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JP2005165509A - 複数のデバイスが搭載されたusb装置におけるデバイス認識方法 - Google Patents

複数のデバイスが搭載されたusb装置におけるデバイス認識方法 Download PDF

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JP2005165509A JP2003401305A JP2003401305A JP2005165509A JP 2005165509 A JP2005165509 A JP 2005165509A JP 2003401305 A JP2003401305 A JP 2003401305A JP 2003401305 A JP2003401305 A JP 2003401305A JP 2005165509 A JP2005165509 A JP 2005165509A
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Mitsuhiro Ueno
光弘 上野
和幸 ▲高▼木
Kazuyuki Takagi
Yuji Watabe
祐司 渡部
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Fujitsu Ltd
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Abstract

【課題】単一のUSB装置に2つ以上のデバイスが搭載されている場合、各デバイスを同時に認識したり、1つづつ認識することを可能とすること。
【解決手段】このため、本発明では、プロセッサ10、14とデバイスID情報を保持するデバイスコントローラ12、17を有する複数のデバイス3、4と、電源5を具備し、ホスト1に接続されたUSB装置2において、切り替えスイッチ6を設け、第1デバイス3のプロセッサ10には前記切り替えスイッチ6の2つの出力を印加するとともに複数のデバイスの動作選択情報が記入された記憶手段13を設け、第2デバイス4のプロセッサ14にはレギュレータ15を経由した電源5の出力と、前記切り替えスイッチ6の一方の出力を印加し、切り替えスイッチ6を切り替えて、ホスト1に対し複数デバイスを同時に認識させたり、ホスト1から設定された情報を基に複数デバイスを別々に認識させる。
【選択図】図1

Description

パソコンと周辺装置を接続するためUSB(Universal Serial Bus)インタフェース仕様を使用した、例えばマウス、キーボード、プリンタ、モデム等のUSB装置が使用されている。本発明は、1つのUSB装置の内に、マウス、キーボード、メモリ、モデム等のUSBインタフェースで動作される複数のUSBデバイスを具備したUSB装置がパソコンの如きホストコンピュータと接続されているとき、ホストコンピュータでこのUSB装置に接続されているデバイスを認識する認識方法に係り、さらに複数のUSBデバイスのうち、これらの全部または一部を動作可能とし、この動作可能としたUSBデバイスを認識可能としたものに関する。
従来、データ処理装置では、例えば図11(A)に示す如く、パソコンの如きホストコンピュータ100のUSB端子に周辺装置であるUSB装置101を接続している。USB装置101はUSBデバイス102を有し、そのUSBコントローラ111によりホストコンピュータ100とUSB装置101とのインタフェース制御が行われ、またデバイスコントローラ112によりUSBデバイス102の制御が行われる。またデバイスコントローラ112にはUSBデバイス102を示すデバイスID情報が保持されている。
ホストコンピュータ100とUSB装置の接続後、図11(B)に示す如く、ホストコンピュータ100は、図示省略した電源線により、USB装置の電源103に電源投入して、これを起動する(イ)。
これによりUSBデバイス102のCPU110が起動する(ロ)。
そしてUSBコントローラ111及びデバイスコントローラ112が起動する(ハ)。
CPU110はデバイスコントローラ112よりUSBデバイス102のデバイスID情報を読み出し、ホストコンピュータ100に対しこのデバイスID情報を送出する(ニ)。
ホストコンピュータ100は、このデバイスID情報にもとづき、自己が保持するデバイス認識テーブルをアクセスし、USBデバイスを認識する(ホ)。
ところで従来は、単一のデバイスが搭載されたUSB装置が多く出回っているが、今後は2つ以上のデバイスが搭載された単一USB装置が増えてくるものと思われる。
この1ユニット内に複数のデバイスを備えている製品の1例としてデジタルマルチプレイヤ(SMS−10)(SOTEC製)がある。
http://www.sotec.co.jp/direct/options/media - stick/index.html
従来の複数デバイス搭載のUSB装置としては、図12に示す如きものである。ホストコンピュータ120に、第1デバイス122と、第2デバイス123と、電源124を有するUSB装置121が接続される。第1デバイス122としては例えばメモリであり、第2デバイス123としては例えばモデムの如き通信制御部である。
第1デバイス122は第1CPU125、第1USBコントローラ126、第1デバイスコントローラ127を具備しており、第2デバイス123は第2CPU128、第2USBコントローラ129、第2デバイスコントローラ130を具備している。
ところで、上記の従来の複数デバイス搭載のUSB装置をホストコンピュータに接続し、ホストコンピュータに複数のデバイスを認識させるためには、複数デバイスを同時に電源投入させて起動し、これにより2つ以上のデバイスがホストコンピュータにより同時に認識されていた。
すなわち、ホストコンピュータ120から電源124を起動して電源投入が行われると、第1デバイス122の第1CPU125と、第2デバイス123の第2CPU128がそれぞれ第1デバイスコントローラ127、第2デバイスコントローラ130からそれぞれのデバイスID情報を読み出し、これらをそれぞれホストコンピュータ120に送出し、ホストコンピュータ120ではデバイス認識テーブルを参照するので、これら複数のデバイスがホストコンピュータ120において同時に認識されていた。
このように2つ以上のデバイスが同時に起動しているため、使用者が未使用のデバイスまでホストコンピュータに対し認識され、また使用したいデバイスのみを使用することができない。
またUSB装置の電源はホストコンピュータから供給されるので、未使用のデバイスが存在するとき、ホストコンピュータにおいては未使用デバイスの分の消費電流まで費やしてしまい、消費電力を抑制することができない。
したがって本発明はホストコンピュータに接続された、複数のデバイスが搭載されたUSB装置において使用状態にあるデバイスの認識方法を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明では、下記(1)〜(5)に記載したUSB装置におけるデバイス認識方法を提供するものである。
(1)プロセッサとデバイスID情報を保持するデバイスコントローラとを有する複数のデバイスと、電源を具備し、ホストコンピュータに接続されたUSB装置におけるデバイス認識方法であって、
前記電源に切り替えスイッチを設け、
第1デバイスのプロセッサには前記切り替えスイッチの2つの出力を印加するとともに複数のデバイスの動作選択情報が記入された記憶手段を設け、
他方の第2デバイスのプロセッサにはレギュレータを経由した電源の出力と、前記切り替えスイッチの一方の出力を印加し、
前記電源に接続された切り替えスイッチの可動端子が第1の固定端子に位置したとき複数のデバイスの全プロセッサが動作して各デバイスのデバイスID情報を読み出してこれをホストコンピュータに送出し、前記切り替えスイッチの可動端子が第2の固定端子に位置したとき前記記憶手段より読み出した情報が第1デバイスのみ認識する場合と判断したとき、第1プロセッサはその出力制御信号を制御して前記レギュレータを起動しないようにし、第1デバイスのデバイスID情報をホストコンピュータに送出して第1デバイスのみホストコンピュータに認識させ、
前記記憶手段より読み出した情報が第2デバイスのみ認識する場合と判断したとき、前記第1デバイスのプロセッサの出力制御信号を制御して前記レギュレータを起動制御し、第2デバイスのプロセッサを起動し、前記第1デバイスのプロセッサを停止し、第2デバイスのデバイスID情報をホストコンピュータに送出して第2デバイスのみホストコンピュータに認識させることを特徴とするUSB装置におけるデバイス認識方法。
(2)プロセッサとデバイスID情報を保持するデバイスコントローラとを有する複数のデバイスと、電源を具備し、ホストコンピュータに接続されたUSB装置におけるデバイス認識方法であって、
上記デバイスが起動されたとき、複数のデバイスの動作認識情報が記入された記憶手段を有し、最初に電源投入される第1プロセッサと、第1プロセッサの後にレギュレータを介して電源投入される第2プロセッサを設け、
前記第1プロセッサが前記記憶手段より各デバイスの選択認識情報を読み出して、第1デバイスと第2デバイスを認識させる場合と判断したときは、前記レギュレータを起動制御して第2プロセッサを起動して、第1プロセッサと第2プロセッサが各デバイスIDを読み出してこれらをホストコンピュータに送出して各デバイスを認識させ、
第1デバイスのみを認識する場合と判断したときは、前記第1プロセッサは前記レギュレータを起動しないように制御して第1プロセッサが第1デバイスコントローラからデバイスID情報を読み出してこれをホストコンピュータに送出して第1デバイスのみホストコンピュータに認識させ、
第2デバイスのみ認識する場合と判断したとき第1プロセッサは前記レギュレータを起動して第2プロセッサを動作させ、また第1プロセッサはその動作を停止し、第2プロセッサは第2デバイスのテストIDをホストコンピュータに送出し、ホストコンピュータが動作中のデバイスを認識するようにしたことを特徴とするUSB装置におけるデバイス認識方法。
(3)プロセッサとデバイスID情報を保持するデバイスコントローラとを有する複数のデバイスと、電源を具備し、ホストコンピュータに接続されたUSB装置におけるデバイス認識方法であって、
複数のデバイスの一つに各デバイスの選択認識情報が記入された記憶手段を有し、
USB装置が起動されたとき、各デバイスのプロセッサは起動されてそれぞれ前記記憶手段を読み、
自デバイスと他デバイスがともにホストコンピュータに認識される場合か否かを判定し、自デバイスがホストコンピュータに認識する場合は、各デバイスのプロセッサはそれぞれのデバイスID情報をホストコンピュータに送出し、
一方のデバイスのみが認識される場合には、認識されるデバイスのプロセッサがそのデバイスのID情報を読み出してこれをホストコンピュータに送出し、認識されない他方のデバイスのプロセッサは動作停止制御することを特徴とするUSB装置におけるデバイス認識方法。
(4)プロセッサとデバイスID情報を保持するデバイスコントローラとを有する複数のデバイスと、電源を具備し、ホストコンピュータに接続されたUSB装置におけるデバイス認識方法であって、
ホストコンピュータにデバイスの認識、不認識情報を記入したデバイス認識情報を保持し、
USB装置が起動されたとき複数のデバイスの各プロセッサが起動してホストコンピュータに対して認識すべきデバイスの問い合わせを行い、
ホストコンピュータからの応答が自デバイスと他デバイスとがともに認識される場合には、各デバイスのプロセッサはそれぞれのデバイスID情報をホストコンピュータに送出し、
一方のデバイスのみが認識される場合には、認識されるデバイスのプロセッサがそのデバイスID情報を読み出してこれをホストコンピュータに送出し、認識されない他方のデバイスのプロセッサはそのプロセッサの動作停止制御することを特徴とするUSB装置におけるデバイス認識方法。
(5)プロセッサとデバイスID情報を保持するデバイスコントローラとを有する複数のデバイスと、電源と、可動端子の位置により複数の全デバイスを動作させるのが特定のデバイスを動作させるのかを示す切り替えスイッチと、第1デバイスのプロセッサには前記切り替えスイッチの2つの出力を印加するとともに複数のデバイスの動作選択情報が記入された記憶手段を具備し、他方の第2デバイスのプロセッサにはレギュレータを経由した電源の出力と、前記切り替えスイッチの一方の出力を印加するUSB装置に、
前記電源に接続された切り替えスイッチの可動端子が第1の固定端子に位置したとき複数のデバイスの全プロセッサが動作して各デバイスのデバイスID情報を読み出してこれをホストコンピュータに送出する機能と、
前記切り替えスイッチの可動端子が第2の固定端子に位置したとき前記記憶手段より読み出した情報が第1デバイスのみ認識する場合と判断したとき、第1プロセッサはその出力制御信号を制御して前記レギュレータを起動しないようにし、第1デバイスのデバイスID情報をホストコンピュータに送出する機能と、
前記記憶手段より読み出した情報が第2デバイスのみ認識する場合と判断したとき、前記第1デバイスのプロセッサの出力制御信号を制御して前記レギュレータを起動制御し、第2デバイスのプロセッサを起動し、前記第1デバイスのプロセッサを停止し、第2デバイスのデバイスID情報をホストコンピュータに送出する機能を実現するためのプログラム。
(1)切り替えスイッチを第1の端子に切り替えることにより、複数のデバイスを同時に認識させることができ、また第2の端子に切り替えることにより第1デバイスのプロセッサが、ホストコンピュータによってあらかじめ設定され記憶手段に保存されている認識させるデバイス情報を判断し、第1デバイスのみ認識させる場合は、第2デバイスを起動させないようにし、また、第2デバイスのみ認識させる場合は第2デバイスのレギュレータを起動し、第1デバイスを停止させることにより、複数のデバイスをそれぞれ単一で認識させることができる。
(2)第1デバイスの第1プロセッサが、ホストコンピュータによってあらかじめ設定された記憶手段に保存されている、ホストコンピュータに対し認識されるデバイス情報を判断し、第1デバイスのみ認識させる場合には、第2デバイスのレギュレータを起動せず、第2デバイスのみ認識させる場合には、第2デバイスのレギュレータを起動し、第1デバイスを停止制御することで複数デバイスをそれぞれ単一で認識させることができる。また複数デバイスを同時に認識する場合は第2デバイスのレギュレータを起動し、第1デバイスと第2デバイスを動作すればよい。
ハードスイッチを不必要とすることにより、装置のコストダウンをはかり、ハードスイッチがない分消費電力の低減を図ることができる。
(3)ホストコンピュータによってあらかじめ設定された記憶手段に保存されている、ホストコンピュータに対し認識されるデバイス情報を、第1デバイス及び第2デバイスが起動される際にそれぞれのプロセッサが判断し、第1デバイスのみ認識される場合は第2デバイスを停止することにより第1デバイスのみ認識され、第2デバイスのみ認識する場合は第1デバイスを停止することにより第2デバイスのみ認識されるようにすることができるので、複数デバイスをそれぞれ単一で認識させることができる。また複数デバイスを同時に認識する場合には、第1デバイスと第2デバイスを起動したままにすればよい。
ハードスイッチを不必要とするため、装置のコストダウンをはかり、ハードスイッチがない分消費電力の低減を図ることができる。
(4)第1デバイスと第2デバイスが起動の際にそれぞれのデバイスのプロセッサがホストコンピュータに対して、認識するデバイス情報の問い合わせを行い、ぞれぞれのプロセッサが受け取った、認識するデバイス情報を判断し、第1デバイスのみ認識する場合は、第2デバイスを停止し、第2デバイスのみ認識する場合には、第1デバイスを停止することで、複数デバイス単一で認識させることができる。また複数デバイスを同時に認識する場合はそれぞれのデバイスを起動したままにすればよい。
レギュレータやROMを使用しないことによりコストダウン及び消費電力の低減を図ることができる。またハードウェアによる制限を受けることなく、ソフトウェアでのみデバイスの認識を行うことができる。
(5)複数のデバイスが搭載されたUSB装置に対し、切り替えスイッチを第1の端子に切り替えることにより、複数のデバイスを同時に認識させることができ、また第2の端子に切り替えることにより第1デバイスのプロセッサが、ホストコンピュータによってあらかじめ設定され記憶手段に保存されている認識させるデバイス情報を判断し、第1デバイスのみ認識させる場合は、第2デバイスを起動させないようにし、また、第2デバイスのみ認識させる場合は第2デバイスのレギュレータを起動し、第1デバイスを停止させることにより、複数のデバイスをそれぞれ単一で認識させることができるプログラムを提供することができる。
レギュレータやROMを使用しないことによりコストダウン及び消費電力の低減を図ることができる。またハードウェアによる制限を受けることなく、ソフトウェアでのみデバイスの認識を行うことができる。
本発明によれば、単一のUSB装置に搭載されている複数のデバイスを同時に認識させるだけでなく、それぞれのデバイスを単一に認識させることができ、消費電力を抑えることができる。
複数のデバイスが搭載されたUSB装置における使用するデバイスを正確に認識するという目的を、USB装置に設けたハードスイッチを切り替えてホストコンピュータに対し複数デバイスを同時に認識させたり、ホストコンピュータから設定された情報を基に複数デバイスを同時に、あるいは別々に認識する方法を実現した。
本発明の第1実施例を図1及び図2に基づき説明する。図1は本発明の第1実施例構成を示し、図2は第1実施例の動作説明図である。図1において、1はホストコンピュータ、2はUSB装置、3は第1デバイス、4は第2デバイス、5は電源、6はハードスイッチ、10は第1CPU、11は第1USBコントローラ、12は第1デバイスコントローラ、13はROM、14は第2CPU、15はレギュレータ、16は第2USBコントローラ、17は第2デバイスコントローラである。
USB装置2は、例えばパソコンよりなるホストコンピュータ1と、USB(Universal Serial Bus)インタフェース仕様により接続されるものであって、例えばマウス、キーボード、プリンタ、モデム、メモリ等のUSBインタフェース仕様で接続される周辺装置である。
第1デバイス3は、USBインタフェース仕様によりホストコンピュータ1と接続される、例えばマウス、キーボード、プリンタ、メモリ、モデムの如きものである。第2デバイス4も第1デバイスと同様に構成されるものである。
電源5は、USB装置2を動作するために必要な電源を供給するものであり、ホストコンピュータ1と接続されたとき、図示省略した電源線によりホストコンピュータ1から動作電力が供給されるものである。
ハードスイッチ6は可動端子である1つの入力端子6−0と固定端子である2つの出力端子6−1、6−2を有する切り替えスイッチであり、ホストコンピュータ1に認識させるデバイスが、第1デバイス3と第2デバイス4の両方か、それともその一方かをユーザが指示する選択手段として機能する。
第1CPU10は第1デバイス3を総合的に制御するプロセッサである。
第1USBコントローラ11は、第1デバイス3とホストコンピュータ1とのインタフェース制御を行うものである。
第1デバイスコントローラ12は、第1デバイスが構成するデバイス、例えばマウスの制御を行うのみならず、第1デバイスコントローラ12の固有認識番号であるデバイスID情報を保持する。
ROM13は、ホストコンピュータ1に認識されるべきデバイスが記入された読み出し用のメモリであり、図1の場合には、ホストコンピュータに認識されるものが、A.第1デバイス3であるか、B.第2デバイス4であるかのいずれかを示す認識情報が記入されている。この認識情報は、例えばシステムの立ち上がりの前にあらかじめホストコンピュータによりROM13に記入されている。
第2CPU14は、前記第1CPU10と同様の動作をするものであり、第2デバイス4を総合的に制御するプロセッサである。
レギュレータ15は前記第1CPU10からの制御信号にもとづき、その出力電圧が制御される出力電圧調整器である。
第2USBコントローラ16、第2デバイスコントローラ17は、それぞれ前記第1USBコントローラ11、第1デバイスコントローラ12と同様の動作をするものである。
次に図1に示す前記第1実施例の動作を図2のフローチャートにもとづき説明する。図1の第1実施例ではユーザがシステムの立上がりの際に、第1デバイスと第2デバイスの両方をホストコンピュータ1に認識させる場合か、それとも一方のデバイスのみを認識させる場合か判断し、両方を認識させる場合にはハードスイッチ6の入力端子6−0を第1出力端子6−1と接続制御し、一方を認識させる場合には入力端子6−0を第2出力端子6−2と接続制御させる。
S0.ユーザがUSB装置2をホストコンピュータ1に接続する。これによりUSB装置2の電源5に対し、ホストコンピュータ1から図示省略した電源線を経由して動作電力が供給される。
S1.このときハードスイッチ6の入力端子6−0が第1出力端子6−1に接続されているか、第2出力端子6−2に接続されているのかにより次の動作が行われる。
S2.入力端子6−0が第1出力端子6−1に接続されているとき、以下の動作が行われる。
S3.第1CPU10と第2CPU14とが同時に電源投入されて起動される。
S4.これにより、第1デバイス3の第1CPU10が、第1デバイスコントローラ12が保持している第1デバイス3のデバイスID情報ID1を読み出し、これを第1USBコントローラ11を経由してホストコンピュータ1に送出し、また第2デバイス4の第2CPU14が、第2デバイスコントローラ17が保持している第2デバイス4のデバイスID情報ID2を読み出し、これを第2USBコントローラ16を経由してホストコンピュータ1に送出する。このようにして第1デバイスコントローラ12、第2デバイスコントローラ17の起動において、第1デバイス3、第2デバイス4のデバイスID情報ID1、ID2がホストコンピュータ1に送出される。
S5.ホストコンピュータ1では、このようにして受信したデバイスID情報ID1とID2にもとづき、ホストコンピュータ1が保持する、図示省略したデバイス識別テーブルを参照し、デバイスID情報ID1、ID2に応じたデバイスの種別、例えばマウスとかキーボード、プリンタ、メモリ等を認識する。これによりUSB装置2内の第1デバイス3と第2デバイス4とがホストコンピュータ1に認識される。
S6.前記S1において入力端子6−0が第2出力端子6−2に接続されているとき、以下の動作が行われる。
S7.このとき第1CPU10が電源供給され、起動される。
S8.これにより第1CPU10はROM13を読み出し、その内容を判断する。
S9.ROM13に保持されている情報が第1デバイス3のみを認識する場合、以下の動作が行われる。
S10.第1CPU10は、そのI/O出力信号を制御して、例えば「1」を出力し、これにより第2デバイス4のレギュレータ15を起動しないよう制御する。従って第2CPU14には電源供給されないので、動作せず、第2デバイスコントローラから第2デバイス4のデバイスID情報が読み出されることはない。
S11.第1CPU10は、第1デバイスコントローラ12が保持している第1デバイス3のデバイスID情報ID1を読み出し、これを第1USBコントローラ11を経由してホストコンピュータ1に送出する。
S12.この第1デバイス3のデバイスID情報ID1によりホストコンピュータ1においてデバイス識別テーブルを参照して第1デバイス3が認識される。
S13.前記S8においてROM13に保存されている情報が第2デバイス4のみを認識する場合、以下の動作が行われる。
S14.第1CPU10は、そのI/O出力信号を制御して、例えば「0」を出力し、これにより第2デバイス4のレギュレータ15は起動制御される。
S15.これにより第2CPU14が電源投入されて起動する。
S16.また第1CPU10は、前記ROM13の内容が第2デバイス4のみの認識であることを判別し、第1CPU10は自プロセッサをスリープ状態にし、これにより第1デバイス3は停止する。
S17.第2CPU14は、第2デバイスコントローラ17が保持している第2デバイス4のデバイスID情報ID2を読み出し、これを第2USBコントローラ16を経由してホストコンピュータ1に送出する。
S18.この第2デバイス4のデバイスID情報ID2によりホストコンピュータ1においてデバイス識別テーブルを参照し、第2デバイス4が認識される。
本発明の第2実施例を図3及び図4に基づき説明する。図3は本発明の第2実施例構成を示し、図4は第2実施例の動作説明図である。
図3において、第1デバイス3、第2デバイス4は、図1のそれと同様の動作を行うものであり、電源が投入されたとき早く起動する第1デバイス3をメインデバイスと呼び、次に起動する第2デバイス4をサブデバイスと呼ぶこともある。
第2実施例では、第1デバイス3の第1プロセッサ10が、例えばホストコンピュータ1によりシステムの立上がり前に設定したROM13の如き記憶手段に保存されているホストコンピュータ1に対し認識されるデバイス情報を判断し、それに応じた制御を行うものである。
S0.ユーザがUSB装置2をホストコンピュータ1に接続する。これによりUSB装置2の電源5に対し、ホストコンピュータ1から動作電力が供給される。
S1.これにより第1デバイス3の第1CPU10が電源投入されて起動される。
S2.第1CPU10はROM13を読み出し、その内容を判断する。
S3.ROM13に保存されている情報が第1デバイス3と第2デバイス4を同時に認識する場合、以下の動作が行われる。
S4.第1CPU10は、そのI/O出力信号を制御して、例えば「0」を出力し、これにより第2デバイス4のレギュレータ15を起動する。
S5.したがって第2デバイス4の第2CPU14が電源投入されて起動する。
S6.このとき、第1CPU10も起動されているので、第1デバイスコントローラ12が保持している第1デバイス3のデバイスID情報ID1読み出す。また第2CPU14も起動しているので、第2デバイスコントローラ17が保持している第2デバイス4のデバイスID情報ID2を読み出す。そしてこれらのデバイスID情報ID1とID2はホストコンピュータ1に送出される。このようにして第1デバイスコントローラ12、第2デバイスコントローラ17の起動において第1デバイス3、第2デバイス4のデバイスID情報ID1、ID2がホストコンピュータ1に送出される。
S7.これらのデバイスID情報ID1、ID2はホストコンピュータ1においてデバイス識別テーブルを参照して認識され、第1デバイス3と第2デバイス4がホストコンピュータに認識されることになる。
S8.前記S2においてROM13に保存されている情報が第1デバイス3のみを認識する場合、以下の動作が行われる。
S9.第1CPU10は、そのI/O出力信号を制御して、例えば「1」を出力し、これにより第2デバイス4のレギュレータ15を起動しないように制御する。したがって第2CPU14には電源供給されないので動作せず、第2デバイス4のデバイスID情報が読み出されることはない。
S10.第1CPU10は、第1デバイスコントローラ12が保持している第1デバイス3のデバイスID情報ID1を読み出し、これを第1USBコントローラ11を経由してホストコンピュータ1に送出する。
S11.この第1デバイス3のデバイスID情報ID1によりホストコンピュータ1においてデバイス識別テーブルを参照して第1デバイス3が認識される。このようにして第1デバイス3のみホストコンピュータに認識される。
S12.前記S2においてROM13に保存されている情報が第2デバイス4のみを認識する場合、以下の動作が行われる。
S13.第1CPUは、そのI/O出力信号を制御して、例えば「0」を出力し、これにより第2デバイス4のレギュレータ15を起動する。
S14.これにより第2CPU14が電源投入されて起動する。
S15.第1CPU10は、前記ROM13の内容が第2デバイス4のみの認識であることを判別し、第1CPU10は自プロセッサをスリープ状態にし、これにより第1デバイス3は停止する。
S16.第2CPU14は、第2デバイスコントローラ17が保持している第2デバイス4のデバイスID情報ID2を読み出し、これを第2USBコントローラ16を経由してホストコンピュータ1に送出する。
S17.この第2デバイス4のデバイスID情報ID2によりホストコンピュータ1においてデバイス識別テーブルを参照し、第2デバイス4が認識される。このようにして第2デバイス4のみホストコンピュータに認識される。
本発明の第3実施例を図5及び図6に基づき説明する。図5は本発明の第3実施例構成を示し、図6は第3実施例の動作説明図ある。図5において他図と同一符号は同一部を示し、ROM18は、第1デバイス3及び第2デバイス4が起動したときホストコンピュータ1に対し認識させるデバイス情報が記入されている。
第3実施例では、第1デバイス3のROM18に保存されている、例えばホストコンピュータ1により事前に設定されたデバイス情報を、それぞれのデバイスが起動した際に各デバイスの第1CPU10、第2CPU14がこのROM18を読み取って判断して、それに応じてホストコンピュータ1に対してデバイスの認識制御を行うものである。
S0.ユーザがUSB装置2をホストコンピュータ1に接続する。これにより、USB装置2の電源5に対し、ホストコンピュータ1から動作電力が供給され、USB装置2は起動する。
S1.これにより第1デバイス3の第1CPU10と第2デバイス4の第2CPU14は同時に起動され、第1CPU10は下記の動作を行う。
S2.第1CPU10はROM18を読み出しその内容を判断する。
S3.ROM18に保存されている情報が第1デバイス3と第2デバイス4を同時に認識する場合、以下の動作が行われる。
S4.第1CPU10は、第1デバイスコントローラ12が保持している第1デバイス3のデバイスID情報ID1を読み出し、ホストコンピュータ1に送出する。このようにして第1デバイスコントローラ12の起動において第1デバイス3のデバイスID情報ID1がホストコンピュータ1に送出される。
S5.これによりホストコンピュータ1においてデバイス識別テーブルを参照して、第1デバイス3がホストコンピュータ1に認識される。
S6.前記S2においてROM18に保存されている情報が第1デバイス3のみを認識する場合、以下の動作が行われる。
S7.第1デバイス3の第1CPU10は第1デバイスコントローラ12が保持している第1デバイス3のデバイスID情報ID1を読み出し、これをホストコンピュータ1に送出する。このようにして第1デバイスコントローラ12の起動において、第1デバイス3のデバイスID情報ID1がホストコンピュータ1に送出される。
S8.この第1デバイスのID情報ID1がホストコンピュータ1においてデバイス識別テーブルを参照して、第1デバイス3が認識される。このようにして第1デバイス3のみホストコンピュータ1に認識される。
S9.前記S2においてROM18に保存されている情報が第2デバイス4のみを認識する場合、以下の動作が行われる。
S10.第1CPU10は、ROM18に保存されている情報が第2デバイス4のみの認識であることを判別し、第1CPU10は自プロセッサをスリープ状態にし、第1デバイス3を停止する。
S11.したがって第1デバイス3の第1デバイスコントローラ12の保持しているデバイスID情報ID1が読み出されることはないので、第1デバイス3はホストコンピュータ1に認識されることはない。
S20.前記S0においてUSB装置2の電源5に対しホストコンピュータ1より動作電力が供給されると、Aの点線矢印に示す如く、USB装置2における第2デバイス4の第2CPU14も電源投入され起動される。
S21.これにより第2CPU14はROM18を読み出しその内容を判断する。
S22.ROM18に保存されている情報が第1デバイス3と第2デバイス4を同時に認識する場合、以下の動作が行われる。
S23.第2CPU14は、第2デバイスコントローラ17が保持している第2デバイス4のデバイスID情報ID2を読み出し、ホストコンピュータ1に送出する。このようにして第2デバイスコントローラ17の起動において、第2デバイス4のデバイスID情報ID2がホストコンピュータ1に送出される。
S24.これによりホストコンピュータ1においてデバイス識別テーブルを参照して、第2デバイス4がホストコンピュータに認識される。
S25.前記S21においてROM18に保存されている情報が第1デバイス3のみを認識する場合、以下の動作が行われる。
S26.第2CPU14は、ROM18に保存されている情報が第1デバイス3のみの認識であることを判別し、第2CPU14は自プロセッサをスリープ状態にし、第2デバイスを停止する。
S27.したがって第2デバイスの第2デバイスコントローラ17の保持しているID情報ID2が読み出されることはないので、第2デバイス4はホストコンピュータ1に認識されることはない。
S28.前記S21においてROM18に保存されている情報が第2デバイス4のみを認識する場合、以下の動作が行われる。
S29.第2デバイス4の第2CPU14は第2デバイスコントローラ17が保持している第2デバイス4のデバイスID情報ID2を読み出し、これをホストコンピュータ1に送出する。このようにして第2デバイスコントローラ17の起動において、第2デバイス4のデバイスID情報ID2がホストコンピュータ1に送出される。
S30.この第2デバイス4のID情報ID2がホストコンピュータ1においてデバイス識別テーブルを参照して、第2デバイス4が認識される。このようにして第2デバイス4のみホストコンピュータ1に認識される。
なお図6において、ステップS0においてUSB装置2が起動されるとき、第1デバイス3と第2デバイス4は電源が供給され、第1CPU10と第2CPU14は同時に起動することになる。したがって図6のS1〜S11の第1CPU10の動作と、S20〜S30の第2CPU14の動作は並行に行われるものである。
「第1デバイス3と第2デバイス4」が認識される場合、各デバイスがそれぞれ起動されることから同時にホストコンピュータ1に認識される。
「第1デバイス3」のみ認識される場合第1デバイス3は起動され、第2デバイス4は停止しているので第1デバイス3のみホストコンピュータ1に認識される。そして「第2デバイス」のみ認識される場合、第1デバイス3は停止し、第2デバイス4は起動しているので第2デバイス4のみホストプロセッサ1に認識されることになる。
本発明の第4実施例を図7及び図8に基づき説明する。図7は本発明の第4実施例構成を示し、図8は第4実施例の動作説明図である。図7において他図と同一符号は同一部を示す。
第4実施例では、ホストコンピュータにより事前に設定されたホストコンピュータに対して認識させるデバイス情報をホストコンピュータに保持しておき、それぞれのデバイスが起動のときホストコンピュータに対して問合わせ、ホストコンピュータより受け取った情報をそれぞれのデバイスで判断して、それぞれのデバイスを認識させるものである。
S0.ユーザがUSB装置2をホストコンピュータ1に接続する。これによりUSB装置2の電源5に対し、ホストコンピュータ1から動作電力が供給され、USB装置2は起動される。
S1.これにより第1CPU10と第2CPU14にそれぞれ電源が供給され、同時に起動する。第1デバイス3では、第1デバイスコントローラ12が起動され、第1CPU10が第1デバイスコントローラ12より読み出した第1デバイス3のデバイスID情報ID1をホストコンピュータ1に送出する。ホストコンピュータ1ではこの第1デバイス3のデバイスID情報ID1によりデバイス識別テーブルを参照して認識し、第1デバイス3が認識される。
S2.第1CPU10は、ホストコンピュータ1に対し認識すべき情報を第1USBコントローラ11によりUSBインタフェース等により問合わせる。
S3.これに対するホストコンピュータ1からの応答が第1CPU10で解読される。
S4.ホストコンピュータ1からの応答が第1デバイス3と第2デバイス4を同時に認識する場合、第1CPU10では以下の動作が行われる。
S5.第1CPU10は起動したままの状態にする。
S6.これにより第1デバイス3は認識されたままの状態を保つので、第1デバイス3はホストコンピュータに認識されているものとなる。
S7.前記S3において、ホストコンピュータより応答された情報が第1デバイス3のみ認識する場合第1CPU10では、以下の動作が行われる。
S8.第1CPU10は起動したままの状態にする。
S9.これにより第1デバイス3は認識されたままの状態を保つので、第1デバイス3はホストコンピュータ1に認識されているものとなる。
S10.前記S3において、ホストコンピュータより応答された情報が第2デバイス4のみ認識する場合第1CPU10では以下の動作が行われる。
S11.第1CPU10は、ホストコンピュータ1からの応答が第2デバイス4のみの認識であることを判別したとき、第1CPU10は自プロセッサをスリープ状態にして、第1デバイス3を停止する。
S12.したがって第1デバイス3は動作停止のため、ホストコンピュータ1に対し認識されない。
S20.前記S0においてUSB装置2の電源5に対しホストコンピュータ1より動作電力が供給されると、Bの点線矢印に示す如く、USB装置2における第2デバイス4の第2CPU14も電源投入されて第2デバイスコントローラ17が起動され、第2CPU14が第2デバイスコントローラ17より読み出した第2デバイス4のデバイスID情報ID2をホストコンピュータ1に送出して、第2デバイス4が認識される。
S21.第2CPU14は、ホストコンピュータ1に対し認識すべき情報を、第2USBコントローラ16によりUSBインタフェース等により問合わせる。
S22.これ対するホストコンピュータ1からの応答が第2CPU14で解読される。
S23.ホストコンピュータ1からの応答が、第1デバイス3と第2デバイス4を同時に認識する場合、第2CPU14では以下の動作が行われる。
S24.第2CPU14は起動したままの状態にする。
S25.これにより第2デバイス4は認識されたままの状態を保つので、第2デバイス4はホストコンピュータに認識されているものとなる。
S26.前記S22においてホストコンピュータ1より応答された情報が第1デバイス3のみ認識する場合、第2CPU14では以下の動作が行われる。
S27.第2CPU14はホストコンピュータ1からの応答が第1デバイス3のみの認識であることを判別したとき、第2CPU14は自プロセッサをスリープ状態にして第2デバイス4を停止する。
S28.したがって第2デバイス4は動作停止のため、ホストコンピュータ1に対し認識されない。
S29.前記S22においてホストコンピュータ1より応答された情報が第2デバイス4のみ認識する場合、第2CPU14では以下の動作が行われる。
S30.第2CPU14は起動したままの状態にする。
S31.これにより第2デバイス4は認識されたままの状態を保つので、第2デバイス4のみホストコンピュータ1に認識されるものとなる。
なお図8において、ステップS0においてUSB装置2が起動されるとき、第1デバイス3と第2デバイス4は電源が供給され、第1CPU10と第2CPU14は同時に起動することになり、図8のS1〜S12と、S20〜S31の動作は並行に行われるものである。
「第1デバイス3と第2デバイス4」が認識される場合は各デバイスがそれぞれ起動されることから同時にホストコンピュータ1に認識され、「第1デバイス3」のみ認識される場合は第1デバイス3は起動され、第2デバイス4は停止しているので第1デバイス3のみ認識され、そして「第2デバイス4」のみ認識される場合は第1デバイス3は停止され、第2デバイス4は起動しているので第2デバイス4のみ認識されることになる。
本発明の第5実施例を図9及び図10に基づき説明する。図9は本発明の第5実施例構成を示し、図10は第5実施例の動作説明図である。
図9において他図と同一符号は同一部を示し、8はハードディスクドライバ(HDD)でありハードディスク記憶装置を有するもの、9−1は第1デバイス用ドライバ、9−2は第2デバイス用ドライバであって、ホストコンピュータ1と第1デバイス3、第2デバイス4とのインタフェース制御等を行うものである。
第5実施例では、ホストコンピュータ1に認識されたそれぞれのデバイスドライバで、認識させるデバイス情報を判断し、デバイスドライバを制御して、それぞれのデバイスを認識させるものである。
S0.ユーザがUSB装置2をホストコンピュータ1に接続する。これによりUSB装置2の電源5に対し、ホストコンピュータ1から動作電力が供給され、USB装置2は起動する。
S1.これにより第1CPU10と第2CPU14にそれぞれ電源が供給され、同時に起動する。これにより第1デバイス3では下記の動作が行われる。
S2.第1デバイス3では第1デバイスコントローラ12が起動されて、第1CPU10により読みだされたその保持している第1デバイス3のデバイスID情報ID1をホストコンピュータ1に送出する。ホストコンピュータ1ではこのデバイスID情報ID1によりデバイス識別テーブルを参照し、第1デバイス3が認識される。
S3.これにより第1デバイス用ドライバ9−1が起動され、HDD8に保持された情報を確認する。このHDD8に保持された情報はシステムの立上がりに先立ちホストコンピュータ1があらかじめ記入しておくものである。
S4.前記S3においてHDD8に保存された情報が、第1デバイス3と第2デバイス4を同時に認識する場合、ホストコンピュータ1では以下の動作が行われる。
S5.ホストコンピュータ1は第1デバイス用ドライバ9−1を起動したままにする。
S6.これにより第1デバイス3がホストコンピュータ1に認識されたままとなる。
S7.前記S3において、HDD8に保存された情報が、第1デバイス3のみ認識する場合、ホストコンピュータ1では以下の動作が行われる。
S8.第1デバイス3のデバイスドライバである第1デバイス用ドライバ9−1は起動されたままにする。
S9.これにより第1デバイス3は認識されたままの状態を保つので、第1デバイス3はホストコンピュータ1に認識されたままである。
S10.前記S3において、HDD8に保存された情報が第2デバイス4のみ認識する場合、ホストコンピュータ1では以下の動作が行われる。
S11.第1デバイス3のデバイスドライバである第1デバイス用ドライバ9−1を停止する。
S12.これにより第1デバイス3が停止され、第1CPU1が停止する。
S13.これにより第1デバイス3はホストコンピュータ1に認識されない。
S20.前記S0においてUSB装置2の電源5に対しホストコンピュータ1より動作電力が供給されると、Cの点線矢印に示す如く、USB装置2における第2デバイス4の第2CPU14にも電源投入される。これにより第2デバイス4では下記の動作が行われる。
S21.第2デバイス4では第2デバイスコントローラ17が起動されて、第2CPU14により読みだされた、その保持している第2デバイス4のデバイスID情報ID2をホストコンピュータ1に送出する。ホストコンピュータ1ではこのデバイスID情報ID2をデバイス識別テーブルを参照し、第2デバイス4が認識される。これにより第2デバイス用ドライバ9−2が起動される。 S22.これによりHDD8に保存された情報を確認する。
S23.前記S22において、HDD8に保存された情報が、第1デバイス3と第2デバイス4を同時に認識する場合、ホストコンピュータ1では以下の動作が行われる。
S24.ホストコンピュータ1は第2デバイス用ドライバ9−2を起動したままの状態にする。
S25.これにより第2デバイス4がホストコンピュータ1に認識されたままとなる。
S26.前記S22においてHDD8に保存された情報が、第1デバイス3のみ認識する場合、ホストコンピュータ1では以下の動作が行われる。
S27.ホストコンピュータ1は第2デバイス用ドライバ9−2を停止させる。
S28.これにより第2CPU14が停止し、第2デバイス4が停止される。
S29.これにより第2デバイス4はホストコンピュータ1に認識されない。
S30.前記S22において、HDD8に保存された情報が、第2デバイス4のみ認識する場合、ホストコンピュータ1では以下の動作が行われる。
S31.ホストコンピュータ1では第2デバイス用ドライバ9−2を起動したままにする。
S32.これにより第2デバイス4のみがホストコンピュータ1に認識されたままになる。
なお図10において、ステップS0においてUSB装置2が起動されるとき、第1デバイス3と第2デバイス4は電源が供給され、同時に起動することになり、図10のS1〜S13とS20〜S32の動作は並行して行われ、前記の如く動作されるものである。
このようにして、USB装置側の制御によらず、ホストコンピュータ側のドライバの制御によりドライバの認識を実現することができる。
本発明の第1実施例である。 第1実施例の動作説明図である。 本発明の第2実施例である。 第2実施例の動作説明図である。 本発明の第3実施例である。 第3実施例の動作説明図である。 本発明の第4実施例である。 第4実施例の動作説明図である。 本発明の第5実施例である。 第5実施例の動作説明図である。 従来例(その1)である。 従来例(その2)である。
符号の説明
1 ホストコンピュータ
2 USB装置
3 第1デバイス
4 第2デバイス
5 電源
6 ハードスイッチ
10 第1CPU
11 第1USBコントローラ
12 第1デバイスコントローラ
13 ROM
14 第2CPU
15 レギュレータ
16 第2USBコントローラ
17 第2デバイスコントローラ

Claims (5)

  1. プロセッサとデバイスID情報を保持するデバイスコントローラとを有する複数のデバイスと、電源を具備し、ホストコンピュータに接続されたUSB装置におけるデバイス認識方法であって、
    前記電源に切り替えスイッチを設け、
    第1デバイスのプロセッサには前記切り替えスイッチの2つの出力を印加するとともに複数のデバイスの動作選択情報が記入された記憶手段を設け、
    他方の第2デバイスのプロセッサにはレギュレータを経由した電源の出力と、前記切り替えスイッチの一方の出力を印加し、
    前記電源に接続された切り替えスイッチの可動端子が第1の固定端子に位置したとき複数のデバイスの全プロセッサが動作して各デバイスのデバイスID情報を読み出してこれをホストコンピュータに送出し、前記切り替えスイッチの可動端子が第2の固定端子に位置したとき前記記憶手段より読み出した情報が第1デバイスのみ認識する場合と判断したとき、第1プロセッサはその出力制御信号を制御して前記レギュレータを起動しないようにし、第1デバイスのデバイスID情報をホストコンピュータに送出して第1デバイスのみホストコンピュータに認識させ、
    前記記憶手段より読み出した情報が第2デバイスのみ認識する場合と判断したとき、前記第1デバイスのプロセッサの出力制御信号を制御して前記レギュレータを起動制御し、第2デバイスのプロセッサを起動し、前記第1デバイスのプロセッサを停止し、第2デバイスのデバイスID情報をホストコンピュータに送出して第2デバイスのみホストコンピュータに認識させることを特徴とするUSB装置におけるデバイス認識方法。
  2. プロセッサとデバイスID情報を保持するデバイスコントローラとを有する複数のデバイスと、電源を具備し、ホストコンピュータに接続されたUSB装置におけるデバイス認識方法であって、
    上記デバイスが起動されたとき、複数のデバイスの動作認識情報が記入された記憶手段を有し、最初に電源投入される第1プロセッサと、第1プロセッサの後にレギュレータを介して電源投入される第2プロセッサを設け、
    前記第1プロセッサが前記記憶手段より各デバイスの選択認識情報を読み出して、第1デバイスと第2デバイスを認識させる場合と判断したときは、前記レギュレータを起動制御して第2プロセッサを起動して、第1プロセッサと第2プロセッサが各デバイスIDを読み出してこれらをホストコンピュータに送出して各デバイスを認識させ、
    第1デバイスのみを認識する場合と判断したときは、前記第1プロセッサは前記レギュレータを起動しないように制御して第1プロセッサが第1デバイスコントローラからデバイスID情報を読み出してこれをホストコンピュータに送出して第1デバイスのみホストコンピュータに認識させ、
    第2デバイスのみ認識する場合と判断したとき第1プロセッサは前記レギュレータを起動して第2プロセッサを動作させ、また第1プロセッサはその動作を停止し、第2プロセッサは第2デバイスのテストIDをホストコンピュータに送出し、ホストコンピュータが動作中のデバイスを認識するようにしたことを特徴とするUSB装置におけるデバイス認識方法。
  3. プロセッサとデバイスID情報を保持するデバイスコントローラとを有する複数のデバイスと、電源を具備し、ホストコンピュータに接続されたUSB装置におけるデバイス認識方法であって、
    複数のデバイスの一つに各デバイスの選択認識情報が記入された記憶手段を有し、
    USB装置が起動されたとき、各デバイスのプロセッサは起動されてそれぞれ前記記憶手段を読み、
    自デバイスと他デバイスがともにホストコンピュータに認識される場合か否かを判定し、自デバイスがホストコンピュータに認識する場合は、各デバイスのプロセッサはそれぞれのデバイスID情報をホストコンピュータに送出し、
    一方のデバイスのみが認識される場合には、認識されるデバイスのプロセッサがそのデバイスのID情報を読み出してこれをホストコンピュータに送出し、認識されない他方のデバイスのプロセッサは動作停止制御することを特徴とするUSB装置におけるデバイス認識方法。
  4. プロセッサとデバイスID情報を保持するデバイスコントローラとを有する複数のデバイスと、電源を具備し、ホストコンピュータに接続されたUSB装置におけるデバイス認識方法であって、
    ホストコンピュータにデバイスの認識、不認識情報を記入したデバイス認識情報を保持し、
    USB装置が起動されたとき複数のデバイスの各プロセッサが起動してホストコンピュータに対して認識すべきデバイスの問い合わせを行い、
    ホストコンピュータからの応答が自デバイスと他デバイスとがともに認識される場合には、各デバイスのプロセッサはそれぞれのデバイスID情報をホストコンピュータに送出し、
    一方のデバイスのみが認識される場合には、認識されるデバイスのプロセッサがそのデバイスID情報を読み出してこれをホストコンピュータに送出し、認識されない他方のデバイスのプロセッサはそのプロセッサの動作停止制御することを特徴とするUSB装置におけるデバイス認識方法。
  5. プロセッサとデバイスID情報を保持するデバイスコントローラとを有する複数のデバイスと、電源と、可動端子の位置により複数の全デバイスを動作させるのが特定のデバイスを動作させるのかを示す切り替えスイッチと、第1デバイスのプロセッサには前記切り替えスイッチの2つの出力を印加するとともに複数のデバイスの動作選択情報が記入された記憶手段を具備し、他方の第2デバイスのプロセッサにはレギュレータを経由した電源の出力と、前記切り替えスイッチの一方の出力を印加するUSB装置に、
    前記電源に接続された切り替えスイッチの可動端子が第1の固定端子に位置したとき複数のデバイスの全プロセッサが動作して各デバイスのデバイスID情報を読み出してこれをホストコンピュータに送出する機能と、
    前記切り替えスイッチの可動端子が第2の固定端子に位置したとき前記記憶手段より読み出した情報が第1デバイスのみ認識する場合と判断したとき、第1プロセッサはその出力制御信号を制御して前記レギュレータを起動しないようにし、第1デバイスのデバイスID情報をホストコンピュータに送出する機能と、
    前記記憶手段より読み出した情報が第2デバイスのみ認識する場合と判断したとき、前記第1デバイスのプロセッサの出力制御信号を制御して前記レギュレータを起動制御し、第2デバイスのプロセッサを起動し、前記第1デバイスのプロセッサを停止し、第2デバイスのデバイスID情報をホストコンピュータに送出する機能を実現するためのプログラム。
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