JP2005105891A - 弁開閉時期制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 弁開閉時期制御装置において、簡単な構造で、駆動回転体と従動転体との相対回転を可能とすること。
【解決手段】 クランク軸120と一体的に回転する駆動プレート30に形成した第1ガイド33と、カム軸10と一体的に回転する従動プレート20に形成した第2ガイド23と、両ガイド33、23に案内係合され移動自在なコマ60と、コマ60が案内係合される第3ガイド53が形成された案内プレート50とからなる弁開閉時期制御装置であって、案内プレート50を駆動プレート30および従動プレート20に対して相対回転させコマ60を変位させて、駆動プレート30と従動プレート20との相対回転を行うこと。
【選択図】 図2
【解決手段】 クランク軸120と一体的に回転する駆動プレート30に形成した第1ガイド33と、カム軸10と一体的に回転する従動プレート20に形成した第2ガイド23と、両ガイド33、23に案内係合され移動自在なコマ60と、コマ60が案内係合される第3ガイド53が形成された案内プレート50とからなる弁開閉時期制御装置であって、案内プレート50を駆動プレート30および従動プレート20に対して相対回転させコマ60を変位させて、駆動プレート30と従動プレート20との相対回転を行うこと。
【選択図】 図2
Description
本発明は、内燃機関の吸・排気弁の開閉時期を制御する弁開閉時期制御装置に関する。
弁開閉時期制御装置としては、クランク軸と一体的に回転する駆動回転体に形成した径方向ガイドと、径方向ガイドに対峙する側の面に渦巻き状ガイドが形成された中間回転体と、径方向ガイドと渦巻き状ガイドに案内係合される複数の可動案内部と、カム軸と一体的に回転する従動回転体の回転中心から離間した部位と各可動案内部とを揺動可能に連結するリンクと、中間回転体に駆動回転体および従動回転体に対する相対的な回転操作力を付与する操作力付与手段とを備え、操作力付与手段によって中間回転体を駆動回転体および従動回転体に対して回動操作することにより、渦巻き状ガイドに係合した各可動案内部を径方向ガイドに沿わせて径方向に変位させ、その変位をリンクを介して駆動回転体と従動回転体の相対回動に変換するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、この従来技術は、リンク機構を採用しているため、駆動回転体と従動回転体との相対回転角度を大きくするためには、リンクの長さと従動回転体の回転中心から離間した部位までの長さを調整する必要がある。このため、リンクを長くすると相対回転角度を大きくすることは可能になるが装置の外径が大きくなる。また、アームを短くするとリンクを短くすることは可能だが、相対回転させる操作力(トルク)が大きくなる問題が発生する。この場合、リンクや従動回転体の回転中心から離間した部位に加わる力が大きくなり強度などの信頼性が問題となると共に、応答性も悪くなる。また、この従来技術は、駆動回転体と従動回転体とをリンク機構を利用して結合しているため構造が複雑となる。
特開2003−120239号公報
そこで本発明は、弁開閉時期制御装置において、簡単な構造で、駆動回転体と従動転体とを相対回転させることを技術的課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明にて講じた技術的手段は、クランク軸と一体的に回転する駆動回転体に形成した第1ガイドと、カム軸と一体的に回転する従動回転体に形成した第2ガイドと、前記両ガイドに案内係合され移動自在な移動体と、前記移動体が案内係合される第3ガイドが形成された案内回転体とからなり、前記案内回転体を前記駆動回転体および従動回転体に対して相対回転させ前記移動体を変位させて、前記駆動回転体と前記従動回転体との相対回転を行うことである。
請求項1に記載の発明によれば、クランク軸と一体的に回転する駆動回転体に形成した第1ガイドと、カム軸と一体的に回転する従動回転体に形成した第2ガイドと、前記両ガイドに案内係合され移動自在な移動体と、前記移動体が案内係合される第3ガイドが形成された案内回転体とからなり、前記案内回転体を前記駆動回転体および従動回転体に対して相対回転させ前記移動体を変位させて、前記駆動回転体と前記従動回転体との相対回転を行うことにより、簡単な構造で、駆動回転体と従動回転体との相対回転を行うことができる。
上記課題を解決するために、請求項2に記載の発明にて講じた技術的手段は、前記案内回転体は駆動手段により、前記駆動回転体および前記従動回転体に対して相対回転されることである。
請求項2に記載の発明によれば、案内回転体は駆動手段により、駆動回転体および従動回転体に対して相対回転されることにより、簡単な構造で、駆動回転体と従動転体との相対回転を行うことができる。
本発明によると、 クランク軸と一体的に回転する駆動回転体に形成した第1ガイドと、カム軸と一体的に回転する従動回転体に形成した第2ガイドと、前記両ガイドに案内係合され移動自在な移動体と、前記移動体が案内係合される第3ガイドが形成された案内回転体とからなり、前記案内回転体を前記駆動回転体および従動回転体に対して相対回転させ前記移動体を変位させて、前記駆動回転体と前記従動回転体との相対回転を行うことにより、簡単な構造で、駆動回転体と従動回転体との相対回転を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1乃至図3に示す弁開閉時期制御装置1は、図示しない内燃機関のシリンダヘッドに回転自在に支持されたカムシャフト(カム軸)10の先端部に一体的に組付けられた従動プレート(従動回転体)20と、従動プレート20に対して所定範囲で相対回転可能に組付けられたタイミングスプロケット(以下スプロケットと言う)40と、スプロケット40に一体的に固定された駆動プレート(駆動回転体)30と、従動プレート20および駆動プレート30に相対回転する案内プレート(案内回転体)50等が備えられている。尚、本実施形態は、吸気弁側のカムシャフト10に取付けられた弁開閉時期制御装置1について説明するが、吸気弁側に限定されず、排気側のカムシャフトに取付けてもよい。
従動プレート20は、段付円筒形状を呈し、円筒部21の軸方向中央には円板部22が一体に設けられている。従動プレート20は、円筒部21のカムシャフト10側に形成された凹部23をカムシャフト10の先端部に外挿すると共に、位置決めピン11を介して、取付けボルト91によってカムシャフト10に一体的に固着されている。円板部22には、軸方向に貫通し、一定の幅を有する回転軸に平行で且つ対称な2つの四角形の第2ガイド23が形成されている。尚、第2ガイド23は、四角形に限定されず、円弧等であってもよい。円筒部21の外周には、スプロケット40がその中心に設けられた貫通穴41を介して外挿され相対回転可能に支持されている。
スプロケット40には、周知のように、クランクシャフト(クランク軸)120から図示しないクランクスプロケットとタイミングチェーン130を介して、図2にカムシャフト回転方向Rとして示される時計廻り方向に回転動力が伝達される。スプロケット40は、駆動プレート30が複数のねじ92により一体的に固着されている。
駆動プレート30は、有底円筒形状を呈し、底部31の中心に設けられた貫通穴32を介して従動プレート20の円筒部21の外周に外挿され、支持されている。底部31には軸方向に貫通し一定の幅を有する回転軸に平行で且つ対称な2つの四角形の第1ガイド33が形成されている。尚、第1ガイド33は、四角形に限定されず、円弧等であってもよい。円筒部34の内側には従動プレート20および後述する案内プレート50が配置され、開口側にはカバー35が複数のネジ93により固着されている。カバー34および底部31により、従動プレート20および案内プレート50の軸方向の位置が規定されている。
案内プレート50は、円筒状突部51を有する円板形状を呈している。円板部52には、軸方向に貫通し一定の幅を有する回転軸に対称な2つの第3ガイド53が形成されている。第3ガイド53は、その中心が回転軸心と偏心し、一端が他端より径外方にある円弧形状を呈している。尚、第3ガイド53は、円弧形状に限定されず、四角形等であってもよい。案内プレート50は、軸受54を介して従動プレート20に回転自在に支持されている。案内プレート50の円筒部51は、連結部110を介して、モータ(駆動手段)100に連結されている。モータ100は、図示しない駆動回路および制御装置に接続され、駆動される。制御装置は、クランク角、カム角、機関回転数、機関負荷等の各種の入力信号を入力され、随時内燃機関の運転状態に応じた制御信号を駆動回路に出力する。
第1ガイド33および第2ガイド23および第3ガイド53には、コマ(移動体)60が案内係合されている。コマ60は第1ガイド33および第2ガイド23に各々案内係合される第1スライダ61および第2スライダ62と、各スライダに各々形成された第1穴63と第2穴64に挿入され第3ガイド53に案内係合されるピン65とから構成される。尚、コマ60はピン65単体から構成され、第1ガイド33および第2ガイド23に直接案内係合されるようにしてもよい。
案内プレート50が、図2に示す最遅角位置から図3に示す最進角位置に時計廻り方向に回転すると、コマ60は、第3ガイド53に案内されて径内方向に移動される。コマ60は、径内方向に移動するに伴い、駆動プレート30の第1ガイド33に案内されて、駆動プレート30に対して、時計廻り方向に移動する。このとき、従動プレート20の第2ガイド23は、コマ60を案内し、時計廻り方向に回転する。
一方、案内プレート50が、図3に示す最進角から位置図2に示す最遅角位置に反時計廻り方向に回転すると、コマ60は、第3ガイド53に案内されて径外方向に移動される。コマ60は、径外方向に移動するに伴い、駆動プレート30の第1ガイド33に案内されて、駆動プレート30に対して、反時計廻り方向に移動する。このとき、従動プレート20の第2ガイド23は、コマ60を案内し、反時計廻り方向に回転する。
尚、駆動プレート30と従動プレート20との間の相対回転角度は、第1ガイド33および第2ガイド23の回転軸からの距離およびガイド方向の長さを変化させることにより調整できる。たとえば、回転軸からの距離を短く、ガイド方向の長さを長くすることにより、両プレート間の相対回転角度を大きくすることができる。
以上のように構成した本実施の弁開閉時期制御装置1の作用を説明する。内燃機関が停止している時は、図2に示すように、コマ60は第3ガイド53の最外周付近に配置されると共に、第1ガイド33および第2ガイド23の最外周付近に配置され、最遅角側に設定されている。このとき、従動プレート20は、駆動プレート30に対して最も反時計廻り方向に回転した状態にある。
内燃機関が始動されると、モータ100がクランク軸の回転に同期して回転し、モータ100に連結される案内プレート50を回転させる。このとき、案内プレート50と、クランク軸と一体的に回転する駆動プレートは同じ回転速度で回転するため相対回転しない。これにより、コマ60は、第3ガイド53の最外周付近に配置されると共に、第1ガイド33および第2ガイド23の最外周付近に配置されている。
内燃機関の運転条件によって、弁開閉時期に進角が必要になると、モータ100の回転を駆動プレート30の回転よりも速く回転させ、モータ100に連結された案内プレート50を駆動プレート30に対して時計廻り方向へ相対回転させる。これにより、コマ60は案内ガイド53に案内され回転軸側へ移動させられる。これにより、コマ60は、第1ガイド33に沿って回転軸側へ移動され、これに伴ってコマ60は、駆動プレート30に対して進角側つまり時計廻り方向へ移動する。このとき、コマ60は、第2ガイド23に沿って回転軸側へ移動するため、従動プレート20をコマ60に対して進角側つまり時計廻り方向へ回転させる。これにより、従動プレート20は、駆動プレート30に対して進角側つまり時計廻り方向へ回転させられ、図3に示す最進角側にさせられる。
内燃機関の運転条件によって、弁開閉時期に遅角が必要になると、モータ100の回転を駆動プレート30の回転よりも遅く回転させ、モータ100に連結された案内プレート50を駆動プレート30に対して反時計廻り方向へ相対回転させる。これにより、コマ60は案内ガイド53に案内され径外方向へ移動させられる。これにより、コマ60は、第1ガイド33に沿って回転軸側へ移動され、これに伴ってコマ60は、駆動プレート30に対して遅角側つまり反時計廻り方向へ移動する。このとき、コマ60は、第2ガイド23に沿って径外方向へ移動するため、従動プレート20をコマ60に対して遅角側つまり反時計廻り方向へ回転させる。これにより、従動プレート20は、駆動プレート30に対して遅角側つまり反時計廻り方向へ回転させられ、図32に示す最遅角側にさせられる。
なお、内燃機関の始動時における駆動プレート30と従動プレート20の相対回転位置は、最進角状態または、最遅角状態と最進角状態との間の中間状態としてもよい。
1・・・弁開閉時期制御装置
10・・・カム軸
20・・・従動プレート(従動回転体)
23・・・第2ガイド
30・・・駆動プレート(駆動回転体)
33・・・第1ガイド
50・・・案内プレート(案内回転体)
53・・・第3ガイド
60・・・コマ(移動体)
100・・・モータ(駆動手段)
10・・・カム軸
20・・・従動プレート(従動回転体)
23・・・第2ガイド
30・・・駆動プレート(駆動回転体)
33・・・第1ガイド
50・・・案内プレート(案内回転体)
53・・・第3ガイド
60・・・コマ(移動体)
100・・・モータ(駆動手段)
Claims (2)
- クランク軸と一体的に回転する駆動回転体に形成した第1ガイドと、カム軸と一体的に回転する従動回転体に形成した第2ガイドと、前記両ガイドに案内係合され移動自在な移動体と、前記移動体が案内係合される第3ガイドが形成された案内回転体とからなり、前記案内回転体を前記駆動回転体および従動回転体に対して相対回転させ前記移動体を変位させて、前記駆動回転体と前記従動回転体との相対回転を行うことを特徴とする弁開閉時期制御装置。
- 前記案内回転体は駆動手段により、前記駆動回転体および前記従動回転体に対して相対回転を行うことを特徴とする請求項1に記載の弁開閉時期制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003338338A JP2005105891A (ja) | 2003-09-29 | 2003-09-29 | 弁開閉時期制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003338338A JP2005105891A (ja) | 2003-09-29 | 2003-09-29 | 弁開閉時期制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005105891A true JP2005105891A (ja) | 2005-04-21 |
Family
ID=34533887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003338338A Pending JP2005105891A (ja) | 2003-09-29 | 2003-09-29 | 弁開閉時期制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005105891A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7743743B2 (en) | 2006-03-27 | 2010-06-29 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Variable valve timing apparatus with reduced operation sound and control method thereof |
-
2003
- 2003-09-29 JP JP2003338338A patent/JP2005105891A/ja active Pending
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