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JP2005147235A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

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JP2005147235A
JP2005147235A JP2003384329A JP2003384329A JP2005147235A JP 2005147235 A JP2005147235 A JP 2005147235A JP 2003384329 A JP2003384329 A JP 2003384329A JP 2003384329 A JP2003384329 A JP 2003384329A JP 2005147235 A JP2005147235 A JP 2005147235A
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hydraulic pressure
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JP2003384329A
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Shinya Tsuzuki
信也 都築
Hiroshi Tsutsui
洋 筒井
Shuichi Funakoshi
秀一 船越
Masatake Ichikawa
正猛 市川
Yutaka Teraoka
豊 寺岡
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Aisin AW Co Ltd
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Aisin AW Co Ltd
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Abstract

【課題】 摩擦係合要素の掴み換えによってパワーオンダウンシフト変速を行う際の、係合側の油圧サーボに起因するストローク当たりを防止する。
【解決手段】 係合側油圧のサーボ起動制御中にストローク当たりが発生した場合には、出力回転加速度において、極大点、最小点、最大点の3つの変曲点が発生する。ピストンをストロークさせるストローク圧制御中(サーボA制御中)に極小点が、またストローク圧を低下させて係合待機圧に保持する係合準備制御中に最小点と最大点とが発生する。そこで、極大点と最小点とにおける出力回転加速度の差が第1の閾値よりも大きく、かつ最大点と最小点とにおける出力回転変化の差が第2の閾値よりも大きい場合に、前記タイアップがあったものと判断し、サーボA制御の時間を短縮する。
【解決手段】 図7

Description

本発明は、エンジン及び自動変速機を搭載した自動車における自動変速機の制御装置に係り、エンジンから車輪方向に動力が伝達されるパワーオン状態において、解放側の摩係合要素及び係合側の摩擦係合要素の掴み換え、いわゆるクラッチツークラッチによりダウンシフトする際に係合側の摩擦係合要素の油圧を制御する制御装置に関する。
自動変速機において、2個の摩擦係合要素の掴み換え、いわゆるクラッチツークラッチによってパワーオンダウンシフト変速を行うことがある(例えば、特許文献1,2)。この際、解放側摩擦係合要素が、解放側制御手段による油圧サーボの適切な油圧制御に基づいて好適に動作した場合であっても、係合側制御手段による油圧サーボの油圧制御が適切に行われない場合には、タイアップ(2個の摩擦係合要素の同時係合)によるストローク当たりや引き込み、エンジンの吹き等の不具合が発生して、変速フィーリングを悪化させることになる。
特開2001−124194号公報 特開2002−154093号公報
従来、パワーオンダウンシフト変速における係合側の油圧についての学習は行っておらず、アップ変速、コーストダウン変速における係合側の油圧の学習によって得られたデータを、パワーオンダウンシフト変速時に流用していた。
ところで、アップ変速やコーストダウン変速の係合側の油圧の学習は、入力軸の回転数を検出し、その検出結果に基づいて行っている。
しかしながら、パワーオンダウンシフト変速は、解放側の摩擦係合要素により変速状態が制御されるものであり、またパワーオンに起因してエンジン自体がその回転数を吹き上がらせる傾向にある。このため、上述のアップ変速時やコーストダウン変速時の入力回転数に基づいて行った油圧の学習結果を、係合側の摩擦係合要素を係脱させる油圧サーボに流用したのでは、精度の高いクラッチツークラッチ変速を行うことが困難である。
本発明は、クラッチツークラッチによるパワーオンダウンシフト変速時における係合側の油圧学習を好適に行うことができるようにした自動変速機の制御装置を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る発明(例えば、図1〜図3参照)は、エンジンからの回転が入力される入力軸(7)と、車軸(15)に接続された出力軸(4)と、前記入力軸(7)と前記出力軸(4)との間に設けられた複数の摩擦係合要素(C−1,C−2,C−3,B−1,B−2)を接断して伝達経路を切換えることにより前記入力軸(7)の回転を変速して前記出力軸(4)に出力する自動変速機構と、係合側制御手段(21f)と、解放側制御手段(21e)と、を備え、
前記係合側制御手段(21f)と前記解放側制御手段(21e)による調圧手段(SL1,SL2)の制御により調圧される油圧に基づいて、係合側の摩擦係合要素(例えば、4速→3速変速時のC−3)を係合するとともに、解放側の摩擦係合要素(例えば、4速→3速変速時のC−2)を解放することでダウンシフト変速を行う自動変速機(1)の制御装置(21)において、
前記出力軸(4)の回転数を検出する出力回転数検出手段(25)と、
前記出力回転数検出手段(25)に基づいて前記出力軸(4)の変化を検出する出力回転変化検出手段(21b)と、
前記出力回転変化検出手段(21b)による変化に基づいて、前記解放側の摩擦係合要素(C−2)に対する前記係合側の摩擦係合要素(C−3)のタイアップの有無を判断する判断手段(21c)と、
前記判断手段(21c)に基づき前記ダウンシフト変速に際しての前記係合側の摩擦係合要素用油圧を補正する学習手段(21d)と、を備え、
前記係合側制御手段(21f)は、前記学習手段(21d)に基づいて前記調圧手段(SL2)を制御する、
ことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の自動変速機(1)の制御装置(21)において、前記判断手段(21c)は、ダウンシフト変速中の前記係合側制御手段(21f)の制御中における所定の時間範囲内において、前記出力回転変化検出手段(21b)が極大点、最小点、最大点からなる3つの変曲点を検出したときに、これらの値に基づいて前記タイアップの有無を判断する、
ことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の自動変速機(1)の制御装置(21)において、前記判断手段(21c)は、前記極大点と前記最小点とにおける出力回転変化の差が第1の閾値(α1,α2)よりも大きく、かつ前記最大点と前記最小点とにおける前記出力回転変化の差が第2の閾値(β1,β2)よりも大きい場合に、前記タイアップがあったものと判断する、
ことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項2又は3に記載の自動変速機(1)の制御装置(21)において、前記判断手段(21c)は、前記係合側制御手段(21f)により油圧サーボ(32)に所定の油圧を供給して前記油圧サーボ(32)のピストンをストロークさせてトルク伝達直前の状態にするサーボ起動制御中に、前記タイアップがあったものと判断したとき、前記タイアップがストローク当たりであるものと判断する、
ことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の自動変速機(1)の制御装置(21)において、前記係合側制御手段(21f)は、前記サーボ起動制御として、前記ピストンをストロークさせるストローク圧制御と、前記ストローク圧を低下させて係合待機圧に保持する係合準備制御とを有し、
前記判断手段(21c)は、前記ストローク圧制御中に前記極大点が発生し、前記係合準備制御の開始から所定時間内に前記最小点と前記最大点とが発生したときに、前記ストローク当たりが発生したものと判断する、
ことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載の自動変速機(1)の制御装置(21)において、前記学習手段(21d)は、前記ストローク当たりがあったものと判断された場合に、前記係合側制御手段(21f)による前記ストローク圧制御の時間を短縮する、
ことを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項2又は3に記載の自動変速機(1)の制御装置(21)において、前記係合側制御手段(21f)は、前記サーボ起動制御として、前記ピストンをストロークさせるストローク圧制御と、前記ストローク圧を低下させて係合待機圧に保持する係合準備制御とを有し、さらに前記係合準備制御につづいて前記解放側制御手段(21e)によるフィードバック油圧制御に対応して行う係合制御、前記係合制御につづいて行われる完了制御を有し、
前記判断手段(21c)は、前記係合側制御手段(21f)により前記係合準備制御が開始されてから前記完了制御が終了するまでの間に、前記タイアップがあったものと判断したとき、前記タイアップが引き込みであるものと判断する、
ことを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項7に記載の自動変速機(1)の制御装置(21)において、前記学習手段(21d)は、前記引き込みがあったものと判断された場合に、前記係合側制御手段(21f)による前記係合制御時の油圧を低下させる、
ことを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項8に記載の自動変速機(1)の制御装置(21)において、前記係合制御時の油圧が待機油圧である、
ことを特徴とする。
請求項10に係る発明は、エンジンからの回転が入力される入力軸(7)と、車軸(15)に接続された出力軸(4)と、前記入力軸(7)と前記出力軸(4)との間に設けられた複数の摩擦係合要素(C−1,C−2,C−3,B−1,B−2)を接断して伝達経路を切換えることにより前記入力軸(7)の回転を変速して前記出力軸(4)に出力する自動変速機構と、係合側制御手段(21f)と、解放側制御手段(21e)と、を備え、
前記係合側制御手段(21f)と前記解放側制御手段(21e)による調圧手段(SL1,SL2)の制御により調圧される油圧に基づいて、係合側の摩擦係合要素(例えば、4速→3速変速時のC−3)を係合するとともに、解放側の摩擦係合要素(例えば、4速→3速変速時のC−2)を解放することでダウンシフト変速を行う自動変速機(1)の制御装置(21)において、
前記入力軸(7)の回転数を検出する入力回転数検出手段(24)と、
前記出力軸(4)の回転数を検出する出力回転数検出手段(25)と、
エンジン吹きの有無を判断する判断手段(21c)と、
前記判断手段(21c)に基づき前記ダウンシフト変速に際しての前記係合側の摩擦係合要素用油圧を補正する学習手段(21d)と、を備え、
前記判断手段(21c)は、変速後の目標ギヤ比と変速後の実際のギヤ比とから前記エンジン吹きを判断し、
前記係合側制御手段(21f)は、前記学習手段(21d)に基づいて前記調圧手段(SL2)を制御する、
ことを特徴とする。
請求項11に係る発明は、請求項10に記載の自動変速機(1)の制御装置(21)において、前記判断手段(21c)は、前記出力回転数検出手段(25)が検出する前記出力軸(4)の回転数と変速後のギヤ比との積と、前記入力回転数検出手段(24)が検出する前記入力軸(7)の回転数との差が、閾値(α3)よりも大きい場合に、前記エンジン吹きがあったものと判断する、
ことを特徴とする。
請求項12に係る発明は、請求項10又は11に記載の自動変速機(1)の制御装置(21)において、前記学習手段(21d)は、前記エンジン吹きがあったものと判断された場合に、前記解放側制御手段(21e)によるフィードバック油圧制御に対応して行われる前記係合側制御手段(21f)による係合制御中の油圧を低減するとともに、前記係合制御を行う時間を延長する、
ことを特徴とする。
請求項13に係る発明は、エンジンからの回転が入力される入力軸(7)と、車軸(15)に接続された出力軸(4)と、前記入力軸(7)と前記出力軸(4)との間に設けられた複数の摩擦係合要素(C−1,C−2,C−3,B−1,B−2)を接断して伝達経路を切換えることにより前記入力軸(7)の回転を変速して前記出力軸(4)に出力する自動変速機構と、係合側制御手段(21f)と、解放側制御手段(21e)と、を備え、
前記係合側制御手段(21f)と前記解放側制御手段(21e)による調圧手段(SL1,SL2)の制御により調圧される油圧に基づいて、係合側の摩擦係合要素(例えば、4速→3速変速時のC−3)を係合するとともに、解放側の摩擦係合要素(例えば、4速→3速変速時のC−2)を解放することでダウンシフト変速を行う自動変速機(1)の制御装置(21)において、
前記係合側の摩擦係合要素(C−3)の動作に起因するエンジン吹き、ストローク当たり、引き込みのそれぞれの有無を判断する判断手段(21c)と、
前記判断手段(21c)に基づき前記ダウンシフト変速に際しての前記係合側の摩擦係合要素用油圧を補正する学習手段(21d)と、を備え、
前記係合側制御手段(21f)は、前記判断手段(21c)が前記エンジン吹きなしを判断するまで前記学習手段(21d)に基づいて前記調圧手段(SL2)を制御し、前記判断手段(21c)が前記エンジン吹きなしを判断した後、前記ストローク当たりがなくなるまで前記調圧手段(SL2)を制御し、前記判断手段(21c)が前記ストローク当たりなしを判断した後、前記引き込みがなくなるまで前記調圧手段(SL2)を制御する、
ことを特徴とする。
請求項14に係る発明は、請求項1ないし13のいずれかに記載の自動変速機(1)の制御装置(21)において、前記ダウンシフト変速が、パワーオン状態におけるダウンシフト変速である、
ことを特徴とする。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するものであるが、これにより特許請求の範囲の記載に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1の発明によると、出力軸の回転の変化の基づいて、タイアップの判断行い、その判断結果に基づいて調圧手段が制御するので、ダウンシフト変速時に入力軸の回転に基づいて制御を行う場合と比較して、精度の高い学習制御を実施することが可能である。
請求項2の発明によると、検出が容易な3つの変曲点(極大点、最小点、最大点)を検出し、これら変曲点の値に基づいてタイアップの有無を判断しているので、その判断が確実なものとなる。
請求項3の発明によると、第1,第2の閾値の値を適宜に設定することにより、タイアップか否かの識別を好適に行うことができる。
請求項4の発明によると、3つの変曲点を検出する時期をサーボ制御中に限定することにより、タイアップがあったものと判断された場合にそれがストローク当たりであることがわかる。
請求項5の発明によると、3つの変曲点を検出する時期を上述の請求項4よりもさらに限定することにより、ストローク当たりを精度よく検出することができる。
請求項6の発明によると、ストローク当たりがあったものと判断された場合に、ストローク圧制御の時間を短縮することにより、ストローク当たりの発生を防止することができる。
請求項7の発明によると、3つの変曲点を検出する時期を係合準備制御が開始されてから完了制御が終了するまでの間に限定することにより、タイアップがあったものと判断された場合にそれが引き込みであることがわかる。
請求項8の発明によると、引き込みがあったものと判断された場合に、係合制御時の油圧を低下させることにより、引き込みの発生を防止することができる。
請求項9に係る発明によると、係合制御時の油圧としての待機油圧を低下させることにより、引き込みの発生を防止することができる。
請求項10の発明によると、変速後の目標ギヤ比と実際のギヤ比とに基づいてエンジン吹きの有無を精度よく判断することができ、その判断結果に基づいて調圧手段を好適に制御することができる。
請求項11の発明は、請求項10の発明をさらに具体的に規定したものである。
請求項12の発明によると、エンジン吹きがあったものと判断された場合に、係合制御時の油圧を低下させ、かつ係合制御を行う時間を延長することにより、確実にエンジン吹きを防止することができる。
請求項13の発明によると、いずれも不具合である、エンジン吹き、ストローク当たり、引き込みの3つについて、この順に優先順位をつけてその発生を防止することができる。すなわちエンジン吹きがなくなった場合に限り、ストローク当たりの判断及びその防止を行い、ストローク当たりがなくなった場合に限り、引き込みの判断及びその防止を実施している。つまり、本発明によると、その発生を防止すべき3つの不具合について、重み付けを行い、重大な不具合から優先的に防止することができる。
<実施の形態1>
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係る制御装置が適用される自動変速機(変速機)1におけるギヤトレインを示すスケルトン図、また、図2はこの自動変速機1の作動状況を示す作動表である。
図1に示す自動変速機1は、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)車輌に用いる自動変速機の例を示しており、FF車輌に搭載された状態において、同図中の右側,左側が、それぞれ実際のFF車輌の右側,左側に対応している。したがって、後述の入力軸7、カウンタ軸(出力軸)4、駆動車軸(車軸)15,15は、FF車輌の左右方向を向けた状態で相互に平行に配置されることになる。
自動変速機1は、図1に示すように、ロックアップクラッチ2aを有するトルクコンバータ2と、摩擦板等からなるクラッチC−1,C−2,C−3やブレーキB−1,B−2と、プラネタリギヤユニット3と、カウンタ軸4と、ディファレンシャル装置5とを備えており、これら各部を互いに接合して一体に構成するケース6に収納されている。このケース6の外側には、上述のクラッチやブレーキの締結(係合・係止)及び解放を自在に制御する油圧制御装置(不図示)が配設されている。
上述のプラネタリギヤユニット3は、入力軸7と出力部8とを有しており、この入力軸7は、トルクコンバータ2内の油流を介して、あるいはロックアップクラッチ2aを介して、エンジン出力軸10に連結されている。また出力部8は、カウンタ軸4に固定・支持された伝達ギヤ11,12と、ディファレンシャル装置5のディファレンシャルケース13の外周側に設けられたファイナルリングギヤ14と、ディファレンシャルケース13とを介して、左右の駆動車軸15,15に連動・連結されている。
プラネタリギヤユニット3は、第1のギヤユニット(プラネタリギヤ)3aと、第2のギヤユニット(プラネタリギヤ)3bとを備えている。このうち第1のギヤユニット3aは、サンギヤS1と、リングギヤR1と、これらに噛合するピニオンP1を支持するキャリヤCR1とを有するシングルピニオンプラネタリギヤによって構成されている。一方、第2のギヤユニット3bは、シングルピニオンプラネタリギヤとダブルピニオンプラネタリギヤとが組み合わされて構成されている。このうち前者のシングルピニオンプラネタリギヤは、大径のサンギヤS3と、リングギヤR2と、これらに噛合するロングピニオンP3を支持するキャリヤCR2とを有している。これに対し、後者のダブルピニオンプラネタリギヤは、上述のサンギヤS3より小径のサンギヤS2と、リングギヤR2と、ショートピニオンP2及びロングピニオンP3を支持する共通のキャリヤCR2とを有している。上述のショートピニオンP2とロングピニオンP3とは、相互に噛合するとともに、それぞれ個別にサンギヤS2、リングギヤR2に噛合している。上述のロングピニオンP3とリングギヤR2とは、シングルピニオンプラネタリギヤとダブルピニオンプラネタリギヤとの双方に対して共通に機能するようになっている。
上述のプラネタリギヤユニット3において、入力軸7は第1のギヤユニット3aのリングギヤR1に連結されており、かつこの第1のギヤユニット3aのサンギヤS1はケース6に固定されている。また、第1のギヤユニット3aのキャリヤCR1は、クラッチC−1を介して第2のギヤユニット3bのサンギヤS2に連結されるとともに、クラッチC−3を介して第2のギヤユニット3bのサンギヤS3に連結されている。このサンギヤS3は、バンドブレーキからなるブレーキB−1により係止・解放自在に構成されている。
また入力軸7は、クラッチC−2を介して、第2のギヤユニット3bのキャリヤCR2に対し連結可能に構成されている。このキャリヤCR2は、ケース6に設けられたブレーキB−2及びワンウェイクラッチF−1により自在に係止又は解放され得るように構成されている。そして、第2のギヤユニット3bのリングギヤR2が出力部8に連結されている。
次いで、図1のスケルトン図及び図2の作動表を参照しつつ、自動変速機1の作用について説明する。すなわち、ドライブレンジ(前進走行レンジ)における1速(1ST)では、クラッチC−1が係合し、かつワンウェイクラッチF−1が作動し、キャリヤCR2の逆回転がワンウェイクラッチF−1により阻止される。この状態では、入力軸7の回転は、第1のギヤユニット3aのリングギヤR1に伝達され、サンギヤS1が固定されているこの第1のギヤユニット3aによって減速された回転が、キャリヤCR1及びクラッチC−1を介して第2のギヤユニット3bの小径のサンギヤS2に入力される。そして、この第2のギヤユニット3bは、キャリヤCR2が停止状態にあるため、大径のサンギヤS3を空転させながら、リングギヤR2を正方向に大幅減速した状態で回転させ、この減速回転が出力部8に出力される。すなわち第1のギヤユニット3aの減速と、第2のギヤユニット3bの大幅な減速とにより、リングギヤR2からは、大幅な減速回転が出力部8に出力される。
2速(2ND)にあっては、1速時のクラッチC−1の係合に加えて、ブレーキB−1が係止するとともに、ワンウェイクラッチF−1が作動解除される。この状態では、空転状態であった大径のサンギヤS3がブレーキB−1によって係止される。キャリヤCR1の減速の回転は、クラッチC−1を介して小径のサンギヤS2に入力されるが、サンギヤS3が停止状態にあるので、リングギヤR2の減速された回転が出力部8に出力される。すなわち第1のギヤユニット3aの減速と、第2のギヤユニット3bの中程度の減速とにより、リングギヤR2からは、中程度の減速回転が出力部8に出力される。
3速(3RD)にあっては、1,2速時のクラッチC−1の係合に加えて、クラッチC−3が係合するとともにブレーキB−1が解放される。この状態では、入力軸7の回転が、それまでのリングギヤR1及びクラッチC−1を介した小径のサンギヤS2への入力に加え、クラッチC−3を介して大径のサンギヤS3にも入力され、したがって第2のギヤユニット3b全体が直結状態となり、この直結回転がリングギヤR2を介して出力部8に出力される。すなわち第1のギヤユニット3aの減速と、第2のギヤユニット3bの直結回転とにより、リングギヤR2からは、小幅な減速回転が出力部8に出力される。
4速(4TH)にあっては、1,2,3速時のクラッチC−1の係合に加えて、クラッチC−2が係合するとともにクラッチC−3が解放される。この状態では、キャリヤCR1の減速回転が、それまでのクラッチC−1を介した小径のサンギヤS2への入力となるのに加え、入力軸7がクラッチC−2を介してキャリヤCR2への直結入力となる。したがって、第2のギヤユニット3bでは、大径のサンギヤS3を空転させつつ、リングギヤR2から僅かに増速された回転が出力部8に出力される。これにより、第1のギヤユニット3aによる減速回転が、第2のギヤユニット3bにより僅かに増速されて4速回転が得られる。すなわち第1のギヤユニット3aの減速が、第2のギヤユニット3bの増速を上回り、全体としてリングギヤR2からは、小幅な減速回転が出力部8に出力される。
5速(5TH)にあっては、クラッチC−1が解放されるとともに、クラッチC−2が係合状態をそのまま維持され、クラッチC−3が係合する。この状態では、入力軸7の回転が、それまでのクラッチC−2を介したキャリヤCR2への直接入力となるのに加え、第1のギヤユニット3aによるキャリヤCR1からの減速回転が、クラッチC−3を介して大径のサンギヤS3にも入力される。これにより、第2のギヤユニット3bでは、小径のサンギヤS2を空転させつつ、リングギヤR2の僅かに増速された回転が出力部8に出力される。すなわち第1のギヤユニット3aの減速を、第2のギヤユニット3bの増速が僅かに上回り、全体としてリングングギヤR2からは、小幅な増速回転が出力部8に出力される。
6速(6TH)にあっては、クラッチC−3が解放されるとともに、クラッチC−2が係合状態をそのまま維持され、ブレーキB−1が係止される。この状態では、入力軸7の回転は、クラッチC−2を介してキャリヤCR2に入力されるが、サンギヤS3が停止状態にあるので、第2のギヤユニット3bでは、サンギヤS2を空転しつつ増速した回転がリングギヤR2から出力部8に出力される。すなわち第1のギヤユニット3aの減速を介することなく、第2のギヤユニット3bの増速回転が出力部8に出力される。
リバース(REV)レンジにあっては、クラッチC−3が係合されるとともに、ブレーキB−2が係止される。この状態では、キャリヤCR1の回転は、クラッチC−3を介して大径のサンギヤS3に入力され、キャリヤCR2がブレーキB−2により係止されているので、リングギヤR2が逆回転して、この逆回転が出力部8に出力される。
なお、エンジンブレーキ(コースト)必要時にあっては、通常の動作に加え、1速時にはブレーキB−2が係止され、キャリヤCR2の回転が確実に阻止されることになる。
図3は、自動変速機の電気制御系を示すブロック図である。電気制御系には、マイクロコンピュータ(マイコン)からなる制御部(制御装置:ECU)21が設けられている。この制御部21には、E/G(エンジン)回転センサ22、ドライバのアクセルペダル踏み量を検出するスロットル開度センサ23、トランスミッション(T/M)の入力軸の回転数(=トルクコンバータのタービン回転数)を検出するT/M入力軸センサ(入力回転数検出手段)24、車速(=自動変速機出力軸回転数)を検出する車速センサ(出力回転数検出手段)25、シフトセンサ26からの各検出信号が入力される。この制御部21は、変速制御部21a、出力回転変化検出手段21b、判断手段21c、学習手段21dを備えており、さらに上述の変速制御部21aは、解放側制御手段21eと係合側制御手段21fとを有している。解放側制御手段21d及び係合側制御手段21fからは、油圧回路30(図4参照)中に配設されたリニアソレノイドバルブSL1,SL2に対して制御信号が出力される。出力回転変化検出手段21bは、上述の車速センサ25の出力に基づいて出力軸(カウンタ軸)4の変化、具体的には出力軸4の加速度を検出する。判断手段21cは、上述の出力回転変化検出手段21bによる変化に基づいて、解放側の摩擦係合要素(例えば4速→3速の変速時のクラッチC−2)に対する係合側の摩擦係合要素(例えば、4速→3速の変速時のクラッチC−3)のタイアップ(同時係合)の有無を判断する。学習制御手段21dは、上述の判断手段21cに基づきパワーオンダウンシフト変速時における係合側摩擦係合要素用油圧を補正する。
図4は、油圧回路30の概略を示す図であり、上述の2個のリニアソレノイドバルブ(調圧手段)SL1,SL2を有するとともに、自動変速機1のプラネタリギヤユニット3の伝動経路を切換えて、前進6速、後進1速の変速段を達成する複数の摩擦係合要素(クラッチ及びブレーキ)を接断作動する複数の油圧サーボ31,32を有している。また、上述のリニアソレノイドバルブSL1,SL2の入力ポートにはライン圧が供給されており、これらリニアソレノイドバルブSL1,SL2の出力ポートからの調圧油圧がそれぞれリレーバルブ35,36を介して油圧サーボ31,32に供給される。各リレーバルブ35,36は、ソレノイドバルブ37,39により切換えられ、油圧サーボ31,32にリニアソレノイドバルブSL1,SL2からの調圧又はライン圧を供給するように切換えられリニアソレノイドバルブSL1,SL2による調圧が所定係合状態(又は解放状態)になった後、リレーバルブ35,36が切換えられて、直接、ライン圧が供給される。
なお、本油圧回路30は、基本概念を示すためのものであって、各油圧サーボ31,32、リニアソレノイドバルブSL1,SL2、及びリレーバルブ35,36は、象徴的に示すものであり、実際には、自動変速機1のクラッチC−1,C−2,C−3及びブレーキB−1,B−2に対応して油圧サーボは多数備えられており、これら油圧サーボへの油圧を切換える各バルブも多数備えている。
ついで、図5に沿って、パワーオンダウンシフト変速について4速→3速の変速を例に説明する。この変速の場合には、クラッチC−2が解放側の摩擦係合要素となり、またクラッチC−3が係合側の摩擦係合要素となる。なお、同図は、解放側油圧PA及び係合側油圧PBが適切な場合、すなわち油圧の大きさ、油圧をかけるタイミング及び時間等が適切である場合を図示している。
同図の横軸は時間軸である。また縦軸は各グラフによって異なる。各グラフは、上から順に、E/G回転センサ22(図3参照)によって検出されるE/G回転数(rpm)、T/M入力軸回転数センサ24によって検出される入力回転数(rpm)、車速センサ25によって検出される出力回転数(rpm)、車速センサ25の検出結果に基づいて出力回転変化検出手段(出力回転加速度検出手段)21bによって算出される出力回転加速度(rpm/sec)、inRpmUP(rpm)(=入力回転数−出力回転数×変速後ギヤ比)、解放側の油圧サーボ31の油圧(解放側油圧)PA、係合側の油圧サーボ32の油圧(係合側油圧)PBである。
同図に示すように、パワーオンダウンシフト変速の変速制御中(変速制御開始と変速制御終了との間)においては、E/G回転数及び入力回転数(インプット回転数)は、ほぼ徐々に増加する。なおE/G回転数に対して入力回転数が下回っているのは、変速制御中にはトルクコンバータ2(図1参照)の係合状態のロックアップクラッチ2aを滑らせてスリップ制御を行っているためである。
この入力回転数に対して、解放側油圧PA及び係合側油圧PBの大きさ、タイミング、時間等が図示のように適切である場合には、出力回転数、出力回転加速度、inRpmUPは、図示のように推移することになる。
ここで主に図5に沿って、適宜、図1〜図4を参照しながら、解放側油圧PA及び係合側油圧PBの制御について説明する。
まず解放側の摩擦係合要素の油圧制御を説明する。
スロットル開度センサ23及び車速センサ25からの信号に基づき、制御部21はマップによりダウンシフトを判断すると、この変速判断から所定遅れ時間後、計時が開始されて変速制御が開始される。この開始時点(t=0)において、上述のロックアップクラッチ2のスリップ制御が開始される。この変速制御開始時点では、解放側油圧PAが係合圧となっていて、解放側の摩擦係合要素は、係合した状態にある。この解放側油圧PAは、待機係合圧になるようにリニアソレノイドバルブSL1に制御信号を出力し、この入力トルク等に基づく解放側油圧PAの制御が所定時間経過するまで続行する。この待機時間までが待機制御となる。
待機制御につづいて、初期変速制御が行われる。この初期変速制御は、待機制御時の待機係合圧Pwを急激にスイープダウンさせた後、徐々にスイープダウンさせていく。この初期変速制御中に解放側の摩擦係合要素の解放が開始されて、入力回転数が上昇を開始することになる。
初期変速制御が終了すると、イナーシャ相制御に移行する。このイナーシャ制御においては、解放側油圧PAは、上述の初期変速制御よりも緩やかな勾配でスイープダウンされる。このイナーシャ相制御に対応して、後述の係合側の摩擦係合要素は、係合が開始されることになる。
イナーシャ相制御につづいてフィードバック油圧制御(回転変化率制御)が行われる。このフィードバック油圧制御は、入力回転数の変化が安定する所定変速進行度、例えば20%が経過すると開始される。このフィードバック油圧制御は、変速進行度がダウンシフト完了となるギヤ比の全回転変化回転数近傍、例えば90%まで続けられる。
そして、フィードバック油圧制御が終了すると、完了制御に移行する。この完了制御においては、解放側油圧PAが0になるまで、比較的急勾配でスイープダウンが行われる。これにより解放側の摩擦係合要素の油圧制御が終了する。
次に、上述の解放側の摩擦係合要素の油圧制御に対応して行われる、係合側の摩擦係合要素の油圧制御について説明する。
係合側油圧PBは、上述の解放側油圧PAの初期変速制御の開始に対応して、サーボ起動制御が開始される。サーボ起動制御開始時には、係合側油圧PBは0であり、したがって係合側の摩擦係合要素は解放状態にある。サーボ起動制御全体は、係合側の油圧サーボの油圧を上げてピストンストロークを、摩擦係合要素の係合直前までつめる制御であり、前半のストローク圧制御(以下適宜「サーボA制御」という。)と後半の係合準備制御(以下適宜「サーボB制御」という。)とに分かれる。このうち前者のサーボA制御は、係合側油圧PBを急激に上昇させてその係合側油圧PBを所定時間だけ維持する制御である。このサーボA制御は、油圧サーボのピストンを摩擦係合要素の係合直前まで速やかに移動させる、いわゆるファーストフィルである。サーボA制御後、サーボB制御の移行し、係合側油圧PBを一旦低下させ、その後緩やかに上昇させていく。この係合側油圧PBの緩やかな上昇中に、係合側の摩擦係合要素の係合が開始される。このサーボB制御は、一定時間継続後、係合制御に移行する。
係合制御は、上述の解放側の摩擦係合要素のフィードバック油圧制御に対応して行われ、ダウンシフトの全変速進行度の、例えば70%になるまでつづけられる。
係合制御の終了後、終期制御に入る。終期制御は、上述の解放側油圧PAの完了制御に対応して行われ、急勾配で係合側油圧PBが上昇され、例えば変速進行度が90%になるまで続行される。
終期制御終了後、完了制御に移行し、係合側油圧PBが所定の係合圧(例えばライン圧)まで上昇され、その係合圧が維持される。
以上で解放側油圧PA及び係合側油圧PBが適切である場合の説明を終了する。
図6は、本発明に係る制御装置における係合側油圧の学習制御全体を示すフローチャートである。なお、この学習制御は、順次、継続して行われている。
同図に示すように、まず、E/G吹きの有無を判断する(S1)。E/G吹きが発生している場合(S1のNO)には、係合待機時間(図5に示す係合制御の時間)tsbをdtsbだけ延長し、かつ係合待機油圧(待機油圧:図5に示す係合制御時の油圧)PS2をdPS2だけ上昇させる(S2)。E/G吹きがない場合(S1のYES)には、ストローク当たり(ファーストフィル当たり)の有無を判断する(S3)。ストローク当たりが発生している場合(S3のNO)には、サーボA制御の時間tsaをdtsaだけ短縮する(S4)。ストローク当たりがない場合(S3のYES)には、引き込みの有無を判断する(S5)。引き込みが発生している場合(S5のNO)には、係合待機油圧PS2をdPS2だけ減少させる(S6)。引き込みがない場合(S5のYES)には、制御を終了する。
以下、上述の(1)ステップS3におけるストローク当たりの有無の判断、(2)ステップS5における引き込みの有無の判断、(3)ステップS1におけるE/G吹きの有無の判断、についてそれぞれ個別に詳述する。
(1)ストローク当たりの有無の判断
図7,図8に、それぞれストローク当たりの有無を判断するためのタイミングチャート、フローチャートを示す。ストローク当たりは、係合側の油圧サーボのピストンに対する係合ストローク油圧が過剰である場合に発生する。そして、係合ストローク油圧が過剰である場合には、適切である場合と比較して、出力回転加速度に顕著な変化が現れる。そこで、本発明においては、出力回転加速度の変化に基づいて、ストローク油圧が過剰であるか否かを判断している。
具体的には、ストローク当たりが発生すると、図7に示すように、出力回転加速度には、3つの変曲点が現出する。すなわち、出力回転加速度は、サーボA制御中に少し上昇して一旦、極大値をとり、その後、サーボB制御開始から一定時間内に下降して最小値をとり、再び上昇して最大値をとる。これら極大値、最小値、及び最大値と、所定の閾値とに基づいて、ストローク当たりの有無を判断している。
図8に示すように、ストローク当たりについての学習制御が開始されると、OutSp(出力回転加速度)の計時を開始する(S11)。なお、ここでの計時には、時間に対応したOutSpの大きさの検出(算出)も含まれている。サーボA制御中のOutSpの最大値(極大値)であるOutSpPDmax1を検出する。さらに、サーボB制御開始から一定時間内のOutSpの、最小値であるOutSpPDmin1と最大値であるOutSpPDmax2とを検出する。なお、ここでの一定時間とは、例えば、実験的、経験的に定められる時間であって、ストローク当たりが発生した場合に、上述の最小値及び最大値が現出するのに十分な所定時間である。
上述のOutSpPDmax1とOutSpPDmin1との差を第1の閾値α1と比較する(S12)。その比較結果が、OutSpPDmax1−OutSpPDmin1≦α1であった場合(S12のNO)には、ストローク当たりがなかったものとみなして制御を終了する。一方、比較結果が、OutSpPDmax1−OutSpPDmin1>α1であった場合(S12のYES)には、ストローク当たりの可能性があるものとして、次のステップS13に進む。
ステップ13においては、上述のOutSpPDmax2とOutSpPDmin1との差を、第2の閾値β1(一般にβ1>α1)と比較する。その比較結果が、OutSpPDmax2−OutSpPDmin1≦β1であった場合(S13のNO)には、ストローク当たりがなかったものとみなして制御を終了する。一方、比較結果が、OutSpPDmax2−OutSpPDmin1>β1であった場合(S13のYES)には、ストローク当たりがあったものとみなす。そして、サーボA制御の時間tsaを、dtsaだけ減少させて(S14)、制御を終了する。なお、このdtsaは、実験的に求めるようにようにする。
なお、ストローク当たりの学習制御においては、上述のステップS14において、サーボA制御の時間を短縮するのに代えて、サーボA制御時に係合側油圧を低下させることも原理的には可能ではあるが、油圧よりも時間の方が制御が容易である点、何速から何速へのパワーオンダウンシフト変速であるかによってサーボA制御における油圧の大きさがことなる点等を考慮すると、時間によって制御するほうが好ましいといえる。
以上説明したストローク当たりについての学習制御により、パワーオンダウンシフト変速におけるストローク当たりをなくして、ストローク当たりの発生に起因するショックを防止し、またサーボA制御の時間を必要最小限に設定することが可能となる。
(2)引き込みの有無の判断
図9,図10に、それぞれ引き込みの有無を判断するためのタイミングチャート、フローチャートを示す。引き込みは、係合待機油圧(図5における係合制御中の係合側油圧)が過剰である場合に発生する。そして、係合側の摩擦係合要素にこの引き込みが発生すると、解放側油圧が適切である場合でも、タイアップが発生することになる。この係合待機油圧が過剰である場合には、適切である場合と比較して、出力回転加速度に顕著な変化が現れる。そこで、本発明においては、出力回転加速度の変化に基づいて、係合待機油圧が過剰であるか否かを判断している。
具体的には、引き込みが発生すると、図9に示すように、出力回転加速度には、3つの変曲点が現出する。すなわち、出力回転加速度は、サーボB制御開始から一定時間内に少し上昇して一旦、極大値をとり、その後、係合制御開始から完了制御開始までの間に下降して最小値をとり、完了制御中に再び上昇して最大値をとる。これら極大値、最小値、及び最大値と、所定の閾値とに基づいて、引き込みの有無を判断している。
図10に示すように、引き込みについての学習制御が開始されると、OutSp(出力回転加速度)の計時を開始する(S21)。なお、ここでの計時には、時間に対応したOutSpの大きさの検出(算出)も含まれている。サーボB制御開始から一定時間内のOutSpの最大値(極大値)であるOutSpPDmax2を検出する。また、係合制御開始から完了制御開始までのOutSpの最小値であるOutSpPDmin2を検出する。さらに、完了制御中のOutSpの最大値であるOutSpPDmax3を検出する。なお、ここでのサーボB制御開始から一定時間とは、例えば、実験的、経験的に定められる時間であって、引き込みが発生した場合に、上述の極大値が現出するのに十分な時間とする。
上述のOutSpPDmax2とOutSpPDmin2との差を第1の閾値α2と比較する(S22)。その比較結果が、OutSpPDmax2−OutSpPDmin2≦α2であった場合(S22のNO)には、引き込みがなかったものとみなして制御を終了する。一方、比較結果が、OutSpPDmax2−OutSpPDmin2>α2であった場合(S22のYES)には、引き込みの可能性があるものとして、次のステップS23に進む。
なお、パワーオンダウンシフト変速においては、エンジンは吹き上がる傾向にある。したがって、ストローク当たり判断をインプット回転数に基づいて行おうとした場合には、インプット回転の増加(変化)がエンジン自体の吹き上がりに起因するものか、あるいは係合側ストローク油圧過剰に起因するものかを判断することが困難である。したがって、本発明においては前述のように、OutSpを用いて判断するようにした。
ステップ23においては、上述のOutSpPDmax3とOutSpPDmin2との差を、第2の閾値β2(一般にβ2>α2)と比較する。その比較結果が、OutSpPDmax3−OutSpPDmin2≦β2であった場合(S23のNO)には、引き込みがなかったものとみなして制御を終了する。一方、比較結果が、OutSpPDmax3−OutSpPDmin2>β2であった場合(S23のYES)には、引き込みがあったものとみなす。そして、係合待機油圧PS2をdPS2だけ減少させて(S24)、制御を終了する。なお、このdPS2は、実験的に求めるようにようにする。
以上説明した引き込みについての学習制御により、パワーオンダウンシフト変速における係合側の摩擦係合要素の引き込みを防止することができる。
(3)E/G吹きの有無の判断
図11,図12に、それぞれE/G吹きの有無を判断するためのタイミングチャート、フローチャートを示す。E/G吹きは、解放側油圧が適切である場合、係合待機油圧不足過ぎによって発生する。この係合待機油圧不足過ぎの場合には、適切である場合と比較して、inRpmUP(=入力回転数−出力回転数×変速後ギヤ比)に顕著な変化が現れる。そこで、本発明においては、inRpmUPの変化に基づいて、係合待機油圧不足過ぎであるか否かを判断している。
具体的には、係合待機油圧不足過ぎが発生すると、図11に示すように、inRpmUPは、係合側油圧の終期制御に対応したタイミングで一旦異常に上昇しその後速やかに適切な値に戻ることになる。この上昇したときのinRpmUPと、所定の閾値とに基づいて、E/G吹きの有無を判断している。なお、上述の変速後ギヤ比とは、変速後の目標とするギヤ比のことをいうものとする。
図12に示すように、E/G吹きについての学習制御が開始されて、inRpmUPと第3の閾値α3との大きさが比較される(S31)。その比較結果が、inRpmUP≦α3であった場合(S31のNO)には、E/G吹きがなかったものとみなして制御を終了する。一方、比較結果が、inRpmUP>α3であった場合(S31のYES)には、E/G吹きがあったものとみなす。そして、係合待機時間(係合制御を行う時間)tsbをdtsbだけ増加させるとともに、係合待機油圧PS2をdPS2だけ増加させて(S32)、制御を終了する。これらdtsa、dPS2については、実験的に求めるようにようにする。
以上説明したE/G吹きについての学習制御により、E/G吹きを防止することができる。
上述のストローク当たり、引き込み、エンジン吹きの判断及びこれらが発生した場合の補正についての学習制御は、3つの学習制御をそれぞれ個別の学習制御として行うことも、また図6に示すように全体を一連の学習制御として行うこともできる。
以上の説明においては、本発明に係る自動変速機の制御装置を、パワーオンダウンシフト変速時に適用した場合を例に説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、例えば、パワーオフダウンシフト変速(コーストダウン変速)に対しても適用することができる。つまり、本発明は、ダウンシフト変速全般に対して適用することが可能であり、適用した場合には、上述の実施の形態とほぼ同様の効果を奏することができる。
本発明に係る制御装置が適用される自動変速機におけるギヤトレインを示すスケルトン図である。 自動変速機の作動状況を示す図である。 電子制御部を示すブロック図である。 油圧回路の概略を示す図である。 パワーオンダウンシフト変速において、係合側油圧及び解放側油圧が適切である場合の、E/G回転数、インプット回転数、出力回転数、出力回転加速度、inRpmUP、解放側油圧、係合側油圧のタイムチャートである。 パワーオンダウンシフト変速時の解放側油圧の全体の学習制御を示すフローチャートである。 パワーオンダウンシフト変速において、係合側ストローク油圧が過剰である場合の、E/G回転数、インプット回転数、出力回転数、出力回転加速度、解放側油圧、係合側油圧のタイムチャートである。 パワーオンダウンシフト変速におけるストローク当たりに対する判断を示すフローチャートである。 パワーオンダウンシフト変速において、係合待機油圧が過剰である場合の、E/G回転数、インプット回転数、出力回転数、出力回転加速度、解放側油圧、係合側油圧のタイムチャートである。 パワーオンダウンシフト変速における引き込みに対する判断を示すフローチャートである。 パワーオンダウンシフト変速において、係合待機油圧不足過ぎの場合の、インプット回転加速度、E/G回転数、インプット回転数、inRpmUP、解放側油圧、係合側油圧のタイムチャートである。 パワーオンダウンシフト変速におけるエンジン吹きに対する判断を示すフローチャートである。
符号の説明
1 自動変速機
4 出力軸(カウンタ軸)
7 入力軸
15 車軸(駆動車軸)
21 制御装置(制御部)
21b 出力回転変化検出手段(出力回転加速度検出手段)
21c 判断手段
21d 学習手段
21e 解放側制御手段
21f 係合側制御手段
24 入力回転数検出手段(T/M入力軸回転数センサ)
25 出力回転数検出手段(車速センサ)
31 解放側の油圧サーボ(ただし、4速→3速の変速時)
32 係合側の油圧サーボ(ただし、4速→3速の変速時)
SL1 解放側の調圧手段(リニアソレノイドバルブ、ただし、4速→3速の変速時)
SL2 係合側の調圧手段(リニアソレノイドバルブ、ただし、4速→3速の変速時)
C−2 解放側の摩擦係合要素(クラッチ、ただし、4速→3速の変速時)
C−3 係合側の摩擦係合要素(クラッチ、ただし、4速→3速の変速時)
OutSpPDmax1
サーボA制御中の出力軸の出力回転加速度の最大値(極大値)
OutSpPDmin1
サーボB制御開始から一定時間内の出力回転加速度の最小値
OutSpPDmax2
サーボB制御開始から一定時間内の前記出力回転加速度の最大値
OutSpPDmin2
係合制御開始から完了制御開始までの出力回転加速度の最小値
OutSpPDmax3
完了制御中の出力回転加速度の最大値
α1,α2 第1の閾値
β1,β2 第2の閾値
α3 第3の閾値

Claims (14)

  1. エンジンからの回転が入力される入力軸と、車軸に接続された出力軸と、前記入力軸と前記出力軸との間に設けられた複数の摩擦係合要素を接断して伝達経路を切換えることにより前記入力軸の回転を変速して前記出力軸に出力する自動変速機構と、係合側制御手段と、解放側制御手段と、を備え、
    前記係合側制御手段と前記解放側制御手段による調圧手段の制御により調圧される油圧に基づいて、係合側の摩擦係合要素を係合するとともに、解放側の摩擦係合要素を解放することでダウンシフト変速を行う自動変速機の制御装置において、
    前記出力軸の回転数を検出する出力回転数検出手段と、
    前記出力回転数検出手段に基づいて前記出力軸の変化を検出する出力回転変化検出手段と、
    前記出力回転変化検出手段による変化に基づいて、前記解放側の摩擦係合要素に対する前記係合側の摩擦係合要素のタイアップの有無を判断する判断手段と、
    前記判断手段に基づき前記ダウンシフト変速に際しての前記係合側の摩擦係合要素用油圧を補正する学習手段と、を備え、
    前記係合側制御手段は、前記学習手段に基づいて前記調圧手段を制御する、
    ことを特徴とする自動変速機の制御装置。
  2. 前記判断手段は、ダウンシフト変速中の前記係合側制御手段の制御中における所定の時間範囲内において、前記出力回転変化検出手段が極大点、最小点、最大点からなる3つの変曲点を検出したときに、これらの値に基づいて前記タイアップの有無を判断する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の制御装置。
  3. 前記判断手段は、前記極大点と前記最小点とにおける出力回転変化の差が第1の閾値よりも大きく、かつ前記最大点と前記最小点とにおける前記出力回転変化の差が第2の閾値よりも大きい場合に、前記タイアップがあったものと判断する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の自動変速機の制御装置。
  4. 前記判断手段は、前記係合側制御手段により前記油圧サーボに所定の油圧を供給して前記油圧サーボのピストンをストロークさせてトルク伝達直前の状態にするサーボ起動制御中に、前記タイアップがあったものと判断したとき、前記タイアップがストローク当たりであるものと判断する、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の自動変速機の制御装置。
  5. 前記係合側制御手段は、前記サーボ起動制御として、前記ピストンをストロークさせるストローク圧制御と、前記ストローク圧を低下させて係合待機圧に保持する係合準備制御とを有し、
    前記判断手段は、前記ストローク圧制御中に前記極大点が発生し、前記係合準備制御の開始から所定時間内に前記最小点と前記最大点とが発生したときに、前記ストローク当たりが発生したものと判断する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の自動変速機の制御装置。
  6. 前記学習手段は、前記ストローク当たりがあったものと判断された場合に、前記係合側制御手段による前記ストローク圧制御の時間を短縮する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の自動変速機の制御装置。
  7. 前記係合側制御手段は、前記サーボ起動制御として、前記ピストンをストロークさせるストローク圧制御と、前記ストローク圧を低下させて係合待機圧に保持する係合準備制御とを有し、さらに前記係合準備制御につづいて前記解放側制御手段によるフィードバック油圧制御に対応して行う係合制御、前記係合制御につづいて行われる完了制御を有し、
    前記判断手段は、前記係合側制御手段により前記係合準備制御が開始されてから前記完了制御が終了するまでの間に、前記タイアップがあったものと判断したとき、前記タイアップが引き込みであるものと判断する、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の自動変速機の制御装置。
  8. 前記学習手段は、前記引き込みがあったものと判断された場合に、前記係合側制御手段による前記係合制御時の油圧を低下させる、
    ことを特徴とする請求項7に記載の自動変速機の制御装置。
  9. 前記係合制御時の油圧が待機油圧である、
    ことを特徴とする請求項8に記載の自動変速機の制御装置。
  10. エンジンからの回転が入力される入力軸と、車軸に接続された出力軸と、前記入力軸と前記出力軸との間に設けられた複数の摩擦係合要素を接断して伝達経路を切換えることにより前記入力軸の回転を変速して前記出力軸に出力する自動変速機構と、係合側制御手段と、解放側制御手段と、を備え、
    前記係合側制御手段と前記解放側制御手段による調圧手段の制御により調圧される油圧に基づいて、係合側の摩擦係合要素を係合するとともに、解放側の摩擦係合要素を解放することでダウンシフト変速を行う自動変速機の制御装置において、
    前記入力軸の回転数を検出する入力回転数検出手段と、
    前記出力軸の回転数を検出する出力回転数検出手段と、
    エンジン吹きの有無を判断する判断手段と、
    前記判断手段に基づき前記ダウンシフト変速に際しての前記係合側の摩擦係合要素用油圧を補正する学習手段と、を備え、
    前記判断手段は、変速後の目標ギヤ比と変速後の実際のギヤ比とから前記エンジン吹きを判断し、
    前記係合側制御手段は、前記学習手段に基づいて前記調圧手段を制御する、
    ことを特徴とする自動変速機の制御装置。
  11. 前記判断手段は、前記出力回転数検出手段が検出する前記出力軸の回転数と変速後のギヤ比との積と、前記入力回転数検出手段が検出する前記入力軸の回転数との差が、閾値よりも大きい場合に、前記エンジン吹きがあったものと判断する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の自動変速機の制御装置。
  12. 前記学習手段は、前記エンジン吹きがあったものと判断された場合に、前記解放側制御手段によるフィードバック油圧制御に対応して行われる前記係合側制御手段による係合制御中の油圧を低減するとともに、前記係合制御を行う時間を延長する、
    ことを特徴とする請求項10又は11に記載の自動変速機の制御装置。
  13. エンジンからの回転が入力される入力軸と、車軸に接続された出力軸と、前記入力軸と前記出力軸との間に設けられた複数の摩擦係合要素を接断して伝達経路を切換えることにより前記入力軸の回転を変速して前記出力軸に出力する自動変速機構と、係合側制御手段と、解放側制御手段と、を備え、
    前記係合側制御手段と前記解放側制御手段による調圧手段の制御により調圧される油圧に基づいて、係合側の摩擦係合要素を係合するとともに、解放側の摩擦係合要素を解放することでダウンシフト変速を行う自動変速機の制御装置において、
    前記係合側の摩擦係合要素の動作に起因するエンジン吹き、ストローク当たり、引き込みのそれぞれの有無を判断する判断手段と、
    前記判断手段に基づき前記ダウンシフト変速に際しての前記係合側の摩擦係合要素用油圧を補正する学習手段と、を備え、
    前記係合側制御手段は、前記判断手段が前記エンジン吹きなしを判断するまで前記学習手段に基づいて前記調圧手段を制御し、前記判断手段が前記エンジン吹きなしを判断した後、前記ストローク当たりがなくなるまで前記調圧手段を制御し、前記判断手段が前記ストローク当たりなしを判断した後、前記引き込みがなくなるまで前記調圧手段を制御する、
    ことを特徴とする自動変速機の制御装置。
  14. 前記ダウンシフト変速が、パワーオン状態におけるダウンシフト変速である、
    ことを特徴とする請求項1ないし13のいずれかに記載の自動変速機の制御装置。
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JP2010260497A (ja) * 2009-05-11 2010-11-18 Nissan Motor Co Ltd 四輪駆動制御装置

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