JP2005195883A - 現像装置、及びそれを備える画像形成装置 - Google Patents
現像装置、及びそれを備える画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005195883A JP2005195883A JP2004002198A JP2004002198A JP2005195883A JP 2005195883 A JP2005195883 A JP 2005195883A JP 2004002198 A JP2004002198 A JP 2004002198A JP 2004002198 A JP2004002198 A JP 2004002198A JP 2005195883 A JP2005195883 A JP 2005195883A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- developer
- roller
- developing
- developing roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
Abstract
【課題】現像剤の供給量及び帯電量を安定させる。
【解決手段】トナー槽51内のトナーのレベルにかかわらず、トナー槽51底の供給ローラ52によりトナーがトナー溜り領域Rへと搬送されて、トナーがトナー溜り領域Rに収集され、トナーが供給ローラ52から現像ローラ53へと安定に搬送供給される。また、供給ローラ52を現像ローラ53と同一方向に回転させることから、相互に対向する現像ローラ53の外周部位と供給ローラ52の外周部位が相互に反対方向に回転移動し、供給ローラ52によりトナーが現像ローラ53へと搬送され、現像ローラ53により余分なトナーがトナー溜り領域Rに戻され、これによってもトナーが現像ローラ53に安定に搬送供給される。この結果、トナー規制ブレード54により現像ローラ53外周のトナー層の厚みが良好に規制され、かつトナー層が良好に帯電される。
【選択図】図6
【解決手段】トナー槽51内のトナーのレベルにかかわらず、トナー槽51底の供給ローラ52によりトナーがトナー溜り領域Rへと搬送されて、トナーがトナー溜り領域Rに収集され、トナーが供給ローラ52から現像ローラ53へと安定に搬送供給される。また、供給ローラ52を現像ローラ53と同一方向に回転させることから、相互に対向する現像ローラ53の外周部位と供給ローラ52の外周部位が相互に反対方向に回転移動し、供給ローラ52によりトナーが現像ローラ53へと搬送され、現像ローラ53により余分なトナーがトナー溜り領域Rに戻され、これによってもトナーが現像ローラ53に安定に搬送供給される。この結果、トナー規制ブレード54により現像ローラ53外周のトナー層の厚みが良好に規制され、かつトナー層が良好に帯電される。
【選択図】図6
Description
本発明は、電子写真方式あるいは静電記録方式等の画像形成装置で用いられる現像装置、及びそれを備える画像形成装置に関する。
周知の様に電子写真方式あるいは静電記録方式等の画像形成装置としては、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等がある。この種の画像形成装置においては、静電潜像を感光体上に形成し、現像剤を現像装置から感光体へと供給し、現像剤により感光体上の静電潜像を現像して、感光体上に現像剤像を形成し、この現像剤像を感光体から記録用紙に転写し、記録用紙を加熱及び加圧して、現像剤像を記録用紙上に定着させている。
この様な画像形成装置においては、現像剤の供給量及び帯電量を安定させる必要があり、それらの安定化が現像装置に対して要求される。
このため、例えば特許文献1の現像装置では、現像ローラとトナー補給ローラを相互に当接して、各ローラを相互に逆方向に回転し、ブレードを現像ローラに当接しており、ブレードの当接圧を高精度で制御することにより、現像ローラ外周のトナー付着量及び帯電量を調節している。
また、特許文献2の現像装置では、現像ローラと複数の弾性ローラを相互に当接して逆方向に回転し、ブレードを現像ローラに当接しており、ブレードの前段に各弾性ローラを配置することにより、現像ローラ外周のトナーの帯電量を調節している。
更に、特許文献3の現像装置では、現像ローラと剥離供給ローラを相互に当接して、各ローラを同一方向に回転し、ブレードを現像ローラに当接しており、現像ローラ及びブレードとして金属製のものを用いて、放熱性を改善することにより、トナーの固着を防止して、現像剤の供給を安定化させている。
特開平07−114267号公報
特開平07−128977号公報
特開2002−351210号公報
しかしながら、特許文献1乃至3の現像装置では、現像剤が十分にあるときには、供給ローラによる現像ローラへの現像剤の供給能力が安定していても、現像剤が消費されて、現像剤のレベルが徐々に低下して行き、現像剤のレベルが供給ローラよりも低くなると、供給ローラによる現像ローラへの現像剤の供給能力が低下した。より具体的には、現像剤のレベルが高いときには、供給ローラ全体が現像剤中に埋まり、供給ローラの回転に伴い、供給ローラ付近の多くの現像剤が現像ローラへと流動して供給されるのに対して、現像剤のレベルが供給ローラよりも低くなったときには、供給ローラ外周に付着して搬送される現像剤のみが現像ローラに供給される。従って、現像剤のレベルが高いときと低いときでは、現像ローラに供給される現像剤の量が異なり、現像剤の供給量が安定せず、また現像剤の帯電状態も異なり、現像剤の帯電量も安定しなかった。
そこで、本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたものであり、現像剤のレベルが低下したときでも、現像剤の供給量及び帯電量を安定させることが可能な現像装置及びそれを備える画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、現像ローラを回転させつつ、現像ローラ外周に現像剤を付着させて、現像剤を現像ローラから潜像担持体へと搬送供給する現像装置において、現像ローラに並設され、現像剤を現像ローラ外周に付着させる供給ローラと、現像ローラに摺接して、現像ローラ外周の現像剤層を規制する現像剤層規制部材とを備え、現像ローラ、供給ローラ、及び現像剤層規制部材により囲まれる現像剤溜り領域を形成し、供給ローラを現像ローラと同一方向に回転させている。
また、本発明においては、供給ローラ近傍から現像剤溜り領域に至る現像剤の流通路を狭くしている。
更に、本発明においては、現像剤を攪拌する攪拌部材を供給ローラ上方に設け、攪拌部材を供給ローラと同一方向に回転させている。
また、本発明においては、現像ローラを潜像担持体の下側に当接させている。
一方、本発明は、上記本発明の現像装置を備える画像形成装置において、複数の現像装置及び該各現像装置に現像剤を供給するそれぞれの現像剤カートリッジを備え、各現像装置及び各現像剤カートリッジをタンデムに配列したことを特徴とする現像装置を備えている。
また、本発明においては、各現像剤カートリッジがそれぞれの現像装置に着脱自在に装着され、各現像剤カートリッジが画像形成装置のフロントドア近傍に配置されている。
本発明によれば、現像ローラ、供給ローラ、及び現像剤層規制部材により囲まれる現像剤溜り領域を形成している。ここで、供給ローラから現像ローラへと現像剤が供給されて、現像ローラ外周に現像剤が付着し、現像ローラ外周の現像剤層の厚みが現像剤層規制部材により規制される。従って、現像ローラ外周の回転移動方向上流側に供給ローラが配置され、該回転移動方向下流側に現像剤層規制部材が配置され、現像ローラ外周に沿って、供給ローラから現像剤層規制部材までの範囲に現像剤溜り領域が形成されることになる。そして、現像剤のレベルにかかわらず、供給ローラにより現像剤が現像剤溜り領域へと搬送されて、現像剤が現像剤溜り領域に収集される。このため、現像剤のレベルが低下しても、現像剤が現像剤溜り領域に溜り、現像剤溜り領域内の現像剤の圧力が略一定に保持され、現像剤が供給ローラから現像ローラへと安定に搬送供給される。また、供給ローラを現像ローラと同一方向に回転させることから、相互に対向する現像ローラの外周部位と供給ローラの外周部位が相互に反対方向に回転移動し、供給ローラにより現像剤が現像ローラへと搬送され、現像ローラにより余分な現像剤が現像剤溜り領域に戻され、これによっても現像剤が現像ローラに安定に搬送供給される。この結果、現像剤層規制部材による現像ローラ外周の現像剤層の厚みの規制が良好に行われ、現像剤層の帯電も良好に行われる。
更に、現像ローラ、供給ローラ、及び現像剤層規制部材を近接配置するため、現像装置の小型化を図ることができる。
また、供給ローラ近傍から現像剤溜り領域に至る現像剤の流通路を狭くしているので、現像剤溜り領域への現像剤の流量が制限され、現像剤溜り領域内の現像剤の過剰圧力、現像剤溜り領域内での現像剤の擬集、及び現像剤溜り領域からの現像剤の逆流等を防止することができる。
更に、現像剤を攪拌する攪拌部材を供給ローラ上方に設け、攪拌部材を供給ローラと同一方向に回転させているので、攪拌部材により現像剤が効率的に攪拌され、攪拌部材による現像剤の予備帯電が安定化し、現像剤の擬集を良好に防止することができる。これに対して攪拌部材を供給ローラと逆方向に回転させると、攪拌部材による現像剤の攪拌効率が低下し、攪拌部材による現像剤の予備帯電も非効率的となり、現像剤が擬集し易くなる。
また、現像ローラを潜像担持体の下側に当接させているので、現像ローラと潜像担持体間のニップ域よりも現像ローラの回転移動方向下流側で飛散した現像剤が落下しても、この現像剤が潜像担持体に付着せず、潜像担持体上の現像剤像が汚れずに済む。仮に、現像ローラを潜像担持体の上側に当接させると、飛散した現像剤が落下して潜像担持体に付着し、潜像担持体上の現像剤像が汚れる。
一方、本発明の画像形成装置においては、上記本発明の各現像装置、及び各現像剤カートリッジをタンデムに配列している。例えば、カラー用の画像形成装置においては、黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色別に、現像装置及び現像剤カートリッジを備え、各現像装置、及び各現像剤カートリッジをタンデムに配列している。先に述べた様に上記本発明の現像装置の小型化を図ることができるので、上記本発明の現像装置をカラー用の画像形成装置に適用すれば、画像形成装置の小型化も図ることができる。
また、各現像剤カートリッジをフロントドア近傍に配置しているので、画像形成装置に対する各現像剤カートリッジの着脱を容易に行ない得る。
以下、本発明の実施例を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の実施例1を示す側面図である。本実施例の画像形成装置は、カラー画像を記録用紙に記録するカラーレーザープリンタであり、露光ユニット1、各画像形成ステーションPa、Pb、Pc、Pd、中間転写ベルトユニット2、定着ユニット3、用紙搬送装置4、給紙トレイ5、及び排紙トレイ6等を備えている。
この画像形成装置において、記録用紙は、給紙トレイ5に積載収容されており、ピックアップローラ7-1により1枚ずつ給紙トレイ5から引き出されて、搬送ローラ4-1によりレジストローラ8へと搬送される。あるいは、記録用紙は、手差しトレイ9に載置され、ピックアップローラ7-2により引き出されて、各搬送ローラ4-4〜4-6によりレジストローラ8へと搬送される。レジストローラ8は、記録用紙を一旦停止させて、記録用紙の先端を揃え、記録用紙の先端が中間転写ベルトユニット2の中間転写ベルト11上に形成されるトナー像の先端に重なるタイミングで、記録用紙を2次転写ローラ12へと搬送する。
各画像形成ステーションPa、Pb、Pc、Pdは、黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のトナー像をそれぞれ形成して、各色のトナー像を中間転写ベルトユニット2の中間転写ベルト11に転写する。これらの画像形成ステーションPa、Pb、Pc、Pdは、各現像装置21a〜21d、各トナーカートリッジ22a〜22d、各感光体ドラム23a〜23d、各帯電器24a〜24d、及び各クリーナユニット25a〜25d等を備えている。
各感光体ドラム23a〜23dは、中間転写ベルト11を介してそれぞれの1次転写ローラ26a〜26dに押圧されており、矢印方向Bに回転移動する中間転写ベルト11と同一の周速度で、中間転写ベルト11と共に回転される。また、各1次転写ローラ26a〜26dも、矢印方向Bに回転移動する中間転写ベルト11と同一の周速度で、中間転写ベルト11に追従回転する。
各帯電器24a〜24dは、各感光体ドラム23a〜23dに接触するローラ型やブラシ形のもの、あるいはチャージャー型のものであり、各感光体ドラム23a〜23d表面を一様に帯電させる。
露光ユニット1は、各感光体ドラム23a〜23dへのそれぞれのレーザー光を出射するレーザー光源1a、及び各レーザー光をそれぞれの感光体ドラム23a〜23dに導く複数のミラー1b等を有しており、画像データに応じて各レーザー光を変調しつつ、各レーザー光をそれぞれの感光体ドラム23a〜23d表面に照射して、各感光体ドラム23a〜23d表面にそれぞれの静電潜像を形成する。
尚、露光ユニット1として、ELやLED等の発光素子をアレイ状に並べた書き込みヘッドを用いても良い。
各トナーカートリッジ22a〜22dは、黒、イエロー、マゼンタ、シアンのトナーを収容している。各現像装置21a〜21dは、各トナーカートリッジ22a〜22dからそれぞれの色のトナーを供給され、各感光体ドラム23a〜23d表面の静電潜像にそれぞれの色のトナーを付着させて、各感光体ドラム23a〜23d表面にそれぞれの色のトナー像を形成する。これらのトナー像は、各感光体ドラム23a〜23dから中間転写ベルト11に転写されて重ね合わせられる。
中間転写ベルトユニット2は、中間転写ベルト11、各1次転写ローラ26a〜26d、駆動支持ローラ31と従動支持ローラ32、及び2次転写ローラ33等を備えており、中間転写ベルト11を駆動支持ローラ31と従動支持ローラ32に掛け渡して回転移動可能に支持し、各1次転写ローラ26a〜26d及び2次転写ローラ33を中間転写ベルト11に押し付けている。
中間転写ベルト11は、例えば厚さ100μm〜150μm程度の合成樹脂フィルムにより形成される。2次転写ローラ33は、左右に移動可能に支持されており、右方向に移動されたときに、駆動支持ローラ31との間に中間転写ベルト11を挟み込んで、ニップ域を形成する。駆動支持ローラ31は、2次転写ローラ33のバックアップローラとしての役目を果たしつつ、各1次転写ローラ26a〜26dと各感光体ドラム23a〜23d間のそれぞれのニップ域を下流側にして、回転駆動され、中間転写ベルト11を引っ張って矢印方向Bに回転移動させる。これにより、各ニップ域が安定的に維持される。
尚、各1次転写ローラ26a〜26dと各感光体ドラム23a〜23d間のそれぞれのニップ域をより安定的に形成するために、各1次転写ローラ26a〜26d及び各感光体ドラム23a〜23dのうちの一方を硬質材料で形成し、他方を弾性材料で形成するのが好ましい。
各1次転写ローラ26a〜26dは、例えば金属製の直径8mm〜10mmの軸の外周を導電性の弾性材(EPDM、発泡ウレタン等)により被覆したものである。各1次転写ローラ26a〜26dは、該各1次転写ローラ26a〜26dと各感光体ドラム23a〜23d間のニップ域に中間転写ベルト11を挟み込んだ状態で、トナーの帯電極性とは逆極性のバイアス電圧を印加され、それぞれの電界を中間転写ベルト11を介して各感光体ドラム23a〜23d表面のトナーに作用させ、各感光体ドラム23a〜23d表面のトナーを中間転写ベルト11へと引き付けて転写させる。これにより、各色のトナー像が中間転写ベルト11に転写されて重ね合わせられる。
尚、各1次転写ローラ26a〜26dとして、ローラの代わりに、ブラシ等を用いても構わない。
クリーニングユニット34は、例えば中間転写ベルト11表面に摺接するクリーニングブレードであり、中間転写ベルト11表面に残留したトナーを除去して、次回に印字される画像のカブリ等を防止する。
こうして中間転写ベルト11に転写され重ね合わせられた各色のトナー像は、該中間転写ベルト11の回転移動に伴い、駆動支持ローラ31と2次転写ローラ33間のニップ域へと搬送される。そして、中間転写ベルト11上の各色のトナー像の先端とレジストローラ8により搬送されて来た記録用紙の先端が重ねられ、各色のトナー像と記録用紙が重ね合わせられて、各色のトナー像が記録用紙に転写される。
引き続いて、記録用紙は、定着ユニット3へと搬送され、ここで加圧ローラ3aと加熱ローラ3b間に挟み込まれる。これにより、記録用紙上の各色のトナーが加熱余裕されて混合され、各色のトナー像が記録用紙上にカラー画像として定着される。
更に、記録用紙は、用紙搬送装置4により排紙トレイ6へと搬送されて、ここにフェイスダウンで排出される。
尚、画像形成ステーションPaだけを用いて、モノクロ画像を形成し、モノクロ画像を中間転写ベルトユニット2の中間転写ベルト11に転写することも可能である。このモノクロ画像も、カラー画像と同様に、中間転写ベルト11から記録用紙に転写され、記録用紙上定着される。
また、記録用紙の表面だけではなく、両面の印字を行なう場合は、記録用紙の表面の画像を定着ユニット3により定着した後に、記録用紙を用紙搬送装置4の搬送ローラ4-3により搬送する途中で、搬送ローラ4-3を停止させてから逆回転させ、記録用紙を用紙搬送装置4の反転経路4rに通して、記録用紙の表裏を反転させてから、記録用紙をレジストローラ8へと導き、記録用紙の表面と同様に、記録用紙の裏面に画像を記録して定着し、記録用紙を排紙トレイ6に排出する。
次に、各トナーカートリッジ22a〜22dについて述べる。ここでは、図2に示す様に各トナーカートリッジ22a〜22dを各現像装置21a〜21dから取り外すことができ、各トナーカートリッジ22a〜22dを新たなものに交換することにより、各色のトナーを補給している。
図3は、トナーカートリッジ22(各トナーカートリッジ22a〜22dの共通符号を22とする)を現像装置21(各現像装置21a〜21dの共通符号を21とする)に装着する前の状態を正面側から見て示す斜視図である。また、図4は、装着後のトナーカートリッジ22及び現像装置21を正面側から見て拡大して示す断面図であり、図5は、現像装置21を正面側から見て拡大して示す斜視図である。
トナーカートリッジ22は、その奥行きtを現像装置21の奥行きTよりも十分に短くされているものの、その高さhを奥行きtよりも十分に長くされて、その容積を確保されている。トナーカートリッジ22の奥行きtを短くしたことから、トナーカートリッジ22を画像形成装置の前面寄りに装着した状態では、トナーカートリッジ22が画像形成装置の奥の部品に干渉することはない。また、画像形成装置のフロントドアを開けると、トナーカートリッジ22が最も手前にあるので、トナーカートリッジ22の交換が容易である。
トナーカートリッジ22は、図4に示す様にその底のトナー供給口22f、及びトナー供給口22f周囲の鍔22gを有している。また、現像装置21は、その天板のトナー受け入れ口21f、及びトナー受け入れ口21f両側の案内溝21gを有しており、図5に示す様に各案内溝21gにガイド板41を挿入し、ガイド板41をバネ(図示せず)により画像形成装置の手前の方(矢印方向C)に付勢して、ガイド板41の一端41aをトナー受け入れ口21fの縁に当接させ、ガイド板41を閉じている。
トナーカートリッジ22を装着するときには、トナーカートリッジ22を現像装置21の天板に載せて、トナーカートリッジ22の鍔22gを現像装置21の案内溝21gに差し込んで、トナーカートリッジ22を画像形成装置の奥の方(図3の矢印方向D)へとスライドさせ、ガイド板41をトナーカートリッジ22の鍔22gにより押して、ガイド板41を開き、トナーカートリッジ22のトナー供給口22fと現像装置21のトナー受け入れ口21fを重ね合わせる。この後、トナーカートリッジ22のトナー供給口22fを封止している二つ折りのシール42を引っ張り剥して除去し、トナーカートリッジ22のトナー供給口22fと現像装置21のトナー受け入れ口21f間を通じさせて、トナーカートリッジ22から現像装置21へのトナー供給を可能にする。
トナーカートリッジ22内のトナーが無くなったときには、トナーカートリッジ22を画像形成装置の手前の方へとスライドさせて取り外す。
こうしてトナーカートリッジ22が装着及び取り外されて、その交換が行なわれる。
次に、現像装置21について、図6を参照しつつ述べる。この現像装置21は、1成分の非磁性体の現像剤(以下トナーと称す)を収容したトナー槽51、トナーをトナー槽51から引き上げる供給ローラ52、トナーを供給ローラ52から受け取って感光体ドラム23(各感光体ドラム23a〜23dの共通符号を23とする)へと搬送する現像ローラ53、現像ローラ53外周面のトナー層を一定の厚みにするトナー規制ブレード54、及びトナーを攪拌する攪拌部材55を備えている。
供給ローラ52は、トナー槽51内に配置されており、回転自在に支持されて、図示しないモータ等により矢印Bの方向に回転駆動される。この供給ローラ52の材質は、例えば発泡性ゴム弾性材料である。
現像ローラ53は、供給ローラ52と感光体ドラム23間に配置され、供給ローラ52及び感光体ドラム53に接触しており、回転自在に支持されて、図示しないモータ等により供給ローラ52と同じ矢印Bの方向にかつ感光体ドラム23と同じ周速度で回転駆動される。この現像ローラ53の材質は、例えば導電性ゴム弾性材料であり、バイアス電源により帯電される。
トナーは、供給ローラ52及び現像ローラ53の回転に伴い、供給ローラ52によりトナー槽51から引き上げられて、現像ローラ53外周面に供給され、更に現像ローラ53外周面で担持搬送されて、感光体ドラム23上の静電潜像に付着する。
トナー規制ブレード54は、供給ローラ52と現像ローラ53間の接触部位から離れた現像ローラ53回転方向下流側で、現像ローラ53に圧接し、現像ローラ53外周面のトナー層を一定の厚みに規制する。これにより、感光体ドラム23へのトナーの供給量が一定に保たれる。
ここでは、現像ローラ53を感光体ドラム23の下側に当接させているので、現像ローラ53と感光体ドラム23間のニップ域よりも現像ローラ53外周の回転移動方向下流側で飛散したトナーが落下しても、このトナーが感光体ドラム23に付着せず、感光体ドラム23上のトナー像が汚れずに済む。仮に、現像ローラ53を感光体ドラム23の上側に当接させると、飛散したトナーが落下して感光体ドラム23に付着し、感光体ドラム23上のトナー像が汚れる。
攪拌部材55は、供給ローラ52上方に設けられ、回転自在に支持されて、図示しないモータ等により矢印Bの方向に回転駆動される。攪拌部材55の回転方向が供給ローラ52と同一のため、相互に対向する攪拌部材55の外周部位と供給ローラ52の外周部位が相互に反対方向に回転移動し、攪拌部材55によるトナーの攪拌が効率的に行われ、攪拌部材55によるトナーの予備帯電が安定化し、トナーの擬集を良好に防止することができる。これに対して攪拌部材55を供給ローラ52と逆方向に回転させると、攪拌部材55によるトナーの攪拌効率が低下し、攪拌部材55によるトナーの予備帯電も非効率的となり、トナーが擬集し易くなる。
この様な現像装置21においては、現像ローラ53、供給ローラ52、トナー規制ブレード54、及びトナー槽51の内壁一部により囲まれるトナー溜り領域Rをトナー槽51の底近傍に形成している。尚、トナー規制ブレード54の形状及びサイズの変更により、トナー槽51の内壁一部を利用せずに、トナー溜り領域Rを形成することも可能である。
ここで、現像ローラ53外周の回転移動方向上流側及び下流側に供給ローラ52及びトナー規制ブレード54がそれぞれ配置され、現像ローラ53外周に沿って、供給ローラ52からトナー規制ブレード54までの範囲にトナー溜り領域Rが形成されている。トナー槽51内のトナーのレベルにかかわらず、トナー槽51底の供給ローラ52によりトナーがトナー溜り領域Rへと搬送されて、トナーがトナー溜り領域Rに収集される。このため、トナー槽51内のトナーのレベルが低下しても、トナーがトナー溜り領域Rに溜り、トナー溜り領域R内のトナーの圧力が略一定に保持され、トナーが供給ローラ52から現像ローラ53へと安定に搬送供給される。また、供給ローラ52を現像ローラ53と同一方向に回転させることから、相互に対向する現像ローラ53の外周部位と供給ローラ52の外周部位が相互に反対方向に回転移動し、供給ローラ52によりトナーが現像ローラ53へと搬送され、現像ローラ53により余分なトナーがトナー溜り領域Rに戻され、これによってもトナーが現像ローラ53に安定に搬送供給される。
また、トナー槽51のアゴ部51aを該トナー槽51内側に突出させて、供給ローラ52近傍からトナー溜り領域Rに至るトナーの流通路を狭くしているので、トナー溜り領域Rへのトナーの流量が制限され、トナー溜り領域R内のトナーの過剰圧力、トナー溜り領域R内でのトナーの擬集、及びトナー溜り領域Rからのトナーの逆流等を防止している。これによっても、トナーが現像ローラ53に安定に搬送供給される。
この様に現像ローラ53へのトナーの供給量を安定化させた結果として、トナー規制ブレード54により現像ローラ53外周のトナー層の厚みが良好に規制され、かつトナー層が良好に帯電される。
図7は、トナー槽51内のトナー残量の変動に対する現像ローラ53外周のトナー層の厚みの変動を示すグラフである。このグラフにおいて、実線S1は現像装置21の特性を示し、点線S2はトナー溜り領域Rを持たない従来の現像装置の特性を示している。このグラフから明らかな様に現像装置21では、トナー溜り領域Rがあることから、トナー槽51内のトナー残量にかかわらず、現像ローラ53外周のトナー層の厚みが良好に規制されている。これに対して従来の現像装置では、トナー溜り領域Rが無いことから、トナー残量の変動に応じて現像ローラ外周のトナー層の厚みが大きく変動している。
この様に本実施例では、トナー溜り領域Rをトナー槽51の底近傍に形成し、供給ローラ52を現像ローラ53と同一方向に回転させ、供給ローラ52近傍からトナー溜り領域Rに至るトナーの流通路を狭くしているので、トナー槽51内のトナーのレベルにかかわらず、トナーがトナー溜り領域Rに溜り、トナー溜り領域R内のトナーの圧力が略一定に保持され、現像ローラ53へのトナーの供給量が安定化する。そして、この結果として、現像ローラ53外周のトナー層の厚みを良好に規制し、かつトナー層を良好に帯電させることが可能になる。
また、現像ローラ53、供給ローラ52、及びトナー規制ブレード54をトナー槽51の底近傍に近接配置しているので、現像装置21の小型化を図ることができ、延いては画像形成装置の小型化も図ることができる。
また、カラー画像形成装置では、各色のトナーを収容した各トナーカートリッジ22a〜22d及び各色のトナー像を形成する各現像器21a〜21dをタンデムに配置するため、画像形成装置の小型化が困難である。ところが、各トナーカートリッジをフロントドア近傍に配置していることから、各トナーカートリッジをフロントドアに接近させることが可能になり、画像形成装置の小型化が可能である。特に、トナーカートリッジの高さhを該トナーカートリッジの奥行きtよりも長く設定し、更にトナーカートリッジの幅を狭くすれば、トナーカートリッジが小型化され、画像形成装置もより小型化することができる。また、画像形成装置に対する各トナーカートリッジの着脱を容易に行ない得る。
尚、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、多様に変形することができる。例えば、現像ローラ53、供給ローラ52、及びトナー規制ブレード54のサイズや配置等を適宜に変更しても構わない。
また、攪拌部材を現像ローラと逆方向に回転させても良い。
更に、カラー用の画像形成装置だけではなく、モノクロ用の画像形成装置にも、本発明を適用することができる。
1 露光ユニット
2 中間転写ベルトユニット
3 定着ユニット
4 用紙搬送装置
5 給紙トレイ
6 排紙トレイ
21、21a〜21d 現像装置
22、22a〜22d トナーカートリッジ
23、23a〜23d 感光体ドラム
24a〜24d 帯電器
25a〜25d クリーナユニット
51 トナー槽
52 供給ローラ
53 現像ローラ
54 トナー規制ブレード
55 攪拌部材
Pa、Pb、Pc、Pd 画像形成ステーション
2 中間転写ベルトユニット
3 定着ユニット
4 用紙搬送装置
5 給紙トレイ
6 排紙トレイ
21、21a〜21d 現像装置
22、22a〜22d トナーカートリッジ
23、23a〜23d 感光体ドラム
24a〜24d 帯電器
25a〜25d クリーナユニット
51 トナー槽
52 供給ローラ
53 現像ローラ
54 トナー規制ブレード
55 攪拌部材
Pa、Pb、Pc、Pd 画像形成ステーション
Claims (6)
- 現像ローラを回転させつつ、現像ローラ外周に現像剤を付着させて、現像剤を現像ローラから潜像担持体へと搬送供給する現像装置において、
現像ローラに並設され、現像剤を現像ローラ外周に付着させる供給ローラと、現像ローラに摺接して、現像ローラ外周の現像剤層を規制する現像剤層規制部材とを備え、
現像ローラ、供給ローラ、及び現像剤層規制部材により囲まれる現像剤溜り領域を形成し、供給ローラを現像ローラと同一方向に回転させることを特徴とする現像装置。 - 供給ローラ近傍から現像剤溜り領域に至る現像剤の流通路を狭くしたことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
- 現像剤を攪拌する攪拌部材を供給ローラ上方に設け、攪拌部材を供給ローラと同一方向に回転させることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
- 現像ローラを潜像担持体の下側に当接させたことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
- 請求項1乃至4のいずれかに記載の現像装置を備える画像形成装置において、
複数の現像装置及び該各現像装置に現像剤を供給するそれぞれの現像剤カートリッジを備え、各現像装置及び各現像剤カートリッジをタンデムに配列したことを特徴とする現像装置を備える画像形成装置。 - 各現像剤カートリッジがそれぞれの現像装置に着脱自在に装着され、各現像剤カートリッジが画像形成装置のフロントドア近傍に配置されることを特徴とする請求項5に記載の現像装置を備える画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004002198A JP2005195883A (ja) | 2004-01-07 | 2004-01-07 | 現像装置、及びそれを備える画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004002198A JP2005195883A (ja) | 2004-01-07 | 2004-01-07 | 現像装置、及びそれを備える画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005195883A true JP2005195883A (ja) | 2005-07-21 |
Family
ID=34817491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004002198A Pending JP2005195883A (ja) | 2004-01-07 | 2004-01-07 | 現像装置、及びそれを備える画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005195883A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010266753A (ja) * | 2009-05-15 | 2010-11-25 | Brother Ind Ltd | 現像カートリッジ |
CN111240172A (zh) * | 2012-12-14 | 2020-06-05 | 佳能株式会社 | 处理盒和成像设备 |
US11687029B2 (en) | 2012-12-14 | 2023-06-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Process cartridge and image forming apparatus |
-
2004
- 2004-01-07 JP JP2004002198A patent/JP2005195883A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010266753A (ja) * | 2009-05-15 | 2010-11-25 | Brother Ind Ltd | 現像カートリッジ |
CN111240172A (zh) * | 2012-12-14 | 2020-06-05 | 佳能株式会社 | 处理盒和成像设备 |
US11687029B2 (en) | 2012-12-14 | 2023-06-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Process cartridge and image forming apparatus |
US12130581B2 (en) | 2012-12-14 | 2024-10-29 | Canon Kabushiki Kaisha | Process cartridge and image forming apparatus |
US12174582B2 (en) | 2012-12-14 | 2024-12-24 | Canon Kabushiki Kaisha | Process cartridge and image forming apparatus |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4437476B2 (ja) | トナー補給装置、画像形成装置及びトナー補給方法 | |
US7272339B2 (en) | Process cartridge including first and second frames and separating member moving the second frame to a separated position and image forming apparatus detachably mounting the cartridge | |
US20020034404A1 (en) | Cartridge having developer supply opening and image forming apparatus usable therewith | |
JP5205422B2 (ja) | トナーカートリッジおよびこれを用いる画像形成装置 | |
US9448507B2 (en) | Nozzle receiver, powder container, and image forming apparatus | |
US9436126B1 (en) | Toner inlet port alignment features for a developer unit of an electrophotographic image forming device | |
US8983342B2 (en) | Developer storage container, image forming unit and image forming apparatus | |
JP6742780B2 (ja) | 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP4579172B2 (ja) | トナー搬送装置、トナー供給装置および画像形成装置 | |
JP2005195883A (ja) | 現像装置、及びそれを備える画像形成装置 | |
JP2009168954A (ja) | 現像装置、画像形成装置 | |
US8135317B2 (en) | Development device and image forming apparatus having same | |
JP4679360B2 (ja) | トナー補給装置およびこれを用いた現像装置 | |
JP2009015056A (ja) | トナー容器及びこれを用いたトナー補給装置 | |
JP4856016B2 (ja) | 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP4444086B2 (ja) | トナー移送機構、現像ユニット、画像形成装置 | |
JP2001134081A (ja) | 現像装置及びこの現像装置を備える画像形成装置 | |
JP2010054755A (ja) | トナー搬送装置及びこれを用いた画像形成装置 | |
JP2019060936A (ja) | 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP5332385B2 (ja) | 現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 | |
JP6033596B2 (ja) | 画像形成装置およびトナー補給装置 | |
JP2023119737A (ja) | 現像剤搬送機構およびそれを備えた現像装置並びに画像形成装置 | |
JP6440011B2 (ja) | 現像装置、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ | |
JP4794772B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6025417B2 (ja) | 画像形成装置およびトナー補給装置 |