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JP2005172579A - 電子式電力量計 - Google Patents

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Abstract

【課題】電力設備及び工事費用を低減し、また、適正な契約電流の大きさを容易に判断することができる電子式電力量計を提供する。
【解決手段】電力供給設備1から負荷4に供給される電圧及び電流とに基づいて電力を算出する電力演算部35と、この電力演算部35で算出された電力を累積加算して電力量を求め、且つ電力演算部35で算出された電力の所定時間間隔における平均値である需要電力を所定時間間隔毎に求め、需要電力が複数の区分の何れに属するかを求める中央演算部36と、この中央演算部36で求められた需要電力区分を表示する需要電力表示部40とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電気の使用量を計量する電子式電力量計に関し、特に電力の使用状態を把握するための技術に関する。
従来、需要家に供給する電力を計量するために電力量計が使用されている。このような電力量計として、従来から誘導形電力量計が使用されているが、近年は、取付スペースを小さくでき、しかも機械的可動部がないため寿命が長い電子式電力量計が普及しつつある。
図5は一般家庭内に設置される従来の電子式電力量計の構成を示すブロック図である。この電子式電力量計5は、電力供給設備1から配電線2、入力端子50、導体52、出力端子51、サービスブレーカ6を介して屋内の負荷4に供給される電力を計量する。
サービスブレーカ6は、電力会社と需要家との間でなされた電流契約によって定められた遮断電流以上の電流が電力供給設備から負荷に流れた場合に作動し、電力供給を強制的に遮断する。
電子式電力量計5は、入力端子50、出力端子51、導体52、電圧検出部53、電流検出部54、電力演算部55、中央演算部56、表示部57から構成されている。
電圧検出部53は、入力端子50から入力された被測定信号の電圧を検出する。この電圧検出部53で検出された電圧を表す電圧値は、電力演算部55に送られる。電流検出部54は、入力端子50から入力された被測定信号の電流を検出する。この電流検出部54で検出された電流を表す電流値は電力演算部55に送られる。
電力演算部55は、電圧検出部53から送られくる電圧値と電流検出部54から送られてくる電流値とを乗算し、電力を算出する。この電力演算部55で算出された電力を表す電力値は、中央演算部56に送られる。中央演算部56は、電力演算部55から送られてくる電力値を累積加算し、表示部57に送る。これにより、表示部57に、使用累積電力量が表示される。
なお、関連する技術として、特許文献1は、過電流警報機能付電子式電力量計を開示している。この過電流警報機能付電子式電力量計は、負荷電圧及び負荷電流を検出して消費電力を測定する電子式電力量計であって、検出した負荷電流を基準値と比較し、負荷電流が基準値より大きい場合、出力信号を発生する比較手段と、この比較手段からの出力信号に応答して配電線に搬送波信号を送信する搬送波信号送信手段と、配電線に接続され、搬送波送信手段から配電線に送信された搬送波信号を受信して警報を発生する警報発生手段と、搬送波送信手段から配電線に送信された搬送波信号が外部にもれることを防止するブロッキングフィルタを備えている。
特開平04−168937号公報
ところで、近年は、一般家庭で使用される電化製品は、時計を内蔵したものが主流となっており、また、家庭用パーソナルコンピュータの普及も目覚ましい。従って、サービスブレーカが動作することによる停電は、電化製品や家庭用パーソナルコンピュータの継続的な動作を阻害し、需要家にとって非常に不都合である。
また、サービスブレーカの電流容量は60Aまでであるので、それ以上の電流を契約する場合は家庭内の配電盤設備等により契約電流の大きさが決められるが、その多くは家庭内のため、設備変更の届出がないと契約を変更できない。
更に、低圧電力の需要家である一般家庭において、電化製品の増減による契約電流の変更や引越し等によって需要家が変わることによる契約電流の変更が発生した場合、サービスブレーカを取り替える工事が必要であり、非効率的及び非経済的である。以上のように、サービスブレーカが存在することに起因する種々の問題が発生している。
本発明は、上述した問題を解消するためになされたものであり、その課題は、電力設備及び工事費用を低減し、また、適正な契約電流の大きさを容易に判断することができる電子式電力量計を提供することにある。
上記課題を達成するために、本発明に係る電子式電力量計は、電力供給設備から負荷に供給される電圧及び電流とに基づいて電力を算出する電力演算部と、前記電力演算部で算出された電力を累積加算して電力量を求め、且つ前記電力演算部で算出された電力の所定時間間隔における平均値である需要電力を前記所定時間間隔毎に求め、前記需要電力が複数の区分の何れに属するかを求める中央演算部と、前記中央演算部で求められた需要電力区分を表示する需要電力表示部とを備えることを特徴とする。
また、前記中央演算部は、更に、前記所定時間間隔毎に求められる需要電力の最大値が属する区分を最大需要電力区分として記憶し、前記需要電力表示部は、更に、前記中央演算部に記憶されている最大需要電力区分を表示することを特徴とする。
本発明によれば、予め設定された所定時間間隔毎の使用量である需要電力を計測し、この需要電力の現在区分及び過去の最大需要電力区分を表示するように構成したので、サービスブレーカによる供給電力の制限を加えなくても、適正な契約電流の大きさによる電力の供給が可能になり、サービスブレーカを廃止することができる。その結果、電力設備及び工事費を低減して電力を効率的及び経済的に供給することができる。
本発明によれば、電力設備及び工事費用を低減し、また、適正な契約電流の大きさを容易に判断することができる電子式電力量計を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る電子式電力量計の構成を示すブロック図である。この電子式電力量計3は、電力供給設備1から配電線2を介して供給される被測定信号を入力端子30から取り込んで使用電力量を計量する。また、前記被測定信号は、入力端子30、導体32、出力端子31を介して屋内の負荷4に供給される。
電子式電力量計3は、入力端子30、出力端子31、導体32、電圧検出部33、電流検出部34、電力演算部35、中央演算部36、設定部37、時計機構38、電力量表示部39及び需要電力表示部40から構成されている。
電圧検出部33は、入力端子30から入力された被測定信号の電圧を検出する。この電圧検出部33で検出された電圧を表す電圧値は、電力演算部35に送られる。電流検出部34は、入力端子30から入力された被測定信号の電流を検出する。この電流検出部34で検出された電流を表す電流値は電力演算部35に送られる。
電力演算部35は、電圧検出部33から送られくる電圧値と電流検出部34から送られてくる電流値とを乗算し、電力を算出する。この電力演算部35で算出された電力を表す電力値は、中央演算部36に送られる。
中央演算部36は、例えばマイクロコンピュータから構成されている。この中央演算部36は、電力演算部35から送られてくる電力値に基づいて電力量及び需要電力を算出し、電力量表示部39及び需要電力表示部40にそれぞれ送る。ここで、電力量とは、需要家が消費した電力量(単位はkWh)をいう。この電力量は、電力演算部35から送られてくる電力値を累積加算することにより得られる。また、需要電力とは、所定時間、例えば15分や30分といった短い時間における電力の平均値(単位はkW)である。この需要電力は、電力演算部35から送られてくる電力値を所定時間の間累積加算し、累積加算の結果を所定時間で除算することにより得られる。
また、この中央演算部36は、図示しないメモリに最大需要電力を記憶する。最大需要電力とは、過去に中央演算部36で算出された需要電力の最大値をいう。また、中央演算部36は、求められた需要電力が複数の区分の何れに属するかを求めたり、需要電力の最大値が属する区分を最大需要電力区分としてメモリに記憶する。この中央演算部36で行われる処理の詳細は、後にフローチャートを参照しながら説明する。
設定部37は、種々のデータを中央演算部36に設定するために使用される。具体的には、設定部37は、図示しないメモリに記憶された最大需要電力区分を消去したり、需要電力や需要電力区分を算出するための所定時間(需要電力計測時間)を設定したり、時刻を設定するために使用される。本発明の初期化手段は、この設定部37により構成されている。
時計機構38は、時刻を計時する。この時計機構38は、需要電力や需要電力区分を算出する時間帯を判断するために使用される。また、昼間電力と夜間電力とを区別して使用する契約が需要家と電力会社との間でなされている場合には、昼間時間帯及び夜間時間帯を判断するために使用される。この時計機構38で計時されている時刻は、中央演算部36及び電力量表示部39に送られる。
電力量表示部39は、図2に示すように、例えば7セグメントのLEDから構成されており、中央演算部36で算出された積算の電力量を表示する。また、この電力量表示部39は、昼間電力と夜間電力とを区別して使用する契約が需要家と電力会社との間でなされている場合は、現在の時間帯を表示する。この場合、昼間時間帯(例えば7時〜23時)が「1」、夜間時間帯(例えば23時〜7時)が「2」として表示される。更に、電力量表示部39は、時計機構38から送られてくる現在の時刻を表示する。
需要電力表示部40は、中央演算部36で求められた需要電力区分を表示したり、中央演算部36に記憶されている最大需要電力区分を表示する。具体的には、需要電力表示部40は、1.0kW、1.5kW、2.0kW、3.0kW、4.0kW、5.0kW及び6.0kWといった7つの区分にそれぞれ対応する7個のLEDから構成されている。この需要電力表示部40は、現在の需要電力区分を、7つのLEDの何れかを点滅させることにより表示する。また、この需要電力表示部40は、最大需要電力区分を、7つのLEDの何れかを点灯させることにより表示する。
次に、以上のように構成される本発明の第1の実施の形態に係る電子式電力量計の動作を、中央演算部36で実行される処理を中心にして、図3に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、電力値の取り込みが行われる(ステップS10)。即ち、中央演算部36は、電力演算部35から電力値を取り込む。次に、電力値が電力量カウンタに累積加算(積算)される(ステップS11)。電力量カウンタは、中央演算部36に含まれる図示しないメモリに設けられたカウンタであり、電力量の積算カウンタとして使用される。
次に、電力量表示が行われる(ステップS12)。即ち、中央演算部36は、電力量カウンタの内容を電力量表示部39に送る。これにより、図2に示すように、現在までの電力の積算使用量が電力量表示部39に表示される。
次に、ステップS10で取り込まれた電力値が需要電力カウンタに積算される(ステップS13)。需要電力カウンタは、中央演算部36に含まれる図示しないメモリに設けられたカウンタであり、需要電力を算出するための作業用カウンタとして使用される。
次に、需要電力を算出するための所定時間(需要電力計測時間)が経過したかどうかが調べられる(ステップS14)。即ち、中央演算部36は、前回の需要電力算出処理時に時計機構38から取り込んで記憶されている時刻と時計機構38から今回取り込んだ時刻とを比較し、図示しないメモリに設けられた需要電力計測時間レジスタに記憶されている所定時間(例えば30分)が経過したかどうかを調べる。このステップS14で、所定時間が経過していないことが判断されると、需要電力処理(ステップS15〜S19)はスキップされる。
このステップS14で、所定時間が経過していることが判断されると、需要電力処理が実行される。この需要電力処理では、まず、需要電力が算出される(ステップS15)。具体的には、需要電力カウンタの内容が所定時間(例えば30分)で除算され、所定時間における電力の平均値が求められる。この求められた平均値が需要電力である。
次に、求められた需要電力区分が算出される(ステップS16)。具体的には、求められた需要電力が、1.0kWから1.5kW未満、1.5kWから2.0kW未満、2.0kWから3.0kW未満、3.0kWから4.0kW未満、4.0kWから5.0kW未満、5.0kWから6.0kW未満及び6.0kW以上の何れの区分に属するかが求められる。
次に、ステップS16で求められた需要電力区分が点滅表示される(ステップS17)。即ち、中央演算部36は、ステップS16で求められた需要電力区分に対応するLEDを点滅させる信号を需要電力表示部40に送る。これにより需要電力表示部40の現在の需要電力区分に対応するLEDが点滅する。
次に、需要電力は過去最大であるかどうかが調べられる(ステップS18)。即ち、中央演算部36は、ステップS15で求めらた需要電力が、図示しないメモリに設けられた最大需要電力レジスタに格納されている最大需要電力より大きいかどうかを調べる。
このステップS18で、需要電力は過去最大であることが判断されると、その最大需要電力区分の点灯表示が行われる(ステップS19)。即ち、中央演算部36は、ステップS16で求められた区分に対応するLEDを点灯させる信号を需要電力表示部40に送る。これにより、需要電力表示部40の最大需要電力区分に対応するLEDが点灯する。ステップS18で、需要電力は過去最大でないことが判断されると、ステップS19の処理はスキップされる。
以上の需要電力処理により、需要家及び電力会社は、需要電力表示部40の点滅するLEDを見ることにより、現在使用している電力の大きさを知ることができ、点灯されたLEDを見ることにより、過去の最大需要電力を知ることができる。その結果、需要家及び電力会社は、これを基に契約電流の大きさを決定できるので、サービスブレーカによる供給電力の制限を加えなくても、適正な契約電流の大きさによる電力の供給が可能になる。
次に、初期化指令があるかどうかが調べられる(ステップS20)。即ち、中央演算部36は、設定部37から初期化指令が送られてきたかどうかを調べる。そして、初期化指令があることが判断されると、最大需要電力区分がクリアされる(ステップS21)。具体的には、最大需要電力カウンタの内容がクリアされる。この構成により、最大需要電力カウンタに記憶されている過去の最大需要電力区分を表すデータは、設定部37の操作からの指令でクリアできるので、契約変更時の電子式電力量計の交換作業をなくすことができる。
次に、時刻設定指令があるかどうかが調べられる(ステップS22)。即ち、中央演算部36は、設定部37から時刻設定指令が送られてきたかどうかを調べる。そして、時刻設定指令があることが判断されると、時刻設定処理が行われる(ステップS23)。この時刻設定処理では、中央演算部36は、設定部37から送られてくる時刻データを時計機構38に送る。これにより、時計機構38は、時刻データによって指定された時刻から計時を再開する。
次に、時間変更指令があるかどうかが調べられる(ステップS24)。即ち、中央演算部36は、設定部37から時間変更指令が送られてきたかどうかを調べる。そして、時間変更指令があることが判断されると、需要電力計測時間の変更処理が行われる(ステップS25)。この需要電力計測時間の変更処理では、中央演算部36は、設定部37から送られてくる時間データを需要電力計測時間レジスタに格納する。これにより、以後の需要電力処理は、需要電力計測時間レジスタに格納された時間間隔で実行されることになる。
その後、シーケンスはステップS10に戻り、以下同様の処理が繰り返される。ステップS24で、時間変更指令がないことが判断された場合も、シーケンスはステップS10に戻り、以下同様の処理が繰り返される。
以上説明したように、第1の実施の形態に係る電子式電力量計によれば、現在の使用量を表す需要電力区分及び過去の最大需要電力区分を表示するように構成したので、需要家及び電力会社は、これを基に契約電流の大きさを決定きる。従って、サービスブレーカによる供給電力の制限を加えなくても、適正な契約電流の大きさによる電力の供給が可能になるので、サービスブレーカを廃止することができる。その結果、電力設備及び工事費用を削減することができ、資源の効率的な使用を達成できる。また、電力供給設備の投資増加を抑制して経済化を図ることができる。
本発明の第2の実施の形態は、時間帯によって需要電力処理を中止するように構成したものである。需要家と電力会社との間では、昼間時間帯と夜間時間帯とで異なる電力料金の契約が行われる場合がある。この場合、夜間時間帯の電力消費を奨励することが好ましい。
第2の実施の形態に係る電子式電力量計の構成は、図1及び図2を参照しながら既に説明した第1の実施の形態の構成と同じであるので、説明は省略する。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る電子式電力量計の動作を、中央演算部36で実行される処理を中心にして、図4に示すフローチャートを参照しながら説明する。なお、以下では、第1の実施の形態の処理(図3参照)と同じ処理の部分には第1の実施の形態と同じ符号を付して説明を省略又は簡単化する。
図4のフローチャートに示す電力値の取り込み(ステップS10)、電力値の電力量カウンタへの積算(ステップS11)、電力量表示(ステップS12)及び電力値の需要電力カウンタへの積算(ステップS13)の各処理は、第1の実施の形態における処理と同じである。
以上の処理が終了すると、計測時間帯であるかどうかが調べられる(ステップS30)。計測時間帯であるかどうかは、需要家と電力会社との間で予め取り決められた昼間時間帯であるかどうか、例えば7時から23時の間であるかどうかに基づいて判断することができる。或いは、需要家と電力会社との間で深夜電力を使用する旨の契約がなされている場合は、昼間時間帯(例えば7時〜23時)、つまり電力量表示部39に時間帯として「1」が表示されているかどうかによって判断することができる。中央演算部36は、時計機構38から現在の時刻を読み出し、計測時間帯であるかどうかを判断する。
ステップS30で、計測時間帯であることが判断されると、ステップS14〜ステップS19の需要電力処理が実行され、計測時間帯でないことが判断されると、需要電力処理はスキップされる。以降の処理は、第1の実施の形態における処理と同じである。
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態に係る電子式電力量計によれば、現在の時刻が計測時間帯、つまり昼間時間帯である場合にのみ需要電力処理を実行するように構成したので、夜間時間帯は需要電力処理がなされない。従って、夜間に多くの電力を使用しても需要家と電力会社との間の電力契約に反映されないので、夜間電力をより多く使用することができる。その結果、昼間に使用される電力の抑制を促し、電力供給の平準化に寄与し、電力の効率的及び経済的な供給を行うことができる。
なお、上述した第1及び第2の実施の形態では、需要電力を算出して現在の需要電力区分及び過去の最大需要電力区分を表示し、需要家と電力会社の電力契約に資するように構成したが、一定時間の電力量及び電流値に基づいて需要家と電力会社の電力契約に資するように構成することもできる。
また、上述した第1及び第2の実施の形態では、電力演算部35と中央演算部36とを別個に設けているが、電力演算部35の機能を中央演算部36に含めて構成することもできる。この場合、電圧検出部33から送られてくる電圧値と電流検出部34から送られてくる電流値との乗算は、中央演算部36で行うように構成できる。
また、上述した第1及び第2の実施の形態では、電力量表示部39と需要電力表示部40とを別個に設けているが、これらを一体化し、電力量表示部39に表示されるべき内容と需要電力表示部40に表示されるべき内容とを1つの表示部内に表示するように構成することもできる。この構成によれば、電子式電力量計の構造の簡単化及び低廉化を実現できる。
また、中央演算部36に格納されている最大需要電力区分のクリアは、設定部37から初期化指令を送出することにより行うように構成したが、電子式電力量計に有線又は無線による通信インタフェースを追加し、最大需要電力区分のクリアは、通信インタフェースを介して行うように構成できる。この構成によれば、設定部37を電子式電力量計に設ける必要がないので、電子式電力量計の構造の簡単化及び低廉化を実現できる。
更に、電子式電力量計の時刻設定及び需要電力計測時間の設定は、設定部37で行うように構成したが、需要電力計測時間は固定値として中央演算部36に含まれる図示しないメモリに予め設定しておき、設定不可能項目とすることもできる。
特に、低圧電力の需要家である一般家庭において適用可能である。
本発明の第1及び第2の実施の形態に係る電子式電力量計の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る電子式電力量計の外観正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る電子式電力量計の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る電子式電力量計の動作を説明するためのフローチャートである。 従来の電子式電力量計を説明するための図である。
符号の説明
1 電力供給設備
2 配電線
3 電子式電力量計
4 負荷
30 入力端子
31 出力端子
32 導体
33 電圧検出部
34 電流検出部
35 電力演算部
36 中央演算部
37 設定部
38 時計機構
39 電力量表示部
40 需要電力表示部

Claims (6)

  1. 電力供給設備から負荷に供給される電圧及び電流とに基づいて電力を算出する電力演算部と、
    前記電力演算部で算出された電力を累積加算して電力量を求め、且つ前記電力演算部で算出された電力の所定時間間隔における平均値である需要電力を前記所定時間間隔毎に求め、前記需要電力が複数の区分の何れに属するかを求める中央演算部と、
    前記中央演算部で求められた需要電力区分を表示する需要電力表示部と、
    を備えることを特徴とする電子式電力量計。
  2. 前記中央演算部は、更に、前記所定時間間隔毎に求められる需要電力の最大値が属する区分を最大需要電力区分として記憶し、
    前記需要電力表示部は、更に、前記中央演算部に記憶されている最大需要電力区分を表示することを特徴とする請求項1記載の電子式電力量計。
  3. 前記中央演算部に記憶された最大需要電力区分を消去する初期化手段を更に備えることを特徴とする請求項2記載の電子式電力量計。
  4. 前記需要電力区分を求めるための前記所定時間間隔を変更する設定部を更に備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の電子式電力量計。
  5. 時刻を計時する時計機構を更に備え、
    前記中央演算部は、前記時計機構が所定の時間帯であることを示している間のみ前記需要電力区分を算出することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の電子式電力量計。
  6. 前記中央演算部は、前記電力演算部で算出された電力を時間帯別に累積加算して電力量を求め、且つ前記需要電力区分の算出の可否を前記時間帯毎に判断することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電子式電力量計。
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