JP2005165746A - 印刷制御装置および印刷機器制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ジョブチケットに記述された印刷、製本指示に従った処理を行うことの出来る印刷機器を効率的に選択、決定することができなかった。
【解決手段】 本発明に係る印刷管理システムにおいては、入力として処理するジョブチケット中の印刷、製本指示とは別にそのジョブチケットに従った処理を達成するために必要な機器の機能を情報として保持する。そして、印刷管理システムはジョブチケットの記述を全て解析することなく、機能情報を元に適切な印刷機器を選択することを特徴とする。
【選択図】 図5
【解決手段】 本発明に係る印刷管理システムにおいては、入力として処理するジョブチケット中の印刷、製本指示とは別にそのジョブチケットに従った処理を達成するために必要な機器の機能を情報として保持する。そして、印刷管理システムはジョブチケットの記述を全て解析することなく、機能情報を元に適切な印刷機器を選択することを特徴とする。
【選択図】 図5
Description
本発明は、印刷方法を指示した指示書を含む印刷対象文書を、一つ以上の出力装置へ出力する手段を提供するための、印刷管理サーバ、端末、印刷管理方法、印刷管理プログラム、印刷管理プログラムを記録した記録媒体及び印刷管理システムに関するものである。
従来、文書を印刷するためには対象となる文書、および、印刷指示を機器に入力し印刷を行っていた。この際、両面指示のような印刷方法を指示する内容を印刷対象とは別の文書で保持し、印刷対象と対にして機器へ入力するということも行われている。この指示内容を含む文書を指示書、あるいはジョブチケット(JobTicket)と呼んでいる。ジョブチケットの使用により、複雑となる指示内容を保存しておき同じ印刷方法での印刷を容易に繰り返すことが可能となっている。また、ジョブチケットを使用することにより、利用者は実際に印刷を実行する機器の存在や、その機器の機能に依存することなく、最終生成物(例えば、「製本された状態の本」等)を要求することが可能となる。
一般にジョブチケットはジョブチケットに記述されている内容に十分な機能を持つ機器に対して適用され、ジョブチケットの目的としては機器毎に異なる制御手順を抽象化することが主である。
また、別の従来技術として、印刷ジョブを一元管理し、複数接続されている印刷機器に対して適切にジョブを分配するシステムがある。ただし、このようなシステムにおいてもジョブチケットを利用することにより、適切な機器を選択することが可能となる。つまり、ジョブチケットの記述に従った出力を行うに必要な機能を備えている印刷機器を選択するのである。例えば、特許文献1に上記従来技術が開示されている。
特開2003−084948号公報
上記印刷ジョブ管理システムは、ジョブチケットの内容を解析し、適切な印刷機器を選択する。適切な印刷機器とは、すなわち、必要な機能を持ち、かつ負荷が分散できるような状態の機器である。
ジョブ管理システムは接続されている印刷機器に対する印刷要求がすべて集中する一方で、ジョブチケットの解釈を行い、適切な機器の選択を行わなくてはならない。しかし、印刷レイアウトや複雑な製本指示が含まれるジョブチケットの場合にはジョブチケットを解析し、かつ解析した内容に適した印刷機器を選択するには処理時間が多く必要とされる。
本発明は上記の従来方式の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、ジョブチケットに記述された印刷、製本指示に従った処理を行うことの出来る印刷機器を効率的に選択、決定することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る印刷管理システムにおいては、入力として処理するジョブチケット中の印刷、製本指示とは別にそのジョブチケットに従った処理を達成するために必要な機器の機能を情報として保持する。そして、印刷管理システムはジョブチケットの記述を全て解析することなく、機能情報を元に適切な印刷機器を選択することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、ジョブチケットに従った処理を行うに当たって適切な機器を選択する印刷サーバがジョブチケットの詳細な内容を解析することなく効率的にジョブチケットに適した印刷機器を選択することが出来るようになった。
なお、本発明の実施例においては、ジョブチケットの例としてマークアップ言語を利用したテキストデータを示したが、これに限らず、所定の出力形態の指示、機器制御の指示の部分範囲を指定して別条件の記述を行うことが出来る書式であれば、いずれも有効である。
また、印刷管理システムの例として、PDFをページデータとして用いるシステムを示したが、これに限るものではなく、別のフォーマットあるいは複数のフォーマットを用いるシステムの場合でも有効である。
(実施例)
以下本発明の実施例を、図に沿って詳細に説明する。
以下本発明の実施例を、図に沿って詳細に説明する。
(第一の実施例)
図1は本発明における実施例である印刷管理システムの全体構成を示すブロック図である。
図1は本発明における実施例である印刷管理システムの全体構成を示すブロック図である。
図1において、1はプリンタを管理する印刷サーバ、2は印刷文書およびジョブチケットを印刷サーバ1に送る印刷クライアント、同様に3も印刷クライアント、4から7は印刷サーバ1によって管理されているプリンタ、8は印刷サーバ1および印刷クライアント3とプリンタ(4から7)を接続するネットワーク、9は印刷サーバ1と印刷クライアント2を接続するネットワークである。印刷クライアント2にはモニタ2a、キーボード2b、マウス2cが接続されている。同様に印刷クライアント3にもモニタ3a、キーボード3b、マウス3cが接続されており、これらの入出力装置を利用することにより、印刷クライアント2あるいは印刷クライアント3から印刷サーバ1へ印刷指示を送ることができる。
印刷クライアント2の利用者はモニタ2aの出力を確認しながらキーボード2bおよびマウス2cを操作し、ネットワーク9を経由して印刷サーバ1へ指示を送る。この際、印刷文書およびジョブチケットもネットワーク9経由で送信される。
印刷クライアント3の利用者はモニタ2aの出力を確認しながらキーボード3bおよびマウス3cを操作し、ネットワーク8を経由して印刷サーバ1へ指示を送る。この際、印刷文書およびジョブチケットもネットワーク8経由で送信される。
印刷クライアント2あるいは印刷クライアント3から印刷指示を受けた印刷サーバ1は印刷クライアントからの指示にある所定の条件に従って印刷するデバイスを選択し、ジョブチケットの指示に従って印刷文書を出力する。この際、印刷するデバイスはプリンタA(4)からプリンタD(7)の中から選択される。
なお、印刷管理システムは全体構成として図1に示すような構成からなるものの、その中心的な機能は印刷サーバ1が持っており、印刷サーバ1をもって印刷管理システムと呼ぶ場合もある。
図1において4のプリンタAから7のプリンタDまではそれぞれ単体で印刷動作が可能な機器であるが、印刷サーバ1によって集中管理されることにより、効率的な組み合わせ使用、あるいは印刷ジョブ毎に適切に選択されることにより、印刷サーバ1を含めて全体が適切に負荷分散された一つのプリンタであると見なすことも出来る。なお、本実施例におけるプリンタはPDF形式のデータを解釈して画像形成を行うことができるデバイスであるものとする。
次に本実施例において、印刷クライアントから印刷サーバへ印刷文書およびジョブチケットがどのように送られるかを説明する。
図2は、図1におけるネットワーク8あるいはネットワーク9を経由して印刷クライアントから印刷サーバ1へ送られる印刷文書ファイルのデータ構造を表した図である。本実施例においては、印刷文書とジョブチケットは1つのファイルにまとめられて印刷サーバ1に送られる。言い換えれば、印刷サーバ1に送られるファイルは複数のファイルをまとめたものであり、まとめられる複数のファイルとは、1つのジョブチケットとそのジョブチケットが対象とする1つ以上の文書ファイルである。ここでいう文書ファイルには画像データファイルが含まれる場合も有り得る。本実施例においては、印刷サーバに送られる1つにまとめられたファイルをジョブファイルと呼ぶ。
図2において、20はジョブファイルを示している。ジョブファイル20は大きく3つの部分から成っている。上から順にジョブファイルに含まれるファイル数(21)、ファイル情報(22)、実体データ(23)である。ファイル情報22および実体データ23はファイル数21が示す個数だけ存在する。各ファイル情報はさらにファイル名21a、ファイル位置情報21b、ファイルサイズ21cから成っており、この3つのデータ一組で1つのファイルに対応する。ファイル名21aはジョブファイルに含まれるファイルの名前であり、この名前によって、ジョブチケットおよび文書ファイルを識別する。更に、ジョブチケット内の記述においても、文書ファイルをこのファイル名で参照するものとする。ファイル位置情報21bは実体データ23のどの部分に対応するファイルの実体データが位置しているかを示す情報である。ファイルサイズ21cは対応するファイルのサイズを示す情報である。以上の各データが、単純に連結されて1つのファイルとして構成されているのがジョブファイル20である。
なお、ファイル数21、ファイル名22a、ファイル位置情報22b、ファイルサイズ22cはそれぞれ固定長のデータサイズを持っており、実体データ23は各ファイルのデータに従って可変長のデータサイズとなっている。
図3は本実施例におけるジョブファイルの一例を示している。
図3において30は1つのジョブチケットと1つの文書ファイルを含むジョブファイルを示している。31はジョブファイルに含まれるファイル数であり、ジョブチケットと文書ファイルの合計で2となっている。
32は一つ目のファイルであるジョブチケットのファイル名である。本実施例ではJobTicket.xmlというファイル名となっている。33はJobTicket.xmlがジョブファイル30においてどこに位置しているかを示す位置情報であり、図3において33から矢印にて示される位置を保持している。34はJobTicket.xmlのファイルサイズを示している。
35は二つ目のファイルである文書ファイルのファイル名である。図3に示すようにsample.pdfというファイル名となっている。36はsample.pdfがジョブファイル30においてどこに位置しているかを示す位置情報であり、図3において36から矢印にて示される位置を保持している。37はsample.pdfのファイルサイズを示している。
38はJobTicket.xmlのデータであり、39はsample.pdfのデータである。
図4は図3におけるJobTicket.xml(38)の内容を示している。
本実施例におけるジョブチケットはSGMLやXMLなどに代表されるマークアップ言語を利用したテキストドキュメントの形式をとっている。ただし、本実施例の説明に必要な部分のみの表現を用いており、SGMLやXML等の仕様に厳密に従ったものではない。
図4に示すジョブチケットは23行から成り立っている。1行目の<JobTicket>はジョブチケットの記述の開始を意味する。これに対応する表現として、23行目の</JobTicket>はジョブチケットの記述の終了を意味する。2から22行目は具体的な指示を表すものである。
図4に示すジョブチケットは1つの情報と4つの指示を含んでいる。2行目に示す内容は本ジョブチケットの指示に従った処理をするに当たり必要とされる機能を示す情報である。3行目に示す内容は印刷対象となるドキュメントを指示している。4行目に示す内容は印刷を行うメディア、つまり用紙の指定を指示している。5行目から19行目は3行目で指示したドキュメントをどのようにレイアウトして出力するかを指示している。20行目から22行目は印刷後の処理を指示している。次に、それぞれの指示について具体的に説明する。
2行目の<Functionで始まり、/>で終わる記述部分は、本ジョブチケットの実行に必要とされる機能を情報として記述している。必要とされる機能はDeviceFuncという属性値の値に列挙されている。図4においてはduplexとside−stapleが記述されているので、両面印刷機能と横で綴じる(ステープル)機能が必要ということになる。この部分の記述はジョブチケットを簡易に分類したり、ジョブチケットに従った処理を行わせる機器を選択する際に利用され、ここの記述が指示として解釈されるわけではない。
3行目の<Documentで始まり/>で終わる記述部分は、本ジョブチケットにおいて印刷対象となるページデータと出力部数を示している。図4においてはFileNameという属性値によってsample.pdfというページデータを指定していることが分かる。これは、図3における39の部分を指し示すものである。また、Amountという属性値によって本ジョブチケットにおいては10部の出力を指示されていることが分かる。
4行目の<Mediaで始まり、/>で終わる記述部分は、本ジョブチケットにおいて指示される印刷に使用されるメディアを指定している。この部分では用紙の種類(普通紙か特殊紙か等)や大きさを指定する。図4においてはPaperSizeという属性値によってA4サイズの用紙を使用することが指定されていることが分かる。
5行目の<Layout>で始まり、19行目の</Layout>で終わる記述部分は、指定されたページデータのsample.pdfをどのように配置して出力するかを指示する。
Layoutには1枚以上の、メディアを示すSheetが含まれている。図4に示すジョブチケットにおいては2つのSheetが含まれる。一つ目のSheetは6行目の<Sheetで始まり、対応する13行目の</Sheet>で終了する。二つ目のSheetは14行目の<Sheetで始まり、対応する18行目の</Sheet>で終了する。
一枚のメディア(用紙)には裏と表があるように、各Sheetには0、1、2個の印刷面が存在する。印刷面は本実施例においてはSurfaceで表す。図4において、一つ目のSheetには二つのSurfaceが、二つ目のSheetには一つのSurfaceが含まれている。一つ目のSheetに対応するSurfaceは1つは7行目の<Surfaceで始まり、対応する9行目の</Surface>で終了し、もう1つは10行目の<Surfaceで始まり、対応する12行目の</Surface>で終了する。二つ目のSheetに対応するSurfaceは15行目の<Surfaceで始まり、対応する17行目の</Surface>で終了する。
各SurfaceにはSheetの表面であるのか、裏面であるのかを示すSide属性がある。図4においては、一つ目のSurface(7行目)のSide属性値は”Front”であり表面であることを示している。二つ目のSurface(10行目)のSide属性値は”Back”であり裏面であることを示している。三つ目のSurface(15行目)のSide属性値は”Front”であり表面であることを示している。
1つの印刷面には0個以上の画像やページが配置される。配置されるページは本実施例においてはContentで表す。
一つ目のSurfaceには8行目に示す1つのContentが含まれる。8行目のContentにはPage属性が含まれる。Page属性によって3行目のFileName属性に示すsample.pdfにおける0ページ目を配置することを示している。同様に二つ目のSurface(1枚目裏面)には1ページ目を、三つ目のSurface(2枚目表面)には2ページ目を配置することを示している。
以上から分かるように、図4に示すジョブチケットのレイアウトを実行するためには機器に両面印刷機能が必要とされる。しかし、両面印刷機能が必要であることを判断するためには<Layout>から</Layout>で示す印刷配置指示の内容を分析する必要がある。実際の印刷の際に機器が両面印刷機能を持っている場合には、図4に示すジョブチケットのレイアウト指示は順に解析していくことで処理が可能である。例えば、10行目のSide属性値を読み込んだ際に前の用紙を反転再給紙するなどの処理を行うことで、必ずしも先に全てのLayoutを解析しておく必要は無い。
20行目の<Finishing>で始まり、22行目の</Finishing>で終わる記述部分は、印刷結果の出力をどのように処理するかを指示する。例えば、多ビンソータへの分配や、製本処理などである。図4においては21行目の<Stapleから/>で記述されている部分で出力の左端をステープルすることを指示している。
以上から分かるように、図4に示すジョブチケットの印刷後処理を実行するためには機器にステープル、特に横で綴じる機能が必要とされる。
次に図4に示すジョブチケットの全てを解析せずに出力先となるプリンタを選択する手順について説明する。
図5は本実施例において、図1に示す印刷サーバ1が管理するプリンタの中から図4に示すジョブチケットのジョブを処理するためのプリンタを選択する手順を示したフロチャートである。
まず図5におけるステップS100から処理を開始するが、この時点で印刷サーバ1へはジョブファイル30の送信が完了しているものとする。
次にステップS101でジョブチケットをオープンし、ジョブチケットの内容を読み込む。具体的にはジョブファイル30における38の部分(JobTicket.xml本体)から内容を読み込む。ただし、この時点では全ての内容を読み込み、解析する必要は無い。次のステップS102にて出力機器、つまりプリンタに必要とされる機能に関する情報を読み込む。例えば、図4に示すジョブチケットにおいては2行目に示す情報を読み込み、DeviceFunc属性値で示される機能一覧を取得する。
次にステップS103にて、印刷サーバ1に接続されている選択可能なプリンタを列挙し、候補プリンタ群を用意する。図1に示す例においては、プリンタA、プリンタB、プリンタC、プリンタDが列挙されるものとする。
ステップS104ではステップS102で取得した機能一覧より必要機能を1つ取り出す。そして、ステップS105にて、現在列挙されている候補プリンタから、この機能を持つプリンタだけを取り出し、候補プリンタ群を絞り込む。なお、候補プリンタの絞込みにおいては、各プリンタがどのような機能を持っているかを知る必要がある。これについては、印刷サーバ1が各機器へ問い合わせる機能を持つ、あるいは、各機器の持つ機能情報を予め印刷サーバ1が内部に保持しているなど、公知の技術にて実現される前提とし、本実施例における詳細な説明は省略する。
次のステップS106では、この結果候補プリンタ群が1つもなくなってしまったかどうかを判断する。つまり、選択可能な対象プリンタが残っている場合(Yes.)にはステップS108へ、残っていない場合(No.)にはステップS107へ進む。残っていない場合には、ジョブチケットの指示どおりの処理を行うことが出来ないと判断されるためステップS107でエラーを表示して終了する。
ステップS108ではさらに対象プリンタを絞り込む必要があるかどうかを判断する。つまり、ステップS102にて取得した機能一覧にまだ調査していない機能が残っている場合(Yes.)にはステップS104へ戻り、全ての必要機能を調査済みの場合(No.)にはステップS109へ進む。
ステップS109まできた段階ではジョブチケットを処理するために必要な機能を持ったプリンタの一覧が得られている。ステップS109では、この中から適切な対象プリンタを1つ選択する。例えば、プリンタ一覧の中からその時点で最も負荷の少ないものを選択することで、印刷の負荷分散を行うことが可能となる。
ステップS110では選択されたプリンタへジョブファイル30の内容、つまり、ページデータであるsample.pdfと印刷指示であるJobTicket.xmlの内容が送られ、処理が行われる。なお、JobTicket.xmlによる印刷指示は選択されたプリンタに合わせて適切な制御に変換されるものとする。これについてはプリンタドライバソフトウェアなど公知の技術によって実現可能な範囲であり、本実施例における詳細な説明は省略する。
ステップS111にてジョブファイル30の印刷処理は終了する。
以上の手順により、ジョブチケットの内容を全て解析することなく、そのジョブチケットに従った処理をするために必要な機器の条件を判断することができる。
以上の説明から分かるように、ジョブチケットに記述された機器機能情報はジョブ指示そのものではない。機器の機能を適切に判断できるように抽象化された情報となっている。
ジョブチケットの指示を全て解析するものではないため、印刷サーバは効率的に対象プリンタを選択することが可能となっている。さらに、本実施例に示すように、機器に要求される機能情報をジョブチケットの先頭の位置に保持することにより、更に判断の時間を短縮する効果がある。
(第二の実施例)
第二の実施例については、第一の実施例との違いを説明する。
第二の実施例については、第一の実施例との違いを説明する。
図6は本発明における第二の実施例におけるジョブチケットを示しており、第一の実施例における図4に対応するものとして、図3におけるジョブファイル30のなかの38の部分を示している。
図6におけるジョブチケットは図4におけるジョブチケットと指示内容としてはまったく同じであるが、2行目の機器に要求される機能として、”A4−size”という値が追加となっている。
これは、本実施例において、図6に示すジョブチケットの処理において、A4サイズの用紙が必要であることを示す。つまり、対象となる機器においてはA4サイズの用紙を給紙する機能が必要とされるという意味である。
例えば、第一の実施例においては、選択されたプリンタのA4用紙給紙口の用紙が無い場合、あるいはA4サイズ用紙が給紙できる状態で無い場合には、プリンタあるいはネットワーク上のメッセージ表示によって、ユーザに対して用紙の補給、あるいは、指定用紙への交換を促すことになる。第二の実施例においては、用紙サイズという機器の機能というよりは、むしろ機器の状態に関する要求情報もジョブチケットに保持することにより、さらに印刷サーバを利用する印刷の効率化を達成している。
以上のように機器の持つ機能ということに限定せず、実行可能な状態(本実施例においては、現在保持していて給紙可能な用紙サイズ)も要求機能情報としてジョブチケットに保持することにより、ジョブチケットを全て解析せずにプリンタの選択を効率化することが可能となる。
用紙サイズにおいては、ジョブチケットによるレイアウトに、複数の用紙サイズが混在している場合なども、機器に要求する機能情報に保持する利点が大きい。
1 印刷管理システム(印刷サーバ)
2 印刷クライアント
3 印刷クライアント
4 プリンタ
5 プリンタ
6 プリンタ
7 プリンタ
8 ネットワーク(接続線)
9 ネットワーク(接続線)
2 印刷クライアント
3 印刷クライアント
4 プリンタ
5 プリンタ
6 プリンタ
7 プリンタ
8 ネットワーク(接続線)
9 ネットワーク(接続線)
Claims (15)
- 所定の通信媒体上に接続された、少なくとも1つ以上の印刷機器管理装置および少なくとも一つ以上の端末装置及び少なくとも一つ以上の被管理印刷装置を備えた印刷制御装置において、
前記端末装置から前記印刷機器管理装置に対する印刷指示を提供する印刷指示提供手段、
前記印刷指示が要求する機能情報を提供する機能情報提供手段、
前記端末装置が前記印刷機器管理装置に対して前記印刷指示と前記機能情報をまとめて送信する印刷情報送信手段、
前記端末装置が前記印刷機器管理装置に対する機器管理方法指示を提供する機器管理方法指示提供手段、
前記機器管理方法指示提供手段および前記印刷情報送信手段によって与えられた情報および指示に従って印刷機器管理装置が少なくとも1つ以上の被管理印刷装置を選択する被管理印刷装置選択手段、
前記機器管理方法指示および前記印刷指示に従って、前記被管理印刷装置選択手段で選択された各被管理印刷装置を制御して印刷を行う印刷制御手段、
を備えることを特徴とする印刷制御装置。 - 請求項1における印刷指示装置において、
前記機能情報提供手段が提供する機能情報が製本機能である製本機能情報提供手段を備えること、
を特徴とする印刷制御装置。 - 請求項1における印刷指示装置において、
前記機能情報提供手段が提供する機能情報が両面印刷機能である両面機能情報提供手段を備えること、
を特徴とする印刷制御装置。 - 請求項1における印刷指示装置において、
前記機能情報提供手段が提供する機能情報が用紙指定機能である用紙指定情報提供手段を備えること、
を特徴とする印刷制御装置。 - 請求項1における印刷指示装置において、
前記印刷指示提供手段による印刷指示はマークアップ言語で記述されたテキストデータであること、
を特徴とする印刷指示装置。 - 所定の通信媒体上に接続された、少なくとも1つ以上の印刷機器管理装置および少なくとも一つ以上の端末装置及び少なくとも一つ以上の被管理印刷装置を備えた印刷制御装置における印刷機器制御方法において、
前記端末装置から前記印刷機器管理装置に対する印刷指示をする印刷指示工程、
前記印刷指示が要求する機能情報を提供する機能情報提供工程、
前記端末装置が前記印刷機器管理装置に対して前記印刷指示と前記機能情報をまとめて送信する印刷情報送信工程、
前記端末装置が前記印刷機器管理装置に対する機器管理方法を指示する機器管理方法指示工程、
前記機器管理方法指示工程および前記印刷情報送信工程によって与えられた情報および指示に従って印刷機器管理装置が少なくとも1つ以上の被管理印刷装置を選択する被管理印刷装置選択工程、
前記機器管理方法指示および前記印刷指示に従って、前記被管理印刷装置選択工程で選択された各被管理印刷装置を制御して印刷を行う印刷制御工程、
を備えることを特徴とする印刷機器制御方法。 - 請求項6における印刷機器制御方法において、
前記機能情報提供工程で提供される機能情報が製本機能情報であること、
を特徴とする印刷機器制御方法。 - 請求項6における印刷機器制御方法において、
前記機能情報提供工程で提供される機能情報が両面印刷機能情報であること、
を特徴とする印刷機器制御方法。 - 請求項6における印刷機器制御方法において、
前記機能情報提供工程で提供される機能情報が用紙指定機能情報であること、
を特徴とする印刷機器制御方法。 - 請求項6における印刷機器制御方法において、
前記印刷指示工程における印刷指示はマークアップ言語で記述されたテキストデータであること、
を特徴とする印刷機器制御方法。 - 所定の通信媒体上に接続された、少なくとも1つ以上の印刷機器管理装置および少なくとも一つ以上の端末装置及び少なくとも一つ以上の被管理印刷装置を備えた印刷制御装置を制御するコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体において、
前記端末装置から前記印刷機器管理装置に対する印刷指示をする印刷指示工程、
前記印刷指示が要求する機能情報を提供する機能情報提供工程、
前記端末装置が前記印刷機器管理装置に対して前記印刷指示と前記機能情報をまとめて送信する印刷情報送信工程、
前記端末装置が前記印刷機器管理装置に対する機器管理方法を指示する機器管理方法指示工程、
前記機器管理方法指示工程および前記印刷情報送信工程によって与えられた情報および指示に従って印刷機器管理装置が少なくとも1つ以上の被管理印刷装置を選択する被管理印刷装置選択工程、
前記機器管理方法指示および前記印刷指示に従って、前記被管理印刷装置選択工程で選択された各被管理印刷装置を制御して印刷を行う印刷制御工程、
を備えることを特徴とするコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体。 - 請求項11におけるコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体において、
前記機能情報提供工程で提供される機能情報が製本機能情報であること、
を特徴とするコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体。 - 請求項11におけるコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体において、
前記機能情報提供工程で提供される機能情報が両面印刷機能情報であること、
を特徴とするコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体。 - 請求項11におけるコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体において、
前記機能情報提供工程で提供される機能情報が用紙指定機能情報であること、
を特徴とするコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体。 - 請求項11におけるコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体において、
前記印刷指示工程における印刷指示はマークアップ言語で記述されたテキストデータであること、
を特徴とするコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体。
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Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070206 |