JP2005095137A - Seafood breeding equipment - Google Patents
Seafood breeding equipment Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005095137A JP2005095137A JP2004050369A JP2004050369A JP2005095137A JP 2005095137 A JP2005095137 A JP 2005095137A JP 2004050369 A JP2004050369 A JP 2004050369A JP 2004050369 A JP2004050369 A JP 2004050369A JP 2005095137 A JP2005095137 A JP 2005095137A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- breeding
- tank
- water level
- pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/80—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
- Y02A40/81—Aquaculture, e.g. of fish
Landscapes
- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
Abstract
Description
本発明は、砂状物質層を設けた飼育水槽で魚介類を飼育するようにした魚介類の飼育装置に関するものである。 The present invention relates to a fish and shellfish breeding apparatus for breeding fish and shellfish in a breeding aquarium provided with a sandy material layer.
飼育水槽で魚介類を養殖したり、一時的に蓄養したりする場合、飼育水槽内の飼育用の水を浄化しながら循環させることが行なわれている。そしてクルマエビなど砂に潜る習性を有する魚介類を養殖する場合には、飼育水槽の底部に砂などの砂状物質を敷いて砂床として砂状物質層を形成することが行われている(例えば特許文献1参照)。 When seafood is cultivated in a breeding aquarium or temporarily cultivated, it is circulated while purifying the breeding water in the breeding aquarium. And when cultivating seafood such as prawn that has a habit of submerging in sand, sandy substances such as sand are spread on the bottom of the breeding aquarium to form a sandy substance layer as a sand floor (for example, Patent Document 1).
このような飼育水槽の底部に砂床として砂状物質層を形成した養殖システムにあって、砂状物質層にはエビの抜け殻や残餌などの異物が残留し易い。そこで特許文献1の発明では、砂状物質層に下側から上方に向けて水流を通過させるようにすることによって、異物を浮上させ、浮上させた異物を飼育水槽の外部に排除するようにしている。そしてこの特許文献1の発明にあって、飼育水槽に貯水槽をサイフォンの給水管で接続し、サイフォン作用で貯水槽から飼育水槽に断続的に供給されるようにすることによって、強い水流で水が砂状物質層を通過するようにし、砂状物質層中の異物を強い水流で確実に除去することができるようにしている。
しかしながら、このようにサイフォン作用で飼育水槽に断続的に水を供給して、強い水流が砂状物質層を通過するようにすると、砂状物質層に潜っているクルマエビなどの魚介類が強い水流によって砂状物質層から押し出されてしまうおそれがある。特にクルマエビの稚エビなどを飼育しているときには、断続的に水流が砂状物質層を通過する度に砂状物質層から押し出されてしまう。従って、特許文献1の発明では、断続的に水流が砂状物質層を通過する度に飼育している魚介類にストレスが作用し、魚介類の成育に悪影響を与えるおそれがあるという問題を有するものであった。
However, if water is intermittently supplied to the breeding tank by siphon action in this way so that a strong water flow passes through the sandy material layer, seafood such as prawns that are submerged in the sandy material layer have a strong water flow. May be pushed out of the sandy material layer. In particular, when raising prawns such as prawns, the water flow is pushed out from the sandy material layer every time the water flow passes through the sandy material layer. Therefore, in the invention of
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、魚介類を良好に成育させることができる魚介類の飼育装置を提供することを目的とするものである。 The present invention has been made in view of the above points, and an object of the present invention is to provide a fish and shellfish breeding apparatus capable of growing fish and shellfish well.
本発明の請求項1に係る魚介類の飼育装置は、飼育水槽1の底部に流通抵抗を与えながら水を通過させる通水板2を配置し、飼育水槽1内を通水板2の上側の魚介類を飼育する飼育室3と下側の給水室4とに仕切ると共に通水板2の上に砂状物質層5を設け、所定の水圧に制御しながら給水室4に水を供給する水供給手段6を備え、水供給手段6から給水室4に供給された水を通水板2及び砂状物質層5を通して飼育室3に流通させるようにして成ることを特徴とするものである。
The fish and shellfish breeding apparatus according to
この発明によれば、一定の水圧や流量で水を砂状物質層5に下側から上側へと流通させることができ、間欠的な強い水流で砂状物質層5に潜った魚介類にストレスを与えるようなことなく、砂状物質層5中の異物を水流で浮上させることができるものであり、魚介類の成育に悪影響を与えることなく良好に成育させることができるものである。
According to this invention, water can be circulated from the lower side to the upper side of the
また請求項2の発明は、請求項1において、水位制御手段7を備えた水位調整槽8で上記の水供給手段6を形成すると共に、水位調整槽8の底部と飼育水槽1の給水室4とを接続し、水位調整槽8内と飼育水槽1内との水位差による水圧で水位調整槽8の水を給水室4に供給するようにして成ることを特徴とするものである。
Further, the invention of
この発明によれば、水位調整槽8と飼育水槽1の水位差による水圧を利用して、一定の水圧や流量で水を給水室4に供給して、水を砂状物質層5に下側から上側へと流通させることができるものであり、ポンプを用いて一定の水圧、流量で水を供給する場合のような、複雑な制御系を備える必要がなくなるものである。
According to the present invention, water is supplied to the
また請求項3の発明は、請求項2において、飼育水槽1で飼育する魚介類の成育状態に応じて、水位調整槽8内の水位を調整するように水位制御手段7を形成して成ることを特徴とするものである。
Further, the invention of
この発明によれば、魚介類の成育状態に応じて変化する体の大きさや砂状物質層5内の汚れ等に合わせて、砂状物質層5に下側から上側へと流通させる水の水圧や流量を調整することができ、魚介類をより良好に成育させることができるものである。
According to this invention, the hydraulic pressure of the water that flows through the
また請求項4の発明は、請求項2又は3において、飼育水槽1内の水を排出して水位調整槽8に返送する返送路9を備え、返送路9から吐出させた水を空気に接触させた後に水位調整槽8に返送するようにして成ることを特徴とするものである。
In addition, the invention of
この発明によれば、飼育水槽1の水を水位調整槽8に返送することによって、飼育水槽1の水を循環させて繰り返し使用することができると共に、水に空気中の酸素を溶けさせた状態で水位調整槽8に返送することができ、酸素を十分に含んだ水を砂状物質層5に流通させて砂状物質層5内が嫌気状態になることを防ぐことができるものである。
According to this invention, by returning the water in the
また請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれかにおいて、上端に水吐出ノズル14を設けたエアリフトパイプ15をその下端の開口が砂状物質層5の上に位置するように飼育室3内に配置し、エアをエアリフトパイプ15内に供給するエアホース16をエアリフトパイプ15の下部に接続して成ることを特徴とするものである。
According to a fifth aspect of the present invention, in any one of the first to fourth aspects, the
この発明によれば、エアホース16から供給されるエアの作用で飼育室3内の水をエアリフトパイプ15の下端から吸引して上端の水吐出ノズル14から吐出させることができ、水吐出ノズル14から吐出する水で飼育室3内に水流を形成することができると共に、エアによって水中に酸素を供給することができ、別途の酸素供給装置を不要にすることができるものである。
According to this invention, water in the
また請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれかにおいて、パイプ10をその下端を通水板2に通して給水室4内に臨ませた状態で飼育室3内に立設し、パイプ10に水を吐出するノズル11を設けて成ることを特徴とするものである。
Further, the invention of
この発明によれば、飼育水槽1にノズル11から水を吐出させるにあたって、給水室4内を水源としてパイプ10からノズル11に水を供給することができ、ノズル11に複雑な配管を行なうような必要がなくなるものである。またノズル11から吐出させる水で飼育室3内に水流を形成させることができるものである。
According to this invention, when water is discharged from the
また請求項7の発明は、請求項2乃至6のいずれかにおいて、飼育水槽1の飼育室3に配置される排水口12と水位調整槽8の間に返送路9を接続し、返送路9に固形分除去用のフィルター13を設けて成ることを特徴とするものである。
Further, the invention of
この発明によれば、返送路9を通して飼育水槽1の水を循環させるにあたって、飼育水槽1内の異物等を排水口12から吸い込んでフィルター13で除去することができ、水を浄化しながら循環させることができるものである。
According to this invention, when circulating the water in the
また請求項8の発明は、請求項1乃至7のいずれかにおいて、砂状物質層5の砂状物質は、円柱状又は楕円柱状の樹脂粒17で形成されていることを特徴とするものである。
The invention of
この発明によれば、砂状物質の粒子間に良好な空隙が形成され、砂状物質の粒子が凝固して固化することを防ぐことができ、魚介類の潜砂性が向上すると共に、砂状物質層5の通水性を良好に維持することができるものである。
According to the present invention, good voids are formed between the particles of the sand-like substance, and the particles of the sand-like substance can be prevented from solidifying and solidifying, and the submarine sand property of the seafood is improved. The water permeability of the
本発明によれば、一定の水圧や流量で水を砂状物質層5に下側から上側へと流通させることができるものであり、間欠的な強い水流で砂状物質層5に潜った魚介類にストレスを与えるようなことなく、砂状物質層5中の異物を水流で浮上させることができるものであり、魚介類に悪影響を与えることなく魚介類を良好に成育させることができるものである。
According to the present invention, water can be circulated from the lower side to the upper side through the
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。 Hereinafter, the best mode for carrying out the present invention will be described.
飼育水槽1は平面形状を図2や図4に示すように細長い矩形状に形成してあり、その両端部は半円形に形成してある。そして飼育水槽1の底部に通水板2を全面に亘って配置することによって、通水板2で飼育水槽1の底部を二重底構造にしてあり、このように通水板2で飼育水槽1の底部を上下に仕切って、通水板2の上側に飼育室3を形成すると共に、通水板2の下側に給水室4を形成するようにしてある。
As shown in FIGS. 2 and 4, the
飼育水槽1の側壁の下部には図3のように突段部20が全周に亘って設けてあり、格子状の板など水が自由に通過できるように形成した保持板21の端縁をこの突段部20の上に載置することによって、保持板21を飼育水槽1の底部内に全面に亘って水平に配置して取り付けてある。通水板2はパンチングプレートなど多数の孔22を等間隔で全面に亘って設けた板で形成されるものであり、保持板21の上に通水板2を載置することによって、通水板2を飼育水槽1の底部内に保持するようにしてある。通水板2としては、例えば図6(a)のような矩形のものと、図6(b)のような半円形のものとを用い、図4のように飼育水槽1の両端部に半円形の通水板2を配置すると共にその間の部分に矩形の通水板2を並べて配置することによって、通水板2を飼育水槽1の底部の全面に設けるようにしてある。
As shown in FIG. 3, a
この通水板2の上には水拡散シート24が敷いてある。水拡散シート24はフェルトやスポンジなど、水が透過できる細かい間隙や細孔などが全面に形成された厚み3cm程度の多孔質材で形成されるものである。そして図3に示すように、この水拡散シート24の上に砂状物質を通過させない網目のメッシュシート25を敷き、その上に砂状物質を敷くことによって砂状物質層5が形成してある。砂状物質層5の厚みは、飼育するクルマエビなどの魚介類が潜ることができる程度の10〜30cm程度、特に好ましくは10〜15cm程度に形成されるものである。
A
飼育水槽1の中央には長手方向に沿った複数箇所において仕切柱27が立設してあり、隣り合う仕切柱27間に仕切板28が取り付けてある。仕切柱27は図5のようにその下端部を通水板2と保持板21に通し、仕切柱27の下端部外周の雄ネジ部33に螺合したナット34で通水板2と保持板21を挟持させて固定することによって、飼育室3内に立設されるものであり、仕切柱27の側面に断面コ字形の差込具29が取り付けてある。仕切板28を図4のようにその両端縁を差込具29に差し込んだ状態で隣り合う仕切柱27間に配置することによって、仕切柱27間に仕切板28を取り付けることができるものであり、仕切板28は各仕切柱27間にそれぞれ上下2枚ずつ取り付けるようにしてある。そして各仕切柱27間に取り付けた仕切板28の連なりによって仕切壁30が形成されるものであり、この仕切壁30によって飼育水槽1の飼育室3内を幅方向に分割し、飼育室3に一対の平行な流水路31a,31bが形成されるようにしてある。仕切壁30は飼育水槽1の両端部にまで及ばない範囲で設けてあり、仕切壁30の端部と飼育室3の端部との間に、各流水路31a,31bの端部が連通する連通水路32a,32bが形成されるようにしてある。
In the center of the
また、飼育水槽1内には流水路31a,31bに沿う方向で複数本のエアリフトパイプ15が設けてある。エアリフトパイプ15の上端には水吐出ノズル14が側方へ突出して設けてあり、エアリフトパイプ15の下端の開口が砂状物質層5の上面よりやや上方に位置するように縦の向きで配置してある。各エアリフトパイプ15は仕切壁30に取り付けた受け具70にはめ込むことによって仕切り壁30によって支持して固定するようにしてあり、各エアリフトパイプ15の水吐出ノズル14は流水路31a,31bの長手方向を向くようにしてある。ここで、同じ流水路31a,31bに配置される各エアリフトパイプ15は水吐出ノズル14が同じ方向を向くと共に一方の流水路31aのエアリフトパイプ15と他方の流水路31bのエアリフトパイプ1は水吐出ノズル14が逆向きになるように、各エアリフトパイプ15の向きを設定してある。
Further, a plurality of
各エアリフトパイプ15の水吐出ノズル14は飼育水槽1の水面Lの付近に配置されるものであり、図7に示すように、水吐出ノズル14の一部が水面Lから上に出るように配置するのが好ましい。ここで、エアリフトパイプ15は図7のように受け具70で仕切壁30に固定される下部の固定パイプ15aと上部の可動パイプ15bとから形成してあり、固定パイプ15a内に上端開口から可動パイプ15bの下部を上下スライド自在に差し込むことによって、上下方向に伸縮自在に形成し、高さ調整ができるようにしてある。固定パイプ15aの上端部の外周には締付ナット15cが螺合してあり、締付ナット15cを回して固定パイプ15aの上端の内径を縮径させることによって、固定パイプ15aに可動パイプ15bを固定することができるようにしてある。従って、水面Lに応じてエアリフトパイプ15の高さを変えることによって、水吐出ノズル14の一部が水面Lから上に出るように、容易に調整することができるものである。そしてエアリフトパイプ15の下部にはエアホース16の一端が接続してあり、エアホース16の他端はエアポンプ71に接続してある。
The
また、飼育水槽1の各流水路31a,31bには、図1及び図2に示すように、上端にノズル11を設けたパイプ10が立設してある。図1及び図2に記載の実施の形態においては、ノズル11としては、シャワーノズル11aを用いており、シャワーノズル11aにはパイプ10aを設けている。なお、図11及び図12に示すように、後述する本発明の他の実施の形態においては、ノズル11としては、シャワーノズル11aの他に水流ノズル11bも用いている。このシャワーノズル11aを設けたパイプ10aは、エアリフトパイプ15の水吐出口14が開口する方向と反対側の端部において、各流水路31a,31bに一本ずつ設けるようにしてある。パイプ10aは下端部を通水板2と保持板21に通し、後述のパイプ10bについて説明する図13の構造と同様にして、パイプ10aの下端部外周の雄ネジ部36に螺合したナット37で通水板2と保持板21を挟持させて固定することによって、飼育室3内に立設されるものである。従ってこのパイプ10aの下端は給水室4内に開口している。シャワーノズル11aは各流水路31a,31bを幅方向に横切るように、飼育室3の水面Lより上方位置において各パイプ10aの上端に設けてある。一方の流水路31aの端部に設けたシャワーノズル11aには、この流水路31aに配置されるエアリフトパイプ15の水吐出ノズル14が突出する方向に開口する多数の吐出孔35を、他方の流水路31bの端部に設けたシャワーノズル11aには、この流水路31bに配置されるエアリフトパイプ15の水吐出ノズル14が突出する方向に開口する多数の吐出孔35を、それぞれ設けてある。
Moreover, as shown in FIG.1 and FIG.2, the
飼育水槽1に水を供給する水供給手段6は水位調整槽8によって形成されるものである。この水位調整槽8は飼育水槽1よりも高い寸法で形成されるものであり、図1のようにその底部と飼育水槽1の給水室4との間に給水路45が接続してある。また飼育水槽1と水位調整槽8の間に返送路9が設けてある。返送路9の一部は飼育水槽1内において給水室4の底部に沿って配置してあり、返送路9から立ち上げた排水筒46の上端部を保持板21、通水板2、水拡散シート24、メッシュシート25及び砂状物質層5に通し、排水筒46の上端の排水口12が砂状物質層5の上面において飼育室3内に配置されるようにしてある。また返送路9の他の一部は、水位調整槽8に沿って立ち上げ、その上端部に接続したシャワーノズル47を水位調整槽8の上端部内に配置してある。このシャワーノズル47の直下位置には捕捉網48が設けてある。さらに、飼育水槽1と水位調整槽8との間において返送路9にドラムフィルターなどで形成されるフィルター13が設けてあり、このフィルター13よりも水位調整槽8の側において返送路9にポンプ49が設けてある。排水口12を上端に設けた排水筒46は、飼育水槽1の両端部、例えば仕切壁30の一方の端部付近の流水路31aの位置と、仕切壁30の他方の端部付近の流水路31bの位置に、それぞれ配置されるものである。図1において52は水位調整槽8の下端部に設けた排水ドレイン、53は水位調整槽8の上端部に設けたオーバーフロー路である。
The water supply means 6 for supplying water to the
上記のように形成される飼育装置にあって、飼育水槽1の飼育室3で砂状物質層5に潜る習性のある魚介類、例えばクルマエビなどを養殖することができる。そして飼育水槽1の飼育室3内の水は、排水口12から排水筒46を通して返送路9に入り、ポンプ49で水位調整槽8の上端部に汲み上げてシャワーノズル47から水位調整槽8内に返送される。このように飼育水槽1から水位調整槽8に水が返送されるが、水位調整槽8内の水の水位は飼育水槽1内の水の水位Lよりも高い位置にあり、この水位調整槽8の水位と飼育水槽1の水位との水位差による水圧で、水位調整槽8内の水は給水路45を通して飼育水槽1の給水室4に供給され、さらにこの水圧によって給水室4から保持板21、通水板2、水拡散シート24、メッシュシート25及び砂状物質層5を通過させて、飼育室3に給水することができる。このようにして、飼育室3の水を飼育水槽1と水位調整槽8の間で循環させることができるものである。またこのように飼育水槽1の水がシャワーノズル47のシャワー口50から水位調整槽8内に返送される際に、空気中の酸素を水に溶解させることができるものである。例えばシャワーノズル47を1mの長さに形成した場合、シャワー口50は直径10mmで50mmピッチで設けることができる。
In the breeding apparatus formed as described above, it is possible to cultivate habitable seafood, such as prawns, that are submerged in the
そして上記のように給水室4に給水された水を砂状物質層5に下側から上側へと通過させることによって、砂状物質層5中の残餌や脱皮殻などの異物を水流によって砂状物質層5の上側に押し上げて浮き上がらせることができるものであり、異物を砂状物質層5中から除去することができるものである。またこのように砂状物質層5中に水を通過させることによって、砂状物質層5内に含まれる水を常に更新して、水に含有される酸素で砂状物質層5内を好気性に保つことができるものである。このため、砂状物質層5中が嫌気性になることを防止し、好気性菌である硝化菌の増殖や活性化を促して、飼育する魚介類から排泄されるアンモニウムを硝化菌で良好に分解することができるものであり、アンモニア分解のための特別な設備を備える必要をなくすことが可能になるものである。
Then, by passing the water supplied to the
ここで、水位調整槽8には水位調整槽8内の水位を一定に保つ水位制御手段7が設けてある。この水位制御手段7は、水位調整槽8内に配置される一対のセンサ電極55a,55bを設けた水位センサ56と、制御装置57を具備して形成されるものである。水位センサ56の一方のセンサ電極55aは他方の水位センサ電極55bよりも下端が2cm程度下側位置になるように配置してあり、一方のセンサ電極55aを低水位検知用、他方のセンサ電極56bを高水位検知用に形成してある。制御装置57はCPUやメモリー等を備えて形成されるものであり、図1のように制御装置57に水位センサ56及び返送路9に設けたインバータ制御の上記のポンプ49が電気的に接続してある。そして図8(a)に示すように、水位調整槽8内の水位がセンサ電極55aの下端位置まで下がると、水位が低水位LLになったことが検知され、制御装置57によってポンプ49の回転数を高い状態に制御し、返送路9を通して飼育水槽1から水位調整槽8に返送する水量を増加し、水位調整槽8内の水位を上昇させる。また水位調整槽8内の水位がセンサ電極55bの下端位置まで上がると、水位が高水位HLになったことが検知され、制御装置57によってポンプ49の回転数を低い状態に制御し、返送路9を通して飼育水槽1から水位調整槽8に返送する水量を減少させ、水位調整槽8内の水位を下降させる。このようにして、水位調整槽8内の水位を水位センサ56のセンサ電極55a,55bの下端間の範囲で一定に保つことができるものである。また、砂状物質層5の下側に配置される通水板2には多数の孔22が等間隔で全面に亘って設けてあり、水は流通抵抗を受けながら孔22を通過する。このために、水は給水室4から容易に飼育室3へと上昇せず、飼育水槽1内の水位Lの変動を抑制して一定に保ち、水位調整槽8から飼育水槽1への水の流入を抑制して、飼育水槽1と水位調整槽8の間の水位差を保つことができるものである。
Here, the water
このように、水位調整槽8の水位を一定に保つことができると共に飼育水槽1の水位を一定に保つことができるものであり、従って水位調整槽8の水位と飼育水槽1の水位との水位差による水圧で、水位調整槽8内の水を給水室4に供給すると共にさらにこの水圧で水を砂状物質層5中に下側から上側へと通過させるにあたって、一定の水位差による一定の水圧及び水量で水を砂状物質層5中に通過させることができるものである。この結果、サイフォン作用で断続的に水を供給して強い水流が砂状物質層5を通過するようにした特許文献1の場合のように、砂状物質層5に潜っているクルマエビなどの魚介類にストレスを与えるようなことがなくなるものである。ここで例えば、通水板2の孔22を直径3.6〜4.4mm、180〜220mmピッチ(1平方メートル当たり22〜26個)で形成して開口率0.01〜0.05%程度に形成すると、適度な流速を実現することができるものである。
In this way, the water level of the water
ここで、通水板2に設けられる孔22は水に流通抵抗を与えるために所定の間隔で形成してあり、水は孔22を設けていない部分では通水板2を通過しない。従ってこのままでは、孔22の直上の砂状物質層5の部分には良好に水を流通させることができるが、孔22の直上以外の砂状物質層5の部分には水を良好に流通させることができず、砂状物質層5中への水の流通が不均一になる。そこで、通水板2の上には既述の図3のように水拡散シート24が敷いてあり、通水板2の下側から孔22を通過した水は、水拡散シート24内で拡散されるようにしてある。そしてこのように水拡散シート24内で拡散させた後に水を砂状物質層5中に流通させることができるので、砂状物質層5中への水の流通を均一化することができるものである。
Here, the
また、飼育水槽1の飼育室3で飼育する魚介類は、成育するに応じて体が大きくなり、給餌量や排泄量が増えて砂状物質層5内の汚れが大きくなり、必要とする酸素量も増加する。また魚介類が成育して体が大きくなるのに従って、砂状物質層5を通過する水流に対する抵抗力も大きくなる。そこで本発明では、魚介類の成育状態に応じて、砂状物質層5に下側から上側へと流通させる水の水圧や流量を増大する調整をすることができるようにしてある。
In addition, the fish and shellfish bred in the
例えば、クルマエビを養殖する場合、稚エビから中間エビに成育させ、さらに成エビに成育させた後に、出荷されるものであり、飼育段階が稚エビ、中間エビ、成エビの三段階ある。そこでこの場合には、図8(b)に示すように、飼育水槽1内に高さが三段階で異なる位置にそれぞれ水位センサ56を配置し、最も下段の水位センサ56を稚エビ用、中段の水位センサ56を中間エビ用、最も上段の水位センサ56を成エビ用としてある。また制御装置57に設けた選択レバー59で、稚エビ用の下段、中間エビ用の中段、成エビ用の上段のいずれかの水位センサ56を選択できるようにしてある。
For example, when prawns are cultured, they are grown from juvenile shrimp to intermediate shrimp, and further grown to adult shrimp, and then shipped, and there are three stages of rearing: juvenile shrimp, intermediate shrimp, and adult shrimp. Therefore, in this case, as shown in FIG. 8 (b), the
そして飼育水槽1の飼育室3で飼育しているクルマエビが稚エビの段階では、選択レバー59で下段の水位センサ56を選択し、この水位センサ56によって既述のように水位調整槽8内の水位を、稚エビ用水位L1として一定に保つ。この稚エビ用水位L1は飼育水槽1との水位差が40〜60cm程度であって、比較的小さく、あまり大きくない水圧の水流(15〜25mm/s程度)で水を砂状物質層5に通過させることができるものである。またクルマエビが中間エビにまで成育すると、選択レバー59で中段の水位センサ56を選択し、この水位センサ56によって水位調整槽8内の水位を、中間エビ用水位L2として一定に保つ。この中間エビ用水位L2は飼育水槽1との水位差が60〜80cm程度であって、中間程度の水圧の水流(25〜35mm/s程度)で水を砂状物質層5に通過させることができるものである。さらにクルマエビが成エビにまで成育すると、選択レバー59で上段の水位センサ56を選択し、この水位センサ56によって水位調整槽8内の水位を、成エビ用水位L3として一定に保つ。この成エビ用水位L3は飼育水槽1との水位差が90〜110cm程度であって、比較的大きく、大き目の水圧の水流(45〜55mm/s程度)で水を砂状物質層5に通過させることができるものである。
When the prawn prawns bred in the
また、上記のように飼育装置の運転を継続している間、エアポンプ71を作動させ、飼育水槽1の飼育室3に設けられた各エアリフトパイプ15にエアが供給されている。このようにエアリフトパイプ15内にエアが供給されると、エアがエアリフトパイプ15内を上昇することによって、エアリフトパイプ15内の水はエアによって押し上げられ、図1及び図2に矢印で示すように、エアリフトパイプ15の上端の水吐出ノズル14から吐出される。このようにエアリフトパイプ15の水が水吐出ノズル14から吐出されることに伴って、下端の開口からエアリフトパイプ15内に水が吸引されるものであり、エアリフトパイプ15にエアが供給されている間、水が水吐出ノズル14から吐出され続ける。このように水吐出ノズル14から飼育室3に水が吐出されると、飼育室3内に水流が発生するが、各エアリフトパイプ15の水吐出ノズル14は上記のように流水路31a,31bの長手方向を向いているので、図2に矢印で示すような飼育水槽1の内周に沿った回流を流水路31a,31bに形成することができるものである。そしてこのようにエアリフトポンプの原理で水を吐出させて水流を生起させる際に、エア吐出によって飼育室3内の水に酸素を供給して溶存酸素濃度を高めることができるものであり、酸素供給用の設備を別途設ける必要がなくなるものである。
Further, while the operation of the breeding apparatus is continued as described above, the
ここで、エアリフトパイプ15の好ましい態様の一例を挙げる。エアリフトパイプ15の内径(固定パイプ15aと可動パイプ15b内径の平均値)を40mm、エアリフトパイプ15の下端から水吐出ノズル14の中心までの高さを500mm、エアリフトパイプ15へのエアホース16の接続位置から水吐出ノズル14の中心までの高さを450mmに設定すると共に、エアホース16の内径を4mmに設定し、エアポンプ71からのエア供給量を30L/minに設定することによって、36L/minの吐出水量で水吐出ノズル14から水を吐出させることができる。
Here, an example of the preferable aspect of the
さらに、上記のように水位調整槽8の水位と飼育水槽1の水位との水位差による水圧で、水位調整槽8内の水が飼育水槽1の給水室4に供給されると、この水圧によって給水室4内の水の一部は、飼育水槽1内に立設されたパイプ10aに下端の開口から流入する。そしてパイプ10a内に流入した水は、パイプ10aの上端に設けたシャワーノズル11aの吐出口35から空中に吐出されて飼育室3の水面へと流下する。従ってこの際に空気中の酸素を水に溶解させた状態で飼育室3に給水することができるものであり、またこのシャワーノズル11aの吐出口35からの水の吐出方向に、飼育室3の各流水路31a,31bに水流を発生させることができるものである。
Furthermore, when the water in the water
ここで、上記のように、水を砂状物質層5中に下側から上側へと通過させて、砂状物質層5中の残餌や抜け殻などの異物を押し上げるようにしているが、砂状物質層5の上に押し上げられた異物は、上記のようにして飼育室3の流水路31a,31bに形成される水流に乗って流水路31a,31bに沿って移動する。そしてこのように異物が流水路31a,31bに沿って移動して、流水路31a,31bの各両端部に設けた排水筒46の排水口12に近付いた際に、異物は水と共に排水口12に吸い込まれるものであり、異物を効率良く飼育室3内から自動的に排出することができるものである。排水口12から排出された異物は、返送路9を通過する際にフィルター13でろ過して除去される。従って異物を除去した状態で水を水位調整槽8に返送することができ、水を浄化した状態で飼育水槽1と水位調整槽8との間で循環させることができるものである。またこのように水を飼育水槽1と水位調整槽8との間で循環させて飼育室3内の水を入れ替えるにあたって、飼育室3内には水流が形成されているので、死水域が生じることなく、飼育室3内の水を均一に入れ替えることができるものである。
Here, as described above, water is passed through the
上記の排水口12には、飼育している魚介類が吸い込まれるのを防止するために、下面が開口するガード筒61を、その下面の開口部を排水口12にはめ込むことによって脱着自在に取り付けてある。図9(a)はその一例を示すものであって、ガード筒61の外周の全面を網62で形成するようにしてあり、水は網62を通過した後に排水口12に流入するようにしてある。この場合、魚介類が稚エビのように小さく、網62の網目を通過するおそれがあるときには、このガード筒61の網62の外側に、図9(b)のように網62の網目より小さい網目の細目網筒63を被せておき、魚介類が成育して大きくなった後に、細目網筒63を外して図9(a)の状態で使用するようにすればよい。図9(c)は他の一例を示すものであり、ガード筒61の外周の一部に窓を設けてこの窓に網62を張るようにしてある。この場合、図9(d)のようにガード筒61の外周にオーバーフロー筒64を被せ、オーバーフロー筒64の上端をオーバーフローした水が網62を通過して排水口12に流入するようにしてもよい。飼育水槽1内を清掃するときには、上記のガード筒61を排水口12から取り外し、排水口12に直接水を流入させるようにするものである。
In order to prevent the fish and shellfish reared from being sucked into the
次に、砂状物質層5について説明する。砂状物質層5を構成する砂状物質としては、自然砂などを用いることもできるが、本発明では、断面形状が円形の円柱状又は断面形状が楕円形の楕円柱状の樹脂粒17を用いるのが好ましい。この樹脂粒17はポリエチレンテレフタレート(PET)のペレットとして作製することができるものであり、図10(a)のような楕円柱状の樹脂粒17の場合、例えば短径r=2.2mm、長径R=3.8mm、長さl=3.0mmに形成したものを用いることができる。この樹脂粒17は比重が1.3であり、この樹脂粒17を堆積させて形成される砂状物質層5のかさ比重は0.8になる。尚、ここに挙げた寸法等の数値は樹脂粒17の一例を示すものであり、これらの数値に限定されないのはいうまでもない。
Next, the
砂状物質としてこのような円柱状又は楕円柱状の樹脂粒17を用いることによって、砂状物質の粒子が球形である場合よりも、砂状物質の粒子間に良好な空隙を形成することができる。従って砂状物質の粒子が凝固して砂状物質層5が固化することを防ぐことができるものであり、砂状物質層5への魚介類の潜砂性が向上し、魚介類の高密度飼育が可能になるものである。特にエビなどを養殖する場合に、砂状物質層5が固化していると、エビが砂状物質層5に潜る際に足が摩耗し、商品価値が大きく下がることになる。また砂状物質層5が緻密に凝集していると、上記のように給水室4から飼育室3へと砂状物質層5に水を通過させるにあたって、通水性が悪くなる。このため、砂状物質層5への酸素供給が不十分になり、嫌気化によって硫化水素が発生したりして、魚介類に病気が発生し易くなるが、砂状物質として円柱状又は楕円柱状の樹脂粒17を用いて粒子間に良好な空隙を形成することによって、砂状物質層5の通水性を良好に維持することができ、砂状物質層5内への酸素供給が十分になって嫌気化することを防ぐことができると共に、砂状物質層5内の水流によって汚れが蓄積することを防ぐことができ、魚介類に病気が発生することを防止することができるものである。特にPETなどの樹脂粒17は表面を平滑に形成できるので、天然砂のように汚れが沈着して付着し難く、砂状物質層5内の水流によって汚れが容易に除去されるものであり、砂状物質を入れ替えるようなメンテナンスが不要になるになるものである。
By using such cylindrical or elliptical
また、上記のように円柱状又は楕円柱状の樹脂粒17からなる砂状物質層5は通水性が良好であって好気性に保つことができるので、砂状物質層5内で好気性の硝化菌の活動が活発になり、魚介類から配設されるアンモニアをこの硝化菌で硝化して除去することができ、アンモニアを除去するための設備を別途設ける必要がなくなるものである。図10(b)は、砂状物質層5を上記のようなPETの樹脂粒17で形成した場合と、天然焼結砂で形成した場合と炭入りろ材で形成した場合について、飼育水槽1内のアンモニア濃度の変化を測定し、アンモニア処理能力を評価したグラフである。図10(b)のグラフにみられるように、PETの樹脂粒17で形成した砂状物質層5は、炭入りろ材の場合と同程度に高いアンモニア処理能力を有することが確認される。
Further, as described above, the
図11及び図12は本発明の他の実施の形態の一例を示すものであり、この実施の形態では、仕切壁30の近傍に沿った各流水路31a,31bに複数箇所に、上端に水流ノズル11bを設けたパイプ10bを立設するようにしてある。図の実施の形態では上記のエアリフトパイプ15の代りに水流ノズル11bを設けたパイプ10bを立設するようにしているが、エアリフトパイプ15とこの水流ノズル11bを設けたパイプ10bの両方を備えるようにしてもよい。パイプ10bは図13に示すようにその下端部を通水板2と保持板21に通し、パイプ10の下端部外周の雄ネジ部36に螺合したナット37で通水板2と保持板21を挟持させて固定することによって、飼育室3内に立設されるものであり、パイプ10bの下端は給水室4内に開口している。
FIG. 11 and FIG. 12 show an example of another embodiment of the present invention. In this embodiment, a plurality of water flow paths 31a and 31b along the vicinity of the
この水流ノズル11bを設けたパイプ10bは、図13のように下部の固定筒39と上部の可動筒40とからなるものであり、固定筒39内に上端開口から可動筒40の下部を上下スライド自在に差し込むことによって、上下方向に伸縮自在に形成し、高さ調整ができるようにしてある。固定筒39の上端部の外周には締付ナット41が螺合してあり、締付ナット41を回して固定筒39の上端の内径を縮径させることによって、固定筒39に可動筒40を固定することができるようにしてある。可動筒40の上端に飼育室3の水面Lより下側位置において水流ノズル11bが設けてあり、この水流ノズル11bの基部において可動筒40に流量調整バルブ42が設けてある。水流ノズル11bはジャバラやヒンジ等で形成される屈曲部43によって、上下方向及び左右方向に向きを調整できるようにしてある。一方の流水路31aに設けた水流ノズル11bの向きは、流水路31aに設けたシャワーノズル11aの吐出口35が向く方向において、斜め上方且つ斜め外方に向くように設定してある。また他方の流水路31bに設けた水流ノズル11bの向きは、流水路31bに設けたシャワーノズル11aの吐出口35が向く方向において、斜め上方且つ斜め外方に向くように設定してある。水流ノズル11bの形状は任意であるが、例えば図14(a)(b)に示すような、先端の開口を絞るように形成したり、図14(c)(d)のように先端の開口を偏平に形成したりすることができる。
The
この実施の形態においても、上記と同様に飼育槽を運転することができる。そしてこの実施の形態において、上記のように水位調整槽8の水位と飼育水槽1の水位との水位差による水圧で、水位調整槽8内の水が飼育水槽1の給水室4に供給されると、この水圧によって給水室4内の水の一部は、飼育水槽1内に立設されたパイプ10a及びパイプ10bに下端の開口から流入する。そしてパイプ10a内に流入した水は、パイプ10aの上端に設けたシャワーノズル11aの吐出口35から空中に吐出されて飼育室3の水面へと流下する。従ってこの際に空気中の酸素を水に溶解させた状態で飼育室3に給水することができるものであり、またこのシャワーノズル11aの吐出口35からの水の吐出方向に、飼育室3の各流水路31に水流が発生する。また、パイプ10b内に流入した水は、パイプ10bの上端に設けた水流ノズル11bから、飼育室3の水中に吐出されるものであり、この水の吐出方向に飼育室3の各流水路31a,31bに水流が発生する。このようにシャワーノズル11aや水流ノズル11bからの水の吐出によって、飼育室3の水に水流を生じさせ、図12に矢印で示すような飼育水槽1の内周に沿った回流を形成することができるものである。
Also in this embodiment, the breeding tank can be operated in the same manner as described above. In this embodiment, the water in the water
ここで、水流ノズル11bを設けたパイプ10bは既述の図13のように伸縮自在に形成してあって、水流ノズル11bの高さを調整することができるようにしてあり、また水流ノズル11bの向きは自在に調整できるようにしてある。従って、水流ノズル11bの高さや向きを調整することによって、飼育室3内の水流が最適なものになるようにすることができるものである。例えば、水流ノズル11bを斜め上方に向けることによって、飼育室3の内周に沿った水流に上下方向の旋回流も付加させることができ、異物を砂状物質層5の上面から浮き上がらせるようにして、異物を水流に乗せて飼育室3内を効率良く移動させることができ、異物を排水口12から排出させる効率を高めることができるものである。
Here, the
図15は排水口12を設けた排水筒46の他の一例を示すものであり、排水筒46の砂状物質層5の上面に突出する上部をL型の屈曲筒部66として形成し、屈曲筒部66をその基部を中心に水平方向に回動自在にしてある。そしてこのものでは、屈曲筒部66を回動することによって、屈曲筒部66の上端の排水口12の位置を移動することができるものであり、水流に乗って流れる異物が吸い込まれ易い位置に、排水口12の位置を調整することができるものである。
FIG. 15 shows another example of the
尚、本発明は上記の各実施の形態に限定されるものではなく、例えば、仕切壁30を形成する仕切柱27で、シャワーノズル11aあるいは水流ノズル11bを設けるパイプ10a,10bを形成するようにすることも可能であり、またパイプ10aの上端のシャワーノズル11aは飼育室3の水面下に配置するようにしてもよい。また、上記の図1や図11の実施の形態ではパイプ10a,10bの下端を通水板2に通して給水室4内に臨ませることによって、給水室4から飼育室3へ向かう水圧で水流吐出を行なうようにしているが、パイプ10a,10bの下端を給水室4にまで貫通させずに、例えば図7のエアリフトパイプ15の場合のように別途ポンプ等の水流吐出手段を備えて水流吐出させることも可能である。さらに上記の実施の形態では水位制御手段7を備えた水位調整槽8で、所定の水圧に制御しながら給水室4に水を供給する水供給手段6を形成するようにしたが、水供給手段6としてポンプを用い、所定の水圧に制御しながらポンプで給水室4に水を供給するようにしてもよい。
The present invention is not limited to the above-described embodiments. For example,
1 飼育水槽
2 通水板
3 飼育室
4 給水室
5 砂状物質層
6 水供給手段
7 水位制御手段
8 水位調整槽
9 返送路
10 パイプ
11 ノズル
12 排水口
13 フィルター
14 水吐出ノズル
15 エアリフトパイプ
16 エアホース
17 樹脂粒
DESCRIPTION OF
Claims (8)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004050369A JP3930863B2 (en) | 2003-09-03 | 2004-02-25 | Seafood breeding equipment |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003311711 | 2003-09-03 | ||
JP2004050369A JP3930863B2 (en) | 2003-09-03 | 2004-02-25 | Seafood breeding equipment |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005095137A true JP2005095137A (en) | 2005-04-14 |
JP3930863B2 JP3930863B2 (en) | 2007-06-13 |
Family
ID=34467587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004050369A Expired - Fee Related JP3930863B2 (en) | 2003-09-03 | 2004-02-25 | Seafood breeding equipment |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3930863B2 (en) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101206491B1 (en) | 2010-02-04 | 2012-11-29 | 유병화 | Aquaculture System For Shrimp Production |
KR101412043B1 (en) | 2013-10-29 | 2014-07-07 | 대한민국 | Drainage for aquaculture tank |
KR101572987B1 (en) | 2013-10-01 | 2015-11-30 | 명노환 | Multi-Stage Aqua Firm |
JP2016077269A (en) * | 2014-10-22 | 2016-05-16 | Jfeエンジニアリング株式会社 | Tuna land raising equipment |
KR101770176B1 (en) | 2016-03-07 | 2017-08-22 | 이윤재 | shrimp farms by using bio-floc |
JP2018093852A (en) * | 2016-12-15 | 2018-06-21 | 仁助 中山 | Sea eel aquaculture preserve and sea aquaculture method |
JP2022011484A (en) * | 2020-06-30 | 2022-01-17 | 株式会社羽根 | Water flow screening body for feeding in cultivation water tank, and feeding method in cultivation water tank |
CN115968824A (en) * | 2022-12-30 | 2023-04-18 | 通威农业发展有限公司 | Weever seedling raising equipment and use method thereof |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105357959A (en) * | 2013-05-06 | 2016-02-24 | 明鲁焕 | Dual water tank for cultivation and air lift apparatus provided therein |
-
2004
- 2004-02-25 JP JP2004050369A patent/JP3930863B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101206491B1 (en) | 2010-02-04 | 2012-11-29 | 유병화 | Aquaculture System For Shrimp Production |
KR101572987B1 (en) | 2013-10-01 | 2015-11-30 | 명노환 | Multi-Stage Aqua Firm |
KR101412043B1 (en) | 2013-10-29 | 2014-07-07 | 대한민국 | Drainage for aquaculture tank |
JP2016077269A (en) * | 2014-10-22 | 2016-05-16 | Jfeエンジニアリング株式会社 | Tuna land raising equipment |
KR101770176B1 (en) | 2016-03-07 | 2017-08-22 | 이윤재 | shrimp farms by using bio-floc |
JP2018093852A (en) * | 2016-12-15 | 2018-06-21 | 仁助 中山 | Sea eel aquaculture preserve and sea aquaculture method |
JP2022011484A (en) * | 2020-06-30 | 2022-01-17 | 株式会社羽根 | Water flow screening body for feeding in cultivation water tank, and feeding method in cultivation water tank |
JP7207377B2 (en) | 2020-06-30 | 2023-01-18 | 株式会社羽根 | Water flow shield for feeding in aquaculture tank, and feeding method in aquaculture tank |
CN115968824A (en) * | 2022-12-30 | 2023-04-18 | 通威农业发展有限公司 | Weever seedling raising equipment and use method thereof |
CN115968824B (en) * | 2022-12-30 | 2024-04-30 | 通威农业发展有限公司 | Weever seedling raising equipment and application method thereof |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3930863B2 (en) | 2007-06-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101867109B1 (en) | Device for farming benthic organisms such as bivalves | |
US7807053B2 (en) | Water filtration system | |
JP5610296B2 (en) | Multi-stage aquaculture equipment and culture method for bottom organisms such as bivalves, and biofilter using the same | |
KR101782736B1 (en) | Recirculating aquaculture system | |
EP3768818B1 (en) | Method for aquaculture of shrimps | |
JP5254834B2 (en) | Land culture system | |
JP3930863B2 (en) | Seafood breeding equipment | |
KR20220026459A (en) | Culturing apparatus for rearing shrimp having water circulation system | |
KR101156215B1 (en) | A recirculating aquaculture system | |
TWI669055B (en) | Aquaculture equipment | |
CN105210976A (en) | Treatment equipment for high-density culture circulating water | |
JP6480071B1 (en) | Aquaculture equipment | |
KR101281792B1 (en) | Breeding tank of settlement benthos and circulation breeding apparatus, breeding method | |
US9193615B2 (en) | Portable biofilter and degasser | |
CN213549118U (en) | Intelligent green culture system for marsupenaeus japonicus | |
TWI611758B (en) | High-density culture circulating water treatment equipment | |
JP2007159507A (en) | Shellfish culture tank and shellfish culture method | |
CN209806856U (en) | Device for cultivating shellfish fries on ascending quicksand bed | |
TWM526275U (en) | Aquarium tank | |
JPH10244290A (en) | Aquarium water filtration method and filtration device | |
TWI583633B (en) | Aquaculture Water Recycling Water Purification System and Its Aeration Treatment Module | |
TWM586046U (en) | Circulating culture system | |
KR102236122B1 (en) | Filtration apparatus for aquaponics and aquaponics system using same | |
TWI621397B (en) | Farmed fish tank | |
CN108207741B (en) | Base type mobile fluidized bed circulating aquaculture integrated equipment |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20050207 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060801 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061002 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061219 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061227 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20070201 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070306 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070309 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R154 | Certificate of patent or utility model (reissue) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R154 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100316 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100316 Year of fee payment: 3 |
|
R154 | Certificate of patent or utility model (reissue) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R154 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |