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JP2005167539A - データ制御システム - Google Patents

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Hironori Nakae
宏典 中江
Yoshitaka Ota
良▲たか▼ 太田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】データ送信時にあらかじめ無線ネットワークの資源予約が必要な場合において、複数のデータが入力される無線子機がデータごとに資源予約を行い、データ制御を効率よく行う。
【解決手段】図2の無線子機は、無線親機に送信する第二の資源予約要求に含まれる資源予約識別子と、通信機器に送信する第一の資源予約要求に対する応答に含まれるデータ識別子を関連付けて管理する識別子管理手段206と、通信機器から受信したデータに付加されたデータ識別子の値を、関連付けられた資源予約識別子の値に変換する識別子変換手段210とを備え、通信機器から送られてきたデータに付加されたデータ識別子を資源予約識別子に変換し、データごとに資源予約を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、データ送信時にあらかじめ無線ネットワークの資源予約が必要な場合の、データ制御システムである。
従来の無線ネットワークの資源予約の技術として、資源を時分割にする方式を用いるものがあった(例えば、特許文献1参照)。図13は、前記特許文献1に記載された従来のネットワークを示すものである。
無線区間のネットワーク資源を管理している無線親機1001、データ送信時に事前に該無線親機1001にネットワーク資源の予約を行なってから無線区間にデータを送信する無線子機1002及び無線子機1003で構成される。ただし無線子機の数は二つに限定されない。
以上のように構成された従来の無線ネットワークでの無線ネットワークの資源予約について説明する。
図14は従来方式で使用する制御フレーム及び情報フレームを示したものである。
制御フレームは、要求アクセス応答フレーム2001、要求アクセスフレーム2002、データ送信許可フレーム2003で構成される。
情報フレームは、データ送信フレーム2004で構成される。
要求アクセス応答フレーム2001は、要求アクセスフレーム2002を用いて無線親機1001へ送信した資源予約に対して、その結果を無線親機1001が要求アクセスフレーム2002を送信した無線子機へ通知するために使用する。
要求アクセスフレーム2002は、データを送信したい無線子機が無線親機1001へ資源を予約するために使用する。
データ送信許可フレーム2003は、直後の資源を割り当てた無線子機情報を無線親機1001が通知するために使用する。
データ送信フレーム2004は、無線子機がデータを送信するために使用する。その際、データを送信した無線子機はさらに送信したいデータがあれば資源の再予約をすることができる。
なお、制御フレームには端末識別子情報が含まれている。端末識別子情報の内容は各フレームで異なる。各フレームの端末識別子の内容は以後に述べる。
次に、無線子機1002が無線子機1003にデータを送るときに無線親機1001に資源予約を行なう場合を例として示す。
まず、無線子機1002は資源を予約するため、無線親機1001に要求アクセスフレーム2002を送信する。この時の端末識別子情報の内容は予約を送信した無線子機の識別子なので無線子機1002を表す。
無線親機1001は要求アクセスフレーム2002を受信したら、所定の判定方法で資源を割り当てる。その後、無線親機1001は要求アクセス応答フレーム2001により、判定結果を通知する。この時の端末識別子情報の内容は予約を受け付けた無線子機の識別子なので無線子機1002を表す。ここでは資源が予約できたとする。
要求アクセス応答フレーム2001を受信した無線子機1002は判定結果の情報から資源が予約できたことを知りデータ送信待ち状態となり、無線親機1001から送信されるデータ送信許可フレーム2003を待つ。
無線親機1001は、資源の使用許可が無線子機1002の順番になったらデータ送信許可フレーム2003を全無線子機に送信する。この時の端末識別子情報の内容はデータ送信を許可した無線子機の識別子なので無線子機1002を表す。
無線子機1002は該データ送信許可フレーム2003を受信したら、その直後にデータ送信フレーム2004を無線子機1003へ送信する。
ここで、無線子機1002以外の無線子機は、該データ送信許可フレーム2003を受信したら端末識別子情報から該無線子機に対する送信許可でないことが判別できる。よって衝突が回避でき、高い伝送効率が実現できる。
特開2000−261399号公報
図15のようなネットワークを想定する。
図15のネットワークは、無線親機1001の機能に、有線を接続できるポートを加えた無線親機3001、無線子機1002の機能に加え有線を接続できるポートを加えた無線子機3002及び無線子機3003、有線を介して無線親機3001に接続された通信機器4001及び通信機器4002、有線を介して無線子機3002に接続された通信機器4003及び通信機器4004、有線を介して無線子機3003に接続された通信機器4005及び通信機器4006で構成される。ただし無線子機の数は二つに限定されない。また無線親機及び無線子機に有線を介して接続される通信機器も二つに限定されない。
以上のように構成されたネットワークにおいて、通信機器4003から通信機器4005へ、通信機器4004から通信機器4006へ映像等の大容量のストリームデータを送信する場合、通信機器4003と通信機器4005から一定の長さに区切られたデータが 無線子機3002に一定間隔で入力される。
無線子機3002では通信機器4003からのデータと通信機器4004からのデータが混在する。仮に無線子機3002に入力された、一定の長さに区切られたデータ順に資源予約を行えば無線区間の伝送効率は保証されるが、従来技術では1回資源を予約したら予約した資源でデータを送信するまで、再予約は出来ないのでストリームデータならばデータ受信側である通信機器では映像乱れ等の支障が発生すると考えられる。よって同時に複数の資源予約が行えるほうが複数のストリームデータを伝送するには適していると考えられる。
しかしながら、無線子機3002で複数の資源予約が可能とした場合、必要資源量が異なる二つの予約を行った後に、無線親機3001からデータ送信許可フレーム2003が送られてきても、どちらの予約に対するデータ送信許可フレームか判別できず、誤って確保した資源量に対して、必要資源量が大きいデータを送信した場合、次に予約されているデータに影響を与える可能性がある。
本発明は、上記の課題を解決するもので、データ送信時にあらかじめ無線ネットワークの資源予約が必要な場合において、複数のデータが入力される無線子機が、データごとの資源予約を行いデータ制御を効率よく行うデータ制御システムを提供することを目的とする。
本発明は、上記問題点を解決するものであり、請求項1の発明は、無線のネットワーク資源を割り当てる無線親機と前記無線親機より前記ネットワーク資源を割り当てられる複数の無線子機と前記無線子機に有線で接続された通信機器から構成されるネットワークにおいて、前記通信機器から送信するデータを制御するデータ制御システムであって、前記通信機器は、有線接続された前記無線子機に送信する第一の資源予約要求を生成する第一の資源予約要求生成手段と、前記無線子機から受信した第一の資源予約要求に対する応答を検出する第一の資源予約応答処理手段と、前記データにデータを識別するデータ識別子を付加するデータ識別子付加手段とを有し、前記無線子機は、前記第一の資源予約要求に基づいて前記無線親機に送信する第二の資源予約要求を生成する第二の資源予約要求生成手段と、前記無線親機から受信した第二の資源予約要求に対する応答を検出する第二の資源予約応答処理手段と、前記無線親機に送信する第二の資源予約要求に含まれる前記資源予約識別子と、前記データ識別子とを関連付けて管理する識別子管理手段と、前記通信機器から受信したデータに付加された前記データ識別子を前記資源予約識別子に変換する識別子変換手段と、前記無線親機から受信したデータ送信要求を検出するデータ送信要求処理手段と、前記識別子変換手段にて前記データ識別子を前記資源予約識別子に変換されたデータを保持し、前記データ送信要求処理手段で検出された前記資源予約識別子と一致する前記資源予約識別子の値が付加された前記通信機器からの前記データを送信するデータ保持手段とを有し、前記無線親機は、前記第二の資源予約要求の情報に応じて前記資源予約識別子と無線のネットワーク資源を対応付けて割り当てる資源割り当て手段と、前記資源割り当て手段での判定によりネットワーク資源が確保した後に、所定の間隔で第二の資源予約要求を送信した前記無線子機に対する資源予約識別子の値を情報として含むデータ送信要求を生成するデータ送信要求手段とを有することを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記データ識別子付加手段は前記第一の資源予約応答処理手段で検出した第一の資源予約予約要求に対する応答に含まれる前記データ識別子を前記データに付加することを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記識別子管理手段は、前記第一の資源予約要求処理手段で検出した第一の資源予約要求に含まれる情報からデータに必要なネットワーク資源量を調べ、前記ネットワーク資源量に関連付けられた資源予約識別子を割り当てることを特徴とするものである。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記データ識別子付加手段は前記第一の資源予約応答処理手段で検出した第一の資源予約予約要求に対する応答に含まれるデータ識別子を前記データに付加することを特徴とするものである。
請求項5の発明は、請求項1の発明において、前記識別子管理手段は、前記第二の資源予約応答処理手段で検出した第二の資源予約要求に対する応答に含まれる情報から、前記資源割り当て手段での判定により資源が確保できたことが分かると、前記データのインターネットプロトコルのトランスポート層で利用される送信先ポート番号と、データリンク層で利用される送信先アドレスをデータ識別子として前記資源予約識別子と関連付けて管理することを特徴とするものである。
請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記データ識別子付加手段は、前記データが入力されると、データのTCP/UDPヘッダに記載されている送信先ポート番号をEthernet(R)ヘッダに付加することを特徴とするものである。
本発明のデータ制御システムによれば、以下のような効果を奏する事ができる。
請求項1の発明では、通信機器から受信したデータに付加されたデータ識別子を関連付けられた資源予約識別子に変換することにより、データごとに資源予約識別子をデータ付加でき、無線親機から受信するデータ送信要求に対して、複数のデータが混在する無線子機において、ネットワーク資源の割り当てに応じてデータが送信できる。
請求項2の発明では、通信機器では、無線親機からネットワーク資源を割り当てられる無線子機が管理している情報をデータ識別子としてデータに付加することにより、データ識別子の情報量を軽減でき、さらに無線子機ではデータ識別子を資源予約識別子に変換するときに、参照する情報量が軽減できるのでデータに対する処理を軽減できる。
請求項3の発明では、請求項2の効果が得られると共に、必要なネットワーク資源量に関連付けられた資源予約識別子を使用するため、必要なネットワーク資源量の大きいデータの場合は、第二の資源予約要求を送信せずとも予約の判定が行える、必要なネットワーク資源量の小さいデータの場合は、必要なネットワーク資源量が小さいデータでネットワーク資源を占領することを回避することが可能になる。
請求項4の発明では、請求項2の効果が得られると共に、データに優先度を付けることが可能なり、優先制御機能が装備されたブリッジやスイッチングハブなどで、高品質のデータを優先的に送信することができる。
請求項5の発明では、通信機器が保持している既存の情報である送信先アドレスと送信先ポート番号での処理が行える。
請求項6の発明では、TCP/UDPヘッダの送信先ポート番号を参照することが可能なインターネットプロトコルのトランスポート層で動作するアプリケーションスイッチや送信先ポート番号を判別可能な機器を必要とすることがなく、レイヤ2であるデータリンク層で動作するブリッジやスイッチングハブで処理が可能になり、伝送路での処理が軽減できる。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1〜3は、本発明の実施の形態1におけるデータ制御システムの構成を示すブロック図である。
図1の通信機器は、有線側から入力された受信信号の受信処理と有線側に送信するデータの送信処理を行なう有線通信手段101、有線通信手段101から入力されたデータの内容を調べ該通信機器宛てのデータか判定するデータ処理手段102、映像や音声のデータが蓄積されたデータ蓄積手段103、送信要求コマンドに応じて無線子機に送信する第一の資源予約要求を生成する第一の資源予約要求生成手段104、無線子機から受信した第一の資源予約要求に対する応答を検出する第一の資源予約応答処理手段105、第一の資源予約応答処理手段105で検出した第一の資源予約予約要求に対する応答に含まれるデータ識別子をデータ蓄積手段103から送出された所定のデータに付加するデータ識別子付加手段106で構成される。
図2の無線子機は、アンテナ201、アンテナ201で受信する信号の受信処理とアンテナ201を介して送信するデータの送信処理を行なう無線通信手段202、有線側から入力された受信信号の受信処理と有線側に送信するデータの送信処理を行なう有線通信手段203、無線通信手段202及び有線通信手段203から入力されたデータの内容を調べ該無線子機宛てのデータか判定するデータ処理手段204、通信機器から受信した第一の資源予約要求を検出する第一の資源予約要求処理手段205、無線親機に送信する第二の資源予約要求に含まれる資源予約識別子と、通信機器に送信する第一の資源予約要求に対する応答に含まれるデータ識別子を関連付けて管理する識別子管理手段206、第一の資源予約要求の情報と識別子管理手段206から与えられた資源予約識別子の値を情報として含む、無線親機に送信する第二の資源予約要求を生成する第二の資源予約要求生成手段207、無線親機から受信した第二の資源予約要求に対する応答を検出する第二の資源予約応答処理手段208、第二の資源予約応答の情報と識別子管理手段206から与えられたデータ識別子の値とを情報として含む、通信機器に送信する第一の資源予約要求に対する応答を生成する第一の資源予約応答生成手段209、通信機器から受信したデータに付加されたデータ識別子の値を、関連付けられた資源予約識別子の値に変換する識別子変換手段210、無線親機から受信したデータ送信要求を検出するデータ送信要求処理手段211、識別子変換手段210にてデータ識別子を資源予約識別子に変換されたデータを保持し、データ送信要求処理手段211で検出された資源予約識別子の値と一致する資源予約識別子の値が付加されたデータを送出するデータ保持手段212で構成される。
図3の無線親機は、アンテナ301、アンテナ301で受信する信号の受信処理とアンテナ301を介して送信するデータの送信処理を行なう無線通信手段302、有線側から入力された受信信号の受信処理と有線側に送信するデータの送信処理を行なう有線通信手段303、無線通信手段302及び有線通信手段303から入力されたデータの内容を調べ該無線親機宛のデータか判定するデータ処理手段304、無線子機から受信した第二の資源予約要求を検出する第二の資源予約要求処理手段305、第二の資源予約要求の情報に応じて資源予約識別子と無線ネットワークの資源を対応付けて割り当てる資源割り当て手段306、資源割り当て手段306での資源割り当て結果と第二の資源予約要求処理手段305で検出した資源予約識別子の値を情報として含む第二の資源予約応要求に対する応答を生成する第二の資源予約応答生成手段307、資源割り当て手段306での判定により資源を確保した後に、所定の間隔で第二の資源予約要求を送信した無線子機に対する資源予約識別子の値を情報として含むデータ送信要求を生成するデータ送信要求生成手段308で構成される。
以上のように構成したデータ制御システムの動作について説明する。
資源割り当て手段306の資源の割り当て方法を説明する。割り当て方法はIEEE802.11のタスク・グループe(TGe)で検討されている、HCF polled channel access(以後HCFと呼ぶ)を使用する。TGeではMACレイヤを拡張しネットワークの品質サービスをサポートする方法の検討が進められおり、HCFは指定された帯域幅や遅延時間などのパラメータを保証するためのアクセス方式である。
HCFは、資源を予約すると、予約時のパラメータを保証するために図4に示すように所定の間隔で資源が割り当てられるので、一定の長さに区切られたデータが入力されるごとに資源を随時予約する従来技術の資源予約方式に比べ、大容量の映像等のストリームデータの送信に適している。
また、HCFでは一つの無線子機が複数の資源予約が可能であり、無線子機は資源の予約時に予約の識別として資源予約識別子を使用し、無線親機が送信する直後の資源を割り当てた無線子機情報を含むデータ送信要求には、予約時に使用した資源予約識別子の情報が含まれている(参照文献:802.11高速無線LAN教科書 P39〜P42 株式会社IDGジャパン)。
図5は本発明の実施の形態1におけるネットワークである。
図1の無線親機の機能を所持する無線親機11、図2の無線子機の機能を所持する無線子機12及び無線子機13、無線親機11に有線で接続された図3の通信機器の機能を所持する通信機器21及び通信機器22、無線親機12に有線で接続された図3の通信機器の機能を所持する通信機器23及び通信機器24、無線親機13に有線で接続された図3の通信機器の機能を所持する通信機器25及び通信機器26で構成される。ただし無線子機の数は二つに限定されない。また無線親機及び無線子機に有線を介して接続される通信機器も二つに限定されない。また有線で接続される機器は全てが通信機器である必要はない。
ここで、通信機器23から通信機器25にデータを送信する場合を例としてデータ制御の説明をする。また送信するデータは大容量の映像等のストリームデータとする。
まず、通信機器23の第一の資源予約要求生成手段104に送信要求コマンドが入力される。第一の資源予約要求生成手段104は送信要求コマンドに含まれている送信したいデータの情報から資源予約に必要なパラメータを算出し、算出したパラメータを情報に含んだ第一の資源予約要求を生成し、データ処理手段102に送る。
データ処理手段102は第一の資源予約要求を受けたら、第一の資源予約要求を有線で接続された無線子機12に送信するため、第一の資源予約要求に無線子機12のアドレスを付加して、有線通信手段101に送る。
有線通信手段101は第一の資源予約要求にデジタル変調を施し、送信信号に変換し有線に出力する。
無線子機12は有線通信手段203で、通信機器23から出力された第一の資源予約要求を受信すると、デジタル復調を施しデータ処理手段204に送る。
データ処理手段204は第一の資源予約要求に付加されたアドレスから自機宛ての第一の資源予約要求と判定し、付加されたアドレスを外して第一の資源予約要求処理手段205に送る。
第一の資源予約要求処理手段205では第一の資源予約要求が入力されると第一の資源予約要求を検出し第一の資源予約要求の情報を識別子管理手段206に送る。
ここで、識別子管理手段206で管理している識別子について説明する。
識別子管理手段206では図6で示すように、資源予約識別子とデータ識別子を関連付けて管理している。なお関連付けられた組み合わせの数が一つの無線子機から資源予約ができる数である。なお、図6の組み合わせは8種類であるが、8種類に限定されるものではない。
資源予約識別子は、第二の資源予約要求の情報として使用され、該第二の資源予約要求に対する応答を受信し資源が予約できたならば、該第二の資源予約要求で使用した資源予約識別子の値と関連付けられたデータ識別子の値を第一の資源予約要求に対する応答の情報として使用する。また第二の資源予約要求で使用した資源予約識別子の値は使用中とし、他の第二の資源予約要求を生成するときは使用中でない資源予約識別子の値を使用し第二の資源予約要求を生成する。
また資源予約識別子の使用中を未使用にするには、第二の資源予約要求に対する応答で資源の予約が失敗と分かったときに該第二の資源予約要求で使用した資源予約識別子の値を未使用にする、あるいはデータが送信し終わったあとに所定の手続きで資源解放を行ったときに資源予約時に使用した資源予約識別子の値を未使用にする。
識別子管理手段206は、第一の資源予約要求処理手段205から情報を受け取ると未使用の資源予約識別子の値を調べ、未使用の資源予約識別子の一つと第一の資源予約要求処理手段205から受けた情報を第二の資源予約要求生成手段207に送る。
ここでは、選択した資源予約識別子の値は8とする。
第二の資源予約要求生成手段207は識別子管理手段206から受けた第一の資源予約要求の情報と識別子管理手段206で選んだ資源予約識別子(値は8)を情報として含む第二の資源予約要求を生成しデータ処理手段204に送る。
データ処理手段204は第二の資源予約要求を受けたら、第二の資源予約要求を無線親機11に送信するため、第二の資源予約要求に無線親機11のアドレスを付加して、無線通信手段202に送る。
無線通信手段202は第二の資源予約要求を受けるとデジタル変調を施し、無線送信する周波数帯の送信信号に変換しアンテナ201を介して無線に出力する。
無線親機11はアンテナ301で、無線子機12から出力された第二の資源予約要求を受信すると、無線通信手段302に送る。
無線通信手段302は第二の資源予約要求にデジタル復調を施しデータ処理手段304に送る。
データ処理手段304は第二の資源予約要求に付加されたアドレスから自機宛ての第二の資源予約要求と判定し、付加されたアドレスを外して第二の資源予約要求処理手段305に送る。
第二の資源予約要求処理手段305では第二の資源予約要求が入力されると第二の資源予約要求を検出し第二の資源予約要求の情報を資源割り当て手段306に送る。
資源割り当て手段306は第二の資源予約要求の情報から所定の判定方法で資源の割り当てが可能か判定し、資源割り当ての判定結果と第二の資源予約要求の情報に含まれた資源予約識別子(値は8)を第二の資源予約応答生成手段307に送る。
ここでの判定結果は予約が「成功」したとする。
第二の資源予約応答生成手段307は、資源割り当て手段306の判定結果(「成功」)と第二の資源予約要求に含まれた資源予約識別子(値は8)を情報として含まれる第二の資源予約要求に対する応答を生成しデータ処理手段304に送る。
データ処理手段304は第二の資源予約応答生成手段307から第二の資源予約要求に対する応答を受け取ると送信先の無線子機12のアドレスを付加し無線通信手段302に送る。
無線通信手段302は第二の資源予約要求に対する応答を受けるとデジタル変調を施し、無線送信する周波数帯の送信信号に変換しアンテナ301を介して無線に出力する。
また資源割り当て手段306は、資源予約が成功したときのみ、割り当てた資源量と第二の資源予約要求を送信した無線子機のアドレスと資源予約識別子の値を関連づけて記憶し、割り当てた資源の順番になると、関連付けた無線子機のアドレスと資源予約識別子の値をデータ送信要求生成手段308に送る。ここでは無線子機のアドレスは無線子機12のアドレスで資源予約識別子の値は、無線子機12から送られた第二の資源予約要求の情報である資源予約識別子の値の8である。
データ送信要求生成手段308は無線子機12のアドレスと資源予約識別子(値は8)を受けると、無線子機12のアドレスと資源予約識別子を情報として含んだデータ送信要求を生成しデータ処理手段304に送る。
データ処理手段304は、データ送信要求生成手段308からデータ送信要求を受けると、データ送信要求にブロードキャストアドレスを付加して無線通信手段302に送る。
無線通信手段302ではデータ送信要求を受けるとデジタル変調を施し、無線送信する周波数帯の送信信号に変換しアンテナ301を介して無線に出力する。
無線子機12はアンテナ201で、無線親機11から出力された第二の資源予約要求に対する応答を受信すると、無線通信手段202に送る。
無線通信手段202は第二の資源予約要求に対する応答にデジタル復調を施しデータ処理手段204に送る。
データ処理手段204は第二の資源予約要求に対する応答を受信すると付加されたアドレスから自機宛ての第二の資源予約要求に対する応答と判定し、付加されたアドレスを外して第二の資源予約応答処理手段208に送る。
第二の資源予約応答処理手段208では第二の資源予約要求の応答が入力されると第二の資源予約要求に対する応答を検出し第二の資源予約要求に対する応答の情報を識別子管理手段206に送る。
識別子管理手段206は、第二の資源予約要求に対する応答の情報から資源の予約が「成功」したと分かると第二の資源予約要求に対する応答の情報として含まれる資源予約識別子の値から関連付けられたデータ識別子の値を調べ、無線親機11の資源割り当て手段306の判定結果(「成功」)とデータ識別子(値は0)を第一の資源予約応答生成手段209に送る。
第一の資源予約応答生成手段209は識別子管理手段206から受けた無線親機11の資源割り当て手段306の判定結果(「成功」)とデータ識別子(値は0)を情報として含んだ第一の資源予約要求に対する応答を生成しデータ処理手段204に送る。
データ処理手段204は第一の資源予約要求に対する応答を受けると該第一の資源予約要求を送信した通信機器23のアドレスを付加して有線通信手段203に送る。
有線通信手段203は第一の資源予約要求に対する応答にデジタル変調を施し、送信信号に変換し有線に出力する。
通信機器23は有線通信手段101で、無線子機12から出力された第一の資源予約要求に対する応答を受信すると、デジタル復調を施しデータ処理手段102に送る。
データ処理手段102は第一の資源予約要求に対する応答に付加されたアドレスから自機宛ての第一の資源予約要求に対する応答と判定し、付加されたアドレスを外して第一の資源予約応答処理手段105に送る。
第一の資源予約応答処理手段105では第一の資源予約要求に対する応答が入力されると第一の資源予約要求に対する応答を検出し含まれている情報から、無線親機11の資源割り当て手段306の判定結果が「成功」と分かると資源が予約できたのデータ蓄積手段103に所定のデータの送出要求を送り、データ識別子付加手段106に第一の資源予約要求に対する応答の情報であるデータ識別子(値は0)と所定のデータの情報を送る。
データ蓄積手段103は第一の資源予約応答処理手段105から送出要求を受けると所定のデータをデータ識別子付加手段106に送る。
データ識別子付加手段106はデータ蓄積手段103から所定のデータを受けると、第一の資源予約応答処理手段105から受けたデータの情報から該当するデータと判定してデータにデータ識別子を付加してデータ処理手段102に送る。
ここで、データ識別子の値を付加する箇所として図7に示す、インターネットプロトコルのデータリンク層で処理するEthernet(R)ヘッダのVLANタグの斜線部の3bitを利用する方法がある。この3bitの値はIEEE802.1pの規格ではデータの優先度を表すフィールドとして使用されている。
データ処理手段102は識別子付加手段106からデータを受けたら、データを有線で接続された無線子機12に送信するため、データに無線子機12のアドレスを付加して、有線通信手段101に送る。
有線通信手段101はデータにデジタル変調を施し、送信信号に変換し有線に出力する。
無線子機12は有線通信手段203で、通信機器23から出力されたデータを受信すると、デジタル復調を施しデータ処理手段204に送る。
データ処理手段204はデータに付加されたアドレスから自機宛てのデータと判定し、付加されたアドレスを外して識別子変換手段210に送る。識別子変換手段210はデータを受けると付加されたデータ識別子の値を検出し、識別子管理手段206に該データ識別子の値と関連付けられた資源予約識別子の値を問い合わせる。識別子管理手段206は識別子変換手段210からデータ識別子の値を受けると関連付けられた資源予約識別子の値を識別子変換手段210に送る。識別子変換手段210は識別子管理手段206から関連付けられた資源予約識別子の値を受けるとデータに付加されたデータ識別子を外し、資源予約識別子の値をデータに付加しデータ保持手段212に送る。
データ保持手段212は識別子変換手段210からデータを受けるとデータを保持する。
次に無線子機12はアンテナ201で、無線親機11から出力されたデータ送信要求を受信すると、無線通信手段202へ送る。
無線通信手段202はデータ送信要求にデジタル復調を施しデータ処理手段204に送る。
データ処理手段204はデータ送信要求を受信すると付加されたアドレスがブロードキャストなので、付加されたアドレスを外してデータ送信要求処理手段211に送る。
データ送信要求処理手段211ではデータ送信要求が入力されるとデータ送信要求を検出しデータ送信要求の情報をデータ保持手段212に送る。
データ保持手段212ではデータ送信要求処理手段211からデータ送信要求の情報を受けるとデータ送信要求の情報に含まれているアドレス情報から自機に対するデータ送信要求と分かり、データ送信要求の情報に含まれる資源予約識別子の値と同じ値を付加しているデータをデータ処理手段204に送る。ここで他の無線子機がデータ送信要求を受信したら、データ送信要求の情報に含まれているアドレス情報から自機に対するデータ送信要求でないとわかり、無線区間には無線子機23が予約した資源が終わるまで送信は行わない。
データ処理手段204は無線機器25のアドレスをデータに付加して無線通信手段202に送る。
無線通信手段202ではデータを受けるとデジタル変調を施し、無線送信する周波数帯の送信信号に変換しアンテナ201を介して無線に出力する。データは無線子機13のアンテナ201で受信され、無線子機13の無線通信手段202、データ処理手段204、有線通信手段203の順に通過して有線を介して通信機器25に届く。
以上のようにして通信機器が資源を予約してデータ送信を行う。
次に、通信機器23から通信機器25にデータ送信中に、通信機器24から通信機器26にデータ送信を行い、無線子機12で2種類のデータが混在した時のデータ制御について図8を用いて説明する。
通信機器24は、通信機器23が資源予約を行った時と同じ方法で資源を予約する。ここでは資源が予約できたものとする。使用した資源予約識別子は9、データ識別子は資源予約識別子の値である9に関連付けられた値である1とする。通信機器24はデータにデータ識別子(値は1)を付加して送信する。
無線子機12では、通信機器23からデータ識別子の値が0のデータを受け、通信機器24からはデータ識別子の値が1のデータを受ける。
データを受けた無線子機12は、識別子変換手段210で通信機器23からのデータに付加されたデータ識別子の値の0を資源予約識別子の値の8と交換し、通信機器24からのデータに付加されたデータ識別子の値の1を資源予約識別子の値の9と交換する。
資源予約識別子を付加されたデータはデータ保持手段212に送られ、データ保持手段212では、データに付加された資源予約識別子の値を調べ、資源予約識別子の値ごとに保持する。
以上のようにして、無線子機に有線で接続された通信機器から送信されるデータごとに資源予約識別子が付加でき、無線親機でのネットワーク資源の割り当てに応じて無線にデータを送信することが可能となる。
また、本実施の形態では通信機器のデータ識別子付加手段106でデータ識別子の値をEthernet(R)ヘッダに書き込むことにより、無線子機はインターネットプロトコルのレイヤ2であるデータリンク層で動作するブリッジやスイッチングハブでデータの処理が可能になり、伝送路での処理が軽減できる。
なお、本実施の形態では図7に示した斜線部にデータ識別子を書き込むとしたが、それ以外の箇所に書き込むとしてもよい。
また、インターネットプロトコルのデータリンク層で扱う送信先のアドレス(48bit)とレイヤ4であるトランスポート層で扱う送信先のポート番号(16bit)を参照してデータの識別を行うのに比べ、本実施の形態では図6に示したデータ識別子の値を使用するのならば3bitで表すことが可能なので、送信先のアドレスと送信先のポート番号に比べて無線子機で管理する情報量が軽減でき、さらに処理時間が軽減できる。
なお、無線親機11に接続された通信機器21または通信機器22からデータを送信する場合は、無線親機11に、無線子機12と同等の機能を持たせ、無線親機11内で第一の資源予約要求の処理を行ってもよい。
または、データの送信先の通信機器に有線で接続された無線子機に第二の資源予約要求を行う要求を送るものとしてもよい。
本発明では、これらいずれの方法でもよい。
(実施の形態2)
図1、図3、図9は、本発明の実施の形態2におけるデータ制御システムの構成を示すブロック図である。
図1、図3の説明は実施の形態1で説明したので省略する。
図9において、図2と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図9の無線子機は、アンテナ201、無線通信手段202、有線通信手段203、データ処理手段204、第一の資源予約要求処理手段205、第二の資源予約要求生成手段207、第二の資源予約応答処理手段208、第一の資源予約応答生成手段209、識別子変換手段210、データ送信要求処理手段211、データ保持手段212は実施の形態1と同等の構成である。
さらに、無線親機に送信する第二の資源予約要求に含まれる資源予約識別子と、通信機器に送信する第一の資源予約要求に対する応答に含まれるデータ識別子と資源量の値を関連付けて管理する識別子管理手段213で構成される。
本実施の形態では、無線子機の識別子管理手段213は、第一の資源予約要求処理手段205から受け取る第一の資源予約要求の情報から、必要な資源量を調べ、その資源量に関連付けられた資源予約識別子と、第一の資源予約要求の情報を第二の資源予約要求生成手段207に送るところが実施の形態1と異なる。
以上のように構成したデータ制御システムの動作について説明する。
なお、本実施の形態の資源割り当て方法とネットワークは、実施の形態1と同じとする(図4及び図5参照)。
ここでも、実施の形態1と同様に、通信機器23から通信機器25にデータを送信する場合を例として説明する。また送信するデータは大容量の映像等のストリームデータとする。
なお、無線子機12において、第一の資源予約要求が第一の資源予約要求処理手段205で検出されるまでの動作は実施の形態1と同じであるため、省略する。
無線子機12の第一の資源予約要求処理手段205では第一の資源予約要求が入力されると第一の資源予約要求を検出し第一の資源予約要求の情報を識別子管理手段213に送る。
ここで、識別子管理手段213で管理している識別子について説明する。
識別子管理手段213では図10で示すように、資源予約識別子とデータ識別子と必要な資源量が関連付けられている。
これは、無線の資源の最大量を20とするならば、確保したい資源量が10以上の資源予約は一つが限界で、確保したい資源量が10未満7以上なら二つが限界で、確保したい資源量が7未満5以上なら三つが限界であるので、図10では、確保したい資源量の値が10以上の値ならば、資源予約識別子の値は15、確保したい資源量の値が10未満で7以上ならば、資源予約識別子の値は13と14、確保したい資源量の値が7未満で5以上ならば、資源予約識別子の値は10〜12、確保したい資源量の値が5未満ならば、資源予約識別子の値は8と9とした。
これにより、必要な資源量が5以上ならば第二の資源予約要求を無線親機に送信して、資源割り当て手段306で予約の判定を行わなくても、資源量に関連付けられた予約識別子がすべて使用中ならば、予約できないと判定できる。
識別子管理手段213は、第一の資源予約要求処理手段205から第一の資源予約要求の情報を受け取ると、第一の資源予約要求の情報から、必要な資源量を調べ、その資源量に関連付けられた資源予約識別子の値から未使用の値を調べ、未使用の資源予約識別子の一つと第一の資源予約要求処理手段205から受けた情報を第二の資源予約要求生成手段207に送る。
第一の資源予約要求の情報を調べ必要な資源量と分かると、識別子管理手段213では必要な資源量に関連付けられた資源予約識別子の値のうち未使用の値から一つ選び、選んだ資源予約識別子の値と第一の資源予約要求の情報を第二の資源予約要求生成手段207に送る。
また、必要な資源量に関連付けられた資源予約識別子の値が全て使用中ならば、識別子管理手段213は、第二の資源予約応答処理手段208から送られてきた情報から予約が失敗したと判定したときに、第一の資源予約応答生成手段207に送る情報と同じ情報を第一の資源予約応答生成手段207に送る。
なお、以降の動作は実施の形態1と同じであるため、省略する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、識別子管理手段213では、必要な資源量に関連付けられた資源予約識別子を割り当てることにより、関連付けられた資源予約識別子の値が全て使用中ならば、その時点で予約は無理と判定するので、第一の資源予約要求に対する応答を送ることができる。
さらに、データ識別子の値が大きいほど必要な資源量が大きい高品質なデータであることが分かる。よって、データ識別子の値をVLANタグの優先度フィールドである図7の斜線部に書き込めば、この優先度フィールドの値を用いて優先制御を行えるブリッジが通信機器と無線子機の間に設置すれば、高品質なデータであるデータ識別子の値が大きいデータを優先的に出力できる。
なお、必要な資源量に関連付けられた資源予約識別子の組み合わせは、図10の組み合わせに限定されるものではない。最大資源量や一つの無線子機で予約できる数により変えてもよい。
(実施の形態3)
図3、図11、図12は、本発明の実施の形態3におけるデータ制御システムの構成を示すブロック図である。
図3の説明は実施の形態1で説明したので省略する。
図11において、図1と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図11の通信機器は、有線通信手段101、データ処理手段102、データ蓄積手段103、資源予約要求生成手段104、第一の資源予約応答処理手段105は実施の形態1と同等の構成である。
さらに、データ蓄積手段103から受けたデータのインターネットプロトコルのレイヤ4であるトランスポート層で扱う送信先ポート番号を、Ethernet(R)ヘッダにデータ識別子として付加するデータ識別子付加手段107で構成される。
図12において、図2と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図12の無線子機は、アンテナ201、無線通信手段202、有線通信手段203、データ処理手段204、第一の資源予約要求処理手段205、第二の資源予約要求生成手段207、第二の資源予約応答処理手段208、データ送信要求処理手段211は実施の形態1と同等の構成である。
さらに、無線親機に送信する第二の資源予約要求に含まれる資源予約識別子を管理し、無線親機から受ける第二の資源予約要求の応答に含まれる情報から資源の予約が成功したと分かると、第二の資源予約要求に使用した資源予約識別子とデータの送信先ポート番号と送信先アドレスを関連付けて管理する識別子管理手段214、第二の資源予約要求に対する応答の情報から、通信機器に送信する第一の資源予約要求に対する応答を生成する第一の資源予約応答生成手段215、通信機器から受信したデータのEthernet(R)ヘッダにデータ識別子として付加された送信先ポート番号を、送信先ポート番号と送信先アドレスと関連付けられた資源予約識別子の値に変換する識別子変換手段216、識別子変換手段216にてデータにデータ識別子として付加された送信先ポート番号を資源予約識別子に変換されたデータを保持し、データ送信要求処理手段211で検出された資源予約識別子の値と一致する資源予約識別子の値が付加されたデータを送出するデータ保持手段217で構成される。
本実施の形態では、無線子機の識別子管理手段214は、第二の資源予約要求に対する応答に含まれる情報から資源の予約が成功したと分かると、該第二の資源予約要求に使用した資源予約識別子の値とデータの送信先ポート番号と送信先アドレスを関連付けて管理し、通信機器のデータ識別子付加手段107は、データ蓄積手段からデータを受けると、TCP/UDPのヘッダに含まれる送信先ポート番号をデータ識別子としてEthernet(R)ヘッダに付加するところが実施の形態1及び実施の形態2と異なる。
以上のように構成したデータ制御システムの動作について説明する。
なお、本実施の形態の資源割り当て方法とネットワークは、実施の形態1と同じとする(図4及び図5参照)。
ここでも、実施の形態1と同様に、通信装置23から通信装置25にデータを送信する場合を例として説明する。また送信するデータは大容量の映像等のストリームデータとする。
なお、無線子機12において、第二の資源予約要求に対する応答が第二の資源予約応答処理手段208で検出されるまでの動作は実施の形態1と同じであるため、省略する。
第二の資源予約応答処理手段208では第二の資源予約要求の応答が入力されると第二の資源予約要求に対する応答を検出し第二の資源予約要求に対する応答の情報を識別子管理手段214に送る。
識別子管理手段214は、第二の資源予約要求に対する応答の情報から資源の予約が「成功」したと分かると第二の資源予約要求に対する応答の情報として含まれる資源予約識別子の値と送信するデータのインターネットプロトコルのトランスポート層で扱う送信先ポート番号とレイヤ2であるデータリンク層で扱う送信先アドレスを関連付けて管理し、無線親機11の資源割り当て手段306の判定結果(「成功」)を第一の資源予約応答生成手段215に送る。
第一の資源予約応答生成手段215は識別子管理手段214から受けた無線親機11の資源割り当て手段306の判定結果(「成功」)を情報として含んだ第一の資源予約要求に対する応答を生成しデータ処理手段204に送る。
データ処理手段204は第一の資源予約要求に対する応答を受けると該第一の資源予約要求を送信した通信機器23のアドレスを付加して有線通信手段203に送る。有線通信手段203は第一の資源予約要求に対する応答にデジタル変調を施し、送信信号に変換し有線に出力する。
通信機器23は有線通信手段101で、無線子機12から出力された第一の資源予約要求に対する応答を受信すると、デジタル復調を施しデータ処理手段102に送る。
データ処理手段102は第一の資源予約要求に対する応答に付加されたアドレスから自機宛ての第一の資源予約要求に対する応答と判定し、付加されたアドレスを外して第一の資源予約応答処理手段105に送る。
第一の資源予約応答処理手段105では第一の資源予約要求に対する応答が入力されると第一の資源予約要求に対する応答を検出し含まれている情報から、無線親機11の資源割り当て手段306の判定結果が「成功」と分かると資源が予約できたのデータ蓄積手段103に所定のデータの送出要求を送る。
データ蓄積手段103は第一の資源予約応答処理手段105から送出要求を受けると所定のデータをデータ識別子付加手段107に送る。
データ識別子付加手段107はデータ蓄積手段103から所定のデータを受けると、データのTCP/UDPヘッダに付加されている送信先ポート番号をデータ識別子としてデータに付加してデータ処理手段102に送る。
ここで、データ識別子の値を付加する箇所として図7に示すEthernet(R)ヘッダのVLANタグのタグ制御情報の2byte(16bit)を利用する方法がある。
データ処理手段102はデータ識別子付加手段107からデータを受けたら、データを有線で接続された無線子機12に送信するため、データに無線子機12のアドレスを付加して、有線通信手段101に送る。
有線通信手段101はデータにデジタル変調を施し、送信信号に変換し有線に出力する。
無線子機12は有線通信手段203で、通信機器23から出力されたデータを受信すると、デジタル復調を施しデータ処理手段204に送る。
データ処理手段204はデータに付加されたアドレスから自機宛てのデータと判定し、付加されたアドレスを外して識別子変換手段216に送る。
識別子変換手段216はデータを受けると付加されたデータ識別子であるEthernet(R)ヘッダの送信先ポート番号と、Ethernet(R)ヘッダに記載されている送信先アドレスの値を検出し、識別子管理手段214に該送信先ポート番号と該送信先アドレスの値と関連付けられた資源予約識別子の値を問い合わせる。識別子管理手段214は識別子変換手段216から送信先ポート番号と送信先アドレスの値を受けると関連付けられた資源予約識別子の値を識別子変換手段216に送る。識別子変換手段216は識別子管理手段214から関連付けられた資源予約識別子の値を受けるとデータにデータ識別子として付加したEthernet(R)ヘッダの送信先ポート番号を資源予約識別子の値に変換しデータ保持手段217に送る。
データ保持手段217は識別子変換手段216からデータを受けるとデータを保持する。
なお、以降の動作は実施の形態1と同じであるため、省略する。
以上のようにして、本実施の形態によれば、データ識別子付加手段107では、資源の予約が成功したならばデータのEthernet(R)ヘッダにTCP/UDPヘッダに記載されている送信先ポート番号を付加することにより、無線子機の識別子変換手段では216ではデータを識別するために、TCP/UDPヘッダの送信先ポート番号を参照することが可能なインターネットプロトコルのレイヤ4であるトランスポート層で動作するアプリケーションスイッチや送信先ポート番号を判別可能な機器を必要とすることがなく、レイヤ2であるデータリンク層で動作するブリッジやスイッチングハブで処理が可能になり、伝送路での処理が軽減できる。
さらに、通信機器が保持している既存の情報である送信先アドレスと送信先ポート番号での処理が行える。
本発明にかかるデータ制御システムは、無線に限らずデータに対する処理時間の短縮という効果が必要な資源予約が可能な伝送媒体等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1・2における通信機器の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1における無線子機の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1〜3における無線親機の構成を示すブロック図 HCFpolled channel accessの資源割り当ての図 本発明の実施の形態1〜3におけるネットワークの一例の図 本発明の実施の形態1における識別子管理手段で管理する識別子の図 タグ付きEthernet(R)ヘッダの図 本発明の実施の形態1におけるデータ推移の図 本発明の実施の形態2における無線子機の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2における識別子管理手段で管理する識別子の図 本発明の実施の形態3における通信機器の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3における無線子機の構成を示すブロック図 従来の無線ネットワークの構成を示す図 従来の制御フレーム及び情報フレームを示す図 有線と無線が混在したネットワークの図
符号の説明
11 無線親機
12 無線子機
13 無線子機
21 通信機器
22 通信機器
23 通信機器
24 通信機器
25 通信機器
26 通信機器
101 有線通信手段
102 データ処理手段
103 データ蓄積手段
104 第一の資源予約要求生成手段
105 第一の資源予約応答処理手段
106 データ識別子付加手段
107 データ識別子付加手段
201 アンテナ
202 無線通信手段
203 有線通信手段
204 データ処理手段
205 第一の資源予約要求処理手段
206 識別子管理手段
207 第二の資源予約要求生成手段
208 第二の資源予約応答処理手段
209 第一の資源予約応答生成手段
210 識別子変換手段
211 データ送信要求処理手段
212 データ保持手段
213 識別子管理手段
214 識別子管理手段
215 第一の資源予約応答生成手段
216 識別子変換手段
217 データ保持手段
301 アンテナ
302 無線通信手段
303 有線通信手段
304 データ処理手段
305 第二の資源予約要求処理手段
306 資源割り当て手段
307 第二の資源予約応答生成手段
308 データ送信要求生成手段
1001 無線親機
1002 無線子機
1003 無線子機
2001 要求アクセス応答フレーム
2002 要求アクセスフレーム
2003 データ送信許可フレーム
2004 データ送信フレーム
3001 無線親機
3002 無線子機
3003 無線子機
4001 通信機器
4002 通信機器
4003 通信機器
4004 通信機器
4005 通信機器
4006 通信機器

Claims (6)

  1. 無線のネットワーク資源を割り当てる無線親機と前記無線親機より前記ネットワーク資源を割り当てられる複数の無線子機と前記無線子機に有線で接続された通信機器から構成されるネットワークにおいて、前記通信機器から送信するデータを制御するデータ制御システムであって、前記通信機器は、
    有線接続された前記無線子機に送信する第一の資源予約要求を生成する第一の資源予約要求生成手段と、
    前記無線子機から受信した第一の資源予約要求に対する応答を検出する第一の資源予約応答処理手段と、
    前記データにデータを識別するデータ識別子を付加するデータ識別子付加手段
    とを有し、前記無線子機は、
    前記第一の資源予約要求に基づいて前記無線親機に送信する第二の資源予約要求を生成する第二の資源予約要求生成手段と、
    前記無線親機から受信した第二の資源予約要求に対する応答を検出する第二の資源予約応答処理手段と、
    前記無線親機に送信する第二の資源予約要求に含まれる資源予約識別子と、前記データ識別子とを関連付けて管理する識別子管理手段と、
    前記通信機器から受信したデータに付加された前記データ識別子を前記資源予約識別子に変換する識別子変換手段と、
    前記無線親機から受信したデータ送信要求を検出するデータ送信要求処理手段と、
    前記識別子変換手段にて前記データ識別子を前記資源予約識別子に変換されたデータを保持し、前記データ送信要求処理手段で検出された前記資源予約識別子と一致する前記資源予約識別子の値が付加された前記通信機器からの前記データを送信するデータ保持手段
    とを有し、前記無線親機は、
    前記第二の資源予約要求の情報に応じて前記資源予約識別子と無線のネットワーク資源を対応付けて割り当てる資源割り当て手段と、
    前記資源割り当て手段での判定によりネットワーク資源が確保した後に、所定の間隔で第二の資源予約要求を送信した前記無線子機に対する資源予約識別子の値を情報として含むデータ送信要求を生成するデータ送信要求手段
    とを有することを特徴とするデータ制御システム。
  2. 前記データ識別子付加手段は前記第一の資源予約応答処理手段で検出した第一の資源予約予約要求に対する応答に含まれる前記データ識別子を前記データに付加することを特徴とする請求項1記載のデータ制御システム。
  3. 前記識別子管理手段は、前記第一の資源予約応答処理手段で検出した第一の資源予約要求に含まれる情報からデータに必要なネットワーク資源量を調べ、前記ネットワーク資源量に関連付けられた資源予約識別子を割り当てることを特徴とする請求項1記載のデータ制御システム。
  4. 前記データ識別子付加手段は前記第一の資源予約応答処理手段で検出した第一の資源予約予約要求に対する応答に含まれるデータ識別子を前記データに付加することを特徴とする請求項3記載のデータ制御システム。
  5. 前記識別子管理手段は、前記第二の資源予約応答処理手段で検出した第二の資源予約要求に対する応答に含まれる情報から、前記資源割り当て手段での判定により資源が確保できたことが分かると、前記データのインターネットプロトコルのトランスポート層で利用される送信先ポート番号と、データリンク層で利用される送信先アドレスをデータ識別子として前記資源予約識別子と関連付けて管理することを特徴とする請求項1記載のデータ制御システム。
  6. 前記データ識別子付加手段は、前記データが入力されると、データのTCP/UDPヘッダに記載されている送信先ポート番号をEthernet(R)ヘッダに付加することを特徴とする請求項5記載のデータ制御システム。
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