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JP2005169768A - 印刷装置及び印刷装置における画像データの書込み方法 - Google Patents

印刷装置及び印刷装置における画像データの書込み方法 Download PDF

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JP2005169768A JP2003411536A JP2003411536A JP2005169768A JP 2005169768 A JP2005169768 A JP 2005169768A JP 2003411536 A JP2003411536 A JP 2003411536A JP 2003411536 A JP2003411536 A JP 2003411536A JP 2005169768 A JP2005169768 A JP 2005169768A
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Masakazu Osako
昌和 大佐古
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Seiko Epson Corp
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Abstract

【課題】ホストコンピュータから送信される画像データをイメージバッファに書込む処理を短時間で行うことのできる印刷装置及び画像データの書込み方法を提供する。
【解決手段】受信した画像データを格納する入力バッファと、前記入力バッファに格納された画像データが印刷媒体での印刷位置に応じた配置で書込まれるイメージバッファと、前記イメージバッファに書込まれたデータに基づいて前記印刷媒体にインクを吐出する複数のノズルを備える、前記印刷媒体に対して所定の方向に移動しながら印刷を実行するヘッド部と、を備える印刷装置が、前記入力バッファに格納された画像データを前記イメージバッファに書込むデータ書込み手段であって、前記印刷媒体での印刷の1行分に相当する画像データを前記入力バッファから読み出して前記イメージバッファに書込む際に、当該画像データの前後に所定長のヌルデータを付加して前記イメージバッファに書込むデータ書込み手段を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ホストコンピュータから送信される圧縮データを解凍した後にバッファに書込む、印刷装置における画像データの書込み技術に関し、特に、前記バッファへの書込み処理時間を短縮することのできる技術に関する。
従来から、コンピュータなどで処理された画像や文章の出力機器としてインクジェットプリンタが利用されている。かかるインクジェットプリンタでは、例えば、シアン、マゼンダ、イエロ、ブラックなどの複数色のインクをノズルから吐出してドットを形成することにより、紙などの媒体に印刷を行う(例えば、下記特許文献1を参照)。
通常、インクジェットプリンタで印刷を行う場合には、印刷要求を行うコンピュータ側のドライバで各色の画像データとプリンタ制御用のコマンドが生成され、送信データ量を小さくするために、それらが圧縮された後にプリンタ側へ送信される。プリンタ側では、その送信された印刷データを受信し、当該印刷データに含まれるコマンドと画像データに基づいて印刷を実施する。画像データについては、所定のタイミングで解凍処理が行われ、順次イメージバッファに書込まれていく。イメージバッファとは、印字幅1行(1ラスター)毎に画像データ(ドットデータ)を納めるバッファであり、ここに納められたデータが所定タイミングで順番にノズル側へ送られて印字が実行される。
このようなインクジェットプリンタにおいて、新たな画像データをイメージバッファに書込む際に以前に書込んだデータが残っていると、毎回全ての領域にデータが書込まれるわけではないので、以前のデータが残ってしまう可能性があり問題となる。従って、従来は、新たな画像データの書込みの際に、まずイメージバッファのクリアを行ってイメージバッファに以前に書込まれたデータがない状態とした後に、データの書込み処理を行っていた。1ラスター分のデータに着目すれば、まず、イメージバッファに1ラスター分のヌル(null)データを書込んだ後に、所定位置から新たな画像データを書込む処理を行っていた。
特開2000−318145号公報
しかしながら、上述の処理では、イメージバッファに1ラスター分のデータ書込みを行う際に、新たなデータの書込みに加えて1ラスター分のヌルデータの書込みを行わなければならず、1ラスター分のデータよりも多いメモリへのアクセスが必要となった。従って、イメージバッファへのデータ書込み処理に時間がかかってしまう結果となっていた。
そこで、本発明の目的は、ホストコンピュータから送信される画像データをイメージバッファに書込む処理を短時間で行うことのできる印刷装置及び画像データの書込み方法を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明の一つの側面は、受信した画像データを格納す
る入力バッファと、前記入力バッファに格納された画像データが印刷媒体での印刷位置に応じた配置で書込まれるイメージバッファと、前記イメージバッファに書込まれたデータに基づいて前記印刷媒体にインクを吐出する複数のノズルを備える、前記印刷媒体に対して所定の方向に移動しながら印刷を実行するヘッド部と、を備える印刷装置が、前記入力バッファに格納された画像データを前記イメージバッファに書込むデータ書込み手段であって、前記印刷媒体での印刷の1行分に相当する画像データを前記入力バッファから読み出して前記イメージバッファに書込む際に、当該画像データの前後に所定長のヌルデータを付加して前記イメージバッファに書込むデータ書込み手段を有することである。従って、本発明によれば、画像データをイメージバッファに書込む際に予めイメージバッファを全てクリアしなくても以前のデータを残すことがなく画像データの書込みが行なえるので、書込み処理時間を短縮することができる。
更に、上記の発明において、その好ましい態様は、前記データ書込み手段が付加するヌルデータの長さが、ヌルデータを付加される前記画像データの前記印刷位置に応じて決定され、前記ヌルデータを付加された画像データが、前記イメージバッファの予め定められた位置から書込まれることを特徴とする。
また、上記の発明において、別の態様は、前記データ書込み手段が付加するヌルデータの長さが、ヌルデータを付加される前記画像データの前記印刷位置と、当該画像データに対応する前記ノズルの前記ヘッド部での設置位置とに応じて決定され、前記ヌルデータを付加された画像データが、前記イメージバッファの前記ノズルの設置位置に応じた位置から書込まれることを特徴とする。これにより、イメージバッファへの書込み処理時間を更に短縮することができる。
上記の目的を達成するために、本発明の別の側面は、受信した画像データを格納する入力バッファと、前記入力バッファに格納された画像データが印刷媒体での印刷位置に応じた配置で書込まれるイメージバッファと、前記イメージバッファに書込まれたデータに基づいて前記印刷媒体にインクを吐出する複数のノズルを備える、前記印刷媒体に対して所定の方向に移動しながら印刷を実行するヘッド部と、を備える印刷装置における画像データの書込み方法が、前記印刷媒体での印刷の1行分に相当する前記入力バッファに格納された画像データを前記入力バッファから読み出して前記イメージバッファに書込む際に、当該画像データの前後に付加するヌルデータの長さを決定する第一の工程と、前記長さが決定された画像データの前に付加するヌルデータを、前記イメージバッファに書込む第二の工程と、前記画像データを前記入力バッファから読み出して、前記イメージバッファの前記第二の工程で書込まれたヌルデータの後に書込む第三の工程と、前記長さが決定された画像データの後に付加するヌルデータを、前記イメージバッファの前記第三の工程で書込まれた画像データの後に書込む第四の工程と、を有することである。
更に、上記の発明において、その好ましい態様は、前記第一の工程で行なわれるヌルデータの長さの決定が、ヌルデータを付加される前記画像データの前記印刷位置に応じて行なわれ、前記第二の工程で行なわれるヌルデータの書込みが、前記イメージバッファの予め定められた位置から行なわれることを特徴とする。
また、上記の発明において、別の態様は、前記第一の工程で行なわれるヌルデータの長さの決定が、ヌルデータを付加される前記画像データの前記印刷位置と、当該画像データに対応する前記ノズルの前記ヘッド部での設置位置とに応じて行なわれ、前記第二の工程で行なわれるヌルデータの書込みが、前記イメージバッファの前記ノズルの設置位置に応じた位置から行なわれることを特徴とする。
本発明の更なる目的及び、特徴は、以下に説明する発明の実施の形態から明らかになる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。なお、図において、同一又は類似のものには同一の参照番号又は参照記号を付して説明する。
図1は、本発明を適用した印刷装置の実施の形態例に係る構成図である。図に示す本実施の形態例に係る印刷装置1は、ホストコンピュータ2から送信される印刷データに基づいて印刷を実行するインクジェットプリンタであり、図に示すデータ書込みユニット14で行われるイメージバッファ15へのデータ書込み処理に特徴を有する。以下、当該印刷装置1の構成及び機能についてデータ書込みユニット14を中心にして説明する。
図1に示すように、印刷装置1は、入力部11、入力バッファ12、CPU13、上記データ書込みユニット14、イメージバッファ15、及びヘッド部16等を備えている。まず、入力部11はホストコンピュータ2とのインターフェースを司る部分であり、ホストコンピュータ2から圧縮されて送信される印刷データを受信する。受信した印刷データには、印刷する各色の画像データとコマンドが含まれており、画像データについては入力バッファ12に引き渡されて格納され、コマンドについてはCPU13で解釈される。
入力バッファ12は、上述のとおり、ホストコンピュータ2から送られた圧縮されている画像データを一時的に格納するバッファである。また、CPU13は、本実施の形態例に係る印刷装置1における各種制御の中心的役割を担う部分であり、前記コマンドを解釈して各部に対する動作命令等を出す。
次に、データ書込みユニット14は、図1に示すように、ヌル入力回路21、カウンタA22、カウンタB23、及び解凍部24を有しており、前記入力バッファ12に保持された圧縮されている画像データを読み出して解凍した後にイメージバッファ15に書込む処理を行う。本データ書込みユニット14は、かかるイメージバッファ15への画像データの書込み処理に特徴を有しており、具体的には後述するが、ホストコンピュータ2から送信された画像データを書込む前にイメージバッファ15をクリアする処理を行わずに、当該画像データの前後に所定長さ(サイズ)のヌルデータを付加してイメージバッファ15に書込む処理を行う。
ヌル入力回路21は、カウンタA及びカウンタBのカウンタ値に基づいて、上記ヌルデータを画像データの前後に入れる回路である。カウンタAとカウンタBには、それぞれ画像データの前と後に入れるべきヌルデータのサイズに応じたカウンタ値がCPU13によって設定される。また、解凍部24は、前記入力バッファ12に納められた画像データを解凍する部分である。
次に、イメージバッファ15は、1ラスター毎に画像データを納めるバッファであり、ここに納められたデータが所定タイミングで順番にヘッド部16へ送られて、当該データに基づいて印字が実行される。図2は、イメージバッファ15を模式的に示した図である。図に示すように、イメージバッファ15には1ラスター分の画像データ(ドットデータ)が順番に格納されるが、この1ラスターの幅、即ち、バッファ幅BWは、印刷媒体に実際に印字が行われる印字幅EWの両側にヘッドギャップHGを付加した幅となっている。ヘッドギャップとは、ヘッド部16が移動する幅と実際に印字が行われる幅の差であり、図2の左右方向において、ヘッド部16の左端あるいはヘッド部16が備える図の左右方向に複数並んだノズル17の内の左端のノズル17が、バッファ幅BWの左端まで移動し、ヘッド部16の右端あるいは右端のノズル17が、バッファ幅BWの右端まで移動する。
また、前記データ書込みユニット14によって書込まれたデータは、1ラスター分について、例えば、図2に示すような状態となる。ここで、斜線で示される有効データとは、ホストコンピュータ2から送信された画像データに相当する部分であり、前記解凍部24で解凍されたデータである。また、その前後(図2における左右)には、前述したヌル入力回路21で付加されたヌルデータが書込まれている。
ヘッド部16は、複数のノズル17を備え、所定タイミングで前記イメージバッファ15に保持されたドットデータを順次読み出し、当該データに基づいて各ノズル17からインクを吐出させて印刷媒体への印字を実行する。
図3は、本印刷装置1におけるイメージバッファ15へのデータ書込み処理の一例を示したフローチャートである。以下、図3に基づいて本印刷装置1の特徴であるデータ書込み処理の内容について説明する。なお、ここでは、1ラスター分のデータ書込みについて説明する。
まず、CPU13が、入力部11で受信したホストコンピュータ2からの印刷データに含まれるコマンドを解釈する(図3のステップS1)。具体的には、上記印刷データに含まれる、イメージバッファ15への書込み対象となる1ラスター分の画像データについて、その印刷開始位置とデータの長さ(サイズ)を把握する。図4は、イメージバッファ15への書込み処理を説明するための図である。図4には、図2と同様の表現でイメージバッファ15が示されており、その中のイ、ハ、及びロからなる部分が、今回書込みを行なう1ラスター分のデータに相当する。図中のハが、上記印刷データに含まれる画像データに相当し、上記CPU13が把握する印刷開始位置は図4の例では、トで示す位置のことであり、また、画像データの長さ(サイズ)はチで示す部分に相当する。なお、ここでは、ヘッド部16が図4のニで示す方向に移動しながら印刷を行う場合を想定している。
次に、CPU13は、上記把握した印刷開始位置から上記画像データ(図のハ)の前に付加すべきヌルデータのサイズを決定し、それに相当する値をカウンタAに設定する(図3のステップS2)。具体的には、イメージバッファ15の前記バッファ幅BWの左端位置(図4のへで示す位置)と前記印刷開始位置(図のトで示す位置)とから図4のイで示す部分のデータサイズを決める。引き続きCPU13は、上記把握した印刷開始位置と画像データのサイズから画像データ(図のハ)の後に付加すべきヌルデータのサイズを決定し、それに相当する値をカウンタBに設定する(図3のステップS3)。具体的には、前記バッファ幅BWの右端位置と前記印刷開始位置(図のトで示す位置)と画像データのサイズ(図のチで示すサイズ)から図4のロで示す部分のデータサイズを決める。
かかるカウンタ値の設定が終了すると、CPU13は、入力バッファ12に納められている当該画像データの解凍開始命令を出す(図3のステップS4)。かかる解凍開始命令を受けて、データ書込みユニット14は、対象としている1ラスター分のデータについてイメージバッファ15への書込みを開始するが、直ぐに前記入力バッファ12に納められている画像データを読み出さずに、まず、ヌル入力回路21を起動し、当該ヌル入力回路21でカウンタAに設定されているカウンタ値に基づくサイズのヌルデータを入力(生成)する。具体的には、所定単位のヌルデータをカウンタ値に基づく回数だけ入力(生成)する。入力されたヌルデータは、順次イメージバッファ15へ送られ、固定位置であるバッファ幅BWの左端(図4のへ)から順次書込まれていく(図3のステップS5)。図4の例では、かかる処理により、イに示す部分のヌルデータの書込みが行なわれることになる。
このように画像データの前に付加すべきヌルデータの書込み処理が終了すると、次に、データ書込みユニット14は、前記入力バッファ12に納められている画像データを読み出し(図3のステップS6)、読み出した画像データを順次解凍部24で解凍し(図3のステップS7)、解凍後の画像データを順次イメージバッファ15に送る。イメージバッファ15に送られた画像データは、前記書込みを終了しているヌルデータの後に順次書込まれる(図3のステップS8)。図4の例では、ヌルデータ(イ部)の後に画像データ(ハ部)が書込まれることになる。従って、前記印刷開始位置(図4のトの位置)から正しく画像データが納められることになる。
入力バッファ12に納められていた画像データの書込み処理が終了すると、データ書込みユニット14は、再びヌル入力回路21を起動し、当該ヌル入力回路21でカウンタBに設定されているカウンタ値に基づくサイズのヌルデータを、前記ステップS5の場合と同様に、入力(生成)する。入力されたヌルデータは、順次イメージバッファ15へ送られ、書込み処理が終了している画像データの後に順次書込まれていく(図3のステップS9)。図4の例では、かかる処理により、ロに示す部分のヌルデータの書込みが行なわれることになる。
このようにして、本印刷装置1における1ラスター分のデータについての書込み処理が終了する。このように、本実施の形態例においては、各ラスターのデータ書込みについて、印刷開始位置と画像データ(有効データ)のサイズ、即ち、画像データの印刷位置によって当該画像データの前後に付加するヌルデータのサイズを決定し、当該決定したサイズのヌルデータを画像データに付加して、イメージバッファ15の固定位置から書込みを行なう。そして、ヌルデータを付加された後のデータは、常に、イメージバッファ15のバッファ幅BWのサイズとなっているため、イメージバッファ15に書込まれた各ラスターのデータは、図4に例示したように、ホストコンピュータ2から送られた画像データとその前後のヌルデータという構成になる。従って、当該書込み処理の後に、書込み処理を行ったラスターに以前のデータが残っていることはなく、ヘッド部16に送られて問題となることはない。
以上説明したように、本実施の形態例では、ホストコンピュータ2から送信された画像データをイメージバッファ15に書込む際に、イメージバッファ15を一旦クリアする必要がなく、1ラスター分の画像データの書込み処理を1ラスター分のデータ書込みで行うことができ、従来よりも書込み処理の時間を短縮することができる。
当該書込み処理の時間短縮のために、ヌル入力回路21で付加するサイズのヌルデータを、予めホストコンピュータ2側で画像データの前後に付加してから印刷装置1に送信する方法も考えられるが、この方法では、送信するデータ量を増加させてしまうという点や、送信された画像データの幅について行われるロジカルシークが常にバッファ幅の全体について行なわれることになってしまうという点などにおいて問題がある。従って、本実施の形態例による方法の方が効率的であると言える。
なお、前記図4に基づく説明では、ヘッド部16が図4のニに示す方向に移動する際として説明したが、図4のホに示す方向に移動する場合にも、同様の内容でイメージバッファ15への書込み処理が実行される。即ち、図4のハに示す部分の右端が印刷開始位置として把握され、図4のロに示すヌルデータについてカウンタAに設定され、また、図4のイに示すヌルデータについてカウンタBに設定されて、バッファ幅BWの右端位置から書込みが開始されることになる。
次に、上記実施の形態例に係る印刷装置1の変形例について説明する。本変形例は、画像データの前後に付加するヌルデータのサイズと、ヌルデータ付加後のデータ書込み開始位置をノズル17の設置位置に応じて変えるものである。本変形例に係る印刷装置の構成は、図1に基づいて説明した印刷装置1と同様である。また、イメージバッファ15への書込み処理の手順も、図3に基づいて説明した前記実施の形態例の内容と概ね同じであるが、CPU13によって設定されるカウンタA及びカウンタBのカウンタ値の決定に、対象としている画像データによりインクの吐出を行なうノズル17の設置位置が考慮されることと、画像データの前に付加されたヌルデータのイメージバッファ15における書込み開始位置が常に固定位置ではなく、上記ノズル17の設置位置により異なることが、前述の実施の形態例の場合と相異する。
図5は、変形例における上記相違点を説明するための図である。図5に示す例は、ヘッド部16に、バッファ幅BWの方向に複数のノズル17あるいはノズル列が配置されている場合であり、ここでは、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロ(Y)、及びブラック(K)の色毎のノズル17C、17M、17Y、及び17Kが図に示すように配置されている。そして、図5にそれぞれ(C)、(M)、(Y)、及び(K)として示されている各データが、本変形例においてイメージバッファ15に書込まれた1ラスター分のデータであり、それぞれノズル17C、17M、17Y、及び17Kに対応するデータである。なお、図5の1ラスター分のデータにおいて、図4の場合と同様に、斜線部分が有効データであり、その他の白色の部分はヌルデータである。
また、図5においては、イメージバッファ15に書込まれたデータを、ヘッド部16が実際に移動して印字を行う位置と対応させて表現しているが、イメージバッファ15の上側に示されるヘッド部16の位置が、ヘッド部16が最も左側に移動した際の位置である。そして、この位置から図のリで示す方向にヘッド部16が移動して印字が行われる場合を考えると、例えば、ノズル17C用のデータである(C)は、印字幅EWの左端からあればよく、それよりも左側にはデータは必要ない。同様に、その他の色のノズル用のデータについても、図5に下向きの矢印で示される位置より右側にデータがあればよい。また、イメージバッファ15の下方に示されるヘッド部16の位置が、ヘッド部16が最も右側に移動した際の位置であり、この位置を考慮すると、各色のデータ(C)、(M)、(Y)、及び(K)の右側部分についても、それぞれ、図の上向きの矢印で示す位置までデータが存在すればよい。
従って、本変形例においては、図3のステップS2及びS3におけるカウンタ値の設定が、即ち、画像データの前後に付加するヌルデータのサイズの決定が、対象としている画像データの印刷開始位置だけでなく、当該画像データに対応するノズル17の設置位置に基づいて行なわれる。この例の場合には、当該画像データに対応するノズル17の設置位置は、当該画像データの色と言い換えることができる。
具体的には、図5の例においてヘッド部16が矢印リの方向に移動する場合を考えると、図5の(C)については、当該データに対応するノズルがノズル17Cであるので、その設置位置から1ラスター分のデータとして必要なデータ幅が図に示すヌの幅となり、画像データ(有効データ)の前に付加すべきヌルデータの左端(図のルで示す位置)が決まる。また、画像データ(有効データ)の印刷開始位置(図に示すヲで示す位置)は前述したコマンドの解釈によって把握されるので、画像データの前に付加すべきヌルデータ(図に示すワ部)のサイズが決定できる。従って、カウンタAのカウンタ値が決定される。
また、画像データの後に付加するヌルデータについても、上述の通り、ノズル17Cの設置位置から必要なデータの右端位置がわかるので、コマンドの解釈から把握される印刷開始位置及び画像データ(有効データ)のサイズと、当該右端位置とからサイズを決定することができる。従って、カウンタBのカウンタ値も決定される。その他のデータ(M)、(Y)、及び(K)についても、同様に、カウンタA及びカウンタBのカウンタ値が決定される。
このように、本変形例では、画像データの前後に付加するヌルデータのサイズが、前記実施の形態例の場合のようにノズル17の設置位置や色に関係なく印刷開始位置と画像データのサイズにより決定されるのとは異なり、印刷開始位置と画像データのサイズ、即ち、画像データの印刷位置が同じであってもノズル17の設置位置(色)が異なれば違う値として決定される。図5に示す例においては、(C)と(M)、(Y)と(K)が、それぞれ同じ印刷開始位置と画像データサイズとなっているが、画像データの前後に付加されるヌルデータのサイズは、それぞれ異なるものとなっている。
また、本変形例における処理では、図3のステップS5におけるデータの書込み開始位置が、常に同じ位置ではなく、ノズル17の設置位置により異なる位置となる。これは、図5に基づいて説明したように、イメージバッファ15に書込むべきデータの位置がノズル17の設置位置(色)によってずれているからである。従って、本変形例では、図3のステップS5において、書込もうとする画像データに対応するノズル17の設置位置(色)から書込み開始位置を決定し、その位置からデータ書込みを開始する。
以上説明したように、本変形例では、画像データの前後に付加するヌルデータのサイズ及びデータの書込み開始位置にノズル17の設置位置(色)が考慮され、図5に示す例からもわかるように、書込む1ラスター分のデータ幅はバッファ幅BWよりも短い。従って、常に、バッファ幅BWの書込みを行なう前記実施の形態例の場合よりも更に書込み時間を短縮することができる。なお、前記変形例の説明では、図5の矢印リに示す方向にヘッド部16が移動する場合で説明したが、その反対方向にヘッド部16が移動する場合にも、同様にイメージバッファ15への書込み処理が行われる。
本発明の保護範囲は、上記の実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
本発明を適用した印刷装置の実施の形態例に係る構成図である。 イメージバッファ15を模式的に示した図である。 イメージバッファ15へのデータ書込み処理を例示したフローチャートである。 イメージバッファ15への書込み処理を説明するための図である。 変形例における相違点を説明するための図である。
符号の説明
1 印刷装置、 2 ホストコンピュータ、 11 入力部、 12 入力バッファ、 13 CPU(データ書込み手段)、 14 データ書込みユニット(データ書込み手段)、 15 イメージバッファ、 16 ヘッド部、 17 ノズル、 21 ヌル入力回路、 22 カウンタA、 23 カウンタB、 24 解凍部、 HG ヘッドギャップ、 EW 印字幅、 BW バッファ幅

Claims (6)

  1. 受信した画像データを格納する入力バッファと、前記入力バッファに格納された画像データが印刷媒体での印刷位置に応じた配置で書込まれるイメージバッファと、前記イメージバッファに書込まれたデータに基づいて前記印刷媒体にインクを吐出する複数のノズルを備える、前記印刷媒体に対して所定の方向に移動しながら印刷を実行するヘッド部と、を備える印刷装置において、
    前記入力バッファに格納された画像データを前記イメージバッファに書込むデータ書込み手段であって、前記印刷媒体での印刷の1行分に相当する画像データを前記入力バッァから読み出して前記イメージバッファに書込む際に、当該画像データの前後に所定長のヌルデータを付加して前記イメージバッファに書込むデータ書込み手段を有する
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1において、
    前記データ書込み手段が付加するヌルデータの長さが、ヌルデータを付加される前記画像データの前記印刷位置に応じて決定され、
    前記ヌルデータを付加された画像データが、前記イメージバッファの予め定められた位置から書込まれる
    ことを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項1において、
    前記データ書込み手段が付加するヌルデータの長さが、ヌルデータを付加される前記画像データの前記印刷位置と、当該画像データに対応する前記ノズルの前記ヘッド部での設置位置とに応じて決定され、
    前記ヌルデータを付加された画像データが、前記イメージバッファの前記ノズルの設置位置に応じた位置から書込まれる
    ことを特徴とする印刷装置。
  4. 受信した画像データを格納する入力バッファと、前記入力バッファに格納された画像データが印刷媒体での印刷位置に応じた配置で書込まれるイメージバッファと、前記イメージバッファに書込まれたデータに基づいて前記印刷媒体にインクを吐出する複数のノズルを備える、前記印刷媒体に対して所定の方向に移動しながら印刷を実行するヘッド部と、を備える印刷装置における画像データの書込み方法であって、
    前記印刷媒体での印刷の1行分に相当する前記入力バッファに格納された画像データ を前記入力バッファから読み出して前記イメージバッファに書込む際に、
    当該画像データの前後に付加するヌルデータの長さを決定する第一の工程と、
    前記長さが決定された画像データの前に付加するヌルデータを、前記イメージバッファに書込む第二の工程と、
    前記画像データを前記入力バッファから読み出して、前記イメージバッファの前記第 二の工程で書込まれたヌルデータの後に書込む第三の工程と、
    前記長さが決定された画像データの後に付加するヌルデータを、前記イメージバッファの前記第三の工程で書込まれた画像データの後に書込む第四の工程と、を有する
    ことを特徴とする印刷装置における画像データの書込み方法。
  5. 請求項4において、
    前記第一の工程で行なわれるヌルデータの長さの決定が、ヌルデータを付加される前記画像データの前記印刷位置に応じて行なわれ、
    前記第二の工程で行なわれるヌルデータの書込みが、前記イメージバッファの予め定められた位置から行なわれる
    ことを特徴とする印刷装置における画像データの書込み方法。
  6. 請求項4において、
    前記第一の工程で行なわれるヌルデータの長さの決定が、ヌルデータを付加される前記画像データの前記印刷位置と、当該画像データに対応する前記ノズルの前記ヘッド部での設置位置とに応じて行なわれ、
    前記第二の工程で行なわれるヌルデータの書込みが、前記イメージバッファの前記ノズルの設置位置に応じた位置から行なわれる
    ことを特徴とする印刷装置における画像データの書込み方法。
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