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JP2005102460A - 回転電機の回転子 - Google Patents

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JP2005102460A JP2003389615A JP2003389615A JP2005102460A JP 2005102460 A JP2005102460 A JP 2005102460A JP 2003389615 A JP2003389615 A JP 2003389615A JP 2003389615 A JP2003389615 A JP 2003389615A JP 2005102460 A JP2005102460 A JP 2005102460A
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Hiroyuki Hattori
宏之 服部
Katsuhiro Tsuchiya
勝博 土屋
Kazutaka Tatematsu
和高 立松
Munehiro Kamiya
宗宏 神谷
Sei Hayakawa
聖 早川
Tetsuo Wakita
哲夫 脇田
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】 形状が異なる複数種類の磁性鋼鈑が積層されてコアが構成され、かつ、高速回転に耐え得るようなコアの固定構造を備えた回転子を提供する
【解決手段】 コア50は、積層された形状がそれぞれ異なる2種類の磁性鋼鈑52,53を含む。ボルト60は、コア50に設けられた貫通孔55に挿入される。ボルト60と対をなすナット65の締め付けによって、コア50を構成する磁性鋼鈑52および53全体が固定される。さらに、貫通孔55およびボルト60の隙間部分に充填材70を充填することによって、ボルト60の弾性変形を抑制する。このため、ボルト60の応力が緩和され、固定構造の信頼性を向上できる。
【選択図】 図3

Description

この発明は回転電機に関し、より特定的には、回転電機の回転子構造に関する。
モータ(回転電機)の効率向上および小型軽量化のために、形状の異なる複数種類の磁性鋼板を積層してロータ(回転子)を構成する技術が知られている。たとえば、特開2000−312447号公報には、形状が異なる2種類のロータコアシート11,12をモータ軸方向に積層した、いわゆる「異形コア構造」の回転子が開示されている。この技術では、異形コアを構成するコアシート全体を、モータ回転軸方向に設けられた貫通孔に挿入されるボルトのみで固定する構造が採用されている。
特開2000−312447号公報 特開2001−157396号公報 特開2001−61245号公報 特開2002−34187号公報 特開2002−247817号公報 特開2001−251795号公報 特開平8−223833号公報 神谷宗宏他2名,「モータのロータ構造」,発明協会公開技報 公技番号2002−105,2002年1月4日
しかしながら、異形コア構造においては、コアシートを固定するボルト等の固定部材には、コアシートによって発生する磁気トルク、異なる形状のコアシート間での遠心力差、および固定部材自身にかかる遠心力等の様々な負荷がかかる。特に、モータを高速回転する際には、遠心力によって生じる固定部材の応力により固定構造の信頼性が低下することが問題となる。
従来提案されていた異形ロータでは、上記の点に配慮した固定構造となっていないため、モータの高速化および大容量化への対応が困難であった。すなわち、異形コア構造の回転電機(モータ)は、コアの径および厚み(積層長)が比較的小さく、かつ低回転速度の小型モータにその適用が限られていた。
特に、車輪駆動用モータとして自動車に搭載される回転電機では、大出力容量での高速回転が要求される一方で、限られたスペースに搭載するために軸長を短縮したコンパクトな形状であることが要求される。このため、高速化および大容量化に耐え得る、異形コア構造の回転子を有するモータへの要求が高かった。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、この発明の目的は、形状が異なる複数種類の磁性鋼鈑が積層された異形コアを有し、かつ、高速回転に耐え得るような異形コアの固定構造を備えた、回転電機の回転子を提供することである。
この発明に従う回転電機の回転子は、シャフトと、コアと、固定部材と、充填材とを備える。シャフトは、回転子の回転軸の回りを回転可能である。コアは、シャフトの周りに積層された形状が異なる複数種類の磁性鋼鈑を含む。コアには、コアを構成する磁性鋼鈑全体にわたって回転軸方向に穿設された貫通孔が設けられる。固定部材は、磁性鋼鈑全体を固定するために貫通孔に挿入される。充填材は、固定部材および貫通孔の隙間に充填される。
この発明の他の構成による回転電機の回転子は、シャフトと、コアと、固定部材とを備える。シャフトは、回転子の回転軸の回りを回転可能である。コアは、シャフトの周りに積層された形状が異なる複数種類の磁性鋼鈑を含む。コアには、コアを構成する磁性鋼鈑全体にわたって回転軸方向に穿設された貫通孔が設けられる。固定部材は、磁性鋼鈑全体を固定するために貫通孔に挿入される。さらに、貫通孔の途中には、小径部が設けられる。
好ましくは、貫通孔は、積層される磁性鋼鈑の各々の所定部位に穿設された打ち抜き孔の集合によって構成され、磁性鋼鈑のうちの少なくとも1つの打ち抜き孔は、それ以外の磁性鋼鈑の打ち抜き孔よりも孔径が小さい部分を有する。
また好ましくは、固定部材は、ボルトおよびナットから成り、ナットには緩み止め機構が設けられる。
この発明のさらに他の構成による回転電機の回転子は、シャフトと、コアと、棒状部材とを備える。シャフトは、回転子の回転軸の回りを回転可能である。コアは、シャフトの周りに積層された形状が異なる複数種類の磁性鋼鈑を含む。コアには、コアを構成する磁性鋼鈑全体にわたって回転軸方向に穿設された貫通孔が設けられる。棒状部材は、貫通孔の孔径よりも外径が大きい径大部分を有する。さらに、棒状部材は、貫通孔の少なくとも一部の塑性変形を伴って貫通孔に圧入される。
好ましくは、棒状部材は、先端部分を除いて径大部分が形成されるボルト状の形状を有し、棒状部材の先端部分は、貫通孔の孔径よりも小さい径を有し、かつ、その表面にはナット止め可能なようにネジ山が形成される。
あるいは好ましくは、径大部分は、円形状の断面または、部位によって径が異なる非円形状の断面を有する。
この発明のさらに他の構成による回転電機の回転子は、回転電機の回転子であって、シャフトと、コアと、管状部材とを備える。シャフトは、回転子の回転軸の回りを回転可能である。コアは、シャフトの周りに積層された形状が異なる複数種類の磁性鋼鈑を含む。コアには、コアを構成する磁性鋼鈑全体にわたって回転軸方向に穿設された貫通孔が設けられる。管状部材は、磁性鋼鈑全体を固定するために設けられ、その外径が貫通孔の内径よりも小さい状態で貫通孔に挿入された後、貫通孔に密接するように塑性変形によって拡管される。
好ましくは、管状部材の両端は、コアの外形に沿うように塑性加工される。
この発明のさらに他の構成による回転電機の回転子は、シャフトと、コアと、フランジ状部材とを備える。シャフトと、コアと、管状部材とを備える。シャフトは、回転子の回転軸の回りを回転可能である。コアは、シャフトの周りに積層された形状が異なる複数種類の磁性鋼鈑を含む。フランジ状部材は、コアの外形に沿った形状を有し、シャフトに嵌め込まれて磁性鋼鈑を固定し、フランジ状部材の端部は、コアの外形に沿って他の部材と接合される。
この発明のさらに他の構成による回転電機の回転子は、シャフトと、コアと、第1および第2のエンドプレートと、フランジ状部材とを備える。シャフトは、回転子の回転軸の回りを回転可能である。コアは、シャフトの周りに積層された、形状が異なる複数の第1の磁性鋼板および複数の第2の電磁鋼板により構成される。第1および第2のエンドプレートは、両側からコアを挟むように配置される。フランジ状部材は、シャフトに嵌め込まれて複数の第1および第2の磁性鋼鈑を固定する。複数の第1の磁性鋼板は、第1のエンドプレートおよび複数の第2の磁性鋼板の間に積層される。複数の第2の磁性鋼板は、第2のエンドプレートおよび複数の第1の磁性鋼板の間に積層される。フランジ状部材は、複数の第1の磁性鋼板と接する第1の面および、複数の第2の磁性鋼鈑と接する第2の面を有し、かつ、第1の面には、複数の第1の磁性鋼鈑との接触面よりも突出した突起部が部分的に設けられる。各第1の磁性鋼板は、シャフトの外周に設けられたキー溝と嵌合する第1のキーと、突起部と嵌合するように設けられた穴溝部とを有する。各第2の磁性鋼板は、フランジ状部材の第2の面に設けられたキー溝と嵌合する第2のキーを有する。フランジ状部材は、第2のエンドプレートと接合される。
好ましくは、フランジ状部材の第1の面には、突起部が設けられる領域以外の少なくとも一部において、複数の第1の磁性鋼鈑との接触面に対して凹となるように面取りされた段付部がさらに設けられる。
さらに好ましくは、第1および第2の複数の磁性鋼板の各々には、積層時の位置合わせのためのダボが設けられ、ダボの位置は、フランジ状部材の段付部に対応する領域に設けられる。
この発明による回転電機の回転子では、貫通孔および当該貫通孔に挿入される固定部材の隙間部分に充填材が充填されることにより、回転時の遠心力による固定部材の弾性変形が抑制される。これにより、固定部材にかかる応力が緩和され、高速回転時にも固定構造の信頼性を向上できる。
また、貫通孔の途中に他の部位よりも孔径が小さい小径部を設けて、当該貫通孔に挿入された固定部材によって当該複数種類の磁性鋼鈑を固定することにより、固定部材は、遠心力による変形時に、この孔径が小さい部分で拘束される。これにより、固定部材のたわみ長が短くなるので、変形量(たわみ量)も小さくなる。したがって、固定部材の応力が緩和され、高速回転時にも固定構造の信頼性を向上できる。
特に、固定部材をボルトおよびナットで構成し、ナットに緩み止め機構を設けることにより、遠心力による繰り返しの曲げ荷重によるネジの緩みを防止して、固定構造の信頼性を向上できる。
あるいは、貫通孔の孔径よりも外径が大きい部分を有する棒状部材を貫通孔に圧入することによって、コアを構成する複数種類の磁性鋼鈑を固定する。圧入時に貫通孔は押し広げられるように塑性変形するので、棒状部材と貫通孔とが密着する。このため、固定用の棒状部材の弾性変形が抑制されるので、棒状部材の応力が緩和され、高速回転時にも固定構造の信頼性を向上できる。
特に、棒状部材の先端部を貫通孔よりも小さい径とし、かつその表面にネジ山を形成することにより、ナット止めにより棒状部材を簡易な構造で固定できる。
また、その外径が前記貫通孔の内径よりも小さい状態で貫通孔に挿入された後、貫通孔に密接するように塑性変形によって拡管される拡管部材によって、コアを構成する複数種類の磁性鋼鈑を固定する。これにより、管状部材は、拡管後において貫通孔と密接するので、管状部材の弾性変形が抑制されるので、管状部材の応力が緩和される。したがって、高速回転時にも固定構造の信頼性を向上できる。
あるいは、貫通孔を設けることなく、コアの外から比較的大型のフランジ状部材によって複数種類の磁性鋼鈑を固定することにより、高速回転時にも固定構造の信頼性を高めることができる。
また、コアの外からフランジ状部材によって形状の異なる第1および第2の磁性鋼鈑を固定する構造において、フランジ状部材の第1の面に部分的に設けられた突起部と、第1の磁性鋼板に設けられた穴溝部とを嵌合させ、かつ、フランジ状部材の第2の面に設けられたキー溝と、第2の磁性鋼板に設けられたキーとを嵌合させることにより、第1の磁性鋼板と接触する第2の磁性鋼板が突起部で保持されるので、遠心力に対する信頼性が高くなる。
さらに、フランジ状部材の第1の面に面取りされた段付部を設けることにより、第1の電磁鋼板とフランジ状部材との間に隙間が生じるので、当該隙間によって各磁性鋼板の板厚ばらつきを吸収できる。この結果、フランジ状部材を第2のエンドプレートと接合する際に、第1および第2のエンドプレート間に荷重を加えるのみでよいので、組み付け作業性を向上できる。
特に、積層時の位置合わせのためのダボをフランジ状部材の前記段付部に対応する領域に設けることで、ダボによる一体化構造の強化および組み付け作業性を向上できる。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
まず、実施の形態1〜3では、ボルトおよびナットを固定部材とする異形コア構造の回転子が示される。
図1には、この発明の実施の形態1による回転子の構造を説明するための断面図が示される。
図1を参照して、実施の形態1による回転子110は、モータの回転軸10の回りを回転可能なシャフト20と、ベアリング30と、エンドプレート40,41と、シャフト20の周りに積層された磁性鋼鈑52,53を含むコア50と、コア50を構成する磁性鋼鈑52,53を固定するための「固定部材」であるボルト60およびナット65とを備える。シャフト20には、コア50を支えるための突起部21が設けられる。
エンドプレート40,41は、磁力による磁性鋼鈑52,53の回転軸軸方向の広がりを抑制するためにコア50の両端に設けられる。
磁性鋼鈑52および磁性鋼鈑53は、それぞれ異なる形状を有しており、回転子110は異形コア構造を有する。磁性鋼鈑52は、シャフト20との接触部に設けられたスプラインやキーによって、シャフト20と接合される。
まず、異形ロータの利点について図2を用いて説明する。
図2は、異形ロータに対する比較例として示される回転子の断面図である。
図2を参照して、比較例として示される回転子200は、単一形状の磁性鋼鈑51が積層されたコア50♯を備える点で、図1に示された回転子110と異なる。このように構成された回転子200において、ベアリング30間の軸長Lを回転子110と同様に確保するためには、シャフト20にコア保持部22を設けて内径側にベアリング30の配置スペースを確保する必要がある。
このように、単一形状の磁性鋼鈑でコアが構成される回転子200では、軸長を短縮してコンパクト化を図るためには、コア保持部22を形成するようにシャフト20を複雑な形状とする必要が生じ、製造コストの上昇を招く。したがって、異形コア構造は、シャフト形状の複雑化を招くことなく回転子のコンパクト化を図るために有効である。
再び図1を参照して、磁性鋼鈑52は、シャフト20に設けられた突起部21および抜け止めリング45の間に積層される。各磁性鋼鈑52,53には、所定位置に打ち抜き孔が設けられており、積層された磁性鋼鈑52,53にそれぞれ穿設された打ち抜き孔の集合によって、コア50全体にわたる貫通孔55が形成される。ボルト60およびナット65は、貫通孔55を用いて配設される。
図3は、実施の形態1によるコアの固定構造の詳細を説明する図である。
図3を参照して、ボルト60は、貫通孔55よりも径小であり、貫通孔55に挿入される。ボルト60と対をなすナット65の締め付けによって、コア50を構成する磁性鋼鈑52および53全体が固定される。
異形コアを固定するために設けられたボルト60は、回転時には自重にかかる遠心力を受けて弾性変形する。したがって、この変形量が大きいほどボルト60の応力は大きくなる。高速回転時には、変形量が大きくなるのでボルト60の応力が増大して、破断等の不具合を生じるおそれがある。
実施の形態1による回転子では、貫通孔55およびボルト60の隙間部分に充填材70が充填される。充填材70によってボルト60の弾性変形が抑制される。このため、ボルト60の応力が緩和され、高速回転時にも固定構造の信頼性を向上できる。なお、充填材70として代表的には熱硬化性樹脂を用いることができるが、ボルト60の変形を妨げることが可能である限り、充填材70には任意の材質を適用できる。
[実施の形態2]
図4は、実施の形態2によるコアの固定構造の詳細を説明する図である。
図4を参照して、実施の形態2では、コア50は、磁性鋼鈑52,53と、打ち抜き孔の径が磁性鋼鈑52,53よりも小さい磁性鋼鈑52♯および53♯とを積層して構成される。磁性鋼鈑52♯は、磁性鋼鈑52と同じ形状有し、かつ、打ち抜き孔の形状のみが磁性鋼鈑52と異なる。同様に、磁性鋼鈑53♯は、磁性鋼鈑53と同じ形状を有し、かつ、打ち抜き孔の形状のみが磁性鋼鈑53と異なる。実施の形態2による回転子において、図4に示す固定構造部分以外の構造は、図1に示した回転子と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
磁性鋼鈑52♯,53♯の打ち抜き孔は、磁性鋼鈑52,53の打ち抜き孔よりも孔径が小さい部分を有する。
たとえば、図5の(a)に示されるように、磁性鋼鈑52♯,53♯の打ち抜き孔は、磁性鋼鈑52,53の円形状の打ち抜き孔よりも、直径の小さい円形状を有する。あるいは、図5の(a)に示されるように、磁性鋼鈑52♯,53♯の打ち抜き孔は、磁性鋼鈑52,53の円形状の打ち抜き孔よりも径小の部分および径大の部分の両方を有するような非円形状とすることもできる。
このような、磁性鋼鈑52,53および磁性鋼鈑52♯,53♯の間での打ち抜き孔形状の変更は、打ち抜きパターン(型)の変更により実現できる。なお、磁性鋼鈑52,53の打ち抜き孔は、図5に示された円形状に限定されず、任意の形状とすることができる。
再び図4を参照して、磁性鋼鈑52,52♯,53,53♯は、磁性鋼鈑52♯,53♯がコア50の中間部分に位置するように積層される。これにより、貫通孔55の途中には、他の部位よりも孔径の小さい「小径部」が設けられる。
この結果、遠心力による変形時に、ボルト60は、打ち抜き孔が小さい磁性鋼鈑52♯,53♯の部分で拘束される。これにより、ボルト60のたわみ長が短くなるので、変形量(たわみ量)も小さくなり、ボルト60の弾性変形が抑制される。したがって、ボルト60の応力が緩和され、高速回転時にも固定構造の信頼性を向上できる。
[実施の形態3]
図6は、実施の形態3によるコアの固定構造の詳細を説明する図である。
図6を参照して、実施の形態3では、ボルト61およびナット65によって、コア50を構成する磁性鋼鈑52および53全体が固定される。ボルト61は、貫通孔55より径が大きい径大部62と先端の径小部63とを有する「棒状部材」である。径小部63は、貫通孔55より径が小さく、ナット65を固定するためのネジ山が形成される。実施の形態2による回転子において、図6に示す固定構造部分以外の構造は、図1に示した回転子と同様であるので詳細な説明は繰り返さない。
径大部62は、貫通孔55の孔径よりも大きい外径を有する。たとえば、図7の(a)に示されるように、径大部62の断面は、貫通孔55、すなわち磁性鋼鈑52,53の打ち抜き孔よりも大きい直径Rの円形状とすることができる。あるいは、図7の(b)に示されるように、径大部62の断面は、一様な直径Rの円形状ではなく、部位によって径が異なる非円形状とすることもできる。
ボルト61の径大部62は、油圧等によって貫通孔55に圧入される。圧入時に、貫通孔55は押し広げられるように塑性変形するので、径大部62の外周が貫通孔55と密接した状態で、コア50を構成する磁性鋼鈑52,53全体が固定される。これにより、遠心力によるボルト60の弾性変形が抑制されるので、ボルト60の応力が緩和され、高速回転時にも固定構造の信頼性を向上できる。
実施の形態1〜3では、固定部材がナット65を含む固定構造を説明した。このような固定構造では、ナット65に緩み止め機構を設けることにより、固定構造の信頼性を向上できる。ナットの緩み止め機構としては、種々の方式が公知であるが、たとえば、緩み止め材の塗布、ナット穴形状を歪ませること、あるいはナットによって固定された薄い金属板をナット面に合わせて折り曲げ加工することが知られている。
[実施の形態4]
図8には、この発明の実施の形態4による回転子の構造を説明するための断面図が示される。
図8を参照して、実施の形態4による回転子120は、シャフト20と、ベアリング30と、エンドプレート40,41と、それぞれ異なる形状を有する磁性鋼鈑52,53で構成されたコア50と、コア50に穿設された貫通孔55に配設された管状部材80とを備える。実施の形態1と同様に、シャフト20には、磁性鋼鈑52を支えるための突起部21が設けられ、磁性鋼鈑52および53は、シャフト20に設けられた突起部21および抜け止めリング45の間に積層される。また、磁性鋼鈑52は、シャフト20との接触部において、スプラインやキーによって接合される。
実施の形態4では、管状部材80によって、コア50を構成する全磁性鋼鈑52および53が固定される。管状部材80の一端および他端は、符号81および83でそれぞれ示される。
図9は、実施の形態4によるコアの固定構造の詳細を説明する図である。
図9を参照して、管状部材80の外径は、当初貫通孔55の内径よりも小さい。この状態で、管状部材80は、貫通孔55へ挿入される。したがって、管状部材80の挿入は、形成された貫通孔55の精度(寸法および垂直度)が高くなくても、容易に行なうことができるので、作業性が向上する。なお、管状部材80の一端81は、コア50の外形に沿うように、予めフランジ状に塑性加工されている。
貫通孔55への挿入後、管状部材80は、その外周が貫通孔55に密接するように塑性変形によって拡管される。たとえば、油圧等での押し出しによって、管状部材80の内側に貫通孔55の径よりも直径が大きい球状の部材を通過させることで、このような拡管が実現される。
拡管後、管状部材80の一端83は、コア50の外形に沿ってかしめ加工される。すなわち、一端83は最端の磁性鋼鈑52と接合されるように、塑性変形される。
このように、管状部材80は、拡管後において貫通孔55と密接して、コア50を構成する磁性鋼鈑52,53全体を固定する。これにより、遠心力による管状部材80の弾性変形が抑制されるので、管状部材80の応力が緩和され、高速回転時にも固定構造の信頼性を向上できる。
[実施の形態5]
図10には、この発明の実施の形態5による回転子の構造を説明するための断面図が示される。
図10を参照して、実施の形態5による回転子130は、シャフト20と、ベアリング30と、エンドプレート40,41と、それぞれ異なる形状を有する磁性鋼鈑52,53で構成されたコア50と、フランジ状部材90とを備える。実施の形態1と同様に、シャフト20には、コア50を支えるための突起部21が設けられる。また、磁性鋼鈑52は、シャフト20との接触部において、スプラインやキーによって接合される。
磁性鋼鈑52および53は、突起部21で支えられたエンドプレート40と、エンドプレート41との間に積層される。
フランジ状部材90は、コア50の外形状に沿ったコップ状の形状を有し、シャフト20に嵌め込まれて、磁性鋼鈑52,53を固定する。フランジ状部材90とシャフト20とは、両者の接触部92において、溶接や圧入によって接合される。
さらに、フランジ状部材90の端部93は、コア50の外形に沿ってかしめ加工される。すなわち、端部93はエンドプレート41と接合されるように、塑性変形される。
実施の形態5においては、磁性鋼鈑52および53に貫通孔55は設けられず、実施の形態1〜4のように、比較的遠心力がかかり易い位置に固定部材を配設することがない。さらに、フランジ状部材90は、径小の磁性鋼鈑53の形状に沿って、コア50を外から一体的に固定できる。
特に、実施の形態5では、回転するシャフト20から、シャフト20と直接接触しない磁性鋼鈑53へのトルク伝達を、貫通孔55に設けられた小さな固定部材ではなく、コア50を外部から固定する比較的大型のフランジ状部材90によって実行できる点が特徴である。これにより、高速回転時にも固定構造の信頼性を高めることができる。
なお、実施の形態1〜5では図示を省略したが、コア50には、磁石挿入穴等をさらに設けることにより、永久磁石が装着される。
[実施の形態6]
実施の形態6では、実施の形態5に示したフランジ状部材による異形コアの固定構造について、信頼性をさらに高めた好ましい構造について説明する。
図10に示した異形コアの固定構造では、フランジ状部材90およびエンドプレート40によって挟持することで、形状の異なる磁性鋼板52,53を固定する。しかし、各磁性鋼板の板厚ばらつき(主に同一鋼板内での板厚差)等に起因して積層された磁性鋼板52,53に隙間が生じることにより、組み付け性が悪化する。
図10に示されるように、磁性鋼板52の端面は、フランジ状部材90およびエンドプレート40の両方によって、回転軸方向の位置が規定され、かつ、磁性鋼板52と接する磁性鋼板53がフランジ状部材90の端面と一致している。このため、上記のような板厚ばらつきに起因する隙間を解消するためには、組み付け作業時に、エンドプレート40またはフランジ状部材90によって磁性鋼板52を押し付けた状態で、フランジ状部材90の端部93をかしめ加工する必要が生じ、作業性が悪化する。
また、磁性鋼板53がフランジ状部材90の端面でも保持されるため、フランジ状部材90の先端部分に面取りを付けることが困難である。このため、ダボによって異形コアを一体化させると、組み付け時の作業性が低下する。
図11は、この発明の実施の形態6による回転子の断面図である。
図11を参照して、実施の形態6による回転子200は、実施の形態5による回転子と同様に、シャフト20と、ベアリング30と、エンドプレート40(第1のエンドプレート)と、エンドプレート41(第2のエンドプレート)と、磁性鋼板52および53が積層されたコア50と、フランジ状部材90とを備える。図11には、さらに、フランジ状部材90の固定用に設けられた止めナット95が示される。
フランジ状部材90は、下底面(第1の面)で磁性鋼板52と接しており、外側面(第2の面)および上底面で磁性鋼板53と接している。以下の説明では、磁性鋼板52および53を明確に区別するために、「第1の磁性鋼板」に相当する磁性鋼板52を「電磁鋼板52」と称し、「第2の磁性鋼板」に相当する磁性鋼板53を「異形電磁鋼板53」と称することとする。
実施の形態6では、フランジ状部材90の下底面に部分的に設けられた突起部152と、電磁鋼板52の穴溝の集合によって形成された開口部98とが嵌合される。なお、同様にして別に設けられた開口部99は、磁石挿入穴であり、永久磁石(図示せず)が装着される。
図12は、図11に示したフランジ状部材90の形状を説明する平面図である。図12には、フランジ状部材90の下底面の平面図が示される。
図12を参照して、フランジ状部材90の外周面(外側面)には、異形電磁鋼板53に設けられたキーと嵌合するキー溝151が設けられ、内周面には、シャフト20に設けられたキー溝と嵌合するキー155が設けられる。
フランジ状部材90の下底面部には、部分的に突起部152が設けられる。突起部152は、電磁鋼板52との接触面に相当する領域154よりも電磁鋼板52側へ突出している。さらに、突起部152が設けられた領域とは、円周方向に沿って異なる領域に段付部153が設けられる。
図12におけるS−S′断面図である図13から理解されるように、突起部152は、領域154すなわち電磁鋼板52との接触面よりも、電磁鋼板52側に凸となっている。段付部153は、面取り部156を設けることで、領域154よりも凹となっている。
次に、異形電磁鋼板53の形状を説明する。
図14を参照して、異形電磁鋼板53は、フランジ状部材90と接する内周面と、外周面とを有する。
異形電磁鋼板53は、永久磁石挿入用の穴溝160と、フランジ状部材90のキー溝151と嵌合するキー163(第2のキー)とを有する。さらに、積層時の位置合わせのための小突起であるダボ161が設けられる。ダボ161は、図12に示したフランジ状部材90の下底面部との関係において、段付部153に対応する領域に設けられる。ダボ161を設けることにより、電磁鋼板52および異形電磁鋼板53の一体化構造を強化できる。
図15に示された、図11のP−P′断面図を参照して、組み付け時には、キー溝151(フランジ状部材90)およびキー163によって、異形電磁鋼板53とフランジ状部材90とは嵌合される。異形電磁鋼板53は、半径方向には、フランジ状部材90の外側面170によってガイドされる。
次に、電磁鋼板52の形状を説明する。
図16を参照して、電磁鋼板52は、シャフト20と接する内周面と、外周面とを有する。
電磁鋼板52には、異形電磁鋼板53と同様の位置に、永久磁石挿入用の穴溝160および、積層時の位置合わせのための小突起であるダボ161が設けられる。積層された電磁鋼板52および異形電磁鋼板53の穴溝160が集まって、図11に示した開口部99が形成される。
さらに、電磁鋼板52には、フランジ状部材90の下底面部に設けられた突起部152と嵌合するように設けられた穴溝180と、シャフト20のキー溝と嵌合するキー190(第1のキー)とが設けられる。電磁鋼板52の穴溝180が集まって、図11に示した開口部98が形成される。開口部98によって、コア50の軽量化も図られる。
図17に示された、図11のQ−Q′断面図を参照して、組み付け時には、異形電磁鋼板53に近い電磁鋼板52は、穴溝180にフランジ状部材90の突起部152が嵌合され、キー190によってシャフト20とさらに嵌合される。
また、図18に示された、図11のR−R′断面図を参照して、組み付け時には、その他の電磁鋼板52は、キー190によってシャフト20と嵌合されるのみで、穴溝180は、空洞部分として残される。
図17および図18において、電磁鋼板52は、半径方向には、シャフト20の外周面195によってガイドされる。すなわち、図17に示された、穴溝180の外周と突起部152との境界部185は、必ずしも半径方向へのガイド機能を持つ必要はない。したがって、組み付け作業性を向上させるために、穴溝180を突起部152よりも大きく取って、境界部185に隙間を生じさせてもよい。
このように実施の形態6による異形コアの固定構造では、異形電磁鋼板53は、フランジ状部材90の外側面で保持されて、キー溝151によって回り止めされる。異形電磁鋼板53の電磁鋼板52に近い部分は、突起部152の外周によって保持されるので、遠心力に対する信頼性が高い。また、段付部153ではフランジ状部材90が浮いているため、異形電磁鋼板53は、フランジ状部材90とは接触しない。
電磁鋼板52の異形電磁鋼板53に近い部分では、フランジ状部材90の突起部152は、穴溝180で避けられている。さらに、電磁鋼板52は、シャフト20の外周で、キー190により回り止めされる。
電磁鋼板52および異形電磁鋼板53は、突起部152の周辺(図12での領域154)で回転軸方向に接している。一方、電磁鋼板52およびフランジ状部材90は、段付部153では非接触である。
これにより、電磁鋼板52および異形電磁鋼板53の板厚ばらつきをフランジ状部材90と電磁鋼板52との間に生じた隙間で吸収できる。したがって、フランジ状部材90をかしめる際にコア50を固定するための荷重は、エンドプレート40および41の間に加えるだけでよくなるので、コアの組み付け作業の作業性が向上される。
この状態で、回転軸方向位置を固定するために、止めナット95によってフランジ状部材90が固定される。止めナット95は、たとえば、シャフト20にネジ山を設けて固定すればよい。あるいは、フランジ状部材90の端部がシャフト20と一体化するように塑性変形させて、かしめ固定によって回転軸方向の位置を固定してもよい。
さらに、フランジ状部材90に面取り部156を設けることができるので、面取りされた領域と、図14および図16等に示されたダボ161の配置個所とを対応させることで、異形コアの一体化構造の強化と組み付け作業性向上とを図ることができる。
また、実施の形態1〜6では、2種類の形状の磁性鋼鈑が積層された異形コアにおける固定構造を示したが、これらの固定構造は、3種類以上の形状の磁性鋼鈑が積層された異形コアにも同様に適用可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1による回転子の断面図である。 この発明に対する比較例として示される回転子の断面図である。 実施の形態1によるコアの固定構造の詳細を説明する図である。 実施の形態2によるコアの固定構造の詳細を説明する図である。 図4に示された磁性鋼鈑における打ち抜き孔の形状を示す図である。 実施の形態3によるコアの固定構造の詳細を説明する図である。 図6に示されたボルトの断面形状を示す図である。 この発明の実施の形態4による回転子の断面図である。 実施の形態4によるコアの固定構造の詳細を説明する図である。 この発明の実施の形態5による回転子の断面図である。 この発明の実施の形態6による回転子の断面図である。 図11に示したフランジ状部材の形状を説明する平面図である。 図12におけるS−S′断面図である。 異形電磁鋼板の形状を説明する図である。 組み付け時での異形電磁鋼板の状態を説明するための図11におけるP−P′断面図である。 電磁鋼板の形状を説明する図である。 組み付け時での電磁鋼板の状態を説明するための図11におけるQ−Q′断面図である。 組み付け時での電磁鋼板の状態を説明するための図11におけるR−R′断面図である。
符号の説明
10 回転軸、20 シャフト、21 突起部、30 ベアリング、40,41 エンドプレート、45 抜け止めリング、51,52,53 磁性鋼鈑、55 当初貫通孔、60,61 ボルト、62 径大部(ボルト)、63 径小部、65 ナット、70 充填材、80 管状部材、90 フランジ状部材、110,120,130,200 回転子、98,99 開口部、151 キー溝、152 突起部、153 段付部、155,163,190 キー、156 面取り、160,180 穴溝、161 ダボ。

Claims (13)

  1. 回転電機の回転子であって、
    前記回転子の回転軸の回りを回転可能なシャフトと、
    前記シャフトの周りに積層された形状が異なる複数種類の磁性鋼鈑を含むコアとを備え、
    前記コアには、前記コアを構成する前記磁性鋼鈑全体にわたって前記回転軸方向に穿設された貫通孔が設けられ、
    前記回転子は、
    前記磁性鋼鈑全体を固定するための、前記貫通孔に挿入される固定部材と、
    前記固定部材および前記貫通孔の隙間に充填された、前記固定部材の変形を抑制するための充填材とをさらに備える、回転電機の回転子。
  2. 回転電機の回転子であって、
    前記回転子の回転軸の回りを回転可能なシャフトと、
    前記シャフトの周りに積層された形状が異なる複数種類の磁性鋼鈑を含むコアとを備え、
    前記コアには、前記コアを構成する前記磁性鋼鈑全体にわたって前記回転軸方向に穿設された貫通孔が設けられ、
    前記回転子は、前記磁性鋼鈑全体を固定するための、前記貫通孔に挿入される固定部材をさらに備え、
    前記貫通孔の途中には小径部が設けられる、回転電機の回転子。
  3. 前記貫通孔は、積層される前記磁性鋼鈑の各々の所定部位に穿設された打ち抜き孔の集合によって構成され、
    前記磁性鋼鈑のうちの少なくとも1つの前記打ち抜き孔は、それ以外の磁性鋼鈑の前記打ち抜き孔よりも孔径が小さい部分を有する、請求項2記載の回転電機の回転子。
  4. 前記固定部材は、ボルトおよびナットから成り、
    前記ナットには緩み止め機構が設けられる、請求項1または2記載の回転電機の回転子。
  5. 回転電機の回転子であって、
    前記回転子の回転軸の回りを回転可能なシャフトと、
    前記シャフトの周りに積層された形状が異なる複数種類の磁性鋼鈑を含むコアとを備え、
    前記コアには、前記コアを構成する磁性鋼鈑全体にわたって前記回転軸方向に穿設された貫通孔が設けられ、
    前記回転子は、前記貫通孔の孔径よりも外径が大きい径大部分を有する棒状部材をさらに備え、
    前記棒状部材は、前記貫通孔の少なくとも一部の塑性変形を伴って貫通孔に圧入される、回転電機の回転子。
  6. 前記棒状部材は、先端部分を除いて前記径大部分が形成されるボルト状の形状を有し、
    前記棒状部材の前記先端部分は、前記貫通孔の孔径よりも小さい径を有し、かつ、その表面にはナット止め可能なようにネジ山が形成される、請求項5記載の回転電機の回転子。
  7. 前記径大部分は、円形状の断面または、部位によって径が異なる非円形状の断面を有する、請求項5記載の回転電機の回転子。
  8. 回転電機の回転子であって、
    前記回転子の回転軸の回りを回転可能なシャフトと、
    前記シャフトの周りに積層された形状が異なる複数種類の磁性鋼鈑を含むコアとを備え、
    前記コアには、前記コアを構成する前記磁性鋼鈑全体にわたって前記回転軸方向に穿設された貫通孔が設けられ、
    前記回転子は、前記磁性鋼鈑全体を固定するための管状部材をさらに備え、
    前記管状部材は、その外径が前記貫通孔の内径よりも小さい状態で前記貫通孔に挿入された後、前記貫通孔に密接するように塑性変形によって拡管される、回転電機の回転子。
  9. 前記管状部材の両端は、前記コアの外形に沿うように塑性加工される、請求項8記載の回転電機の回転子。
  10. 回転電機の回転子であって、
    前記回転子の回転軸の回りを回転可能なシャフトと、
    前記シャフトの周りに積層された形状が異なる複数種類の磁性鋼鈑を含むコアと、
    前記コアの外形に沿った形状を有し、前記シャフトに嵌め込まれて前記磁性鋼鈑を固定するフランジ状部材とを備え、
    前記フランジ状部材の端部は、前記コアの外形に沿って他の部材と接合される、回転電機の回転子。
  11. 回転電機の回転子であって、
    前記回転子の回転軸の回りを回転可能なシャフトと、
    前記シャフトの周りに積層された、形状が異なる複数の第1の磁性鋼板および複数の第2の電磁鋼板により構成されるコアと、
    前記コアを両側から挟むように配置された第1および第2のエンドプレートと、
    前記シャフトに嵌め込まれて前記複数の第1および第2の磁性鋼鈑を固定するフランジ状部材とを備え、
    前記複数の第1の磁性鋼板は、前記第1のエンドプレートおよび前記複数の第2の磁性鋼板の間に積層され、
    前記複数の第2の磁性鋼板は、前記第2のエンドプレートおよび前記複数の第1の磁性鋼板の間に積層され、
    前記フランジ状部材は、前記複数の第1の磁性鋼板と接する第1の面および、前記複数の第2の磁性鋼鈑と接する第2の面を有し、かつ、前記第1の面には、前記複数の第1の磁性鋼鈑の接触面よりも突出した突起部が部分的に設けられ、
    各前記第1の磁性鋼板は、
    前記シャフトの外周に設けられたキー溝と嵌合する第1のキーと、
    前記突起部と嵌合するように設けられた穴溝部とを有し、
    各前記第2の磁性鋼板は、前記フランジ状部材の前記第2の面に設けられたキー溝と嵌合する第2のキーを有し、
    前記フランジ状部材は、前記第2のエンドプレートと接合される、回転電機の回転子。
  12. 前記フランジ状部材の前記第1の面には、前記突起部が設けられる領域以外の少なくとも一部において、前記複数の第1の磁性鋼鈑との前記接触面に対して凹となるように面取りされた段付部がさらに設けられる、請求項11記載の回転電機の回転子。
  13. 前記第1および第2の複数の磁性鋼板の各々には、積層時の位置合わせのためのダボが設けられ、
    前記ダボの位置は、前記フランジ状部材の前記段付部に対応する領域に設けられる、請求項12記載の回転電機の回転子。
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