JP2005094287A - 光伝送方法及びシステム並びに光送信方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 帯域を制限しつつ、良好な受信特性を達成する。
【解決手段】
レーザダイオード20(201〜202n)は、互いに異なる波長λ1〜λ2nのレーザ光を出力する。各DPSK変調器22(221〜222n)は、対応するレーザダイオード20(201〜202n)の出力レーザ光をデータD1〜D2nでDPSK変調する。合波器24は奇数番目のDPSK変調器221〜222n−1を合波し、合波器26は偶数番目のDPSK変調器222〜222nを合波する。波長インタリーバ28は、合波器24,26の出力光に含まれる各信号光の帯域を制限しつつ、それらの合波光を光ファイバ伝送路12に出力する。波長インタリーバ28の各波長に対する透過特性の中心周波数は、各信号光の光キャリア周波数からΔfだけ離調される。透過特性の帯域幅をF,各波長のビットレートBとすると、F>2Δf且つF>B/2である。
【選択図】 図1
【解決手段】
レーザダイオード20(201〜202n)は、互いに異なる波長λ1〜λ2nのレーザ光を出力する。各DPSK変調器22(221〜222n)は、対応するレーザダイオード20(201〜202n)の出力レーザ光をデータD1〜D2nでDPSK変調する。合波器24は奇数番目のDPSK変調器221〜222n−1を合波し、合波器26は偶数番目のDPSK変調器222〜222nを合波する。波長インタリーバ28は、合波器24,26の出力光に含まれる各信号光の帯域を制限しつつ、それらの合波光を光ファイバ伝送路12に出力する。波長インタリーバ28の各波長に対する透過特性の中心周波数は、各信号光の光キャリア周波数からΔfだけ離調される。透過特性の帯域幅をF,各波長のビットレートBとすると、F>2Δf且つF>B/2である。
【選択図】 図1
Description
本発明は、光伝送方法及びシステム並びに光送信方法及び装置に関し、より具体的には、高密度波長分割多重(DWDM)光伝送に適用可能な光伝送方法及びシステム並びに光送信方法及び装置に関する。
従来、光通信の伝送容量を拡大する手段として、多数の波長を用いて光信号を伝送する波長分割多重(WDM)光伝送方式が用いられている。
光伝送では、従来、強度変調信号(OOK:On−Off Keying)が採用されている。近年、WDM伝送方式の特性を改善する変調方式として、位相変調信号(PSK:Phase Shift Keying)の一種である差動位相変調信号(DPSK:Differential Phase Shift Keying)が注目されている。
DPSK信号は、非特許文献1にも記載されるように、複数の信号(デュオバイナリ信号)の合成と考えられる。通常、DPSK信号の受信機は、遅延干渉系を用いてDPSK信号を2つの強度変調信号光に分離し、分離した2系統の強度変調信号光をバランス受信する。これにより、OOK信号伝送に比べ、高い受信感度が得られる(非特許文献2を参照)
WDM光伝送で伝送帯域を有効に利用するには、高密度に波長を多重する必要がある。しかし、チャネル間の周波数間隔を狭めていくと、チャネル間の干渉の影響が大きくなり、信号品質が劣化する。DPSK信号を高密度に波長多重するために、キャリア周波数を中心に対称に帯域を制限する方法が、非特許文献3に記載されている。
Y. Miyamoto et.al.,"Bandwidth-efficient RZ format for DWDM transmission using orthogonal duobinary mode splitting", OAA2003,MA1 A.H. Gnauck,"40Gb/s RZ-Differential Phase Shift Transmission", OFC2003 ThE1 A. H. Gnauck et.al.,"25x40-Gb/s Copolarized DPSK Transmission Over 12x100-km NZDF With 50-GHz Channel Spacing", IEEE Photonics Technology Letters,Vol. No.3, March 2003
Y. Miyamoto et.al.,"Bandwidth-efficient RZ format for DWDM transmission using orthogonal duobinary mode splitting", OAA2003,MA1 A.H. Gnauck,"40Gb/s RZ-Differential Phase Shift Transmission", OFC2003 ThE1 A. H. Gnauck et.al.,"25x40-Gb/s Copolarized DPSK Transmission Over 12x100-km NZDF With 50-GHz Channel Spacing", IEEE Photonics Technology Letters,Vol. No.3, March 2003
DPSK信号の帯域を過度に制限すると、著しい波形劣化が生じ、その結果、DPSK信号の優れた特長を保持することができず、良好な受信性能を期待できない。
本発明は、良好な受信特性を維持しつつ、従来よりも帯域を制限できる光伝送方法及びシステム並びに光送信方法及び装置を提示することを目的とする。
本発明に係る光伝送方法は、データレートBのDPSK信号光を発生する信号光発生ステップと、所定の透過率特性により当該DPSK信号光の帯域を制限する帯域制限ステップと、帯域を制限され光伝送路を伝搬した当該DPSK信号光を2系統の強度変調信号光に変換する変換ステップと、当該2系統の強度変調信号をバランス受信する受信ステップとを具備する光伝送方法であって、当該帯域制限ステップの当該所定の透過率特性の中心周波数が、当該DPSK信号光の光キャリア周波数から非ゼロの所定量Δfだけ離調され、当該透過率特性の帯域幅FがF>2Δf及び2B≧F>B/2を満たすことを特徴とする。
本発明に係る光伝送システムは、光伝送路と、データレートBのDPSK信号光を発生する信号光発生装置、及び、所定の透過率特性により当該DPSK信号光の帯域を制限する帯域制限装置を具備する光送信装置と、帯域を制限され光伝送路を伝搬した当該DPSK信号光を2系統の強度変調信号光に変換する変換装置、及び、当該2系統の強度変調信号をバランス受信するバランス受信装置を具備する光受信装置とからなる光伝送システムであって、当該帯域制限装置の当該所定の透過率特性の中心周波数が、当該DPSK信号光の光キャリア周波数から非ゼロの所定量Δfだけ離調され、当該透過率特性の帯域幅FがF>2Δf、及び2B≧F>B/2を満たすことを特徴とする。
本発明に係る光伝送方法は、データレートBのDPSK信号光を発生する信号光発生ステップと、所定の透過率特性により当該DPSK信号光の帯域を制限する帯域制限ステップと、帯域を制限され光伝送路を伝搬した当該DPSK信号光を2系統の強度変調信号光に変換する変換ステップと、当該2系統の強度変調信号をバランス受信する受信ステップとを具備する光伝送方法であって、当該2系統の強度変調信号光のスペクトルが実質的に左右対称になるように、当該帯域制限ステップの当該所定の透過率特性の中心周波数が当該DPSK信号光の光キャリア周波数から離調され、当該透過率特性の帯域幅が設定されていることを特徴とする。
本発明に係る光伝送システムは、光伝送路と、データレートBのDPSK信号光を発生する信号光発生装置、及び、所定の透過率特性により当該DPSK信号光の帯域を制限する帯域制限装置を具備する光送信装置と、帯域を制限され光伝送路を伝搬した当該DPSK信号光を2系統の強度変調信号光に変換する変換装置、及び、当該2系統の強度変調信号をバランス受信するバランス受信装置を具備する光受信装置とからなる光伝送システムであって、当該2系統の強度変調信号光のスペクトルが実質的に左右対称になるように、当該帯域制限ステップの当該所定の透過率特性の中心周波数が当該DPSK信号光の光キャリア周波数から離調され、当該透過率特性の帯域幅が設定されていることを特徴とする。
本発明に係る光送信方法は、データレートBのDPSK信号光を発生する信号光発生ステップと、所定の透過率特性により当該DPSK信号光の帯域を制限する帯域制限ステップとを具備し、当該所定の透過率特性の中心周波数が、当該DPSK信号光の光キャリア周波数から非ゼロの所定量Δfだけ離調され、当該透過率特性の帯域幅FがF>2Δf及び2B≧F>B/2を満たすことを特徴とする。
本発明に係る光送信装置は、データレートBのDPSK信号光を発生する信号光発生装置と、所定の透過率特性により当該DPSK信号光の帯域を制限する帯域制限装置とを具備する光送信装置であって、当該所定の透過率特性の中心周波数が、当該DPSK信号光の光キャリア周波数から非ゼロの所定量Δfだけ離調され、当該透過率特性の帯域幅FがF>2Δf及び2B≧F>B/2を満たすことを特徴とする。
本発明により、従来よりも帯域を制限しつつ、良好な受信特性を得ることができる。この結果、帯域利用効率が著しく増大し、WDM伝送の波長間隔を狭くすることが可能になる。
理想的には、送信側でのDPSK信号光の帯域制限を、受信側の遅延干渉系で分離される2系統の強度変調信号光のスペクトルが左右対称な形状になるように、設定する。これにより、2系統の強度変調信号光の波形劣化がバランスし、バランス受信による特性改善を維持できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例の概略構成ブロック図を示す。光送信装置10は、それぞれDPSK変調された異なる波長λ1〜λ2nの信号光からなるWDM信号光を光ファイバ伝送路12に出力する。光受信装置14は、光ファイバ伝送路12からのWDM信号光を個個々の波長λ1〜λ2nの信号光に分離し、バランス受信により各波長λ1〜λ2nの信号光で搬送されるデータD1〜D2nを復元する。
光送信装置10の構成と動作を詳細に説明する。レーザダイオード20(201〜202n)は、互いに異なる波長λ1〜λ2nのレーザ光を出力する。DPSK変調器22(221〜222n)はそれぞれ、対応するレーザダイオード20(201〜202n)の出力レーザ光をデータD1〜D2nでDPSK変調する。これにより、波長λi(但し、i=1〜2n)でデータDiを搬送する2n個のDPSK信号光が生成される。
合波器24は奇数番目の波長λ1,λ3〜λ2n−1のDPSK信号光、即ち、奇数番目のDPSK変調器221〜222n−1の出力光を合波し、合波器26は偶数番目の波長λ2,λ4〜λ2nのDPSK信号光、即ち、偶数番目のDPSK変調器222〜222nの出力光を合波する。
波長インタリーバ28は、2つのポートを具備し、各ポートの入力光を合波して1つのポートから出力する光素子であり、且つ、波長に対して周期的な透過率特性を具備する光フィルタである。波長インタリーバ28は、合波器24,26の出力光を後述する帯域制限を施しながら合波し、その合波光、即ち波長λ1〜λ2nの信号光からなるWDM信号光を光ファイバ伝送路12に出力する。
本実施例では、光フィルタ素子として波長インタリーバを使用したが、合波器24,26及び波長インタリーバ28の部分の代わりに、アレイ導波路格子等の、波長に対して周期的な透過率特性を具備する波長多重光学素子を使用しても良い。
本実施例では、波長インタリーバ28は、各波長の信号光の帯域を非対称に制限する。その帯域制限の態様は、後で詳細に説明する。
光受信装置14の構成と動作を説明する。分波器30は、光ファイバ伝送路12からのWDM信号光を個々の波長λ1〜λ2nの信号光に分離する。1ビット遅延マッハツェンダ干渉計(MZI)32(321〜322n)は、マッハツェンダ干渉計の一方のアームに1ビット遅延器を具備し、この1ビット遅延によりDPSK信号光をOOK信号光に変換する。1ビット遅延MZI32(321〜322n)は、出力ポートとして、コンストラクティブポートとデストラクティブポートを具備する。バランス受信器34(341〜342n)は、対応する1ビット遅延MZI32(321〜322n)のコンストラクティブポートの出力光とデストラクティブポートの出力光をバランス受信し、データD1〜D2nを復元する。
波長インタリーバ28は、波長λ1〜λ2nの信号光の帯域を非対称に制限する。図2は、42.7GbpsのCS−RZ DPSK信号に対する帯域制限例を示す。図2(a)は、帯域制限無しの場合の1ビット遅延MZIのコンストラクティブポート出力光のスペクトルを示し、図2(b)は、デストラクティブポート出力光のスペクトル例を示す。図2(c)は、波長インタリーバ28の透過率特性を示す。
帯域制限が無い場合、1ビット遅延MZIのコンストラクティブポートの出力光は、図2(a)に示すように、中心のメインローブ40と、その両側のサイドローブ42,44からなり、1ビット遅延MZIのデストラクティブポートの出力光は、図2(b)に示すように、中心周波数fsからB/2だけ離れた位置にピークがある2つのローブ46,48からなる。
本実施例では、波長インタリーバ28の透過帯域を次のように設定する。波長インタリーバ28の透過帯域の中心周波数をCS−RZ DPSK信号の中心周波数fsに対してΔfだけずらす。透過帯域の透過帯域幅Fは、CS−RZ DPSK信号のビットレートBと同程度にする。そして、コンストラクティブポート出力光に対し、メインローブ40の半分以上とサイドローブ42の1/4を透過し、デストラクティブポート出力光に対し、一方のローブ46の半分以上と他方のローブ48の1/4を透過するように、ΔfとFを設定する。理想的には、サイドローブ42とローブ48を同じ周波数幅だけ透過する。この理想条件は、
F/2+Δf−B/2=F/2−Δf (1)
であり、従って、
Δf=B/4 (2)
である。
F/2+Δf−B/2=F/2−Δf (1)
であり、従って、
Δf=B/4 (2)
である。
このように、コンプストラクティブポート出力光の一方のサイドローブ42と、デストラクティブポート出力光の一方のローブ48を理想的には等分に制限することで、バランス受信において帯域制限の影響が均等に作用する。この結果、バランス受信が有効に機能し、波形劣化による受信特性の劣化を軽減できる。
図3(a)は、波長インタリーバ28により非対称で帯域を制限された信号光のスペクトル例を示す。図3(b)及び同(c)はそれぞれ、図3(a)に示すスペクトルの信号光に対する1ビット遅延MZI32のコンストラクティブポート出力光及びデストラクティブポート出力光のスペクトル例を示す。先に説明したように、理想的には、図3(b)及び(c)に示すように、1ビット遅延MZI32のコンストラクティブポート出力光のサイドローブと、デストラクティブポート出力光の大きく帯域を制限されるローブのスペクトルが左右対称になるように、離調量Δf及び帯域幅Fを設定する。理想的な非対称帯域制限では、図3(b)及び(c)に示すように、コンストラクティブポート出力光のスペクトルとデストラクティブポート出力のスペクトルがほぼ、互いに左右対称になる。
換言すると、上述のように、DPSK信号は、2つのデュオバイナリ信号の合成と考えられる。本実施例では、送信側の帯域制限において、2つのデュオバイナリ信号の帯域をそれぞれ均等に制限していることになり、それぞれの成分信号光の波形が同様に劣化する。同様の波形劣化は、バランス受信により相殺されるので、本実施例の非対称帯域制限によっても受信特性が劣化しない。
実際に、42.7GbpsのCS−RZ DPSK信号の帯域を半値幅45GHzの光フィルタで制限する場合、離調量Δfに対するQ値の変化を調べた。図4は、その測定結果を示す。横軸は、ビットレートBで規格化された離調量Δf、即ち、Δf/Bを示し、縦軸は、Q2(dB)を示す。Δf=0は、従来の対称帯域制限の場合に相当する。
Δf/B=0.25で最もQ値が大きくなり、受信特性が対称帯域制限の場合に比べて1.5dB改善している。
図3から、理想的なΔf/B=0.25の場合でなくても、対称帯域制限の場合(Δf=0)に比べ、僅かな離調でも改善効果があることが分かる。例えば、0<Δf/B<0.4とすれば、対称帯域制限(Δf=0)の場合より受信特性を改善できる。0.09<Δf/B<0.36とすれば、対称帯域制限(Δf=0)の場合により、0.5dB以上、受信特性を改善できる。0.12<Δf/B<0.34とすれば、最適条件(Δf/B=0.25)での特性改善(1.5dB)の半分(0.75dB)以上の改善が得られる。更には、0.15<Δf/B<0.32とすれば、最適条件での特性改善に比べて0.5dB以内の劣化で済み、勿論、対称帯域制限の場合よりも改善する。
容易に理解できるように、図2(c)に示す帯域制限例では、
F/2+Δf−B/2>0 (3)
F/2−Δf>0 (4)
である。式(4)から、
F>2Δf (5)
が得られる。これを式(3)に適用すると、
F>B/2 (6)
が得られる。即ち、透過帯域幅Fは、離調量Δfの2倍以上であり、且つ、ビットレートBの半分より大きくなければならない。
F/2+Δf−B/2>0 (3)
F/2−Δf>0 (4)
である。式(4)から、
F>2Δf (5)
が得られる。これを式(3)に適用すると、
F>B/2 (6)
が得られる。即ち、透過帯域幅Fは、離調量Δfの2倍以上であり、且つ、ビットレートBの半分より大きくなければならない。
但し、F>2Bの場合、1ビット遅延MZI32のデストラクティブポート出力光が、帯域制限の影響を受けなくなる。従って、実質的に、F≦2Bでなければならない。
本実施例の非対称帯域制限により、1ビット遅延MZIのコンストラクティブポート出力及びデストラクティブポート出力で波形劣化が少ないことをアイパターンで確認した。
10:光送信装置
12:光ファイバ伝送路
14:光受信装置
20(201〜202n):レーザダイオード
22(221〜222n):DPSK変調器
24,26:合波器
28:波長インタリーバ
30:分波器
32(321〜322n):1ビット遅延マッハツェンダ干渉計(MZI)
34(341〜342n):バランス受信器
12:光ファイバ伝送路
14:光受信装置
20(201〜202n):レーザダイオード
22(221〜222n):DPSK変調器
24,26:合波器
28:波長インタリーバ
30:分波器
32(321〜322n):1ビット遅延マッハツェンダ干渉計(MZI)
34(341〜342n):バランス受信器
Claims (28)
- データレートBのDPSK信号光を発生する信号光発生ステップと、
所定の透過率特性により当該DPSK信号光の帯域を制限する帯域制限ステップと、
帯域を制限され光伝送路を伝搬した当該DPSK信号光を2系統の強度変調信号光に変換する変換ステップと、
当該2系統の強度変調信号をバランス受信する受信ステップ
とを具備する光伝送方法であって、
当該帯域制限ステップの当該所定の透過率特性の中心周波数が、当該DPSK信号光の光キャリア周波数から非ゼロの所定量Δfだけ離調され、当該透過率特性の帯域幅FがF>2Δf及び2B≧F>B/2を満たすことを特徴とする光伝送方法。 - 当該変換ステップが、1ビット遅延マッハツェンダ干渉計により当該DPSK信号光を2系統の強度変調信号光に変換する請求項1に記載の光伝送方法。
- 0<Δf/B<0.4である請求項1又は2に記載の光伝送方法。
- 0.09<Δf/B<0.36である請求項1又は2に記載の光伝送方法。
- 0.15<Δf/B<0.32である請求項1又は2に記載の光伝送方法。
- Δf/Bが実質的に0.25である請求項1又は2に記載の光伝送方法。
- 更に、
複数の互いに異なる波長について、データレートBのDPSK信号光を発生し、且つ、各波長の当該DPSK信号光の帯域を制限し、
帯域を制限された各DPSK信号光からなる波長分割多重信号光を当該光伝送路に出力する
各ステップを具備する請求項1に記載の光伝送方法。 - 光伝送路(12)と、
データレートBのDPSK信号光を発生する信号光発生装置(20,22)、及び、所定の透過率特性により当該DPSK信号光の帯域を制限する帯域制限装置(28)を具備する光送信装置(10)と、
帯域を制限され光伝送路(12)を伝搬した当該DPSK信号光を2系統の強度変調信号光に変換する変換装置(32)、及び、当該2系統の強度変調信号をバランス受信するバランス受信装置(34)を具備する光受信装置(14)
とからなる光伝送システムであって、
当該帯域制限装置(28)の当該所定の透過率特性の中心周波数が、当該DPSK信号光の光キャリア周波数から非ゼロの所定量Δfだけ離調され、当該透過率特性の帯域幅FがF>2Δf、及び2B≧F>B/2を満たす
ことを特徴とする光伝送システム。 - 当該変換装置(32)が、1ビット遅延マッハツェンダ干渉計からなる請求項8に記載の光伝送システム。
- 0<Δf/B<0.4である請求項8又は9に記載の光伝送システム。
- 0.09<Δf/B<0.36である請求項8又は9に記載の光伝送システム。
- 0.15<Δf/B<0.32である請求項8又は9に記載の光伝送システム。
- Δf/Bが実質的に0.25である請求項8又は9に記載の光伝送システム。
- 当該光送信装置(10)が、
データレートBの互いに異なる波長のDPSK信号光を発生する複数の信号光発生装置(20,22)と、
各波長の当該DPSK信号光を、波長に応じた所定の透過率特性で帯域を制限しつつ多重する波長多重装置(24,26,28)
とを具備する請求項8に記載の光伝送システム。 - データレートBのDPSK信号光を発生する信号光発生ステップと、
所定の透過率特性により当該DPSK信号光の帯域を制限する帯域制限ステップと、
帯域を制限され光伝送路を伝搬した当該DPSK信号光を2系統の強度変調信号光に変換する変換ステップと、
当該2系統の強度変調信号をバランス受信する受信ステップ
とを具備する光伝送方法であって、
当該2系統の強度変調信号光のスペクトルが実質的に左右対称になるように、当該帯域制限ステップの当該所定の透過率特性の中心周波数が当該DPSK信号光の光キャリア周波数から離調され、当該透過率特性の帯域幅が設定されていることを特徴とする光伝送方法。 - 光伝送路(12)と、
データレートBのDPSK信号光を発生する信号光発生装置(20,22)、及び、所定の透過率特性により当該DPSK信号光の帯域を制限する帯域制限装置(28)を具備する光送信装置(10)と、
帯域を制限され光伝送路(12)を伝搬した当該DPSK信号光を2系統の強度変調信号光に変換する変換装置(32)、及び、当該2系統の強度変調信号をバランス受信するバランス受信装置(34)を具備する光受信装置(14)
とからなる光伝送システムであって、
当該2系統の強度変調信号光のスペクトルが実質的に左右対称になるように、当該帯域制限ステップの当該所定の透過率特性の中心周波数が当該DPSK信号光の光キャリア周波数から離調され、当該透過率特性の帯域幅が設定されていることを特徴とする光伝送システム。 - データレートBのDPSK信号光を発生する信号光発生ステップと、
所定の透過率特性により当該DPSK信号光の帯域を制限する帯域制限ステップ
とを具備し、
当該所定の透過率特性の中心周波数が、当該DPSK信号光の光キャリア周波数から非ゼロの所定量Δfだけ離調され、当該透過率特性の帯域幅FがF>2Δf及び2B≧F>B/2を満たすことを特徴とする光送信方法。 - 0<Δf/B<0.4である請求項17に記載の光送信方法。
- 0.09<Δf/B<0.36である請求項17に記載の光送信方法。
- 0.15<Δf/B<0.32である請求項17に記載の光送信方法。
- Δf/Bが実質的に0.25である請求項17に記載の光送信方法。
- 更に、
複数の互いに異なる波長について、データレートBのDPSK信号光を発生し、且つ、各波長の当該DPSK信号光の帯域を制限するステップと、
帯域を制限された各DPSK信号光からなる波長分割多重信号光を光伝送路に出力するステップ
とを具備する請求項17に記載の光送信方法。 - データレートBのDPSK信号光を発生する信号光発生装置(20,22)と、
所定の透過率特性により当該DPSK信号光の帯域を制限する帯域制限装置(28)
とを具備する光送信装置であって、
当該所定の透過率特性の中心周波数が、当該DPSK信号光の光キャリア周波数から非ゼロの所定量Δfだけ離調され、当該透過率特性の帯域幅FがF>2Δf及び2B≧F>B/2を満たすことを特徴とする光送信装置。 - 0<Δf/B<0.4である請求項23に記載の光送信装置。
- 0.09<Δf/B<0.36である請求項23に記載の光送信装置。
- 0.15<Δf/B<0.32である請求項23に記載の光送信装置。
- Δf/Bが実質的に0.25である請求項8又は9に記載の光送信装置。
- 更に、
データレートBの互いに異なる波長のDPSK信号光を発生する複数の信号光発生装置(20,22)と、
各波長の当該DPSK信号光を、波長に応じた所定の透過率特性で帯域を制限しつつ多重する波長多重装置(24,26,28)
とを具備する請求項23に記載の光送信装置。
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