JP2005104341A - 車両のロールオーバ抑制制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 車両の左右輪を個々に制動しうる制動機構と、制動機構を制御する制動制御手段3と、車両のロール状態を検出するロール状態検出手段13と、制動制御手段3の機能要素として設けられ、車両の旋回時にロール状態検出手段13によって車両が過剰なロール状態であると検出されたら、旋回外輪への制動力を付与させるように制動機構を制御することによりロールオーバ抑制制御を行うロールオーバ抑制制御手段34とを備え、制動制御手段34では、ロールオーバ抑制制御時にドライバによる制動操作があった場合、ドライバの制動要求を反映させるように、各車輪の制動力値を加算補正する。
【選択図】 図1
Description
また、本発明の車両のロールオーバ抑制制御装置(請求項2)によれば、制動力値が過大になることを防止して、良好な制動フィーリングを確保しながら、ロールオーバの抑制を行うことができる。
また、本発明の車両のロールオーバ抑制制御装置(請求項4)によれば、ドライバの制動操作量が小さい場合にはゲインを小さく、制動操作量が大きい場合にはゲインを大きくすることができ、ドライバの制動要求を反映させた制動制御を行うことができる。
また、本発明の車両のロールオーバ抑制制御装置(請求項6)によれば、ドライバの制動要求があまりない場合に、ドライバの制動操作による制動力を0にすることができ、ドライバの制動操作にあそびを設けることができ、誤操作による減速を防止することができる。
以下、図面により、本発明の実施の形態について説明する。
ブレーキECU3には、ステアリングホイール(ハンドル)に付設されたハンドル角センサ11からハンドル角信号が、車体に設置されたヨーレイトセンサ12から車体のヨーレイト信号が、車体に設置されたロールレイトセンサ13から車体のロールレイト信号が、マスタシリンダ液圧センサ14からマスタシリンダ液圧信号が、各輪の車輪速センサ15から車輪速信号が、ブレーキスイッチ16からブレーキぺダル踏込信号が、車体に設置された前後・横加速度センサ17から前後加速度信号,横加速度信号が、それぞれ入力されるようになっている。
車両運動状態演算手段26では、ロールレイトセンサ13からのロールレイト信号によって車体に発生する実ロールレイトRr、前後・横加速度センサ17から入力される横加速度信号によって車体に発生する実横加速度Gy、ハンドル角センサ11から入力されるハンドル角情報によってハンドル角θh、ヨーレイトセンサ12からのヨーレイト信号によって車体に発生する実ヨーレイトYrを、それぞれ認識するようになっている。また、ここでは、車体速Vbが算出されるようになっている。車体速Vbは、通常は車輪速センサ15からの車輪速信号に基づいて算出されるが、車輪にスリップが生じたら、それまで得られた車輪速信号に基づく車体速に、前後加速度センサ17から得られる前後加速度の時間積分値が加算されて算出される(この場合、推定車体速となる)。
なお、ロールオーバ抑制制御手段34は、ロールオーバ抑制制御が必要な状態にあるか否かを判定して、制動制御を行うようになっている。ロールオーバ抑制制御が必要であると判定されたときには、ロールオーバ抑制制御量設定手段34bにおいて、旋回外輪に付与される、ロールオーバの危険度に応じた制動力が設定される。また、ロールオーバ抑制制御時にドライバの制動操作があると、ドライバ操作対応制御量設定手段34cにおいてロールオーバ抑制制御時のドライバの操作対応の制動力(これは、四輪に与えられる)が設定され、ロールオーバ抑制統合制御量設定手段34aにおいて、ロールオーバ抑制制御量設定手段34bで設定された制動力とドライバ操作対応制御量設定手段34cで設定された制動力とが統合され、ロールオーバ抑制統合制御が行われるようになっている。
まず、本ロールオーバ抑制制御装置では、ロールオーバ抑制制御手段34のロールオーバ抑制制御量設定手段34bにおいて、ロールオーバ抑制制御を実施するか否かが、図5に示すフローに従って判定される。このフローは、ロールレイトに応じたロールオーバ抑制制御の開始条件や終了条件を判定し、ロールオーバ抑制制御を行うためのフローである。
次にステップA20では、前述のロールオーバ抑制制御の開始条件に従って、ロールオーバ抑制制御が行われているか否かが判定される。この判定にかかるフラグFropRRは、ロールオーバ抑制制御が行われている状態か否かを示すフラグ(ロールオーバ抑制制御実施フラグ)であり、初期値が0として設定されている。ここで、FropRR=0の場合には、ロールオーバ抑制制御が開始されていないので、ステップA30へ進んでロールオーバ抑制制御の開始条件が判定される。また、FropRR=1の場合には、ロールオーバ抑制制御が開始されているので、ステップA60へ進み、前述のロールオーバ抑制制御終了条件に従って、ロールオーバ抑制制御の終了条件が判定される。
次にステップB30では、ロールレイトRrの大きさに応じてロールオーバ抑制制御量PRRRが算出され、次のステップへ進む。
ステップB40でドライバによるブレーキ操作が行われていると判定された場合、ステップB50ではドライバのブレーキ踏込み圧PRDRの時間微分値MCDRが算出される。次にステップB60では、ドライバのブレーキ踏込み圧PRDRの大きさに応じたゲインKDRが設定される。そして、ステップB70で、以下の(式1)に従って、ロールオーバ抑制制御とドライバ制御との統合制御としての制御用増減圧勾配PRropが車両の各輪について演算される。
PRRR:ロールオーバ抑制制御の増減圧勾配(制動制御量)
(ただし、旋回内輪の値は0)
KDR:ゲイン(ただし、0≦KDR≦1)
MCDR:ブレーキ踏込み圧の時間微分値(制動制御量)
そして、ステップB90で、ステップB70で演算された制御用増減圧勾配PRropの大きさに基づいた制動制御が行われ(つまり、ブレーキ液圧が制御用増減圧勾配PRropだけ増圧又は減圧制御されて)、このフローを終了する。
PRrop=PRRR ・・・ (式2)
このように本装置では、ロールオーバ抑制制御とドライバ制御との両制御が作動した場合には、ロールオーバ抑制制御の制動制御量と、ドライバ制御の制動制御量にゲインを乗じたものと、を加算した制御量を用いてロールオーバ抑制制御が行われる。
例えば図3(a),(b)に示すように、車両が左方向への旋回中には、旋回外輪である右前輪5FRと右後輪5RRとには、ロールオーバ抑制制御の制動制御量とドライバ制御の制動制御量にゲインを乗じたものとを加算した制動力が付与され、旋回内輪である左前輪5FLと左後輪5RLとには、ドライバ制御の制動制御量にゲインを乗じたもののみが付与される。
車両の左方向への旋回時にロールオーバ抑制制御とドライバ制御とが実施される場合、図3(a)に示すように、ロールオーバ抑制制御によって車両の旋回外輪へ付加される制動力とドライバ制御によって車両の全輪へ付加される制動力とが加算されて制動制御される。このとき、右前輪5FRと右後輪5RRとに付与される制動力が大きいため、車両に全体として右回転方向へのヨーモーメントが発生する。このような右回転方向へのヨーモーメントが、車両の左方向への旋回半径を大きくする(すなわち、走行経路が旋回外側に膨らむように、車両のステア特性にアンダーステアの傾向を与える)ように働き、車両に発生する右転倒方向へのロール角度を抑えることができる。
また、車両の左方向への旋回時には、旋回内輪である左前輪5FL及び左後輪5RLの接地圧が減少し、特にロールオーバ抑制制御が必要な状況ではタイヤが接地していないこともある一方で、旋回外輪である右前輪5FR及び右後輪5RRの接地圧は増大する傾向にあるため、この右前輪5FR及び右後輪5RRへ制動力を付与することで効果的に車速Vbの減速を図ることができ、車両の右転倒方向へのロールを効果的に抑制することができる。
例えば、上述の実施形態においては、ロールオーバ抑制制御の制動力について詳述したが、ヨーモーメント制御や自動減速制御等、その他の車両挙動制御が同時に実行されるように構成されることも考えられる。この場合、各々の制御量の算出過程においては独立した演算を行い、制動制御を行う時点で各々の制御量を加算して制御を行うように構成してもよいし、各々の制御量の和を算出するにあたって重み付け加算(例えば、各々の制御量に所定の係数を乗じた後に加算するといった演算)行うように構成してもよい。
2 マスタシリンダ
3 制動用コントローラ(ブレーキECU)
4 ブレーキ液リザーバ
5FL,5FR,5RL,5RR 制動輪
6 ハイドロリックユニット
10 ホイールブレーキ
11 ハンドル角センサ
12 ヨーレイトセンサ
13 ロールレイトセンサ
14 マスタシリンダ液圧センサ
15 車輪速センサ
16 ブレーキスイッチ
17 前後・横加速度センサ
25 ドライバ運転状態判定手段
26 車両運動状態演算手段
34 ロールオーバ抑制制御手段
34a ロールオーバ抑制統合制御量設定手段
34b ロールオーバ抑制制御量設定手段
34c ドライバ操作対応制御量設定手段
Claims (6)
- 車両の左右輪を個々に制動しうる制動機構と、
該制動機構を制御する制動制御手段と、
該車両のロール状態を検出するロール状態検出手段と、
該制動制御手段の機能要素として設けられ、該車両の旋回時に該ロール状態検出手段によって該車両が過剰なロール状態であると検出されたら、旋回外輪への制動力を付与させるように該制動機構を制御することによりロールオーバ抑制制御を行うロールオーバ抑制制御手段とを備え、
該制動制御手段では、該ロールオーバ抑制制御時にドライバによる制動操作があった場合、上記のドライバの制動要求を反映させるように、各車輪の制動力値を加算補正する
ことを特徴とする、車両のロールオーバ抑制制御装置。 - 該制動力値の加算補正値は、ドライバの制動操作による制動制御量に予め設定された1以下のゲインを乗算したものである
ことを特徴とする、請求項1記載の車両のロールオーバ抑制制御装置。 - 該制動制御量は、ドライバによる制動操作量の時間微分値である
ことを特徴とする、請求項2記載の車両のロールオーバ抑制制御装置。 - 該ゲインは、ドライバによる制動操作量が増大するのに伴って増大するように設定されている
ことを特徴とする、請求項2又は3記載の車両のロールオーバ抑制制御装置。 - 該ゲインは、該制動操作量が第1所定値未満の時には1よりも小さい一定値となり、該制動操作量が該第1所定値以上で且つ該第1所定値よりも大きい第2所定値未満の時には該制動操作量の増大に応じて増大し、該制動制御量が該第2所定値以上の時には1となるように設定されている
ことを特徴とする、請求項4記載の車両のロールオーバ抑制制御装置。 - 該ゲインは、該制動操作量が該第1所定値未満の時には0となるように設定されている
ことを特徴とする、請求項5記載の車両のロールオーバ抑制制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003341503A JP2005104341A (ja) | 2003-09-30 | 2003-09-30 | 車両のロールオーバ抑制制御装置 |
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JP2005104341A true JP2005104341A (ja) | 2005-04-21 |
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JP2007261313A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-11 | Equos Research Co Ltd | 車両 |
WO2023189731A1 (ja) * | 2022-03-30 | 2023-10-05 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両の姿勢制御装置 |
JP7712606B2 (ja) | 2022-03-30 | 2025-07-24 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両の姿勢制御装置 |
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2003
- 2003-09-30 JP JP2003341503A patent/JP2005104341A/ja active Pending
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