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JP2005089057A - シート状記録材料の搬送方法及び装置 - Google Patents

シート状記録材料の搬送方法及び装置 Download PDF

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JP2005089057A
JP2005089057A JP2003323066A JP2003323066A JP2005089057A JP 2005089057 A JP2005089057 A JP 2005089057A JP 2003323066 A JP2003323066 A JP 2003323066A JP 2003323066 A JP2003323066 A JP 2003323066A JP 2005089057 A JP2005089057 A JP 2005089057A
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roller
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JP2003323066A
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Takehisa Ono
剛久 大野
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
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Abstract

【課題】 複数の搬送ローラ対が記録材料を挟持又は解除するタイミングが重なった場合に、搬送ローラ対を効率よく動作制御する。
【解決手段】 搬送ローラ対30,31を、それぞれキャプスタンローラ33,35とニップローラ34,36から構成し、挟持位置と解除位置との間でニップローラ34,36を移動可能とする。ニップローラ34,36の移動タイミングが重なる場合には、パルスモータ55を駆動し続ける。例えば、下流側のニップローラ36を挟持位置へ向けて移動すべき時点(位置センサ64が記録紙シート24を検出してから時間T2後)における、パルスモータ55への駆動パルス速度を検出する。そして、検出された駆動パルス速度に応じて駆動パルス速度を増減させ、パルスモータ55を速度S2で駆動する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、シート状の記録材料を搬送する方法及び装置に関し、更に詳しくは、記録材料を挟持搬送する複数のローラ対の動作制御に関する。
特開2001−33883号公報 特開2002−3002号公報
シート状の感光材料を副走査方向に搬送しながら、これに垂直な主走査方向に記録光を照射して、感光材料に画像を記録する写真プリンタが広く知られている。写真プリンタには、キャプスタンローラとニップローラからなる搬送ローラ対が複数備えられ、記録材料は搬送ローラ対に挟持搬送される。
搬送速度の変動に起因する記録画像の濃度むらを抑えるために、画像記録時には感光材料を精密に搬送する必要がある。そこで、上記特許文献1には、記録光を照射する記録ヘッドの上流側及び下流側にそれぞれ設けられるニップローラを、感光材料を挟持する挟持位置と、挟持を解除する解除位置との間で移動自在とし、感光材料の先端又は後端が所定の位置に達したときに、各ニップローラの移動を開始することが記載されている。これにより、感光材料の長さや搬送速度が異なったとしても、感光材料の挟持及び解除が一定のタイミングでなされるから、記録画像の画質を良好に保つことができる。
また、上記特許文献2には、上流側及び下流側のニップローラの移動を単一のパルスモータで行うことが記載されている。さらに、感光材料の長さに応じてニップローラの移動速度を変化させることで、搬送ローラ対による挟持・解除時に感光材料が受ける衝撃を小さくする。
写真プリンタの処理能力を向上させるために、感光材料の搬送速度を大きくするとともに、連続して搬送される感光材料の間隔を小さくすることが好ましい。かかる場合に、下流側のニップローラが挟持位置に向けて移動する間に、上流側のニップローラを解除位置へ移動すべきタイミングが発生する、というように、各ニップローラの駆動タイミングが重なる可能性がある。
ニップローラの駆動タイミングが重ならないように、ニップローラの駆動タイミングが設計されているのが通常である。このため、駆動タイミングが重なる場合には、異常動作であると判断して一時的に感光材料の搬送を停止し、あるいは写真プリンタの動作自体を停止する必要があった。このとき、画像記録中に搬送速度が変化するので、濃度むらが発生する可能性が非常に大きくなる。また、感光材料の搬送を停止するので、写真プリンタの処理能力が著しく低下するという問題が生じる。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、複数の搬送ローラ対の駆動タイミングが重なった場合でも、搬送速度の低下を伴うことなく記録材料を安定して搬送することのできる搬送方法及び装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の搬送方法では、シート状の記録材料の搬送方向に対して、記録位置の上流側及び下流側にそれぞれ上流側ローラ対と下流側ローラ対を配置し、上流側ローラ対を構成する上流側可動ローラと下流側ローラ対を構成する下流側可動ローラのそれぞれを、記録材料を挟持搬送する挟持位置と記録材料の挟持を解除する解除位置との間で移動可能とするとともに、一方の可動ローラの移動動作中に他方の可動ローラを移動すべきタイミングが発生した場合には、他方の可動ローラの移動を優先させることを特徴とする。
上流側可動ローラ及び下流側可動ローラは、単一のパルスモータからの駆動を受けて移動するとともに、一方の可動ローラの移動動作中に他方の可動ローラを移動すべきタイミングが発生した場合には、他方の可動ローラの移動に基づき定められた速度の駆動パルスをパルスモータに供給することが好ましい。さらに、一方の可動ローラの移動に必要な駆動パルス数と、他方の可動ローラの移動に必要な駆動パルス数を合計した数の駆動パルスを、パルスモータに連続して供給することが好ましい。
下流側可動ローラの挟持位置方向への移動速度を、退避位置方向への移動速度よりも遅くすることが好ましい。また、上流側可動ローラの退避位置方向への移動速度を、挟持位置方向への移動速度よりも遅くすることが好ましい。さらに、一方の可動ローラの移動動作中に他方の可動ローラを移動すべきタイミングが発生した回数をカウントしても良い。
本発明の搬送装置は、シート状の記録材料の搬送方向に対して、記録位置の上流側及び下流側にそれぞれ上流側ローラ対と下流側ローラ対を配置し、上流側ローラ対を構成する上流側可動ローラと下流側ローラ対を構成する下流側可動ローラのそれぞれを、記録材料を挟持搬送する挟持位置と記録材料の挟持を解除する解除位置との間で移動可能とし、記録材料の先端が下流側ローラ対の間を通過した後に、下流側可動ローラを挟持位置へと移動させる第1移動機構と、記録材料の後端が上流側ローラ対の間を通過する前に、上流側可動ローラを退避位置へと移動させる第2移動機構と、記録材料の搬送位置に応じて第1及び第2移動機構の動作制御を行い、一方の可動ローラの移動動作中に他方の可動ローラを移動すべきタイミングが発生した場合には、他方の可動ローラの移動を優先させる移動制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、一方の可動ローラの移動動作中に他方の可動ローラを移動すべきタイミングが発生した場合には、他方の可動ローラの移動を優先させるようにしたから、搬送動作を安定化することができる。また、他方の可動ローラの移動に基づき定められた速度の駆動パルスをパルスモータに供給するようにしたから、記録材料の挟持・解除のタイミング遅れを最小限に抑えることができる。
また、一方の可動ローラの移動に必要な駆動パルス数と、他方の可動ローラの移動に必要な駆動パルス数を合計した数の駆動パルスを、パルスモータに連続して供給するようにしたから、移動タイミングが重なった場合でも、可動ローラの停止位置を確実に制御することができる。
下流側可動ローラの挟持位置方向への移動速度を、退避位置方向への移動速度よりも遅くし、上流側可動ローラの退避位置方向への移動速度を、挟持位置方向への移動速度よりも遅くしたから、挟持・解除動作に伴う記録材料への衝撃を小さくすることができる。さらに、一方の可動ローラの移動動作中に他方の可動ローラを移動すべきタイミングが発生した回数をカウントしたから、移動タイミングが重なりやすい箇所を特定することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態の一例を説明する。図1は写真プリンタのプリンタ装置11を示す概略図であり、プリンタ装置11は、記録紙ロール装填室13、カッタ装置14、裏印字装置15、画像記録部16、振り分け装置17から構成される。
記録紙ロール装填室13に装填されるマガジン20には、記録材料として用いられるシート状の感光記録紙21をロール状に巻き取った記録紙ロール22が収納されている。この感光記録紙21は、原紙等で形成された基体の少なくとも乳剤塗布側(画像記録側)の表面に対し、例えばポリエステルを含む樹脂に白色顔料を混合分散した組成物を被覆して形成される。また、マガジン20の給紙口近傍には給紙ローラ対23が備えられ、図示しない送り用駆動モータによって給紙ローラ対23が回転すると、記録紙ロール22から感光記録紙21が引き出され、カッタ装置14へ向けて送り出される。
カッタ装置14は、感光記録紙21の搬送経路を挟んで配置された固定刃14aと可動刃14bから構成される。感光記録紙21の先端がカッタ装置14より所定の長さだけ送り出されると、図示しないカッタ駆動機構が作動して可動刃14bが固定刃14aの方へと移動し、感光記録紙21を切断して所定長の記録紙シート24とする。記録紙シート24は、複数の送りローラ対25及び図示しないガイドレールに沿って裏印字装置15に向けて搬送される。裏印字装置15では、記録紙シート24の裏面(乳剤層と反対側の面)に、フイルムIDやコマ番号などの必要情報が印字される。
裏印字がなされた記録紙シート24は、送りローラ対26,27によって画像記録部16へ送られる。画像記録部16は、記録紙シート24に記録光を照射するための露光装置28と、画像記録部16内で記録紙シート24を搬送する搬送機構とで構成される。この搬送機構は、露光位置へと記録紙シート30を搬送する第1搬送ローラ対30と,露光済みの記録紙シート24をベルトコンベア32へと搬送する第2搬送ローラ対31を備える。
露光装置28には、周知のレーザプリンタと画像メモリとが備えられている。画像メモリには、図示しないフイルムスキャナで読み取られ、あるいは図示しないメモリカード等の記録媒体からの画像データを記憶する。レーザプリンタは、画像メモリに記憶された画像データに基づき強度変調されたレーザ光を記録紙シート24に照射して画像を露光記録する。露光済みの記録紙シート24は、ベルトコンベア32に送られる。記録紙シート24は、ベルトコンベア32の上で搬送される際に振り分け装置17によって複数列に振り分けられ、現像処理装置(図示せず)に送られる。現像処理装置において、発色現像・定着・洗浄の各処理が行われた後、乾燥処理が施され、プリント写真として写真プリンタの外部へ送り出される。
図2は、画像記録部16における搬送機構を概略的に示したものである。第1搬送ローラ対30は、ガイド板32の上面を挟むように配置されたキャプスタンローラ33、及び従動ローラであるニップローラ34から構成される。同様に、第2搬送ローラ対31は、ガイド板32の上面を挟むように配置されたキャプスタンローラ35、及び従動ローラであるニップローラ36から構成される。第1搬送ローラ対30側のキャプスタンローラ33には、図示しないギヤ列を介して搬送モータ37が接続される。この搬送モータ37は、例えばロータ歯数が100歯の5相のパルスモータが用いられ、常に等速度で回転するように駆動パルスが与えられる。なお、キャプスタンローラ33,35には、伸び縮みのないスチールベルト38が架けられており、単一の搬送モータ37によって2つのキャプスタンローラ33,35が等速度で回転する。
搬送モータ37が駆動してキャプスタンローラ33,35が回転すると、ニップローラ34,36との間に挟み込まれた記録紙シート24が一定速度で図中矢線方向(副走査方向)に搬送される。そして、記録紙シート24が露光位置39を通過する際に、露光装置28においてレーザ光が副走査方向と垂直の主走査方向(図面に垂直な方向)に照射され、1ラインずつ露光が行われる。なお、送りローラ対27(図1参照)には一方向クラッチが備えられるとともに、送りローラ対27による記録紙シート24の搬送速度は、第1搬送ローラ対30による搬送速度よりも小さくなるように定められる。このため、記録紙シートが第1搬送ローラ対30に挟持搬送された瞬間に送りローラ対27がフリーローラ化するので、記録紙シート24の受け渡しによる速度変動が低く抑えられる。
ニップローラ34,36は、主走査方向の両端でブラケット40,41に回動自在に保持されている。ブラケット40,41は図示しないガイド板により昇降自在に案内されており、それぞれ、圧縮バネ42,43によりキャプスタンローラ33,35に向けて付勢されている。この圧縮バネ42,43の付勢により、ニップローラ34,36がキャプスタンローラ33,35に押しつけられ、記録紙シート24が挟持される。
ブラケット40,41に形成された係合長孔40a,41aには、駆動レバー45,46の一端に設けられたガイドピン45a,46aが、それぞれ係合する。駆動レバー45,46は取り付け軸48により互いが交差するように回動自在に取り付けられている。駆動レバー45,46の他端側に取り付けられたカムフォロア50,51が偏心カム52の外周面に摺接する。偏心カム52が回転すると、駆動レバー45,46の他端側が押し出され、駆動レバー45,46は取り付け軸48を中心として回動する。これにより、ニップローラ34,36は記録紙シート24を挟持する挟持位置と、記録紙シート24の挟持を解除する解除位置との間で、図中上下方向に移動する。
偏心カム52の回転軸53には、図示しないギヤ列を介してパルスモータ55が接続されている。パルスモータ55はコントローラ56に接続されており、コントローラ56からの駆動パルスを受けて駆動する。パルスモータ55が駆動して、その出力軸が回転すると、偏心カム52が回転軸53を中心として時計方向に回転する。1駆動パルス当たりのパルスモータ55出力軸の回転角度は予め定められているため、駆動パルスの数をカウンタ57においてカウントすることで、偏心カム52の回転位置、すなわちニップローラ34,36の移動位置を検出することができる。また、パルスモータ55の近傍には発光部と受光部を備えた原点センサ60が配置されており、この原点センサ60はパルスモータ55の出力軸に形成された突起55aの通過を検出する。
ニップローラ34,36の上流側には、記録紙シート24の通過を検出するための第1、第2位置センサ63,64が配されている。第1、第2位置センサ63,64は、それぞれ発光部と受光部とから構成され、発光部において図中下方向に光照射し、その反射光を受光部で検出する。この反射光強度が変化したときに、記録紙シート24の先端又は後端が通過したことを検出する。
記録紙シート24が搬送されていない場合は、原点センサ60によって突起55aが検出された位置で停止する。このとき、偏心カム52が駆動レバー45,46の他端側を押し下げているため、ニップローラ34,36はともに退避位置で保持される。これにより、装置の不使用時にニップローラ34,36がキャプスタンローラ33,35に押し付けられて変形するのを防止することができる。
記録紙シート24が搬送され、その先端が第1位置センサ63によって検出されると、コントローラ56は駆動パルスをパルスモータ55に与え、偏心カム52を図2に示す位置から図3に示す位置に向けて回動させる。偏心カム52の回動により、駆動レバー45が図中反時計方向に回転する。上流側のニップローラ34が徐々に図中下方へ移動して、図3に示す挟持位置で停止する。
記録紙シート24が第1搬送ローラ対30により挟持搬送され、その先端が第2位置センサ64を通過すると、図3に示す位置から図4に示す位置へと偏心カム52が図中時計方向に回動して、下流側の駆動レバー46のみを回動させる。上流側のニップローラ34が挟持位置に保持されたまま、後段側のニップローラ36のみが挟持位置へ向けて徐々に移動する。記録紙シート24の先端が第2搬送ローラ対31を通過した後に、後段側のニップローラ36が図4に示す挟持位置へと到達するので、記録紙シート24が第2搬送ローラ対31に突入する際の衝撃をなくすことができる。
記録紙シート24は、第1、第2搬送ローラ対30,31に挟持された状態で、一定速度で図中矢線で示す副走査方向に搬送される。そして、記録紙シート24の後端が第1位置センサ63を通過すると、パルスモータ55が駆動して偏心カム52は、図4に示す位置から図5に示す位置へと回動し、上流側の駆動レバー45のみを回動させる。これにより、下流側のニップローラ36が挟持位置に保持されたまま、上流側ニップローラ34が図5に示す退避位置へと移動を開始する。記録紙シート24の後端が第1搬送ローラ対30を通過する前に、上流側のニップローラ34が記録紙シート24から離れるため、記録紙シート24が第1搬送ローラ対30を抜ける際の衝撃をなくすことができる。
その後、記録紙シート24は、下流側の搬送ローラ対31のみによって搬送される。そして、記録紙シート24の後端が第2位置センサ64を通過したことが検出されると、コントローラ56は駆動パルスをパルスモータ55に与えて、偏心カム52を図5に示す位置から図2に示す位置へと回動させる。上流側のニップローラ34が挟持位置に保持されたまま、下流側のニップローラ36が退避位置へと移動を開始して、第2搬送ローラ対31による挟持を解除する。
図2に示すように、データバス68を介してコントローラ56に接続されたROM70には、ニップローラ34,36を駆動制御するプログラムが記憶されており、画像記録時に読み出される。また、データバス68を介してコントローラ56に接続されたRAM71には、ニップローラ34,36を移動させるためにパルスモータ55に供給する駆動パルスの速度(後述するS1,S2)に関するデータ、ニップローラ34,36の各移動段階においてパルスモータ55に供給すべき駆動パルス数(後述のP1〜P4)に関するデータ、位置センサ63,64が記録紙シート24を検出してからパルスモータ55を駆動・停止するまでのタイムラグ(後述のT1〜T5)に関するデータ、等が記憶されている。
上記構成による搬送機構の動作について、図6のタイミングチャートを用いて説明する。記録紙シート24が搬送されず、あるいは搬送中であっても第1位置センサ63が記録紙シート24の先端を検出しないときは、原点センサ60によってパルスモータ55の出力軸が原点位置にある状態でパルスモータ55が停止する。このとき、ニップローラ34,36がともに退避位置に保持され、ローラの外周面が変形するのを防止する。
記録紙シート24が搬送され、その先端が第1位置センサ63によって検出されると、時間T1後にパルスモータ55が駆動を開始し、これにより上流側のニップローラ34が挟持位置に向けて移動する。パルスモータ55に与える駆動パルスの速度(ニップローラ34の移動速度に対応)は、一定の割合で増加し、速度S1で一定値をとる。その後、駆動パルスの速度は一定の割合で減少し、ニップローラ34が挟持位置に達したときに0となる。ニップローラ34が挟持位置に達するまでのパルスモータ55への駆動パルス数はP1となるように予め定められており、パルスモータ55に与える駆動パルス数をカウンタ57でカウントすることで、ニップローラ34を確実に挟持位置で停止させることができる。
挟持状態にある第1搬送ローラ対30により、記録紙シート24は副走査方向に搬送される。記録紙シート24の記録エリアの先端が露光位置39に達したときに露光装置28が駆動され、記録紙シート24内に画像が1ラインずつ露光記録される。そして、第2位置センサ64が記録紙シート24の先端を検出すると、時間T2後にパルスモータ55が回転を始め、下流側のニップローラ36が挟持位置に向けて移動する。パルスモータ55に与える駆動パルスの速度(ニップローラ36の移動速度に対応)は、一定の割合で増加して速度S2で一定値をとる。その後、駆動パルスの速度は一定の割合で減少し、ニップローラ36が挟持位置に達したとき(供給パルス数がP2になったとき)に0となる。
図6から明らかなように、下流側のニップローラ36を挟持位置へ移動させる駆動シーケンスにおける駆動パルス速度S2は、上流側のニップローラ34を挟持位置へ移動させる際の駆動パルス速度S1よりも小さくなっている。このため、画像記録中に下流側のニップローラ36が記録紙シート24に当接する際の衝撃が低く抑えられ、露光ムラを小さくすることができる。
第1及び第2搬送ローラ対30,31に記録紙シート24が挟持搬送された状態で、画像記録が行われる。そして、第1位置センサ63が記録紙シート24の後端を検出すると、時間T3後にパルスモータ55が回転を始め、上流側のニップローラ34が解除位置に向けて移動する。パルスモータ55に与える駆動パルスの速度(ニップローラ34の移動速度に対応)は、一定の割合で増加して速度S2で一定値をとる。その後、駆動パルスの速度は一定の割合で減少し、ニップローラ34が解除位置に達したとき(すなわち、供給パルス数がP3になったとき)に0となり、ニップローラ34が停止する。下流側のニップローラ36を挟持位置へ移動させる段階と同様に、この移動段階における駆動パルス速度も小さく定めている。このため、ニップローラ34が記録紙シート24から離れる瞬間の衝撃が小さくなるため、搬送速度の変動に伴う露光ムラを効果的に抑制することができる。
その後、挟持状態にある第2搬送ローラ対31により、記録紙シート24は副走査方向に搬送される。第2位置センサ64が記録紙シート24の後端を検出すると、時間T4後にパルスモータ55が回転を始め、下流側のニップローラ36が解除位置に向けて移動する。パルスモータ55に与える駆動パルスの速度(ニップローラ36の移動速度に対応)は、一定の割合で増加して速度S1で一定値をとる。駆動パルスの速度は一定の割合で減少し、ニップローラ36が解除位置に達したとき(すなわち、供給パルス数がP4になったとき)に0となり、ニップローラ36が停止する。なお、下流側のニップローラ36を解除位置へ移動する段階では、原点センサ60が突起55aを検出した後にカウントされた駆動パルス数がP5になったときに、パルスモータ55の駆動を停止するように動作制御されている。
上記動作により、1枚の記録紙シート24が露光部16を通過する。そして、次の記録紙シート24が露光部16に達したときは、上記と同様の動作を行うことで、ニップローラ34,36による挟持・解除動作に伴う衝撃を小さく抑えながら、記録紙シート24を搬送する。
記録紙シート24の長さや搬送速度が設計範囲内であるときは、図6に示すタイミングチャートに従い、各移動シーケンス毎に所定数(P1〜P4)の駆動パルスを供給する毎にパルスモータ55の駆動を一時停止する。しかし、記録紙シート24の長さや搬送速度が設計範囲から外れてしまうと、ニップローラ34,36の移動タイミングが重なる場合がある。かかる場合に、ニップローラ34,36の挟持・解除動作が遅れるため、動作異常であると判断して、記録紙シート24の搬送を一時停止したり、写真プリンタ全体の動作を停止する必要が生じていた。
そこで、ニップローラ34,36の移動タイミングが重なる場合には、パルスモータ55を駆動し続けることにより、記録紙シート24の搬送を停止することなくプリント処理を行うようにしている。例えば、システムコントローラ56は、下流側のニップローラ36を挟持位置へ向けて移動すべき時点(第2位置センサ64が記録紙シート24を検出してから時間T2後)における、パルスモータ55への駆動パルス速度を検出する。そして、検出された駆動パルス速度に応じて駆動パルス速度を増減させ、パルスモータ55を速度S2で駆動する。
図7(A)に示すように、下流側のニップローラ36を駆動すべき時点における駆動パルス速度がS1となる場合には、コントローラ56は、駆動パルス速度を減少させ、パルス速度S2でパルスモータ55を駆動する。そして、連続して供給する駆動パルスの数が(P1+P2)に達したときに、パルスモータ55の駆動を停止する。このとき、下流側のニップローラ36が挟持位置に達した状態で停止する。
また、図7(B)に示すように、下流側のニップローラ36を駆動すべき時点における駆動パルス速度がS1とS2の間である場合には、駆動パルス速度がS2になるまでパルス速度を一定の割合で減少させ、その後は速度S2でパルスモータ55を駆動する。また、下流側のニップローラ36を駆動すべき時点における駆動パルス速度がS2より小さい場合には(図7(C)参照)、駆動パルス速度がS2になるまでパルス速度を一定の割合で増加させ、その後は速度S2でパルスモータ55を駆動する。上記いずれの場合も、連続して供給する駆動パルスの数が(P1+P2)に達したときに、パルスモータ55の駆動を停止する。
パルスモータ55の駆動中に、下流側のニップローラ36を駆動すべきタイミングが生じた場合に、速やかに速度S2でパルスモータ55を連続的に駆動することにより、ニップローラ36が記録紙シート24を挟持するタイミング遅れを小さくすることができる。これにより、記録紙シート24の搬送を停止させる必要がなくなるから、写真プリンタの処理能力を一定に保つことができる。また、パルスモータ55の駆動速度をS2に低減しているので、ニップローラ36が記録紙シート24に接触する際の衝撃を小さく抑えることができる。
パルスモータ55の駆動中に、上流側のニップローラ34を解除位置へ向けて移動すべきタイミングが発生した場合にも、同様にパルスモータ55を連続的に駆動する。すなわち、図8(A)に示すように、上流側のニップローラ34を移動すべき時点(第1位置センサ63が記録紙シート24後端を検出してから時間T3が経過した時点)における駆動パルス速度がS2となる場合には、コントローラ56は、駆動パルス速度をS2に保ち、供給パルス数が(P2+P3)になったときに、パルスモータ55の駆動を停止する。このとき、上流側のニップローラが解除位置に達した状態で停止する。また、図8(B)で示すように、上流側のニップローラを移動すべき時点における駆動パルス速度がS2より小さい場合には、駆動パルス速度がS2になるまでパルス速度を一定の割合で増加させ、その後は速度S2でパルスモータ55を駆動する。そして、供給パルス数が(P2+P3)になったときに、パルスモータ55の駆動を停止する。これにより、ニップローラ34が解除位置へ移動するタイミングの遅れを小さくすることができる。
パルスモータ55の駆動中に、下流側のニップローラ36を解除位置へ向けて移動すべきタイミングが発生した場合に、パルス速度を一旦0にすることなく連続的にパルスモータ55を駆動する。図9(A)に示すように、下流側のニップローラ36を移動すべき時点(第2位置センサ64が記録紙シート24を検出してから時間T4が経過した時点)における駆動パルス速度がS2となる場合には、コントローラ56は駆動パルス速度をS1になるまで増加し、ニップローラ36を移動する。そして、原点センサ60が突起55aを検出してからの供給パルス数がP5になったときに、パルスモータ55の駆動を停止する。このとき、上流側及び下流側のニップローラ34,36がともに解除位置に達した状態で停止する。また、下流側のニップローラ36を移動すべき時点における駆動パルス速度がS2より小さい場合には、図9(B)に示すように、駆動パルス速度がS1になるまでパルス速度を一定の割合で増加させ、その後は速度S1でパルスモータ55を駆動する。そして、原点センサ60が突起55aを検出してからの供給パルス数がP5になったときに、パルスモータ55の駆動を停止する。
パルスモータ55の駆動中に、上流側のニップローラ34を挟持位置へ向けて移動すべきタイミングが発生した場合に、パルス速度を一旦0にすることなく連続的にパルスモータ55を駆動する。図10(A)に示すように、上流側のニップローラ34を移動すべき時点(第1位置センサ63が記録紙シート24を検出してから時間T1が経過した時点)における駆動パルス速度がS1となる場合には、コントローラ56は駆動パルス速度をS1に保ったままニップローラ34を移動する。そして、原点センサ60が突起55aを検出してからの供給パルス数が(P5+P1)になったとき、すなわち、連続して供給するパルス数が(P4+P1)に達したときに、パルスモータ55の駆動を停止する。このとき、上流側のニップローラ34が挟持位置に達した状態で停止する。また、図10(B)で示すように、上流側のニップローラ34を移動すべき時点における駆動パルス速度がS1より小さい場合には、駆動パルス速度がS1になるまでパルス速度を一定の割合で増加させ、その後は速度S1でパルスモータ55を駆動する。そして、原点センサ60が突起55aを検出してからの供給パルス数が(P5+P1)になったときに、パルスモータ55の駆動を停止する。
上記実施形態では、ニップローラ34,36を移動すべき時点で検出された駆動パルス速度を基準としてパルス速度を増減しているが、位置センサ63,64が記録紙シート24を検出したときに、カウンタ57から供給パルス数情報を読み出し、ニップローラ34,36を移動すべき時点での駆動パルス速度を算出してもよい。各移動段階における、駆動パルス速度の最大値、加速度は予め定められているから、簡単な演算により時間T1〜T4後の駆動パルス速度を算出することができる。
なお、ニップローラを移動するタイミングが重なった場合には、その旨を示す情報を記録しておくことが好ましい。すなわち、図7〜図10で示した移動タイミングが発生した場合には、それぞれの発生回数をRAM71に記録する。そして、写真プリンタの点検時に、RAM71から発生回数情報を読み出すことで、移動タイミングが重なりやすい段階を検出し、時間T1〜T4や、パルス速度S1,S2を変更することで、移動タイミングが重なるのを防止することができる。
上記実施形態では、2つの移動タイミングが重なる場合についてのみ記載しているが、本発明は3つ以上の移動タイミングが重なる場合についても適用できる。
ニップローラを移動させる機構は上記実施形態のものに限定されることはなく、例えば図11、12に記載の機構を適用することも可能である。この例では、上流側ニップローラ101及び下流側ニップローラ102は、カムユニット103の回転により図中上下に移動することで、図示しないキャプスタンローラとの間で記録紙シートを挟持し、あるいは記録紙シートの挟持を解除する。
カムユニット103は、ニップローラ101,102の軸方向に並べられた駆動カム105,第1カム106及び第2カム107からなる。駆動カム105と、2つのプーリ108,109との間でタイミングベルト110が架けられており、プーリ108に接続されたパルスモータ111が駆動すると、タイミングベルト110が回動して駆動カム105は回転軸112を中心として図中反時計方向に回動する。このとき、駆動カム105に固着された第1カム106及び第2カム107が、図中反時計方向に回動する。
第1カム106、第2カム107の外周面には、カムユニット103に向けて付勢された第1、第2カムフォロア113,114がそれぞれ摺接する。第1カムフォロア113と上流側ニップローラ101はベース部材115に支持されており、ベース部材115に取り付けられた回転軸115aを中心として回動自在である。同様に、ベース部材116に支持された第2カムフォロア114と下流側ニップローラ102は、回転軸116aを中心として回動自在とされる。
パルスモータ111が駆動してカムユニット103が図中反時計方向に回転すると、第1カムフォロア113は第1カム106に摺接しながらカムユニット103の径方向に移動する。この移動に伴い、図示しないキャプスタンローラとの間で記録紙シートを挟持する挟持位置と、キャプスタンローラから離れる解除位置との間で、上流側ニップローラ101が移動する。同様に、第2カムフォロア114が第2カム107と摺接しながら移動することにより、下流側ニップローラ102が挟持位置と解除位置との間で移動する。
このような構成の移動機構においても、パルスモータ111の駆動中にニップローラを移動すべきタイミングが発生した場合に、図7〜図10で示したシーケンスに従ってパルスモータ111を連続的に駆動することにより、ニップローラが記録紙シートを挟持するタイミング遅れを小さくすることができる。
上記実施形態では、単一のパルスモータを用いて2つのニップローラを移動する方式の搬送機構を用いて説明しているが、本発明は、各ニップローラを駆動するためのパルスモータをそれぞれ設けて駆動する方式の搬送機構にも適用できる。この場合には、一方のニップローラを移動している間に別のニップローラを駆動するタイミングが発生した場合には、異常段階として記録紙シート24の搬送を停止せずに、両方のパルスモータを同時に駆動して、2つのニップローラを同時に移動させればよい。
プリンタ装置の構成を概略的に示す説明図である。 搬送機構の構成を概略的に示す平面図であり、上流側及び下流側ニップローラがともに解除位置にある。 搬送機構の構成を概略的に示す平面図であり、上流側ニップローラが挟持位置にあり、下流側ニップローラが解除位置にある。 搬送機構の構成を概略的に示す平面図であり、上流側及び下流側ニップローラがともに挟持位置にある。 搬送機構の構成を概略的に示す平面図であり、上流側ニップローラは解除位置にあり、下流側ニップローラが挟持位置にある。 パルスモータに供給される駆動パルスの速度変化を表すタイミングチャートである。 上流側ニップローラの移動時に下流側ニップローラの移動タイミングが発生した場合における、駆動パルスの速度変化を示すタイミングチャートである。 下流側ニップローラの移動時に上流側ニップローラの移動タイミングが発生した場合における、駆動パルスの速度変化を示すタイミングチャートである。 上流側ニップローラの移動時に下流側ニップローラの移動タイミングが発生した場合における、駆動パルスの速度変化を示すタイミングチャートである。 下流側ニップローラの移動時に上流側ニップローラの移動タイミングが発生した場合における、駆動パルスの速度変化を示すタイミングチャートである。 搬送機構の別の実施例を概略的に示す斜視図である。 図11の搬送機構の構成を概略的に示す平面図である。
符号の説明
24 記録紙シート
28 露光装置
30 第1搬送ローラ対
31 第2搬送ローラ対
33,35 キャプスタンローラ
34,36,101,102 ニップローラ
52 偏心カム
55 パルスモータ
56 コントローラ
57 カウンタ
60 原点位置センサ
63 第1位置センサ
64 第2位置センサ

Claims (11)

  1. シート状の記録材料の搬送方向に対して、記録位置の上流側及び下流側にそれぞれ上流側ローラ対と下流側ローラ対を配置し、前記上流側ローラ対を構成する上流側可動ローラと前記下流側ローラ対を構成する下流側可動ローラのそれぞれを、前記記録材料を挟持搬送する挟持位置と前記記録材料の挟持を解除する解除位置との間で移動可能とした、シート状記録材料の搬送方法において、
    一方の可動ローラの移動動作中に他方の可動ローラを移動すべきタイミングが発生した場合には、前記他方の可動ローラの移動を優先させることを特徴とするシート状記録材料の搬送方法。
  2. 前記上流側可動ローラ及び前記下流側可動ローラは、単一のパルスモータからの駆動を受けて移動するとともに、一方の可動ローラの移動動作中に他方の可動ローラを移動すべきタイミングが発生した場合には、前記他方の可動ローラの移動に基づき定められた速度の駆動パルスを前記パルスモータに供給することを特徴とする請求項1記載のシート状記録材料の搬送方法。
  3. 前記一方の可動ローラの移動に必要な駆動パルス数と、前記他方の可動ローラの移動に必要な駆動パルス数を合計した数の駆動パルスを、前記パルスモータに連続して供給することを特徴とする請求項2記載のシート状記録材料の搬送方法。
  4. 前記下流側可動ローラは、前記記録材料の先端が前記下流側ローラ対を通過した後に前記挟持位置に達するとともに、前記挟持位置方向への移動速度を、前記退避位置方向への移動速度よりも遅くしたことを特徴とする、請求項2又は3に記載のシート状記録材料の搬送方法。
  5. 前記上流側可動ローラは、前記記録材料の後端が前記上流側ローラ対を通過する前に前記退避位置へ向けて移動するとともに、前記退避位置方向への移動速度を、前記挟持位置方向への移動速度よりも遅くしたことを特徴とする、請求項2又は3に記載のシート状記録材料の搬送方法。
  6. 一方の可動ローラの移動動作中に他方の可動ローラを移動すべきタイミングが発生した回数をカウントすることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載のシート状記録材料の搬送方法。
  7. シート状の記録材料の搬送方向に対して、記録位置の上流側及び下流側にそれぞれ上流側ローラ対と下流側ローラ対を配置し、前記上流側ローラ対を構成する上流側可動ローラと前記下流側ローラ対を構成する下流側可動ローラのそれぞれを、前記記録材料を挟持搬送する挟持位置と前記記録材料の挟持を解除する解除位置との間で移動可能とした、シート状記録材料の搬送装置において、
    前記記録材料の先端が前記下流側ローラ対の間を通過した後に、前記下流側可動ローラを挟持位置へと移動させる第1移動機構と、
    前記記録材料の後端が前記上流側ローラ対の間を通過する前に、前記上流側可動ローラを退避位置へと移動させる第2移動機構と、
    前記記録材料の搬送位置に応じて前記第1及び第2移動機構の動作制御を行い、一方の可動ローラの移動動作中に他方の可動ローラを移動すべきタイミングが発生した場合には、前記他方の可動ローラの移動を優先させる移動制御手段とを備えたことを特徴とする、シート状記録材料の搬送装置。
  8. 前記移動機構は、前記上流側可動ローラ及び前記下流側可動ローラを駆動するパルスモータによって作動し、一方の可動ローラの移動動作中に他方の可動ローラを移動すべきタイミングが発生した場合には、前記移動制御手段は、前記他方の可動ローラの移動に基づき定められた速度で駆動パルスを前記パルスモータに供給することを特徴とする請求項7記載のシート状記録材料の搬送装置。
  9. 前記移動制御手段は、前記一方の可動ローラの移動に必要な駆動パルス数と、前記他方の可動ローラの移動に必要な駆動パルス数を合計した数の駆動パルスを、前記パルスモータに連続して供給することを特徴とする、請求項8記載のシート状記録材料の搬送装置。
  10. 前記記録材料の搬送方向に対して、前記上流側ローラ対の上流側に配置され、前記記録材料の通過を検出して前記第1移動機構を作動させるための第1位置センサと、
    前記記録材料の搬送方向に対して、前記下流側ローラ対の上流側に配置され、前記記録材料の通過を検出して前記第2移動機構を作動させるための第2位置センサとを有することを特徴とする、請求項8又は9記載のシート状記録材料の搬送装置。
  11. 一方の可動ローラの移動動作中に他方の可動ローラを移動すべきタイミングが発生した回数を記憶するための記憶手段を備えたことを特徴とする、請求項8〜10のいずれか1項に記載のシート状記録材料の搬送装置。
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