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JP2005130963A - 塗布用ブラシ及びその製造方法 - Google Patents

塗布用ブラシ及びその製造方法 Download PDF

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JP2005130963A
JP2005130963A JP2003368278A JP2003368278A JP2005130963A JP 2005130963 A JP2005130963 A JP 2005130963A JP 2003368278 A JP2003368278 A JP 2003368278A JP 2003368278 A JP2003368278 A JP 2003368278A JP 2005130963 A JP2005130963 A JP 2005130963A
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JP
Japan
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brush
application
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synthetic fiber
hair
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Pending
Application number
JP2003368278A
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English (en)
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Yasushi Uchiyama
恭 内山
Ayumi Yoshida
あゆみ 吉田
Hironori Nishimura
紘紀 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Monofilament Co Ltd
Shinohara KK
Original Assignee
Toray Monofilament Co Ltd
Shinohara KK
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Publication date
Application filed by Toray Monofilament Co Ltd, Shinohara KK filed Critical Toray Monofilament Co Ltd
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Abstract

【課題】保液性を向上し得る塗布用ブラシを提供する。
【解決手段】塗布用ブラシ1は、合成繊維単糸2を集束し、下撚りをかけてなる集束糸3を複数本合糸し、上撚りをかけるとともに、接着剤を付着し乾燥して毛材4となし、複数本の前記毛材4を、少なくとも二本の心材5間に挟持させて捻り、前記心材5に固定し、各毛材4の先端を解きほぐした状態となしたものである。この塗布用ブラシ1は、各合成繊維単糸それぞれが一定の間隔をおいてほぼ同一方向に向いて湾曲し、各合成繊維単糸2間に十分な液剤を保持し、塗布作業において、液剤の補給回数を減らし該作業を効率的に行うことができ、マスカラ液塗布用、あるいは毛染め用の塗布用ブラシに適用すると好適である。
【選択図】図4

Description

本発明は、複数本の毛材を挟んだ少なくとも二本のワイヤなどの心材を捻ることによって、前記心材に前記毛材を固定してなる捻りブラシ及びその製造方法に係り、特に、マスカラ塗布用ブラシや毛染めブラシに適用すると好適なものに関する。
従来の一般的な捻りブラシは、多数の単糸状毛材を挟んだ少なくとも二本のワイヤを捻ることによってワイヤを中心にして放射状に、かつ螺旋状に伸びるよう周囲に突出させてなるもので、前記多数の単糸状毛材は、それぞれ一本ずつ各別に周囲に突出していた。また、湾曲した単糸状毛材を使用したものも提案されているが、前記単糸状毛材の突出方向は各別であって、液剤に絡みつく機能はあっても、保液性(塗布液を保持する性能)については、単糸状毛材どうしの間隔が一定でないため、所定値以上に高めることはできなかった。
特表2003−521982号公報
ところで、ブラシの保液性は、毛材の密度、刈り込み形状、配置状態や毛材自体の性質という要素によって決まるものである。そして、これらの要素を組み合わせて調整することによって、ブラシの保液性をより高めることが試みられてきたが、さらにこれを高めるには、他の要素の出現が必要である。ところが、上記従来の塗布用ブラシにあっては、多数の毛材がそれぞれ一本ずつ各別に周囲に突出した状態なので、前記要素を調整しても、ある程度以上に保液性を高めることは困難であるという問題があった。
塗布用ブラシに係る請求項1に記載の本発明は、合成繊維単糸を集束し、下撚りをかけてなる集束糸を複数本合糸し、上撚りをかけるとともに、接着剤で前記合成繊維単糸間を接着して毛材となし、複数本の前記毛材を、少なくとも二本の心材間に挟持させて捻り、前記心材に固定し、各毛材の先端を解きほぐした状態となしたというものである。
塗布用ブラシの製造方法に係る請求項2に記載の本発明は、合成繊維単糸を集束し、下撚りをかけて集束糸を作成し、この集束糸を複数本合糸し、上撚りをかけるとともに、接着剤で前記合成繊維単糸間を接着して毛材となし、複数本の前記毛材を、少なくとも二本の心材間に挟持させ捻ることによって、前記毛材を前記心材に固定した後に、各毛材の先端を扱いて解きほぐした状態となすことを特徴とするというものである。
請求項1に記載の本発明の塗布用捻りブラシは、合成繊維単糸を下撚りした集束糸をさらに複数本上撚りしてなる毛材を心材に固定してあるので、前記各合成繊維単糸それぞれは、一定の間隔をおいてほぼ同一方向に向いて湾曲し、各合成繊維単糸間に十分な液剤を保持し、塗布作業において、液剤の補給回数を減らし、該作業を効率的に行うことができる、という効果を奏する。
請求項2に記載の本発明の塗布用捻りブラシの製造方法は、合成繊維単糸を下撚りした集束糸をさらに複数本上撚りしてなる毛材を心材に固定するので、前記各合成繊維単糸それぞれは一定の間隔をおいてほぼ同一方向に向いて湾曲し、各合成繊維単糸間に十分な液剤を保持し、塗布作業において、液剤の補給回数を減らし、該作業を効率的に行うことが可能な塗布用捻りブラシを得ることができるという効果を奏する。
以下に、本発明をマスカラ液塗布用ブラシに適用した好適な実施形態を添付図面の図1〜図によって詳細に説明する。ここにおいて、図1は集束糸の正面図、図2は毛材の正面図、図3は毛材の平面図、図4は塗布用ブラシの正面図、図5は塗布用ブラシの毛材先端部分の拡大正面図である。
先ず、塗布用ブラシ1の製造方法を製造工程に基づいて説明する。
(工程1)太さが0.06mm(30デニール)の合成繊維単糸2を28本集束したものに所定方向に100ターン/メートルの下撚りをかけ、集束糸3を作成する(図1参照)。前記合成繊維単糸2は、ポリアミド、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアクリル、ポリビニル、ポリエーテル、ポリスルホン及びポリフェニルなどの合成樹脂を通常の方法により紡糸し、必要により延伸して得られるものである。
(工程2)三本の集束糸3を合糸したものを、前記下撚りと同方向に100ターン/メートルの上撚りをかけ、接着剤に浸漬して付着させる。
(工程3)前記接着剤を付着させたものを、乾燥機で接着剤を乾燥させることによって、毛材4が得られる(図2及び図3参照)。この毛材4は84(28×3)本の合成繊維単糸2で構成され、また、このように接着剤を付着させることによって、合成繊維単糸2どうしは、扱けば解きほぐした状態となる程度に接着するものである。前記接着剤は、ウレタン系、アクリル系、エポキシ系、ビニル系及びゴム系などの樹脂から選択し、接着剤の付着量は、毛材4の繊維重量に対して0.5〜10.0重量%とする。前記接着剤の付着量が0.5重量%より少ないと、合成繊維単糸2どうしの接着力が弱く、また、10重量%より多いと、扱いても解きほぐした状態になりにくいという不都合が生じる。
(工程4)二つ折りにしたワイヤ製の心材5間に、複数の上記毛材4を広げるように並べて挟持させ、両心材5を捻る。各毛材4は、心材5の捻れに沿って、心材5を中心にして放射状に、かつ螺旋状に伸びるよう周囲に突出する。このように毛材4が螺旋状に伸びた状態になると、例えば、体毛である睫を塗布対象とするときは、合成単糸2が巻き付くようにして睫に接触するため、マスカラ液を塗布しやすいものである。
(工程5)各毛材4の先端側を針布で扱いて、各合成繊維単糸2どうしを解きほぐした状態となし、塗布用ブラシ1が完成する(図4参照)。
このようにして完成した塗布用ブラシ1は、合成繊維単糸2を集束し、下撚りをかけてなる集束糸を複数本合糸し、上撚りをかけ、接着剤を付着し乾燥して毛材となし、複数本の前記毛材を、少なくとも二本の心材間に挟持させて捻り、前記心材に固定し、各毛材の先端を解きほぐした状態となしたものとなる。また、この塗布用ブラシ1は、図5に示すように、毛材4の先端が解きほぐした状態となして、各合成繊維単糸2それぞれが一定の間隔をおいてほぼ同一方向に湾曲状態で揃っている。
なお、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、例えば、本発明の塗布用ブラシはマスカラ液塗布用ではなく、毛染め用ブラシなど体毛の所定部分に液剤を塗布するものに適用してもよい。また、集束糸を構成する合成繊維単糸の本数あるいは毛材を構成する集束糸の本数は、上記実施形態の本数に限定されない。さらに、毛材を形成する際の上撚り方向は、上記のように下撚りと同方向にではなく、反対方向であってもよい。またさらに、心材の本数は、上記のように二本ではなく、三本あるいはそれ以上であってもよい。
集束糸の正面図 毛材の正面図 毛材の平面図 塗布用ブラシの正面図 塗布用ブラシの毛材先端部分の拡大正面図
符号の説明
1 塗布用ブラシ
2 合成繊維単糸
3 集束糸
4 毛材
5 心材

Claims (2)

  1. 合成繊維単糸を集束し、下撚りをかけてなる集束糸を複数本合糸し、上撚りをかけるとともに、接着剤で前記合成繊維単糸間を接着して毛材となし、複数本の前記毛材を、少なくとも二本の心材間に挟持させて捻り、前記心材に固定し、各毛材の先端を解きほぐした状態となした塗布用捻りブラシ。
  2. 合成繊維単糸を集束し、下撚りをかけて集束糸を作成し、この集束糸を複数本合糸し、上撚りをかけるとともに、接着剤で前記合成繊維単糸間を接着して毛材となし、複数本の前記毛材を、少なくとも二本の心材間に挟持させ捻ることによって、前記毛材を前記心材に固定した後に、各毛材の先端を扱い解きほぐした状態となすことを特徴とする塗布用捻りブラシの製造方法。
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