンバータ801、図5(b)はA/Dコンバータ802のグラフである。横軸は信号が取り込まれる順で、縦軸はA/Dコンバータの出力値を示す。ここで、各A/Dコンバータ801、802、D/Aコンバータ805、カウンタ806、コントロールPC111は同期して動作しているため、図5(a)、(b)の横軸はカウンタ806の出力値に相当する。よって、横軸を2進数に変換した値が誤差の無い理想的なA/Dコンバータが出力するデジタル値に相当する。
一方、縦軸はA/Dコンバータの出力を示しており、図5(a)、(b)の特性から図5(c)、(d)に示すような第1の実施形態のメモリ803、804のデータに相当する補正表を作成することができる。図5(c)は図5(a)に対応し、図5(d)は図5(b)に対応する。この補正表は2行、2列(nはFPDに実装されるA/Dコンバータのビット数で決まる)の配列であり、一方の列に基準信号をA/D変換した値、他方の列に補正値として図5(a)、(b)のグラフの横軸を2進数に変換した値が入力される。ここで、A/Dコンバータ801の補正表を配列Lut1(a,b)、A/Dコンバータ802の補正表を配列Lut2(a,b)と定義する。
A/Dコンバータの誤差補正処理はソフトウェアによって図6(a)のフローチャートのように行う。図6では図4の回路によって一つの画像をデジタル化する場合を想定しており、A/Dコンバータ801は偶数側ライン、A/Dコンバータ802は奇数側ラインを担当する。また、デジタル化された2次元センサの画像は図6(b)に示すImage(X,Y)という配列に格納されている。
図6(a)において、まず、a=0、X=0、Y=0として補正処理を開始する(S101)。次いで、Image(0,0)の画素とImage(1,0)の画素のデータを抜き取り、それぞれImage(2X,Y)=Lut1(a,1)、Image(2X+1,Y)=Lut2(a,1)であるかを判定する(S102)。Image(2X,Y)は偶数列、Image(2X+1,Y)は奇数列である。
この時、Lut、1Lut2内に格納されたA/Dコンバータ801、802の出力値と画素の出力値とを比較して、画素の出力値と同じA/D出力値を探し、一致するA/D出力値に相当する補正値を画素に書き込む。即ち、Image(2X,Y)にLut(a,2)の値を代入し、Image(2X+1,Y)にLut(a,2)の値を代入する(S103)。この処理を横1ライン分繰り返し行い、2X+1=XMAX、又は2X=XMAXにまで処理したら(S104)、Yを1画素繰り上げ、次のラインの処理を同様に行い、YMAXになるまでS102〜S105の処理を繰り返し行う。
以上の処理はコントロールPC内に記録されているソフトウェアによって行い、画像データや補正表のデータは図示しない画像処理装置109のメモリ内に記憶されている。
本実施形態は、既存のFPDの制御基板にD/Aコンバータとカウンタを追加し、ソフトウェアを変更するだけの小さな変更で、複数のA/Dコンバータの非直線性誤差を補正することが可能となるのが特徴である。また、既存のFPDの制御基板にD/Aコンバータやカウンタを実装できない場合或いは既存のシステムに変更を加えたくない場合には、図5に示す補正表を何らかの方法で予め作成し、コントロールPCに記憶させることで対応可能である。
このように本実施形態でも、第1の実施形態と同様に、複数のA/Dコンバータの出力特性を簡便に補正でき、この補正技術を撮像装置や放射線撮像装置に用いることによって画像の質を著しく向上することが可能である。特に、微妙な陰影を読み取る医療画像診断に用いられる放射線検出装置においては、著しい画質の向上が得られ、診断精度の向上に貢献することが可能となる。さらに、異なる半導体チップに形成された複数のA/Dコンバータを使用した、高性能のA/Dコンバータが必要とされる放射線検出装置においては、異なる半導体チップに形成されたことに起因する非直線性誤差特性の差による画像の質を著しく向上することが可能となる。また、複数のA/Dコンバータの特性をリアルタイムに補正するため、動画のようなリアルタイム性が要求されるアプリケーションにも対応可能である。
(第3の実施形態)
図7は上述のようなA/Dコンバータの誤差補正機能を有する撮像装置を用いた放射線撮像システムの一実施形態を示すブロック図である。なお、図7では図10のFPDと同一部分は同一符号を付している。図中101は人体を透過した放射線を可視光102に変換する蛍光体である。放射線としてはX線を用いているが、α線、β線、γ等を用いることも可能である。119はX線120を放射するX線源である。
また、103は図示しないガラス基板上にアモルファスシリコンプロセスを用いて作製した2次元センサであり、蛍光体101からの可視光を等倍で読み取る。2次元センサ103は図10の2次元センサと同じであり、蛍光体101から発した人体の情報を担った光を電気信号へと変換し、蓄積する光電変換素子と、光電変換素子の信号を転送するTFTとを有する画素を2次元に配列したものである。2次元センサには、ゲート線、信号線、センサバイアス線が設けられている。
垂直駆動回路105は2次元センサ103のゲート線から駆動信号を供給することでTFTを駆動し、TFTから読み出された電気信号は信号増幅回路104で増幅された後、中継基板123を介して制御基板124へ送られ、A/Dコンバータ106でデジタル信号へ変換される。A/Dコンバータ106は上述のように複数のA/Dコンバータを用いて並列処理を行い、且つ、複数のA/Dコンバータの出力特性の補正機能を有するものである。
制御基板124は信号増幅回路104や垂直駆動回路105へ2次元センサ103を駆動するための制御信号を送る制御用コンピュータ108のほか、2次元センサ103、垂直駆動回路105、信号増幅回路104で必要な電源を作るレギュレータ107を内包している。ここで、FPD112は蛍光体101、2次元センサ103、信号増幅回路104、垂直駆動回路105、中継基板123、制御基板124で構成されている。
A/Dコンバータ106でデジタル信号へ変換された画像データはコントロールPC111内の画像処理装置109に送られ、診断に適した画像に処理され、モニター118上に表示される。表示された画像はオペレータの操作によってプリンタ116に出力することもできる。更に、画像データはコントロールPC111内の記録装置122や外部記録装置117や病院のネットワーク上にある記録装置に適宜保存される。コントロールPC111は画像処理装置109、記録装置122のほか、システム全体を制御するプログラム/制御ボード110を含んでいる。
これら放射線撮像システムの制御はコントロールPC111によってすべて行い、X線源119との同期や画像の保存、画像の印刷、病院内ネットワーク126との接続等もこのコントロールPC111で行うことができる。制御卓113は患者IDの登録、撮影部位の情報入力や、並びに撮影した画像の画像処理の方法等を入力するものであり、これらの入力情報はコントロールPC111に送られる。また、FPDの動作状態は動作表示灯125やモニター118によって表示される。なお、X線源制御卓115はX線源119の設定を行い、電源114はレギュレータ107に電源を供給する。
2次元センサ103に用いる光電変換素子には、MIS(Metal-Insulator-Semiconductor)型光電変換素子またはPIN型光電変換素子が用いられ、これら光電変換素子やTFTは大面積を均一に成膜できるアモルファスシリコンプロセスによって作製される。また、CCDやCMOSセンサなど他の光電変換素子を用いても構わない。なお、光電変換素子ではなく、放射線を直接電気信号に変換する、アモルファスセレン(a−Se)や多結晶CdSなどからなる変換素子を用いることも可能である。その場合には、蛍光体101は不要である。
図8はTFTとMIS型光電変換素子を用いた画素を示す断面図である。図8において、TFT219はガラス基板201上に形成され、クロム、アルミニウムまたはアルミニウムの合金からなるゲート電極202、アモルファスシリコン窒化膜で形成される絶縁膜203、水素化アモルファスシリコン(a−Si:H)によって形成されるチャネル層204、チャネル層204と金属電極とをオーミックコンタクトをとるためのNアモルファスシリコン層205、アルミニウムまたはアルミニウムの合金等の金属によって形成されるソース電極206、ドレイン電極207から構成されている。
MIS型光電変換素子220はTFT219と同じくガラス基板201上にクロム、アルミニウムまたはアルミニウムの合金等の金属によって形成されるセンサ下部電極209、MIS型フォトセンサの絶縁層となる窒化シリコン薄膜からなる絶縁層210、水素化アモルファスシリコンによって形成される可視光を電気信号へ変換する光電変換層211、光電変換層211と電極とのオーミックコンタクトを取り、且つ、センサバイアス線からの正孔の注入をブロックするN型アモルファスシリコン層212、MIS型フォトセンサに電圧を供給するITOからなる透明電極213及びアルミニウムやクロムで形成されるセンサバイアス線214から構成されている。
更に、光電変換素子220とTFT219を湿度や異物から保護するための保護層215、放射線を可視光に変換する蛍光体217、蛍光体を接着するための接着層216、蛍光体を湿度から保護するための蛍光体保護層218からなっている。図8では図7の蛍光体101を蛍光体217として素子内部に組み込んでいる。
図9はTFTとPIN型光電変換素子を用いた画素の断面図を示す。図9において、TFT419はガラス基板401上にクロム、アルミニウムまたはアルミニウムの合金からなるゲート電極402、アモルファスシリコン窒化膜で形成される絶縁膜403、水素化アモルファスシリコン(a−Si:H)によって形成されるチャネル層404、チャネル層404と金属電極とをオーミックコンタクトをとるための負の導電性を持つNアモルファスシリコン層405、アルミニウムまたはアルミニウムの合金等の金属によって形成されるソース電極406、ドレイン電極407、信号線408から構成されている。
PIN型光電変換素子420はアルミニウムまたはアルミニウムの合金からなるセンサ下部電極層409、センサ下部電極層409から光電変換層411へ正孔の注入を阻止するため負の導電性を持つNアモルファスシリコン層410、水素化アモルファスシリコンによって形成される可視光を電気信号に変換する光電変換層411、センサバイアス線414並びに透明電極413から光電変換層411への電子の注入を阻止する正の導電性を持つP型アモルファスシリコン層412から構成されている。
センサバイアス線414はPIN型光電変換部に電圧を供給するものでアルミニウムやアルミニウム合金からなり、透明電極413はITO等の透明電極材料で形成されている。また、光電変換素子420とTFT419を湿度や異物から保護するための保護層415、放射線を可視光に変換する蛍光体417、蛍光体を接着するための接着層416、蛍光体を湿度から保護するための蛍光体保護層418からなっている。図9では図7の蛍光体101を蛍光体417として素子内部に組み込んでいる。
本発明の第1の実施形態を示す回路図である。 第1の実施形態のA/Dコンバータの誤差補正を説明する図である。 第1の実施形態の基準信号発生器の各部の信号を示す図である。 本発明の第2の実施形態を示す回路図である。 第2の実施形態のキャリブレーション動作によって得られたデータ及び補正表の例を示す図である。 第2の実施形態の誤差補正処理を示すフローチャートである。 本発明のA/Dコンバータ誤差補正機能を有する放射線撮像システムの一実施形態を示すブロック図である。 2次元センサに用いるMIS型光電変換素子とTFTを示す断面図である。 2次元センサに用いるPIN型光電変換素子とTFTを示す断面図である。 FPDの一例を示す回路図である。 A/Dコンバータの誤差特性を示す図である。
符号の説明
101 蛍光体
102 可視光
103 2次元センサ
104 信号増幅回路
105 垂直駆動回路
106 A/Dコンバータ
107 レギュレータ
108 制御用コンピュータ
109 画像処理装置
110 プログラム/制御ボード
111 コントロールPC
112 FPD
113 制御卓
115 X線制御卓
117 外部記録装置
118 モニター
119 X線源
123 中継基板
124 制御基板
801、802 A/Dコンバータ
803、804 メモリ
805 D/Aコンバータ
806 カウンタ
SW807、SW808、SW811、SW812 スイッチ
808、809、810、815 マルチプキクサ回路

Claims (13)

  1. 少なくとも1つのA/D変換手段を有するA/D変換回路において、基準信号を発生する基準信号発生手段と、前記A/D変換手段の出力信号を前記基準信号発生手段の基準信号に合わせて補正する補正手段とから成る補正部を有することを特徴とするA/D変換回路。
  2. 前記補正手段は、前記A/D変換手段の出力信号と関連付けて前記基準信号を記憶する記憶手段を有することを特徴とする請求項1に記載のA/D変換回路。
  3. 前記補正手段は、前記A/D変換手段の出力信号をアドレスデータとして入力し、前記A/D変換手段の出力信号に同期した前記基準信号を前記A/D変換手段の出力によって指定されたアドレスに記憶する記憶手段を有することを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載のA/D変換回路。
  4. 少なくとも1つのA/D変換手段を有するA/D変換回路の誤差特性を補正する補正方法であって、前記A/D変換手段の出力信号を所定基準信号に合わせて補正することを特徴とするA/D変換回路の出力補正方法。
  5. 入射した光を電気信号に変換する光電変換素子と前記電気信号を転送するスイッチ素子とを含む画素が2次元に配列された画素部と、複数の前記画素を行方向に接続する複数の制御配線と、複数の前記画素の前記スイッチ素子を介して前記光電変換素子からの電気信号を読み出す複数の信号配線と、を備えた変換回路部と、
    前記複数の制御配線を順次駆動する駆動回路部と、
    前記複数の信号配線と接続され、前記光電変換素子からの電気信号を行毎に読み出す読み出し用回路部と、を有する撮像装置において、
    前記読み出し用回路部は、前記複数の信号配線からの信号をデジタル信号に変換する複数のA/D変換手段と、前記複数のA/D変換手段の出力信号を補正する補正部とを有し、
    前記補正部は、基準信号を発生する基準信号発生手段と、前記A/D変換手段の出力信号を前記基準信号に合わせて補正する補正手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  6. 前記補正手段は、前記A/D変換手段の出力信号と関連付けて前記基準信号を記憶する記憶手段を有することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記補正手段は、前記A/D変換手段の出力信号をアドレスデータとして入力し、前記A/D変換手段の出力信号に同期した前記基準信号を前記A/D変換手段の出力によって指定されたアドレスに記憶する記憶手段を有することを特徴とする請求項5または6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 入射した放射線を電気信号に変換する変換手段と前記電気信号を転送するスイッチ素子とを含む画素が2次元に配列された画素部と、複数の前記画素を行方向に接続する複数の制御配線と、複数の前記画素の前記スイッチ素子を介して前記変換手段からの電気信号を読み出す複数の信号配線と、を備えた変換回路部と、
    前記複数の制御配線を順次駆動する駆動回路部と、
    前記複数の信号配線と接続され、前記変換手段からの電気信号を行毎に読み出す読み出し用回路部とを有する放射線撮像装置において、
    前記読み出し用回路部は、前記複数の信号配線からの信号をデジタル信号に変換する複数のA/D変換手段と、前記複数のA/D変換手段の出力信号を補正する補正部とを有し、
    前記補正部は、基準信号を発生する基準信号発生手段と、前記A/D変換手段の出力信号を前記基準信号に合わせて補正する補正手段とを有することを特徴とする放射線撮像装置。
  9. 前記補正手段は、前記A/D変換手段の出力信号と関連付けて前記基準信号を記憶する記憶手段を有することを特徴とする請求項8に記載の放射線撮像装置。
  10. 前記補正手段は、前記A/D変換手段の出力信号をアドレスデータとして入力し、前記A/D変換手段の出力信号に同期した前記信号を前記A/D変換手段の出力によって指定されたアドレスに記憶する記憶手段を有することを特徴とする請求項8または9のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。
  11. 前記変換手段は、放射線を可視光に変換する蛍光体と、該系光体からの光を電気信号に変換する光電変換素子と、を有することを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。
  12. 前記変換手段は、放射線を直接電気信号に変換する変換素子を有することを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。
  13. 請求項8〜12のいずれか1項に記載の放射線撮像装置と、前記放射線撮像装置からの信号を画像として処理する処理手段と、前記処理手段からの信号を記録する記録手段と、前記処理手段からの信号を表示する表示手段と、前記処理手段からの信号を伝送する伝送手段と、前記放射線を発生する放射線源とを備えたことを特徴とする放射線撮像システム。
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