JP2005086861A - ブラシレスモータのセンサレス制御方法および装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 回路が簡単で余分な高速カウンタを必要としないディジタル方式のブラシレスモータのセンサレス制御方法および装置を提供する。
【解決手段】 3相の回転位置推定信号の状態が変化する周期を測定することにより、電気角60度に対応する時間を求め、この時間ならびに所定の積分上限値および積分下限値に基づいて積分増減値を求め、各相の相電圧を所定の基準電圧と比較し、各相について、相電圧と上記基準電圧との比較結果に基づいて積分値を上記積分増減値ずつ増減するとともに、上記積分上限値および積分下限値で飽和させる積分処理を行ない、上記積分値と上記積分上限値および積分下限値の中間値との大小関係に基づいて、各相の回転位置推定信号の極性を決定する。
【選択図】 図1
【解決手段】 3相の回転位置推定信号の状態が変化する周期を測定することにより、電気角60度に対応する時間を求め、この時間ならびに所定の積分上限値および積分下限値に基づいて積分増減値を求め、各相の相電圧を所定の基準電圧と比較し、各相について、相電圧と上記基準電圧との比較結果に基づいて積分値を上記積分増減値ずつ増減するとともに、上記積分上限値および積分下限値で飽和させる積分処理を行ない、上記積分値と上記積分上限値および積分下限値の中間値との大小関係に基づいて、各相の回転位置推定信号の極性を決定する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、ブラシレスモータのセンサレス制御方法および装置に関し、さらに詳しくは、たとえば、自動車に搭載されて油圧ポンプの駆動などに使用されるブラシレスDCモータなど、直流電源を用いて駆動される永久磁石を用いたブラシレスモータを、ホール素子などの回転位置検出センサを用いずに制御する方法および装置に関する。
自動車に搭載されて油圧ポンプや操舵装置などを駆動する電動モータとして、従来、ブラシ付きのDCモータが用いられてきたが、ブラシの耐久性からくる信頼性の問題があり、ブラシレスモータを用いることが望まれている。
ブラシレスモータの代表的なものとして、ブラシレスDCモータなど、直流電源を用いて駆動される永久磁石モータが知られており、従来のブラシレスDCモータでは、3個のホール素子などの回転位置検出センサによってロータの回転位置を検出し、3個のセンサからの回転位置信号に基づいてPWM方式でU相、V相およびW相の3相への通電を制御することにより、ロータを回転駆動している。各相への通電は、通常、電気角180度のうち120度区間だけ通電を行なういわゆる120度通電が行なわれる。また、各相の回転位置信号は、その相の誘起電圧に対して30度位相が遅れている。
このように、従来のブラシレスDCモータの駆動には3個の回転位置検出センサが必要であるが、モータを高温のエンジンルーム内に搭載する場合には、センサの耐熱性の問題があり、回転位置検出センサを用いずにモータを駆動するいわゆるセンサレス駆動が必要になる。
ブラシレスDCモータのセンサレス駆動は、非特許文献1に記載されているように、家電用モータでは既に実用化されている。ブラシレスDCモータをセンサレス駆動するためには、ロータの回転位置を推定して従来の回転位置検出センサからの回転位置信号に相当する回転位置推定信号を生成する必要があり、一般に、回転位置推定信号の生成は、3相の誘起電圧を用いて行なわれている。
回転位置推定信号の生成には、アナログ方式とディジタル方式がある。
アナログ方式は、π/2位相フィルタ(90度遅れ位相のフィルタ)、、コンパレータおよび論理回路から構成され、フィルタとコンパレータにより各相の端子電圧を波形整形して回転位置信号を得るようになっている。
アナログ方式は、PWM制御との相性が良いなどの長所を有するが、π/2フィルタを用いるため、その周波数特性により、回転域が制限され、急激な加減速に対応できないという問題があり、また、温度ドリフトの問題もある。
ディジタル方式のセンサレス駆動の場合、各相の上アームと下アームのいずれか一方のみPWM駆動を行なういわゆる片側PWM駆動が行なわれる。
ディジタル方式は、各相の端子電圧と基準電圧を比較するコンパレータ、位相シフトを行なう2種の高速カウンタおよび論理回路から構成されている。
120度通電を行なうと、各相1周期2回の通電区間外の60度の区間には、各相の誘起電圧が露出している。この区間において、コンパレータで端子電圧と基準電圧を比較することにより、誘起電圧のゼロクロスのタイミングすなわちゼロクロス点が検出される。そして、2種のカウンタを用いて30度の位相シフトを行なうことにより、回転位置検出センサからの回転位置信号に相当する回転位置推定信号が得られる。
ディジタル方式によれば、上記のアナログ方式の問題は解決される。しかしながら、2種の高速カウンタが必要で回路が複雑になるという問題がある。
ブラシレスDCモータを車載用油圧系のオンデマンド駆動に用いる場合、油圧を概ね200ms以内に所要値まで立ち上げることが要求されるが、上記の従来の家電用のブラシレスDCモータのセンサレス駆動では、それは困難である。
長竹和夫著「モータ実用ポケットブック 家電用モータ・インバータ技術」日刊工業新聞社 2000年4月28日初版1刷発行
長竹和夫著「モータ実用ポケットブック 家電用モータ・インバータ技術」日刊工業新聞社 2000年4月28日初版1刷発行
この発明の目的は、回路が簡単で余分な高速カウンタを必要としないディジタル方式のブラシレスモータのセンサレス制御方法および装置を提供することにある。
この発明の目的は、また、立ち上がりの速いディジタル方式のブラシレスモータのセンサレス制御方法および装置を提供することにある。
この発明によるブラシレスモータのセンサレス制御方法、すなわち、請求項1の方法は、
3相の相電圧に基づいてディジタル方式で各相の回転位置推定信号を生成し、各相の回転位置推定信号に基づいて片側PWM方式で直流電源から3相への通電を制御することにより、永久磁石を用いたブラシレスモータを回転位置検出センサを用いずに制御する方法であって、
3相の回転位置推定信号の状態が変化する周期を測定することにより、電気角60度に対応する時間を求め、この時間ならびに所定の積分上限値および積分下限値に基づいて積分増減値を求め、各相の相電圧を所定の基準電圧と比較し、各相について、相電圧と上記基準電圧との比較結果に基づいて積分値を上記積分増減値ずつ増減するとともに、上記積分上限値および積分下限値で飽和させる積分処理を行ない、上記積分値と上記積分上限値および積分下限値の中間値との大小関係に基づいて、各相の回転位置推定信号の極性を決定することを特徴とするものである。
3相の相電圧に基づいてディジタル方式で各相の回転位置推定信号を生成し、各相の回転位置推定信号に基づいて片側PWM方式で直流電源から3相への通電を制御することにより、永久磁石を用いたブラシレスモータを回転位置検出センサを用いずに制御する方法であって、
3相の回転位置推定信号の状態が変化する周期を測定することにより、電気角60度に対応する時間を求め、この時間ならびに所定の積分上限値および積分下限値に基づいて積分増減値を求め、各相の相電圧を所定の基準電圧と比較し、各相について、相電圧と上記基準電圧との比較結果に基づいて積分値を上記積分増減値ずつ増減するとともに、上記積分上限値および積分下限値で飽和させる積分処理を行ない、上記積分値と上記積分上限値および積分下限値の中間値との大小関係に基づいて、各相の回転位置推定信号の極性を決定することを特徴とするものである。
この発明によるブラシレスモータのセンサレス制御装置、すなわち、請求項2の装置は、
3相の相電圧に基づいてディジタル方式で各相の回転位置推定信号を生成する回転位置推定信号生成手段と、各相の回転位置推定信号に基づいて片側PWM方式で直流電源から3相への通電を制御する通電制御手段とを備え、永久磁石を用いたブラシレスモータを回転位置検出センサを用いずに制御する装置であって、
回転位置推定信号生成手段が、
3相の回転位置推定信号の状態が変化する周期を計測することにより、電気角60度に対応する時間を求める周期計測手段と、
この時間ならびに所定の積分上限値および積分下限値に基づいて積分増減値を求める積分増減値演算手段と、
各相の相電圧を所定の基準電圧と比較する電圧比較手段と、
各相について、相電圧と上記基準電圧との比較結果に基づいて積分値を上記積分増減値ずつ増減するとともに、上記積分上限値および積分下限値で飽和させる積分処理を行なう積分手段と、
各相について、上記積分値と上記積分上限値および積分下限値の中間値との大小関係に基づいて、各相の回転位置推定信号の極性を決定する極性決定手段と
を備えていることを特徴とするものである。
3相の相電圧に基づいてディジタル方式で各相の回転位置推定信号を生成する回転位置推定信号生成手段と、各相の回転位置推定信号に基づいて片側PWM方式で直流電源から3相への通電を制御する通電制御手段とを備え、永久磁石を用いたブラシレスモータを回転位置検出センサを用いずに制御する装置であって、
回転位置推定信号生成手段が、
3相の回転位置推定信号の状態が変化する周期を計測することにより、電気角60度に対応する時間を求める周期計測手段と、
この時間ならびに所定の積分上限値および積分下限値に基づいて積分増減値を求める積分増減値演算手段と、
各相の相電圧を所定の基準電圧と比較する電圧比較手段と、
各相について、相電圧と上記基準電圧との比較結果に基づいて積分値を上記積分増減値ずつ増減するとともに、上記積分上限値および積分下限値で飽和させる積分処理を行なう積分手段と、
各相について、上記積分値と上記積分上限値および積分下限値の中間値との大小関係に基づいて、各相の回転位置推定信号の極性を決定する極性決定手段と
を備えていることを特徴とするものである。
回転位置推定信号は、ホール素子などの回転位置検出センサを用いたブラシレスモータにおける回転位置検出センサからの回転位置信号に相当する信号である。
片側PWM方式とは、各相の上アームと下アームのいずれか一方のスイッチング素子だけを通電区間中PWM駆動し、他方のスイッチング素子を通電区間中オンに固定するものである。たとえば、通電区間中の上アームのスイッチング素子はオンに固定し、通電区間中の下アームのスイッチング素子はPWM駆動信号に基づいてオン・オフ駆動する。あるいは、通電区間中の下アームのスイッチング素子はオンに固定し、通電区間中の上アームのスイッチング素子はPWM駆動信号に基づいてオン・オフ駆動する。
3相の回転位置推定信号の状態が変化する周期の計測は、所定のパルス信号(周期計測用パルス信号)と、そのパルスを計数する高速カウンタとを使用して行なう。
3相の相電圧と比較する基準電圧は、各相に通電するための直流電源電圧値の半分の値である。そして、相電圧と基準電圧との比較結果の読み込みは、PWMのスイッチングノイズの影響を避けるため、PWM駆動信号がオンになる側のPWMキャリア波のピークのタイミングで行なう。比較結果は、相電圧と基準電圧との大小関係によって、0または1で表わされる。ここでは、相電圧が基準電圧より大きいときは1、それ以外のときは0とする。
積分処理および回転位置推定信号の極性の決定は、上記の周期計測用パルス信号に同期して行なう。相電圧と基準電圧との比較結果が1のとき(相電圧が基準電圧より大きいとき)は、積分値を積分増減値だけ増加させ、相電圧が基準電圧との比較結果が0のとき(相電圧が基準電圧以下のとき)は、積分値を積分増減値だけ減少させる。
通常、積分上限値は正の値で、積分下限値は上限値と絶対値の等しい負の値である。そうすれば、両者の中間値は0となる。
電気角60度に対応する時間を上記パルス信号のパルス数でTpc、積分上限値をYmax、積分下限値をYminとすると、積分増減値ΔYは、次のようにして演算される。
ΔY=(Ymax−Ymin)/(a×Tpc) ……… (1)
aは、通常、1である。
aは、通常、1である。
相電圧と基準電圧との比較結果は、電気角360度のうち、半分の連続した180度の区間で1で、残りの連続した180度の区間で0である。そして、比較結果が0から1に変化する点が相電圧すなわち誘起電圧の負から正へのゼロクロス点(第1ゼロクロス点)で、比較結果が1から0に変化する点が誘起電圧の正から負へのゼロクロス点(第2ゼロクロス点)である。
比較結果が0である間は、積分値Yを積分増減値ΔYずつ減少させるので、その間に、積分値Yは積分下限値Yminに飽和する。第1ゼロクロス点において、比較結果が0から1に変化すると、積分値Yはパルス信号ごとにΔYずつ直線的に増加し、第1ゼロクロス点から時間(a×Tpc)が経過した時点でYmaxとなって、飽和する。そして、積分値Yが上限値Ymaxと下限値Yminとの中間値Ycより小さい間は、回転位置推定信号は0であるが、積分値Yが中間値Ycより大きくなると、1となる。積分値Yが中間値Ycより大きくなって、回転位置推定信号が0から1になるのは、第1ゼロクロス点から時間(a×Tpc)の半分の時間(a×Tpc/2)が経過した時点である。
比較結果が1である間は、積分値Yは上限値Yに保持され、第2ゼロクロス点において、比較結果が1から0に変化すると、積分値Yはパルス信号ごとにΔYずつ直線的に減少し、第2ゼロクロス点から時間(a×Tpc)が経過した時点でYminとなって、飽和する。そして、積分値Yが中間値Ycより大きい間は、回転位置推定信号は1であるが、積分値Yが中間値Ycより小さくなると、0となる。積分値Yが中間値Ycより小さくなって、回転位置推定信号が1から0になるのは、第2ゼロクロス点から時間(a×Tpc)の半分の時間(a×Tpc/2)が経過した時点である。
このように、回転位置推定信号は、相電圧の位相に対して、時間(a×Tpc/2)だけ遅れている。Tpcは電気角60度に相当するから、回転位置推定信号は、相電圧の位相に対して(a×30)度遅れている。aを1とすると、回転位置推定信号は、相電圧の位相に対して30度遅れており、これは、従来の回転位置検出センサからの回転位置信号と同じである。そして、このようにして生成した回転位置推定信号に基づいて、従来と同様に、片側PWM方式によりモータが駆動される。
aを1より小さい値にすると、相電圧の位相に対する回転位置推定信号の位相遅れは30度より小さくなり、進み角制御が行なわれる。
請求項3の装置は、
請求項2の装置において、
通電制御手段が、
各相の上下アームにそれぞれ設けられた合計6個のスイッチング素子を有するスイッチング回路と、
各相の回転位置推定信号に基づいて各スイッチング素子に対する通電信号を生成する通電信号生成手段と、
回転速度検出値および回転速度設定値に基づいて速度制御信号を生成する速度制御手段と、
通電信号および速度制御信号に基づいてスイッチング素子制御信号を生成するPWM手段とを備えており、
速度制御手段が、回転速度検出値と回転速度設定値の大小関係に基づいて、現在の速度制御信号を一定の増減値ずつ増減するものであることを特徴とするものである。
請求項2の装置において、
通電制御手段が、
各相の上下アームにそれぞれ設けられた合計6個のスイッチング素子を有するスイッチング回路と、
各相の回転位置推定信号に基づいて各スイッチング素子に対する通電信号を生成する通電信号生成手段と、
回転速度検出値および回転速度設定値に基づいて速度制御信号を生成する速度制御手段と、
通電信号および速度制御信号に基づいてスイッチング素子制御信号を生成するPWM手段とを備えており、
速度制御手段が、回転速度検出値と回転速度設定値の大小関係に基づいて、現在の速度制御信号を一定の増減値ずつ増減するものであることを特徴とするものである。
従来のブラシレスモータでは、回転速度検出値と回転速度設定値の偏差に基づいてPID制御を行なうことにより、モータの回転速度制御を行なっている。
また、モータの停止状態では、誘起電圧が発生せず、ロータの回転位置の推定ができないため、起動時には、低い周波数で転流を行なって、同期モータとして強制的に回転させ、転流周波数を徐々に増加させて、誘起電圧の検出が可能な回転速度に達したときに、センサレス駆動に切り替えるようになっている。
このため、従来のようにPID制御により速度制御を行なうと、起動時にオーバーシュートやハンチングが発生し、回転速度設定値に達するまでの時間が長くかかる。
これに対し、請求項3の装置のように速度制御を行なうと、オーバーシュートやハンチングの発生を防止することができ、回転速度設定値に達するまでの時間を短くすることができる。
請求項1の方法および請求項2の装置によれば、1つの高速カウンタを使用するだけで、しかも電圧の比較と積分という比較的簡単なアルゴリズムで、3相の相電圧から回転位置推定信号を生成して、ブラシレスモータをセンサレス駆動することができ、従来のセンサレス制御方法および装置のように2つの高速カウンタを必要とせず、回路も簡単になる。また、位相進み制御も簡単に行なうことができる。
請求項3の装置によれば、モータ起動時のオーバーシュートやハンチングを防止して、回転相度設定値への立ち上がりを速くすることができる。
以下、図面を参照して、この発明を車載用のブラシレスDCモータのセンサレス制御に応用した実施形態について説明する。
図1は、ブラシレスDCモータのセンサレス制御装置の構成の1例を示している。
このセンサレス制御装置は、自動車に搭載されて油圧ポンプなどを駆動するブラシレスDCモータ(1)を、自動車に搭載されたバッテリよりなる直流電源(2)を用いて、片側PWM方式で駆動するものであり、3相の相電圧に基づいてディジタル方式で各相の回転位置推定信号を生成する回転位置推定信号生成手段である回転位置推定信号生成装置(3)と、各相の回転位置推定信号に基づいて片側PWM方式で電源(2)から3相への通電を制御する通電制御手段である通電制御装置(4)とから構成されている。直流電源(2)の電源電圧をEとする。3相の相電圧は、それぞれ、Vu、Vv、Vwとし、Vで総称する。3相の回転位置推定信号は、それぞれ、Hu、Hv、Hwとし、Hで総称する。
通電制御装置(4)は、通電信号生成手段(5)と、速度制御手段(6)と、PWM手段(7)と、ゲートドライブ回路(8)と、スイッチング回路(9)とから構成されている。
回転位置推定信号生成装置(3)は、図2に示すように、周期計測手段(10)と、積分増減値演算手段(11)と、電圧比較手段である電圧比較回路(12)と、積分手段(13)と、極性決定手段(14)とを備えている。電圧比較回路(12)は、図3に示すように、各相にそれぞれ対応する3つのコンパレータ(15u)(15v)(15w)を備えている。コンパレータは、符号(15)で総称する。
スイッチング回路(9)は、電源(2)からモータ(1)のU相への通電を制御する上アームスイッチング素子(16u+)および下アームスイッチング素子(16u-)、V相への通電を制御する上アームスイッチング素子(16v+)および下アームスイッチング素子(16v-)、ならびにW相への通電を制御する上アームスイッチング素子(16w+)および下アームスイッチング素子(16w-)を備えている。スイッチング素子は、符号(16)で総称する。
通電信号生成手段(5)は、後述するように回転位置推定信号生成装置(3)により生成される回転位置推定信号Hに基づいて、各素子(16)の通電をそれぞれ制御するための通電信号Cu+、Cu-、Cv+、Cv-、Cw+、Cw-を生成するものである。通電信号は、Cで総称する。通電信号生成手段(5)は、MPUにより構成されてもよいし、専用のディジタル回路により構成されてもよい。
速度制御手段(6)は、モータ(1)のロータの回転速度検出値Sおよび回転速度設定値Saに基づいて、PWM駆動のための速度制御信号Spwmを出力するものである。この例では、速度制御手段(6)は、回転速度検出値Sと回転速度設定値Saとを比較し、両者の大小関係に基づいて、そのときの速度制御信号Spwmを一定の増減値ΔSpwmずつ増減するものである。さらに詳しく説明すると、両者が等しいときは、そのときの速度制御信号Spwmをそのまま出力し、前者が後者より小さいときは、そのときの速度制御信号Spwmに増減値ΔSpwmを加えた値を速度制御信号Spwmとして出力し、前者が後者より大きいときは、そのときの速度制御信号Spwmから増減値ΔSpwmを減じた値を速度制御信号Spwmとして出力する。速度制御手段(6)は、MPUにより構成されてもよいし、専用のディジタル回路により構成されてもよい。
PWM手段(7)は、通電信号Cおよび速度制御信号Spwmに基づいて、各素子(16)に対するスイッチング素子制御信号Du+、Du-、Dv+、Dv-、Dw+、Dw-を出力する。スイッチング素子制御信号はDで総称する。
ゲートドライブ回路(8)は、スイッチング素子制御信号Dに基づいて、各素子(16)をオン・オフ駆動するものである。
図4および図5は、制御装置の各部における信号の1例を示すタイムチャートである。
回転位置推定信号H(図4)は、0と1で表わされ、電気角180度ごとに極性が反転する。V相の回転位置推定信号Hvは、U相の回転位置推定信号Huに対して120度遅れており、W相の回転位置推定信号Hwは、さらにV相の回転位置推定信号Hvに対して120度遅れている。
パルス信号Pa(図4)は、3相の回転位置推定信号Hの状態が変化するごとに瞬間的に0から1に立ち上がる信号であり、その周期Tpcは電気角60度に相当する。周期Tpcは、周期計測用パルス信号を用いて、高速カウンタにより計測され、周期計測用パルス信号のパルス数でもって表わされる。
回転速度計測用信号FG(図4)は、0と1で表わされ、パルス信号Paの立ち上がりごとに、すなわち、60度ごとに、極性が変化する。この信号FGより、回転速度検出値Sが求められる。
通電信号C(図4)は、電気角360度のうち、所定の120度だけ連続してオンになり、これによりいわゆる120度通電が行なわれる。U相上アームの通電信号Cu+は、U相の回転位置推定信号Huの立ち上がりから電気角120度の間だけオンになる。U相下アームの通電信号Cu-は、U相の回転位置推定信号Huの立ち下がりから120度の間だけオンになる。V相の上アームの通電信号Cv+は、V相の回転位置推定信号Hvの立ち上がりから120度の間だけオンになる。V相の下アームの通電信号Cv-は、V相の回転位置推定信号Hvの立ち下がりから120度の間だけオンになる。W相の上アームの通電信号Cw+は、W相の回転位置推定信号Hwの立ち上がりから120度の間だけオンになる。W相の下アームの通電信号Cw-は、W相の回転位置推定信号Hwの立ち下がりから120度の間だけオンになる。
スイッチング素子制御信号D(図5)は、オンとオフで表わされる。3相の上アームの制御信号Du+、Dv+、Dw+は、対応する通電信号Cu+、Cv+、Cw+がオンの間、オンに固定される。3相の下アームの制御信号Du-、Dv-、Dw-は、対応する通電信号Cu-、Cv-、Cw-がオンの間、速度制御信号Spwmに応じてオン・オフ制御される。
次に、図6を参照して、PWM手段(7)におけるU相の下アームの制御信号Du-の生成について説明する。制御信号Du-の生成は、速度制御信号SpwmをPWMキャリア波X(この例では三角波)と比較することによって行なわれ、速度制御信号Spwmがキャリア波Xより小さい間、制御信号Du-はオンになり、それ以外ではオフになる。図6におけるパルス信号Pbは、制御信号Du-がオンになる側のキャリア波Xのピークのタイミングで瞬間的に立ち上がるパルス信号であり、これは、後述するように、回転位置推定信号生成装置(3)で用いられる。
V相およびW相の下アームの制御信号Dv-、Dw-の生成についても、上記と同様である。
上記のような制御信号Dを用いてスイッチング素子(16)を駆動することにより、いわゆる片側PWM駆動が行なわれ、その結果、3相の相電圧Vは、図5に示すように変化する。図5の3相の相電圧を示す図中、一点鎖線は、誘起電圧を示している。図4および図5より明らかなように、各相の回転位置推定信号Hの位相は、誘起電圧の位相に対して30度遅れている。
回転位置推定信号生成装置(3)において、周期計測手段(10)は、電気角60度に相当する前記の周期Tpcを計測する。積分増減値演算手段(11)は、周期Tpcに基づき、前記の式(1)により積分増減値ΔYを演算する。電圧比較回路(12)は、コンパレータ(15)により各相の相電圧Vを基準電圧Vaと比較し、比較信号Bu、Bv、Bwを出力する。比較信号は、Bで総称する。基準電圧Vaは、電源電圧Eの1/2である。比較信号Bは、相電圧Vが基準電圧Vaより大きいときは1で、それ以外のときは0である。積分手段(13)は、図6のパルス信号Pbのタイミングで、比較回路(12)の3相の比較信号Bを読み込む。そして、周期計測用パルス信号のタイミングで、比較信号Bに基づいて積分値Yを増減値ΔYずつ増減するとともに、積分上限値Ymaxおよび積分下限値Yminで飽和させる積分処理を行なう。比較信号Bが1のときは積分値Yを増減値ΔYずつ増加させ、比較信号Bが0のときは積分値Yを増減値ΔYずつ減少させる。極性決定手段(14)は、上記周期計測用パルス信号のタイミングで、積分値Yを、積分上限値Ymaxと積分下限値Yminの中間値Ycと比較し、その大小関係に基づいて、回転位置推定信号Hの極性を決定する。積分値Yが中間値Ycより大きいときは、信号Hを1とし、それ以外のときは、信号Hを0とする。積分手段(13)における比較信号Bの読み込みおよび積分処理、ならびに極性決定手段(14)における回転位置推定信号Hの極性の決定は、3相についてそれぞれ行なわれる。Yu、Yv、Ywは、U相、V相、W相の積分値をそれぞれ表わしている。
図7は、U相の相電圧Vuと、回転位置推定信号生成装置(3)の各部におけるU相に関する信号の1例を示すタイムチャートである。次に、図7を参照して、回転位置推定信号生成装置(3)におけるU相の回転位置推定信号Huの生成について説明する。なお、式(1)におけるaは1、YmaxはYa(>0)、Yminは−Yaとする。すると、Ycは0となる。
上記のようにパルス信号Pbのタイミングで比較信号Buを読み込むことにより、比較信号Buは、誘起電圧が正である180度の区間で1、誘起電圧が負である180度の区間で0となる。比較信号Buが0の間は、積分値Yを増減値ΔYずつ減少させるので、その間に、積分値Yは下限値−Yaに飽和する。誘起電圧の負から正へのゼロクロス点(第1ゼロクロス点=図7の0°の時点)において、比較信号Buが0から1に変化すると、積分値Yは周期計測用パルス信号ごとにΔYずつ直線的に増加し、第1ゼロクロス点から時間Tpcが経過した時点(図7の60°の時点)でYaとなって、飽和する。そして、積分値Yが負の間は、回転位置推定信号Huは0であるが、積分値Yが正になると、回転位置推定信号Huは1となる。積分値Yが正になって、回転位置推定信号Huが0から1になるのは、第1ゼロクロス点からTpc/2の時間が経過した時点(図7の30°の時点)である。比較信号Buが1である間は、積分値YはYaに保持され、誘起電圧の正から負へのゼロクロス点(第2ゼロクロス点=図7の180°の時点)において、比較信号Buが1から0に変化すると、積分値Yは積分値Yは周期計測用パルス信号ごとにΔYずつ直線的に減少し、第2ゼロクロス点から時間Tpcが経過した時点(図7の240°の時点)で−Yaとなって、飽和する。そして、積分値Yが正である間は、回転位置推定信号Huは1であるが、積分値Yが負になると、回転位置推定信号Huは0となる。積分値Yが負になって、回転位置推定信号Huが1から0になるのは、第2ゼロクロス点からTpcの時間が経過した時点(図7の210°の時点)である。このようにして、U相の誘起電圧より30度遅れた回転位置推定信号Huが得られる。
上記において、式(1)のaを1より小さい値にすれば、誘起電圧の位相に対する回転位置推定信号Huの位相遅れが30度より小さくなり、進み角制御が行なわれる。
V相およびW相の回転位置推定信号Hv、Hwの生成についても、上記と同様である。
モータ(1)の停止状態では、誘起電圧が発生せず、回転位置推定信号Hの生成ができないため、起動時には、低い周波数で転流を行なって、同期モータとして強制的に回転させ、誘起電圧の検出が可能な回転速度(たとえば1000rpmに達してときに、上記のようなセンサレス駆動に切り替える。
この発明は、自動車に搭載されたブラシレスDCモータ以外のブラシレスモータにも適用できる。
ブラシレスモータのセンサレス制御装置の各部の構成および機能は、上記実施形態のものに限らず、適宜変更可能である。たとえば、上記実施形態では、車載用であるから、直流電源としてバッテリが用いられているが、交流を整流して直流電源として用いてもよい。
(1) ブラシレスDCモータ
(2) 直流電源
(3) 回転位置推定信号生成装置
(4) 通電制御装置
(5) 通電信号生成手段
(6) 速度制御手段
(7) PWM手段
(9) スイッチング手段
(10) 周期計測手段
(11) 積分増減値演算手段
(12) 電圧比較回路
(13) 積分手段
(14) 極性決定手段
(16u+)(16u-)(16v+)(16v-)(16w+)(16w-) スイッチング素子
(2) 直流電源
(3) 回転位置推定信号生成装置
(4) 通電制御装置
(5) 通電信号生成手段
(6) 速度制御手段
(7) PWM手段
(9) スイッチング手段
(10) 周期計測手段
(11) 積分増減値演算手段
(12) 電圧比較回路
(13) 積分手段
(14) 極性決定手段
(16u+)(16u-)(16v+)(16v-)(16w+)(16w-) スイッチング素子
Claims (3)
- 3相の相電圧に基づいてディジタル方式で各相の回転位置推定信号を生成し、各相の回転位置推定信号に基づいて片側PWM方式で直流電源から3相への通電を制御することにより、永久磁石を用いたブラシレスモータを回転位置検出センサを用いずに制御する方法であって、
3相の回転位置推定信号の状態が変化する周期を測定することにより、電気角60度に対応する時間を求め、この時間ならびに所定の積分上限値および積分下限値に基づいて積分増減値を求め、各相の相電圧を所定の基準電圧と比較し、各相について、相電圧と上記基準電圧との比較結果に基づいて積分値を上記積分増減値ずつ増減するとともに、上記積分上限値および積分下限値で飽和させる積分処理を行ない、上記積分値と上記積分上限値および積分下限値の中間値との大小関係に基づいて、各相の回転位置推定信号の極性を決定することを特徴とするブラシレスモータのセンサレス制御方法。 - 3相の相電圧に基づいてディジタル方式で各相の回転位置推定信号を生成する回転位置推定信号生成手段と、各相の回転位置推定信号に基づいて片側PWM方式で直流電源から3相への通電を制御する通電制御手段とを備え、永久磁石を用いたブラシレスモータを回転位置検出センサを用いずに制御する装置であって、
回転位置推定信号生成手段が、
3相の回転位置推定信号の状態が変化する周期を計測することにより、電気角60度に対応する時間を求める周期計測手段と、
この時間ならびに所定の積分上限値および積分下限値に基づいて積分増減値を求める積分増減値演算手段と、
各相の相電圧を所定の基準電圧と比較する電圧比較手段と、
各相について、相電圧と上記基準電圧との比較結果に基づいて積分値を上記積分増減値ずつ増減するとともに、上記積分上限値および積分下限値で飽和させる積分処理を行なう積分手段と、
各相について、上記積分値と上記積分上限値および積分下限値の中間値との大小関係に基づいて、各相の回転位置推定信号の極性を決定する極性決定手段と
を備えていることを特徴とするブラシレスモータのセンサレス制御装置。 - 請求項2の装置において、
通電制御手段が、
各相の上下アームにそれぞれ設けられた合計6個のスイッチング素子を有するスイッチング回路と、
各相の回転位置推定信号に基づいて各スイッチング素子に対する通電信号を生成する通電信号生成手段と、
回転速度検出値および回転速度設定値に基づいて速度制御信号を生成する速度制御手段と、
通電信号および速度制御信号に基づいてスイッチング素子制御信号を生成するPWM手段とを備えており、
速度制御手段が、回転速度検出値と回転速度設定値の大小関係に基づいて、現在の速度制御信号を一定の増減値ずつ増減するものであることを特徴とするブラシレスモータのセンサレス制御装置。
Priority Applications (1)
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JP2003313738A JP2005086861A (ja) | 2003-09-05 | 2003-09-05 | ブラシレスモータのセンサレス制御方法および装置 |
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- 2003-09-05 JP JP2003313738A patent/JP2005086861A/ja active Pending
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