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JP2005133534A - 防草シート - Google Patents

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JP2005133534A
JP2005133534A JP2004248276A JP2004248276A JP2005133534A JP 2005133534 A JP2005133534 A JP 2005133534A JP 2004248276 A JP2004248276 A JP 2004248276A JP 2004248276 A JP2004248276 A JP 2004248276A JP 2005133534 A JP2005133534 A JP 2005133534A
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JP
Japan
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fabric layer
sheet
weed
nonwoven fabric
asphalt
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JP2004248276A
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English (en)
Inventor
Toshihide Ozaki
敏秀 尾▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chizaiko Kk
Original Assignee
Chizaiko Kk
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Publication date
Application filed by Chizaiko Kk filed Critical Chizaiko Kk
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Abstract

【課題】 防草シートの接着作用および防草効果を向上する。また凹凸の激しい下地現場への施工対象範囲を広げる。
【解決手段】 (イ)舗装材と他物との界面隙間などの地表部を貼着して覆うアスファルトを主材とする防草シートであって、全幅に及ぶ基材不織布層と、少なくとも幅方向の中央部に防草不織布層を持つ防草シートとする。(ロ)舗装材と他物との界面隙間などの地表部を貼着して覆うアスファルトを主材とする防草シートであって、防草不織布層を全幅に持つ防草シートとする。(ハ)上記イまたはロにおいて、全幅に及ぶ基材不織布層又は防草不織布層の配置を表面側に寄せた防草シートとする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、舗装とコンクリートブロックなどが接する界面隙間や、舗装材の亀裂などに成長する雑草に対して使用する防草シートに関する。
界面隙間をシート状のもので貼着(接着)して覆う工法は古くからある。そしてこのシートは、全面(全幅)に不織布層を持つアスファルトを主材とするものや、不織布層の無いものもある。前者の場合の施工方法としては次の三つに大別される。(イ)トーチ工法と呼ばれるもので、路面にプライマーを塗布した後にシートの接着面をガスバーナーで溶かして貼り付ける(ロ)熱工法と呼ばれるもので、窯で溶かしたアスファルトを路面に撒き、その上にシートを貼り付ける。(ハ)自着工法と呼ばれるもので、シート自体の粘着力を利用して圧力により接着する。上記防草シートは、一般的に厚さが3ミリ程度のものが利用されている。
そしてこれらの技術は次の短所がある。(イ)十分な接着力確保と、接着面の不完全による「浮き」からの光の侵入を遮断するには、路面の凹凸に対してアスファルト層が十分に噛合う必要がある。このためにはアスファルト層は厚さが大きいほど有利となるが、シートの厚さは路面との段差となるため少ない方が望ましい。またコスト面からもできるだけ薄いシートが望まれる。(ロ)従来のシートに含む不織布は、シートの強度と形状安定を主目的とするものであるため、発芽貫通力の強い「チガヤ」などに対しては防草性が低い。なお「不織布」の材質は一般的にポリエステルが多い。
特願平10−106761
上記の短所を解決するため次を課題とする。(イ)凹凸の大きい下地への噛合い性を良くして、接着性の向上と「シート接着部の浮き」による耳部からの光の侵入をなくし発芽の食み出し成長をなくす。(ロ)シート自体に発芽貫通抵抗性を確保する。
請求項1相当。舗装材と他物との界面隙間などの地表部を貼着して覆うアスファルトを主材とする防草シートであって、全幅に及ぶ基材不織布層と、少なくとも幅方向の中央部に防草不織布層を持つことを特徴とする防草シートとする。
請求項2相当。舗装材と他物との界面隙間などの地表部を貼着して覆うアスファルトを主材とする防草シートであって、防草不織布層を全幅に持つことを特徴とする防草シートとする。
請求項3相当。請求項1のものについては基材不織布層を、請求項2のものについては防草不織布層を、表面側に寄せた防草シートとする。
語句の定義を及び材質等について述べる。「基材不織布層」とは、シートの全体(全幅)に持たされているものであり、シートの「形態安定と引っ張り強度などを確保」するために配置されているものである。このため基本的に防草機能を目的とする「高密度の目付け」は不要であるため、全て「低密度」のものが使用されており高密度のものは存在しない。また密度の高いものはアスファルトの含侵性が低くなり、単に防水を目的とした用途によっては好ましくない実情がある。なお「目付け密度」とは、不織布の体積あたりの繊維のグラム数を指すもので、「目付け」とは、面積あたりの繊維のグラム数をいう。使用目的により、同じ目付け量であってもプレスなどの方法により厚みを圧縮して密度を高めて使用する。
「防草不織布層」とは、芽の先端が硬くて貫通力の強い(先行の文献によれば一本あたり1kg以下)とされるチガヤ、アシ、ヨシなどを阻止するものであり、シートの目付けの密度が0.4グラム/立法センチメートル以上のものを使用するのが適している。製品例としては、東レ株式会社のアクスター・マントルがあり、本製品と同等以上のものが適する。厚さとしては0.4〜0.6ミリメートルの各種が提供されている。上記の「基材不織布層」とは、目的も品質も経済性もまったく異なり、区別するものである。
「アスファルトを主材とするシート」とは、アスファルトを主成分として合成樹脂(ゴム)の細かいチップなどを混ぜているのが一般的である。また使用の便益面から表面には細砂を、接着面側には、剥離紙やトーチ加熱で溶けるフィルムなどが施されているのが一般的である。また本明細書中では、「貼着」「接着」「固着」を同義語として使用することもある。
請求項1について。「防草不織布層」を付加させたことにより、防草シート自体が貫通力の強い雑草に対しても防草機能を持つこととなり、貫通に対する別途対策が不要となる。このため施工手間が軽減される。
請求項2について。(イ)この場合の「防草不織布層」は、「基材不織布層」の目的と機能をも兼ね持つこととなるため構成が単純となる。また上記同様に貫通に対する別途対策が不要となる。(ロ)また線状の界面隙間ではなく、広い面に点在発芽する現場の面的施工に有利となる。
請求項3について。同じ厚さの従来シート(不織布層が厚さの中心部にあるもの)と本発明を比較した場合、本発明は、不織布層の上側のアスファルト層を極力少なくして無駄を省き、その分だけ接着面のアスファルト層の厚さが大きくなっている。このことは(イ)下地の凹凸への噛合い性が高まり接着効果が増す。(ロ)また接着面の「浮き」がなくなることによって耳からの光侵入がなくなり、発芽の成長力を抑えて耳からの食み出しがなくなる。(ハ)下地凹凸の適応性を見た場合、従来シートに比べて全体厚を薄く出来るので低コストとなる。(ニ)また路面とシート面の段差を少なくできるので歩行障害が低減する。(ホ)従来シートでは効果が期待できなかった凹凸の激しい現場への対応が易くなる。(ヘ)密着度が高まることは、雨水などの浸入もなくなり、根への水分補給を減らす。また浸入水の凍結による剥離も減少する。
以下、図を参照して説明する。
図1は請求項3の例を示す。A図は施工現場の全体像を示し、BとCはA型防草シート1の従来型と本発明のものである。これらはいずれも基材不織布層7のみを持つ場合であって、雑草の種類にもよるが基本的には防草機能と役目をもたず界面全体を覆うことにより光や雨水の浸入をなくして防草効果を確保するものである。B図は従来使用されているもので不織布層7が全体厚の中心にある。このため、下地の凹凸に適応するための不織布層の下側にあるアスファルト層が少ないので、凹凸の激しい老朽下地には接着効果が低く、また接着面の「浮き」が生じやすい。
これに対して発明のC図は不織布層が上側に寄っているため、同じ全体厚としても接着に有効なアスファルト層は大であるため下地の凹凸に対する適応性が格段に高い。BもCも同じ全体厚として不織布層も同じ厚さとすると、凹凸に噛合うアスファルト層6の有効な厚さSは、Bに比べて二倍となるため接着作用が大きく向上するものである。また下地の凹凸による「接着不良の浮き」が無くなり、光の侵入による耳からの食み出し成長が低減される作用をもつこととなる。
図2、3、4は請求項外の発明例を示す。図2のD図参照。不織布でなる被覆シート10の中央部に、不織布でなる別途の芽止めシート2を一体化させたもので、一般的には長さ10m程度のロール姿で、幅は15〜20センチメートル程度である。一体化の方法としては、縫いつけ、接着、溶着その他とし、二層二重にすることにより防草機能を高めることにあるので、一体化の強度は重要な問題ではない。また下層の芽止めシート2は上側に位置してもよいが、この場合は二層は完全に一体化するのがよい。歩行者の踏み付けで剥離したり引っかかるのは良くない。なお両シートの材質は不織布以外のものであってもよいが、少なくとも芽止めシート2はチガヤなどに対して防草機能を持つものとする。また下地へのなじみが良くある程度の伸縮性と柔軟性も必要である。また上層も下層も、発芽の成長を抑制するために光を通さない程度の色や厚さを持つのがよい。また特に上層シートは、表面をコーティングして歩きやすいものとするのがよい。
図2のE参照。二層型防草シート9の両端に、接着材12を装備したものである。接着材12の材質は特に問わないが、下地のコンクリートやアスファルト舗装に適応するものとする。また不織布に対しても接着するものとする。また加熱して接着するものと常温にて自着するものがあるが必要十分な効果があればどちらでもよい。
図2のF参照。下地17へ接着材12を施し、これに二層型防草シート9を圧着して貼りつける方法である。EもFも接着部の幅は二層型防草シート9の全部に亘る必要はない。前述のとおりであるが、界面隙間8は地震などにより拡大することもあり、この外力による防草シートの引っ張り力が一点して防草機能の低下が起きないように、両端接着のブリッジとし、防草シートの伸び変形追従の許容範囲を大きく取っておくことは必要である。接着材12の厚を増やすことにより凹凸の激しい現場に適応できる特長がある。
図3参照。シートの両端を下地17に対して密に接着するものである。P型防草シート15の材質は不織布に限らず、防草機能のあるものなら何でもよい。またP型防草シート15の全幅を接着材12で覆ってもよい。P型防草シート15の両端には複数の穴16が設けてあり、この穴16を介して下地との接着を高めている。穴16は、接着材12を通して下地17に強く密に噛み合せるための補助となるものである。穴の配列は段違いの複数とするのがよい。また補助手段の他の方法としては、端部に凹凸や曲げを設けて接着材との噛み合わせによりしっかりと着くようにするとよい。本方法の特長は、P型防草シート15の材質や性状が接着剤との相性が悪いものであっても確実な接着が可能となる。また凹凸の激しい現場に対しても実施がしやすい。
図4参照。界面隙間8の上に不織布でなる芽止めシート2を載せ、その上に塗膜シール18で覆ったものである。塗膜シール18の材質は、粘度のある液状で下地のコンクリートやアスファルトに塗布して接着性のよいものとする。また硬化後にある程度の弾力性を有し、界面隙間8の振動や変形によって割れないものがよい。また光を遮断したり、日光や雨や気温変化に対して耐久性があるものとする。本発明に使用可能な製品の一例としては、「ウレタン系塗膜防水材」がある。
図5参照。請求項1に対応としてI,J,K,L図。請求項2対応としてG,H参照。
I図参照。全体厚の中心部に基材不織布層7と防草不織布層19を配している。防草不織布層19は、雑草が集中して生える界面隙間に対応するため、幅方向の中央部だけとしているもので幅は5〜8センチメートル程度でよい。基材不織布層7と防草不織布層19の位置関係は上下逆としてもよい。
J図参照。I図と同様のものであるが、防草不織布層19を全体厚の下面においたものである。この場合は中央部が下地の凹凸に適応しないが、全体として必要な貼着力が得られるように全体の幅を設定する。
K、L図参照。基材不織布層7を表面側におき、防草不織布層を厚みの内部または下面においたものである。K,L,Hは請求項3にも対応するものである。また図5にあるタイプにおいて、表面側には細砂や着色を、下側の接着面には剥離紙や熱溶融フィルムを設けておく。
(イ)道路、歩道、駐車場、空港滑走路、水路とその背後の天端コンクリートとの界面、プールサイドなど多くの現場に使用できる。(ロ)また従来方法では老朽化した凹凸の激しい歩道面への施工は接着不良が多く確実な防草効果が見込まれないため不適当であった。しかし本発明によれば、凹凸の許容範囲が広がるので、施工対象となる現場の対象範囲が広がることになる。
実施例1。Aは、施工状況を示す斜視図である。Bは従来使用の防草シートの厚さ構成を示す。Cは本発明の防草シートの厚さ構成を示す断面図である。 実施例2。不織布でなる防草シートの改良を示す断面図である。 実施例3。両端部に接着補助部を設けた防草シートの斜視図及び断面図である。 実施例4。塗膜型の防草シールの断面構成図である。 実施例5。シートの構成タイプ各種を示す断面図である。
符号の説明
1 A型防草シート
2 芽止めシート
3 舗装
4 コンクリートブロック
5 砂粒層
6 アスファルト層
7 基材不織布層
8 界面隙間
9 二層型防草シート
S 接着有効厚
10 被覆シート
12 接着材
13 剥離シート
14 コーティング
15 P型防草シート
16 穴
17 下地
18 塗膜シール
19 防草不織布層

Claims (3)

  1. 舗装材と他物との界面隙間などの地表部を貼着して覆うアスファルトを主材とする防草シートであって、全幅に及ぶ基材不織布層と、少なくとも幅方向の中央部に防草不織布層を持つことを特徴とする防草シート。
  2. 舗装材と他物との界面隙間などの地表部を貼着して覆うアスファルトを主材とする防草シートであって、防草不織布層を全幅に持つことを特徴とする防草シート。
  3. 請求項1のものについては基材不織布層を、請求項2のものについては防草不織布層を、表面側に寄せたことを特徴とする防草シート。
JP2004248276A 2003-10-06 2004-08-27 防草シート Pending JP2005133534A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008215063A (ja) * 2007-02-08 2008-09-18 Hirotsuyo Takeuchi 路面補修具
JP2010209617A (ja) * 2009-03-11 2010-09-24 Ube Ind Ltd 防草構造体及びその施工方法
JP2015192659A (ja) * 2014-03-26 2015-11-05 七王工業株式会社 防草シート並びにその製造方法及び使用方法

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