JP2005089046A - 自律移動車両におけるエレベータ制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 自律移動車両がエレベータに対して乗り降りする際に乗り場床面とエレベータ床面との間に生じる段差を有効に解消し、かつエレベータ制御のために要するコストも少なくて済むエレベータ制御システムを提供する。
【解決手段】 自律移動車両1は、乗り場床面Fsとエレベータ床面Feとの境界を特定する境界特定手段8と、この境界特定手段8で特定される境界におけるエレベータ2の段差量を検出する境界段差量検出手段10と、この境界段差量検出手段10で検出された段差量に基づいてエレベータ2の上昇または下降を指示する昇降信号をエレベータ制御装置3に向けて送信する昇降指示手段12とを含み、エレベータ制御装置3は、昇降指示手段12からの昇降信号に基づいて両床面Fs,Fe間の段差量が少なくなるようにエレベータ2を昇降制御する。
【選択図】 図1
【解決手段】 自律移動車両1は、乗り場床面Fsとエレベータ床面Feとの境界を特定する境界特定手段8と、この境界特定手段8で特定される境界におけるエレベータ2の段差量を検出する境界段差量検出手段10と、この境界段差量検出手段10で検出された段差量に基づいてエレベータ2の上昇または下降を指示する昇降信号をエレベータ制御装置3に向けて送信する昇降指示手段12とを含み、エレベータ制御装置3は、昇降指示手段12からの昇降信号に基づいて両床面Fs,Fe間の段差量が少なくなるようにエレベータ2を昇降制御する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、自律移動車両を昇降するエレベータを制御するための制御システムに関するものである。
従来のこの種のエレベータ制御システムとして、建屋内のエレベータ乗り場の床面とエレベータのケージ内の床面との間に生じる段差の有無を検出する段差検出手段を設けるとともに、両床面にはそれぞれスロープ板を配置し、さらに、各スロープ板の対向側をそれぞれ持ち上げる昇降駆動手段を設け、上記の段差検出手段によってエレベータ乗り場の床面とエレベータの床面との間に段差があることが検出された場合には、これに応じて昇降駆動手段が低い方の床面側に位置するスロープ板を持ち上げて床面間の段差を無くし、自律移動車両をエレベータ乗り場とエレベータとの間を円滑に移動できるようにした技術が提案されている(例えば、特許文献1等参照)。
特開平8−245149号公報
しかしながら、上述した従来のエレベータ制御システムの場合、自律移動車両とエレベータ以外に、エレベータ乗り場とエレベータの両床面にそれぞれスロープ板を配置する必要があるとともに、これらの各スロープ板を駆動する昇降駆動手段を別途設ける必要があるため、段差解消のための機構が全体的に複雑化するとともに、余分なコストがかかるという不具合がある。
さらに、従来は、自律移動車両には段差を解消するように制御する手段が設けられておらず、段差が発生すると、必ず昇降手段が作用するようにしている。このため、車輪径の大きなものや人が利用する際など、多少の段差が問題にならない場合にも、段差解消手段が動作してしまい、無駄な待ち時間が生じている。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、自律移動車両がエレベータに対して乗り降りする際に、従来のような段差解消用の特別な機構を設けなくても、乗り場床面とエレベータ床面との間に生じる段差を有効に解消することができ、また、無駄な待ち時間を生じることがなく、しかも、エレベータ制御のために要するコストも少なくて済む自律移動車両におけるエレベータ制御システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る自律移動車両におけるエレベータ制御システムにあっては、次の構成を採用している。
すなわち、請求項1記載の発明は、自律移動車両と、この自律移動車両を昇降するエレベータと、このエレベータを昇降制御するエレベータ制御装置とを備え、前記自律移動車両は、前記エレベータの床面とエレベータ乗り場の床面との境界を特定する境界特定手段と、前記境界特定手段で特定される境界における両床面間の段差量を検出する境界段差量検出手段と、この境界段差量検出手段で検出された段差量に基づいてエレベータの上昇または下降を指示する昇降信号を前記エレベータ制御装置に向けて送信する昇降指示手段とを含む一方、前記エレベータ制御装置は、前記昇降指示手段からの昇降信号を受信し、この昇降信号に基づいて前記両床面間の段差量が少なくなるようにエレベータを昇降制御するものであることを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、前記自律移動車両は、床面までの距離を検出する距離センサを備え、前記境界段差量検出手段は、この距離センサの検出出力に基づいて前記段差量を検出するものであることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、前記自律移動車両は、当該車両の傾きを検出する車両傾きセンサを備え、前記境界段差量検出手段は、この車両傾きセンサで検出される車両の傾きに基づいて前記段差量を検出するものであることを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の発明の構成において、前記昇降指示手段は、前記境界段差量検出手段で検出された段差量に基づいて、前記エレベータ制御装置に対してエレベータの昇降方向を指示する信号のみを送信し、前記境界段差量検出手段で検出された段差量が予め設定された所定範囲内に収まる値になったときにエレベータの昇降停止信号を送信するものであることを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の発明の構成において、前記昇降指示手段は、前記境界段差量検出手段で検出された段差量に基づいてエレベータの昇降方向および昇降距離を決定し、これらの情報をエレベータ制御装置に対して送信するものであることを特徴としている。
請求項6記載の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の発明の構成において、前記エレベータの制動距離を計測する制動距離計測手段と、その制動距離を記憶する記憶手段とを備え、前記昇降指示手段は、前記境界段差量検出手段で検出される段差量が前記記憶手段に記憶されている前回の制動距離の範囲内に収まったときにエレベータの昇降停止信号を前記エレベータ制御装置に向けて送信するものであることを特徴としている。
請求項7記載の発明は、自律移動車両と、この自律移動車両を昇降するエレベータと、このエレベータを昇降制御するエレベータ制御装置とを備え、前記自律移動車両は、前記エレベータの床面とエレベータ乗り場の床面との間を移動する場合における現在位置する一方の床面から乗り移るべき他方の床面への移動が上りとなる段差であるか否かを検出する境界上り段差検出手段と、この境界上り段差検出手段で上り段差が検出された場合には、これに応じてエレベータの上昇または下降を指示する昇降信号を前記エレベータ制御装置に向けて送信する昇降指示手段とを含む一方、前記エレベータ制御装置は、前記昇降指示手段からの昇降信号を受信し、この昇降信号に基づいて前記両床面間の段差量が少なくなるようにエレベータを昇降制御するものであることを特徴としている。
請求項8記載の発明は、請求項7記載の発明の構成において、前記境界上り段差検出手段は、自律移動車両の駆動モータにおける過負荷の有無を検出する過負荷検出手段を含むことを特徴としている。
請求項9記載の発明は、請求項8記載の発明の構成において、前記境界上り段差検出手段は、前記過負荷検出手段で検出された駆動モータの過負荷状態が所定時間以上にわたって継続される場合に上り段差有りとして検出するものであることを特徴としている。
請求項10記載の発明は、請求項7記載の発明の構成において、前記境界上り段差検出手段は、自律移動車両の車輪の回転数を検出するエンコーダを含むことを特徴としている。
請求項11記載の発明は、請求項10記載の発明の構成において、前記境界上り段差検出手段は、前記エンコーダで検出される駆動モータの回転数が予め設定された基準値以下の状態が所定時間以上にわたって継続される場合に上り段差有りとして検出するものであることを特徴としている。
本発明に係る自律移動車両におけるエレベータ制御システムは、段差解消用の特別な機構を設けなくても、自律移動車両とエレベータ制御装置の電気的な制御によってエレベータの床面とエレベータ乗り場の床面との段差を有効に解消することができる。このため、自律移動車両をエレベータ乗り場の床面からエレベータの床面、あるはエレベータの床面からエレベータ乗り場の床面へと円滑に移動することができる。しかも、エレベータ制御のために要するコストも少なくて済むため、比較的容易に実施することができる。さらに、自律移動車両のエレベータの乗り降りの際のみに段差が解消するように動作して、車輪径の大きなものや人が利用する際など、多少の段差が問題にならない場合には、段差解消の制御は行われないので、従来のような無駄な待ち時間が生じることもない。
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1に係る自律移動車両におけるエレベータ制御システムの全体構成を示すブロック図である。
図1は本発明の実施形態1に係る自律移動車両におけるエレベータ制御システムの全体構成を示すブロック図である。
この実施形態1のエレベータ制御システムは、自律移動車両1、この自律移動車両1を昇降するエレベータ2、およびこのエレベータの昇降動作を制御するエレベータ制御装置3を備えている。
自律移動車両1は、車体5に内蔵された駆動モータ等によって車輪6が駆動されて自力走行する自走式のもので、障害物検知センサ7、境界特定手段8、距離センサ9、境界段差量検出手段10、車両傾きセンサ11、および昇降指示手段12を備えている。
上記の障害物検知センサ7は、自律移動車両1の周りの壁等の障害物の有無を検知するものであり、例えば超音波センサなどを車体5の周囲に複数個を配置することにより構成されている。
境界特定手段8は、予め自律移動車両1の走行エリアやエレベータ2の設置位置などのマップを記憶しており、上記の障害物検知センサ7で検知された周辺の壁などのマップと照合することによりエレベータ乗り場の床面Fsとエレベータのケージ内の床面Feとの境界を特定するようになっている。なお、以下の説明では、エレベータ乗り場の床面Fsのことを乗り場床面と、エレベータ2のケージ内の床面Feのことをエレベータ床面とそれぞれ称することとする。
距離センサ9は、自律移動車両1の進行方向における各床面Fs,Feの状況が検出できるように、例えば図2に示すようにレーザ式の三次元距離センサを車体5の前端に配置して構成されている。そして、レーザ光を床面上Fs,Feを走査して、各床面Fs,Feまでの距離L1,L2をそれぞれ計測するようになっている。
車両傾きセンサ11は、車体5の傾きを検出するものであり、例えばジャイロセンサ、加速度センサなどが適用される。
境界段差量検出手段10は、距離センサ9の検出出力に基づいて、境界特定手段8で特定される境界における乗り場床面Fsとエレベータ床面Feとの間の段差量Δhを検出するものである。すなわち、距離センサ9で検出される乗り場床面Fsまでの距離L1とエレベータ床面L2までの距離L2に基づいて距離センサ9に対する各鉛直高さh2,h1を算出して、例えば次式により段差量Δhを求めるものである。
Δh=h2−h1=L2・cosθ2−L1・cosθ1 (1)
この距離センサ9の検出距離L1,L2を予め十分な長さに設定しておけば、自律移動車両1が乗り場床面Fsとエレベータ床面Feとの境界を通過するまでの間に事前に両床面Fs,Feの段差を解消できるため、自律移動車両1を停止させることなく円滑に床面間を走行させることができる。
この距離センサ9の検出距離L1,L2を予め十分な長さに設定しておけば、自律移動車両1が乗り場床面Fsとエレベータ床面Feとの境界を通過するまでの間に事前に両床面Fs,Feの段差を解消できるため、自律移動車両1を停止させることなく円滑に床面間を走行させることができる。
さらに、この境界段差量検出手段10は、車両傾きセンサ11の検出出力に基づいて乗り場床面Fsとエレベータ床面Feとの境界を通過する際の両床面Fs,Fe間の段差量ΔHを検出するようにしている。すなわち、図3に示すように、自律移動車両1の前後の車輪間の距離L0は一定であるので、車両傾きセンサ11で車体5の傾きαが分かれば、段差量ΔHを次式、
ΔH=L0・sinα (2)
から算出する。
ΔH=L0・sinα (2)
から算出する。
このように、車両傾きセンサ11によって自律移動車両1の傾きαを検出すれば、比較的重量のある自律移動車両1が乗り場床面Fsとエレベータ床面Feとの間を移動する際に自重の変化によって両床面Fs,Feの間で段差が生じた場合にも、境界段差量検出手段10によってその段差量ΔHを確実に検出することができる。
昇降指示手段12は、距離センサ9で両床面Fs,Fe間の段差の有無が検出された場合に、境界段差量検出手段10で検出された段差量ΔhあるいはΔHに基づいてエレベータ2の昇降方向を決定し、その昇降方向にみを指示する信号を昇降信号としてエレベータ制御装置3に向けて無線で送信するものである。さらに、この昇降指示手段12は、境界段差量検出手段10で検出される段差量ΔhあるいはΔHが予め設定された所定範囲内に収まる値になったときには、エレベータ2の昇降停止信号をエレベータ制御装置3に向けて送信するようになっている。
一方、エレベータ制御装置3は、自律移車両1の昇降指示手段12から送信された信号を受信し、受信した信号に基づいて乗り場床面Fsとエレベータ床面Feとの段差量ΔhあるいはΔHが少なくなるようにエレベータ2を昇降制御するものである。このエレベータ制御装置3に対しては、通信装置15およびインタフェイス16が接続されており、自律移動車両1から無線で送信されてくる信号は、通信装置15で受信されてインタフェイス16を介してエレベータ制御装置3に取り込まれるようになっている。
なお、エレベータ2は、図示しないが、自律移動車両1を乗せるケージ、昇降用ケーブル、昇降モータ等を備えて構成されている。また、上記の自律移動車両1の昇降指示手段12、およびエレベータ側の通信装置15は、無線LAN、ワイヤレスモデム、赤外線通信装置などの通信手段が適用される。
次に、上記構成を備えたエレベータ制御システムにおけるエレベータ制御動作について、図4に示すフローチャートを参照して説明する。なお、以降のフローチャートの説明において、符号Sは各ステップを意味する。
自律移動車両1において、境界特定手段8は、障害物検知センサ7で検知された周辺の壁などのマップと照合することにより乗り場床面Fsとエレベータ床面Feとの境界を特定する。また、距離センサは、各床面Fs,Feまでの距離L1,L2をそれぞれ計測する。
境界段差量検出手段10は、境界特定手段8で特定される境界において、距離センサ9の検出出力に基づいて乗り場床面Fsよりもエレベータ床面Feの方が低いか否か判断する(S1)。
ここで、例えば自律移動車両1が建屋内の乗り場からエレベータ2に乗り込む場合において、境界段差量検出手段8によって乗り場床面Fsよりもエレベータ床面Feの方が低くなっていることが検出されたときには、昇降指示手段12は、エレベータ制御装置3に対してエレベータ2の上昇を指示する昇降信号を無線で送信する(S2)。この昇降信号が通信装置で受信されてインタフェイス16を介してエレベータ制御装置3に取り込まれると、エレベータ制御装置3は、その昇降信号に従ってエレベータ2を上昇させる。
また、境界段差量検出手段8によって乗り場床面Fsよりもエレベータ床面Feの方が高くなっていることが検出されたときには、昇降指示手段12は、エレベータ制御装置3に対してエレベータ2の下降を指示する昇降信号を無線で送信する(S3)。この昇降信号が通信装置15で受信されてインタフェイス16を介してエレベータ制御装置3に取り込まれると、エレベータ制御装置3は、その昇降信号に従ってエレベータ2を下降させる。
引き続いて、自律移動車両1の境界段差量検出手段10は、前述の(1)式に基づいて両床面間の段差量Δhを検出する(S4)。そして、境界段差量検出手段10で検出される段差量Δhが予め設定された所定範囲内に収まる値になるか否かを判断し(S5)、段差量Δhが予め設定された所定範囲内に収まれば、昇降指示手段12はエレベータ制御装置3に対してエレベータ2の停止を指示する昇降停止信号を無線で送信する(S6)。これに応じてエレベータ制御装置3はエレベータ2を停止させる。
このように、境界段差量検出手段10で検出される段差量Δhが予め設定された所定範囲内に収まる値になったときにエレベータ2を停止せるようにすれば、エレベータ2に停止指示を出してから実際にエレベータ2が停止するまでに至るまでにタイムラグが生じるなど、制動時の応答性が不十分な場合にも、乗り場床面Fsとエレベータ床面Feとの間に生じる段差を極力少なくすることができる。
上記の例は自律移動車両1が建屋内の乗り場からエレベータ2に乗り込む場合であるが、エレベータ2に乗っている自律移動車両1が建屋内の乗り場に移行する場合も基本的に同じである。
さらに、この実施形態1では、比較的重量のある自律移動車両1が乗場床面Fsとエレベータ床面Feとの間を乗り降りする際に各床面Fs,Feに加わる荷重の変化によって両者間で段差ΔHが生じた場合には、車両傾きセンサ11によって自律移動車両2の傾きが検出されるので、これに応じて境界段差量検出手段10は前述の(2)式に基づいて段差量ΔHを検出する。
したがって、この場合も図4に示したフローチャートに従ってエレベータ2が昇降制御される結果、例えば図5(a)に示すように、自律移動車両1が建屋内の乗り場からエレベータ2に乗り込む際に、エレベータ2に荷重が加わってエレベータ床面Feが乗り場床面Fsよりも低くなった場合には、図5(b)に示すようにエレベータ2が上昇されて両床面Fs,Feの段差が解消される。また、例えば図6(a)に示すように、エレベータ2に乗っている自律移動車両1が建屋内の乗り場に移行する際に、エレベータ2に加わる荷重が軽くなってエレベータ床面Feが乗り場床面Fsよりも高くなった場合には、図6(b)に示すようにエレベータ2が下降されて両床面Fs,Feの段差が解消される。
なお、上記の実施形態1では、昇降指示手段12がエレベータ2の昇降停止を指示してから実際にエレベータ2が停止するまでの応答性が劣る場合を想定しているが、応答性の高いエレベータ2の場合には、図7に示すフローチャートとすることもできる。
すなわち、図7では、昇降指示手段12は、段差量検出手段10で一定以上の段差が検出されている間はエレベータ制御装置3に対して昇降距離までは指示せずに単に昇降方向のみを指示し、距離段差量検出手段10で検出される段差量が一定値以内になったときに昇降動作を停止させる信号を直ちに出力する。なお、ここでの一定値とは、段差が少し生じている段階で昇降指示を停止し、慣性力で若干昇降した場合に段差が無くなるような範囲が設定される。
また、上記の実施形態1では、昇降指示手段12は、エレベータ制御装置3に対して昇降距離までは指示せずに単に昇降方向のみを指示するようにしているが、昇降すべき方向と昇降距離とを共に決定して、両情報を共にエレベータ制御装置3に対して送信するようにすることも可能である。
また、上記の実施形態1に対して、次のように変形した実施形態を考えることができる。
すなわち、自律移動車両1には、エレベータ制御装置3に対して昇降停止を指示した時点での両床面Fs,Fe間における段差量Aと、エレベータ2が実際に停止したときに両床面Fs,Fe間で生じる段差量Bとの差Δ(=A−B)をエレベータ2を停止させるのに必要な制動距離Δとして計測する制動距離計測手段と、この制動距離計測手段で計測された制動距離Δを記憶する記憶手段とを設け、昇降指示手段12は、境界段差量検出手段10で検出される段差量Δhが記憶手段に記憶されている前回の制動距離Δの範囲内に収まったときにエレベータ2の昇降停止信号をエレベータ制御装置3に向けて送信するような構成とすることもできる。
具体的に、上記の各手段を設けた場合のエレベータ制御動作は、図8のフローチャートに示すようになる。
すなわち、自律移動車両1の境界段差量検出手段10は、両床面Fs,Fe間の段差量Δhを検出し、この段差量Δhが予め設定された所定範囲(これは前回の制動距離Δup,Δdownの値に相当する)内に収まる値になったときには、昇降指示手段12はエレベータ制御装置3に対してエレベータ2の停止を指示する昇降停止信号を送信する。この昇降停止信号に応じてエレベータ制御装置3は、エレベータ2の昇降動作を停止する(S11〜S20)。
そして、制動距離計測手段は、境界段差量検出手段10の検出出力に基づいて、昇降停止を指示した時点での両床面Fs,Fe間における段差量Aと、エレベータ2が実際に停止したときの両床面Fs,Fe間における段差量Bとの差Δ(=A−B)をエレベータ2を停止させるのに必要な制動距離Δとして計測する。その際、エレベータ2の制動距離は、エレベータ2の上昇時と下降時とで異なる場合があるので、各々の場合の制動距離Δup,Δdownを個々に計測して、それらの各値を記憶手段に記憶してその内容を更新する(S21〜S24)。
このようにすれば、エレベータ2の停止時において乗り場床面Fsとエレベータ床面Feとの間に生じる段差がより一層少なくなるように精度良い制御を行うことができる。しかも、エレベータ2のブレーキ性能の劣化による制動距離の変化にも対応することが可能になる。
(実施形態2)
図9は本発明の実施形態2に係る自律移動車両におけるエレベータ制御システムの全体構成を示すブロック図であり、図1に示した実施形態1と対応する構成部分には同一の符号を付す。
図9は本発明の実施形態2に係る自律移動車両におけるエレベータ制御システムの全体構成を示すブロック図であり、図1に示した実施形態1と対応する構成部分には同一の符号を付す。
この実施形態2のエレベータ制御システムは、自律移動車両1と、この自律移動車両1を昇降するエレベータ2と、このエレベータ2を昇降制御するエレベータ制御装置3を備えている。
自律移動車両1は、障害物検知センサ7、境界特定手段8、境界上り段差検出手段13、および昇降指示手段12を備えている。ここでの障害物検知センサ7および境界特定手段8の構成は、実施形態1の場合と同様であるから詳しい説明は省略する。
境界上り段差検出手段13は、自律移動車両1が乗り場床面Fsとエレベータ床面Feとの間を乗り降りする場合に、現在位置する一方の床面から次に乗り移るべき他方の床面への移動が上り状態となる段差(以下、単に上り段差という)であるか否かを検出するものである。
特に、この実施形態2における境界上り段差検出手段13は、自律移動車両1の駆動モータにおける過負荷の有無を検出する過負荷検出手段で構成されている。そして、この過負荷検出手段13で検出される駆動モータの過負荷状態が所定時間以上にわたって継続される場合に上り段差有りとして検出するようになっている。
また、昇降指示手段12は、境界上り段差検出手段13で上り段差があることが検出された場合には、これに応じてエレベータ2の上昇、あるいは下降を指示する昇降信号をエレベータ制御装置3に向けて送信するものである。
一方、エレベータ制御装置3に対しては、通信装置15およびインタフェイス16が接続されているが、これら各部の構成は、実施形態1の場合と同様であるからここでは詳しい説明は省略する。
次に、上記構成を備えたエレベータ制御システムにおけるエレベータ制御動作について、図10に示すフローチャートを参照して説明する。
自律移動車両1が建屋内の乗り場からエレベータ2に乗り込む際、あるいは自律移動車両1がエレベータ2から建屋内の乗り場に移行する際に、境界特定手段8は、障害物検知センサ7で検知された周辺の壁などのマップと照合することにより乗り場床面Fsとエレベータ床面Feとの境界を特定する。
境界上り段差検出手段13は、車体5前方の車輪6が境界特定手段8で特定される両床面Fs,Feの境界を通過しておらず(S31)、しかも、前方の車輪6が両床面Fs,Feの境界位置にあることが分かると(S32)、自律移動車両1の駆動モータにおける過負荷の有無を検出する。そして、駆動モータの過負荷状態が所定時間以上にわたって継続される場合には上り段差有りと判断する(S33〜S37)。
このように、境界上り段差検出手段13は、駆動モータの過負荷状態が所定時間以上にわたって継続される場合に限り、上り段差有りとして判断するので、床面上の小さな落下物を車輪が乗り越える際に起こる一時的な過負荷状態と区別することができるため、上り段差検出の信頼性を高めることができる。
昇降指示手段12は、自律移動車両1が建屋内の乗り場からエレベータに乗り込む際に境界上り段差検出手段1によって上り段差が検出された場合には、エレベータ制御装置3に対してエレベータ2の下降を指示する昇降信号を無線で送信する(S38)。一方、自律移動車両1がエレベータ2から建屋内の乗り場に移行する際に境界上り段差検出手段13によって上り段差が検出された場合には、エレベータ制御装置3に対してエレベータ2の上昇を指示する昇降信号を無線で送信する(S38)。
境界上り段差検出手段13によって駆動モータの過負荷状態が検出されなくなったときには、昇降指示手段12は、上り段差が解消されたと判断し、エレベータ制御装置3に対してエレベータ2の停止を指示する昇降停止信号を無線で送信するので(S40,S41)、エレベータ2が停止される。
この実施形態2によれば、自律移動車両1が乗り場床面Fsとエレベータ床面Feとの間を移動する際に、境界上り段差検出手段13によって上り段差が存在するか否かを検出するだけでよく、両床面Fs,Fe間の段差量までは検出する必要がないので、エレベータ制御のために要するコストも少なくて済み、比較的容易に実施することができる。
また、境界上り段差検出手段13は、自律移動車両1の駆動モータの過負荷の有無を検出するだけでよいので、段差量検出のための距離センサ9などは不要となり、その点でも安価に実施することができる。
上記の実施形態2において、境界上り段差検出手段13は、自律移動車両1の駆動モータの過負荷状態が所定時間以上にわたって継続される場合に上り段差有りとして検出するようにしているが、これに限らず、例えば、自律移動車両1の車輪6の回転数を検出するエンコーダを設け、このエンコーダで検出される駆動モータの回転数が予め設定された基準値以下の状態が所定時間以上にわたって継続される場合に上り段差有りとして検出するようにしてもよい。
境界上り段差検出手段13としてエンコーダを備えた場合のエレベータ制御動作は、図11のフローチャートに示すようになる。
エレベータ床面との間で生じる段差が上り段差である場合には、エンコーダで検出される自律移動車両の車輪の回転数が略零の場合になるので、これによって上り段差の有無を確実に検出することができる。それ以外の制御動作は、図9に示したフローチャートと基本的に変わらないので、ここでは詳しい説明は省略する。
このように、上り段差の有無を自律移動車両1の車輪6の回転数をエンコーダの検出出力に基づいて判断する場合には、車輪6が上り段差に接触して回転数が過度に低下した場合のみならず、車輪6が上り段差に乗り上げて回転数が過度に増加した場合にも上り段差を検出できるため、上り段差検出の信頼性を高めることができる。
さらに、上記の実施形態2において、境界上り段差検出手段13は、駆動モータの過負荷の有無を検出したり、エンコーダで駆動モータの回転数を検出することで上り段差を検出する代わりに、図12に示すように、自律移動車両1の前端部に床面から所定高さ以上の障害物を検出する接触センサ19を設け、この接触センサ19で上り段差の有無を検出することも可能である。
このような接触センサ19を設けた場合のエレベータ制御動作は、図13のフローチャートに示すようになる。
すなわち、自律移動車両1が建屋内の乗り場からエレベータ2に乗り込む際、あるいは自律移動車両1がエレベータ2から建屋内の乗り場に移行する際に、乗り場床面Fsとエレベータ床面Feとの境界に上り段差が生じていると、接触センサ19がその上り段差を障害物として検出する(S71,S72)。
そして、昇降指示手段12は、自律移動車両1が建屋のエレベータ乗り場からエレベータ2内に乗り込む際に上り段差が検出された場合には、エレベータ制御装置3に対してエレベータ2の昇降を指示し、また、エレベータ2から建屋内の乗り場に移行する際に上り段差が検出された場合には、エレベータ制御装置3に対してエレベータ2の上昇を指示する(S74)。
エレベータ2の昇降動作に伴って上り段差が次第に小さくなって接触センサ19が上り段差を障害物して検出できなくなり、かつ、エレベータ2が昇降動作中であれば、昇降指示手段12はエレベータ制御装置3に対してエレベータ2の昇降停止信号を出力する(S75,S76)。
このように、接触センサ19によって上り段差の有無を検出するようにすれば、自律移動車両1の車輪6が上り段差に直接衝突するのがないので、車輪6が不意に破損等するの不具合発生を未然に防止することができる。
1 自律移動車両
2 エレベータ
3 エレベータ制御装置
7 障害物検知センサ
8 境界特定手段
9 距離センサ
10 境界段差量検出手段
11 車両傾きセンサ
12 昇降指示手段
13 境界上り段差検出手段
19 接触センサ
Fs 乗り場床面
Fe エレベータ床面
2 エレベータ
3 エレベータ制御装置
7 障害物検知センサ
8 境界特定手段
9 距離センサ
10 境界段差量検出手段
11 車両傾きセンサ
12 昇降指示手段
13 境界上り段差検出手段
19 接触センサ
Fs 乗り場床面
Fe エレベータ床面
Claims (11)
- 自律移動車両と、この自律移動車両を昇降するエレベータと、このエレベータを昇降制御するエレベータ制御装置とを備え、
前記自律移動車両は、前記エレベータの床面とエレベータ乗り場の床面との境界を特定する境界特定手段と、前記境界特定手段で特定される境界における両床面間の段差量を検出する境界段差量検出手段と、この境界段差量検出手段で検出された段差量に基づいてエレベータの上昇または下降を指示する昇降信号を前記エレベータ制御装置に向けて送信する昇降指示手段とを含む一方、
前記エレベータ制御装置は、前記昇降指示手段からの昇降信号を受信し、この昇降信号に基づいて前記両床面間の段差量が少なくなるようにエレベータを昇降制御するものであることを特徴とする自律移動車両におけるエレベータ制御システム。 - 前記自律移動車両は、床面までの距離を検出する距離センサを備え、前記境界段差量検出手段は、この距離センサの検出出力に基づいて前記段差量を検出することであることを特徴とする請求項1記載の自律移動車両におけるエレベータ制御システム。
- 前記自律移動車両は、当該車両の傾きを検出する車両傾きセンサを備え、前記境界段差量検出手段は、この車両傾きセンサで検出される車両の傾きに基づいて前記段差量を検出することであることを特徴とする請求項1記載の自律移動車両におけるエレベータ制御システム。
- 前記昇降指示手段は、前記境界段差量検出手段で検出された段差量に基づいて、前記エレベータ制御装置に対してエレベータの昇降方向を指示する信号のみを送信し、前記境界段差量検出手段で検出された段差量が予め設定された所定範囲内に収まる値になったときにエレベータの昇降停止信号を送信することであることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の自律移動車両におけるエレベータ制御システム。
- 前記昇降指示手段は、前記境界段差量検出手段で検出された段差量に基づいてエレベータの昇降方向および昇降距離を決定し、これらの情報をエレベータ制御装置に対して送信することであることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の自律移動車両におけるエレベータ制御システム。
- 前記エレベータの制動距離を計測する制動距離計測手段と、その制動距離を記憶する記憶手段とを備え、前記昇降指示手段は、前記境界段差量検出手段で検出される段差量が前記記憶手段に記憶されている前回の制動距離の範囲内に収まったときにエレベータの昇降停止信号を前記エレベータ制御装置に向けて送信することであることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の自律移動車両におけるエレベータ制御システム。
- 自律移動車両と、この自律移動車両を昇降するエレベータと、このエレベータを昇降制御するエレベータ制御装置とを備え、
前記自律移動車両は、前記エレベータの床面とエレベータ乗り場の床面との間を移動する場合における現在位置する一方の床面から乗り移るべき他方の床面への移動が上りとなる段差であるか否かを検出する境界上り段差検出手段と、この境界上り段差検出手段で上り段差が検出された場合には、これに応じてエレベータの上昇または下降を指示する昇降信号を前記エレベータ制御装置に向けて送信する昇降指示手段とを含む一方、
前記エレベータ制御装置は、前記昇降指示手段からの昇降信号を受信し、この昇降信号に基づいて前記両床面間の段差量が少なくなるようにエレベータを昇降制御するものであることを特徴とする自律移動車両におけるエレベータ制御システム。 - 前記境界上り段差検出手段は、自律移動車両の駆動モータにおける過負荷の有無を検出する過負荷検出手段を含むことを特徴とする請求項7記載の自律移動車両におけるエレベータ制御システム。
- 前記境界上り段差検出手段は、前記過負荷検出手段で検出された駆動モータの過負荷状態が所定時間以上にわたって継続される場合に上り段差有りとして検出することであることを特徴とする請求項8記載の自律移動車両におけるエレベータ制御システム。
- 前記境界上り段差検出手段は、自律移動車両の車輪の回転数を検出するエンコーダを含むことを特徴とする請求項7記載の自律移動車両におけるエレベータ制御システム。
- 前記境界上り段差検出手段は、前記エンコーダで検出される駆動モータの回転数が予め設定された基準値以下の状態が所定時間以上にわたって継続される場合に上り段差有りとして検出することであることを特徴とする請求項10記載の自律移動車両におけるエレベータ制御システム。
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