JP2005167591A - 無線装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 無線装置においてアンテナ整合状態が変動したことに起因するパワーアンプの破壊を防止する。
【解決手段】 無線装置においてアンテナそのものもしくは周囲環境が変化したことによってアンテナの整合状態が変動した場合、無線装置は、この変動を、反射量またはパワーアンプの消費電流の変動によって検知する。そして、この変動が検知された場合、アンテナを終端器や整合素子に接続したり、整合が変動していないスペアアンテナを使用したりすることによって、アンテナの整合そのものを変化させる。これによって、パワーアンプの破壊を防止する。
【選択図】 図1
【解決手段】 無線装置においてアンテナそのものもしくは周囲環境が変化したことによってアンテナの整合状態が変動した場合、無線装置は、この変動を、反射量またはパワーアンプの消費電流の変動によって検知する。そして、この変動が検知された場合、アンテナを終端器や整合素子に接続したり、整合が変動していないスペアアンテナを使用したりすることによって、アンテナの整合そのものを変化させる。これによって、パワーアンプの破壊を防止する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、無線装置に関し、より特定的には、アンテナの整合状態の変動に対応することが可能な無線装置に関する。
一般に、無線装置は、通信を行うための送受信用アンテナを備えている。このアンテナは、効率よく送受信が行えるように、使用する周波数帯域において整合がとれているように設計される。アンテナの整合が十分にとられており、アンテナが自由空間の理想的な環境に置かれている場合には、アンテナは理想的に動作する。すなわち、アンテナに入力された信号が全て放射され、回路側への反射波は発生しない。
しかし、実際には、アンテナに人体が接触したりあるいは金属物が近接したりする状況や、または、アンテナそのものが破損あるいは欠損する状況が発生し得る。このような状況下では、理想的な環境下においてアンテナの整合が十分にとられていた場合でも、アンテナは不整合な状態となる。従って、上記のような状況下では、例えば信号を送信する場合には、入力信号の電力のほとんどが反射波となってパワーアンプに逆に入力されてしまい、入力信号を増幅している分の電力とアンテナ端から反射してきた電力とがパワーアンプにおいて重畳される。重畳された電力は全て熱となって消費される結果、パワーアンプにおいて異常な温度上昇が生じ、最悪の場合には破壊に至る。また、パワーアンプの利得や、出力、消費電流はパワーアンプの負荷状態で定まるが、アンテナの整合状態が変動した場合、パワーアンプの負荷状態もそれに連れて変動する。従って、アンテナの整合状態によっては、パワーアンプにおいて過電流または過大出力となり、パワーアンプ内の電力がパワーアンプ内の素子の耐電力を超えると、最悪の場合には破壊に至る。
このため従来では、パワーアンプとアンテナとの間にアイソレータを設けることによって、アンテナ側の整合変動の影響がパワーアンプに及ぶことを防止している。また、これとは別に、スペアアンテナを有することによってメインアンテナが破損した事態に備える技術がある。例えば特許文献1において、破損したアンテナを切り替えるアンテナ切替回路が提案されている。以下、このアンテナ切替回路を図9を使用して説明する。
図9は、従来のアンテナ切替回路の構成を示す図である。図9に示すアンテナ切替回路には、3個の端子を有するサーキュレータ102が設けられる。さらに、サーキュレータ102の第1の端子102aに給電系が接続され、第2の端子102bにメインアンテナ100が接続され、第3の端子102cにスペアアンテナ101が接続される。なお、図9では、サーキュレータ102の3個の端子を、循環方向に見た順に、第1の端子102a、第2の端子102b、および第3の端子102cとする。
図9において、メインアンテナ100が破損して第2の端子102bのインピーダンスが無限大の状態になった場合、給電系が接続されている第1の端子102aは、スペアアンテナ101が接続されている第3の端子102cに結合される。従って、メインアンテナ100が破損した場合、アンテナ切替回路は自動的にスペアアンテナ101に給電を切り替えることができる。
特開平9−284169号公報
上述した従来の技術では、パワーアンプとアンテナとの間にアイソレータやサーキュレータを設ける必要がある。つまり、無線装置に対して余分な部品の追加が必要となるので、無線装置の小型化または低コスト化の妨げとなる。さらには、パワーアンプとアンテナとの間に余分な素子を追加することは、送信出力のロスが増加することとなり、送信出力の低下または消費電力の増加の原因となる。
それ故、本発明の目的は、無線装置の小型化および低コスト化を容易に図ることが可能であるとともに、パワーアンプの破壊を防止することが可能な無線装置を提供することである。
また、本発明の他の目的は、無線装置における送信出力の低下および消費電力の増加を容易に抑えることが可能であるとともに、パワーアンプの破壊を防止することが可能な無線装置を提供することである。
また、本発明の他の目的は、無線装置における送信出力の低下および消費電力の増加を容易に抑えることが可能であるとともに、パワーアンプの破壊を防止することが可能な無線装置を提供することである。
上記課題を解決するために本発明は以下の構成を有する。すなわち、第1の発明は、アンテナと、パワーアンプと、素子と、第1のスイッチと、整合検出部と、制御回路とを備える無線装置である。ここで、パワーアンプは、出力端子がアンテナに接続されており、アンテナから放射すべき送信信号を増幅する。素子は、アンテナに接続されており、アンテナの整合をとるためのものである。当該素子は、例えば、終端器(後述する図1参照)や整合素子(後述する図2参照)である。第1のスイッチは、アンテナと素子との間に設けられる。整合検出部は、アンテナの整合が変動したことを検出する。制御回路は、整合検出部によってアンテナの整合が変動したことが検出された場合、第1のスイッチを接続させる。
また、第2の発明は、アンテナと、パワーアンプと、スペアアンテナと、第2のスイッチと、整合検出部と、制御回路とを備える無線装置である。ここで、パワーアンプは、出力端子がアンテナに接続されており、アンテナから放射すべき送信信号を増幅する。スペアアンテナは、パワーアンプに接続される。第2のスイッチは、スペアアンテナとパワーアンプとの間に設けられる。整合検出部は、アンテナの整合が変動したことを検出する。制御回路は、整合検出部によってアンテナの整合が変動したことが検出された場合、第2のスイッチを接続させる。
上記発明によれば、無線装置においてアンテナそのものもしくは周囲環境が変化したことによってアンテナの整合状態が変動した場合、この変動は、反射量またはパワーアンプの消費電流の変動によって検知される。そして、この変動が検知された場合、アンテナの整合そのものを変化させる。これによって、無線装置は、パワーアンプの破壊を防止することができる。また、上記発明によれば、アンテナの整合を変化させるための構成としてスイッチを用いている。スイッチのような簡易な構成で実現することができるので、本発明に係る無線装置は、小型化および低コスト化を容易に図ることができるという利点がある。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る無線装置を示す図である。図1において、無線装置は、受信回路1と、アンテナ切替スイッチ2と、送受信用アンテナ3と、パワーアンプ4と、反射波検出回路5と、制御回路6と、終端器7とを備えている。アンテナ切替スイッチ2は、第1の端子2a、第2の端子2b、第3の端子2c、第4の端子2d、第5の端子2e、および第6の端子2fを有する。受信回路1は、第1の端子2aに接続される。送受信用アンテナ3は、第3の端子2cに接続される。反射波検出回路5は、パワーアンプ4の出力端子と第2の端子2bとの間に設けられる。制御回路6は、反射波検出回路5と第6の端子2fとの間に設けられる。終端器7は、第4の端子2dに接続される。
図1は、本発明の実施の形態1に係る無線装置を示す図である。図1において、無線装置は、受信回路1と、アンテナ切替スイッチ2と、送受信用アンテナ3と、パワーアンプ4と、反射波検出回路5と、制御回路6と、終端器7とを備えている。アンテナ切替スイッチ2は、第1の端子2a、第2の端子2b、第3の端子2c、第4の端子2d、第5の端子2e、および第6の端子2fを有する。受信回路1は、第1の端子2aに接続される。送受信用アンテナ3は、第3の端子2cに接続される。反射波検出回路5は、パワーアンプ4の出力端子と第2の端子2bとの間に設けられる。制御回路6は、反射波検出回路5と第6の端子2fとの間に設けられる。終端器7は、第4の端子2dに接続される。
アンテナ切替スイッチ2は、第1の接続スイッチ2g、第2の接続スイッチ2h、および第3の接続スイッチ2iを有する。第1の接続スイッチ2gは、第1の端子2aと第3の端子2cとの間に設けられる。第2の接続スイッチ2hは、第2の端子2bと第3の端子2cとの間に設けられる。第3の接続スイッチ2iは、第3の端子2cと第4の端子2dとの間に設けられる。
第1および第2の接続スイッチ2gおよび2hは、第5の端子2eに接続される。第1および第2の接続スイッチ2gおよび2hは、第5の端子2eに入力される信号に応じてスイッチの切り替えが行われる。実施の形態1では、第5の端子2eがオンの場合、第1の接続スイッチ2gはオンとなり(スイッチが接続された状態となる)、第2の接続スイッチ2hはオフとなる(スイッチが切断された状態となる)。逆に、第5の端子2eがオフの場合、第1の接続スイッチ2gはオフとなり、第2の接続スイッチ2hはオンとなる。
第3の接続スイッチ2iは、第6の端子2fと接続される。第3の接続スイッチ2iは、第6の端子2fに入力される信号に応じてスイッチの切り替えが行われる。実施の形態1では、第6の端子2fがオンの場合、第3の接続スイッチ2iはオンとなり、第6の端子2fがオフの場合、第3の接続スイッチ2iはオフとなる。
次に、以上のように構成される無線装置の動作を説明する。無線装置が送受信用アンテナ3から信号を受信する場合、第5の端子2eはオンとされる。逆に、無線装置が送受信用アンテナ3から信号を送信する場合、第5の端子2eはオフとされる。つまり、無線装置は、信号を受信する場合には第5の端子2eにオン信号を入力し、信号を送信する場合には第5の端子2eにオフ信号を入力する。これによって、第5の端子2eをオンとすることで、送受信用アンテナ3と受信回路1とが第1の接続スイッチ2gを介して接続される。この結果、送受信用アンテナ3によって受信された信号(受信信号)が受信回路に入力される。また、第5の端子2eをオフとすることで、反射波検出回路5と送受信用アンテナ3とが第2の接続スイッチ2hを介して接続される。これによって、パワーアンプ4に入力される送信すべき信号(送信信号)は、反射波検出回路5および第2の接続スイッチ2hを介して送受信用アンテナ3から放射される。
なお、実施の形態1においては、第5の端子2eがオンの場合、第1の接続スイッチ2gをオンとするとともに第2の接続スイッチ2hをオフとし、第5の端子2eがオフの場合、第1の接続スイッチ2gをオフとするとともに第2の接続スイッチ2hをオンとした。ここで、他の実施の形態においては、使用の形態に応じて、第5の端子2eによるオン/オフの制御を逆にしても構わない。すなわち、第5の端子2eがオフの場合、第1の接続スイッチ2gをオンとするとともに第2の接続スイッチ2hをオフとし、第5の端子2eがオンの場合、第1の接続スイッチ2gをオフとするとともに第2の接続スイッチ2hをオンとしてもよい。
ここで、何らかの原因で送受信用アンテナ3の整合が変動した場合を考える。何らかの原因とは、例えば、送受信用アンテナ3に人体が接触したりあるいは金属物が近接したりしたことや、または、送受信用アンテナ3そのものが破損あるいは欠損したことである。この場合、パワーアンプ4に入力される送信信号は、その全てが送受信用アンテナ3によって放射されるわけではなく、送信信号の反射波が発生する。図1においては、発生した反射波の信号は反射波検出回路5に入力される。反射波検出回路5は、所定のレベル以上の反射波を検出すると、反射波を検出した旨を示す検出信号を制御回路6へ出力する。つまり、反射波検出回路5は、反射波を検出することによって送受信用アンテナ3の整合が変動したことを検出する。制御回路6は、送受信用アンテナ3の整合が変動したことが反射波検出回路5によって検出された場合、第3の接続スイッチ2iを接続させる。すなわち、制御回路6は、検出信号を入力すると、第6の端子2fをオンとする。第6の端子2fをオンとされることによって、第3の接続スイッチ2iがオンとなり、送受信用アンテナ3と終端器7とが接続される。すなわち、送受信用アンテナ3が終端される。この結果、送受信用アンテナ3は終端器7により整合され、パワーアンプ4の負荷変動を抑制し破壊を防止させることが可能となる。
なお、図1において、制御回路6は、反射波検出回路5からの検出信号が入力されなくなった後の所定時間の間、第3の接続スイッチ2iをオンとすることが好ましい。反射波検出回路5から検出信号が入力されなくなったことに応じて第3の接続スイッチ2iをオフとすると、その直後に反射波が再度発生する可能性があるからである。つまり、検出信号が入力されなくなったことに応じて第3の接続スイッチ2iをオフとするように制御回路6を設計すると、送受信用アンテナ3の整合の変動と送受信用アンテナ3を終端することによる抑制動作とが頻繁に繰り返されることになるからである。なお、上記所定時間は、例えば、無線装置が送信動作と受信動作とを一定時間毎に交互に繰り返して行う場合には、送信動作を所定の回数行う時間とする。また、制御回路6は、受信動作時においても、第3の接続スイッチ2iをオンとしておくことが好ましい。
以上のように、実施の形態1によれば、送受信用アンテナ3の整合が変動した場合には送受信用アンテナ3を終端することによって整合をとる。これによって、無線装置はパワーアンプ4の破壊を防止することが可能となる。また、実施の形態1においては、アンテナ整合を変化させるという目的を、スイッチで構成されるアンテナ切替部2によって実現する。従って、実施の形態1に係る無線装置は、簡易な構成で実現することが可能であるので、最小限の部品点数で実現可能であり、余分な実装面積が不要であるという利点がある。
なお、図1においては、第3の接続スイッチ2iは、第2の接続スイッチ2hと第3の端子2cとの間に設けられているが、第2の接続スイッチ2hと第2の端子2bとの間に設けられても構わない。この点については、後述する他の実施の形態においても同様である。
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2に係る無線装置を示す図である。図2は、終端器7に代えて整合素子8が第4の端子2dに接続される点で図1と異なる他は、図1と同様である。従って、図2において図1と同様の構成要素については図1と同じ参照符号を付し、詳細な説明を省略する。以下では、実施の形態1との相違点を主に説明する。
図2は、本発明の実施の形態2に係る無線装置を示す図である。図2は、終端器7に代えて整合素子8が第4の端子2dに接続される点で図1と異なる他は、図1と同様である。従って、図2において図1と同様の構成要素については図1と同じ参照符号を付し、詳細な説明を省略する。以下では、実施の形態1との相違点を主に説明する。
実施の形態2においても、実施の形態1と同様、送受信用アンテナ3の整合が変動した結果、反射波が発生した場合には、第3の接続スイッチ2iがオンとなる。これによって、送受信用アンテナ3は第3の接続スイッチ2iを介して整合素子8と接続される。実施の形態2においては、送受信用アンテナ3が整合素子8によって整合されることによって、パワーアンプ4の負荷変動を抑制し破壊を防止する。なお、整合素子8の値は、例えば、送受信用アンテナ3の周囲に金属が近接した場合に送受信用アンテナ3の整合が最適となるように設定しておく。これによって、無線装置は、自由空間である場合(送受信用アンテナ3が理想的な環境下にある場合)と、送受信用アンテナ3に金属が近接した場合との双方の場合において、アンテナ整合をとることができる。このように、整合素子8の値は、送受信用アンテナ3の整合を変動させる原因となると予想される状況に応じて適切な値に設計しておくとよい。
(実施の形態3)
図3は、本発明の実施の形態3に係る無線装置を示す図である。図3は、終端器7に代えて送受信用スペアアンテナ9が第4の端子2dに接続される点で図1と異なる他は、図1と同様である。従って、図2において図1と同様の構成要素については図1と同じ参照符号を付し、詳細な説明を省略する。以下では、実施の形態1との相違点を主に説明する。
図3は、本発明の実施の形態3に係る無線装置を示す図である。図3は、終端器7に代えて送受信用スペアアンテナ9が第4の端子2dに接続される点で図1と異なる他は、図1と同様である。従って、図2において図1と同様の構成要素については図1と同じ参照符号を付し、詳細な説明を省略する。以下では、実施の形態1との相違点を主に説明する。
実施の形態3においても、実施の形態1と同様、送受信用アンテナ3の整合が変動した結果、反射波が発生した場合には、第3の接続スイッチ2iがオンとなる。これによって、送受信用スペアアンテナ9は第3の接続スイッチ2iを介して反射波検出回路5と接続される。この結果、送信信号は、整合がとれている送受信用スペアアンテナ9から放射されることになるので、パワーアンプ4の負荷変動を抑制し破壊を防止することが可能となる。
(実施の形態4)
図4は、本発明の実施の形態4に係る無線装置を示す図である。図4は、アンテナ切替スイッチ2が第4の接続スイッチ2jを有する点で図3と異なる他は、図3と同様である。従って、図4において図3と同様の構成要素については図3と同じ参照符号を付し、詳細な説明を省略する。以下では、実施の形態3との相違点を主に説明する。
図4は、本発明の実施の形態4に係る無線装置を示す図である。図4は、アンテナ切替スイッチ2が第4の接続スイッチ2jを有する点で図3と異なる他は、図3と同様である。従って、図4において図3と同様の構成要素については図3と同じ参照符号を付し、詳細な説明を省略する。以下では、実施の形態3との相違点を主に説明する。
図4において、第4の接続スイッチ2jは、第3の端子2cと第2の接続スイッチ2hとの間に設けられる。第4の接続スイッチ2jは、第6の端子2fに入力される信号に応じてスイッチの切り替えが行われる。具体的には、第6の端子2fがオンの場合、第4の接続スイッチ2jはオフとなり、第6の端子2fがオフの場合、第4の接続スイッチ2jはオンとなる。
実施の形態4において、送受信用アンテナ3の整合が変動した結果、反射波が発生した場合には、第4の接続スイッチ2jがオフとなる。これによって、パワーアンプ4は、第4の接続スイッチ2jによって送受信用アンテナ3から切り離される。従って、送受信用アンテナ3がショートとなるような整合変動または破損が生じた場合であっても、その影響が送受信用スペアアンテナ9に及ばない。また、実施の形態3と同様、送受信用アンテナ3の整合が変動したことによって反射波が発生した場合には、第3の接続スイッチ2iがオンとなる。従って、送信信号は整合がとれている送受信用スペアアンテナ9から放射されるので、パワーアンプ4の負荷変動を抑制し破壊を防止させることが可能となる。
(実施の形態5)
図5は、本発明の実施の形態5に係る無線装置を示す図である。図5は、反射波検出回路5に代えて電流検出回路10および電源供給端子11を備える点で図1と異なる他は、図1と同様である。従って、図5において図1と同様の構成要素については図1と同じ参照符号を付し、詳細な説明を省略する。以下では、実施の形態1との相違点を主に説明する。
図5は、本発明の実施の形態5に係る無線装置を示す図である。図5は、反射波検出回路5に代えて電流検出回路10および電源供給端子11を備える点で図1と異なる他は、図1と同様である。従って、図5において図1と同様の構成要素については図1と同じ参照符号を付し、詳細な説明を省略する。以下では、実施の形態1との相違点を主に説明する。
図5において、電流検出回路10は、パワーアンプ4の電源端子と制御回路6との間に設けられる。電源供給端子11は、電流検出回路10に接続される。電源供給端子11は、電流検出回路10を介してパワーアンプ4に電源を供給する。
実施の形態5において送受信用アンテナ3の整合が変動した場合、パワーアンプ4の負荷状態が変動し、パワーアンプ4の消費電流が変動する。電流検出回路10は、パワーアンプ4の消費電流が所定のレベルの範囲を超えて変動すると、パワーアンプ4の消費電流が変動した旨を示す検出信号を制御回路6へ出力する。制御回路6は、当該検出信号を入力すると、第3の接続スイッチ2iをオンとする。これによって、送受信用アンテナ3と終端器7とが接続される。このように、実施の形態5に係る無線装置は、パワーアンプ4の消費電流が変動した際に送受信用アンテナ3を終端することとなる。この結果、送受信用アンテナ3は終端器7により整合され、パワーアンプ4の負荷変動を抑制し破壊を防止させることが可能となる。
以上のように、実施の形態5によれば、パワーアンプ4の消費電流の変動を検出することによって、送受信用アンテナ3の整合が変動したか否かを検出する。これによっても、送受信用アンテナ3の整合の変動に応じて送受信用アンテナ3を終端させることが可能である。なお、実施の形態5では、実施の形態1に示す構成においてパワーアンプ4の消費電流の変動を検出する構成であったが、実施の形態2〜4においても、パワーアンプ4の消費電流の変動を検出する構成とすることが可能である。具体的には、図6に示すように、終端器7に代えて整合素子8が第4の端子2dに接続される構成であってもよい。また、図7に示すように、終端器7に代えて送受信用スペアアンテナ9が第4の端子2dに接続される構成であってもよい。さらに、図8に示すように、終端器7に代えて送受信用スペアアンテナ9が第4の端子2dに接続され、かつ、アンテナ切替スイッチ2が第4の接続スイッチ2jを有する構成であってもよい。以上図6〜図8に示す構成によっても、上記実施の形態1〜5と同様の効果を得ることができる。なお、図5〜図8においても図1と同様、制御回路6は、電力検出回路10からの検出信号が入力されなくなった後の所定時間の間、第3の接続スイッチ2iをオンとすることが好ましい。
以上のように、本発明に係る無線装置は、パワーアンプの破壊防止、負荷変動による消費電流変動、出力変動対策等を目的として利用することが可能である。
1 受信回路
2 アンテナ切替スイッチ
2a 第1の端子
2b 第2の端子
2c 第3の端子
2d 第4の端子
2e 第5の端子
2f 第6の端子
2g 第1の接続スイッチ
2h 第2の接続スイッチ
2i 第3の接続スイッチ
2j 第4の接続スイッチ
3 送受信用アンテナ
4 パワーアンプ
5 反射波検出回路
6 制御回路
7 終端器
8 整合素子
9 第2のアンテナ
10 電流検出回路
11 電源供給端子
2 アンテナ切替スイッチ
2a 第1の端子
2b 第2の端子
2c 第3の端子
2d 第4の端子
2e 第5の端子
2f 第6の端子
2g 第1の接続スイッチ
2h 第2の接続スイッチ
2i 第3の接続スイッチ
2j 第4の接続スイッチ
3 送受信用アンテナ
4 パワーアンプ
5 反射波検出回路
6 制御回路
7 終端器
8 整合素子
9 第2のアンテナ
10 電流検出回路
11 電源供給端子
Claims (7)
- アンテナと、
出力端子が前記アンテナに接続され、前記アンテナから放射すべき送信信号を増幅するパワーアンプと、
前記アンテナに接続され、前記アンテナの整合をとるための素子と、
前記アンテナと前記素子との間に設けられる第1のスイッチと、
前記アンテナの整合が変動したことを検出する整合検出部と、
前記整合検出部によって前記アンテナの整合が変動したことが検出された場合、前記第1のスイッチを接続させる制御回路とを備える、無線装置。 - アンテナと、
出力端子が前記アンテナに接続され、前記アンテナから放射すべき送信信号を増幅するパワーアンプと、
前記パワーアンプに接続されるスペアアンテナと、
前記スペアアンテナと前記パワーアンプとの間に設けられる第2のスイッチと、
前記アンテナの整合が変動したことを検出する整合検出部と、
前記整合検出部によって前記アンテナの整合が変動したことが検出された場合、前記第2のスイッチを接続させる制御回路とを備える、無線装置。 - 前記アンテナと前記パワーアンプとの間に設けられる第3のスイッチをさらに備え、
前記制御回路は、前記整合検出部によって前記アンテナの整合が変動したことが検出された場合、前記第3のスイッチを切断させる、請求項2に記載の無線装置。 - 前記アンテナに接続され、前記アンテナによって受信される受信信号を入力する受信回路と、
前記パワーアンプと前記アンテナとの間であって前記受信回路と前記アンテナとの間に設けられる第4のスイッチをさらに備え、
前記第4のスイッチは、前記送信信号を前記アンテナから放射する場合、前記パワーアンプと前記アンテナとを接続し、前記受信信号を前記アンテナによって受信する場合、前記受信回路と前記アンテナとを接続するように切り替えを行う、請求項1または2に記載の無線装置。 - 前記整合検出部は、前記パワーアンプの出力端子と前記アンテナとの間に設けられ、前記アンテナにおける前記送信信号の反射波が所定のレベルを超えたことを検出する反射波検出回路である、請求項1または2に記載の無線装置。
- 前記整合検出部は、前記パワーアンプの電源端子と前記制御回路との間に設けられ、前記パワーアンプの消費電流が所定のレベルの範囲を超えて変動したことを検出する電流検出回路である、請求項1または2に記載の無線装置。
- 前記制御回路は、前記整合検出部によって前記アンテナの整合が変動したことが検出された後の所定時間の間、前記第1のスイッチを接続させる、請求項1または2に記載の無線装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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