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JP2005153462A - 内部模様付容器 - Google Patents

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JP2005153462A
JP2005153462A JP2003399028A JP2003399028A JP2005153462A JP 2005153462 A JP2005153462 A JP 2005153462A JP 2003399028 A JP2003399028 A JP 2003399028A JP 2003399028 A JP2003399028 A JP 2003399028A JP 2005153462 A JP2005153462 A JP 2005153462A
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Japan
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molded body
container
pattern
transparent resin
internal pattern
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Pending
Application number
JP2003399028A
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English (en)
Inventor
Narikazu Kikuchi
成和 菊池
Teruhiro Kuzutani
輝博 葛谷
Chikanori Okada
親典 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Key Trading Co Ltd
Original Assignee
Key Trading Co Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】レーザ加工技術を利用して、内部に、文字や図形、立体像等の模様が付与された容器を提供する。
【解決手段】容器が、1次成形体7の周囲に、透明樹脂からなる2次成形体8が成形一体化された2重成形体を備え、上記2次成形体8の内部の所定部位に、三次元レーザ加工によって立体像9が付与されている
【選択図】図1

Description

本発明は、透明樹脂成形体で構成された部分の内部に、文字や図形、立体像等の模様が付与されている容器に関するものである。
従来から、レーザ加工技術を利用して、ガラス等の表面に微細な文字や凹凸模様を刻設して装飾品にすることが行われている。また、最近は、上記レーザ加工により、水晶やガラス等の透明素材の内側に三次元立体彫刻を施して身の回り品を装飾することが行われている(特許文献1参照)。あるいは、透明ガラスや透明樹脂の内側に、レーザ加工により彫刻部を形成することによりガラスや樹脂を不透明にすること(特許文献2参照)も行われている。
特開2001−150879号公報 特開2003−252651号公報
しかしながら、上記のように、素材内部に彫刻を施すレーザ加工技術は、装飾品や摺りガラスの製造等、限られた分野で利用されているにすぎず、様々な技術分野での応用が強く望まれている。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、レーザ加工技術を利用して、内部に、文字や図形、立体像等の模様が付与された容器の提供をその目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、少なくとも一部が透明樹脂成形体によって構成された容器であって、上記透明樹脂成形体内部の所定部位に、三次元レーザ加工によって模様が付与されている内部模様付容器を第1の要旨とし、そのなかでも、特に、上記模様が付与された部分における透明樹脂成形体の肉厚が、0.5〜10mmに設定されている内部模様付容器を第2の要旨とする。
また、本発明は、少なくとも一部が、1次成形体の周囲に、透明樹脂からなる2次成形体が成形一体化された2重成形体によって構成された容器であって、上記2次成形体内部の所定部位に、三次元レーザ加工によって模様が付与されている内部模様付容器を第3の要旨とし、そのなかでも、特に、上記模様が付与された部分における2次成形体の肉厚が、上記2次成形体の肉厚が、0.5〜10mmに設定されている内部模様付容器を第4の要旨とする。
すなわち、本発明の容器は、蓋部や本体等、容器を構成するいくつかの部材のうち、その少なくとも一部が透明樹脂成形体によって構成されており、その透明樹脂成形体内部の所定部位に、三次元レーザ加工によって模様が形成されたものである。この容器によれば、容器を装飾する模様が、容器表面ではなく、その成形体内部に形成されており、容器表面は平滑面のままであるため、模様が磨耗して消失したり、内容物がこぼれて模様部分に付着して残留する等の不都合が生じることがなく、容器を、長期にわたって清浄な状態に保つことができる。また、容器の組み立て、中身の充填・装填、包装等の作業において、容器を位置決めする場合、上記内部模様をセンサ等で検知して位置決めすることができ、特殊なマーキングを容器表面に施す必要がない。
つぎに、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明の内部模様付容器を実施するための最良の形態を示す分解斜視図である。この容器は、化粧料であるリップカラー1を収容するためのもので、リップカラー1を収容保持する円筒状の内筒2と、有底四角筒状の外筒3と、有天四角筒状の蓋体4とで構成されており、上記内筒2の根元部2aが、外筒3の内側に形成された穴部3aと一体的に嵌合するようになっている。そして、上記外筒3を周方向に回動操作すると、内筒2の根元部2aも一体的に回動し、内筒2内からリップカラー1が上方に繰り出されるようになっている。また、逆方向に回動操作すると、リップカラー1は下がって初期位置に収容されるようになっている。なお、上記リップカラー1の繰り出し機構は、従来公知の機構であり、その説明は省略する。
上記容器の外筒3は、1次成形体7と2次成形体8とが一体的に成形された2重成形体からなり、上記1次成形体7は、開口部5が四角筒状で、その下の部分6が有底円筒状になっている。また、上記2次成形体8は、上記1次成形体7の有底円筒状部6の周囲に形成されており、有底略四角筒状になっている。
上記外筒3は、図2(a)に示すように、まず、第1の型(図示せず)を用いて1次成形体7を射出成形し、つぎに、図2(b)に示すように、第2の型(図示せず)内の所定位置に上記1次成形体7を組み込んだ状態で2次成形体8を射出成形することによって得られる。なお、上記1次成形体7と2次成形体8は、ともに無色透明のアクリル樹脂によって形成されている。
そして、上記2次成形体8の底部側の、対角線上の2つの角部内側には、三次元レーザ加工によって、りんごの立体像9(図1参照)が内部模様として付与されている。上記立体像9は、図2(b)に矢印で示すように、2方向からレーザ光を照射して、立体像9をつくるための位置に順次、焦点距離をあわせながら移動させ、スポットごとに、その部分の樹脂を焦がすことにより、得ることができる。なお、上記立体像9をつくるための位置データは、予め、レーザ加工装置に、X、Y、Zの三次元座標として記憶されるようになっている。
上記内部模様付容器は、外筒3の根元部の内部に、りんごの立体像9が付与されているため、興趣に富むものである。そして、上記外筒3は、リップカラー1を使用するたびに、手をかけて回動操作を行う部分であるが、上記立体像9が外筒3の内部に形成されており、表面は平滑面のままであるため、その立体像9が磨耗して消失することがない。また、リップカラー1や他の化粧料が容器の周囲に付着しても、表面を拭き取れば簡単に除去することができるため、容器を、長期にわたって清浄な状態に保つことができる。また、容器の組み立てやリップカラーの装填、包装等の作業において、容器を位置決めする場合、上記立体像9の位置をセンサ等で検知して位置決めすることができ、特殊なマーキングを容器表面に施す必要がないという利点を有する。
なお、上記の例では、内部模様としてりんごの立体像9を付与したが、内部模様は、どのような形状であってもよい。様々な立体像の他、例えば図3(a)に示すような、厚みがあまり感じられない文字や記号等の模様10であってもよいし、図3(b)に示すような、帯状に延びる連続模様11であってもよい。ただし、いずれの模様も、容器を構成する樹脂成形体の肉部内側に形成されていなければならない。
また、上記の例は、リップカラー1の容器において、2重成形体からなる外筒3に内部模様を付与したものであるが、内部模様を付与する成形体は、2重成形体である必要はなく、容器の部材として用いられるどのような成形体であっても差し支えない。ただし、その成形体の、内部模様を付与する部分の肉厚は、0.5〜10mmに設定することが好適である。すなわち、厚みが0.5mmより薄いと、内部模様を、外から肉眼で見えるようにはっきりとレーザ加工することが容易でなく、逆に、厚みが10mmより厚いと、嵩高い容器となり、使い勝手のよくないものとなるおそれがあるからである。
そして、内部模様を付与する成形体の樹脂材料は、容器部材として成形できるものであれば、どのような種類の樹脂であっても差し支えないが、内部模様を外から見せる必要があることから、透明樹脂でなければならない。透明性があれば、多少着色されているものであってもよい。なお、上記の例のように、2重成形体の2次成形体に内部模様を付与する場合は、少なくともその2次成形体が透明樹脂で形成されていればよく、内側の1次成形体は、透明であっても不透明であってもよい。
同様に、容器が複数の部材で組み立てられているときは、少なくとも一つの部材が透明樹脂成形体で構成され、その部材に内部模様が付与されていれば足りる。もちろん、一つの透明樹脂成形体が、部分的に透明部分を露出させた状態で、他の部分が不透明フィルムや金属薄膜等で被覆されており、上記透明部分に、内部模様が付与されているものであってもよい。
さらに、上記の例は、本発明をリップカラー1の収容容器に適用したものであるが、容器の種類や形状は、これに限るものではない。例えば、図4に示すように、液状やクリーム状の化粧料を充填した容器において、透明樹脂製の本体12に、内部模様13を付与するようにしてもよい。もちろん、蓋部14側に内部模様13′を付与するようにしてもよい。また、図5に示すように、コンパクト容器の蓋部15の内側や、本体16の化粧料収容部の周囲に、内部模様17を付与するようにしてもよい。もちろん、蓋部15の表側に内部模様を付与して、蓋部15を閉じた状態で内部模様が見えるようにしてもよい。
そして、本発明における三次元レーザ加工は、従来からガラス加工等に用いられるNd:YAGレーザ等によって行うことができる。そして、加工方法としては、上記の例のように、2本のレーザ光を異なる方向から照射し、目的位置で交点を結ぶようにして加工を施す方法の他、多数のレーザ光を光学的に集束させて焦点をつくり、その部分で樹脂内部に加工を施す方法、2本の測定用レーザ光を目的位置に照射し、その交点を目標として位置決めしながら加工用のレーザ光を照射して加工を行う方法等、適宜の方法を選択して用いることができる。また、レーザ出力は、レーザ装置のタイプにもよるが、通常のNd:YAGレーザの出力条件の範囲内で、容器の大きさ、模様の大きさ、照射位置等によって適宜設定することができる。
本発明の一実施例の分解斜視図である。 (a)、(b)は、ともに上記実施例に用いられる外筒の説明図である。 (a)、(b)は、ともに外筒に付与することのできる模様の変形例を示す説明図である。 本発明の他の実施例を示す説明図である。 本発明のさらに他の実施例を示す説明図である。
符号の説明
7 1次成形体
8 2次成形体
9 立体像

Claims (4)

  1. 少なくとも一部が透明樹脂成形体によって構成された容器であって、上記透明樹脂成形体内部の所定部位に、三次元レーザ加工によって模様が付与されていることを特徴とする内部模様付容器。
  2. 上記模様が付与された部分における透明樹脂成形体の肉厚が、0.5〜10mmに設定されている請求項1記載の内部模様付容器。
  3. 少なくとも一部が、1次成形体の周囲に、透明樹脂からなる2次成形体が成形一体化された2重成形体によって構成された容器であって、上記2次成形体内部の所定部位に、三次元レーザ加工によって模様が付与されていることを特徴とする内部模様付容器。
  4. 上記模様が付与された部分における透明樹脂成形体の肉厚が、0.5〜10mmに設定されている請求項3記載の内部模様付容器。
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