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JP2005190446A - 自動車保管場所の間貸し及び相互利用システム - Google Patents

自動車保管場所の間貸し及び相互利用システム Download PDF

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JP2005190446A
JP2005190446A JP2003436794A JP2003436794A JP2005190446A JP 2005190446 A JP2005190446 A JP 2005190446A JP 2003436794 A JP2003436794 A JP 2003436794A JP 2003436794 A JP2003436794 A JP 2003436794A JP 2005190446 A JP2005190446 A JP 2005190446A
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Abstract

【課題】都心等における路上駐車・迷惑駐車問題を解決する一助として時間貸し駐車場を増やすために、月極め駐車場などを空き時間に間貸しするためのシステムが提案されてきたが、自家用車・社有車等の主たる保管場所として確保された駐車場までも保管場所としての社会的要件を満たしながら間貸しするシステムは考案されていなかった。
【解決手段】本発明は、間貸し客の出庫予定時間と携帯電話番号を利用の都度確認して管理サーバーに保持し、予定を超えた場合管理サーバーが自動的に利用者と連絡をとり、保管場所主の帰庫予定時間が迫っていれば保管場所主にも管理サーバーが自動的に連絡をとって近隣の空き駐車場を紹介することができる管理プログラム及びシステムを開発することで解決し、さらに複数の既存時間貸し駐車場運営会社が乗り入れできるシステムを整備して数多くの駐車場をプールとして持ち、自由に相互利用できるシステムに発展させたものである。
【選択図】なし。

Description

本発明は、月極駐車場や自家用車や社用車などの保管場所として確保された駐車場所を、保管場所として満たすべき社会的要件を満足しながら間貸しや相互利用に供することを可能にするシステムである。
首都圏などの高密度地域では自動車の路上駐車が蔓延しており、渋滞や事故の間接的・直接的原因になるなど社会問題化している。これを緩和できるシステムとして時間貸し駐車場が旧来からあり、特に機械式24時間営業の時間貸し駐車場はそのシステムが小台数でも実現しやすかったこともあって急速に普及し時間貸し駐車場台数を増やすのに貢献したが、都心においてはそれでも十分には確保されないうちに最早時間貸し駐車場台数増加は頭打ちとなっている。一方で月極駐車場では、その月極借主の車両が外出している間、誰にも利用されることなく空いていることが多い。
このような現状を踏まえ、これまでにも月極め駐車場であっても空いている時間に時間貸しする(以下、間貸しと呼ぶ)ための考案がなされてきた。例として大型駐車場において月極利用客と時間貸客を適当に処理するためのシステムや、小規模駐車場にも利用できそうな考案として複数の駐車場の使用状況、使用予定状況をサーバーで管理し利用希望者の希望に合致する空き駐車場を紹介するシステムなどが挙げられる(特許公開2002−074431駐車場運営システム、特許公開2000−123209駐車場管理システム及び運営方法、特許公開2002−024426時間貸し駐車場情報提供システム、特許公開平11−296976複合型駐車場管理装置、など)。しかし従来の考案では、いずれも月極駐車場の借主が帰庫した際に間貸し車両があった場合の対策がなされていないか十分でない。十分な対策が用意されていないと月極客の満足が得られず、更には間接的に月極客の車両の路上駐車を招く恐れもある。一般に全ての自動車の使用者は、使用者の住所から2000m以内にその自動車の保管場所としての駐車場所(以下、保管場所と呼ぶ)を確保しておく社会的義務がある。これを考えると、帰庫時に間貸し車両があることを防止する手段を持たず、またそれでももし間貸し車両があった場合の対策が用意されていない間貸し駐車場は、保管場所としての要件を満たしているとは言い難い。このため、これまで保管場所については間貸しに供することが現実的に難しかった。
発明が解決しようとする課題
本発明は、これまで間貸しすることが現実的に不可能であった自動車の保管場所を、保管場所としての要件を満たしながら間貸しに供することを実現することを課題とする。
上に述べた課題は、大規模駐車場であれば台数的な余裕から自然に間貸し車両とその駐車場を保管場所とする車両(以下、専属車両と呼ぶ)の調整が取れやすく、また調整を取るため必要であれば高価な設備も導入しやすいと予想できる。しかしながら違法駐車の多い都心部などで時間貸し駐車場台数を増やすためには比較的小規模な保管場所であっても間貸しを実現することが求められていると考えられる。本発明では特に小規模な自家用車、社用車等の保管場所であっても経済的に実施しやすい方法で実現することも課題とする。
ある駐車場において、本来そこに保管されるべき車両が帰庫した際に万が一間貸し車両が残っていた場合には近隣に振替できる駐車場を確保することが必要である。保管場所は自動車の使用者の住所から半径2000m以内に必要とされており、従って振替駐車場もその範囲にあるべきであると考えられる。このため本発明の実施にあたっては、同一地域内で数多くの駐車場に本発明を適用する必要があり、そのための現実的手法として、複数の既存運営会社によって運営されている既存機械式時間貸し駐車場に利用しやすい方法で実現することも本発明の課題である。
課題を解決するための手段
本発明は、専属車両が保管場所を出庫する際には帰庫予定時刻をその保管場所に掲示して間貸しに供すること、間貸し利用客が入庫の際は間貸し客も利用終了予定時刻を明らかにすること、これら2つの予定時刻が矛盾していないことを判断するシステムがあること、予定時間を超えて駐車している間貸し利用客に簡便に連絡を取る方法を確保すること、専属車両の帰庫時に間貸し車両があった場合には近隣の別の空き駐車場を紹介して振替駐車できるようにすること、及びこれらの組み合わせにより専属車両の持ち主の便を図り、専属車両主が保管場所を確保する社会的義務を果たしながら間貸しに供することを可能にするものである。
小規模な保管場所を間貸しに供するために、まず既存の機械式時間貸し駐車場設備を設置する。これは車両入庫を自動検知し、自動的にゲートを閉め(輪止めを上げるなどを含む)出庫を禁止すると共に時間貸し利用料金のカウントを始め、出庫時には現金を収受するかまたは他の方法で決済がなされたことを確認するとゲートを開けて出庫を許すシステムである。クレジットカードなどでの精算を前提にすれば利用料金カウント・現金収受システムは必ずしも必要ない。またゲートや収受、決済確認をする装置は複数台数に対し一基設置されたものであっても個々に設置されたものであっても本発明の適用に本質的に差異はないが、以下、便宜上個設型のもので現金収受器のあるものを想定して述べる。このような機械式時間貸し駐車場は通常独立して存在しており、入庫手続きから料金精算、出庫手続きまでを自動で行っているが、本発明はこれを遠隔地で管理する管理サーバーを用意し、このサーバーにより間貸し客や専属車両主が[0007]で説明した利用条件が満たしたことを判定し、管理サーバーが認めれば機械式時間貸し駐車場設備の操作をして割引利用や無償利用を受けさせるなどの動作をさせたり、適切でない利用に対しては周囲と比べ割高な通常料金を割引せずに課すなどすることで[0007]で説明した利用条件を実現するものである。このためには当然利用者が利用内容を管理サーバーに入力として伝え、また管理サーバーの出力である指示を駐車場設備に伝える必要があるが、これを[0005]、[0006]で述べた課題に沿って実現するために、駐車場設備をインターネットに接続するなどの方法は取らず、駐車場利用者の持つ携帯電話や携帯電子メール等を利用し、不正を防ぐために本発明の発明者の未公開発明(整理番号 TAKUJU0005)による「分散型無接続ワンタイムパスワード認証による管理システム」を利用する。この部分において本発明はかかる未公開発明を先願発明とする利用発明である。また駐車場の利用のために利用者が携帯電話により管理サーバーに連絡を取った際には電話番号の通知を受け、電話番号・電子メールアドレスが真実であること、その携帯電話をその時点で利用者が所持していることを確認できるようにし、後に必要が生じれば利用者に連絡を取るための手段として記録する。
専属車両の帰庫時に間貸し車両があった場合に近隣の別の空き駐車場に駐車できるようにすることは、既存の機械式時間貸し駐車場を一定の条件下で優遇利用できるようにすることを基本的な解決手段とする。[0006]で述べたように各保管場所にはその専属利用者の住所から2000mにあることが社会的に求められるが、実際の利用者の便や路上駐車を防ぐことを考えると更に近距離にあることが望ましく、これを新規に募集した保管場所だけで実現するのは非常に困難だからである。また現実に存在する既存の機械式時間貸し駐車場の存在密度と運営会社の数を考えると、複数の運営会社と振替利用の提供を提携することが望まれるが、本発明は管理サーバーにおいて各運営会社間の貸し借りを集計できるプログラムとシステムを持つことで、複数の運営会社がその運営形態を保ったまま参加することを実現し、更に非常時の振替利用のみならず一定の条件下で自由に相互利用できる駐車場ネットワークに発展させたものである。
発明の効果
従来の機械式時間貸し駐車場では、オンラインシステムが設置されている場合しかクレジットカード精算が出来ず、その設備、オンラインのためのインフラ利用料金などのコストから敬遠されあまり普及しておらず、一般に使えるコイン、紙幣の種類が限定されていることからちょうど良い持ち合わせがない場合に非常に不便であった。本発明によれば、本発明の発明者の未公開先願発明(整理番号 TAKUJU0005)による「分散型無接続ワンタイムパスワード認証による管理システム」、及びそのパスワード時間限定表示システムと、利用者の持つ携帯電話を利用することでオンラインシステムを設置することなく遠隔地で入出庫時間を管理することが出来、例えばクレジットカードでの精算を受け付けられるようになる効果がある。さらに利用客がクレジットカードを使うことを前提とすれば、これから機械を設置する駐車場においてはコイン収受器などを設置来る必要がなく、初期投資も現金回収・釣銭準備などの操業コストも抑えて機械式時間貸し駐車場を開設することが出来る。また同様に、オンラインシステムを設置することなく各駐車場の空車状況を遠隔地で把握して配信、情報提供等できる効果がある。これまで機械式時間貸し駐車場の空車情報をウェッブサイトや携帯電話への配信等で提供するサービスはあったが、空車・満車の状況に関してはオンラインシステムを設置された極一部の駐車場の分に限った情報であり、実質的に顧客に十分な利便性を提供できるものではなかった。
本発明によれば、これまで間貸しに供することができなかった、自家用車、社有車などの保管場所として確保されている駐車場も空き時間に時間貸しに供することが出来るようになる。これにより技術的には、世の中の全ての駐車場を時間貸しに出来ることになる。時間貸し・振替利用の十分な需要がない駐車場や入出庫に際して特別な慣れを必要とする駐車場、プライバシーの観点から他人の利用は望まれていない保管場所や殆どの時間自家用車を止めたままにしている場合もあるが、それでも都心に眠る相当数の駐車場が本発明により新たに時間貸しに供せると考えられる。都心において路上駐車があふれ、明らかに時間貸し駐車場が供給不足でありながら新たな駐車場の供給が頭打ちになっているのが現状だからである。そもそも自動車は一台分の駐車場しか同時には使えないのであり、また路上を走行中は使わないのである。もともと全ての自動車には保管場所がある筈で、つまり存在する自動車の数だけ保管場所があり、世の中にある駐車場の大半はこれなのである。これまで相互利用していなかったこれらの保管場所を相互利用する本発明は社会システムとして大きな意味を持つと考えられる。
駐車場用地を借り上げ機械式時間貸し駐車場設備を設置して運営している既存の運営会社から見ると、この発明により保管場所という新たな潜在事業用地が利用可能になることになる。また、これまでの機械式時間貸し駐車場は一台単位で事業が独立して成立するという性質から、運営する駐車場の台数に関してスケールメリットが比較的小さかったが、本発明の相互利用ではプール駐車場の台数の多さは利用客に与えうる利便性に直結しており新たな経済効果が期待できる。また、下の[0031]で詳述のように、利便性の魅力から月極利用料金に相当する対価をこの相互利用に参加する駐車場運営会社のひとつに支払ってプール内のどの駐車場にも駐車できる権利を得るシステムに参加する需要を呼び込む効果もある。本発明の一つの特徴である、複数の運営会社を同一の相互利用プールに参加できるようにしている点でスケールメリットを求める運営会社の参加・提携を促し、公共的なインフラに準ずるような規模に発展して駐車場不足を解消する社会的・経済的効果が期待できる。究極的には一台の自動車を所有する者は一台の保管場所を確保し、保管場所を社会的に融通し合えば現状以上に土地を駐車場に使うことなく全ての自動車の一時駐車場所をまかなえる、という社会システムを、既存の駐車場運営会社の自然な経済活動と矛盾しない連携により成立させられるのである。
保管場所には一般的な個設型の機械式時間貸し駐車設備を設ける。この設備は、車両入庫を検知し、自動的にゲートを閉め(輪止めを上げるなどを含む)出庫を禁止すると共に時間貸し利用料金のカウントを始め、出庫時には現金を収受するかまたは他の方法で決済がなされたことを確認するとゲートを開けて出庫を許すシステムからなるが、クレジットカードなどでの精算を前提にする場合は利用料金カウント・現金収受システムは必ずしも必要ない。異常が認められた場合に警報音や音声案内を発する設備も設ける。このシステムに、更に本発明の発明者の未公開発明(整理番号 TAKUJU0005)による「分散型無接続ワンタイムパスワード認証による管理システム」、及びそのパスワード限定表示システムを設ける。即ち、上記個設型機械式時間貸し駐車設備にワンタイムパスワード生成器とパスワード入力装置、及び入力されたパスワードとパスワード生成器の持つ情報を比べてパスワードの認証をする機能の組み合わせを持たせ、正しいパスワードが入力されるとゲートを開けるように駐車設備に接続される。このパスワ−ド生成器には時間同期式のものを用い、自動生成されたパスワードは、車両の入庫が自動検知された直後の3分間及び現金収受が確認されゲートが開いた直後の3分間のみディスプレーに自動表示されて利用客が読み取ることが出来るが、それ以外では表示されず、利用客は見ることが出来ない。
このような保管場所は複数存在し、各々はあらかじめ付与されたそれぞれに固有の番号と初期設定されてから今までの通算パスワード生成時間を表わす数字から、ある生成関数により独立してパスワードを自動生成している。これらと物理的・地理的に離れて存在する管理サーバーには同じ生成関数を保有し、各保管場所に固有な番号と各保管場所の通算パスワード生成時間が入力されたデータベースと連携して各保管場所のワンタイムパスワードを演算処理により求めるプログラムを持ち、それを出力したり、外部から入力されたパスワードを演算処理により求めたものと照合して認証することが出来るプログラム(パスワード認証・発行プログラムと呼ぶ)を持つ。また管理サーバーのデータベースには、パスワード生成に用いられる上記の情報の他にも各駐車場の様々な情報を保管する。即ち保管場所の位置座標情報、駐車料金設定や保管場所に専属利用者があればその氏名・連絡先と固有な暗証番号などの固定情報、現在利用中か否か、利用中であれば専属・間貸し・振替の別、専属車両が利用していない時ならば専属車両の帰庫予定時刻、間貸し・振替利用中ならその終了予定時刻及び間貸し・振替利用者の携帯電話番号、特に振替利用中なら更に振替利用客の暗証番号、などの現在状況情報(利用状況データベースと呼ぶ)を持ち、各保管場所における入出庫の度にデータを更新する。利用状況データベースからある駐車場の近隣にある駐車場を座標計算により求め、さらにその近隣駐車場の空車状況を抽出するプログラムを持つ。また、出庫の際にはその度毎にその利用内容をまとめて利用状況データベースから抽出し、決済のために出力するとともに各利用内容を一定期間保存し、過去から現在までの総合・期間別、保管場所別、利用者別、運営会社別、支払い方法別などの集計を行って出力するプログラム(集計プログラムと呼ぶ)や氏名、携帯電話番号、クレジットカード番号、信用度などの顧客データベースを持つ。また入出庫に際して入力されたデータが利用状況データベースや他のデータベースと照合して一定の条件を満たしているか判断するプログラム(利用条件検証プログラムと呼ぶ)や、利用状況データベースと現在時刻を照合して必要に応じ時間貸し利用客や専属利用者に連絡を取るプログラムとシステムをもつ。このシステムは、利用客の携帯電話との通信を確保するためのモデム、携帯電話の音声、プッシュ音や電子メールをプログラムに入力するシステム、プログラムの出力結果に対応する音声案内や電子メールを携帯電話に流すシステム、プログラムの要求に従い自動的に携帯電話に電話をかけるシステム等からなる(携帯電話インターフェースシステムと呼ぶ)。
このような保管場所に専属車両が入庫すると、保管場所はこれを検知、ゲートを作動し出庫を禁止する。専属利用者は直ちに管理サーバーに自分の携帯電話などで通信し、入庫した旨連絡し、保管場所IDと自分がその保管場所の専属利用者であることを証明する暗証番号、及びディスプレーに表示されているパスワードを自動音声案内に従い自分の携帯電話のプッシュ音により管理サーバーに入力する。管理サーバーでは入力されたIDを持つ保管場所で生成されているはずのパスワードを演算処理により求め、これに入力されたパスワードが一致すれば正規の利用開始と認め、専属利用者であることを証明する暗証番号の認証を行って専属利用者であることを確認し、通信を切断して利用状況データベースを更新する。パスワード認証の際には保管場所側の生成器と管理サーバー側のパスワード認証・発行プログラムとの時間同期を確認し、必要に応じ管理サーバー側の修正を行う。
専属車両が出庫する際には、専属利用者は管理サーバーに再び携帯電話などで通信、保管場所IDと専属利用者であることを証明する暗証番号、及び帰庫予定時刻を自動音声案内に従いプッシュ音で管理サーバーに入力する。この時点ではディスプレーにワンタイムパスワードは表示されておらず、専属利用者であってもこれを知ることがはできない。管理サーバーでは利用状況データベースと照会を行い、入力されたIDを持つ保管場所の登録されている利用状況と矛盾がないことを確認し、有効なワンタイムパスワードを音声または電子メールで携帯電話に表示するなどで知らしめる。専属利用者は管理サーバーに入力したものと同じ帰庫予定時刻と、管理サーバーから知らされたワンタイムパスワードを機械式時間貸し駐車設備に取り付けられたワンタイムパスワード認証ユニットに入力する。この認証ユニットは入力されたパスワードが自分が内蔵するワンタイムパスワード生成器の持つパスワードと矛盾しないことを確認し、機械式時間貸し駐車設備にゲートシステムを開けさせ、専属利用者が料金を支払うことなく出庫するのを許すと同時に帰庫予定時刻を間貸し利用可能時間帯としてディスプレーに表示する。ここで専属利用者が適切な帰庫予定時刻を管理サーバと保管場所に入力してディスプレーに表示させたかはシステムでは確認していないが、別に定める人為的取り決めにより、専属利用者に保管場所の間貸しを最大限多くしようとする動機を十分に与えておくことで適正な入力を促すことができる。
保管場所に来た間貸し利用希望者は、駐車場所に空きがあるのを確認すると同時にそこに掲げられた掲示などによりそこには利用時間の制約がありえることを知り、各保管場所の機器に取り付けられたディスプレーに表示されている間貸し利用可能時間帯を確認し、自分の利用予定と矛盾しないことを確認の上入庫する。保管場所は入庫を検知、ゲートを上げて出庫を禁止し、3分間の間のみワンタイムパスワード生成器の生成したパスワードをディスプレーに表示すると共に音声案内を流し、間貸し利用者の携帯電話から管理サーバーに連絡を取って利用終了予定時刻の登録することでクレジットカードでの割り引き利用、現金ならキャッシュバックなど優遇サービスを受けることを促す。利用者は管理サーバーへ自分の携帯電話で電話番号通知モードで電話をかけ、1コールで切る。管理サーバーは番号通知された利用希望者の携帯電話に電話番号通知モードでコールバックし通信を確保する。利用者は保管場所ID、ディスプレーに表示されているパスワード、及び出庫予定時刻を自動音声案内に従い管理サーバーに自分の携帯電話のプッシュ音により入力する。管理サーバーでは利用状況データベースと照会を行い、入力されたIDを持つ保管場所の登録されている利用状況など(特に利用可能時間)に矛盾がないことを確認し、入力されたIDを持つ保管場所で生成されているはずのパスワードを演算処理により求めて入力されたパスワードの一致を確認して正規の利用開始と認める。この時、時間同期も確認し、必要に応じ修正を行う。クレジットカードを利用する場合には初回であればクレジット会社名、カード番号、有効年月日、氏名など必要なデータの入力を受けて通信を切断し、利用状況データベースを更新、顧客データベースの書き込みを行う。管理者は、出庫時までの間に必要に応じクレジット会社に照会作業をおこなうことができる。万が一利用者が利用開始時に管理サーバーに連絡を取らなかった場合でも出庫時に連絡を取れば管理サーバーにおいて利用料金を精算できるようにするためには、例えば本発明の発明者の未公開発明(整理番号 TAKUJU0005)による「分散型無接続ワンタイムパスワード認証による管理システム」の、パスワード再表示機能を利用して入庫を検知したときのパスワードをワンタイムパスワード認証ユニットに記憶させておいて出庫時に利用者が呼び出し、これの入力を受けた管理サーバーのパスワード認証・発行プログラムにおいて前利用者の出庫時間以降に生成されたはずのパスワードを連続演算により求めて一致するものを探してそのパスワード生成に用いられた時間情報を得ることによって入庫時間を求めることができるように設定しておけばよい。
間貸し車両が出庫する際には、携帯電話で管理サーバーと連絡を取ると管理サーバーは利用状況データベースに記録された入庫時間と駐車場料金設定から利用料金を求める。利用者は利用料金の確認などを行った後、[0016]と同様に現時点有効なワンタイムパスワードを受け取って駐車設備に取り付けられたワンタイムパスワード認証ユニットに入力し、出庫できる。一方管理サーバーはこの今回の利用に関する入出庫時間、利用料金、駐車場名、明らかであれば利用者名、などのデータをまとめて利用状況データベースから取り出し、クレジットカード等による支払いであればカード番号、決済に必要な情報とともに出力し、また保存しておく(以下、利用毎記録と呼ぶ)。
現金による支払いをして間貸し車両が出庫する際には、通常の機械式時間貸し駐車と同様にコイン収受器に駐車料金を投入する。これを受けてゲートが開いて出庫できるのも通常の機械式時間貸し駐車と同様であるが、この時同時に3分間の間のみワンタイムパスワード生成器の生成したパスワードがディスプレーに表示される。間貸し利用者は、利用開始時と同様の方法で管理サーバーと携帯電話で連絡をとり、音声案内に従い保管場所IDとディスプレーに表示されているパスワードをプッシュ音により入力する。管理サーバーでは利用状況データベースと照会を行い、入力されたIDを持つ保管場所で生成されているはずのパスワードを演算処理により求めて入力されたパスワードの一致を確認して正規の利用終了と認め、利用毎記録を取り出し保存する。この時実際の出庫時間と申告されていた間貸し利用終了予定時刻の比較も行い、十分近ければキャッシュバック等の特典を適用する。利用毎記録は一定期間保存され、キャッシュバック等の特典の月間精算など様々な集計に使うことができる。
間貸し車両が入庫時に登録された間貸し利用終了予定時刻を超えて出庫されない場合、管理サーバーは登録されている間貸し利用客の携帯電話に自動的に連絡し、自動音声で出庫予定時刻登録の修正を受けるかまたは出庫を促すことができる。また、専属利用者の登録した帰庫予定時刻と比較、時刻が迫っていれば専属利用者に、第一報を入れることが出来る。
管理サーバーから専属利用者にこの連絡を入れる際には、管理サーバーはその駐車場から近隣にある同様の設備を持つ駐車場を座標計算により求め、更にそれらの近隣駐車場の空き状況を利用状況データベースから抽出し、専属利用者に電子メールで送られる。専属利用者が希望すれば、これら代理の駐車場の利用(以下、振替利用と呼ぶ)を受けることができる。この場合の振替入庫時の手続きは一般時間貸し客と同様だが、更に自分に固有の暗証番号を管理サーバーに伝えると管理サーバーはこの駐車場を振替利用する権利を有することを、その利用客が専属利用している保管場所の利用状況データベースと照会して認識し、振替利用であることを振替駐車場の利用状況データベースに書き込んでおく。これにより出庫時にはこの振替駐車場の専属利用者と同様の手続きによりワンタイムパスワードを知らされ、無償で出庫することが出来る。一方でこの振替利用客の本来の保管場所から間貸し利用客が出庫したときは、管理サーバーは携帯電話などにより本来の専属利用者にその旨連絡することが出来る。
専属利用者が保管場所に帰庫した時に間貸し客がいなければ、必要な手続きは[0015]と全く同様であるが、これに間貸し利用可能時間表示を消す作業が加わる。ここまでで専属利用者が自分自身の専属車両の保管場所を主として利用する場合について一通り述べた。
さて、次はある保管場所の専属利用者である者が、他の駐車場を利用する場合について述べる。ここではこの専属利用者は、自分の保管場所の間貸しによって得た売上を自分で直接管理せずに保守を委託する機械式時間貸し駐車場運営会社に権利委譲し、代わりに自分の車両のためにその機械式時間貸し駐車場運営会社の管理する、任意の場所の他の駐車場を利用する権利を得ている場合を説明する。この機械式時間貸し駐車場運営会社は、他の専属利用者車両の保管場所の運営も同様に受託しており、またその他にも、特定の車両の保管場所ではない多数の機械式時間貸し専用駐車場を運営し、これら全ての保管場所に[0013]で述べたものと同様の駐車場設備を持ち、それら保管場所の利用状況データベースも[0014]で述べた管理サーバーで一括管理している。これらの一括管理された駐車場を以下、プール駐車場と呼ぶ。このような状況下で、ある保管場所の専属利用者であるものは、ある条件内で他のプール駐車場を利用することが出来る。この場合の入出庫の手順は、既に[0021]で述べた振替駐車場利用の場合と全く同じである。
このような、ある保管場所の専属利用者であるものが他のプール駐車場を利用するための条件は管理会社とその利用者の間の人為的取り決めによる。管理サーバーにおいてプール駐車場利用権があると判断するために使う条件はその人為的取り決めに準じるよう設定される。例えばプール駐車場を利用できるのは自分の保管場所を間貸しに供している間に限る、間貸しに供している保管場所の数を超えた台数分のプール駐車場を同時に利用することは出来ない、などが人為的取り決めとして考えられ、これらの利用条件はデータベースとして管理サーバーに保持され、入出庫に際してこれらの条件が満たされているかを利用状況データベースのデータを用い、[0014]で述べた利用条件検証プログラムで検証されるように設定しておく。[0019]で述べた集計プログラムと連携して、プール駐車場の月間利用時間数は自分の保管場所が他人に間貸し利用された時間数の範囲内とする、等の利用条件を付すこともできるし、プール駐車場利用料金と自分の保管場所の売上との差額を計算して月ごとに精算することもできる。また、プール駐車場が複数の駐車場運営会社から成り立っている場合は予め各駐車場の固定情報データベースに所属運営会社を入力しておき、集計プログラムで各所属運営会社とプールシステムの間の貸し借りの集計をできるようにしておけば、運営会社の垣根を超えた自由な利用を利用者に提供しておきながら一旦プールシステムを経由して運営会社間の貸し借りを清算するベースとすることが出来る。このようにして自家用車、社用車の保管場所や、複数の機械式時間貸し運営会社の運営する駐車場を供しあって相互利用することを実現し、駐車場をプールして相互利用する社会システムとして成り立たせている。
上記最良の実施例としては、特別な演算処理装置、通信装置などを持たない既存の機械式時間貸し駐車場に本発明実施に必要なシステムを追加装備する場合を想定し、できるだけその既存設備との信号のやりとりが簡潔である追加装備を用い、また管理サーバーとの通信手段も駐車場設備には持たせず、利用者の携帯電話を使用する実施例を示した。その結果利用者が必要な手続きがやや煩雑であるが、駐車場設備がインターネット等の通信手段(以下、オンライン通信と呼ぶ)を持っていれば、もちろんそれを利用し手続きを簡便にすることができる。この場合、管理サーバーと駐車場の間で直接入出力をやり取りすることが出来るし、管理サーバーの持つ利用状況データベースの検証もオンラインで行うことが出来る。ゲートを開ける作業もパスワードの発行を介さず直接管理サーバーからゲートに命令することが出来るし[0016]で述べた間貸し利用可能時間の駐車場での表示を管理サーバーから行うことが出来る。また[0017]、[0018]、[0019]では、一般利用客に携帯電話による出庫予定時間の登録の手続きを促すために現金の場合キャッシュバック、クレジットカードの場合割引などの特典を設定し動機付けを行った例を示したが、同じ動機付けを管理サーバーから駐車場設備に直接現金割引料金の収受を指示することも出来る。さらに、そもそも収受すべき料金は管理サーバーで計算、駐車料金はその指示に従い駐車場で収受するシステムとし様々な料金設定をすることも可能である。その場で現金精算することなく電子マネー決済、月間積算払い、カード精算などが可能なのは当然である。ただし、駐車場と管理サーバー間のオンライン通信が確保されている場合でも、間貸し利用可能時間を超えた利用を防止する手段として、間貸し利用者への連絡方法は確保されていることが必要である。
また、利用客の携帯電話を利用する場合であっても、携帯電話と駐車場設備をケーブルまたは赤外線などの手段により接続し、一時的なオンライン通信を実現して[0025]で説明した内容を実現することも考えられる。
最良の実施例[0016]では、専属利用者が同じ帰庫予定時刻を管理サーバーと保管場所に入力してディスプレーに表示させたかどうかはシステムでは確認せず、別に定める人為的取り決めにより動機づけを与えて適正な入力を促す例を示したが、例えば本発明の発明者の未公開発明(整理番号 TAKUJU0005)による「分散型無接続ワンタイムパスワード認証による管理システム」の、タイマーパスワード認証機能を利用することもできる。即ち、専属利用者が出庫に際して出庫予定時刻をワンタイムパスワード認証ユニットに入力するとワンタイムパスワード認証ユニットはその時刻を間貸し利用者のために表示し、その時刻に有効になるためのパスワードを生成してタイマーパスワードとして記憶すると共にこのパスワードも3分間だけディスプレーに表示するように設定しておく。専属利用者がこのパスワードを管理サーバーに入力すると管理サーバーは連続演算で一致するものを求めることにより同じ時刻を得ることができる。一方ワンタイムパスワード認証ユニットは、このタイマーパスワードが有効になった時点でまだ専属利用者が帰庫しておらず、駐車場が利用されていない状態であればゲートを操作してそれ以後の入庫を禁止し、専属利用者の帰庫に備えることができる。その後に専属利用者が帰庫した時には、管理サーバーに専属利用者であることを示す暗証番号など認証させた上でその時点のパスワードを得、出庫時等と同様にワンタイムパスワード認証ユニットに入力してゲートを開けさせることができる。なお、このタイマーパスワードは利用者に既知となったため管理サーバーは念のためにそのパスワードを一時的に禁止することが望ましい。
最良の実施例[0018][0019]で述べた一般利用客に出庫予定時間の登録の手続きを取らせるための動機付けに関し、現金での支払いであっても出庫の際の請求額を割り引いて動機付けを行うことをオンライン通信を利用して実現できることは[0025]に述べたが、これを利用客の携帯電話のみを通信手段とするまま若干の追加機能を駐車場側に持たせて実現することも出来る。これは、例えば本発明の発明者の未公開発明(整理番号 TAKUJU0005)による「分散型無接続ワンタイムパスワード認証による管理システム」の、特定時間差パスワード認証機能を用いることで比較的簡単に実現できる。すなわち、出庫時に管理サーバーから携帯電話を介して知らされたパスワードを駐車場に取り付けられた入力装置に入力すると、駐車場側はこれが現在有効なパスワードであるか、或いは現在からある特定時間ずれた時間に有効なパスワードであるか認証する。この結果に対し駐車場設備が取る動作として、現在有効なパスワードであれば現金の収受を受けずにゲートを開け、15分前のパスワードであれば15分駐車場利用時間が短かった場合に相当する割引料金の収受を受けゲートを開ける、など特定の動作を予め設定しておき、一方管理サーバーは、専属利用か振替利用の場合には現在の、時間貸し利用であれば15分前のパスワードを知らしめるのである。割引料金の収受を既存のコイン収受器で実現するには、一枚一枚のコインの収受を検知し収受額の積算のために送られる信号を割引額分発する方法、そもそもコイン収受器に送られる収受すべき料金を表わす信号を割引後の額に上書きする方法、コイン収受器に送られる収受すべき料金信号を生成する機能に入力される駐車時間を表わす信号を割引額に相当する時間分減じて上書きする方法などが考えられる。
上記[0028]で説明した駐車時間を操作することで現金収受の減額を実現する場合には、本発明の発明者の未公開発明(整理番号 TAKUJU0005)による「分散型無接続ワンタイムパスワード認証による管理システム」の、タイマーパスワード設定システムを用いることもできる。例えば、[0017]で利用客が車両を駐車場に入庫してそこに表示されたパスワードを管理サーバーに連絡し出庫予定時間などの登録を終えると、管理サーバーはその見返りとしての時間割引を実現するためにその駐車場の一定時間(例えば15分)後に有効となるはずのパスワードを演算処理によって求め、これを利用客に伝える。利用客がそれを駐車場のパスワード認証システムに入力するとそれは記憶装置に格納され、駐車場のパスワード生成システムは毎分新しいパスワードを生成する度に記憶装置に格納されたパスワードと照合を行う。15分後にこれが一致するとパスワード認証システムは自動的に一旦無料出庫を認めた処置を取り、その後も駐車が継続していればその時点から改めて課金を始めるように予め設定しておけば15分間分の割引利用を認めることが出来る。
本発明の発明者の未公開発明(整理番号 TAKUJU0005)による「分散型無接続ワンタイムパスワード認証による管理システム」の、ストップウォッチ機能を用い、パスワードの生成中断と再開をゲートの操作と連動して行えば、管理サーバーにおいて、利用者からパスワード限定表示機能により表示されたパスワードの入力を受けるたびにそれまでの総利用時間を求めることができる。これにより例えば管理サーバーに連絡することなく現金で利用されたことがあればその分の料金を管理サーバーにおいて計算することができ、必要に応じ運営会社間の貸し借りの精算に用いることができる。ただしこれは、[0027]に述べた帰庫予定時間の表示の確認方法とは併用できない。
相互利用プール駐車場は、[0013]及び[0014]で述べたように駐車場に固有の番号を設定し、生成関数を共有するパスワード認証システムとそれに連動した機械式時間貸し駐車場システムを駐車場に設置の上利用法を掲示し、管理サーバーに対応するデータベースを開設すればシステム的にはほぼ無制限に増設することが出来る。[0025]冒頭で述べたように、本発明は最低限の設備を持つ既存の機械式時間貸し駐車場に、本発明発明者の未公開発明(整理番号 TAKUJU0005)によるワンタイムパスワード認証ユニットを追加するだけで実現できるように考えられており、この追加システムは駐車場設備と比して極めて安価、簡単に設置できるように考えられている。管理サーバーのデータベースを増設することは容易なので、既存のほぼ全ての機械式時間貸し駐車場は、技術的、経済的に簡単にプール駐車場として機能させることが出来る。また、有料時間貸しとしての各駐車場の現金売上は直接各駐車場に設置の現金収受器を介して駐車場運営会社に集金されるのを基本としており、また[0024]で述べたように、人為的取り決め及びそれに沿ったプログラム設定を応用して、利用者には自由な相互利用を認めておきながら運営会社間、運営会社と管理サーバー間では貸し借りを毎月清算することも出来るので、それぞれの駐車場運営はこれまでの運営会社、運営形態のままで相互利用駐車場としての機能を追加することが出来るのである。つまり、様々な運営会社が運営する、あらゆる方式の集金・精算方法を持つ機械式時間貸し駐車場が、この発明によってクレジットカードでの支払いが可能になると共に同一の相互利用プールに参加することが出来る。個人または一般企業も自家用車、社有車保管場所に機械式時間貸し駐車場設備と共にワンタイムパスワード認証ユニットを設置し、自分でそれを運営するなり既存の運営会社に委託した上でその保管場所を相互利用に供して参加することが出来るし、特定の保管場所を供しない個人または一般企業であっても駐車場利用権を欲する台数分の月極利用料金に相当する対価をこの相互利用に参加する駐車場運営会社のひとつに支払うことで実質的に特定の、あるいは仮想的に不特定の、既存の機械式時間貸し駐車場の専属利用者となった上で相互利用プールに参加することが出来る。新設する場合には料金カウント・現金収受器を省いてもよい。このようにして、この発明はほぼ全ての既存の機械式時間貸し駐車場に利用でき、また時間貸し駐車場需要のある地域にありながら特定の車両の主たる保管場所であるが故に時間貸しに供することが不可能であった駐車場にも利用できるのである。

Claims (7)

  1. 互いに離れて存在する複数の時間貸し駐車場の、駐車場を同定する番号、時間貸し営業終了予定時間、利用中であるか否かなどの情報を管理していて随時更新される利用状況データベースとこれら情報の入力を受ける手段、これらの駐車場のうちその駐車場を自家用車や社有車等の保管場所として所有するかまたは月極で借り切っている利用者等の主たる利用者(以下、専属利用者と呼ぶ)がいる駐車場についてはその専属利用者に外出先にいても連絡を取ることができる携帯電話番号・携帯電子メールアドレス等の情報のデータベースを持っていて、さらにそれら各駐車場の振替に利用できる近隣駐車場を登録したデータベースを持つか、あるいは全駐車場の位置、地域名等の情報をデータベースに持っていてそれら各駐車場から近隣にある駐車場を抽出するプログラムを持ち、それら各駐車場の時間貸し営業終了予定時間に迫るか超えるかしても時間貸し車両が出庫しない場合にはそれを利用状況データベースの内容から自動的に判断し、そのような状況の発生を知らせる信号、専属利用者に連絡を取るための携帯電話番号・携帯電子メールアドレス等の情報、及び近隣の駐車場の空車・満車状況を出力するかまたは自動的に連絡を取って状況の発生と近隣空車情報を伝えるプログラムを有する情報処理装置(管理サーバーと呼ぶ)を用いた時間貸し駐車場管理システム。
  2. 互いに離れて存在する複数の時間貸し駐車場の、駐車場を同定する番号、時間貸し営業終了予定時間と、時間貸し中であれば出庫予定時間、利用中の利用者に連絡を取ることができる携帯電話番号や携帯電子メールアドレス等の情報を管理していて随時更新される利用状況データベースと、これら情報の入力を受ける手段、入庫時には出庫予定時間の入力を受けるとそれが時間貸し営業終了予定時間より前であるか計算する利用条件検証プログラムと、また、出庫予定時間と現在時刻を比較して出庫予定時間を過ぎても出庫しない場合や時間貸し営業終了予定時間に迫っても出庫しない場合等を自動的に判断し、そのような状況の発生を知らせる信号と利用者に連絡を取るための携帯電話番号・携帯電子メールアドレス等の情報を出力するかまたは自動的に連絡を取るプログラムを有する管理サーバーを用いた時間貸し駐車場管理システム。
  3. 上記請求項1と2の組み合わせ。
  4. 時間貸し利用客の利用開始手続きのために、利用客の携対電話・携帯電子メール等から発信番号・アドレス通知モードで連絡を受けることを利用者の連絡先を把握する手段の一つとする請求項2または3の時間貸し駐車場管理システム。
  5. 各駐車場に車両の入庫を検知する装置と輪止め等の出庫を禁止する装置を持ち、各々の駐車場の少なくとも利用開始時間、利用終了時間等の利用状況を管理サーバーにおいて把握する手段として本発明の発明者の先願発明である「分散型無接続ワンタイムパスワード認証による管理システム」を利用したワンタイムパスワードによる伝達を行うことにより不正利用を防止しながら各駐車場に遠距離通信手段を必ずしも常設する必要なく実施した、請求項1から4の駐車場管理システム。
  6. 各駐車場の料金設定と運営を委託されている運営会社があればその運営会社名をデータベースとして持ち、また上記請求項1および2の利用状況データベースに時間貸し利用の開始時間、時間貸し駐車料金支払い方法、利用者名等の情報も持っていて随時更新され、出庫が確認されるとその利用に関する情報をまとめて取り出して出力でき、またそれらを一定期間保有しておいて駐車場別、利用者別、運営会社別、支払方法別等に利用時間や利用料金等を期間集計する集計プログラムを管理サーバーに持つ請求項1から5の駐車場管理システム。
  7. 専属利用主や固定利用客等に固有の暗証番号を設定するか、ワンタイムパスワード生成トークンを持たせておいて認証プログラムを管理サーバーに持つなどの方法により遠隔地にいる専属利用主・固定利用客を管理サーバーにおいて認証するシステムを持ち、これらの専属利用主・固定利用客に対して、利用状況データベースや集計プログラムを参照して検証可能であるような、最大同時利用台数、自分の駐車場であれば無制限、他の駐車場であれば自分の駐車場を間貸しに供している間のみでしかも自分の駐車場が他人に時間貸し利用された合計の時間数または駐車料金の範囲に限る、等の利用条件を人為的に定めた上、専属利用主・固定利用客の名前等と共に各々の利用条件をデータベースとして管理サーバーに持ち、また利用の度に条件が満たされていることを検証して無償利用または優遇利用を認めるプログラムを管理サーバーに持つ請求項1から6の駐車場管理システム。
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